JP4166866B2 - 導体接続部を有する枠体の連結装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多光軸光電スイッチに用いる枠体のような導体接続部を有する枠体の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一定の範囲を検知する光電スイッチとして、図13に示すような光軸の増減が可能な多光軸光電スイッチが知られている。図13は6つの光軸を有する多光軸光電スイッチの例の斜視図であり、投光部51と、受光部52とが対向して設けられている。投光部51には図示しない6個の発光素子が配置されており、受光部52には6個の受光素子53a〜53fが配置されている。これらの各発光素子と各受光素子53a〜53fとは各々光軸同士が一致するような構造をなしている。受光部52は、基本ユニット54と、この基本ユニット54および相互間に接続可能な増設ユニット55と、この増設ユニット55および基本ユニット54に接続可能なエンドユニット56とから構成されている。
【0003】
図14は、図13の多光軸光電スイッチの受光部52の組立図である。基本ユニット54は、略中央部に段差が形成され、太部54aとこの太部54aと一体形成された細部54bとから構成されている。細部54bには係合突起部54cと案内溝54dが形成されている。増設ユニット55は、略中央部に段差が形成され、中空状の継手部55aとこの継手部55aと一体形成された受光素子取付部55cとから構成されている。中空状の継手部55aの側面には基本ユニット54の係合突起部54cが係合される係合孔55bが設けられている。また、受光素子取付部55cには、係合突起部55dと案内溝55eが形成されている。エンドユニット56の側面には増設ユニット55の係合突起部55dが係合される係合孔56aが形成されている。
【0004】
これらのユニットで多光軸光電スイッチを組み立てる際は、基本ユニット54の細部54bを増設ユニット55の継手部55aに差し込んで、増設ユニット55の図示しない凸部を案内溝54d内を摺動させて両者を連結する。この際にいずれか一方に設けた雌型コネクタと他方に設けた雄型コネクタとを嵌合する。また、増設ユニット55の素子取付部55cをエンドユニット56に差し込んで、エンドユニット56の図示しない凸部を案内溝55e内を摺動させて両者を連結する。この際にいずれか一方に設けた雌型コネクタと他方に設けた雄型コネクタとを嵌合する。これにより基本ユニット54、増設ユニット55、エンドユニット56が機械的電気的に連結接続される。
【0005】
図15は、基本ユニット54と増設ユニット55との電気的な連結接続の構成を示す斜視図である。基本ユニット54の先端の凹部54eには雄型コネクタ54fが設けられている。また、増設ユニット55の先端の凸部55fには雌型コネクタ55gが設けられている。増設ユニット55の凸部55fを基本ユニット54の凹部54eに挿入し、雌型コネクタ55gと雄型コネクタ54fとを嵌合する。この際に、増設ユニット55のつめ部55hを基本ユニット54の係合孔54gと係合させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示した多光軸光電スイッチのように、それぞれ導体接続部を設けているユニット(枠体)を機械的に連結し、各導体接続部を連結して枠体を電気的にも接続する装置においては、導体接続部が枠体内等の目視できない位置に設けられている場合がある。このような場合には、各導体接続部の位置合せが困難で枠体の機械的電気的な連結接続が良好になされず、また、位置合せの際に衝撃が加わり導体接続部を損傷する可能性があるという問題があった。
【0007】
また図14に示したように、各枠体の表面に設けられた係合孔に係合突起部を係合して各枠体を連結しているので、係合突起部は各枠体の表面に露出しており、係合突起部に物体が接触して係合突起部が係合孔から離脱したり、または故意に係合突起部を係合孔から外すことにより、各枠体の機械的電気的な連結接続が解除されることがあるので、セキュリテイの面で信頼性に欠けるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、導体接続部が設けられている枠体の機械的電気的な連結接続が良好に行え、また、当該枠体の機械的電気的な連結接続が本来の用途以外で解除されることを防止した、導体接続部を有する枠体の連結装置の提供を目的とする。
