JPH0618973U - 半導体加速度検出器の保護筐体 - Google Patents

半導体加速度検出器の保護筐体

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JPH0618973U
JPH0618973U JP5794792U JP5794792U JPH0618973U JP H0618973 U JPH0618973 U JP H0618973U JP 5794792 U JP5794792 U JP 5794792U JP 5794792 U JP5794792 U JP 5794792U JP H0618973 U JPH0618973 U JP H0618973U
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JP
Japan
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housing
substrate
lid
elastic
semiconductor acceleration
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Application number
JP5794792U
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English (en)
Inventor
幸男 西澤
英敏 斉藤
昌宏 粂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0618973U publication Critical patent/JPH0618973U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃を緩和して、破損を防止することが可能
な半導体加速度検出器の保護筐体を得る。 【構成】 基板1の各縁に取り付けられた一対の弾性枠
5は、筐体7の内側に形成されている一対の溝8に挿入
される。この後、蓋11を筐体7の上側に被せ、この蓋
11の四隅の各孔12からそれぞれのネジ13を挿入し
て、これらのネジ13を筐体7の4つのネジ穴9にネジ
込む。この結果、各弾性枠5が蓋11によって押さえつ
けられ、基板1は、各弾性枠5の間に挟まれた状態で、
筐体7内に固定配置される。このような構造によれば、
基板1は、各弾性枠5を介して筐体7の内側に支持され
ている。このため、例えば筐体7が落下して、この筐体
7に衝撃が加わっても、この衝撃が弾性枠5によって緩
和され、基板1には、衝撃が直接加わることがない。こ
れにより、基板1上の半導体加速度検出器4が衝撃によ
って破損することを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車の加速度を検出する半導体加速度検出器に関し、特 に該検出器を保護する保護筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の加速度検出器としては、ピエゾ抵抗効果を利用したものがあり、この 効果によって加速度を電気信号に変換している。
【0003】 例えば、特開昭61−178664号公報には、「半導体加速度センサ」と称 するものが記載されており、ここでは、片持梁の支持部付近を極薄くして、この 片持梁が加速度に応じて偏位するようにし、また片持梁の支持部には、ピエゾ抵 抗を形成している。この片持梁が加速度に応じて偏位すると、この片持梁の支持 部に形成されているピエゾ抵抗に歪みを生じるので、このときのピエゾ抵抗の抵 抗値の変化率に基づいて加速度を検出することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記加速度センサでは、片持梁の支持部付近を極薄くしているので 、この部位の機械的な強度が極めて弱く、過大な加速度が加わったり、あるいは 疲労が蓄積されると、この部位が破損するという欠点がある。このため、片持梁 の偏位を制限したり、あるいは片持梁の動きをダンパオイルによって緩和し、こ れにより過大な加速度、あるいは疲労の蓄積による破損を防止していた。
【0005】 しかしながら、この程度の対策では、更に過大な加速度が加わったとき、つま り何らかの事故による衝撃が加わったときには、支持部付近の破損を免れること ができなかった。
【0006】 そこで、この考案の課題は、衝撃を緩和して、破損を防止することが可能な半 導体加速度検出器の保護筐体を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案においては、半導体加速度検出器を搭載 した基板と、前記基板の対向する各縁に設けられた弾性枠と、対向する各溝が開 口部から底部に至るまで内壁に形成された筐体と、この筐体の開口部を閉じる蓋 とを備え、前記基板の各縁に設けられた前記弾性枠を前記筐体の開口部から底部 に至るまで該筐体の内壁に形成された各溝に挿入し、前記蓋を閉じることにより 、前記基板を前記筐体の内部に固定配置している。
