JP4169866B2 - フロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造 - Google Patents

フロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フロアパネル支持装置により複数のフロアパネルを配設して二重床を構成する場合、フロアパネルにより構成されるフロアパネル床面と壁面との境界部等にはフロアパネルの面積より狭いスペースが形成されることがあり、当該スペースを埋めて床面とするためには、適宜の板材を切断したボーダーパネル、あるいは上記フロアパネルを所定寸法に切断したカットパネルが使用される。
【0003】
図11(a)はボーダーパネル6によりボーダー床面を形成する場合の従来例であり、ボーダーパネル6は四隅部に立設された支持脚6dにより床基部14上に載置される。なお、図11(a)において17は壁面、2はフロアパネル床面5を構成するフロアパネルを示す。しかし、この従来例において各ボーダーパネル6は床基部14上に単に載置されているだけであるために、ずれやすく、その上、各ボーダーパネル6を水平にするためには、4本の支持脚6d、6d・・の高さを均一となるように調整する必要があり、作業性が劣るという欠点がある。
【0004】
図11(b)はかかる問題の解消に有効なボーダー床面の構造を示すもので、ボーダー部にはフロアパネル床面5を構成するフロアパネル2を切断したカットパネル2’が使用される。フロアパネル2、およびカットパネル2’のフロアパネル床面5との連結部には、予めフロアパネル締結具4によって締め付ける切欠凹部2aが設けられており、カットパネル2’とフロアパネル2とはフロアパネル締結具4を介して連結されるために、相互に位置ずれを起こすことはない。
【0005】
しかし、この従来例においては、フロアパネル2の切断作業が容易でない上に、カットパネル2’に新たに脚2bを固定する必要があり、さらに、フロアパネル2との連結部がフロアパネル締結具4により締め付けられる結果、反対端が矢印Aで示すように浮き上がるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、ボーダーパネルの設置効率を向上させることができ、かつフロアパネル床面に確実に連結させることのできるフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造の提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、上記連結構造に利用することのできるボーダーパネルの提供にある。さらに、本発明の他の目的は、設置効率が高く、容易にずれたり浮き上がったりしないボーダーパネルの設置構造の提供にあり、加えて、このボーダーパネルの設置構造に利用できるボーダーパネル支持装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば上記目的は、
四隅部裏面がフロアパネル支持体1上に支承され、四隅部に切欠凹部2a、2a・・を備えた複数のフロアパネル2、2・・からなり、切欠凹部2aの衝合部に形成される頭部収容凹部3をフロアパネル支持体1に固定されるフロアパネル締結具4の押さえ頭部4aにより押さえつけて各フロアパネル2がフロアパネル支持体1上に固定されるフロアパネル床面5にボーダーパネル6を連設するフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造であって、
前記ボーダーパネル6はフロアパネル床面5との境界側隅部が面取り状に切り欠かれるとともに、
前記ボーダーパネル6には前記面取り状切欠6aに沿って形成される嵌合凹溝6bに嵌合し、隣接するフロアパネル2の切欠凹部2aと共働して頭部収容凹部3を形成する連結ピース7が連結され、
前記フロアパネル締結具4によりフロアパネル2と連結ピース7とが共締めされるフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造を提供することにより達成される。
