JP4166447B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパチンコ遊技機などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ遊技機の中には、第3種のパチンコ遊技機とよばれる(権利物ともよばれる)タイプの遊技機がある。
このタイプの遊技機は、第1の変動入賞装置と第2の変動入賞装置と変動表示装置とを備え、所定の始動条件の成立に基づき変動表示装置にて図柄の変動表示を行い、該変動表示の表示結果態様が予め定められた特定の表示結果態様となった場合に、第1の変動入賞装置を開放状態に制御し、第1の変動入賞装置が開放状態となることにより該第1の変動入賞装置内に球が入賞し、さらに該入賞した球が該第1の変動入賞装置内の特定領域を通過した場合に、遊技状態を権利状態にするように構成されている。
そして、この権利状態中は、所定の入賞口への球の入賞に基づき第2の変動入賞装置を開放するサイクル遊技を所定回数を上限に実行可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなタイプの遊技機の場合、権利状態中の遊技は、「第2の変動入賞装置の開放動作の契機となる所定の入賞口へ球を入賞させること」と、「該入賞に基づき開放動作した第2の変動入賞装置内へ球を入賞させること」だけであるため単調であった。つまり、権利状態中の遊技の興趣が今一つであった。
【0004】
また、このタイプの遊技機の場合、権利状態中であっても、所定の始動条件が成立した場合には変動表示装置にて図柄の変動表示を行うように構成されている。しかも、該変動表示の表示結果態様が、予め定められた特定の表示結果態様となってしまった場合には、第1の変動入賞装置を開放状態に制御するように構成されている。加えて、この開放動作により第1の変動入賞装置内に球が入賞し、この入賞した球が特定領域を通過してしまうと、権利状態を無効化する制御を行うように構成されているため、遊技者にとって不利である。
このため、権利状態中に変動表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様となってしまった場合には、実行中の権利状態が無効化されてしまうことを確実に防止するために、例えば、第1の変動入賞装置の開放状態が終了するまで球の発射を停止することにより、該第1の変動入賞装置への球の入賞を防止したりする必要があった。
つまり、通常の遊技中(権利状態中でないとき)であれば遊技者に有利なサイクル遊技を開始させるための前提条件となること、すなわち、変動表示装置の表示結果態様が前記特定の表示結果態様となることが、権利状態中には、何ら遊技者の利益に反映されなくなってしまうばかりでなく、遊技者に不利な状況を引き起こす原因となってしまいかねないという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、権利状態中の遊技の興趣を高めることを可能とする遊技機を提供することを目的とする。さらに、この発明は、通常の遊技中ばかりでなく、権利状態中でも、変動表示装置の表示結果態様が特定の表示結果態様となることが、遊技者の利益に繋がり得る遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、
球が通過可能な特定領域を内部に備え、所定条件の成立に関連して開放可能である第1の変動入賞装置と、該第1の変動入賞装置が開放することに関連して前記特定領域を球が通過した場合に遊技者に有利な権利状態を発生する制御を行う制御装置と、を備える遊技機において、
前記制御装置は、
前記権利状態が発生した場合に、所定の入賞口への球の入賞に基づき第2の変動入賞装置を開放するサイクル遊技を所定回数を上限に実行可能であり、
前記権利状態中に前記特定領域を球が通過した場合に、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選を行う抽選手段を備え、
前記第1の変動入賞装置は、遊技領域の中央部分に設けられ、
前記第2の変動入賞装置及び前記所定の入賞口は、前記遊技領域の右側部分に設けられ、
前記抽選手段は、
前記権利状態中に前記特定領域を球が通過する段階での前記サイクル遊技の残数に応じて、新たな権利状態を発生する確率が異なるように抽選を行うことを特徴としている。
【0007】
本発明の遊技機の好適な一例としては、例えば、所定の始動条件(例えば、始動入賞口への球の入賞に基づき成立する)の成立に基づき変動表示装置にて一連の変動表示を行い、該変動表示の表示結果態様が予め定められた特定の表示結果態様となった場合に、第1の変動入賞装置が開放する構成の遊技機(いわゆる第3種のパチンコ遊技機)が挙げられるが、本発明はこれに限らず、例えば、始動入賞口への球の入賞に基づき(変動表示を行わずに)第1の変動入賞装置が開放する構成の遊技機(例えば、クルーンに流入した球が手前側の穴に入賞した場合に変動入賞装置が開放する遊技機)であっても良い。
【0008】
従来は、権利状態中に特定領域を球が通過した場合、権利状態が無効化されて終了するが、請求項1記載の発明によれば、権利状態中に特定領域を球が通過することに関連して、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選が行われる。
