JP4170581B2 - ディスクケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスクケースに係り、特に、ディスクを処理、搬送又は保管する際に複数のディスクを所定間隔を配して収納することが可能なディスクケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ハードディスク、光ディスク等の記録媒体やこのような記録媒体用基板としてはディスクが広く用いられている。このようなディスクは、高記録密度化に伴い、その表面平滑性を確保することが要請されている。
ディスクは、一般に、形状加工工程、研削工程、研磨工程、最終検査工程を経て製造される。そして、各工程間では検査が実施され、この検査により異常が発見された場合、原因を調べ、これに対処するということが行われている。例えば、研磨装置の上定盤の研磨パッドに異物が混入したことにより、研磨工程を経たディスクの表面に傷や異物が発見された場合、上定盤の研磨パッドの交換が行われる。このような製造管理は、量産化や製造コストの低減の要請に応えるため、製造の各工程で一度に処理するディスク枚数、例えば125枚を1ロットとする単位で行われている。
【0003】
ところで、ディスクは傷を受け易く、また、厚みも通常0.6〜1.5mm程度と薄いので、製造の各工程における処理や各工程を経たディスクの保管、搬送に際しては、ディスクが相互に接触したりあるいは他のものとの接触したりして損傷を受けることがないようにする必要がある。そこで、ディスクの処理、保管及び搬送に際しては、複数枚のディスクを所定の間隔を配して収納するディスクケースが用いられている。このようなディスクケースとしては、例えば、実開昭61−49450号、特開昭62−33436号、特表平3−500713号、実開平4−131938号に記載されたものが知られている。また、特開平9−2563号には、複数段に積み重ね可能なディスクケースが開示されている。
そして、ディスクは、通常、外観からは表裏の識別ができないため、上述のディスクケースにディスクを収納する場合、ディスクの表裏の向きを揃えた状態で収納することにより、上述した検査等に際して表裏の識別を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、1ロットのディスクが複数のディスクケースに収納された場合、ディスクケースが積み重ねられた状態で保管、搬送されることがある。この場合、各々のディスクケース内におけるディスクの表裏の向きを揃えたとしても、上段のディスクケースに収納されたディスクと下段のディスクケースに収納されたディスクの表裏の向きを揃えなければ、結局ディスクの表裏の識別ができなくなる。このような状態で、ディスクのいずれか一面に異常が発生すると、表裏いずれの面の異常かを特定できないため、異常の原因の探知したり、これに対処したりすることが困難になる。
また、ハードディスクの高記録密度化に伴い、ハードディスクの製造工程において、ディスクに付着する微少な異物が問題になっている。一般に、ハードディスクの製造においては、工程が進むにつれてディスク表面が平滑になるので、問題になる異物のサイズは工程が進むにつれて減少する。そこで、研削工程までを大気中で行い、研磨工程以降をクリーンルーム内の清浄な雰囲気化で行うようにしている。
【0005】
従って、ディスクの製造の全工程で共通のディスクケースを使用すると、前工程でディスクケースに付着した異物を後工程に持ち込むことになり、ディスクの平滑性を悪化させる原因となる。特に、大気中で行われる研削工程からクリーンルーム内で行われる研磨工程へハードディスク用基板を搬送するのに、共通のディスクケースを使用すると、たとえ研磨工程前にディスクケースを洗浄処理したとしても、異物を持ち込んでしまうおそれがある。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、表裏の向きが揃えられた状態でディスクが収納されたディスクケースを複数段に積み重ねる場合、上段のディスクケースに収納されたディスクと下段のディスクケースに収納されたディスクの表裏の向きが揃うようディスクケースを積み重ねることを可能にするディスクケースを提供することを目的とする。
また、上述のディスクケースにおいて、ある工程又は雰囲気化で使用したディスクケースを他の工程又は雰囲気下で使用することがないよう、その使用工程又は使用雰囲気毎に識別することが可能なディスクケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は以下の内容を有する。請求項1の発明は、上方及び下方が開放した収納レーンの両側壁の内側にディスクを収納レーンの前壁及び後壁と平行に収納する溝部を形成するため複数のリブを一定間隔を配して設け、収納レーンの底部に収納レーンの上方に嵌合可能なフレームを形成し、フレームの底面を他の同一のディスクケースの収納レーンのリブの上端部と係合させることにより収納レーンを他の同一のディスクケースの収納レーン上に積み重ね可能としたディスクケースにおいて、側壁の一方に形成されたリブの上端部にのみ傾斜面を形成するとともに、フレームの一方の側壁にのみ傾斜面と係合可能な切欠部を形成したことを特徴とするディスクケースである。本発明によれば、収納レーンの一方の側壁に設けられたリブの上端部に形成された傾斜部と、収納レーンの底部に設けられたフレームの側壁の一方に形成された切欠部とを係合させることによりケース本体上に他の同一のケース本体が積み重ねられる。このとき、傾斜部は収納レーンの一方の側壁に設けられたリブの上端部に形成されており、この傾斜部と係合する切欠部は側壁の一方に形成されているので、上段のディスクケースと下段のディスクケースの前後の向きが揃うようにしないと、係合部が切欠部に係合することができず、積み重ねることができないか、或いは積み重ねが不安定になる。従って、全てのディスクケースにおいて、収納されるディスクの向きを揃えておけば、ディスクケースを積み重ねたときに、全てのディスクの表裏面を揃えた状態にすることができる。これによって、ディスクケース内にあるディスクの表裏を識別することが可能になる。
