JP4171938B2 - 車両を制動する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、締付けエネルギーによって操作される少なくとも1つのブレーキを持つ車両を制動する方法であって、運転者により発生される減速度要求信号によって制動過程が開始され、ブレーキに締付けエネルギーが供給され、それにより引起こされる実際減速度信号が減速度要求信号に等しくなるようにし、さらに締付けエネルギーが、減速度要求信号及び負荷信号の関数として計算されるものに関する。ここにおいて概念、“ブレーキ”は、ブレーキ力発生に関与するすべての構成部分に対する集合概念と解する。この述語は、以下に概念、“前車軸ブレーキ”及び“後車軸ブレーキ”が利用されるかぎり有効であるものとする。
【0002】
【従来の技術】
このような方法は、相応して構成されかつ保守された1つ又は複数のブレーキを前提として、運転者の減速度要求信号によって要求されるブレーキ減速度の達成を保証する。
【0003】
このような方法にしたがって動作するブレーキ装置は、しばしば“減速度制御されるブレーキ装置”と称する。
【0004】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書、第5欄、第49行以後において“簡単化”として記載された初めに述べたような方法は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書によるブレーキ装置内において行なわれる。
【0005】
この方法は、負荷センサによる負荷信号の取得を前提としている。負荷センサは、とくに所属の組込み部分に結合してかなりの費用を意味する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
それ故に本発明の課題は、簡単な手段によって初めに挙げたような方法を、負荷センサを必要としないように改善することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1に記載された本発明によって次のようにして解決される。すなわち負荷信号として、減速度要求信号と対応するブレーキ力とを結合する結合信号が利用され、先行するブレーキ操作の際求められて記憶された結合信号の値が、実際減速度信号と減速度要求信号との間に相違のある場合、増大又は減少され、車両質量が増大する時、結合信号の値が増大され、車両質量が減少する時、結合信号の値が減少される。有利な構成及び変形は、特許請求の範囲従属請求項に記載されている。
【0008】
負荷センサは、とくにその組込み部分に結合しても組込み空間にかなりの需要を有する。この負荷センサは、とくに不快な組込み及び使用条件において障害を受けやすいことがある。これらの観点においても、本発明は有利である。
【0009】
ここまでに述べたブレーキが、車両の唯一のものではなく、例えば前車軸ブレーキであり、かつその上車両が、少なくとも1つの後車軸ブレーキを有する場合、本発明は、次のように変形することができる。すなわち本発明は、あらかじめ与えられる割当て規則にしたがってブレーキへの締付けエネルギーを割当てることによって、車両及び/又はブレーキが所望のブレーキ特性を示すように、ブレーキに必要なブレーキ力を分配する。
【0010】
その際、本発明は、任意の所望のブレーキ特性を可能にする。例えば本発明が、ブレーキ操作の際に締付けエネルギーを常に互いに固定の割合に維持し、又は一方のブレーキを定常的に使用するが、他方のブルーキを割当て規則の可変の量の所定の値の際にだけ使用することを考えることができる。しかし主として所望のブレーキ特性は、均一なブレーキ消耗を可能にするブレーキ使用(消耗に最適なブレーキ使用)に、又は車両のブレーキスリップを防止するブレーキ使用(安定性に最適なブレーキ使用)に、又は両方の使用モードの組合わせにある。このような組合せは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書(米国特許第5338106号明細書が帰する)によるすでに述べた方法によって提供される。この方法は、小さな減速度要求信号の際に消耗を最適化するように、かつ大きな減速度要求信号の際に近似的に安定度を最適化するように、ブルーキを使用する。制限、“近似的に”は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書に詳細に取扱われているように、消耗を最適化したもの及び理想的に安定性を最適化したブレーキ使用の組合せは不可能であるので、当然である。