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は一端部に第1の導体接続部が設けられる細長の第1の枠体と、前記第1の枠体を中間部まで挿入して前記一端部の先方に空所を残した状態で固定するアウターケースと、導体接続部を挿通する開口を有し、弾性部材介して係合部材を取付けた板状の連結装置とを備え、前記連結装置を前記アウターケース内の、前記第1の枠体の端部の近傍位置に配置して該アウターケースに固定し、前記アウターケースの片側の前記空所に、係合部及び第2の導体接続部が端部に設けられる細長の第2の枠体を挿入して前記連結装置の係合部材を弾性力で前記係合部に係合させて機械的に連結するとともに、前記連結装置の前記開口を挿通させた前記第2の導体接続部を、前記第1の枠体に設けられる前記第1の導体接続部と電気的に接続してなる構成としている。
【0010】
また、請求項2に係る発明は請求項1に記載の導体接続部を有する枠体の連結装置において、アウターケースに、係合部材による第2の枠体への係合を解除するリリース孔を形成している。
【0011】
また、請求項3に係る発明は請求項1または請求項2に記載の導体接続部を有する枠体の連結装置において、第1および第2の枠体に、多光軸光電スイッチを構成する予め定めた個数の発光素子を有する投光部前記投光部の発光素子と同数の受光素子を有する受光部を固定している。
【0012】
請求項1に係る発明においては、アウターケースの内部に導体接続部を挿通する開口を有し、弾性を有する係合部材を取付けた板状の連結装置を固定し、この開口部に第2の導体接続部を案内挿入して第1の導体接続部と接続している。このため、両導体接続部が目視できないアウターケース内に配置されている場合でも、両導体接続部の位置合わせが簡単にしかも正確になされ、導体接続部を有する枠体の機械的電気的な連結接続を、導体接続部を損傷することなく良好に行える。第1の枠体を固定したアウターケースと第2の枠体を固定する手段をアウターケース内に設けているので、物体の接触による枠体の機械的電気的な連結接続の解除が防止できる。
【0013】
また、請求項2に係る発明においてはアウターケースにリリース孔を設け、専用の工具を用いた場合のみ連結装置による枠体の固定を解除できるので、セキュリティの面で信頼性が向上する。
【0014】
また、請求項3に係る発明においては前記連結装置を多光軸光電スイッチに適用しているので、多光軸光電スイッチの各ユニット(枠体)の機械的電気的な連結接続が良好に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の枠体の連結装置の実施の形態について、多光軸光電スイッチのユニット(枠体)を連結する例で図1ないし図12を参照して説明する。図6は増設ユニットの構成部材であるインナーケースと固定枠を示す分解斜視図である。図6において、12は透光性の合成樹脂材からなる封止体により必要数の発光素子または受光素子を封止しているインナーケース、12aはインナーケース12の一方突出端部12qに設けられている雄型コネクタで、インナーケース12の他方の端部には雌型コネクタが設けられている。
【0016】
12b、12cはインナーケース12の側面に設けられている突起部である。なお、図示されていないがインナーケース12の他方の側面にも突起部12d、12eが設けられている。また、インナーケース12の表面から段部12f,12gが形成されており、両側面と段部12f、12gの間は空間部が形成されている。
【0017】
13は金属板により断面略コ字状に形成される固定枠で、両側面に係合孔13b〜13eを形成している。固定枠13の係合孔13b〜13eにインナーケース12の前記突起部12b〜12eをそれぞれ係合してインナーケース12の光路側表面のみを露出させ、両側面と底面を金属板で覆いインナーケース12を固定枠13で保持する。固定枠13の底板の一方端部には作用を後述するロックアーム係合孔13aが長手方向に形成されている。13f、13gは両側面のエッジ部である。
【0018】
