JP4167861B2 - 空気移動アセンブリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気動力学的流れに関するシステムおよび方法に関し、更に詳細には、高性能空気移動アセンブリおよびその構成要素に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファン(扇風機)および送風機(ブロワ)のような空気移動装置は、現在の電子装置(たとえば、中央処理装置(CPU)のようなコンピュータ装置、記憶装置、サーバ装置、ビデオカード)に採用されている冷却システムのような冷却システムの重要な一面である。電子装置の場合には、このような空気移動装置は通常、熱溜め(ヒートシンク)を横断するように空気を押したり、または引出したりするほかに、電子装置の構成要素から廃熱を除去するのにも使用されている。その上、電子装置を通過する空気流を発生する他に、ファン、送風機などは、システムの背圧にも打ち勝たなければならない。背圧は、装置での空気動力学的抵抗によって失われる圧力である。システムの背圧は、装置にある熱溜めの数の他に、装置内の他の構成要素の数、のような事項によって決まる。
【0003】
一つのファンが故障すると、残りのファンが機能しないファンを補償するのに十分な流れを与えることができないことが通常なので、上述の冷却設備に採用されているファン、送風機などにとって、特に上位モデルの電子装置用の場合には、信頼性が必要である。残念ながら、これらのファンなどの故障率は高く、その最も多い原因は軸受故障である。このため、ほとんどのシステム設計者は、単一のファンの故障を補償するためにN+1ファン構成を採用している。N+1システム設計の例を図1Aおよび図1Bに示してある。
【0004】
N+1構成には二つの期待される恩恵がある。第1に、N+1構成では、一つのファンが故障すると、冗長ファンがシステムを通じて空気を押し込み続け、それによって冷却システムの信頼性が増大する。第2に、N+1直列構成では、特に図1Bの構成では、Nおよび+1のファンの両方が動作すれば、理論的に、単一のファンによって与えられるものに比較して直列を成す二つのファンによって(圧力は加算的であると仮定して)2倍の圧力が与えられるはずである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、たとえあったとしても、期待される第2の恩恵が生ずることはめったに無い。この一つの理由は、第1のファンを出る空気流に通常幾らかの「渦」があるということであり、これは、空気流の速度に回転成分がある他に、軸方向成分もあることを意味する。この現象を図2に示してある。図2で見ることができるように、ファン210に入る空気流は、図2に速度ベクトル200で表わした速度を有している。ファン210を通過してから、速度ベクトル200は、軸方向成分220および回転成分230の両方を発生する。第1のファン210によって与えられる渦は通常、第2のファン240の性能を低下させる。この一つの理由は、通常第1のファン210を出る空気流は第2のファン240の羽根の回転と同じ方向に旋回しながら進むことである。その結果、第2のファン240の羽根の回転速度が実質的に減少する。
【0006】
上記に加えて、N+1構成には別の顕著な短所があり、それは、N+1構成を組み込むのにかなりな空間が必要であることである。多くの場合、電子装置および/または冷却システムに対する望ましい構成は、N+1構成に十分な空間を残さない。その結果、冷却システムの構成および/または電子装置の構成をN+1構成を収容するように妥協しなければならない。
【0007】
従来技術の空気移動アセンブリの別の短所は、空気がアセンブリを通過するときの空気流の膨張および収縮による損失である。
【0008】
また、N+1構成の短所には、一つのファンが故障すると、機能しないファンが冷却システムに大きいインピーダンス(すなわち、空気流の妨害)を発生するということが含まれる。したがって、一つのファンが機能していない状態で直列に構成されている二つのファンは、冷却システムにとって、一つのファンのみの場合よりも悪い。
【0009】