【0011】
本発明は、トレーラブレーキ装置の同調した共同操作を可能にするように変形することもできる。
【0012】
概念、“締付けエネルギー”は、ここでは厳密に物理的に解すべきものではなく、その供給の際にブレーキがブレーキ力を発生するあらゆる物理的な量に対する集合概念と解すべきものである。締付けエネルギーとして、例えば電流及び電圧のような電気的な量、又は圧力のような機械的な量が考慮されている。締付けエネルギーとして圧力の場合、エネルギー媒体として、液状の又はガス状の圧力媒体、例えば圧縮空気がよく利用される。
【0013】
【発明の実施の形態】
今度は、本発明を、概略的図式的に示された例としての本発明の構成に適したブレーキ装置によって、その他の利点を記載しながら説明する。その際、実線の結合線は締付けエネルギー導管を表わし、かつ破線の結合線は信号又は制御線を表わしている。
【0014】
図面に示されたブレーキ装置は、前車軸ブレーキ15及び後車軸ブレーキ8を含み、これらのブレーキは、締付けエネルギーEv、Ehの供給によって操作される。ブレーキ15、8は、それぞれの車軸において1つであることができるが、通常の場合であるが、それぞれの車軸においてそれぞれの車両側に分配された複数のブレーキに対する代表であることができる。それぞれのブレーキ15、8は、ブレーキ力を発生する車輪ブレーキ14又は9、及び締付けエネルギーEv、Ehを受取りかつ所属の車輪ブレーキ14、9のための締付け力に変形する締付け装置16又は7、及び詳細に示されていない伝達部分からなる。
【0015】
それぞれのブレーキ15又は8に対してブレーキ装置は、1つの締付けエネルギー蓄積器12又は11を含んでいる。これらの締付けエネルギー蓄積器は、周知のように図示しない供給装置によって満たされたエネルギー単位に挿入され、かつ維持される。
【0016】
その操作のためにブレーキ装置は、電気的な制御装置を含む。この制御装置は、ブレーキ装置の基本構成において、電気的なブレーキ値発生器4、制御電子装置3、減速度信号発生器1、割当て電子装置17、及びそれぞれのブレーキ15又は8のための電気的に制御可能なエネルギー割当て器13又は10からなる。エネルギー割当て器13又は10は、所属のブレーキ15又は8、すなわちその締付け装置16又は7と所属の締付けエネルギー蓄積器12又は11との間の締付けエネルギー導管内に配置されている。その上制御装置に、エネルギー割当て器13、10の構造様式に応じて、なおそれぞれの締付けエネルギーEv、Ehを検出するエネルギーセンサが所属しており、これらのエネルギーセンサは、それぞれのエネルギー割当て器13又は10内に統合することもできる。図示したブレーキ15、8が唯一のものではない場合、それぞれのブレーキに対して1つのエネルギー割当て器を、又は1つの車軸のブレーキに対して共通のエネルギー割当て器を設けることができる。
【0017】
電子装置3、17を除くブレーキ装置のこれまでに述べたすべての部品は、よく知られた構造様式のものである。例えばブレーキ装置が、締付けエネルギーとして圧力のために構成されている場合、供給装置は、コンプレッサ又はポンプ、及び圧力調整器、フィルタ、安全装置等のような補助装置からなり、エネルギー蓄積器12、11は、貯蔵容器からなり、締付け装置16、7は、ブレーキシリンダからなり、かつエネルギー割当て器13、10は、電気的に制御される弁からなる。減速度信号発生器1のために、それぞれの適当な構造様式が考慮される。ブレーキ装置に、現在通常のように、図示しないロック防止装置が所属している場合、所属のロック防止電子装置は、減速度信号発生器1として利用することができる。このロック防止装置は、車輪の回転速度特性から減速度信号を形成し、この減速度信号は、さらに後に取扱う実際減速度信号SZistとして使うことができる。この解決策は、追加的な装置費用なしに、実行することができ、かつそれ故にとくに有利である。
【0018】
前記の電子装置3、17は、周知の構造様式から導き出すことができる。これらの電子装置は、専門家によく知られたように、さらに後に記載する機能についてプログラミングされ、又はそのプログラミングにおいてかつ場合によっては構成部分的に適応するだけでよい。
【0019】