【0008】
フロアパネル床面5を構成するフロアパネル2は四隅部に予め切欠凹部2aを有しており、一般部、すなわち、4枚のフロアパネル2が衝接する部位においては、切欠凹部2aが集合して形成される頭部収容凹部3を使用してフロアパネル締結具4によるフロアパネル2同士の連結、固定がなされる。フロアパネル床面5と壁面17との間に敷設されるボーダー床面はボーダーパネル6、6・・を並べて形成され、ボーダーパネル6とフロアパネル床面5との間には連結ピース7が介装される。連結ピース7は嵌合突部8をボーダーパネル6側の嵌合凹溝6bに嵌合してボーダーパネル6に連結されており、ボーダーパネル6の不用意な移動を禁止する。また、連結ピース7を所定位置にセットした状態において、連結ピース7とフロアパネル2に形成される切欠凹部2aとは共働して頭部収容凹部3を形成し、当該頭部収容凹部3を利用してフロアパネル締結具4による連結、固定を行うことができる。
【0009】
したがって本発明において、フロアパネル床面5を構成するために使用されるフロアパネル締結具4をそのまま使用してボーダーパネル6をフロアパネル床面5に連結することができるために、部品の共通化が可能になる上に、フロアパネル締結具4として例えばワンタッチ装着が可能なものなど、装着作業性が良好なものを使用する場合には、当該フロアパネル締結具4をそのまま使用するために、ボーダーパネル6の連結作業も容易になる。また、ボーダーパネル6は連結ピース7により移動が規制されているために、不用意にずれることはなく、安定したボーダー床面を構成することができる。さらに、ボーダーパネル6の面取り状切欠6aは面取り状に形成されるために、単に隅部を直線的に切り落とすだけで形成できる上に、嵌合凹溝6bも面取り状切欠6aに沿って直線状の溝を掘るだけで形成することも可能なので、予め工場で製造しておく場合には製造作業性を向上させることができる。加えてこれらは直線状の加工のみであるために、施工現場でも行うことができるために、製造、施工の融通性を高めることができる。ボーダーパネル6をパーティクルボードにより使用すると、加工性をより向上させることができる。
【0010】
上記連結構造に使用するボーダーパネルの連結ピース7は、直角二等辺三角形状に形成され、斜辺部7aにボーダーパネル6のフロアパネル床面5との境界辺隅部に形成された嵌合凹溝6bに嵌合する嵌合突部8が、底辺部7bにフロアパネル床面5と共働してフロアパネル締結具4の頭部収容凹部3を形成する切欠凹部7cが形成されたものを使用することができる。
【0011】
この場合、底辺部7b中心から各斜辺部7aに垂下させた垂線からなる分割線9を有し、いずれか一方の分割線9から切断された直角二等辺三角形を除く残余部の2個と、1個のフロアパネル2の切欠凹部2a、7cにより真円形の頭部収容凹部3を形成可能とすることにより、図7に示すように、同種の連結ピース7を使用して種々の態様の連結状態を構成することができるために、部品の汎用性を高めることができる。
【0012】
また、ボーダー床面を構成するボーダーパネル6には、
四隅部裏面がフロアパネル支持体1により支承されて設置されるフロアパネル2により形成されるフロアパネル床面5に延設されるボーダーパネル6であって、
前記フロアパネル2と等幅に形成される板材のフロアパネル2に隣接する一側面両隅に面取り状切欠6aを有するとともに、表面には面取り状切欠6aに沿って嵌合凹溝6bが切り込まれたものを使用することができる。
【0013】
かかるボーダーパネル6を予め工場で製造して施工現場に搬送すると、施工現場では、ボーダーパネル6の長さ調節のための切断作業しか必要なくなるために、施工効率を向上させることができる。
【0014】
上述したボーダーパネル6の連結構造を利用したボーダーパネルの設置構造は、
ボーダーパネル6の上面には、表裏に貫通するプレート保持孔11に嵌合する締結杆頭部収容凹部12cを備えた押さえプレート12が載置されるとともに、前記締結杆頭部収容凹部12c内にはボーダーパネル支持体10に連結されるボーダーパネル締結杆13の押さえ頭部13aが収容され、