【0010】
請求項2の発明は、収納レーンが複数設けられている請求項1記載のディスクケースである。本発明によれば、多数のディスクを省スペースで収納することが可能になる。請求項3の発明は、樹脂により一体成形した請求項1又は2記載のディスクケースである。本発明によれば、精度の高いディスクケースを安価に得ることが可能になる。請求項4の発明は、使用される環境を表示する色で着色されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスクケースである。本発明によれば、ディスクが使用された環境を容易に識別することができるので、ある環境で使用されたディスクケースを他の環境に持ち込むことが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は本発明に係るディスクケース10を示す。
図1〜図3に示されるように、本発明に係るディスクケース10は、上方及び下方が開放した箱状の形状を有する。そして、ディスク12は、ディスクケースの上方より出し入れされる。
【0012】
このディスクケース10は、相対向する前壁16及び後壁18並びに1対の側壁20を備えている。また、ディスクケース10内の中心には、隔壁21が設けられている。この隔壁によりディスクケース10内にディスク12を収納する収納レーン10aが2列形成される。
この前壁16及び後壁18の各々の収納レーン10aに対向する位置には、略U字状の切欠部22が形成されている。各々の収納レーン10aの前壁16又は後壁18に対向して収納されたディスク12の中央部近傍はこの切欠部より露出する。
【0013】
側壁20の上端部には、ロボットハンド等によりディスクケース10を保持することを可能にするため外側に突出するフランジ部20dが形成されている。また、側壁20は、図2に示されるように、上方の薄板部20aと、この薄板部20aから下方に向かって内側に厚さが増大するテーパ部20bと、テーパー部20bの最大厚さを有する厚板部20cが連続して形成されている。また、隔壁21の両面には、側壁20に対応して、上方の平坦部21aと、平坦部から下方に向かって内側に突出するテーパ部21bと、テーパー部21bに連続して形成された突出部21cを有している。
このような側壁20及び隔壁21を対向させることにより、収納レーン10aの上方では側壁20と隔壁21の間隔が広くなり、テーパー部20bが形成されている部分では側壁20と隔壁21の間隔が下方に向かって徐々に減少し、厚板部20cと突出部21cが対向している部分では側壁20と隔壁21の間隔が最も小さくなる。これによって、円盤状のディスク20を安定して保持することが可能になる。
側壁20の下端部と隔壁21の下端部との間は開放部14となっている。
【0014】
側壁20内側及び隔壁21の両面には、ディスク12を直立保持する溝部を形成するためのリブ24が対向して設けられている。このリブ24は、図1及び図2に示されるように、側壁20及び隔壁21の薄板部20a、平坦部21aからテーパー部20b、21b下端に渡って形成されており、その下部は側壁20及び隔壁21のテーパー部20b、21bの形状に合わせて、収納レーン10aの内側に突出する湾曲形状を有している。
また、リブ24は、図3及び図4に示されるように、収納するディスク12の厚さよりやや大きな間隔を介して配列されており、この間隔により、リブ24間にディスク12の周縁部を挟持する溝が形成さる。また、リブ24は、収納レーン10aの上方よりディスク12を容易に挿入することを可能にするため、内側に向かって幅が減少する横断面台形状の形状を有している。
【0015】
側壁の一方に設けられた各々のリブの上端には、図1、図2及び図5に示されるように、上方に向かって厚さが減少する傾斜面24a形成されている。この傾斜面24aは、全てのリブ24の傾斜面24aが同一平面上に位置するように形成される。また、隔壁21及び他方の側面20に設けられたリブの上端は平坦に形成されている。このように、側壁の一方に設けられたリブにのみ傾斜面を形成することにより、ディスクケースは左右非対称な形状を有する。
各々の収納レーン10aの前壁16、後壁18、側壁20及び隔壁21の下方には、同一のディスクケース10の収納レーン10aの上方に嵌合する形状のフレーム26が形成されている。このフレーム26の一方の側面には、リブ24の傾斜面24aと係合可能な切欠部26aが形成されており、これによって、フレーム26は左右で非対称な形状を有する。このフレーム26の底面は、ディスクケース10をローラコンベア等で搬送可能とするため、平坦に形成されている。
【0016】
