JP4170148B2 - 計量センサ用防水カバーおよび計量秤 - Google Patents

計量センサ用防水カバーおよび計量秤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一端側が計量秤のベース側に連結され、他端側が計量秤の被荷重印加部材側に連結されるビーム型ロードセル,圧縮型ロードセル,対向する一対の電極板を有する静電容量式センサといった計量センサ用の防水カバーおよび同防水カバーを備えた計量秤に関する。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献1(図10参照)には、ビーム型ロードセルを用いた計量センサの防水構造が開示されている。ここでは、計量センサ1A全体を筐体2で覆い、筐体2の開口部(計量センサ1Aと被荷重印加部材である計量皿8を連結する支持部材3挿通用の孔)2aの周りには、伸縮可能な筒状のゴムカバー4が配置されて、計量センサ1Aの防水をとっている。
【0003】
下記特許文献2(図11参照)には、圧縮型ロードセルを用いた計量センサの防水構造が開示されている。ここでは、計量センサ1B全体に筒状のゴムカバー5が被着され、ゴムカバー5の上下および側方の開口部の外周にOリング6がそれぞれ装着されて、計量センサ1Bの防水をとっている。
【特許文献1】
特開昭62−182625号公報。
【特許文献2】
特開平8−94421号公報。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1では、計量皿8に被測定物を乗せると、計量センサ1Aの荷重作用端側が計量皿8とともに筐体2に対し下降し(沈み込み)、このとき圧縮されるゴムカバー4内から筐体2内にかけての空気がエアダンパのごとく作用する。このため、計量センサ1Aの計量値が実際の値よりも低く出力されることとなって、被測定物を精度よく計量できないという問題があった。
【0004】
さらに、計量センサ1Aの防水手段は、筐体2とゴムカバー4の二部材で構成されて、構成が複雑である上に、計量秤として組み付ける際に、いちいち計量センサ1Aを筐体2内に収容し、筐体2と被荷重印加部材(計量皿)間にゴムカバー4を介装しなければならず、非常に面倒であるという問題もあった。
【0005】
また、計量センサ1Aは、多数本が箱詰めされて搬送されるが搬送中の箱内の計量センサ1A同士が互いに干渉し、その表面に露出している歪みゲージやプリント基板やリード線等が損傷するおそれがあり、箱内に緩衝材を介在させるなどの対策も必要であった。
【0006】
また、一般に、特許文献2に開示されている計量センサ1Bである圧縮型ロードセルは、主として大荷重の検出に使用されるため計量値にオーダーの低い値までは一般に要求されず、ゴムカバー5を計量センサ1Bに密着するように設けることも可能ではある。しかし、高精度の計量値を得るためには、密着するゴムカバー5を介して負荷が作用することは無視できない。
【0007】
また、圧縮型ロードセルは、大型で重量があり、ゴムカバー5を被着する作業が大変である。特に、計量センサ1Bから導出するリード線をゴムカバー5の外部に引き出す関係上、ゴムカバー5と計量センサ1Bを周方向に位置合わせしなければならないが、計量センサ1Bに密着するゴムカバー5を周方向に移動調整することは非常に面倒であった。さらに、ゴムカバー5における開口部を封止するためにOリング6を必要とし、構成部品点数が多く、それだけ構造も複雑となる。
【0008】
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その第1の目的は、簡潔な構成で、計量センサへの被着および計量秤への組み付けが容易で、計量センサ搬送時の衝撃を緩和でき、計量センサを秤として組み付けると同時に計量センサの防水がとれるとともに、計量秤として組み付けた場合には高精度の計量を妨げることのない計量センサ用防水カバーを提供することにある。
【0009】
また、第2の目的は、防塵・防水性に優れ、組み立てが容易で、常に高精度の計量が可能な計量秤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】
前記した第1の目的を達成するために、請求項1に係る計量センサ用防水カバーにおいては、一端部が計量秤のベース側に連結され他端部が計量秤の被荷重印加部材側に連結される計量センサの全体を覆う、伸縮可能な弾性材で一体成形された中空の防水カバーであって、
前記防水カバーを、内部に収容した計量センサとの間に隙ができるように計量センサの外形より稍大きい形状に形成し、
その両端側には、収容した計量センサを前記秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結するための開口であって、少なくともその一方が計量センサ挿入用の孔として機能する開口を設けるとともに、