そして、この抽選の結果、実行中の権利状態を無効化することが決定された場合には、従来と同様に実行中の権利状態が無効化されて終了する一方、新たな権利状態を発生することが決定された場合には、新たに発生した権利状態に基づき新たにサイクル遊技を実行することができるので、遊技者にとって極めて有利となる。
つまり、従来とは異なり、権利状態中に特定領域を球が通過することに関連して、遊技者に有利な状態となる可能性があるため、遊技者は、権利状態の発生後も緊張感を持って遊技ができる。よって、権利状態中の遊技の興趣を高めることができる。
具体的には、例えば、(特定領域に球を通過させて)上記抽選を行う段階でのサイクル遊技の残数が多ければ多いほど、新たな権利状態を発生する確率が高くなるような設定とすることが挙げられる。ただし、権利状態中に特定領域を球が通過する段階でのサイクル遊技の残数と、新たな権利状態を発生する確率との相関はこれに限らず、例えば、サイクル遊技の残数が特定数(例えば、7ラウンド、あるいは、奇数ラウンドなど)の場合に、新たな権利状態を発生する確率が高くなるような設定としても良い。
また、始動入賞口および第1の変動入賞装置の配置領域と、所定の入賞口および第2の変動入賞装置の配置領域とを、球の発射勢に応じて狙い分けることができるように隔てたパチンコ遊技機、すなわち、具体的には、始動入賞口および第1の変動入賞装置を遊技領域の中央部分に設ける一方、第2の変動入賞装置の開放条件を成立させるための所定の入賞口および第2の変動入賞装置は遊技領域の右側部分に設けたので、権利状態中に右打ち(遊技領域の右側部分を狙って球を強く発射すること)すれば、球を所定の入賞口に入賞させたり第2の変動入賞装置に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が始動入賞口や第1の変動入賞装置に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため、サイクル遊技を好適に消化できる。他方、権利状態中に中打ち(遊技領域の中央部分を狙って球を中くらいの強さで発射すること)すれば、球を始動入賞口に入賞させたり第1の変動入賞装置に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が所定の入賞口や第2の変動入賞装置に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため、抽選手段による抽選を行い易い。つまり、この場合、例えば右打ち・中打ちを使い分けるなどして、球の発射勢を調節することにより、権利状態中にサイクル遊技を消化するか、或いは抽選手段による抽選を行うかを、遊技者の意志に応じて選択することができる。
【0012】
特に、権利状態中に特定領域を球が通過する段階でのサイクル遊技の残数と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
また、始動入賞口および第1の変動入賞装置を遊技領域の中央部分に設ける一方、第2の変動入賞装置の開放条件を成立させるための所定の入賞口および第2の変動入賞装置は遊技領域の右側部分に設けたので、右打ち・中打ちを使い分けることにより、サイクル遊技の残数がいくつの段階で特定領域に球を通過させるかを遊技者の意志に応じて選択することができる。
つまり、この場合、サイクル遊技の残数が所望の数になるまで右打ちした後に中打ちに切り換えることにより、該残数が該所望の数の段階で上記抽選を行うことができる。
【0019】
請求項2記載の発明は、
球が通過可能な特定領域を内部に備え、所定条件の成立に関連して開放可能である第1の変動入賞装置と、該第1の変動入賞装置が開放することに関連して前記特定領域を球が通過した場合に遊技者に有利な権利状態を発生する制御を行う制御装置と、を備える遊技機において、
表示状態を変化可能な変動表示装置を有し、
所定の始動条件の成立に基づき前記変動表示装置にて一連の変動表示を行い、該変動表示の表示結果態様が予め定められた特定の表示結果態様となった場合に、前記第1の変動入賞装置を開放するように成し、
前記制御装置は、
前記権利状態が発生した場合に、所定の入賞口への球の入賞に基づき第2の変動入賞装置を開放するサイクル遊技を所定回数を上限に実行可能であり、
前記権利状態中に前記特定領域を球が通過した場合に、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選を行う抽選手段を備え、
前記第1の変動入賞装置は、遊技領域の中央部分に設けられ、
前記第2の変動入賞装置及び前記所定の入賞口は、前記遊技領域の右側部分に設けられ、
前記抽選手段は、
前記権利状態中に前記第1の変動入賞装置を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類に応じて、該開放に関連して前記特定領域を球が通過した場合に新たな権利状態を発生する確率が異なるように抽選を行うことを特徴としている。
【0020】
