JP4168148B2 - パン耳切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直方体形状の食パンの耳部分を切除する装置に関し、特に、直方体形状の食パンの上下左右にある長方形状の面の耳部分を、自動的に切除するためのパン耳切断装置に関する。
従来、直方体形状に大きく焼き上げられた食パンからいわゆる耳部分が切除され、更にこれがスライスされて得られたパン片は、複数枚ごとに梱包されてサンドイッチパンとして販売されている。このような食パンから耳部分を切除する作業は、丸刃を用いた手作業や、多数の刃が並んだノコギリ状の帯状切刃を備えたレシプロ切断機を用いた機械作業によって行われている。
具体的に説明すると、丸刃を用いる場合は、立設された当板に食パンの一の側面を押し当て、この当板からその法線方向へ所定距離だけ空けて固定的に設けられた丸刃へ、食パンをその長手方向へ移動させて接近させ、一の側面にある耳部分を切除する。次に、手作業によって食パンの向きを変えて他の一の側面を当板に押し当て、再度食パンをその長手方向へ移動させ、他の一の側面にある耳部分を切除する。このような作業を繰り返すことによって食パンの各側面にある耳部分を切除している。一方、レシプロ切断機は、それぞれ往復動作する帯状切刃を上下左右に配置された構成をなすものがあり、搬送されてくる食パンは、その各面にある耳部分が各帯状切刃によって一斉に切除される。
ところで、上述したように丸刃を用いる場合、耳部分が切除された食パンは滑らかできめの細かい切断面を得ることができる一方で、手作業であるが故に処理能力に限界があり、衛生面で高品質を維持するのも困難である。また、食パンは正直方体形状ではなく多少の変形を有するため、各面の耳部分を一定の厚みで切除すると、耳部分の切り残しが生じたり、余分に切り過ぎたりする場合がある。これを防ぐためには、各面ごとに当板と丸刃との距離を調節する必要があるが、従来はこれも調節ハンドルを回すなど手作業で行っており、処理能力の向上を阻害する要因の一つでもある。また、レシプロ切断機を用いる場合は、極めて処理能力が高く、生産性に優れているが、帯状切刃を往復動作させて耳部分を切除するため、切断面のきめが粗いという課題がある。これに対し、より滑らかな切断面を得て、パン片の商品価値を高めたいという要望がある。
そこで本発明は、人手が介在することなく、比較的に高い処理能力を有して食パンの耳部分を切除することができ、また、きめが細かく滑らかな切断面を得ることができるパン耳切断装置を提供することを目的とする。
本発明は上述したような事情を鑑みてなされたものであり、本発明に係るパン耳切断装置は、略直方体形状の食パンがその長手方向を前後方向に略一致させて載置される載置台、該載置台上の食パンを一側方へ移動させる食パン側方移動部、該食パン側方移動部により移動される食パンを前記載置台の一側方端部にて受け止める食パン受止部、該食パン受止部にて受止められた食パンの前記載置台に対する相対的な前後位置を規制する食パン前後位置規制部、回転軸を左右方向に略一致させて前記載置台の一側方に配置され、前記食パン受止部により受け止められた食パンの一の耳部分を、前記載置台の前方への移動と共に切除する丸刃、一の耳部分が切除された食パンを前記載置台上にて他側方へ転動させる食パン転動部、及び前記載置台、食パン側方移動部、食パン受止部、食パン前後位置規制部、丸刃、並びに食パン転動部の動作を制御する制御部を備え前記載置台と前記丸刃とは互いに前後方向に沿って近接及び離反し得るように構成されている。
このような構成とすることにより、人手を介することなく、比較的に高い処理能力をもってして食パンの各面にある耳部分を切除し、且つ、丸刃によりきめの細かい切断面を得ることができる。