ボーダーパネル6は押さえプレート12の弾性プレート部12aにより下方に押圧されて浮き上がりが規制されるように構成される。
【0015】
ボーダーパネル6のフロアパネル床面5との連結部と反対部にはボーダーパネル支持体10が配置され、ボーダーパネル6を支持する。ボーダーパネル支持体10にはボーダーパネル締結杆13が固定され、固定状態においてボーダーパネル締結杆13の押さえ頭部13aは押さえプレート12を下方に押圧し、ボーダーパネル6の浮き上がりを規制する。
【0016】
ボーダーパネル支持体10をボーダーパネル6の辺縁に対応させて配置すると、ボーダーパネル支持体10の数を減らすことができる。また、フロアパネル床面5を構成するために使用されるフロアパネル支持体1を、ボーダーパネル支持体10にフロアパネル締結具4の受け部1aを着脱自在に装着して形成した場合には、部品点数を減少させることができる上に、汎用性を向上させることができる。
【0017】
また、ボーダーパネル6の支持装置は、
床基部14上に設置され、上方に向けて雄ねじ杆15aが立設されたボーダーパネル支持脚15と、
雄ねじ杆15aにねじ込まれて床基部14上適宜高さに保持され、上面にボーダーパネル6を支承するボーダーパネル支持プレート16と、
押さえ頭部13aに形成された操作用凹部13bを操作してボーダーパネル6を貫通して雄ねじ杆15aにねじ込まれるボーダーパネル締結杆13と、
錐面からなるフランジ状の弾性プレート部12aの中心に前記ボーダーパネル締結杆13の押さえ頭部13aを収容する締結杆頭部収容凹部12cを備えてボーダーパネル6上面に載置され、ボーダーパネル締結杆13のねじ込み操作により押さえ頭部13a裏面が締結杆頭部収容凹部12cの底壁を押しつけて弾性プレート部12aが弾性変形し、周縁がボーダーパネル6の表面に当接して中心部がやや浮いた状態となっている弾性プレート部12aをボーダーパネル6表面とほぼ同一面にしてボーダーパネル6を押さえつける押さえプレート12とを有して構成することができる。
【0018】
さらにこの場合、ボーダーパネル支持プレート16を、雄ねじ杆15aにねじ込まれるナット1gにより支承して床基部上適宜高さに保持し、ナット1gによる被支承部をボーダーパネル締結杆の終端面により圧接させると、ボーダーパネル支持プレート16のゆるみ、がたつきを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図3にフロアパネル床面5にボーダー床面19を連結した二重床を示す。フロアパネル床面5は平面視正方形状のフロアパネル2の複数を並べて形成され、各フロアパネル2を支承、連結するために、フロアパネル2の四隅衝合部にはフロアパネル支持装置18が配置される。また、ボーダー床面19は、パーティクルボード(植物繊維質の切削片、破砕片に合成樹脂接着剤を塗布し、人工的に成板したもの)から形成されるボーダーパネル6を並べて構成され、フロアパネル床面5との境界はフロアパネル支持装置18により、壁面17側はボーダーパネル支持装置20により支承される。なお、図3において22はフロアパネル2の対向する一対の辺縁に固定される床下配線の引き出し具を示す。
【0020】
フロアパネル2は、図4に示すように、表裏面板2c、2dを接合して形成され、四隅部に締結用の切欠凹部2aを備える。切欠凹部2aは四分円形の切欠2eに沿って締結面2fを形成したもので、四枚のフロアパネル2の四隅衝合部には、切欠凹部2aが集合して締結具挿通孔21と、各締結面2f、2f・・を底壁とする頭部収容凹部3が形成される。
【0021】