この請求項2記載の発明によれば、通常の遊技中ばかりでなく権利状態中でも変動表示装置の表示結果態様が特定の表示結果態様となることが遊技者の利益に繋がり得るようになる。特に、「権利状態中に第1の変動入賞装置を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類」と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
例えば、新たな権利状態を発生する確率が低い表示結果態様が成立した場合には、第1の変動入賞装置に入賞させないよう(特定領域を球が通過しないように)に適宜止め打ちを行い、新たな権利状態を発生する確率が高い表示結果態様が成立した場合には球を発射して第1の変動入賞装置に入賞させる(特定領域に球を通過させる)ような遊技を行うことで、新たな権利状態が発生する確率を高めることができる。
また、始動入賞口および第1の変動入賞装置の配置領域と、所定の入賞口および第2の変動入賞装置の配置領域とを、球の発射勢に応じて狙い分けることができるように隔てたパチンコ遊技機、すなわち、具体的には、始動入賞口および第1の変動入賞装置を遊技領域の中央部分に設ける一方、第2の変動入賞装置の開放条件を成立させるための所定の入賞口および第2の変動入賞装置は遊技領域の右側部分に設けたので、権利状態中に右打ち(遊技領域の右側部分を狙って球を強く発射すること)すれば、球を所定の入賞口に入賞させたり第2の変動入賞装置に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が始動入賞口や第1の変動入賞装置に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため、サイクル遊技を好適に消化できる。他方、権利状態中に中打ち(遊技領域の中央部分を狙って球を中くらいの強さで発射すること)すれば、球を始動入賞口に入賞させたり第1の変動入賞装置に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が所定の入賞口や第2の変動入賞装置に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため、抽選手段による抽選を行い易い。つまり、この場合、例えば右打ち・中打ちを使い分けるなどして、球の発射勢を調節することにより、権利状態中にサイクル遊技を消化するか、或いは抽選手段による抽選を行うかを、遊技者の意志に応じて選択することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、本発明に係る遊技機の適例としてのパチンコ遊技機、特に、いわゆる「第3種」に属するタイプのパチンコ遊技機について説明を行うものである。
【0026】
図1に示すパチンコ遊技機は、遊技領域1aを構成する遊技盤1を備え、遊技領域1a内に球を発射して遊技を行うものである。遊技領域1aには、始動入賞装置5、変動表示装置4、第1の変動入賞装置710、第3種始動装置720、第2の変動入賞装置730、入賞口8、風車と呼ばれる打球方向変換部材14,…、多数の障害釘15,…(一部のみ図示)などが配設されている。
【0027】
このうち、始動入賞装置5は、球が流入可能な始動入賞口5aを備え、この始動入賞口5aの奥には該始動入賞口5aに流入する球を検出する始動入賞口センサ5b(図2)を備えている。この始動入賞口センサ5bにより球を検出することに基づき、変動表示装置4で行う図柄の変動表示の始動条件(所定の始動条件)が成立する。なお、パチンコ遊技機は、成立した始動条件に基づく図柄の変動表示の未処理回数を、所定回数(例えば、4回)を上限に記憶可能となっており、この未処理回数を表示する始動記憶表示器16,…(図1)を備えている。
【0028】
変動表示装置4は、例えば7セグメントのLEDの点灯状態を変化させることにより表示状態を変化可能な表示部4aを備え、この表示部4aにて図柄の変動表示を行う。この変動表示の表示結果態様が、予め定められた特定の表示結果態様(例えば、「7,7,7」などのぞろ目)となることにより、第1の変動入賞装置710を開放動作するための条件(所定条件)が成立する。
【0029】
第1の変動入賞装置710は、開閉動作により該第1の変動入賞装置710への球の流入を可能とするための開閉部材711,711、球が通過可能に形成された特定領域712、この特定領域712を通過する球を検出可能な特定領域通過センサ712a(図2)、特定領域712の左右両脇に設けられ第1の変動入賞装置710内に入賞したにも拘わらず特定領域712を通過しない球が通過する非特定領域714、この非特定領域714を通過する球を検出可能な非特定領域通過センサ714a(図2)などを備えて構成されている。
第1の変動入賞装置710の開閉部材711,711は、常時は遊技球が流入不可能な程度の間隔で閉じた状態を保持しているが、始動入賞口センサ5bにより球が検出されることに基づき、逆「ハ」の字状に開いて第1の変動入賞装置710内に球が流入可能な状態に変化されるようになっている。