また、前記載置台は、回転軸を前後方向に略一致させて左右方向に複数並設された回転自在のローラを有していてもよい。このような構成とすることにより、載置台上に載置された食パンは、食パン側方移動部により円滑に一側方へ移動させることができ、移動による食パンの変形を防止することができる。
また、前記食パン受止部は、受止める食パンの前記丸刃に対する左右方向相対位置を、切除される耳部分に応じて変更し得るように構成されていてもよい。このような構成とすることにより、人手を介さずとも食パンの各面の耳部分を適切な厚みで切除することができ、耳部分を切り残したり、余分に切り過ぎたりするのを防止することができる。
また、前記食パン転動部は、一の耳部分が切除された食パンの一側部下面に当接される押動部材を有し、該押動部材は食パンの一側部下面を上方且つ他側方へ押動すべく動作制御されるよう構成されていてもよい。このような構成とすることにより、人手により食パンの向きを変える必要がなく、一の耳部分が切除された食パンを確実に転動させ、次に残された他の一の耳部分を切除する処理を自動的に行うことができる。
また、前記載置台上の食パンを前方へ搬送すべく前記制御部により動作制御される食パン搬送部を更に備えていてもよい。このような構成とすることにより、耳部分が切除された食パンを、次の加工工程(例えば、スライスする工程)のために搬送することができ、ここでも人手の介入を防止することができる。
本発明に係るパン耳切断装置によれば、人手が介在することなく、比較的に高い処理能力を有して食パンの耳部分を切除することができ、また、きめが細かく滑らかな切断面を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るパン耳切断装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本実施の形態に係るパン耳切断装置を含む、パン耳切断システムの構成例を示す平面図である。ここに示すように、パン耳切断システム1は、食パン1Aを搬送する搬入コンベア2と、該搬入コンベア2により搬送されてきた食パン1Aの耳部分を切除するパン耳切断装置3と、該パン耳切断装置3により耳部分が切除された食パン1Aを、後続の例えばスライス装置(図示せず)へ送る搬出コンベア4とを備えている。
ここで、本実施の形態においてパン耳切断システム1が耳部分を切除する対象とする食パン1Aは、外観が略直方体形状であってその長手方向に直交する面で切断したときの断面が略正方形状を成すものである。また、以下の説明では、食パン1Aの搬送方向を前方としたときの方向の概念を用いるものとし、これと異なる場合には、その都度言及するものとする。
図1に示すように、搬入コンベア2は平面視で長方形状を成し、シート状無端の搬送ベルト2aを備えている。この搬送ベルト2aは、搬入コンベア2の長手方向に沿って、その上に載置された食パン1Aを後端部から前端部へ向けて搬送する。また、パン耳切断装置3は、上記搬入コンベア2の前端部側方にて該搬入コンベア2に横付けに配置されている。該パン耳切断装置3は、後に詳述するが、食パン1Aが載置されて前後方向に移動可能な載置台5、及びこの載置台5上の食パン1Aの耳部分を切除する丸刃6などを、鋼材を用いて骨組みされた基体3a上に備えている。更に、搬出コンベア4は平面視で長方形状を成し、パン耳切断装置3に横付けされ、搬入コンベア2に対して平行となるように配置されている。
搬出コンベア4は、互いに搬送方向が直交してモータ駆動されるシート状無端の第1搬送ベルト4a及び第2搬送ベルト4bを備えている。第1搬送ベルト4aが図示しないモータにより回転駆動されると、該第1搬送ベルト4a上の食パン1Aは、パン耳切断装置3の載置台5の移動方向と略一致する方向へ搬送され、また、第2搬送ベルト4bが図示しないモータにより回転駆動されると、該第2搬送ベルト4b上の食パン1Aは、上記第1搬送ベルト4aの搬送方向に直交する方向へ搬送される。第1搬送ベルト4aの近傍には、該第1搬送ベルト4a上の食パン1Aを第2搬送ベルト4b上に移すための押出機構7が配置されている。