このフロアパネル2を支持するフロアパネル支持装置18は、図1、2に示すように、フロアパネル支持体1と、フロアパネル締結具4とからなる。フロアパネル支持体1は、床基部14上に固定されるベースプレート1bから上方に向けて雄ねじ杆15aを立設したパネル支持脚1cと、パネル支持面1dから下方に向けて脚固定部1eを突設したパネル支持プレート1fと、パネル支持プレート1fの上面に連結されるフロアパネル締結具4の受け部1aとから構成される。パネル支持プレート1fは脚固定部1eに螺合されたナット1gを雄ねじ杆15aにねじ込んだ後、上方から締結ナット23を締め付けてパネル支持脚1cに連結される。また、受け部1aは爪部1hをパネル支持面1dに係止させてパネル支持プレート1fに連結され、爪部1hの係止を解除することによりパネル支持プレート1fから取り外すことができる。
【0022】
フロアパネル締結具4は押さえ頭部4aの裏面に係止爪4bを有し、該係止爪4bをフロアパネル2の衝合部に形成される爪挿通凹部24から挿通させた後、中心軸周りに45°程度回転させるだけでフロアパネル2衝合部に装着される。フロアパネル締結具4を回転させることにより、係止爪4bはパネル支持面1dの裏面に形成された傾斜面(図示せず)により下方に引き込まれ、押さえ頭部4aが各フロアパネル2の締結面2fを押しつけることからフロアパネル2の浮き上がりを規制するとともに、頭部収容凹部3内に押さえ頭部4aが嵌合してフロアパネル2の相対移動が規制される。また、押さえ頭部4aの高さは頭部収容凹部3の深さにほぼ一致しており、フロアパネル締結具4の表面がフロアパネル床面5から飛び出すのを防止する。
【0023】
一方、図5に示すように、ボーダーパネル6はフロアパネル2の幅寸法と同一の幅寸法dを有する矩形のパーティクルボードに面取り状切欠6aを形成して構成される。面取り状切欠6aは、隅部を45°の角度で面取りして形成され、フロアパネル2に対向する辺縁の隅部にのみ形成される。また、ボーダーパネル6の表面には上記面取り状切欠6aに沿う直線状の嵌合凹部6bが設けられ、該嵌合凹部6bに連結ピース7が連結される。
【0024】
連結ピース7は図6に示すように、直角二等辺三角形状のプレート体で、直角を挟んだ斜辺部7aに沿って直線的に延びる嵌合突部8を備え、嵌合突部8を嵌合凹溝6bに嵌合してボーダーパネル6に連結される。ボーダーパネル6に連結ピース7を連結した状態で、連結ピース7の表面とボーダーパネル6表面はほぼ同一面となり、床面からの飛び出しが防止される。また、ボーダーパネル6の面取り状切欠6a端面には連結ピース7を裏面を支承する段差部6eが形成され、図6(b)で矢印B方向の転びが防止される。また、連結ピース7は底辺部7bに上記フロアパネル2の切欠凹部2aと同形状の切欠凹部7cが形成され、2枚のフロアパネル2の衝合部に底辺部7bを突き当てると、フロアパネル2の切欠凹部2aと共働して頭部収容凹部3が形成される。
【0025】
さらに、上記連結ピース7は分割線9を備える。図7に示すように、分割線9は各斜辺部7aの中心から引き出される垂線位置に合致しており、例えば、スリット状の凹溝、あるいはけがき線により形成される。連結ピース7は分割線9から、折り曲げ、あるいは刃物を使用して図7(b)において鎖線で示す直角二等辺三角形部分を分離可能であり、2個の残余部を組み合わせると、1枚のフロアパネル2との間に頭部収容凹部3を構成することができる。
【0026】
したがってこの実施の形態において、フロアパネル床面5にボーダーパネル6を連結するには、フロアパネル2を設置した後、ボーダーパネル6を面取り状切欠6a形成辺の反対辺部を切断してボーダー床面19の寸法を合わせる。ボーダーパネル6はパーティクルボードにより形成されているために、加工性が良好で、施工現場でも簡単に行うことができる。切断されたボーダーパネル6は図1、2に示すように面取り状切欠6a形成部の隅部をフロアパネル支持装置18のパネル支持面1d上に載せ、さらにボーダーパネル6とパネル支持プレート1fとの間に連結ピース7を張り渡す。連結ピース7はボーダーパネル6の嵌合凹溝6bと段差部6eとを利用して圧入状にボーダーパネル6に連結される。