また、第1の変動入賞装置710は、開閉動作の終了後所定時間が経過するまで球を例えば1個だけ貯留し、その後、該貯留状態を解除することにより、それまで貯留していた球を流下させて特定領域712を通過させることが可能な球貯留部713を備える。すなわち、球貯留部713は、例えば板状に構成された貯留部材713bを備え、この球貯留部材713bが特定領域貯留用ソレノイド713a(図2)の駆動により板面方向が略水平を保ったまま遊技盤1の手前側に突出した状態と引っ込んだ状態とに変換されるように構成されている。また、球貯留部713は、貯留部材713bが突出した状態の時には該貯留部材713b上に1個の球を貯留可能となるように、球の左右両方向の移動を規制する規制枠713c,713cを備えている。そして、貯留部材713b上に1個の球を貯留した状態の後、該貯留部材713bが引っ込んだ状態に変換されると、該貯留されていた球が流下して特定領域712を通過するようになっている。
【0030】
パチンコ遊技機は、第1の変動入賞装置710が開放することに関連して特定領域712を球が通過してこの球が特定領域通過センサ712aに検出された場合に遊技者に有利な権利状態を発生するように構成されている。この権利状態中は、第2の変動入賞装置730を開放するサイクル遊技(後述)を実行可能となる。
【0031】
第3種始動装置720は、第3種始動入賞口(所定の入賞口)721aが形成された枠部材721、この枠部材721内で第3種始動口用モータ722b(図2)の駆動により回動可能な回動部材722、この回動部材722に形成された球保持部722a、この球保持部722aに保持されて搬送される球を遊技盤1奥に流入させるための通過開口部(図示略)、この通過開口部に流入した球を検出可能な第3種始動センサ723(図2)などを備えて構成されている。この第3種始動装置720の回動部材722は、(パチンコ遊技機への電源投入がなされているときには)、常時、一方向(例えば、図1の矢印A方向)に回動している。そして、権利状態でない通常状態の場合には、第3種始動入賞口721aに球が入賞し、この球が回動部材722の球保持部722a内に保持されて搬送されやがて第3種始動センサ723により検出されることに基づき、所要数の球が排出されるだけであり、第2の変動入賞装置730の開閉扉731(後述)が開放されたりはしない。ただし、権利状態の場合には、第3種始動入賞口721aに球が入賞し、この球がやがて第3種始動センサ723により検出されることに基づき、所要数の球が排出されるのは勿論のこと、第2の変動入賞装置730の開閉扉731(後述)が開放される。
【0032】
第2の変動入賞装置730は、大入賞口ソレノイド731a(図2)の駆動により開閉可能なアタッカー形式の開閉扉731、この開閉扉731の内側に形成された大入賞口732、この大入賞口732内に入賞する球を検出可能な大入賞口センサ732a(図2)などを備えて構成されている。
権利状態の場合に、第3種始動入賞口721aに球が入賞し、この球がやがて第3種始動センサ723により検出されると、開閉扉731はその上端側が手前側に傾倒するように開放し、所定時間の経過後に閉じる。このような開閉扉731の開閉動作により、大入賞口732内に球を容易に入賞させることが可能となる。権利状態中は、第3種始動センサ723による球の検出に基づき開閉扉731が1回開いて閉じるまでを1サイクル(以下、1ラウンドともいう)としたサイクル遊技を、所定回数(例えば、16回)を上限に実行可能となる。
【0033】
なお、上記の各構成要素のうち、始動入賞口5と第1の変動入賞装置710は、例えば、遊技領域1aの中央部分に配置され、第3種始動装置720と第2の変動入賞装置730は、例えば、遊技領域1aの右側部分に配置されている。
従って、球の発射勢を調節することにより、始動入賞口5および第1の変動入賞装置710を狙い打ったり、あるいは、第3種始動装置720および第2の変動入賞装置730を狙い打ったりすることができる。
【0034】
また、パチンコ遊技機は、当該パチンコ遊技機の遊技に関する統括的な制御を行う遊技制御装置(制御装置)20を備えている。
【0035】
この遊技制御装置20は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)21a、RAM(Random Access Memory)21b及びROM(Read Only Memory)21cを備えた遊技用マイクロコンピュータ21、クロック22、インターフェース23等を備えて構成されている。
このうち、CPU21aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、各種乱数値を生成している。即ち、始動入賞口センサ5bによる球の検出に基づき変動表示4の表示部4aにて行われる図柄の変動表示の結果、特定の表示結果態様(例えば、「7,7,7」などのぞろ目)を導出して第1の変動入賞装置710の開閉部材711,711を開放するか否かを抽選するのに必要な第1の変動入賞装置開放判定用乱数値や、権利状態中に特定領域通過センサ712aにより球が検出されることに基づき新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかを抽選するのに必要な権利状態発生/無効化判定用乱数値などを生成している。
RAM21bは、始動入賞口センサ5bによる球の検出信号に基づく始動記憶の記憶領域、現在の遊技状態が権利状態であるか否かを記憶する記憶領域、CPU21aで生成される上記各乱数値の記憶領域、その他の各種データ(賞球に関するデータを含む)を一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU21aの作業領域等を備えている。