N+1構成の他の望ましくない副作用は、音響うなり周波数を含む、望ましくない雑音である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高性能空気移動アセンブリを対象としている。一実施形態では、空気移動アセンブリは、第1の空気移動装置(たとえば、ファン、送風機)および固定子を備えており、固定子はアセンブリを通過する空気流の一つの膨張および/または収縮を少なくとも減らすように機能する。好適には、固定子は、前記固定子を通過する空気流に渦を与えるように、または渦を調節するようにも機能できる。少なくとも一つの実施形態では、固定子は何らかの渦を与えるかまたは調節することによって、空気移動アセンブリを出るや否や空気流には渦がほとんどまたは全く無いようになる。更に、本発明の空気移動アセンブリのさまざまな実施形態は、二つ以上の空気移動装置および/または二つ以上の固定子を備えている。少なくとも一つの実施形態では、本発明の空気移動アセンブリは、電子装置の冷却用に採用されている。
【0011】
その上、少なくとも一つの実施形態では、空気移動アセンブリは、第1の空気移動装置の他に、支材アセンブリに結合された第2の空気移動装置をも備えている。これらの実施形態のうちの少なくとも一つでは、支材アセンブリは、第1の空気移動装置を出る空気流の渦の方向を逆にするように機能できる固定子を備えている。
【0012】
本発明の少なくとも一つの実施形態の一側面の一つの技術的長所は、従来技術の空気移動装置の効率を通常妨害する望ましくない渦が打ち消され、その結果性能の高い空気移動装置となることを認識すべきである。加えて、膨張および収縮のような、従来技術のシステムに生ずる特定の損失が本発明のさまざまな実施形態では減少している(および特定の場合には、除去されている)。その上、本発明の少なくとも一つの実施形態では、貴重な装置スペースが構成要素を空気移動装置間で共有すること(たとえば、共有支材アセンブリ)によって節約される。更に、少なくとも一つの実施形態では、本発明の空気移動アセンブリは、機能しないファン(すなわち、故障したファンの状態)から生ずるインピーダンスを、少なくとも部分的に補償するのに役立っている。他に、少なくとも一つの実施形態では、音響うなり周波数が本発明によって制限されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
図3Aは、本発明の空気移動アセンブリの例示の実施形態を示す。図3Aの実施形態では、図3Aに速度ベクトル310によって表してある一定の速度を有する空気流がファンアセンブリ300のファン320を通過する。ファン320を通過する結果、速度ベクトル310は軸方向成分340および回転成分350(「渦」または半径方向速度ともいう)を共に発達させる。図3Aの実施形態では、ファン320の羽根は時計回りに回転している。したがって、回転成分350は時計回り回転成分である。
【0014】
ファン320を通過した後の或る時点で、空気流は、固定子(ステータ)380を通過して変化する。好適な実施形態では、回転成分の方向が反転する。したがって、固定子380を通過してから、空気流の速度ベクトル310は、軸方向成分360および反時計回り回転成分370を有する。
【0015】
固定子380を通過してから、空気流はファン330を通過する。図3の実施形態では、ファン330の羽根がファン320の方向と同じ方向に回転する。好適な実施形態では、ファン330を通過した後の空気流の速度は、軸方向成分390だけを有しており、すなわち、回転成分を持たない。ファン330に入る空気流とファン330の羽根との間の、回転方向における差によって、少なくとも部分的に空気流の回転成分が除去されることが促進されることが望ましい。というのは、空気流の回転成分を除去することによって、渦に付随する運動エネルギが、圧力の所望の増加という観点において位置エネルギに変換されるからである。
【0016】
図3Bは、ファン320および330の他に固定子380がアセンブリ300を通過する空気流にどう影響するかを、上から見た斜視図で示している。図3Bで、ファン320に入る空気流は速度ベクトル310で表した速度を有している。理解できるように、ファン320に入る際には、空気流の速度は軸方向成分Vaだけを有する。しかし、ファン320を通過している間、回転羽根325−1、325−2、および325−n(ファン320の羽根を表す)が空気流をら旋運動するように偏向し、それによって速度を加速し、空気流がファン320の羽根を出るとき、空気流の速度がVaからVtotalまで増大しているようになる。Vtotalは、軸方向成分Vaの他に、回転成分(Vr)および所定の渦巻き角(角度θ)(渦巻き角は空気流の回転角である)を有している。図示したように、羽根325−1、325−2、および325−n(ファン320の羽根を表す)は時計回りに回転している。したがって、図3Bの実施形態では、Vrは時計回りである。
【0017】