連結ピース7はフロアパネル2とボーダーパネル6との連結状態を考慮して種々の形態で使用され、図3におけるC部のように、2枚のフロアパネル2、2が衝合している部位では分割線9から破断されていない状態のものが使用され、図3におけるD部のように、フロアパネル床面5の隅部では、分割線9から直角二等辺三角形部分を切断した残余部の2枚が使用される。ボーダーパネル6に圧入されて装着される連結ピース7は図1に示すように、ボーダーパネル6の面取り状切欠6a端面から外方に突出した状態となってフロアパネル2、あるいは他のボーダーパネル6との衝合部に至っており、図6に示すように、連結ピース7とフロアパネル2の切欠凹部7c、2aにより形成される締結具挿通孔21にフロアパネル締結具4を挿通させた後、フロアパネル締結具4を回転させて押さえ頭部4aによりフロアパネル2、および連結ピース7の締結面2f、7dを押しつけると、ボーダーパネル6はフロアパネル2とともにフロアパネル締結具4により締め付けられた状態となって、浮き上がりが防止される。フロアパネル締結具4は例えばねじをねじ込むような作業を要せず、45°程度回転させるだけでワンタッチでパネル支持プレート1fに連結することができ、この状態で締結面2f、7dを押さえつけることができるために、簡単にかつ効率的に連結作業を行うことができる。また、辺縁に対して45°の傾きをもつ嵌合凹溝6bに連結ピース7の嵌合突部8が嵌合しているために、ボーダーパネル6がずれることもない。
【0027】
上述したように、連結ピース7を介してフロアパネル2に連結されたボーダーパネル6の連結部と反対縁にはボーダーパネル支持装置20が配置されてボーダーパネル6を支承、固定する。ボーダーパネル支持装置20は、図8、9に示すように、ボーダーパネル支持体10と、ボーダーパネル締結杆13と、押さえプレート12とからなる。ボーダーパネル支持体10は、床基部14上に固定されるベースプレート1bから上方に向けて雄ねじ杆15aを立設したパネル支持脚1cと、パネル支持脚1cに連結されるボーダーパネル支持プレート16とを有する。フロアパネル支持体1との部品の共有を図るために、ボーダーパネル支持体10は、フロアパネル支持体1のパネル支持脚1cから受け部1aを取り除くことにより得られ、他の部分はフロアパネル支持体1と同一の構成にされる。
【0028】
一方、ボーダーパネル締結杆13は、内周に雌ねじ13cを形成した中空管体で、先端にフランジ状の押さえ頭部13aを備える。また、ボーダーパネル締結杆13の先端には、六角レンチ等を挿入するための六角形の操作用凹部13bが設けられる。このボーダーパネル締結杆13は、ボーダーパネル6に開設された貫通状のプレート保持孔11を挿通してボーダーパネル支持体10の雄ねじ杆15aに螺合され、螺合状態において先端がパネル支持プレート1fの脚固定部1e表面を圧接し、ねじの緩み止めとしての機能を果たす。
【0029】
押さえプレート12は図10に示すように、錐面からなるフランジ状の弾性プレート部12aを有し、弾性プレート部12aの中心部を窪ませて締結杆頭部収容凹部12cが形成される。締結杆頭部収容凹部12cは上記ボーダーパネル締結杆13の押さえ頭部13aを収納することができる径、深さ寸法を有し、その底壁には締結杆挿通孔12bが穿孔される。
【0030】
したがってこの実施の形態において、ボーダーパネル6を支持するには、まず、上記締結杆頭部収容凹部12cが嵌合可能なプレート保持孔11を表裏に貫通させて開設したボーダーパネル6をパネル支持面1d上に保持した後、該プレート保持孔11に押さえプレート12の締結杆頭部収容凹部12cを嵌合させる。装着状態において弾性プレート部12aは周縁がボーダーパネル6の表面に当接し、中心部がやや浮いた状態となっており、この後、ボーダーパネル締結杆13を雄ねじ杆15aにねじ込むと、ボーダーパネル締結杆13の押さえ頭部13a裏面が締結杆頭部収容凹部12cの底壁を押しつけて弾性プレート部12aが弾性変形し、ボーダーパネル6表面とほぼ同一面になる。この状態において、ボーダーパネル締結杆13の終端面13dはパネル支持プレート1fの脚固定部1e表面を圧接し、ねじの緩み止めがなされる。
【0031】