図7は増設ユニットの他の構成部材のアウターケースを示す斜視図である。アウターケース14は金属材料を用いて成型加工により溝状に形成されており、内側の両側面には対称の位置に案内溝14a、14bが設けられている。また、アウターケースの内側の一方の側面には案内突起部14c、14dが設けられており、他方の内側の側面には、案内突起部14c、14dと対称の位置に案内突起部14e、14fが設けられている。14gはアウターケースの底板の一方端部の長手方向に突出して形成された合成樹脂材を用いたスペーサであり、2個所の突出部が設けられている。スペーサ14gは、ユニット連結時に連結案内具として作用し、ユニット連結後にはその弾性力でユニットのガタつきを防止する。
【0019】
図8は、図7の矢視A方向からみた正面図である。スペーサ14gが設けられている側とは反対側のアウターケースの底面端部には、板厚方向に隣接する他のユニットのスペーサが挿入されるスペーサ挿入孔14hが2個所に形成されており、連結案内用のスペーサの2個所の突出部を挿入して他のユニットと連結する。また、アウターケース14の両側面から連接された傾斜部14i、14jの先端には、インナーケース12の表面に形成された段部12f、12gと同じ長さにエッジ14k、141が形成されている。
【0020】
図9は増設ユニット11を組立てた状態を示す斜視図である。インナーケース12を保持している固定枠13のエッジ部13f,13gを、アウターケース14の案内溝14a、14bの上面に接触させ、また固定枠13の両側面をアウターケース14の案内突起部14c〜14fに接触させながらスライドして、固定枠13をアウターケース14の内側に所定位置まで挿入する。固定枠13は、アウターケース14の底面からねじを挿入する等により固定される。
【0021】
この際に、インナーケース12の両側面に形成された段部12f,12gと、アウターケース14のエッジ14i、14jが当接し、インナーケース12の表面と、アウターケース14の傾斜部14i、14jとにより段差が殆どなくなだらかな連続面で増設ユニットの表面が形成される。このようにして、光学素子の光路を露出させてインナーケース12を保持した固定枠13がアウターケース14内に収納固定される。
【0022】
図10は、多光軸光電スイッチの組立図である。図10において、1は基本ユニット、11は増設ユニット、21はエンドユニットである。基本ユニット1は、透光性の合成樹脂材からなる封止体により必要数の発光素子または受光素子を封止しているインナーケース2、インナーケース2を保持する固定枠3、固定枠3が挿入されるアウターケース4、エンドカバー5、取付部6、リード線7で構成されている。
【0023】
インナーケース2の一方突出端部2qには雄型コネクタ2aが設けられており、他方端部はリード線7に接続されている。また、インナーケース2の両側面には突起部が設けられており、突起部を固定枠3の両側面に形成される係合孔3b・・・に係合してインナーケース2を固定枠3に固定する。2rはインナーケース2の先端面である。
【0024】
アウターケース4の断面形状は、増設ユニット11のアウターケース14の断面形状と同一の形状で溝状に形成されている。すなわち、アウターケース4の内側の両側面には、対称の位置に案内溝4a、4bが形成されている。また、アウターケースの内側の一方の側面には案内突起部4c、4dが形成されており、他方の内側の側面には、対称の位置に案内突起部4e、4fが形成されている(一方側面の案内溝4b、案内突起部4e、4fは図示しない)。さらにアウターケース4の開放側端部の底面先端にはスペーサ挿入孔が設けられており、隣接する増設ユニットの連結案内用スペーサの突出部が挿入される。
【0025】
アウターケース4の他方の端部はエンドカバー5の端面と密着しており、固定枠3は、アウターケース4およびエンドカバー5の底面からねじ等により固定される。エンドカバー5の表面には傾斜部5a、5bが形成されており、インナーケース2の表面とエンドカバー5の表面とは殆ど段差なくなだらかな連続面が形成される。
【0026】
エンドユニット21は、エンドブロック22、位置決め連結装置用カバー23、取付部25が設けられている。エンドブロック22には雌型コネクタ取付基板が配置されており、後述するように位置決め連結装置内で雌型コネクタと増設ユニット11の雄型コネクタとを電気的に接続し、取付部25に取付け部材を固定する。位置決め連結装置用カバー23はインナーケース2、12と同様の透光性の合成樹脂材で形成され、位置決め連結装置用カバー23の表面とアウターケース24の傾斜部とは殆ど段差なくなだらかな連続面が形成される。