ファン320の羽根を出た後の或る時点で、空気流は固定子380を通過し、その結果、空気流に対するVrが変化する。特に、固定子380を通過する間、空気流は固定子羽根385−1、385−2、および385−n(固定子380の固定子羽根を表す)の等高線(contour line)に従い、空気流が固定子380を出るとき、Vrの方向が逆転している。
【0018】
図3Bの実施形態では、固定子380を出てから、空気流は、羽根335−1、335−2、および335−n(ファン330の羽根を表す)を通過する。理解できるように、羽根335−1、335−2、および335−nは時計回りに回転している。したがって、ファン330が回転すると、空気流が多かれ少なかれ軸方向に戻り、それによって空気速度がVtotalからVaまで減少する(すなわち、空気流は軸方向成分だけを有する状態でファン330の羽根を出る)。先に説明したように、空気流の速度は減少するが、全圧力は増大する。
【0019】
図3Aに話を戻すと、ファン320および330を、プロペラファン、チューブ軸流ファン、ベーン軸流ファン、遠心ファン、軸流ファン、前曲型車輪送風機、後曲型車輪送風機、かご型送風機、などを含めて、現在公知の、または将来開発される幾つかのファンまたは他の空気移動装置のどんなものとしてもよい。ファンアセンブリ300の少なくとも一つの実施形態では、ファン330の構造はファン320の構造と同一である。しかし、ファン330の構造をファン320の構造と違えてよいことが認識されよう。
【0020】
図4は、ファン320および/または330として採用できるファン400の例示実施形態を示す。ファン400は、モータアセンブリ470を備えている。モータアセンブリ470にインペラ480が結合している。少なくとも一つの実施形態では、インペラ480は、ハブ410およびそれと一体化されたまたはそれに取り付けられた一つ以上の羽根(図4で羽根420−1および420−2で表した一つ以上の羽根)を備えている。少なくとも一つの実施形態では、アセンブリ470は、インペラ480と共に、支材490がかけ渡されており開放された内部領域を備えている基体440内に設置され、好適にはそれに固定されている。支材490は、アセンブリ470の他にインペラ480も取付けられている中心位置430を支持している。少なくとも一つの実施形態では、基体440は更に、既知のやり方で、通常はハブ410を中心として回転対称を成すエーロフォイルに似た内面を有する静止(固定)ベンチュリ(図示せず)を備えている。静止ベンチュリは回転羽根420−1および420−nの遠端を越えた部分で半径方向に密接して設置されている。その上、好適には、基体440に取付けられるかまたは基体440と一体化されているのは、第1のフィンガーガード450および第2のフィンガーガード460である。更に、羽根420−1および420−nは、合衆国特許出願09/867,194号に説明されているようにウィングレットを備えることができる。
【0021】
図5Aおよび図5Bは、固定子380の例示の実施形態を示す。図5Aの実施形態では、固定子380は枠520を備え、枠520自身は、長方形外面530および長方形内面540を備えている。また図5Aの実施形態が備えているのは固定子ハブ500である。ハブ500および枠520に結合した(たとえば、それと一体化された)羽根510−1および510−nのような一つ以上の固定子羽根(案内羽根(ベーン)ともいう)がある。ハブ500および羽根510−1および510−nは静止しており、すなわち、ハブ500の中心軸の周りを回転しない。更に、固定子羽根は真っすぐな羽根であり、各羽根の弦線(chordline)が真っすぐであることを意味している(弦線は羽根の前縁の中心と後縁の中心とを結ぶ線である)。少なくとも一つの実施形態では、羽根510−1および510−nの縁の一つ以上が丸められて空気動力学特性を向上させている。その上、少なくとも一つの実施形態では、固定子羽根はエーロフォイル形状をしている。
【0022】
図5Bの実施形態では、図5Aと同様に、固定子380は枠550を備えている。しかし、枠520と異なり、枠550は、長方形外面560および円形内面570を備えている。また、固定子380(図5B)は固定子ハブ580を備えている。ハブ580および枠550と結合されおよび/または一体化されているのは、羽根590−1および590−nのような、一つ以上の固定子羽根である。ハブ580ならびに羽根590−1および590−nは静止して(固定されて)おり、すなわち、ハブ580の中心軸の周りを回転しない。その上、図5Aの固定子と異なり、図5Bの固定子羽根は曲がり(カーブの付けられた)羽根であり、羽根に対する弦線が曲線になっていることを意味する。
【0023】