ROM21cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、始動入賞口センサ5bによる球の検出に基づき変動表示4の表示部4aにて行われる変動表示の結果特定の表示結果態様を表示部4aに導出して第1の変動入賞装置710の開閉部材711,711を開放するか否かを判定するための第1の変動入賞装置開放判定値、上記抽選の結果新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかを判定するための権利状態発生/無効化判定値などが書き込まれている。
【0036】
遊技制御装置20のインターフェース23には、始動入賞口センサ5b、入賞口センサ8a、特定領域通過センサ712a、非特定領域通過センサ714a、大入賞口センサ732a、第3種始動センサ723などが、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して接続されていて、これらから出力される各種信号をCPU21aに出力している。
また、インターフェース23は、CPU21aから出力される制御信号を入力して、図示しない出力ポート及びドライバーを介して、開閉部材用ソレノイド711a、特定領域貯留用ソレノイド713a、排出制御装置30、装飾制御装置50、音制御装置60、変動表示装置4、大入賞口ソレノイド731a、第3種始動口用モータ722b、始動記憶表示器16、遊技盤用外部出力端子板28、試験用の出力端子を有する試験用出力部83などに出力している。つまり、開閉部材用ソレノイド711a、特定領域貯留用ソレノイド713a、排出制御装置30、装飾制御装置50、音制御装置60、変動表示装置4、大入賞口ソレノイド731a、第3種始動口用モータ722b、始動記憶表示器16等は、遊技制御装置20のCPU21aにより制御される。
【0037】
なお、排出制御装置30は、遊技制御装置20からの指令に基づき賞球の排出などを行うための装置である。すなわち、遊技制御装置20のCPU21aは、始動入賞口センサ5b、入賞口センサ8a、特定領域通過センサ712a、非特定領域通過センサ714a、大入賞口センサ732a、第3種始動センサ723から入賞球の検出信号が入力された場合に、これら検出信号に基づいて、排出制御装置30に指令信号(賞球制御指令)を送って、排出ユニット(図示略)より、各々所要数の賞球を排出させる。
また、装飾制御装置50は遊技制御装置20からの指令に基づきLED類やランプ類などの装飾部材の点灯状態を制御したりするためのものであり、音制御装置60は遊技制御装置20からの指令に基づきスピーカ(図示略)による発音動作などを制御するためのものである。
【0038】
また、パチンコ遊技機は、電源供給装置90を備えている。この電源供給装置90は、電源回路(図示略)を有している。この電源回路は、パチンコ遊技機の外部の電源手段(図示省略)から供給されるAC24Vの電源を元に各種のDC電圧(例えば、DC32V、DC12V等)を生成することができるようになっている。さらに、電源供給装置90はDC5V生成回路91を備えている。このDC5V生成回路91はDC12Vから更にDC5Vを生成する回路である。そして、電源供給装置90は、遊技制御装置20等の電気的に駆動する各構成要素に対し、それぞれ所要の電源電圧を供給するようになっている。なお、DC5V生成回路91にはダイオード92を介して、遊技制御装置20のRAM21bとコンデンサ93が並列接続されている。このため、コンデンサ93がRAM21bのバックアップ用電源として機能し、例えば、停電時など、RAM21bへの電源供給が遮断されても、RAM21bの記憶内容が所定時間保持されるようになっている。
【0039】
以上のように構成されたパチンコ遊技機の遊技制御について、図3の状態遷移図を参照して説明する。
【0040】
先ず、パチンコ遊技機に電源が投入された初期状態の遊技状態は、権利状態ではなく通常状態(図3の左半部の状態)であり、未だ始動入賞口センサ5bにより球が検出されていない段階では、図柄の変動表示の待機状態(変動待機)である(ステップS0)。
【0041】
この状態で、遊技領域1a中に打ち込まれた遊技球が始動入賞口5aに流入して始動入賞口センサ5bに検出されると、該検出信号が遊技制御装置20のCPU21aに入力される。この検出信号の入力に基づいて、遊技制御装置20のCPU21aでは、RAM21bに記憶されている第1の変動入賞装置開放判定用乱数値(所定周期で記憶更新されている)を抽出し、該抽出した乱数値と、予めROM21cに記憶されている第1の変動入賞装置開放判定値との比較を行う。CPU21aは、この比較により、図柄の変動表示の内容(例えば、特定の表示結果態様を導出するか否か、リーチ状態を発生するか否か、リーチ演出の種類、確定停止させる図柄の種類など)を決定する。さらにCPU21aは、この決定に基づいて、変動表示装置4に表示制御情報(指令)を出力する。