前記防水カバー内側の前記開口近傍には、収容した計量センサを位置決めする位置決め用リブを突設し、
前記防水カバー内部の計量センサを前記秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結した場合に、該連結部により前記開口周縁部がそれぞれ挟持されて該開口が封止されるように構成した。
【0011】
(作用)開口から計量センサを防水カバー内に押し込む際には、開口から計量センサを防水カバー内にスムーズに収容できる。防水カバー内に押し込まれた計量センサは、防水カバー内側に突設されている位置決め用リブに当接することで、防水カバー内所定位置に自動的に位置決めされる。即ち、計量センサにおける計量秤のベース側および被荷重印加部材側との連結予定部が、防水カバーの開口に対し位置決めされた形態に保持される。
【0012】
そして、防水カバー内の計量センサを計量秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結すれば、計量センサと秤のベース側および被荷重印加部材側との連結部に開口周縁部がそれぞれ挟持されて、開口が自動的に封止される。
【0013】
また、計量秤として組み付けられた形態において、防水カバー内側に設けた位置決め用リブは、検出部として機能しない部位である計量センサの端部と当接するので、位置決め用リブを介して計量センサに不測の負荷が作用するおそれはない。さらに、被荷重印加部材に荷重が作用した場合には、計量センサとともに防水カバーが変形するが防水カバー内の圧力は変化しないので、特許文献1におけるエアダンパのごとき作用が発生せず、計量センサの適正な作動が妨げられることはない。
【0014】
また、計量センサを防水カバー内に収容した形態で搬送できるので、隣接する計量センサ同士の干渉による損傷の発生が防水カバーによって回避される。
【0015】
また、請求項2においては、請求項1に記載の計量センサ用防水カバーにおいて、前記計量センサの横断面を一端部から他端部にかけて略同じ大きさに形成し、前記2つの開口を前記計量センサの横断面に対応する略同じ大きさに形成するようにした。
【0016】
(作用)防水カバー両端のいずれの開口側からでも計量センサを防水カバー内に収容できる。
【0017】
また、請求項3においては、前記開口には、該開口内周縁部が嵌合するシール溝を周設した封止部材を装着し、該封止部材を介在させて前記計量センサと前記秤のベース側および被荷重印加部材側とを共締めするように構成した。
【0018】
(作用)内部に計量センサを収容した防水カバーのそれぞれの開口に、封止部材側のシール溝に開口内周縁部を嵌合させて封止部材を装着すると、封止部材の裏面側(防水カバーの内部に臨む側)が防水カバー内の計量センサに当接するとともに、開口が封止部材により閉塞かつ封止された形態となる。
【0019】
また、開口に装着した封止部材は、防水カバー内側の位置決め用リブと協働して、計量センサが防水カバー内において移動しないように支持する。特に、計量センサと計量秤のベース側(被荷重印加部材側)との連結部は、計量センサと計量秤のベース側(被荷重印加部材側)間に封止部材を介在させて締結ねじにより共締めすることで構成されるが、この連結部を構成する締結ねじ(共締め用の締結ねじ)を用いて、封止部材を計量センサに締結することで防水カバーを計量センサに固定一体化することもできる。即ち、計量センサを計量秤のベース側(被荷重印加部材側)に連結(締結)するための締結ねじ(共締め用の締結ねじ)は、防水カバーを計量センサに固定一体化(計量センサと防水カバーをユニット化)するためにも使用できる。
【0020】
請求項4においては、請求項3に記載の計量センサ用防水カバーにおいて、前記計量センサを矩形ブロック状のビーム型ロードセルで構成し、前記防水カバーの外形を前記ロードセルの外形に対応する横断面略矩形状に形成し、前記防水カバーの一端側の開口を防水カバー上面側に、他端側の開口を防水カバー下面側にそれぞれ設け、前記開口に装着した封止部材と該開口周縁部をほぼ面一に構成し、前記ロードセルを前記秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結した場合に、前記封止部材と前記ベース側または被荷重印加部材側間に前記開口周縁部がそれぞれ挟持されて該開口が封止されるように構成した。
【0021】
(作用)防水カバーの開口に装着された封止部材は、開口周縁部とほぼ面一の面を形成するので、内部にロードセルを収容した防水カバーの開口に封止部材を装着したユニットを縦横に積層させて集積したとしても収まりがよく嵩張ることもない。
【0022】