ブレーキ値発生器4の出力端子は、制御電子装置3の入力端子に、及びそれに対して並列に割当て電子装置17の入力端子に接続されている。制御電子装置3の別の入力端子は、減速度信号発生器1に接続されている。制御電子装置3の出力端子は、割当て電子装置17の別の入力端子に接続されている。割当て電子装置17の出力端子は、それぞれエネルギー割当て器13又は10の制御部分に接続されている。
【0020】
前記の接続を明らかにするために、電子装置3及び17は、切離された構成ユニットとして図示されている。しかし構成されたブレーキ装置において、電子装置は、しばしば破線の枠18によって暗示するように、構造的に及び機能的に、部分的又は完全に互いに統合されている。ロック防止電子装置内への電子装置3及び17の部分的又は完全な統合も、通常のことである。
【0021】
ブレーキ装置の動作方式は、1つの車軸に1つ又は複数のブレーキを有するブレーキ装置の例においてもっとも明確に明らかにすることができる。それ故にこの時次の動作の説明に対して、まずブレーキの1つだけ、例えば前車軸ブレーキ15だけが存在するものと仮定する。
【0022】
“ブレーキ力”とは、以下において常にタイヤと走行路との間のブレーキ力と解するものとする。
【0023】
制御電子装置3内に結合信号SVが記憶されている。制御電子装置3は、先行するブレーキ操作の際に制御電子装置3及び車両の製造の間に入力された初期値をさらに後に説明するように更新することによって、自身でこの結合信号の現在の値を検出している。
【0024】
割当て電子装置17に、前車軸締付けエネルギー信号SEvを割当てるために割当て規則が記憶されている。
【0025】
ブレーキ装置を操作するために運転者は、図面においてペダルとして暗示された操作部材5を介して、ブレーキ値発生器4に作用を及ぼす。それからこのブレーキ値発生器は、その出力端子から制御電子装置3及び割当て電子装置17に、減速度要求信号SZsollを送出し、この減速度要求信号の値は、操作部材5への運転者の力及び/又はその操作行程に依存している。
【0026】
減速度要求信号SZsollによって、運転者は、ブレーキ減速度Zsollを要求する。
【0027】
制御電子装置3は、減速度要求信号SZsollを受取った際に、割当て電子装置17に結合信号SVを出力する。
【0028】
割当て電子装置17は、減速度要求信号SZsoll及び結合信号SVを受取った際に、それらの値を確認し、かつそれにより記憶された割当て規則にしたがって前車軸締付けエネルギー信号SEvを計算し、かつこれを所属のエネルギー割当て器13の制御部分に出力する。それからエネルギー割当て器13は、前車軸締付けエネルギー信号SEvの値に相応して所属の締付けエネルギー蓄積器12から、締付けエネルギーEvを前車軸ブレーキ15の締付け装置16に通過させる。それからその車輪ブレーキ14は、前車軸締付けエネルギーEvに相当するブレーキ力Bvを発生する。このブレーキ力が、車両のブレーキ減速度Zistを引起こす。
【0029】
減速度信号発生器1は、ブレーキ減速度Zistを検出し、かつ制御電子装置3に相応する実際減速度信号SZistを送出する。制御電子装置3は、あらかじめ与えられた周期で、実際減速度信号SZistを減速度要求信号SZsollと比較する。実際減速度信号SZistが、減速度要求信号SZsollから外れていない場合、ブレーキ減速度Zistは、要求されたものZsollに等しい。
【0030】
要求されたブレーキ減速度を発生するために必要な前車軸ブレーキ力Bvは、動力学の基本法則(ニュートン)にしたがって、車両質量をmとして、
【0031】
【数1】
【0032】
である。
【0033】
式は、与えられた減速度要求SZsollにおいてそのために必要なブレーキ力Bが車両質量mに依存するという一般によく知られたことを強調している。
【0034】
Zsollと相応する減速度要求信号SZsollとの間に、Uを換算係数として、
【0035】
【数2】
【0036】
なる関係が存在する。それ故に式(I)は、次のような形にして記述することができる。
【0037】
【数3】
【0038】
他方において前車軸ブレーキ力に対して次の式が成立ち、
【0039】
【数4】
【0040】
ここにおいて、Rvは車輪ブレーキ係数であり、この車輪ブレーキ係数は、考慮される前車軸ブレーキが締付けエネルギーの単位あたりどれくらいのブレーキ力を送出するかを表わし、かつ
EvOは、前車軸ブレーキ15のブレーキ力送出が始まる応答エネルギーである。