このようなパン耳切断システム1は、制御装置100によってその動作が制御される。以下、パン耳切断システム1の動作を概略的に説明する。直方体形状に焼き上げられた食パン1Aは、搬入コンベア2の搬送ベルト2a上に載置される。図1に示すように、食パン1Aは、その長手方向を左右方向(搬送方向に直交する方向)に略一致させるようにして搬送ベルト2a上に載置される。搬入コンベア2が、搬送ベルト2a上の食パン1Aを、前端部(搬送方向下流側端部)まで搬送すると、図示しない押出機構によって食パン1Aはパン耳切断装置3の方へ押し出される。その結果、搬送ベルト2a上の食パン1Aは、パン耳切断装置3の載置台5上に載せ換えられる。
食パン1Aは、パン耳切断装置3において丸刃6により耳部分が切除され、その後、載置台5と共に移動され、搬出コンベア4の第1搬出ベルト4a上に載せ替えられる。第1搬出ベルト4aが駆動され、食パン1Aの位置が適宜調整されると、押出機構7が作動して第1搬出ベルト4a上の食パン1Aは第2搬出ベルト4b上に載せ替えられる。そして、駆動する第2搬出ベルト4bにより、食パン1Aが次の加工工程(例えば、スライス工程)のために搬出される。
図2は、図1のパン耳切断装置3の平面図、図3は、該パン耳切断装置3を図2の矢印IIIに沿って見たときの背面図、図4は、該パン耳切断装置3を図2の矢印IVに沿って見たときの側面図である。図2〜図4に示すように、パン耳切断装置3の基体3aには、図示しないボールスプラインを有するアクチュエータ8が備えられている。このアクチュエータ8は、その長手方向がパン耳切断装置3の前後方向に一致して基体3a上に固定配置され、図3に示すように背面視で逆T字状を成すメインフレーム9がその上部に接続されている。
図2に示すように、パン耳切断装置3が備える載置台5は、軸芯方向に長寸のローラ5aを複数(ここでは9本)有しており、これらのローラ5aは、その軸芯を前後方向に一致させ、且つ左右方向に所定間隔を空けて並設されている(図3参照)。各ローラ5aは、前後に垂設されたローラ支持板5b,5cにより、その軸芯部分が回転自在に支持されており、また、このローラ支持板5b,5cは前記メインフレーム9に接続されている。従って、アクチュエータ8が駆動すると、メインフレーム9と共にローラ5a及びローラ支持板5b,5cを有する載置台5が前後方向に移動する(図4参照)。
図2に示すように、前側のローラ支持板5bの前方近傍、及び後側のローラ支持板5bの後方近傍には、軸芯方向に長寸のプーリ11がその軸芯を左右方向に一致させて配設されている。また、このプーリ11は軸芯方向の寸法が載置台5の左右方向の寸法より小さく、載置台5に対して右寄りの位置に設けられている。プーリ11の外周面には、これを周回する複数(ここでは6本)の溝が形成されており、前後に配設された両プーリ11の間には、それぞれの対応する溝上を通って合成樹脂製のリング状ベルト12が巻回されている。このベルト12は、左右方向に並設された隣り合うローラ5a,5a間の隙間を通って設けられている。両プーリ11は、載置台5の右側に沿って垂設されたプーリ支持板13aと、隣り合う所定の2つのローラ5a,5a間を通って垂設されたプーリ支持板13bとにより、その軸芯部分が回転自在に支持されている。このプーリ支持板13a,13bは、梁部材14によって互いに接続されている。これらプーリ11、ベルト12、プーリ支持板13a,13b等は、載置台5上の食パン1Aを前方へ搬送するための食パン搬送部10を構成する。