また、開口に装着された封止部材を介してロードセルを計量秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結すれば、ロードセルを覆う防水カバーの開口周縁部が封止部材と前記秤のベース側および被荷重印加部材側間に挟持されて、開口が封止される。
【0023】
前記した第2の目的を達成するために、請求項5に係る計量秤においては、ベースと、被荷重印加部材と、一端部が前記ベース側に連結され他端部が前記被荷重印加部材側に連結された計量センサと、請求項1〜4のいずれかに記載の計量センサ用防水カバーとを備えるように構成した。
【0024】
(作用)防水カバー内において開口に対し位置決めされた計量センサを計量秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結すれば、計量センサと秤のベース側および被荷重印加部材側との連結部に開口周縁部がそれぞれ挟持されて、開口が自動的に封止される。
【0025】
また、防水カバー内側に設けた位置決め用リブは、検出部として機能しない部位である計量センサの端部と当接しているので、位置決め用リブを介して計量センサに不測の負荷が作用するおそれはない。
【0026】
また、被荷重印加部材に荷重が作用した場合には、計量センサとともに防水カバーが変形するが防水カバー内の圧力は変化しないので、特許文献1におけるエアダンパのごとき作用は発生せず、計量センサの適正な作動が妨げられることはない。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の好適な実施形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0028】
図1〜7は、本発明の第1の実施例であるビーム型ロードセル式計量秤を示し、図1は同計量秤の縦断面図、図2は同計量秤の要部であるロードセル用防水カバー周辺の分解斜視図、図2(a)は防水カバーの開口周縁部に設けられたシールリブの拡大斜視図、図3は同防水カバーを底面側からみた斜視図、図4はロードセルを収容した同防水カバーの水平断面図、図5は同防水カバー内にロードセルを収容し封止部材を介して一体化したユニットの縦断面図、図6はロードセルを収容した同防水カバーの開口に封止部材を装着する状態の斜視図、図7はロードセルに防水カバーを一体化した状態のまま計量秤として組み立てる様子を示す断面図である。
【0029】
これらの図において、計量秤10は、ベースである金属製の下フレーム12と、被荷重印加部材である金属製上フレーム16間に、防塵・防水用のカバー(以下、防水カバーという)30で覆われた計量センサであるビーム型ロードセル20が略水平に配設された構造で、下フレーム12は、上方に開口する平面視略矩形状の下カバー13で覆われるとともに、下カバー13の四隅には高さ調整可能な脚14が設けられている。一方、上フレーム16には、下カバー13より一回り大きく形成されて下方に開口する被計量物載置用の上皿17がスペーサ17aを介し被着されている。
【0030】
ビーム型ロードセル20は、眼鏡型の横孔を設けた金属製(例えば、アルミ合金製)の矩形状ブロックで構成された起歪体21の起歪部22に歪みゲージ23が貼付された構造で、起歪部22に発生する歪みが歪みゲージ23を介して検出される。符号23aは、歪みゲージ23を覆うように起歪体21に貼り付けられた歪みゲージ保護用の粘着シートである。即ち、ロードセル20(起歪体21)は、一端側の下面20bが封止部材40を介して下レーム12に固定されるとともに、他端側の上面20aが金属製(例えば、アルミ合金製)の封止部材40を介して上フレーム16に固定されており、上皿17(上フレーム16)を介してロードセル20(起歪体21)の荷重作用端に荷重が作用することで、起歪体21の起歪部22に歪みが発生する。起歪部22に発生した歪みは歪みゲージ23を介して電気信号として検出され、プリント基板24、リード線25、コネクタ26a,26bおよびケーブル27を介して、計量秤近傍に設けられた表示器28内の演算手段である演算制御部(CPU)28aで集計され、表示器28表面の表示画面28bにおいてデジタル表示される。符号13aは、下カバー13に設けたケーブル挿通用の孔であり、ゴムブッシュ13bで封止されている。
【0031】
防水カバー30は、ロードセル20全体を覆う伸縮可能なゴムの一体成形体であって、内部に収容したロードセル20(起歪体21)との間に隙S(図4,5参照)ができるようにロードセル20の外形より稍大きい横断面略矩形状の中空体で構成されるとともに、防水カバー30の内側には、収容したロードセル20を位置決めする複数のリブ31が突設されている。
【0032】