このとき出力される表示制御情報には、変動表示状態を指示するデータと各変動表示領域毎に、確定停止させる図柄のデータと変動パターンデータとが含まれており、変動パターンデータにより、図柄の変動時間とそれに対応する変動パターン(リーチ無し、通常リーチ、スペシャルリーチなど)が指定されるようになっている。
【0042】
この表示制御情報を変動表示装置4が受け取ると、変動実行(ステップS1)の状態に遷移する。即ち、変動表示装置4では、その表示制御情報に基づいて表示画面にて、図柄を変動表示させた後に停止させる変動表示を行う。具体的には、表示制御情報として変動状態データの受信に基づき変動表示を開始し、表示制御情報に含まれる変動パターンデータに基づいて、所定時間の間、前記指定された変動パターンで図柄を変動表示した後、表示制御情報で指定された図柄を確定停止させる。なお、図柄の変動表示の過程で、仮停止後、再変動を行ってから図柄を確定停止させることとしても良い。このように、図柄を変動表示した後、確定停止することにより、1回の変動表示が終了する。
【0043】
ここで、図柄の変動表示は、例えば、以下のような態様で行われる。
先ず、表示部4aには、例えば複数(例えば3つ)の変動表示領域(図示略)が設けられている。そして、各変動表示領域にて、複数種類の図柄が所定時間循環するような表示(例えば、数字の「1」〜「10」を各々模した図柄が「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「10」→「1」,…といった順序で所定時間循環するような表示)が行われた後、例えば何れかの1種類の図柄が確定図柄として表示される。
【0044】
例えば、「第1の変動入賞装置開放判定用乱数値」と「第1の変動入賞装置開放判定値」とが一致せず、ハズレが決定されている場合には、表示部4aの表示結果態様がハズレの表示結果態様(特定の表示結果態様でない表示結果態様)となって1回の変動表示が終了する。
なお、この終了時点で始動記憶がある場合には次の変動表示に移行し(ステップS1を繰り返し)、始動記憶がない場合には変動待機の状態に移行する(ステップS0に移行する)。
【0045】
他方、「第1の変動入賞装置開放判定用乱数値」と「第1の変動入賞装置開放判定値」とが一致する場合には、変動表示装置4に特定の表示結果態様を確定停止させる表示制御情報を送り、変動表示装置4aで変動表示される図柄を特定の表示結果態様(例えば、「7,7,7」などのゾロ目)にさせる。
【0046】
このように変動表示の表示結果態様が特定の表示結果態様となると、第1の変動入賞装置710が開放動作する。即ち、第1の変動入賞装置710の開閉部材711,711が所定時間だけ開動作した後に閉動作する開閉動作が行われる(ステップS2)。
【0047】
この開放動作が行われたにも拘わらず、球が特定領域712を通過しない場合には、権利状態に移行せず(権利状態を発生せず)、通常状態のままとなる。つまり、この段階で始動記憶がある場合には次の変動表示に移行し(ステップS1に移行し)、始動記憶がない場合には変動待機の状態に移行する(ステップS0に移行する)。
【0048】
他方、第1の変動入賞装置710の開放動作により該第1の変動入賞装置710に入賞した球が特定領域712を通過して特定領域通過センサ712aにより検出されると、権利状態に移行し(権利状態が発生し;図3の右半部の状態となり)、サイクル遊技(後述)を実行可能な状態となる。
なお、第1の変動入賞装置710の開閉部材711、711が開放する際には、貯留部材713bが手前側に突出した状態となり、第1の変動入賞装置710内に入賞する球のうち1個だけを球貯留部713に貯留可能となる。球貯留部713に1個の球が貯留された後は、第1の変動入賞装置710内にさらに球が入賞しても、この球は球貯留部713に貯留されず、該球貯留部713の左右何れかの脇を流下して非特定領域714を通過する。その後、開閉部材710a、710aが閉じると、貯留部材713bが引っ込んだ状態に変換し、それまで貯留部材713b上に貯留されていた1個の球が流下して特定領域712を通過し、権利状態が発生する。
【0049】
このように発生した権利状態中のサイクル遊技は、以下のようにして行われる。先ず、右打ちするなどにより第3種始動装置720の第3種始動入賞口721aに球を載せる。すると、やがてこの球は回動する回動部材722の球保持部722aに保持される。球保持部722aに保持された球は、回動部材722の回動に伴って搬送され、やがて、第3種始動センサ723により検出される。すると、第2の変動入賞装置730の大入賞口732が開放して該大入賞口732への球の入賞が容易な状態となる。この開放状態は、大入賞口センサ732aにより10個の遊技球が検出されるか、または、開放後所定時間が経過することにより終了する。サイクル遊技は、このように球が第3種始動センサ723により検出されることにより行われる大入賞口732の1サイクルの開放動作を、最大16回を上限に繰り返して行われる。パチンコ遊技機は、大入賞口732への球の入賞毎に所定量(例えば、15個)の賞球を排出する構成となっているので、サイクル遊技を行うことにより遊技者は大量の賞球を獲得できる。権利状態中にサイクル遊技を上記上限数(例えば、16回)行うと、権利状態が終了して遊技状態が通常状態に移行する。
【0050】