なお、ボーダー床面19の隅部(図3におけるE部)においては、上述したように、ボーダーパネル6に真円形のプレート保持孔11が開設されるが、図3におけるF部のように、ボーダーパネル6同士が隣接する部位では、各ボーダーパネル6の辺縁に半円形状のノッチ状切欠6fを設け、設置状態でプレート保持孔11が形成されるようにすることもでき(図10(a)参照)、このように構成すると、ボーダーパネル支持装置20の使用数を減らすことができ、部品点数、および作業工数を削減できる。この場合、ノッチ状切欠6fは半円形である必要はなく、Vノッチ形状でもよい。また、ノッチ状切欠6fは施工現場で形成することも可能であるが、予め決められた位置にノッチ状切欠6fが形成されたボーダーパネル6を標準品として用意し、施工現場においては、長さ調整のための切断作業のみで設置できるように構成することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、フロアパネル敷設のための支持装置を使用して、フロアパネルの固定方法と同一方法でボーダーパネルを連結することができるために、各ボーダーパネルを不用意な移動、浮き上がりを防止して設置することができる。
【0033】
また、このとき、ボーダーパネルへの加工は直線状の加工でよいために、二重床の施工現場でも容易に実施でき、施工効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す図で、図3の1A-1A線断面図である。
【図2】図3のC部におけるボーダーパネルを示す斜視説明図である。
【図3】ボーダー床面の連結状態を示す平面図である。
【図4】フロアパネルを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の4B-4B線断面図である。
【図5】ボーダーパネルを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の5B-5B線断面図である。
【図6】連結ピースを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の6B-6B線断面図である。
【図7】連結ピースの裏面図で、(a)は単体状態を示す図、(b)は分割線から切り離したものを組み合わせた状態を示す図である。
【図8】ボーダーパネル支持装置を示す図である。
【図9】図3の9A-9A線断面図である。
【図10】 押さえプレートを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の10B-10B線断面図である。
【図11】従来例を示す図で、(a)は第1の従来例を示す側面図、(b)は第2の従来例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル支持体
1a 受け部
1g ナット
2 フロアパネル
2a 切欠凹部
3 頭部収容凹部
4 フロアパネル締結具
4a 押さえ頭部
5 フロアパネル床面
6 ボーダーパネル
6a 面取り状切欠
6b 嵌合凹溝
連結ピース
7a 斜辺部
7b 底辺部
7c 切欠凹部
8 嵌合突部
9 分割線
10 ボーダーパネル支持体
11 プレート保持孔
12 押さえプレート
12a 弾性プレート部
12c 締結杆頭部収容凹部
13 ボーダーパネル締結杆
13a 押さえ頭部
13b 操作用凹部
14 床基部
15 ボーダーパネル支持脚
15a 雄ねじ杆
16 ボーダーパネル支持プレート

Claims (9)

  1. 四隅部裏面がフロアパネル支持体上に支承され、四隅部に切欠凹部を備えた複数のフロアパネルからなり、切欠凹部の衝合部に形成される頭部収容凹部をフロアパネル支持体に固定されるフロアパネル締結具の押さえ頭部により押さえつけて各フロアパネルがフロアパネル支持体上に固定されるフロアパネル床面にボーダーパネルを連設するフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造であって、