少なくとも一つの実施形態では、固定子380は、アセンブリ300を通過する空気流の一つの膨張および/または一つの収縮を少なくとも減らす(好適には無くす)ように作用することが可能である。一実施形態では、固定子380は、その環状域がファン320および/またはファン330の表面(端面)と合致する表面を備えることによって、一つの膨張および/または一つの収縮を少なくとも減らして(好適には無くして)いる。加えて、少なくとも一つの実施形態では、固定子380のハブの環状域(空気通過部分)は、ファン320および/またはファン330の環状域と合致させられて膨張および/または収縮を十分に減らし、または好適には解消している。その上、少なくとも一つの実施形態では、固定子380の厚さは、ファン320および330の厚さと同程度である。
【0024】
加えて、少なくとも一つの実施形態では、固定子380の第1の表面の環状域はアセンブリ300の一方の構成要素の表面の環状域と合致するが、固定子380の第2の表面の環状域は、アセンブリ300の他方の構成要素の表面の環状域と合致し、後者の構成要素の表面は、前者の構成要素の表面の環状域とは異なる環状域を備えている。たとえば、図5Cは、ファン330と空気ダクト395との間に設置された固定子380の一実施形態の側面図を示す。ファン330をダクト395の入口または出口に置いてよい。理解できるように、ファン330の少なくとも一つの表面の環状域は、空気ダクト395の少なくとも一つの表面の環状域とは異なっている。アセンブリ300を通過する空気流の少なくとも一つの膨張および/または少なくとも一つの収縮を減らす(好適には無くす)には、固定子380の少なくとも一方の表面の環状域がファン330の少なくとも一方の表面の環状域と合致するが、固定子380の少なくとも他方の表面の環状域が空気ダクト395の少なくとも他方の表面の環状域と合致する。この合致の一部として、図5Cの実施形態では、固定子380の内面がファン330の表面の環状域から空気ダクト395の表面の環状域まで先細になっている。図5Dの実施形態では、固定子380の内面が先細になっているばかりでなく、外面も同様に先細になっている。固定子380の固定子羽根(図5Cおよび図5Dには示してない)は、先細内面が広がっている内部領域のどこかに設置されている。図5Cおよび図5Dでは固定子380の内面がファン330の右の構成要素の表面の環状域からその左にある構成要素の表面の環状域まで先細になっているが、或る実施形態では、その反対も成り立つことが認識されよう。
【0025】
好適には、固定子380が備えている固定子羽根の数は、ファン320および/または330が備えているファン羽根の数よりも多い。固定子380の特定の実施形態に対する羽根の好適な数は、固定子380がそこを通過する空気流に与える所要の影響
(効果)によって決まる。羽根の好適数を決定する一つの方法は、所要の影響が得られるまで羽根の数について実験することである。
【0026】
同様に、固定子380の一つ以上の羽根に対する羽根角は、固定子380の一実施形態がそれを通過する空気流に及ぼす所要の影響によって決まる(羽根角は、羽根の弦線と空気流の軸方向の平面との間の角度である)。たとえば、上に説明したように、少なくとも一つの実施形態では、固定子380がそれを通過する空気流の速度の回転成分の方向を逆転することが望ましい。したがって、このような実施形態では、固定子380の一つ以上の羽根に対する好適な羽根角は、回転成分の方向を逆転しやすくする羽根角となる。
【0027】
上記を達成する適切な羽根角は、一つ以上の方法で決定できる。限定を目的としない例として、固定子380が空気流に所要の影響を与えやすい適切な羽根角を、以下のように決定し得る。
・固定子380の羽根のさまざまな羽根角について繰り返して固定子380および/もしくはファンアセンブリ300を出る空気流の実験的測定(コンピュータ・シミュレーションを含んでよい)を行なう
・ファンアセンブリ300の機械的モックアップの実験的測定(コンピュータ・シミュレーションを含んでよい)を行なう
・空気流ネットワーク法を使用する羽根角の計算、ならびに/または、
・流体動力学のコンピュータ・ソフトウェアを使用する羽根角の計算。
一実施形態では、上の方法または全く異なる一つ以上の他の方法の一部として、固定子380に入る空気流の渦巻き角を以下の公式を使用して決定する。
【0028】
【数1】
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】
次に渦巻き角を使用して、回転成分に与える所要影響を達成する適切な羽根角度を決定する。更に、少なくとも一つの実施形態では、所要の羽根角の決定には、少なくとも部分的に、ファン320および/またはファン330の動作点の決定が関わってくる。
