JP4171519B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光電変換素子を有する固体撮像装置と固体撮像装置の制御方法に関する。
図5に一般的なCCD方式固体撮像装置の平面図を示す。固体撮像装置は、例えばシリコンのような2次元平面を有する半導体基板1の上に形成されている。半導体基板1上には、複数のフォトダイオード(光電変換素子)2、垂直電荷転送路(VCCD)3、トランスファーゲート(読出ゲート)4、水平電荷転送路(HCCD)6、及び出力アンプ7が形成される。
複数のフォトダイオード2は、二次元行列状に配置され,受光した光を電荷に変換して蓄積する。各フォトダイオード2の左隣には、トランスファーゲート4を介して垂直電荷転送路3が設けられる。トランスファーゲート4は、フォトダイオード2内の電荷を垂直電荷転送路3に読み出す。
垂直電荷転送路3は、電荷結合素子(CCD)により構成され、フォトダイオード2から読み出された電荷を図の紙面の上から下方向(垂直方向)に転送する。水平電荷転送路6は、CCDにより構成され、垂直電荷転送路3から転送された電荷を1行単位で受け取り、紙面の左から右方向(水平方向)に転送する。
出力アンプ7は、水平電荷転送路6から転送された電荷量に対応する電圧を出力する。この電圧値は、画素値に相当する。各フォトダイオード2は、画素に相当する。フォトダイオード2を二次元状に配列することにより、二次元画像の信号を得ることができる。
最近のデジタルカメラでは、画質の向上のために固体撮像装置の画素数を増大する傾向が顕著であり、100万画素以上のいわゆるメガピクセルと称される多画素の固体撮像装置を備えるものが開発されている。固体撮像装置の画素数が増大するにつれて当然に、1フレームの画像信号の読み出し時間は長くなる。静止画像の再生の場合には、画像信号の読み出し時間の増大は、致命的な問題ではないが、動画像の場合には、画像信号の読み出し時間が画像信号のフレームレート(NTSC信号で通常1/30秒)に追従できない問題が生ずる。
画素数が100万画素を超えてくると、動画像を1/30秒のフレームレートに間に合うように読み出すことが困難である。そのために、メガピクセルの固体撮像装置では、動画像をディスプレイで再生する場合には、すべての画素で得られた画像データを再生するのではなく、データ量(画素数)を減らして再生フレームレートに追従できるようにする必要がある。
本発明の目的は、画像のデータ量を削減しても、感度低下をもたらさず、又はカラーバランスを崩さずに画像データ量を減らすことができる固体撮像装置又はその制御方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、
二次元平面上の垂直方向と水平方向にそれぞれ整列して配置され、複数色のカラーフィルタを備え、複数色の光を電荷に変換する複数の光電変換素子と、
前記垂直方向に整列した光電変換素子に隣接して配置され、垂直方向に電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、
前記光電変換素子から前記隣接する垂直電荷転送路に電荷を読み出す読出しゲートと、
前記読出しゲート及び前記垂直電荷転送路を制御して、前記複数の光電変換素子のうちの一部の、垂直方向複数段の、光電変換素子から、前記垂直電荷転送路へ、間を空けて、電荷を読み出し、該垂直電荷転送路上の電荷を等しい段、垂直方向に転送し、電荷を読み出していない同色の光電変換素子から前記垂直電荷転送路へ電荷を読み出すことにより、2以上の同色の光電変換素子の電荷を前記垂直電荷転送路上で加算する垂直加算手段と、
前記複数の垂直電荷転送路の一端に隣接して配置され、前記水平方向に電荷を転送する水平電荷転送路と、
前記水平電荷転送路に電荷を転送する前記垂直電荷転送路に設けられ、垂直電荷転送路に応じて異なる電極配置を有し、前記垂直電荷転送路上の電荷を選択的に前記水平電荷転送路へ転送する構造を有する転送ゲートと、前記転送ゲート及び前記水平電荷転送路を制御して、前記複数の垂直電荷転送路のうちの一部の垂直電荷転送路から前記水平電荷転送路へ電荷を転送し、該水平電荷転送路上の電荷を水平方向に転送し、電荷を転送していない他の垂直電荷転送路から前記水平電荷転送路へ同色の電荷を転送することにより、2以上の垂直電荷転送路からの同色の電荷を前記水平電荷転送路上で加算する水平加算手段と、