ここで、パチンコ遊技機は、権利状態中も、始動入賞口センサ5bによる球の検出に基づき、図柄の変動表示を実行可能となっている。しかも、該変動表示の表示結果態様が特定の表示結果態様となった場合には、権利状態中であっても、第1の変動入賞装置710が開放するようになっている。つまり、権利状態中も、図3右半部のステップS10〜ステップS12に示すように、通常状態中におけるステップS1〜ステップS2と同様に、遊技如何によって、変動待機の状態と、変動状態と、第1の変動入賞装置710の開放状態とに遷移する。
【0051】
なお、権利状態中は、図柄の変動表示の結果、特定の表示結果態様となる確率が、通常状態と比べて高確率となる。つまり、権利状態中は、確率変動状態となる。
従って、権利状態中は、第1の変動入賞装置710を比較的容易に開放させることができる(中打ちした場合)。
【0052】
また、権利状態中に、第1の変動入賞装置710が開放することにより特定領域712を球が通過した場合には、遊技制御装置20は、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの、本発明に係る抽選を行う(ステップS13)。
即ち、権利状態中(サイクル遊技を終える前に)に球が特定領域712を通過して特定領域通過センサ712aにより検出されると、該検出信号が遊技制御装置20のCPU21aに入力される。この検出信号の入力に基づいて、遊技制御装置20のCPU21aでは、RAM21bに記憶されている権利状態発生/無効化判定用乱数値(所定周期で記憶更新されている)を抽出し、該抽出した乱数値と、予めROM21cに記憶されている権利状態発生/無効化判定値との比較を行う。つまり、遊技制御装置20は、本発明の抽選手段として機能する。
また、CPU21aは、この比較により、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかを決定する。
新たな権利状態を発生することを決定した場合には、CPU21aは、新たな権利状態を発生させる処理を行って(図3の矢印B)、上記サイクル遊技を再び上記所定回数(例えば、16回)を上限に実行可能とする。
他方、抽選の結果、実行中の権利状態を無効化することが決定された場合には、遊技制御装置20は、実行中の権利状態を無効化する処理を行って(図3の矢印C)遊技状態を通常状態にする(図3の左半部に移行する)。
なお、抽選の結果、新たな権利状態を発生する確率は、例えば予め所定の値(例えば、毎回の抽選で一律10%等)に設定されている。
【0053】
また、図1に示すように、パチンコ遊技機は、遊技状態に関する演出表示を行う演出表示装置770を備える。この演出表示装置770は、上記抽選が行われた場合に該抽選結果を報知するようになっている。この演出表示装置770は、例えば、7セグメントのLEDなどからなる。ここで、新たな権利状態を発生することが決定された場合に演出表示装置770にて行われる報知表示としては、例えば、「1」との表示(最大16ラウンドのサイクル遊技を1ラウンド目から行うことができる旨を示す)や、「16」との表示(最大残り16ラウンドのサイクル遊技を実行可能である旨を示す)や、「F」との表示(最大16ラウンドのサイクル遊技が満タン(最大残り16ラウンドのサイクル遊技を実行可能)である旨を示す)などが挙げられる。他方、実行中の権利状態を無効化することが決定された場合に演出表示装置770にて行われる報知表示としては、例えば、「E」との表示(「END」の略、あるいは、「(残りのサイクル遊技が)EMPTY(空)」)の略)や、「−」との表示(無を表す)などが挙げられる。また、最終的な報知表示を行う前には、変動表示(例えば、表示が「1」となったり「E」となったりを繰り返すような変動表示)を所定時間行うこととしても良く、このようにすることで、遊技者は、果たして新たな権利状態が発生するのかどうかについてドキドキ感を得ることができる。なお、抽選結果を報知しない場合には、演出表示装置770は、例えば、リーチ状態、変動表示、或いは客待ち状態といった遊技状態に関する演出表示として、例えば、点滅するなどによる演出表示を行う。
【0054】
次に、図4を参照して、抽選処理(この抽選処理は、例えば、常時、所定周期(例えば、4/1000秒毎)で行われる)について説明する。
先ず、ステップS21にて、権利状態中であるか否かを判定する。この判定の結果、権利状態中でないと判定される場合には、該抽選処理を終了する。
他方、ステップS21にて、権利状態中であると判定される場合には、ステップS22に移行して、特定の表示結果態様の乱数値を取得したか否かを判定する。この判定の結果、特定の表示結果態様の乱数値を取得していないと判定される場合には、ステップS29にて外れの表示結果態様(特定の表示結果態様でない表示結果態様)とさせる図柄の変動表示(変動処理)を行ってから、該抽選処理を終了する。
他方、ステップS22にて、特定の表示結果態様の乱数値を取得したと判定される場合には、ステップS23に移行して、上記特定の表示結果態様(例えば、「7,7,7」などのぞろ目)とさせる図柄の変動表示を行ってから、ステップS24に移行する。
このステップS24では、第1の変動入賞装置710を開放させる処理を行う。
続くステップS25では、特定領域712を球が通過したか否かを判定する。この判定の結果、通過していないと判定される場合には、該抽選処理を終了する。