【0041】
Ev−EvOと相応する前車軸締付けエネルギー信号SEv−SEvOとの間に、Kを換算係数として、次の関係が存在する。
【0042】
【数5】
【0043】
式(III)、(IV)及び(V)から次の式が導き出される。
【0044】
【数6】
【0045】
従来車両は、車両重量m1を有し、かつ制御電子装置3内に記憶された結合信号SVは、値SV1を有することができる。
【0046】
今度は、車両質量が、積荷によってm1からSm2に増大したことを仮定する。
【0047】
積荷増加の後の第1の制動の際に、ブレーキ装置は、従来のように作業し始め、すなわち制御電子装置3は、割当て電子装置17にこれまで妥当であった結合信号SV1を送出するので、前車軸ブレーキ15も、その結果として従来のブレーキ力を発生する。しかしこのブレーキ力は、増大した車両質量m2に直面して必要なブレーキ減速度Zsollを調達するために不十分である。それ故に制御電子装置3は、減速度信号発生器1から受信された実際減速度信号SZistの減速度要求信号SZsollからの偏差を確認する。この時、制御電子装置3は、結合信号Svの値SV1を、周期から周期へ段階的に値SV2まで高め、この値において前車軸ブレーキ力Bvは、所属の実際減速度信号SZistがもはや減速度要求信号SZsollと相違しないブレーキ減速度Zistを調達する。その前に運転者が、ブレーキ操作を中断すると、次のブレーキ操作の際に、制御電子装置3は、最後に到達した値を初期値として結合信号SVの段階的な上昇を継続する。
【0048】
前記のことと同様に、制御電子装置3は、車両質量mの減少を伴う車両荷降ろしの後に、結合信号SVの値を周期から周期へ段階的に減少する。
【0049】
したがって結合信号は、車両質量と同じ方向に変化する。それ故に式(VI)は、次の式に置き換えることができ、
【0050】
【数7】
【0051】
この式は、次の形に記述することもでき、
【0052】
【数8】
【0053】
ここにおいてMは、車両質量mと結合信号SVとの間のその都度の関係を表わす係数である。
【0054】
したがってこの式において結合信号SVは、減速度要求信号SZsollと所属の前車軸締付けエネルギー信号SEvとを、したがって所属のブレーキ力Bvとも結合する。それ故に結合信号SVは、従来の技術の負荷信号の役割を引受け、かつそれにより従来の技術において必要な負荷センサを不必要にする。
【0055】
式(VIIa又はVIIb)は、少なくとも結果において、割当て電子装置17に記憶された割当て規則を再現している。
【0056】
別の構成において制御電子装置3は、減速度要求信号SZsollを受取る間に、したがってブレーキ操作の間に、結合信号SVを変えるのではなく、減速度要求信号SZsollが消滅した際に、したがってブレーキ操作の終了後に変更する。この構成において制御電子装置3は、ブレーキ操作の間に実際減速度信号SZistの偏差の際に、所定の周期において段暗的に補助信号SRを、偏差が消滅するまで変更する。制御電子装置3は、その出力端子から補助信号SRを割当て電子装置17に送出する。この割当て電子装置は、この場合、減速度要求信号SZsollを受取る間に、したがってブレーキ操作の間に、式VIIa又はVIIbにしたがって、減速度要求信号SZsollと補助信号SRからなる積SZsoll・SRを割当て規則に挿入するように構成されている。それからブレーキ操作の終了後に、制御電子装置3は、最後の値又は別の値、例えば補助信号SRの平均値にしたがって、結合信号SVを更新する。
【0057】
通常制御電子装置3は、実際減速度信号Zistの偏差を、これが所定の公差範囲に到達し又はこれを越えたときに、初めて認識するように構成される。公差限界は、一方において不可避の装置のばらつきのため、他方においてブレーキ操作の間のわずかな動力学的な過程を中立化するために必要なことがある。
【0058】