を有する固体撮像装置
が提供される。
垂直方向のみならず、水平方向についても光電変換素子の電荷を加算することにより画素混合を行って、画素データ量を削減することができる。
感度を高め、かつカラーバランスのよい圧縮画像データを得ることができる。
図1(a)は、本発明の実施例によるカラー固体撮像装置の一部の平面図であり、図1(b)〜(f)は水平電荷転送路6での信号電荷の転送と加算動作を示すタイミングチャートである。実施例の固体撮像装置の基本的な構造、すなわち、フォトダイオード2、垂直電荷転送路3−1〜3−6、トランスファーゲート4、水平電荷転送路6、及び出力アンプ7は図5と同じである。フォトダイオード2に付した、R,G,Bは、フォトダイオード2上のカラーフィルタの色(赤R,緑G,青B)を示す。制御部8は、固体撮像装置の制御を行う。
制御電極5は、垂直電荷転送路3−1〜3−6から水平電荷転送路6への読み出し(転送)を制御する。水平電荷転送路6上には、絶縁膜を介して破線で示す第1の転送電極6bが形成され、その上に他の絶縁膜を介して実線で示す第2の転送電極6aが形成される。電極6a,6bに2相転送パルスを印加することにより、水平電荷転送路6は電荷を左から右方向(水平方向)へ転送する。
図1(a)のフォトダイオード(画素)2上のカラーフィルタ配列はベイヤ配列である。Rは赤の画素、Gは緑の画素、そしてBは青の画素を示す。緑の画素Gが市松状に配置され、残りの画素位置には赤の画素Rと青の画素BとがR列、B列のように交互配列、かつR行、B行のように交互配列される。すなわち、2行、2列を繰返し周期とする。以下、垂直電荷転送路3−1〜3−6の個々又は全てを垂直電荷転送路3という。
今、一本の垂直電荷転送路3−1だけを着目して示した図2を参照して、まず垂直方向での画素値加算によるデータ量削減の方法を説明する。最初に、図2(a)で示すように、R画素のフォトダイオード21とその下のG画素のフォトダイオード22の電荷と、さらにそこから2段(2水平ライン分)間をあけた下のR画素のフォトダイオード25とその下のG画素のフォトダイオード26の電荷が読み出される。すなわち、2段(2水平ライン)間をあけて上下隣接するRとGのフォトダイオードから電荷がトランスファゲート4を介して垂直電荷転送路3−1に読み出される。
次に、図2(b)で示すように、垂直電荷転送路3−1上の電荷R,Gが下方に一段転送される。さらに、図2(c)で示すように垂直電荷転送路3−1上の電荷がさらに1段下方に転送され、図2(a)では読み出されなかったR画素のフォトダイオード23とその下のG画素のフォトダイオード24の電荷と、さらにそこから2段(2水平ライン分)間をあけた下のR画素のフォトダイオード27とその下のG画素のフォトダイオード28の電荷が垂直転送路3−1に読み出される。すなわち、2段(2水平ライン)間をあけて上下隣接するRとGのフォトダイオードから電荷がトランスファゲート4を介して垂直電荷転送路3−1に読み出される。
これによって、上方から転送されてきた電荷R,Gとフォトダイオードから読み出された電荷R,Gとがそれぞれ垂直電荷転送路3−1上で加算(混合)される。加算された電荷をそれぞれRR及びGGで表す。青の画素の電荷についても同様に加算され、図1(a)においてBBで表される。言い換えると、2行を1組とし、1つおきの組を読み出し、読み出した電荷を2行分転送し、残りの組を読み出すことで垂直電荷転送路上で同色の2電荷を加算する。これにより、垂直方向に色毎に隣接する2画素が加算され、垂直方向の画素数が1/2に減る。
以上の電荷読み出しと垂直方向の転送動作の繰り返しにより、図1(a)で示すように、垂直方向に一段置きに配列された2段分(二つ)の同一カラーの画素(フォトダイオード)からの電荷が加算されて、垂直2段加算電荷RR,GG,BBとして垂直電荷転送路3上で転送される。これは実質的に垂直方向に画素データ量が半分に減少されたことを意味する。