ディスク12に化学的処理を施すためにディスクケース10ごと処理液に浸漬する場合や、ディスク12をディスクケースに収納された状態で洗浄する場合等には、リブ24間の溝部に液体排出用のスリットを形成することができる。これによって、化学的処理や洗浄が終了した後、処理液や洗浄液が溝部に滞留することがなくなる。
【0017】
このようなディスクケース10は、収納されているディスク12の処理に用いられる処理液や処理温度等の使用環境に耐え得る金属、樹脂等の材質により形成される。特に、製作コストや仕上がり精度の観点から、樹脂により一体成形することが好ましい。このような樹脂としては、各種ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、テフロン(PTFE)等の一般的な樹脂を用いることができる。特に、ディスクケースを通常の射出成形法により製造する場合、樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、サーモトロピック液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン(PEK)、PEEK系アロイ樹脂〔例えば、PEEK/サーモトロピック液晶ポリマー、PEEK/ポリベンゾイミダゾール(PBI)等〕、ポリベンゾイミダゾール(PBI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂等を用いることが好ましい。
【0018】
本発明のディスクケース10に収納されるディスク12は特に限定されるものではなく、例えば、ガラス、結晶化ガラス、セラミクス、シリコン、カーボン、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン等で形成されたハードディスク用基板、光ディスク用基板、光磁気ディスク用基板や、これらの基板で製造されたハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、シリコンウエハー等を挙げることができる。
また、ディスクケース10に収納するディスク12のサイズは特に限定されない。例えば、ハードディスク用基板には、65mmφ(2.5インチ)、84mmφ(3.0インチ)、95mmφ(3.5インチ)等の種々のサイズがあり、また、各工程における処理前と処理後では、ディスクの大きさ、厚さが異なる場合がある。このような場合、前壁16、後壁18、側壁20、隔壁21、リブ24のサイズ及び形状並びにリブ24間の間隔等を適宜設定することにより、それぞれのサイズに対応したディスクケース10を得ることができる。
また、ディスクケース10には、収納されるディスク12の種類、サイズ又はディスク12に施される処理毎に異なる色を着色してもよい。また、ディスクケースが使用される工程又は雰囲気毎に異なった色を着色してもよい。さらに、ディスクケースをクリーンルーム内で使用する場合、クリーンルームの清浄度に応じて、異なった色を着色してもよい。
【0019】
次に、上述したディスクケース10の使用方法について説明する。
ディスク12は、ロボットハンド等の手段により、その周縁部がリブ24間の溝に挿入されることにより、ディスクケース10内に収納される。これによって、ディスク12はリブ24を配して直立状態で収納される。この収納は、全てのディスク12について、例えば、表面が前壁16方向を向き、裏面が後壁18方向を向くというように、表裏の向きが揃えられた状態で行われる。
ディスク12が複数のディスクケース10に収納されると、ディスクケース10は積み重ねられた状態で保管、搬送される。この積み重ねは、上段のディスクケース10に収納されたディスク12と下段のディスクケース10に収納されたディスク12の表裏の向きが揃えらるように、即ち、上段及び下段のディスクケース10の前壁16同士及び後壁18同士が連結するように行われる。このように積み重ねが正しく行われると、図6に示されるように、下段のディスクケース10のリブ24に形成された傾斜面24aと上段のディスクケース10のフレーム26に形成された切欠部26aが係合するので、上方のディスクケース10を安定した状態で積み重ねることができる。この場合、積み重ねられたディスクケース10内の全てのディスク12は表裏の向きが揃えられているので、表裏の識別が容易である。従って、表裏のいずれか一面に異常が発生した場合、いずれの面の異常かを判断することができ、製造工程へのフィードバックを素早く行うことが可能になる
【0020】
一方、上段のディスクケース10に収納されたディスク12と下段のディスクケース10に収納されたディスク12の表裏の向きが揃っていない状態で積み重ねようとする場合、即ち、下段のディスクケース10の前壁16上に上段のディスクケース10の後壁18が位置するように積み重ねようとするとする場合、図7に示されるように、下段のディスクケース10のリブ24に形成された傾斜面24aと上段のディスクケース10のフレーム26の切欠部26aが係合することができない。この場合、積み重ねが不安定になるか或いは積み重ねることができない。これによって、誤った方向に積み重ねようとしていることを判別することができる。
【0021】
次に、本発明のディスクケース10をハードディスク用ガラス基板の製造に使用した例を具体的に説明する。