【0027】
アウターケース24の開放端の底面には長手方向にスペーサが突出して設けられている。増設ユニットの固定枠13をエンドユニット21のアウターケース24に挿入し、エンドユニット21に設けられている位置決め連結装置のロックアームを増設ユニットの固定枠13の底板に設けている係合孔13aに係合する。また、アウターケース24の底板に設けたスペーサを増設ユニット11のアウターケース14の底板に設けたスペーサ挿入孔に挿入して、増設ユニット11とエンドユニット21とを機械的電気的に連結接続する。同様にして基本ユニット1と増設ユニット11とを機械的電気的に連結接続する。
【0028】
上記のように各ユニットを機械的電気的に連結接続する際には、連結装置が用いられる。図1は、増設ユニット11のアウターケース14内に取り付ける連結装置を示す分解斜視図であり、図2は連結装置の底面図である。連結装置15は中央に開口部15aが形成されており、その下部にはロックアーム17が板バネ19により弾性を付与されて取り付けられている。16はゴム等の弾性材で形成されているパッキンで、中央には開口部16aが形成されており、連結装置15に嵌めこまれている。連結装置15の底面にはねじ孔18a、18bが設けられている。
【0029】
アウターケース14の底面には、ねじ孔14m、14nと、ユニットの連結解除用のリリース孔14q、14rが形成されている。アウターケース14の底面に形成したねじ孔14m、14n、連結装置15の底面に形成されたねじ孔18a、18bを通してねじ18をねじ込み、連結装置15をアウターケース14内に固定する。
【0030】
図3は、アウターケース14内に固定された状態の連結装置を示す断面図である。この例では図10で説明したように増設ユニット11のアウターケース14に固定した連結装置15を用いて基本ユニット1を連結した状態を示している。このため、連結装置15の開口部15aには基本ユニット1のインナーケース2が挿入されている。12hは、増設ユニット11のインナーケース12の端部に設けられている雌型コネクタである。
【0031】
図4は、基本ユニットと増設ユニットとを連結装置により機械的電気的に連結接続する例を示す概略の側断面図である。図4において増設ユニット11のインナーケース12の先端に設けられている雌型コネクタ12hは、取付基板12pに取付けられており、図示しない導体により発光素子または受光素子と接続されている。また、基本ユニット1のインナーケース2の突出端部2qに設けられている雄型コネクタ2aは、取付基板2pに取付けられており、図示しない導体により発光素子または受光素子と接続されている。
【0032】
増設ユニット11のアウターケース14には連結装置15が固定されている。連結装置15の底面には溝15bが形成されており、板バネ19の固定部19aが取り付けられている。板バネ19の自由端19bは、ロックアーム17のスリット17aに挿入され、板バネ19はロックアーム17に弾性力を付与している。15cはパッキン16の収納凹部で、パッキン16は収納凹部15cの位置で連結装置15に嵌め込まれる。パッキン16は、両コネクタ接続部の防塵、防水手段として作用する。
【0033】
基本ユニット1の固定枠3が増設ユニット11のアウターケース14に挿入されると、インナーケース2の突出端部2qが連結装置15の開口部15aで案内されて連結装置15内を進行し、パッキン16の開口部16a通過する。連結装置15の先端面15cの位置にインナーケース2の先端面2rが接触すると基本ユニット1の固定枠3の進行は停止する。
【0034】
連結装置15の幅方向の寸法Tは、先端面15dにインナーケース2の先端面2rが接触する位置で、増設ユニット11の雌型コネクタ12hと基本ユニット1の雄型コネクタ2aとが嵌合接続するように選定されている。このように、連結装置15の開口部15aにより雄型コネクタ2aを案内挿入して雌型コネクタ12と嵌合している。このため、雌型コネクタ12hと雄型コネクタ2aとの位置合わせが簡単に、しかも正確になされ、両コネクタを損傷することなく基本ユニット1と増設ユニット11との機械的電気的な連結接続が良好に行える。パッキン16は増設ユニット11と基本ユニット1とが連結される際の機械的衝撃を緩和する作用も有している。16bはパッキン16の表面がインナーケース2の突出端部2qで押圧されたときに変形した部分を示している。