右側のプーリ支持板13aには、プーリ駆動用のモータ15が取り付けられており、該モータ15の出力シャフト(図示せず)と前側に配置されたプーリ11の軸芯とは、図示しない減速機を介して接続されている。従って、モータ15が作動すると、これに連動して前後のプーリ11及びベルト12が回転する。更に、図3に示すように、右側のプーリ支持板13aは、昇降装置16を介してメインフレーム9に支持されている。従って、昇降装置16を駆動させることにより、食パン搬送部10を昇降動させることができる。例えば、昇降装置16は、ベルト12の上部がローラ5aの上面より下方にある位置と、ローラ5aの上面より上方にある位置との間で、食パン搬送部10を昇降動可能になっている。
図2及び図3に示すように、メインフレーム9の上部には、載置台5上の食パン1Aを左側(一側方)へ移動させる食パン側方移動部20が設けられている。該食パン側方移動部20は、ボールネジ21aを内蔵する直動アクチュエータ21と、該アクチュエータ21をメインフレーム9に取り付ける取付部22と、ボールネジ21aの先端に取り付けられた長方形状の当接板23とを備える。アクチュエータ21は、ボールネジ21aが軸芯方向に沿って左右へ往復動可能なようにメインフレーム9に取り付けられており、前記当接板23は、該ボールネジ21aの先端(左端)にこれと直交するようにして取り付けられている。更に、該当接板23からは、アクチュエータ21の前後位置近傍を通る2本のガイドポール24が右方向へ延設され、該ガイドポール24は、取付部22に設けられた筒状のポール支持部22a内を挿通している。従って、アクチュエータ21が駆動すると、ボールネジ21aと共に当接板23が左右へ安定的に移動し、載置台5上の食パン1Aを左方向へ移動させることができる(図2参照)。この食パン側方移動部20は、載置台5と一体的に前後方向へ移動すると共に、上述した動作をこれと独立して実行することができる。
図3に示すように、載置台5の下方には、載置台5上の食パン1Aを転動させる食パン転動部30が設けられており、図5に該食パン転動部30の側面図を示す。該食パン転動部30は、エアシリンダーから成りメインフレーム9に固定された直動アクチュエータ31と、該アクチュエータ31によって駆動されて食パン1Aを転動させる転動ポール32と、アクチュエータ31と転動ポール32との間を接続するポール支持部33とを備えている。
ポール支持部33は、前後方向に延びる棒状部材33aと、該棒状部材33aの前後の端部にそれぞれ接続されて側面視で略L字状を成すL型部材33bとを有し、該L型部材33bは、その一辺の略中央位置にて棒状部材33aの端部に接続されている。L型部材33bの前記一辺の端部は、ローラ支持板5b,5cにて回転自在に支持されており、該一辺と直交して略上方へ延びる他辺の端部には転動ポール32が支持されている。また、アクチュエータ31は軸芯方向に往復動されるロッド31aを有し、該ロッド31aは鉛直方向に対して若干左に傾けられた仮想軸線31b(図3参照)に沿って動作するようになっている。そして、上記ポール支持部33の棒状部材33aは、その前後方向の略中央部分がアクチュエータ31のロッド31aの先端部により回動自在に支持されている。
従って、図3に示すように、アクチュエータ31が駆動してロッド31aが往復動すると、これと共に転動ポール32も略上下に往復動する。より詳しくは、転動ポール32が最も下方に位置するとき、該転動ポール32は載置台5の左側に位置され、該載置台5が有するローラ5aと上面が面一(即ち、同一平面)になるようになっている。そして、アクチュエータ31が駆動してロッド31aが伸びると、転動ポール32は、ポール支持部33の一辺の端部を中心にして揺動し、上述した位置から載置台5上を上方且つ右方向へ移動する。また、ロッド31aが縮むと、同一軌跡に沿って揺動し、下方且つ左方向へ移動して元の位置に戻る。また、このとき転動ポール32は、ポール支持板5b,5cに形成された図示しない半円形状の切り欠き部にて受け止められる。