しばしば車両は、ブレーキ操作を開始する際に、初期減速度、又は負の初期減速度とみなされる加速度を受ける。このような初期減速度は、別のブレーキ装置(例えばエンジンブレーキ又はリターダのような消耗のないブレーキ)及び/又は走行抵抗及び/又は上昇する又は下降する走行路に基づくことがある。このような初期減速度は、ブレーキ装置に対して又は運転者に対して、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書(米国特許第5599072号明細書が帰する)に詳細に記載されているような結果を生じることがある。このような結果を回避しようとする場合、これまでに記載したブレーキ装置の基本構成を変形することができる。この変形において、制御電子装置3は、減速度要求信号SZsollを受取った際に、存在する実際減速度信号を初期減速度信号SZistOとして記憶する。それからこの制御電子装置は、それぞれの周期において、ちょうど受信された現在の実際減速度信号SZ1stMと初期減速度信号SZistOとの間の差を形成し、かつこの差SZistM−SZistOを実際減速度信号SZistとして、減速度要求信号SZsollとの比較のために利用する。
【0059】
前車軸ブレーキ15は、その負荷限界に近付き、かつブレーキ構造様式に応じて、それ故に前車軸ブレーキ力Bvを低下することが起こることがある。このブレーキ力低下のために、ブレーキ減速度Zist及び実際減速度信号SZistも低下するので、減速度要求信号SZsollからのこの実際減速度信号の偏差が生じる。制御電子装置3は、車両質量mの増大におけるように、すなわち構成に応じて、これに結合信号SV又は補助信号SRの増大によって反応する。割当て電子装置17は、それから初めのブレーキ力Bvを再構成するという結果を伴って、前車軸エネルギー信号SEvを高める。その際、その負荷限界に近付いた前車軸ブレーキ15は、追加的に負荷を受け、かつ危険にさらされる。
【0060】
この特性は、制御電子装置3又は割当て電子装置17の変形によって回避することができる。この変形において、その負荷限界に前車軸ブレーキが近付いた際、制御電子装置3は、結合信号SV又は補助信号SRを増加しないか、又は割当て電子装置17は、一定の減速度要求信号SZsollの際に、前車軸締付けエネルギー信号SEvを増加しない。この変形の結果、運転者は、前車軸ブレーキ15がその負荷限界値に近付いた際に、プレーキ作用の低下(フェージング)を感知するので、彼は、その運転様式をこれに設定することができる。
【0061】
別の構成において、負荷限界への接近を認識する場合は、負荷一致を減少する結合信号SV又は補助信号SRの整合を開始する。
【0062】
その負荷限界への前車軸ブレーキ15の接近は、種々の方法で制御電子装置3又は割当て電子装置17に通知することができる。1つの可能性は、前車軸ブレーキ15における、とくにその車輪ブレーキ14における1つ又は複数の温度センサの配置であり、これらの温度センサは、制御電子装置3又は割当て電子装置17の入力端子に接続されており、かつ連続的な温度信号又は限界温度信号を送出する。制御電子装置3又は割当て電子装置17は、この場合、減速度要求信号SZsollが変わらずに限界温度に相当する温度信号を受取った際に、結合信号SV又は補助信号SR又は前車軸締付けエネルギー信号SEvを、当該の温度信号が上昇するか、又はブレーキ操作が継続するかぎり、一定に維持するように構成されている。
【0063】
図に例として、前車軸ブレーキ15に所属のかつ制御電子装置3の入力端子に接続された温度センサ2が暗示的に示されている。
【0064】
その負荷限界に前車軸ブレーキ15が接近することを確認する別の可能性は、制御電子装置3及び/又は割当て電子装置17に、数学的加熱モデル又は数学的負荷累積モデルのためのアルゴリズムを記憶することにあり、これらのアルゴリズムは、例えば熱容量のような材料特性値から及び締付けエネルギー、車輪速度、操作時間、冷却時間等から、前車軸ブレーキの負荷状態を検出する。
【0065】
今度は、車両がトレーラと連結するようにけん引車両として構成されており、かつこのトレーラがトレーラブレーキ装置を有し、このトレーラブレーキ装置が通常のようにけん引車両において発生されるトレーラ制御信号SAHによって制御されることを仮定する。
【0066】
トレーラ制御信号SAHがどのようにして発生されるかは、トレーラブレーキ装置の構成に依存している。
【0067】
かくして自動的な負荷に依存したブレーキ力制御部を有するトレーラブレーキ装置が存在する。これらのトレーラブレーキ装置は、トレーラのそれぞれの積荷状態において、トレーラ制御信号SAHのそれぞれの値に、所定のトレーラブレーキ減速度、又はあらかじめ与えられた帯域幅内のトレーラブレーキ減速度が対応していることを引起こす。このようなトレーラブレーキ装置及びけん引車両のブレーキ装置は、トレーラ制御信号SAH及びけん引車両ブレーキ減速度に対して、同じ又は少なくとも類似の対応が成立つ場合、ブレーキ操作の際のけん引車両及びトレーラから形成された車両列の方向安定性に関して互いに良好に同調されている。