次に、この垂直方向の2段加算電荷をさらに水平方向にも加算して、水平方向においても画素データ量を減少する動作について図1(b)〜(f)を参照して説明する。
図1(b)〜(f)は水平電荷転送路6における電荷転送の様子を時系列的にあらわしたものである。
まず、図1(b)のタイミングにおいて、垂直電荷転送路3−1〜3−6の最下段にある垂直2段加算電荷GGとBBとを水平電荷転送路6に読み出す。この時、図1(b)で示すように、垂直電荷転送路3−1、3−2と3−5、3−6からGGとBBの加算電荷を読み出すが、それらの間にある垂直電荷転送3−3、3−4からは電荷を読み出さない。
すなわち、2列を1組とし、一つおきの組の垂直電荷転送路3のみから電荷を読み出す。この選択読み出しは、制御電極5の制御により行われる。制御電極5の詳細は、後に図3及び図4を参照しながら説明する。
次に、図1(b)で読み出された加算電荷GG,BBを水平方向に2段分(2垂直電荷転送路分)転送する。そして、さらに図1(b)で読み出さなかった垂直電荷転送路3−3、3−4の最下段にある垂直2段加算電荷GGとBBとを水平電荷転送路6に読み出すと、図1(c)で示すように、水平方向に転送されてきた加算電荷GGとBBと垂直電荷転送路3−3、3−4から読み出された加算電荷GGとBBとがそれぞれ加算されて、GGGGとBBBBとになる。これにより、水平方向の2列が加算され、合計4画素が加算されたことになる。
次に、垂直電荷転送路3−1〜3−6の電荷を垂直下方向に転送すると、垂直電荷転送路の最下段に加算電荷RRとGGが位置する。その後、図1(d)で示すように垂直電荷転送路3−1、3−2、3−5、3−6から水平電荷転送路6に垂直2段加算電荷RR,GGが読み出される。
次に、水平電荷転送路6の電荷を2段分転送すると、図1(e)に示すように、加算電荷が水平方向に2段分転送される。
そして、さらに図1(d)で読み出さなかった垂直電荷転送路3−3、3−4上の電荷を垂直下方向に転送し、垂直電荷転送路の最下段に加算電荷RRとGGを位置させる。次に、最下段にある垂直2段加算電荷RRとGGとを水平電荷転送路6に読み出すと、図1(f)で示すように、水平方向に転送されてきた加算電荷RR,GGと垂直電荷転送路3−3、3−4から読み出された垂直2段加算電荷RR,GGとがそれぞれ加算されて、RRRRとGGGGとになる。
図1(f)に示すように、色毎の4画素加算電荷が水平電荷転送路6上に効率的に配置された状態で、水平電荷転送路6上の電荷を水平右方向に転送し、出力アンプ7から実質的4ライン分の画素信号を出力する。その後は、上記の処理を繰り返すことにより、1フレームの画像信号を出力することができる。
これは実質的に垂直方向及び水平方向にそれぞれ画素データ量が半分に減少し、全体として画素データが1/4に減少したことを意味する。しかも、複数の画素データの加算であるために、実質的な感度の向上がある。また、画素データを間引くことにより画素データ量を削減する場合に比べ、情報量が多く、画質が向上する。
図1及び図2を参照して説明した実施例は、垂直2段(2画素)及び水平2段(2垂直電荷転送路)の電荷加算であるが、いずれの方向も2段加算に限るものではなく、3段あるいはそれ以上の電荷加算も読出しタイミングを変更することにより基本的に同様なやり方で行うことができ、さらにデータ量を減少させることができる。
以上説明したような垂直電荷転送路3−1〜3−6から水平電荷転送路6への電荷の選択的な読出しは、制御電極5により制御できる。図3に水平3段加算の場合の制御電極5の一例の構造を平面図で示す。
図4(a)は図3のI−I’線に沿った断面図であり、図4(b)は図3のII−II’線に沿った断面図であり、図4(c)は図3のIII−III’線に沿った断面図である。
図3において細い実線が電荷転送路(p型半導体領域11中のn型半導体領域)H6n、H6n+1、H6n+2、H6n+3、H6n+4、H6n+5及び6であり、破線は電荷転送路上に絶縁膜(SiO2)12を介して形成される第1のポリシリコン電極VC1、VC4であり、太い実線は第1のポリシリコン電極VC1、VC4上に絶縁膜(SiO2)13を介して形成される第2のポリシリコン電極VC2、VC3、VC5である。