【0031】
その上、固定子380の一つ以上の羽根の曲率は、固定子380の一実施形態がそこを通過する空気流に及ぼす所要の影響によって決まる。記したとおり、少なくとも一つの実施形態について、固定子380がそこを通過する空気流の速度の回転成分の方向を逆転させることが望ましい。したがって、このような実施形態では、固定子380の一つ以上の羽根の好適な曲率は、回転成分の方向の逆転を促進する曲率である。
【0032】
更に、先の説明と同様であるが、固定子380の一つ以上の羽根の適切な曲率を、
・固定子380の一つ以上の羽根の曲率についてさまざまに繰り返して固定子380および/もしくはファンアセンブリ300を出る空気流を実験的に測定(コンピュータ・シミュレーションを含むことがある)することによって、
・ファンアセンブリ300の機械的モックアップの実験的測定(コンピュータ・シミュレーションを含むことがある)によって、
・空気流ネットワーク法を使用する曲率の計算によって、ならびに/または、
・流体動力学のコンピュータ・ソフトウェアを使用する曲率の計算によって、
決定できる。更に、少なくとも一つの実施形態では、所要の影響を発生させるために、固定子380の羽根の曲率をファン320を出る空気流の渦巻き角に合わせている。
【0033】
一実施形態では、固定子380はシートメタルから製作されている。代わりの実施形態では、固定子380は射出成形によって形成されている。これらの実施形態のうちの一つでは、枠、ハブ、および羽根は、別々の部品として形成された後に互いに結合されている。別の実施形態では、枠、ハブ、および羽根は、一体物として形成されている。少なくとも一つの実施形態では、固定子380を上述のいずれかの組合せで形成することができる。
【0034】
少なくとも一つの実施形態では、固定子380は、N+1直列ファン構成の性能を増すようにN+1直列ファン構成の二つのファンの間に挿入できるドロップイン・モジュールである。その上、少なくとも一つの実施形態では、固定子380を既知の空気移動装置に採用して(たとえば、前または後で結合または挿入して)装置の性能を上げることができる。たとえば、固定子380を管(チューブ)軸流ファンに採用して羽根(ベーン)軸流ファンを有効に作ることができる。
【0035】
図5Aおよび図5Bに示した固定子380の構成は単なる例示であり、固定子380に多数の他の構成を与えることができることが認識されよう。たとえば、枠520は円形内面を有することができる。同様に、枠550は長方形内面を有することができる。その上、枠520および/または枠550が円形外面および円形内面の双方を、または長方形もしくは円形以外の任意の形状を有することができる。他に、図5Aおよび図5Bに示したように、ハブ・羽根構成として組み込むのではなく、固定子380が代わりにハニカム(蜂の巣)構成を有することができる。
【0036】
図5Aおよび図5Bに示した固定子380の構成が単なる例示というだけでなく、図3Aに示したファンアセンブリ300の構成も同様であり、というのは、ファンアセンブリ300は幾つかの構成を有することができるからである。たとえば、ファンアセンブリ300は、図3Aに示したものよりも多くの数のファンおよび固定子を備えることができる。たとえば、一実施形態では、ファンアセンブリ300を通過する空気流は、ファン320に入る前に固定子を通過できる。同様に、一実施形態では、ファンアセンブリ300を通過する空気流は、ファン300を出てから固定子を通過できる。その上、ファンアセンブリ300は、図3Aに示すもの以外の構成要素を備えることができる。
【0037】
図3Aにおけるファン320と固定子380との間の距離および/または固定子380とファン330との間の距離は例に用いただけであり、ファン320、ファン330、および固定子380の間の距離について図3Aに示したより小さくまたは大きくしてよいことに注目すべきである。事実、少なくとも一つの実施形態では、固定子380は、ファン320および/またはファン330のフィンガーガードに組み込まれている。その上、一実施形態では、ファンアセンブリ300は、一つ以上のスタンドアロン固定子と一つ以上のフィンガーガード固定子との組合せを備えている。加えて、少なくとも一つの実施形態では、固定子380はファン320および/またはファン330につながれている。
【0038】