【0035】
また、連結装置15のロックアーム17が基本ユニット1の固定枠3の底板に形成されているロックアーム係合孔3aの先端に押圧されて浮き上がり、板バネ19により弾性を付与されつつ前記固定枠3の底板を乗り越えるようにしてロックアーム係合孔3aと強固に係合される。この際に、アウターケース14の底板の一方の端部に形成されている連結案内用のスペーサ14gは、基本ユニット1のアウターケース4の底板先端に形成されているスペーサ挿入孔に挿入される。このようにして、増設ユニット11と基本ユニット1とは電気的、機械的に連結接続される。
【0036】
連結装置15のロックアーム17は板バネ19により弾性が付与されてロックアーム係合孔3aと係合されて、強固に機械的に連結されている。このため、一旦基本ユニット1と増設ユニット11とが機械的、電気的に連結接続されると、基本ユニット1から増設ユニット11を故意に引き抜こうとしても両者の連結を離脱させることはできない。
【0037】
図5は、連結装置15の取付け位置におけるアウターケース14の底面図である。前記したようにアウターケース14の底面には、連結装置15の取付け用ねじ孔14m、14nと共に、ユニットの連結解除用のリリース孔14q、14rが形成されている。この連結解除用のリリース孔14q、14rは、専用のユニットのリリース用工具が挿入されるように孔の直径と、孔を形成する位置、孔間の距離が選定されている。
【0038】
メンテナンス等により基本ユニット1と増設ユニット11との連結を解除する必要がある場合には、この専用工具をリリース孔14q、14rに挿入し、ロックアーム17の底面を押し上げる。このときの押し上げ力が板ばね19の弾性力を上回ると、ロックアーム17はロックアーム係合孔3aとの係合が外れ基本ユニット1と増設ユニット11との機械的な連結を解除して、増設ユニット11を基本ユニット1から引き抜くことができる。
【0039】
図11は、図10のようにして機械的電気的に連結接続された多光軸光電スイッチの斜視図である。この例においては、アウターケースの底面内側に配置される位置決め連結装置に設けたロックアームと固定枠の底板に長手方向に形成されているロックアーム係合孔、およびアウターケースの底板に長手方向に設けたスペーサとアウターケースの底板に板厚方向に設けたスペーサ挿入孔により隣接するユニット同士の連結がなされる。このようにユニット同士の連結機構はすべてアウターケースの底面内側に設けられているので、アウターケースの外側表面には連結機構を含めて突出した部分は存在せず、多光軸光電スイッチの表面は滑らかに形成される。
【0040】
図11の例では、基本ユニット1、増設ユニット11、エンドユニット21をそれぞれ1ユニットづつ連結している。しかしながら、必要とする光軸数に応じて基本ユニット1にエンドユニット21を直接に連結しても良く、また、増設ユニットを所定数連結する構成とすることもできる。
【0041】
図12は、エンドユニットに設ける取付け部材の分解斜視図である。図において、25aはエンドユニット21の取付部25の表面に突出して円環状に形成されているリブである。26は第1取付け金具で内面に前記リブ25aを収容する溝26aが形成されている。また、端面にはねじ孔26b、26cが形成されている。26dは所定の大きさに形成された取付け孔である。
【0042】
27は第2取付け金具で内面に前記リブ25aを収容する溝27aが形成されている。また、端面にはねじ孔27b、27cが形成されている。エンドユニット21の取付部25に対して、二つ割の構成とされている第1の取付け金具26と第2取付け金具27とを、それぞれ溝26a、27aに取付部25の表面に形成されているリブ25aを収容して位置合わせを行い、ねじ28をねじ孔27b,26bと27a、26aにそれぞれ挿入してねじ止めし、第1取付け金具26と第2取付け金具27とをエンドユニット21の取付部25に固定する。
【0043】
多光軸光電スイッチの受光部と投光部とは所定の距離だけ離間して配置され、それぞれエンドユニットに形成されている前記取付け孔26dの位置でねじ止めすることにより、台座や取付け枠等に固定される。
【0044】