実線で示すH6n、H6n+1、H6n+2、H6n+3、H6n+4、H6n+5は垂直電荷転送路である。制御電極5は、5つの制御電極VC1、VC2、VC3、VC4、VC5を有し、制御部8(図1)からハイあるいはローレベルの転送制御信号を受けることにより、垂直電荷転送路H6n、H6n+1、H6n+2、H6n+3、H6n+4、H6n+5のうちの選択された垂直電荷転送路から水平電荷転送路6への電荷の読出し(転送)が行われる。垂直電荷転送路H6n、H6n+1、H6n+2、H6n+3、H6n+4、H6n+5が1単位として図3の水平方向に繰り返し並ぶ。
図4(a)は、垂直電荷転送路H6nの断面図である。垂直電荷転送路H6n上では、図3の上から下方向(垂直下方向)に向けて順番に、電極VC1、VC3及びVC4が並ぶ。垂直電荷転送路H6n+1及びその上の電極は、図4(a)に示す垂直電荷転送路H6n及びその上の電極と同じ構成である。
図4(b)は、垂直電荷転送路H6n+2の断面図である。垂直電荷転送路H6n+2上では、図3の上から下方向(垂直下方向)に向けて順番に、電極VC1、VC2及びVC4が並ぶ。図4(a)と較べると、VC3の代わりにVC2が配置されている。垂直電荷転送路H6n+3及びその上の電極は、図4(b)に示す垂直電荷転送路H6n+2及びその上の電極と同じ構成である。
図4(c)は、垂直電荷転送路H6n+4の断面図である。垂直電荷転送路H6n+4上では、図3の上から下方向(垂直下方向)に向けて順番に、電極VC1、VC2、VC4及びVC5が並ぶ。図4(b)と較べると、VC4の下流にVC5が配置されている。垂直電荷転送路H6n+5及びその上の電極は、図4(c)に示す垂直電荷転送路H6n+4及びその上の電極と同じ構成である。
電極VC2で電荷を止め、電極Vc3で電荷を転送することにより、図4(a)に示す垂直電荷転送路のみの電荷を水平電荷転送路に転送することができる。次に電極VC5で電荷を止め、電極Vc4で電荷を転送することにより、図4(b)に示す垂直電荷転送路の電荷を水平電荷転送路に転送することができる。次に電極Vc5で電荷を転送することにより、図4(c)に示す垂直電荷転送路の電荷を水平電荷転送路に転送することができる。2段づつ垂直電荷転送路から水平電荷転送路に電荷転送し、水平方向に2段転送して、読み出し加算し、さらに水平方向に2段転送して、読み出し加算をすることにより、水平3段加算が行われる。
なお、図1に示すように、水平方向に2段加算を行う場合には、垂直電荷転送路H6n、H6n+1、H6n+2、H6n+3が1単位として図3の水平方向に繰り返し並ぶ。
電荷転送路に応じて異なる電極配置を採用しなくても、電荷転送路中に選択的ポテンシャルバリアを形成することで、選択的電荷転送を行うことができる。
図6は、図1に示す制御電極5の他の構造例の平面図であり、図7(a)は図6の7A−7A線に沿った断面図であり、図8(a)は図6の8A−8A線に沿った断面図である。制御電極5は、電極31,32,33,34を有する。
垂直電荷転送路3−1〜3−4及び水平電荷転送路6は、図7(a)及び図8(a)に示すように、p型半導体領域41内のn型半導体領域である。第1ポリシリコン(電極)層31,33,35aは、半導体領域3,6上に絶縁膜43を介して形成される。
垂直電荷転送路3−1及び3−2において、第1ポリシリコン層31及び33の間の領域の下の半導体領域36aにB等のp型不純物をイオン注入する。p型領域36aは、第1ポリシリコン層31,33をマスクとしたセルフアラインのイオン注入により形成される。
また、全ての垂直電荷転送路3−1〜3−4において、第1ポリシリコン層33及び35aの間の領域の下の半導体領域37にもp型不純物をイオン注入する。p型領域37は、第1ポリシリコン層33,35aをマスクとしたセルフアラインのイオン注入により形成される。
その後、第2ポリシリコン(電極)層32,34,35bを、半導体領域3,6、37及び第1ポリシリコン層31,33,35aの上に、絶縁膜43を介して形成する。