少なくとも一つの実施形態では、アセンブリ300は、図3Aに示したものよりも少ない数のファンを備えている。たとえば、少なくとも一つの実施形態では、アセンブリ300は、ファン320を備えていない。少なくとも一つの実施形態では、固定子380は、その回転方向がファン330の羽根の回転方向とは反対である空気流に渦をもたらす。その結果、好適な実施形態では、ファン330を出る空気流はその速度に軸方向成分しか有していない。その上、少なくとも一つの実施形態では、アセンブリ300は、ファン330を備えていない。少なくとも一つの実施形態では、固定子380は、ファン320から生ずる渦を減らしている(または好適には除去している)。先に記したとおり、上述の構成の一つの長所は、渦に関連する運動エネルギの位置エネルギへの変換から生ずる圧力の増大である。
【0039】
少なくとも一つの実施形態では、ファンアセンブリ300は固定子を備えていない。図6は、このような実施形態を示している。図6の実施形態では、ファンアセンブリ300は、第1のモータアセンブリ610を備えている。図6の実施形態で第1のモータアセンブリ610に結合しているのは第1のインペラ625で、このインペラ自身、第1のハブ630、およびこれに組み込まれたまたは取付けられた一つ以上の羽根(図6では羽根635−1および635−nで表してある)を備えている。図6の実施形態では、第1のモータアセンブリ610、ひいては、それに結合している第1のインペラ625が支材アセンブリ620に結合している。図6の実施形態では、支材アセンブリ620は支材675を備えている。支材675は、モータアセンブリ610およびインペラ625が取付けられている中心位置670を支持している。また、図6の実施形態で中心位置670に取付けられているのは第2のモータアセンブリ615である。好適には、第2のモータアセンブリ615に第2のインペラ640が結合し、インペラ640自身が、第2のハブ645、およびそれに一体化されたまたは取付けられた一つ以上の羽根(図6では650−1および650−nで示してある)を備えている。図6の実施形態では、第1のモータアセンブリ610、第1のインペラ625、支材アセンブリ620、第2のモータアセンブリ615、および第2のインペラ640から成るこの集合体(アセンブリ)がハウジング650の内部に設置され、好適には、そこに固定されている。更に、少なくとも一つの実施形態では、ハウジング650に第1のフィンガーガード660および第2のフィンガーガード665が取付けられるか、または一体化されている。
【0040】
図6の実施形態では、第1のインペラ625から生ずる渦を補償するために、第2のインペラ640を第1のインペラ625の回転方向とは逆の方向に回転させることができる。その上、このような実施形態では、羽根650−1および650−nの寸法および向きは羽根635−1および635−nの鏡像であるから、第2のインペラ640から少なくとも部分的に生ずる空気流は、第1のインペラ625から少なくとも部分的に生ずる空気流と同じ方向である。
【0041】
図6に示したファンアセンブリ300の実施形態は別の構成を備えることができる。たとえば、図6のファンアセンブリ300は、図6に示したものより少ないかまたは多い数の構成要素を備えることができる他に、図6に示したもの以外の一つ以上の構成要素をも備えることができる。たとえば、少なくとも一つの実施形態では、第1のモータアセンブリ610および第2のモータアセンブリ615は、別々の支材アセンブリに結合されている。更に、一実施形態では、第1のモータアセンブリ610および第2のモータアセンブリ615は、電子回路を共有できる。更に、一実施態では、第1のインペラ625および第2のインペラ640は、モータアセンブリを共有できる。加えて、ハウジング650は更に、既知のやり方で、通常はハブ630および/またはハブ645の周りに回転対称を成すエーロフォイルに似た内面を有する静止ベンチュリ(図示せず)を備えることができる。このエーロフォイルは、回転羽根635−1および635−nおよび/または650−1および650−nの遠端を越えた部分で半径方向に密接して設置されている。更に、羽根635−1および635−nおよび/または650−1および650−nは、アメリカ合衆国特許出願、出願番号09/867,194に関して先に説明したようなウィングレットを備えることができる。更に、少なくとも一つの実施形態では、上述の逆回転ではなく、図6のファンアセンブリを第1のインペラ625および第2のインペラ640が同じ方向に回転するように構成できる。
【0042】