ハードディスク用ガラス基板の製造方法における最終研磨工程を経たディスクは表裏の向きが揃えられた状態で複数のディスクケースに収納された。このディスクケースは検査が行われるまで、積み重ねられて保管された。検査において、ディスクの一方の面に研磨工程における異物混入によるものと思われる擦傷を発見した。本発明のディスクケースは前後の向きが揃えられている場合にのみ積み重ねが可能であるので、擦傷が発生した面が表裏いずれの面であるかが特定された。そこで、擦傷の生じた面を研磨する研磨装置の上定盤に貼着されている研磨パットを点検したところ、異物混入による傷が発見された。この研磨パッドを交換し、再度研磨処理を施したところ、両面に異物の付着や擦傷等の欠陥がなく、平滑性、平坦性が良好なハードディスク用ガラス基板が得られた。
【0022】
次に、使用される工程又は雰囲気毎に異なった色が着色されているディスクケース10の使用方法についてガラス製のハードディスク基板の製造を例にとって説明する。
ハードディスク用ガラス基板の製造は、研削工程、形状加工工程、研磨工程、化学強化工程、検査工程に大別できる。これらの製造工程のうち、研削工程と形状加工工程は大気中で行われ、研磨工程から検査工程まではクリーンルーム中で行われる。
【0023】
そこで、大気中で使用するディスクケースは黒色に着色し、クリーンルーム内で使用するディスクケースは緑に着色する。そして、研削工程と形状加工工程間のディスクの搬送には黒色に着色されたディスクケースを使用し、研磨工程から検査工程における各工程間のディスクの搬送には緑色に着色されたディスクケースを使用する。これによって、大気中で使用されるディスクケースとクリーンルーム中で使用されるディスクケースが識別され、大気中で行われた研削工程及び形状加工工程で用いられたディスクケースが研磨工程から検査工程が行われるクリーンルームに持ち込まれることが防止される。従って、クリーンルーム内を清浄に保つことができるので、平滑性に優れたディスクの製造が可能になる。
【0024】
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
例えば、上述した実施の形態では、ディスク12を収納する収納レーン10aが2列形成されているディスクケース10を説明したが、収納レーン10aは1列又は3列以上形成することも可能である。
また、複数の収納レーンを有するディスクケースを形成する場合、ディスクケースを一体成形してもよく、また、1の収納レーンを有するディスクケースを複数連結してもよい。複数のディスクケースを連結する場合、複数のディスクケースを任意に結合、分割できるような構造にしてもよい。
また、1のディスクケースに、異なる大きさのディスクを収納する収納レーンを複数形成することも可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のディスクケースによれば、上段のディスクケースに収納されたディスクと下段のディスクケースに収納されたディスクの表裏の向きが揃うようにしないと、ディスクを積み重ねることができないか、或いは積み重ねが不安定になる。従って、ディスクケースを常に正しい方向に積み重ねることが可能になり、上段のディスクケースに収納されたディスクと下段のディスクケースに収納されたディスクの表裏の向きを揃ることが可能になる。
また、ディスクケースを、その使用環境を表示する色で着色することにより、ディスクケースが使用された環境を容易に識別することが可能になり、ある環境で使用されたディスクケースを他の環境に持ち込むことが防止される。従って、ディスクの製造工程において、パーティクル異物の付着によるディスクの欠陥を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクケースの実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るディスクケースの実施の形態を示す正面図である。
【図3】本発明に係るディスクケースの実施の形態を示す平面図である。
【図4】本発明に係るディスクケースのリブを示す拡大平面図である。
【図5】本発明に係るディスクケースのリブを示す拡大斜視図である。
【図6】ディスクケースが正しい方向に積み重ねられた状態を説明するための略図である。
【図7】ディスクケースが誤った方向に積み重ねられた状態を説明するための略図である。
【符号の説明】
10 ディスクケース
10a 収納レーン
12 ディスク
16 前壁
18 後壁
20 側壁
22 切欠部
24 リブ
24a 傾斜面
26 フレーム
26a 切欠部

Claims (4)

  1. 上方及び下方が開放した収納レーンの両側壁の内側にディスクを収納レーンの前壁及び後壁と平行に収納する溝部を形成するため複数のリブを一定間隔を配して設け、前記収納レーンの底部に前記収納レーンの上方に嵌合可能なフレームを形成し、前記フレームの底面を他の同一のディスクケースの収納レーンのリブの上端部と係合させることにより前記収納レーンを前記他の同一のディスクケースの収納レーン上に積み重ね可能としたディスクケースにおいて、前記側壁の一方に形成されたリブの上端部にのみ傾斜面を形成するとともに、前記フレームの一方の側壁にのみ前記傾斜面と係合可能な切欠部を形成したことを特徴とするディスクケース。
  2. 前記ディスクケースは前記収納レーンが複数設けられている請求項1記載のディスクケース。
  3. 前記ディスクケースは樹脂により一体成形したものである請求項1又は2記載のディスクケース。
  4. 前記ディスクケースは、その使用される環境を表示する色で着色されている請求項1〜3のいずれか1項記載のディスクケース。
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