また、防水カバー30の一端の上面側30aには、ロードセル20と上フレーム16とを連結するための第1の開口32Aが、防水カバー30の他端の下面側には、ロードセル20と下フレーム12とを連結するための第2の開口32Bが設けられている。符号50は締結ねじ、符号21aは起歪体21の端部に穿設された上下に延びるねじ孔、符号41は封止部材40に設けた締結ねじ50挿通用の段付き円孔で、ロードセル20(起歪体21)と上フレーム16,下フレーム12は、第1,第2の開口32A,32Bにそれぞれ装着された封止部材40を挟むようにして締結ねじ50によって共締めされている。符号52(図7参照)は、共締め用締結ねじ50の頭部51下面に配置されたゴムブッシュで、上下のフレーム16,12のねじ挿通孔16a,12aを封止するためのものである。符号54は、開口32A,32Bにそれぞれ装着された封止部材40をロードセル20に固定するためのねじで、封止部材40中央に設けた段付き円孔41aに挿通されて、起歪体21に穿設されたねじ孔21bに螺着されている。符号55a(図7参照)は、封止部材40の段付き円孔41aを封止するゴムブッシュである。
【0033】
防水カバー30の第2の開口32B形成側の側面には、図2,3に示すように、ケーブル挿通用の前方に開口する開口部32Cが設けられており、ロードセル20から延びるリード線25側コネクタ26aおよびケーブル側コネクタ26bは、封止部材であるカラー29を介して開口部32C内に圧入されることで、開口部32Cが封止されている。
【0034】
また、第1,第2の開口32A,32Bは、ロードセル20の横断面に略対応する大きさの円孔で構成されて、いずれの開口32A,32Bからでもロードセル20を防水カバー30内に押し込むことで収容できるようになっている。なお、開口32A,32Bのいずれか一方から防水カバー30内に押し込まれたロードセル20は、防水カバー30の内側に設けられているリブ31に当接することで、防水カバー30内所定位置に位置決めされる。特に、開口32A,32Bに正対して設けられたリブ31は、防水カバー30内のロードセル20(起歪体21)の上下の面20a,20bに当接して、ロードセル20(起歪体21)における上下のフレーム16,12との連結予定部位が第1,第2の開口32A,32Bに対し位置決めされた形態となるように保持する作用がある。
【0035】
また、第1,第2の開口32A,32Bには、それぞれ開口32A,32Bに整合する円盤形状の封止部材40が装着されるとともに、開口32A,32Bの断面鈎型内周縁部33が封止部材40に周設されているシール溝42に嵌合して、開口32A,32Bがそれぞれ閉塞かつ封止されている。
【0036】
また、開口32A,32Bに封止部材40が装着されて開口32A,32Bが閉塞かつ封止される(開口32A,32Bの断面鈎型内周縁部33が封止部材40のシール溝42に嵌合する)と、封止部材40の裏面(防水カバー30内のロードセル20に臨む側の面)40bがロードセル20(起歪体21)の上下の面20a,20bに当接し、ロードセル20の防水カバー30に対する正確な位置決めができる。そして、ねじ54により、封止部材40がロードセル20(起歪体21)に固定されることで、ロードセル20の両端部が封止部材40と位置決め用リブ31で挟まれて、防水カバー30内をロードセル20が移動しないように保持される。
【0037】
さらに、開口32A,32Bに装着された封止部材40の表面40aは、開口32A,32Bの周縁部表面33aとほぼ面一の面を形成するとともに、周縁部の外側表面33aには、図2(a)に拡大して示すように、開口32A,32Bを取り囲んで環状に延在する、封止部材40の表面40aより僅かに高いシールリブ34が設けられている。このため、開口32A,32Bに装着された封止部材40がロードセル20(起歪体21)と上フレーム16(下フレーム12)に挟まれた形態に締結ねじ50により共締めされることで、防水カバー30の開口周縁部33が封止部材40と上フレーム16(下フレーム12)に圧接密着し、開口32A,32Bが確実に封止された形態に保持されている。特に、シールリブ34は、締結ねじ50により締結された際に挟持力が最も高くなる、封止部材40のシール溝42の外壁43に対応する位置に設けられており、それだけ開口32A,32Bにおける防水が確保されている。
【0038】
従って、開口32A,32Bは、断面鈎型内周縁部33が封止部材40のシール溝42に嵌合して封止され、さらに締結ねじ50によりシールリブ34形成位置に作用する圧接力により封止されるという、開口を取り囲む二重の封止構造が採用されて、開口32A,32Bにおける防塵・防水が確保され、計量秤の長期にわたる使用が保証されている。
【0039】
また、防水カバー30内側に設けた位置決め用リブ31は、検出部として機能しない部位であるロードセル20(起歪体21)の端部と当接しているので、位置決め用リブ31を介してロードセル20(起歪体21)に不測の負荷が作用するおそれはない。