【0068】
ブレーキ装置のこのような同調は、“整合帯域”(両立性帯域)の構成において所定の車両クラスに対して、例えば多くのヨーロッパの国に対して基準となる省略してEG−ガイドラインと称する“ヨーロッパ共同体のガイドライン”に規定されている。
【0069】
このようなトレーラブレーキ装置の場合、原則的に減速度要求信号SZsollは、減速度要求信号SZsollとけん引車両ブレーキ減速度との間の対応が、正確に又は前記の帯域幅内において、トレーラ制御信号SAHとトレーラブレーキ減速度との間の対応に等しいかぎり、トレーラ制御信号SAHとしても使うことができる。しかし通常トレーラ制御信号SAHは、減速度要求信号SZsollから変形及び準備によって形成しなければならず、かつこのことは、割当て電子装置17において行なわれる。
【0070】
割当て電子装置17は、記憶されたアルゴリズム及び必要なかぎり記憶された作用量によって、トレーラ制御信号SAHへの減速度要求信号SZsollの変形及び準備を行ない、かつ出力端子からこの出力端子に接続されたトレーラ制御線6に、トレーラ制御信号SAHを送出する。通常その際、トレーラ制御信号SAHは、減速度要求信号SZsollに対して所定の関係にある。追加的に割当て電子装置17は、トレーラ制御信号SAHを形成する際に、結合信号SVの構成において車両質量mも考慮するように構成することができる。それによりこの割当て電子装置は、もしかしたら設けられる前記の帯域幅内における車両ブレーキ減速度とトレーラ制御信号SAHとの間の対応の車両質量に同調された状態を可能にする。
【0071】
別のトレーラブレーキ装置は、自動的な負荷に依在するブレーキ力制御部を持たない。このような装置は、それぞれのトレーラ制御信号SAHに所定のブレーキ力を対応付け、それから種々のトレーラ質量に対してトレーラ制御信号SAHが与えられた際に、種々のトレーラブレーキ減速度も追従する。これまでに説明した様式で形成されたトレーラ制御信号SAHによって、このようなトレーラブレーキ装置とけん引車両のブレーキ装置との間の良好な同調は不可能である。
【0072】
このようなトレーラブレーキ装置をけん引車両のブレーキ装置に同調する1つの可能性は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4243245号明細書(米国特許第5403073号明細書が帰する)に記載されたような連結力制御によって提供され、この連結力制御は、けん引車両とトレーラとの間の連結力をトレーラ制御信号によってゼロ又は1つの目標値に制御する。連結力制御は、力の検出及び追加的な制御装置を前提としており、かつそれ故に高価である。図示したブレーキ装置は、この費用を回避し、かつそれでもなおトレーラブレーキ装置の良好に同調された共同操作を可能にする。
【0073】
そのために負荷に依存したブレーキ力制御部を持たないトレーラブレーキ装置の場合に、割当て電子装置17は、減速度要求信号SZsollを受取った際に、結合信号SVと減速度要求信号SZsollとからなる積SV・SZsollにしたがって、トレーラ制御信号SAHを割当てる。ブレーキ操作の間にけん引車両において結合信号SVを変更するのではなく、補助信号SRを変更する構成において、割当て電子装置17は、減速度要求信号SZsollを受取った際に、結合信号SV、補助信号SR及び減速度要求信号SZsollからなる積SV・SR・SZsollにしたがって、トレーラ制御信号SAHを割当てる。前に詳細に導き出されたように、結合信号SVは、負荷信号とみなされる。したがって再び割当て電子装置17からトレーラ制御線6に送出されるトレーラ制御信号SAHは、負荷に依存して変形された減速度要求信号SZsollとみなすことができる。それ故に図示されたブレーキ装置は、このようなトレーラブレーキ装置の場合に、負荷に依存して調節可能なトレーラ制御信号SAHを送出し、したがってトレーラブレーキ装置の負荷に依存したブレーキ力制御をトレーラ制御信号SAHの割当てに、したがってけん引車両のブレーキ装置に移すと言うことができる。
【0074】