    前記ボーダーパネルはフロアパネル床面との境界側隅部が面取り状に切り欠かれるとともに、
    前記ボーダーパネルには前記面取り状切欠に沿って形成される嵌合凹溝に嵌合し、隣接するフロアパネルの切欠凹部と共働して頭部収容凹部を形成する連結ピースが連結され、
    前記フロアパネル締結具によりフロアパネルと連結ピースとが共締めされるフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造。
  2. 前記連結ピースは直角二等辺三角形状に形成され、斜辺部にボーダーパネルのフロアパネル床面との境界辺隅部に形成された嵌合凹溝に嵌合する嵌合突部が、底辺部にフロアパネル床面と共働してフロアパネル締結具の頭部収容凹部を形成する切欠凹部が形成される請求項1記載のフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造。
  3. 前記連結ピースは、底辺部中心から各斜辺部に垂下させた垂線からなる分割線を有し、いずれか一方の分割線から切断された直角二等辺三角形を除く残余部の2個と、1個のフロアパネルの切欠凹部により真円形の頭部収容凹部を形成可能な請求項2記載のフロアパネル床面へのボーダーパネルの連設構造。
  4. 四隅部裏面がフロアパネル支持体により支承されて設置されるフロアパネルにより形成されるフロアパネル床面に延設されるボーダーパネルであって、
    前記フロアパネルと等幅に形成される板材のフロアパネルに隣接する一側面両隅に面取り状切欠を有するとともに、表面には面取り状切欠に沿って嵌合凹溝が切り込まれたボーダーパネル。
  5. 請求項1記載のボーダーパネルの連設構造により連結されたボーダーパネルの連結反対縁近傍がボーダーパネル支持体により支持されたボーダーパネルの設置構造であって、
    前記ボーダーパネルの上面には、該ボーダーパネルの表裏に貫通するプレート保持孔に嵌合する締結杆頭部収容凹部を備えた押さえプレートが載置されるとともに、
    前記締結杆頭部収容凹部内には前記ボーダーパネル支持体に連結されるボーダーパネル締結杆の押さえ頭部が収容され、
    ボーダーパネルは押さえプレートの弾性プレート部により下方に押圧されて浮き上がりが規制されるボーダーパネルの設置構造。
  6. 前記ボーダーパネル支持体は、ボーダーパネル同士の当接辺に対応して配置され、
    前記プレート保持孔は各ボーダーパネルに設けられた切欠が合致して形成される請求項5記載のボーダーパネルの設置構造。
  7. 前記フロアパネル支持体は、前記ボーダーパネル支持体の中央部にフロアパネル締結具の受け部を着脱可能に装着して形成される請求項5または6記載のボーダーパネルの設置構造。
  8. 床基部上に設置され、上方に向けて雄ねじ杆が立設されたボーダーパネル支持脚と、
    雄ねじ杆にねじ込まれて床基部上適宜高さに保持され、上面にボーダーパネルを支承するボーダーパネル支持プレートと、
    押さえ頭部に形成された操作用凹部を操作してボーダーパネルを貫通して雄ねじ杆にねじ込まれるボーダーパネル締結杆と、
    錐面からなるフランジ状の弾性プレート部の中心に前記ボーダーパネル締結杆の押さえ頭部を収容する締結杆頭部収容凹部を備えてボーダーパネル上面に載置され、ボーダーパネル締結杆のねじ込み操作により押さえ頭部裏面が締結杆頭部収容凹部の底壁を押しつけて弾性プレート部が弾性変形し、周縁がボーダーパネルの表面に当接して中心部がやや浮いた状態となっている弾性プレート部をボーダーパネル表面とほぼ同一面にしてボーダーパネルを押さえつける押さえプレートとを有するボーダーパネル支持装置。
  9. 前記ボーダーパネル支持プレートは、雄ねじ杆にねじ込まれるナットにより支承されて床基部上適宜高さに保持されるとともに、該ナットによる被支承部は前記ボーダーパネル締結杆の終端面により圧接される請求項8記載のボーダーパネル支持装置。
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