ファンアセンブリ300の少なくとも一つの実施形態では、ファンアセンブリの組込み電子回路を、第1のモータアセンブリ610または第2のモータアセンブリ615が故障すれば、残りの機能するモータアセンブリがそれに結合しているインペラの回転の速さを上げて故障したファンを補償するように設計できる。その上、一実施形態では、第1のインペラ625および第2のインペラ640の回転を、音響うなり周波数の数を制限するように同期させることができる。
【0043】
付け加えると、図6に示したファンアセンブリ300の実施形態は、固定子が存在しない構成に限定されない。少なくとも一つの実施形態では、固定子(たとえば、固定子380)は、第1のインペラ625と第2のインペラ640との間に設置されている。その上、少なくとも一つの実施形態では、固定子(たとえば、固定子380)は、支材(ストラット)アセンブリ620の一部(たとえば、支材690および/または中心位置670の一部)として設けられている。少なくとも一つの実施形態では、第1のインペラ625および第2のインペラ640は同じ方向に回転できる。さらに、第1のインペラ625と第2のインペラ640との間に設置されている固定子に加えて、またはその代わりに、ファンアセンブリ300が別の場所に一つ以上の固定子を備えることができる。たとえば、固定子を第1のフィンガーガード660および/または第2のフィンガーガード665に取付けるか、またはそれと一体化させることができる。その上、ハウジング650に取付け、一体化または内部に設置されてはいない固定子がファンアセンブリに存在しても良い。
【0044】
少なくとも一つの実施形態では、上述の空気移動アセンブリ、またはその少なくとも幾つかの構成要素を電子装置の冷却用に採用している。
【0045】
【発明の効果】
本発明のさまざまな実施形態は従来技術に付随する問題を克服している。たとえば、本発明のさまざまな実施形態は従来技術の装置の効率を阻害する不必要な渦を打ち消すことができる。本発明の少なくとも一つの実施形態では、不必要な渦が打ち消されているので、従来技術によって予想されている所要の圧力増加が達成され、いくつかの実施形態では、それが予想を上回った。その上、本発明の少なくとも一つの実施形態では、所要圧力増加が、従来技術では好ましくない渦と考えられているものを意図的に与えることによって達成されている。
【0046】
更に、従来技術のシステムで生ずる、膨張損失および収縮損失のような一定の損失が本発明のさまざまな実施形態では減っている(或る場合には、除去されている)。少なくとも一つの実施形態では、固定子は、固定子と空気移動装置との間の一つの膨張および/または一つの収縮を少なくとも減らすのに十分な寸法を備えている。たとえば、少なくとも一つの実施形態では、固定子の表面の環状域は、アセンブリの一つ以上の他の構成要素(たとえば、空気移動装置)の表面の環状域と同じである。
【0047】
同様に、さまざまな実施形態において、本発明の実施形態の固定子を、既知の空気移動装置および/もしくはアセンブリに挿入するか、またはさもなくばそのような装置および/もしくはアセンブリと共に使用するかして、このような装置および/もしくはアセンブリの性能を増進させることができる。たとえば、一実施形態では、固定子をN+1直列構成の二つのファンの間に挿入してその構成の性能を増進させることができる。他の例として、他の実施形態では、固定子を使用して、あまり高価でない管軸流ファンを比較的高価な羽根軸流ファンに変えることができる。
【0048】
他に、本発明の少なくとも一つの実施形態では、空気移動装置間で構成要素を共有することによって(たとえば、共有支材アセンブリ、共有モータアセンブリ、共有電子回路、および/または共有ハウジング)、貴重な装置スペースを節約している。したがって、冷却システム設計および/または電子装置設計を、従来技術で必要だったように、何らかの空気移動システム構成(たとえば、N+1構成)に適応するように妥協して設計する必要がない。
【0049】
少なくとも一つの実施形態では、本発明の空気移動アセンブリは、固定子および/または逆回転ファンを用いて、実施の形態のファンアセンブリによって生ずる全圧力を増大させることによって、機能しないファン(すなわち、故障したファンの状態)から生ずるインピーダンスを補償するのに役立っている。
【0050】
その他に、少なくとも一つの実施形態では、音響うなり周波数の数を制限するようにファンの回転を同期させている。以上のように本発明には様々な態様が存在するが、例えば以下のような態様が可能である。
【0051】
[実施の態様1] 空気の流れを発生するように動作できる空気移動アセンブリであって、
空気移動装置と、
固定子(380)と
を備え、
前記固定子が、前記アセンブリを通過する空気流の一つの膨張または一つの収縮を少なくとも減らすように機能できるアセンブリ。