このような転動ポール32の揺動動作により、載置台5上の食パン1Aは、右側へ45度だけ転動される。即ち、載置台5にて食パン1A(図8の食パン1A−4参照)は、その左側下面の下に転動ポール32が位置するように配置される。そして、アクチュエータ31が駆動してロッド31aが伸びると、転動ポール32が上方且つ右方向へ揺動され、食パン1Aの左側下面はその方向へ押し上げられて右側へ転動される。その結果、食パン1Aは、左側にあった面が上方を向き、下方にあった面が左側を向くこととなり、背面視で45度だけ回転する(図8の食パン1A−5参照)。この食パン転動部30は、載置台5と一体的に前後方向へ移動すると共に、上述した動作をこれと独立して実行することができる。
図2及び図4に示すように、載置台5の左側の後上方には載置台5上の食パン1Aの前後方向位置を規制する食パン前後位置規制部40が備えられている。該食パン前後位置規制部40は、食パン1Aに後方から当接される当接板41と、該当接板41を前後方向に往復動させる駆動部42とを備えている。この食パン前後位置規制部40は、載置台5の後側のローラ支持板5cに固定されており、載置台5と一体的に前後方向へ移動すると共に、これとは独立して当接板41を前後移動可能になっている。
図2に示すように、載置台5の左側では、載置台5上で食パン側方移動部20により左側へ移動される食パン1Aを受け止める食パン受止部50が、基体3a上に設けられている。該食パン受止部50は、ボールネジ51aを内蔵する直動アクチュエータ51と、該アクチュエータ51を基体3aに取り付ける取付部52と、ボールネジ51aの先端に取り付けられた受止板53とを備える。アクチュエータ51は、該ボールネジ51aが軸芯方向に沿って左右へ移動可能なように基体3aに取り付けられており、前記受止板53は、ボールネジ51aの先端(右端)にこれと直交するようにして取り付けられている。この受止板53は、食パン1Aの側面面積より大きい長方形状を成している。更に、該受止板53からは、アクチュエータ51の前後位置近傍を通る2本のガイドポール54が左方向へ延設され、該ガイドポール54は、取付部52に設けられた筒状のポール支持部52a内を挿通している。従って、アクチュエータ51が駆動すると、ボールネジ51aと共に受止板53が左右へ移動し、載置台5上の適宜の位置にて食パン1Aを受け止めることができる。
図2及び図4に示すように、最も後方に位置するときの載置台5の左側前方には、載置台5上の食パン1Aの耳部分を切除する円盤カッター60が、基体3a上に設けられている。該円盤カッター60は、丸刃6と、該丸刃6を回転駆動させるモータ61とを備える。丸刃6は、食パン1Aの横断面寸法より十分に大きい所定の直径を有し、左右方向に回転軸を一致させて配置されている。
上述したパン耳切断装置3を構成する各構成部分は、制御装置100(図1)によってその動作が制御される。以下、図6のフローチャート、図7及び図8の動作図を用い、パン耳切断装置3の動作について説明する。
はじめに、載置台5は最後部に位置しており、該載置台5上に、図示しない押出機構によって搬入コンベア2から食パン1Aが移し換えられる(S1)。パン耳切断装置3は、食パン搬送部10を上昇させて食パン1Aをベルト12上に載せ、プーリ11を駆動させて食パン1Aを前方へ移動させ、続いて食パン搬送部10を下降させることにより食パン1Aを載置台5のローラ5a上の適宜位置に載置させる(S2)(図7の食パン1A−1)。そして、食パン側方移動部20のアクチュエータ21を駆動して当接板23を側方へ移動させ、これで押し出すようにして食パン1Aを載置台5上の左方向へ移動させる(S3)。