信号STは電極31に供給され、信号C1は電極32及び33に供給され、信号C2は電極34に供給される。2相駆動パルスφ1,φ2は、電極35a,35bに供給される。水平電荷転送路6において、電極35aの下の半導体領域はn型ウエル領域であり、電極35bの下の半導体領域はp型バリア領域(または低濃度n型のバリア領域)である。
次に、垂直電荷転送路3−1及び3−2上の電荷のみを水平電荷転送路6に転送し、垂直電荷転送路3−3及び3−4上の電荷を保持するための制御方法を説明する。
図7(a)及び図8(a)において、信号STを正電位、信号C1を0V、信号C2を0V、信号φ1を0Vにすると、図7(b)及び図8(b)に示すように、電極31,32,33,34,35aの下の半導体領域のポテンシャルはP1,P2,P3,P4,P5になる。
図7の垂直電荷転送路3−1はp型領域36aを有するので、垂直電荷転送路3−1のポテンシャルP2は図8の垂直電荷転送路3−3のポテンシャルP2に比べて高くなる。両者はその他の点は同じである。信号STを正電位に変化させることにより、図7(b)及び図8(b)に示すように、垂直電荷転送路3の電荷QがポテンシャルP1の領域に蓄積される。
次に、信号C1を正電位に変化させる。図7(c)に示すように、垂直電荷転送路3−1では、ポテンシャルP1の領域の電荷QがポテンシャルP2の領域を介してポテンシャルP3の領域に移動する。図8(c)に示すように、垂直電荷転送路3−3では、ポテンシャルP1の領域の電荷QがポテンシャルP2及びP3の領域に移動する。
次に、信号C1を0Vに戻す。図7(d)に示すように、垂直電荷転送路3−1では、ポテンシャルP3の領域に電荷Qが保持される。図8(d)に示すように、垂直電荷転送路3−3では、ポテンシャルP2及びP3の領域の電荷QがポテンシャルP1の領域に戻る。
次に、信号C2及び信号φ1を正電位に変化させる。図7(e)に示すように、垂直電荷転送路3−1では、ポテンシャルP3の領域の電荷QがポテンシャルP4の領域を介してポテンシャルP5の水平電荷転送路6に移動する。図8(e)に示すように、垂直電荷転送路3−3では、ポテンシャルP1の垂直電荷転送路3−3に電荷Qが保持される。
図1(a)の垂直電荷転送路3−2及び3−4は、それぞれ上記の垂直電荷転送路3−1及び3−3と同様である。上記の制御により、図1(b)に示すように、垂直電荷転送路3−1,3−2の電荷のみを水平電荷転送路6に転送することができ、垂直電荷転送路3−3,3−4の電荷は転送されない。
次に、図1(c)に示すように、垂直電荷転送路3−3、3−4の電荷を水平電荷転送路6に転送する制御方法を、図9を参照しながら説明する。
図9(a)は、図8(a)と同じく、図6に示す8A−8A線に沿った断面図である。
図9(a)において、信号STを正電位、信号C1を0V、信号C2を0V、信号φ1を0Vにすると、図9(b)に示すように、図8(b)と同じく、電極31,32,33,34,35aの下の半導体領域のポテンシャルはP1,P2,P3,P4,P5になる。信号STを正電位に変化させることにより、垂直電荷転送路3−3の電荷QがポテンシャルP1の領域に蓄積される。
次に、信号C1を正電位に変化させると、図9(c)に示すように、ポテンシャルP1の領域の電荷QがポテンシャルP2及びP3の領域に移動する。
次に、信号C2及び信号φ1を正電位に変化させる。図9(d)に示すように、ポテンシャルP2及びP3の領域の電荷QがポテンシャルP4の領域を介してポテンシャルP5の水平電荷転送路6に移動する。
この際、垂直電荷転送路3−1,3−2も、上記の垂直電荷転送路3−3、3−4と同様の動作を行う。ただし、垂直電荷転送路3−1,3−2の電荷は既に転送され、垂直電荷転送路3−1,3−2は空になっているので、実質的に垂直電荷転送路3−3,3−4の電荷のみが水平電荷転送路6に転送される。
なお、垂直電荷転送路3には必ずしもp型領域37を設ける必要はない。また、図6において、電極32及び33に同一の信号C1を供給する場合に限定されず、電極32に信号C1−1を供給し、電極33に異なる信号C1−2を設けてもよい。その場合、信号C1−1及びC1−2をずらしたタイミングで制御することにより、より滑らかに電荷を転送することができる。また、電極32及び33に同じ信号C1を供給する場合には電極32及び33を1つの電極として形成してもよい。