【0040】
また、上皿17(上フレーム16)に荷重が作用した場合には、ロードセル20(起歪体21)とともに防水カバー30が変形するが、防水カバー30内の圧力は変化しないので、特許文献1におけるエアダンパのごとき作用は発生せず、ロードセル20(起歪体21)の適正な作動が妨げられることはない
また、防水カバー30の長手方向中央には伸縮可能な蛇腹部36が設けられており、防水カバー30の伸縮性および可撓性が高められて、防水カバー40内にロードセル20を収容し易く、また荷重検出時には、防水カバー30を介してロードセル20(起歪体21)に不測の負荷が伝達されないようになっている。
【0041】
また、ロードセル20は、予め防水カバー30に収容し開口32A,32Bに封止部材40を装着し、ねじ54により、ユニットUとして一体化した形態で、保管したり搬送したり、計量秤として組み付けることで、以下のような効果がある。
【0042】
即ち、ロードセル20を収容した防水カバー30の開口32A,32Bに封止部材40を装着し、ねじ54により封止部材40をロードセル20(起歪体21)に固定一体化すると、図7に示すように、開口32A,32Bが封止部材40により確実に閉塞かつ封止されたユニットUが構成される。そして、開口32A,32Bに装着された封止部材40の表面40aは、開口32A,32Bの周縁部表面33aとほぼ面一の面を形成するので、横断面略矩形状のユニットUを左右に接近させて並べることは勿論、上下に積み重ねることも容易である。
【0043】
したがって、ロードセル20をユニットUとして保管すれば、嵩張らず保管スペースも小さくてよい。また、防水カバー30内に塵や水が侵入しにくく、長期にわたり保管したとしてもロードセル20が汚れたり錆たりすることもない。
【0044】
また、ロードセル20をユニットUとして搬送すれば、ユニットUを集積して搬送したとしても、隣接するロードセル20間には必ず2枚の防水カバー30が存在することとなる。このため、隣接するロードセル20同士の干渉による損傷の発生が回避されることは勿論であるが、防水カバー30内のロードセル20は封止部材40を介して防水カバー30に固定されており、防水カバー30の内側にリブ31,32が存在することとも相まって、搬送中にロードセル20が防水カバー30内で移動してプリント基板24やリード線25が脱落する等の不具合もない。
【0045】
また、ユニットUの形態のまま、締結ねじ50を使って上下のフレーム16,12をロードセル20(起歪体21)にねじ締結することで、簡単に計量秤として組み付けることができる。
【0046】
図8は、本発明の第2の実施例であるビーム型ロードセル式計量秤の要部である、ロードセルに一体化された防水カバーの縦断面図である。
【0047】
前記した実施例では、ねじ54により封止部材40がロードセル20(起歪体21)に固定されてユニットUが構成されていたが、この第2の実施例の計量秤10Aでは、ロードセル20(起歪体21)を上下のフレーム16,12に締結するために用いる締結ねじ50を使って、封止部材40がロードセル20(起歪体21)に固定されてユニットU1が構成されている。
【0048】
このため、ねじ締結により一体化されているユニットU1をこのまま計量秤として組み付ける(上下のフレーム16,12に締結する)ことは困難なため、ユニットU1の締結ねじ50を一旦取り外し、この取り外した締結ねじ50を使って、封止部材40をロードセル20の上面20a(下面20b)と上フレーム16(下フレーム12)で挟むようにして共締めする。この共締め作業の際、ユニットUから締結ねじ50を取り外したとしても、封止部材40と防水カバー30内のロードセル20の位置形態は、ねじ締結されたユニットU1におけるそれ(封止部材40とロードセル20の位置形態)とほとんど変わらないので、封止部材40のねじ挿通孔41とロードセル20(起歪体21)のねじ孔21aの配置はほとんどずれることなく一致している。したがって、締結ねじ50をねじ孔21aに螺着させ易いし、ユニットU1に用いた締結ねじ50をそのままロードセル20と上フレーム16(下フレーム12)とを締結するねじとしても使用するので、ユニットUに用いる締結ねじと、計量センサを上下のフレーム16,12に締結する締結ねじをそれぞれ別に用意する場合に比べて、締結ねじを共通化できるためそれだけ部品点数が少なく、計量秤の構成も簡潔となる。
【0049】
その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0050】
図9は本発明の第3の実施例であるビーム型ロードセル式計量秤の縦断面図を示す。
【0051】