左方向へ移動させられた食パン1Aは、載置台5の左側で該載置台5から所定間隔を空けて位置する食パン受止部50の受止板53により受け止められる。更に、食パン前後位置規制部40の駆動部42を駆動し、前方へ移動させた当接板41により、食パン1Aを後方から支持する(S4)。これにより、食パン1Aは、食パン側方移動部20及び食パン受止部50によって、載置台5の左端から少しはみでた状態でその左右位置が保持され(S5)、食パン前後位置規制部40によってその前後位置が規制される(図7の食パン1A−2)。そして、このように食パン1Aが保持された状態で、基体3aに固定されたアクチュエータ8を駆動し、載置台5を、食パン側方移動部20、食パン前後位置規制部40、食パン転動部30等と共に前方へ移動させる(S6)。その結果、載置台5の前方への移動と共に、左前方に配置された丸刃6が食パン1Aに接近し、該丸刃6は、載置台5から側方へはみ出た食パン1Aの部分を切断する。これにより、食パン1Aは、食パン受止部50の受止板53に受け止められていた側面にあった耳部分が切除される(S7)(図7の食パン1A−3)。
次に、載置台5を後方へ戻すべく移動させると共に(S8)、食パン側方移動部20を右方向へ戻し、且つ食パン前後位置規制部40を後方へ戻すことにより、載置台5上の食パン1Aを解放する(S9)。食パン1Aが解放されると同時に、食パン受止部50を駆動し、受止板53の位置を適宜変更する(S10)。更に、食パン1Aが解放されると同時に、食パン転動部30を駆動して転動ポール32を揺動させ、食パン1A(図8の食パン1A−4)を右方向へ45度だけ転動させる(S11)。すると、耳部分が切除された面は上方を向き、下側にあって未だに耳部分が切除されていなかった面が左側を向くことになる(図8の食パン1A−5)。この状態で載置台5が最後部位置に戻ると(S12)、食パン側方移動部20及び食パン前後位置規制部40を駆動し、再び食パン1Aを載置台5上にて左側に保持する(S13)。
ここで、上記ステップ10での食パン受止部50の動作について更に説明する。直方体形状の食パン1Aは、焼き上がった後にその硬度を確保するためもあって、加工前に所定時間だけ保存される。この間に、焼き上がり直後はほぼ正方形の横断面であったのが、左右の側面が窪んだ横断面形状へと若干変形する場合がある。このように側面形状が変形している場合、一律の厚みで耳部分を切除すると、切り残したり余分に切除してしまったりする可能性がある。そこで、予め制御装置100において、食パン1Aの切除する各耳部分に応じた受止板53の位置を決定しておき、これに基づいて適宜受止板53の位置調整を行う(S10)。なお、食パン1Aの変形が少ない場合には、必ずしも受止板53の位置調整をする必要はない。
続いて、保持された食パン1Aを前述したのと同様に載置台5を前方へ移動させ、該食パン1Aの新たな耳部分を丸刃6によって切除する。以後、食パン1Aの転動、受止板53の位置調整、食パン1Aの保持、及び耳部分の切除を繰り返し(S14)、最終的に載置台5を前方へ移動させて(S15)最後の面にあった耳部分を切除し(S16)、食パン1Aの前後左右の面にあった耳部分の全てを切除する。
最後の面の耳部分を切除し終えると、載置台5を前方位置にて待機させ、食パン転動部30により食パン1Aを右方向へ45度だけ転動させ(S17)、更に食パン搬送部10を上昇させてベルト12上に食パン1Aを載せる。そして、該食パン搬送部10のプーリ11を回転させ、ベルト12上の食パン1Aを前方に搬送し(S18)、搬出コンベア4が有する第1搬送ベルト4a上に移し換える。これにより、食パン1Aの耳部分の切除動作は終了する。
上述したような本実施の形態に係るパン耳切断装置3の構成及び動作によれば、全て機械化されているため人手を介在させる必要がなく、衛生面において優れた食パン加工を達成でき、且つ、高い処理能力を発揮することができる。更に、丸刃により耳部分を切断するため、きめが細かく滑らかな切断面を得ることができ、商品価値の向上にも寄与することができる。