【0052】
[実施の態様2] 前記固定子(380)が、前記アセンブリを通過する空気流の一つの膨張または一つの収縮を少なくとも減らすように機能できる実施の態様1に記載のアセンブリ。
【0053】
[実施の態様3] 前記固定子(380)が、前記アセンブリを通過する空気流の一つの膨張および一つの収縮を無くすように機能できる実施の態様2に記載のアセンブリ。
【0054】
[実施の態様4] 前記固定子(380)の表面の環状域が、前記空気移動装置の表面の環状域に合致する実施の態様1に記載のアセンブリ。
【0055】
[実施の態様5] 前記固定子(380)の別の表面の環状域が、前記空気移動アセンブリの別の構成要素の表面の環状域に合致する実施の態様4に記載のアセンブリ。
【0056】
[実施の態様6] 前記空気移動装置の前記表面の前記環状域が、該空気移動アセンブリの前記別の構成要素の前記表面の前記環状域とは異なっている実施の態様5に記載のアセンブリ。
【0057】
[実施の態様7] 少なくとも別の空気移動装置を更に備える実施の態様1に記載のアセンブリ。
【0058】
[実施の態様8] 前記固定子が更に、前記空気移動装置のインペラの回転方向とは反対の方向の渦(370)を与える実施の態様1に記載のアセンブリ。
【0059】
[実施の態様9] 前記固定子が前記空気移動装置よりも多くの羽根を備える実施の態様1に記載のアセンブリ。
【0060】
[実施の態様10] 前記固定子が前記空気移動装置のフィンガーガードの一部である実施の態様1に記載のアセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 例示のN+1並列ファンシステム構成(A)と、例示のN+1直列ファンシステム構成(B)を示す模式図である。
【図2】 例示のファンを通過する空気流によって生ずる渦現象を示す模式図である。
【図3】 本発明による空気移動アセンブリの一つの例示の実施形態を示す模式図(A)と、図3(A)の空気移動アセンブリを通過する空気流によって生ずる変化を示す模式図(B)である。
【図4】 図3(A)のファンアセンブリに採用できるファンの例示の実施形態を示す断面図である。
【図5】 本発明による固定子の第1および第2の例示の実施形態を示す斜視図(A,B)と、本発明による固定子の第3および第4の例示の実施形態を示す模式図(C,D)である。
【図6】 本発明の空気移動アセンブリの第2の例示の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
300 ファンアセンブリ
370 渦
380 固定子
480,625,640 インペラ
Claims (3)
- 空気移動装置と、
固定子と、
前記空気移動装置の端面の空気通過部分と異なる空気通過部分を有する別の構成要素とを備えた空気移動アセンブリにおいて、
前記固定子は、内面と外面を備えた枠と、前記枠に取付けられた少なくとも1つの羽根とを備え、前記固定子を通過する空気流の速度の回転成分の方向を逆転させて前記空気移動装置で生じる渦を減らし、前記固定子の端面の空気通過部分が、前記空気移動装置の端面の空気通過部分に合致し、前記固定子の別な端面の空気通過部分が、前記別の構成要素の端面の空気通過部分に合致して、空気流の膨張または収縮を減らし、前記空気移動装置の前記固定子の空気通過部分の内面が先細または先細の逆になっていることを特徴とする空気の流れを発生する空気移動アセンブリ。 - ストラットアセンブリと、
前記ストラットアセンブリに取付けられた第1の空気移動アセンブリと、
前記ストラットアセンブリに取付けられ、前記第1の空気移動アセンブリと同じ中心位置を有する第2の空気移動アセンブリとを備え、
前記ストラットアセンブリが固定子を有し、前記固定子は、内面と外面を備えた枠と、前記枠に取付けられた少なくとも1つの羽根とを備え、前記固定子を通過する空気流の速度の回転成分の方向を逆転させて前記第1の空気移動アセンブリと前記第2の空気移動アセンブリが生じる渦を減らし、前記第1の空気移動アセンブリと第2の空気移動アセンブリとがハウジング内に設置されて、空気流の膨張または収縮を減らし、前記第1の空気移動アセンブリと前記第2の空気移動アセンブリの回転を音響うなり周波数を制限するように同期させることを特徴とする空気の流れを発生する空気移動装置。 - 前記第1の空気移動アセンブリが故障すると前記第2の空気移動アセンブリのインペラの回転の速さを上げるように機能することを特徴とする請求項2に記載の空気の流れを発生する空気移動装置。
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