【0008】
【作用】
この考案によれば、基板の対向する各縁には、弾性枠が設けられ、また筐体の 内壁には、対向する各溝が開口部から底部へと形成されており、基板の各縁に設 けられた弾性枠を筐体の内壁に形成されている各溝に挿入して、基板を筐体に収 納し、基板の蓋を閉じることにより、基板を固定配置している。したがって、基 板は、弾性枠を介して筐体の内側で支持されることとなる。このため、筐体に衝 撃が加わっても、この衝撃が弾性枠によって緩和されてしまい、この衝撃が基板 に直接加わることがなく、基板に搭載されている半導体加速度検出器は、衝撃か ら免れる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0010】 図1は、この考案に係わる保護筐体の一実施例を示している。同図において、 基板1には、加速度感知部2および回路部3からなる半導体加速度検出器4が搭 載されており、これらの加速度感知部2および回路部3は、基板1の配線パター ンを介して相互に接続されている。加速度感知部2は、先に述べた半導体加速度 センサと略同一の構造であり、加速度に応じて偏位する片持梁と、この片持梁の 支持部に形成されているピエゾ抵抗とを備え、片持梁が加速度に応じて偏位して 、ピエゾ抵抗の抵抗値が変化すると、この変化に対応する電圧を加速度を示す検 出信号として出力する。回路部3は、加速度感知部2からの検出信号を入力し、 この検出信号を増幅して出力する。
【0011】 また、加速度感知部2は、ダンパオイルを密封したパッケージによって封止さ れており、このダンパオイルによって先の片持梁を過大な加速度から保護してい る。
【0012】 さらに、基板1における対向する一対の縁には、各弾性枠5が取り付けられて いる。これらの弾性枠5は、例えばゴムを成形したもので、図2に示すように四 角柱である。この四角柱の1つの壁面には、長手方向に沿って溝6が形成されて おり、基板1の各縁は、各弾性枠5の溝6に挿入され、これにより各弾性枠5が 取り付けられる。
【0013】 一方、筐体7は、上部を開口され、底を有しており、対向する一対の内壁には 、それぞれの溝8が形成されている。これらの溝8は、筐体7の上側の開口端か ら始まり、底に達している。また、筐体7の上側の端面には、4つのネジ穴9が 形成されている。
【0014】 ここで、基板1の各縁に取り付けられた一対の弾性枠5は、筐体7の内側に形 成されている一対の溝8に挿入される。このとき、各弾性枠5は、筐体7の底に 達するまで挿入され、これらの弾性枠5の上端が筐体7の上側の端面と略同一の 高さになる。この後、蓋11を筐体7の上側に被せ、この蓋11の四隅の各孔1 2からそれぞれのネジ13を挿入して、これらのネジ13を筐体7の4つのネジ 穴9にネジ込む。この結果、各弾性枠5が蓋11によって押さえつけられ、基板 1は、各弾性枠5の間に挟まれた状態で、筐体7内に固定配置される。
【0015】 さらに、基板1上の半導体加速度検出器4から導出される各配線、つまり電源 供給線、接地線、検出信号送出線等は、筐体7の側壁に形成されているハーネス 取り付け部14を介して外部へと導出される。
【0016】 このような構造によれば、基板1は、各弾性枠5を介して筐体7の内側に支持 されている。このため、例えば筐体7が落下して、この筐体7に衝撃が加わって も、この衝撃が弾性枠5によって緩和され、基板1には、衝撃が直接加わること がない。これにより、基板1上の半導体加速度検出器4が衝撃によって破損する ことを防止できる。
【0017】 なお、この実施例では、図2に示した形状の弾性枠5を2つ用いているが、こ れらの弾性枠5の代わりに、図3に示すコの字型の弾性枠21を1つ用いても良 い。この場合、筐体7の底に弾性枠21の一部を介在させることになるので、筐 体7の底に加わった衝撃が更に緩和され、半導体加速度検出器4の破損防止とい う効果をより期待することができる。
【0018】 図4は、この考案に係わる保護筐体の別の実施例を示している。なお、同図に おいて、図1に示した保護筐体と同様の作用を果たす部位には、説明の便宜上、 同じ符号を付す。
【0019】 この図4に示す保護筐体では、図2に示した弾性枠5の代わりに、図5に示す 弾性枠22を用いており、また筐体7と蓋11の間に弾性板23を介在させて構 成されている。
【0020】 この弾性枠22は、図5に示すように四角柱であるものの、その溝24が該弾 性枠22の一方の端に達している。このため、基板1を矢印Aの方向から弾性枠 22の溝24に挿入することができ、これにより組立が容易になる。