なお、本実施の形態に係るパン耳切断装置3は、載置台5を移動させて丸刃6へ近接又は離反する構成としているが、逆に、丸刃6を移動させて載置台5に対して近接又は離反するように構成してもよい。また、載置台5及び丸刃6を共に移動可能に構成し、互いに近接又は離反するようにしてもよい。
本発明に係るパン耳切断装置は、主として直方体形状に焼き上げられた食パンの上下左右の面の耳部分を切除し得るものであって、例えば、サンドイッチパンの製造用に好適である。
本発明の実施の形態に係るパン耳切断装置を含む、パン耳切断システムの構成例を示す平面図である。 図1のパン耳切断装置を示す平面図である。 パン耳切断装置を図1の矢印IIIに沿って見たときの背面図である。 パン耳切断装置を図2の矢印IVに沿って見たときの側面図である。 図3に示す食パン転動部を示す側面図である。 パン耳切断装置の動作を説明するためのフローチャートである。 パン耳切断装置の動作図である。 パン耳切断装置の動作図である。
符号の説明
1 パン耳切断システム
1A 食パン
2 搬入コンベア
3 パン耳切断装置
4 搬出コンベア
5 載置台
5a ローラ
5b ローラ支持板
5c ローラ支持板
6 丸刃
3a 基体
7 押出機構
4a 第1搬出ベルト
4b 第2搬出ベルト
8 アクチュエータ
9 メインフレーム
10 食パン搬送部
11 プーリ
12 ベルト
13a プーリ支持板
13b プーリ支持板
14 梁部材
15 モータ
16 昇降装置
20 食パン側方移動部
21a ボールネジ
21 アクチュエータ
22 取付部
22a ポール支持部
23 当接板
24 ガイドポール
30 食パン転動部
31 アクチュエータ
31a ロッド
32 転動ポール
33 ポール支持部
33a 棒状部材
33b L型部材
40 食パン前後位置規制部
41 当接板
42 駆動部
50 食パン受止部
51 アクチュエータ
51a ボールネジ
52 取付部
52a ポール支持部
53 受止板
54 ガイドポール
60 円盤カッター
61 モータ
100 制御装置

Claims (5)

  1. 略直方体形状の食パンがその長手方向を前後方向に略一致させて載置される載置台、
    該載置台上の食パンを一側方へ移動させる食パン側方移動部、
    該食パン側方移動部により移動される食パンを前記載置台の一側方端部にて受け止める食パン受止部、
    該食パン受止部にて受止められた食パンの前記載置台に対する相対的な前後位置を規制する食パン前後位置規制部、
    回転軸を左右方向に略一致させて前記載置台の一側方に配置され、前記食パン受止部により受け止められた食パンの一の耳部分を、前記載置台の前方への移動と共に切除する丸刃、
    一の耳部分が切除された食パンを前記載置台上にて他側方へ転動させる食パン転動部、及び
    前記載置台、食パン側方移動部、食パン受止部、食パン前後位置規制部、丸刃、並びに食パン転動部の動作を制御する制御部
    を備え
    前記載置台と前記丸刃とは互いに前後方向に沿って近接及び離反し得るように構成されているパン耳切断装置。
  2. 前記載置台は、回転軸を前後方向に略一致させて左右方向に複数並設された回転自在のローラを有する請求項1に記載のパン耳切断装置。
  3. 前記食パン受止部は、受止める食パンの前記丸刃に対する左右方向相対位置を、切除される耳部分に応じて変更し得るように構成されている請求項1又は2に記載のパン耳切断装置。
  4. 前記食パン転動部は、一の耳部分が切除された食パンの一側部下面に当接される押動部材を有し、該押動部材は食パンの一側部下面を上方且つ他側方へ押動すべく動作制御される請求項1乃至3の何れかに記載のパン耳切断装置。
  5. 前記載置台上の食パンを前方へ搬送すべく前記制御部により動作制御される食パン搬送部を更に備える請求項1乃至4の何れかに記載のパン耳切断装置。
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