以上説明した実施例は単なる例示であって、当業者であれば、本願明細書の開示に基づき、様々な変形や応用が可能であろう。
図1(a)は、本発明の実施例によるカラー固体撮像装置の一部の平面図であり、図1(b)〜(f)はその水平電荷転送路での信号電荷の転送と加算動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例によるカラー固体撮像装置の垂直電荷転送路での信号電荷の読出しと加算動作を説明するための概略平面図である。 本発明の実施例によるカラー固体撮像装置の制御電極の構造を示す平面図である。 本発明の実施例によるカラー固体撮像装置の制御電極の構造を示す断面図である。 固体撮像装置の基本的な構成を示す平面図である。 本実施例によるカラー固体撮像装置の制御電極の他の構造例を示す平面図である。 図6の7A−7A線に沿った断面図及びポテンシャル図である。 図6の8A−8A線に沿った断面図及びポテンシャル図である。 図6の8A−8A線に沿った断面図及び他のポテンシャル図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 フォトダイオード
3、3−1〜3−6 垂直電荷転送路
4 トランスファゲート
5 制御電極
6 水平電荷転送路
7 アンプ
8 制御部
11 p型半導体領域
12,13 絶縁膜
31,32,33,34,35a,35b 電極
36a,37,41 p型半導体領域
43 絶縁膜

Claims (2)

  1. 二次元平面上の垂直方向と水平方向にそれぞれ整列して配置され、複数色のカラーフィルタを備え、複数色の光を電荷に変換する複数の光電変換素子と、
    前記垂直方向に整列した光電変換素子に隣接して配置され、垂直方向に電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、
    前記光電変換素子から前記隣接する垂直電荷転送路に電荷を読み出す読出しゲートと、
    前記読出しゲート及び前記垂直電荷転送路を制御して、前記複数の光電変換素子のうちの一部の、垂直方向複数段の、光電変換素子から、前記垂直電荷転送路へ、間を空けて、電荷を読み出し、該垂直電荷転送路上の電荷を等しい段、垂直方向に転送し、電荷を読み出していない同色の光電変換素子から前記垂直電荷転送路へ電荷を読み出すことにより、2以上の同色の光電変換素子の電荷を前記垂直電荷転送路上で加算する垂直加算手段と、
    前記複数の垂直電荷転送路の一端に隣接して配置され、前記水平方向に電荷を転送する水平電荷転送路と、
    前記水平電荷転送路に電荷を転送する前記垂直電荷転送路に設けられ、垂直電荷転送路に応じて異なる電極配置を有し、前記垂直電荷転送路上の電荷を選択的に前記水平電荷転送路へ転送する構造を有する転送ゲートと、前記転送ゲート及び前記水平電荷転送路を制御して、前記複数の垂直電荷転送路のうちの一部の垂直電荷転送路から前記水平電荷転送路へ電荷を転送し、該水平電荷転送路上の電荷を水平方向に転送し、電荷を転送していない他の垂直電荷転送路から前記水平電荷転送路へ同色の電荷を転送することにより、2以上の垂直電荷転送路からの同色の電荷を前記水平電荷転送路上で加算する水平加算手段と、
    を有する固体撮像装置。
  2. 前記カラーフィルタが2行2列を繰返し周期として垂直方向、水平方向に繰り返し配置され、
    前記垂直加算手段が2行おきの2行毎の電荷を垂直電荷転送路に読み出し、2行分垂直転送し、未読出しの2行毎の電荷を垂直電荷転送路に読み出して加算を行い、
    前記水平加算手段が2列おきの2列毎の垂直電荷転送路から電荷を水平電荷転送路に転送し、2列分水平転送し、未転送の2列毎の電荷を水平電荷転送路に転送して加算を行う
    請求項1記載の固体撮像装置。
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