このようにして達成可能な同調のそれ以上の整合のために、割当て電子装置17に作用量が入力することができ、かつこの作用量によってトレーラ制御信号SAHを形成する際に、1つ又は複数のけん引車両ブレーキ及びトレーラブレーキ装置のブレーキの異なったどのような構成が表現されるかが考慮される。
【0075】
けん引車両及びトレーラから形成された車両列に別のトレーラが所属するようにし、かつこれらのトレーラがトレーラブレーキ装置を装備しており、このトレーラブレーキ装置がけん引車両において発生されたトレーラ制御信号によって制御される場合、前記の様式で形成されたトレーラ制御信号SAHは、別のトレーラのトレーラブレーキ装置を共同操作するためにも利用することができる。
【0076】
この時、後車軸ブレーキ8も存在するものと仮定する。この場合、割当て電子装置17に割当て規則が記憶されており、これらの割当て規則にしたがって、この割当て電子装置は、前車軸締付けエネルギー信号SEv及び後車軸締付けエネルギー信号SEhを形成し、したがってブレーキ15、8に締付けエネルギーEv、Ehを割当てる。それにより式(I)と同様に必要なブレーキ減速度Zsollを達成するために必要な総合ブレーキ力B=Bv+Bhは、前車軸ブレーキ15及び後車軸ブレーキ8に分配される。
【0077】
割当て規則に、所望のブレーキ特性に応じて、例えば固定値として前車軸ブレーキ15のすでに述べた車輪ブレーキ係数Rv及び後車軸車輪ブレーキ係数Rhのような種々の作用量を入れることができ、これらの作用量は、割当て電子装置17内に記憶されており、又はこれに供給される。
【0078】
割当て規則として、割当て電子装置17に例えばアルゴリズムを記憶することができ、これらのアルゴリズムは、減速度要求信号SZsollの関数として締付けエネルギーEv、Ehの目標特性曲線Ev、Eh=f(SZsoll、SV)に通じ、これらの目標特性曲線は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書の第5欄、第49行以後に記載された簡単化によって達成される目標特性曲線に相当し、これらの目標特性曲線は、車両のそれぞれの積荷状態に対して、したがって当面結合信号SVのそれぞれの値に対して、それぞれ消耗を最適化した及び近似的に安定性を最適化した特性曲線分岐から構成されている。この場合、作用量として、割当て電子装置17内に車輪ブレーキ係数Rv、Rhの他に、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4142670号明細書の前記の個所に述べた結合信号SVとの一般的な再現可能な関係が、負荷信号の代わりに記憶されている。
【0079】
ブレーキ操作の間に、制御電子装置3が結合信号SV又は補助信号を変更する場合、割当て電子装置17は、まだ継続中のブレーキ操作の間に、変更された結合又は補助信号SV又はSRによって割当て規則にしたがって、締付けエネルギー信号SEv又はSEhを新たに計算する。結合信号SVの変更の場合、割当て電子装置17は、達成されたブレーキ特性が維持されるように、車軸間のブレーキ力分配を即座に整合する。
【0080】
前にトレーラ制御信号SAHの形成に関連して行なった申し立ては、後車軸ブレーキ8の追加によって影響を受けない。
【0081】
前に前車軸ブレーキ15のその負荷限界への接近に関連して行なった説明は、後車軸に対しても成立つが、トレーラブレーキ装置のブレーキにも相応して成立つ。1つのブレーキだけがその負荷限界に近付いたときにも、このことは、ブレーキ構造様式に応じて、通常の場合に総合ブレーキ力の低下に通じ、この低下は、この時、場合によっては結合信号SV又は補助信号SR又は締付けエネルギー信号SEv,SEhの一定維持を開始するが、いずれの場合にもトレーラ制御信号SAHの一定維持を開始する。
【0082】
多ブレーキ装置の前に取扱った場合について、なお次のことを指摘しておく。すなわち従来の技術によるブレーキ装置において、総合ブレーキ力の再構成によって、その負荷限界に近付く1つ又は複数のブレーキが追加的に負荷を受け、かつ危険にさらされるだけでなく、あらかじめ通常に負荷を受けていた1つ又は複数のブレーキもその負荷限界に追込まれることがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するために適したブレーキ装置を示す略図である。
【符号の説明】
8 ブレーキ
15 ブレーキ
Eh 後車軸締付けエネルギー
Ev 前車軸締付けエネルギー
SAH トレーラ制御信号
SR 補助信号