前記した第1,第2の実施例における計量秤10,10Aでは、封止部材40とロードセル20(起歪体21)とが別体に構成されていたが、この第2の実施例の計量秤10Bでは、封止部材とロードセル(起歪体)とが一体的に形成されている。即ち、アルミ合金製の封止部一体型ロードセル20A(起歪体21A)は、矩形ブロック形状の起歪体21Aの端部に封止部40Aが一体的に形成されており、開口32A,32Bを封止するための別体の封止部材が不要となる分、構成が簡潔である。
【0052】
また、封止部40Aが防水カバー30の横断面や開口32A,32Bより僅かに大きい分、開口32A,32Bを介してこれを防水カバー30内に挿通させる際の抵抗が幾分大きくなるものの、防水カバー30の伸縮性により、封止部一体型ロードセル20Aを防水カバー30内部に収容できるとともに、開口内周縁部33を封止部40Aのシール溝42に嵌合できる。
【0053】
その他は、前記第1,第2の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0054】
なお、前記した実施例では、ビーム型ロードセル式計量秤について説明したが、本発明は、一端側が計量秤のベース側に連結され他端側が計量秤の被荷重印加部材側に連結される圧縮型ロードセル,対向する一対の電極板を有する静電容量式センサといった計量センサ用の防水カバーおよびこの防水カバーを備えた計量秤についても同様に適用できる。
【0055】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に係る計量センサ用防水カバーによれば、防水カバーの伸縮性と防水カバー内側の位置決め用リブを利用して防水カバー内所定位置に計量センサを簡単に収容できるので、計量センサに対する防水カバーの被着作業および計量秤への組み付け作業が容易となる。
【0056】
また、計量センサを計量秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結すれば、計量センサを覆う防水カバーの開口が自動的に封止されるので、防水カバーの開口を封止するためのOリング等の部材が一切不要で、それだけ防水手段の構成も簡潔となる。
【0057】
また、計量センサを覆う防水カバーが搬送時の衝撃や振動に対する緩衝材として機能するので、緩衝材を用いるまでもなく、一度に多数の計量センサを傷を付けることなく搬送できる。
【0058】
請求項2によれば、2つの開口のいずれの側からでも計量センサを防水カバー内に収容できるので、計量センサの防水カバー内への収容作業、即ち計量センサに対する防水カバーの装着作業が容易となる。
【0059】
請求項3によれば、防水カバーの2つの開口が封止部材により閉塞かつ封止されるとともに、計量センサが防水カバー内で移動しないように保持されて、計量センサが汚れたり錆たり破損したりするおそれがないので、防水カバー内に計量センサを収容したユニットとして取り扱うことで、保管したり搬送したり計量秤として組み付ける上で非常に便利である。
【0060】
特に、封止部材を介し防水カバーを計量センサに固定一体化してユニットを構成した場合には、計量センサが防水カバー内で移動しないように保持され、かつ封止部材が開口から外れることもないので、ユニットを多少乱暴に扱っても問題がなく、計量センサおよび防水カバーを保管したり搬送したり計量秤として組み付ける際の取り扱いが楽になる。
【0061】
請求項4によれば、封止部材を介し防水カバーをロードセルに固定一体化したユニットを縦横に積層させて集積しても収まりがよく嵩張ることもないので、ロードセルおよび防水カバーの保管や搬送に便利である。
【0062】
また、ロードセルが封止部材を介して計量秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結されることで、ロードセルを覆う防水カバーの開口が確実に封止されて、ロードセルの防塵・防水が保証される。
【0063】
請求項5に係る計量秤によれば、計量センサを計量秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結すれば、計量秤として組み付けできるとともに、計量秤としての組立が容易である。
【0064】
また、防水カバーにより計量センサの防水が確実にとれるとともに、特許文献1におけるエアダンパのごとき作用を受けることなく軽量センサは適正に作動できるので、高精度の計量ができる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるビーム型ロードセル式計量秤の縦断面図である。
【図2】同計量秤の要部であるロードセル用防水カバー周辺の分解斜視図である。
【図2(a)】防水カバーの開口周縁部に設けられたシールリブの拡大斜視図である。
【図3】同防水カバーを底面側からみた斜視図である。