【0021】 また、弾性板23は、弾性枠と同様に、例えばゴムを成形したものであり、そ の四隅に、各孔25が形成されている。この弾性板23は、基板1が筐体7に収 納されてから、筐体7の上側に被せられる。さらに、この上から蓋11を重ね合 わせ、4つのネジ13を蓋11の各孔12並びに弾性板23の各孔25にそれぞ れ挿入して、これらのネジ13を筐体7の4つのネジ穴9にネジ込み、基板1を 筐体7内で固定する。
【0022】 このように筐体7と蓋11の間に弾性板23を介在させた場合、蓋11に加わ った衝撃が更に緩和される。また、弾性板23の弾性により、筐体7と蓋11の 間が密閉されるので、緩衝作用を期待しうる例えばオイルを筐体7の内部に封入 しても構わない。
【0023】 なお、上記各実施例では、加速度感知部2および回路部3の両者を基板1上に 搭載しているが、衝撃によって破損し易いのは、加速度感知部2の方であって、 回路部3は、衝撃対策を特に必要としない。このため、加速度感知部2のみを筐 体7に収納しても良い。この場合、回路部3の収納スペースを省略できるので、 基板1並びに筐体7を小さくすることができ、この半導体加速度検出器を配置す るときの自由度が高くなる。
【0024】 また、各ネジ13を用いて、蓋11を筐体7に取り付けているが、これに限ら ず、蓋を筐体に溶接したり、蓋を筐体に圧入しても構わない。
【0025】
【効果】
以上説明したように、この考案によれば、筐体に衝撃が加わっても、弾性枠に よって衝撃が緩和されて、この衝撃が基板に直接加わることはなく、基板に搭載 されている半導体加速度検出器は、衝撃から免れる。このため、衝撃によって半 導体加速度検出器が破損することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる保護筐体の一実施例を示す分
解組み立て図
【図2】図1に示す実施例における弾性枠を示す斜視図
【図3】弾性枠の他の例を示す斜視図
【図4】この考案に係わる保護筐体の別の実施例を示す
分解組み立て図
【図5】図4に示す別の実施例における弾性枠を示す斜
視図
【符号の説明】
1 基板 2 加速度感知部 3 回路部 4 半導体加速度検出器 5,21,22 弾性枠 7 筐体 9 ネジ穴 11 蓋 13 ネジ 14 ハーネス取り付け部 23 弾性板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体加速度検出器を搭載した基板と、 前記基板の対向する各縁に設けられた弾性枠と、 対向する各溝が開口部から底部に至るまで内壁に形成さ
    れた筐体と、 この筐体の開口部を閉じる蓋とを備え、 前記基板の各縁に設けられた前記弾性枠を前記筐体の開
    口部から底部に至るまで該筐体の内壁に形成された各溝
    に挿入し、前記蓋を閉じることにより、前記基板を前記
    筐体の内部に固定配置する半導体加速度検出器の保護筐
    体。
  2. 【請求項2】 前記蓋の内側に配置される弾性板を更に
    備え、 前記蓋は、前記弾性板を介して前記基板を押さえつける
    請求項1記載の半導体加速度検出器の保護筐体。
  3. 【請求項3】 前記半導体加速度検出器は、加速度感知
    部と、回路部からなり、 前記基板には、前記加速度感知部のみが搭載される請求
    項1記載の半導体加速度検出器の保護筐体。
JP5794792U 1992-08-18 1992-08-18 半導体加速度検出器の保護筐体 Pending JPH0618973U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103474552A (zh) * 2013-09-02 2013-12-25 江苏华程光电科技有限公司 一种led灯珠基板固定装置
CN103464947A (zh) * 2013-09-02 2013-12-25 江苏华程光电科技有限公司 Led灯珠基板固定装置
KR101361930B1 (ko) * 2013-01-08 2014-02-12 한국기술교육대학교 산학협력단 비정형면 설치용 가속도계 취부장치
JP2016009074A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 シャープ株式会社 筐体、表示装置、及び浴室
CN105710534A (zh) * 2015-12-30 2016-06-29 深圳市恒宝通光电子股份有限公司 一种光器件的自动激光点焊装置
US11433771B2 (en) 2017-10-16 2022-09-06 Kubota Corporation Electric travelling vehicle and grass mower

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