SV 結合信号
SZist 実際減速度信号
SZistO 初期減速度信号
SZistM 現在の実際減速度信号
SZsoll 減速度要求信号
ZistO 初期減速度
Claims (10)
- 締付けエネルギーによって操作される少なくとも1つのブレーキ(15又は8)を持つ車両を制動する方法であって、
運転者により発生される減速度要求信号(SZsoll)によって制動過程が開始され、ブレーキ(15又は8)に締付けエネルギーが供給され、それにより引起こされる実際減速度信号(Szist)が減速度要求信号(SZsoll)に等しくなるようにし、さらに締付けエネルギーが、減速度要求信号(SZsoll)及び負荷信号の関数として計算されるものにおいて、
負荷信号として、減速度要求信号(SZsoll)と対応するブレーキ力とを結合する結合信号(SV)が利用され、先行するブレーキ操作の際求められて記憶された結合信号(SV)の値が、実際減速度信号(SZist)と減速度要求信号(SZsoll)との間に相違のある場合、増大又は減少され、車両質量が増大する時、結合信号(SV)の値が増大され、車両質量が減少する時、結合信号(SV)の値が減少される
ことを特徴とする、車両を制動する方法。 - ブレーキ操作の間に、実際減速度信号(SZist)が減速度要求信号(SZsoll)と相違した際に、結合信号(SV)が変更されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- ブレーキ操作の間に、実際減速度信号(Szist)が減速度要求信号(SZsoll)と相違した際に、補助信号(SR)が変更され、かつブレーキ操作の終了後に、結合信号(SV)が更新されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 少なくとも1つのブレーキ(15又は8)が、前車軸ブレーキ(15)であり、かつ締付けエネルギーが、前車軸締付けエネルギー(Ev)であり、かつさらに車両が、後車軸締付けエネルギー(Eh)によって操作される少なくとも1つの後車軸ブレーキ(8)を有する方法において、
ブレーキ(15,8)に、あらかじめ与えられた割当て規則にしたがって締付けエネルギー(Ev,Eh)が割当てられる
ことを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載の方法。 - 結合信号(SV)及び減速度要求信号(SZsoll)が、割当て規則の変数として利用されることを特徴とする、請求項4記載の方法。
- 実際減速度信号(Szist)として、現在の実際減速度信号(SzistM)と方法の始動の際に存在する初期減速度(ZistO)を表わす初期減速度信号(SZistO)との間の差(SZistM−SZistO)が利用されることを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載の方法。
- 車両が、けん引車両内において発生されるトレーラ制御信号(SAH)によって制御されるトレーラブレーキ装置を備えた少なくとも1つのトレーラに連結するけん引車両として構成されている方法において、
トレーラ制御信号(SAH)が、結合信号(SV)及び減速度要求信号(SZsoll)からなる積にしたがって割当てられる
ことを特徴とする、請求項1ないし6の1つに記載の方法。 - 車両が、けん引車両内において発生されるトレーラ制御信号(SAH)によって制御されるトレーラブレーキ装置を備えた少なくとも1つのトレーラに連結するけん引車両として構成されている方法において、
トレーラ制御信号(SAH)が、減速度要求信号(SZsoll)の値にしたがって割当てられる
ことを特徴とする、請求項1ないし6の1つに記載の方法。 - ブレーキ(15又は8)の又は1つのブレーキ(15,8)のその負荷限界への接近の間に、結合信号(SV)又は補助信号(SR)が一定に維持されることを特徴とする、請求項1ないし8の1つに記載の車両を制動する方法。
- 1つ又は複数のブレーキ(15又は8)の負荷状態が、少なくともそれぞれ1つのブレーキ構成部分及び/又は少なくともそれぞれ1つのブレーキ構成部分の数学的加熱モデル及び/又は少なくともそれぞれ1つのブレーキ構成部分の数学的負荷累積モデルの温度を検出することによって監視されることを特徴とする、請求項9記載の方法。
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