【図4】ロードセルを収容した同防水カバーの水平断面図である。
【図5】同防水カバー内にロードセルを収容し封止部材を介して一体化したユニットの縦断面図である。
【図6】ロードセルを収容した同防水カバーの開口に封止部材を装着する状態の斜視図である。
【図7】ロードセルに防水カバーを一体化した状態のまま計量秤として組み立てる様子を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例であるビーム型ロードセル式計量秤の要部である、ロードセルに一体化された防水カバーの縦断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例であるビーム型ロードセル式計量秤の縦断面図である。
【図10】従来のビーム型ロードセル式計量秤の縦断面図である。
【図11】従来の圧縮型ロードセル式計量秤の縦断面図である。
【符号の説明】
10、10A、10B ビーム型ロードセル式計量秤
12 計量秤のベースである下フレーム
16 計量秤の被荷重印加部材である上フレーム
20 計量センサであるビーム型ロードセル
20A 封止部一体型ビーム型ロードセル
20a ロードセルの上面
20b ロードセルの下面
21 起歪体
21A 封止部一体型ビーム型起歪体
22 起歪部
23 歪みゲージ
30 ロードセル用防水カバー
30a 防水カバーの上面
30b 防水カバーの下面
31 位置決め用のリブ
32A ロードセル(起歪体)と上フレームとを連結するための第1の開口
32B ロードセル(起歪体)と下フレームとを連結するための第2の開口
33 開口の断面鈎型内周縁部
34 シールリブ
40 封止部材
40A 封止部
40a 封止部材の表面
40b 封止部材の裏面
42 シール溝
50 ロードセルと上フレーム(下フレーム)の締結固定手段である締結ねじ
54 ロードセルと封止部材を固定するねじ
S 防水カバーとロードセル間の隙
U,U1,U2 封止部材を介しロードセルと防水カバーを一体化したユニット

Claims (5)

  1. 一端部が計量秤のベース側に連結され他端部が計量秤の被荷重印加部材側に連結される計量センサの全体を覆う、伸縮可能な弾性材で一体成形された中空の防水カバーであって、
    前記防水カバーは、内部に収容した計量センサとの間に隙ができるように計量センサの外形より稍大きい形状に形成され、
    その両端側には、収容した計量センサを前記秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結するための開口であって、少なくともその一方が計量センサ挿入用の孔として機能する開口が設けられるとともに、
    前記防水カバー内側の前記開口近傍には、収容した計量センサを位置決めする位置決め用リブが突設され、
    前記防水カバー内部の計量センサを前記秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結した場合に、該連結部により前記開口周縁部がそれぞれ挟持されて該開口が封止されることを特徴とする計量センサ用防水カバー。
  2. 前記計量センサの横断面は、一端部から他端部にかけて略同じ大きさに形成され、前記2つの開口は、前記計量センサの横断面に対応する略同じ大きさに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の計量センサ用防水カバー。
  3. 前記開口には、該開口内周縁部が嵌合するシール溝を周設した封止部材が装着され、該封止部材を介在させて前記計量センサと前記秤のベース側および被荷重印加部材側とが共締めされるように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の計量センサ用防水カバー。
  4. 前記計量センサは、矩形ブロック状のビーム型ロードセルで構成され、前記防水カバーの外形は、前記ロードセルの外形に対応する横断面略矩形状に形成され、前記防水カバーの一端側の開口は防水カバー上面側に、他端側の開口は防水カバー下面側にそれぞれ設けられ、前記開口に装着された封止部材と該開口周縁部とはほぼ面一に構成され、前記ロードセルを前記秤のベース側および被荷重印加部材側にそれぞれ連結した場合に、前記封止部材と前記ベース側または被荷重印加部材側間に前記開口周縁部がそれぞれ挟持されて該開口が封止されることを特徴とする請求項3に記載の計量センサ用防水カバー。
  5. ベースと、被荷重印加部材と、一端部が前記ベース側に連結され他端部が前記被荷重印加部材側に連結された計量センサと、請求項1〜4のいずれかに記載の計量センサ用防水カバーとを備えたことを特徴とする計量秤。
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