上記の例では、多光軸光電スイッチの各ユニット(枠体)を機械的電気的に連結接続する例で枠体の連結装置を説明した。しかしながら、本発明は多光軸光電スイッチに限定されるものではなく、導体接続部を有する複数の枠体を機械的電気的に連結接続するための連結装置に適用できる。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したように請求項1に係る発明においては、第1の枠体に開口部を形成した連結装置を固定し、この開口部に第2の導体接続部を案内挿入して第1の導体接続部と接続している。このため、両導体接続部が目視できない枠体内に配置されている場合でも、両導体接続部の位置合わせが簡単にしかも正確になされ、導体接続部を有する枠体の機械的電気的な連結接続を、導体接続部を損傷することなく良好に行える。また、第1の枠体と第2の枠体を固定する手段を枠体内に設けているので、物体の接触による枠体の機械的電気的な連結接続の解除が防止できる。
【0046】
また、請求項2に係る発明においては第1の枠体にリリース孔を設け、専用の工具を用いた場合にのみ連結装置による枠体の固定を解除できるので、セキュリテイの面で信頼性が向上する。
【0047】
また、請求項3に係る発明においては前記連結装置を多光軸光電スイッチに適用しているので、多光軸光電スイッチの各ユニット(枠体)の機械的電気的な連結接続が良好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の枠体の連結装置の分解斜視図である。
【図2】連結装置の底面図である。
【図3】連結装置の断面図である。
【図4】連結装置の側断面図である。
【図5】アウターケースの底面図である。
【図6】増設ユニットの一部を示す分解斜視図である。
【図7】増設ユニットのアウターケースを示す分解斜視図である。
【図8】図7の矢視A方向からみた正面図である。
【図9】増設ユニットの斜視図である
【図10】多光軸光電スイッチの組立図である。
【図11】多光軸光電スイッチの斜視図である。
【図12】エンドユニットの取付け部材の分解斜視図である。
【図13】多光軸光電スイッチの従来例の斜視図である。
【図14】多光軸光電スイッチの従来例の組立図である。
【図15】多光軸光電スイッチの従来例の電気的な連結を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基本ユニット
2、12 インナーケース
2a、12a 雄型コネクタ
3、13 固定枠
4、14、24 アウターケース
5 エンドカバー
6、25 取付部
7 リード線
11 増設ユニット
13a ロックアーム係合孔
14g スペーサ
14h スペーサ係合孔
15 連結装置
16 パッキン
17 ロックアーム
19 板バネ
21 エンドユニット
26 第1取付け金具
27 第2取付け金具
51 投光部
52 受光部
53a〜53f 受光素子

Claims (3)

  1. 一端部に第1の導体接続部が設けられる細長の第1の枠体と、前記第1の枠体を中間部まで挿入して前記一端部の先方に空所を残した状態で固定するアウターケースと、導体接続部を挿通する開口を有し、弾性部材介して係合部材を取付けた板状の連結装置とを備え、前記連結装置を前記アウターケース内の、前記第1の枠体の端部の近傍位置に配置して該アウターケースに固定し、前記アウターケースの片側の前記空所に、係合部及び第2の導体接続部が端部に設けられる細長の第2の枠体を挿入して前記連結装置の係合部材を弾性力で前記係合部に係合させて機械的に連結するとともに、前記連結装置の前記開口を挿通させた前記第2の導体接続部を、前記第1の枠体に設けられる前記第1の導体接続部と電気的に接続してなることを特徴とする導体接続部を有する枠体の連結装置。
  2. 前記アウターケースに、前記係合部材による前記第2の枠体への係合を解除するリリース孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の導体接続部を有する枠体の連結装置。
  3. 前記第1および第2の枠体に、多光軸光電スイッチを構成する予め定めた個数の発光素子を有する投光部や前記投光部の発光素子と同数の受光素子を有する受光部が固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の導体接続部を有する枠体の連結装置。
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