他方、ステップS25にて、特定領域712を球が通過したと判定される場合には、ステップS26に移行する。
このステップS26では、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選を行う。
続くステップ27では、上記抽選の結果を報知する処理を行う。
続くステップS28では、抽選結果を遊技状態に反映させる処理を行う。即ち、先のステップS26にて新たな権利状態を発生することが決定されている場合には、新たな権利状態を発生する処理を行う一方、先のステップS26にて実行中の権利状態を無効化することが決定されている場合には、実行中の権利状態を無効化して遊技状態を通常状態にする。
【0055】
以上のような実施の形態のパチンコ遊技機によれば、権利状態中に特定領域712を球が通過することに関連して、新たな権利状態を発生するか又は実行中の権利状態を無効化するかの抽選が行われるので、従来とは異なり、権利状態中に特定領域712を球が通過することに関連して遊技者に有利な状態となる(新たな権利状態を発生する)可能性があるため、遊技者は権利状態の発生後も緊張感を持って遊技ができる。つまり、権利状態中の遊技の興趣を高めることができる。
【0056】
また、始動入賞口5および第1の変動入賞装置710は遊技領域1aの中央部分に設けられている一方、第3種始動入賞口721aを備える第3種始動装置720および大入賞口732を備える第2の変動入賞装置730は遊技領域1aの右側部分に設けられているので、権利状態中に右打ちすれば、球を第3種始動入賞口721aに入賞させたり大入賞口732に入賞させたりできるとともに、球が始動入賞口5や第1の変動入賞装置710に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため(上記抽選が行われてしまうことをほぼ確実に防止できるため)、サイクル遊技を好適に消化できる。
他方、権利状態中に中打ちすれば、球を始動入賞口5に入賞させたり第1の変動入賞装置710に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が第3種始動入賞口721aや大入賞口732に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため(サイクル遊技が消化されてしまうことを防止できるため)、上記抽選を行い易い。
つまり、右打ち・中打ちを使い分けることにより、権利状態中にサイクル遊技を消化するか、或いは抽選手段による抽選を行うかを遊技者の意志に応じて選択することができる。
【0057】
加えて、権利状態中は確率変動状態となるため、通常状態に比べて変動表示の表示結果態様が特定の表示態様になり易く、従って、第1の変動入賞装置710を開放させ易い。このため、上記抽選を比較的容易に行うことができる。つまり、遊技者は、容易に抽選を楽しむことができるし、抽選を行うために必要とする球数も少なくて済む。
【0058】
また、演出表示装置770が、抽選が行われた場合に該抽選結果を報知する報知装置として機能するので、遊技者は抽選結果を容易に知ることができる。また、演出表示装置770は、通常時(抽選結果を報知しないとき)には装飾装置として機能するため、装飾装置と報知装置とを別個に設ける必要がない。よって、限られたスペース内に無理なく装置類を配置することができる。
【0059】
<演出表示装置の変形例>演出表示装置は、上記の例に限らず、例えば、図9に示すように、複数の表示部780aによりレベルメータの様に構成した演出表示装置780であっても良い。なお、表示部780aは、例えば、半透明又は透明な色つきの樹脂などからなり、該表示部780aの奥には、例えば、それぞれLEDなどの発光部材が配設され、各LEDが点灯することにより、対応する表示部780aが点灯表示するように構成されている。この場合、例えば、新たな権利状態を発生することが決定された場合には、下側の表示部780aから順に点灯していき合格ライン781よりも上側の表示部780aまで点灯させる演出表示を行う一方、実行中の権利状態を無効化することが決定された場合には、同様に下側の表示部780aから順に点灯していくものの、合格ライン781よりも上側の表示部780aが点灯することなく演出表示を終了する。
【0060】
〔第2の実施の形態〕
上記の第1の実施の形態では、抽選により新たな権利状態を発生することを決定する確率が、毎回の抽選で一律である例について説明したが、第2の実施の形態では、抽選により新たな権利状態を発生する確率が、権利状態中に特定領域712を球が通過する段階でのサイクル遊技の残数、即ちラウンド数に応じて異なる場合について説明する。
この具体例について、図5の(a)を参照して説明する。
図5の(a)には、権利状態中に特定領域712を球が通過する段階でのサイクル遊技の残数(以下、単に抽選時サイクル遊技残数ともいう)と、新たな権利状態を発生する確率との相関の一例を示す。
例えば、抽選時サイクル遊技残数が、16の場合には確率が100%であり、以下、15の場合には確率が90%、…、3の場合には10%、2の場合には5%、1の場合には2%である。
つまり、この実施の形態の場合、抽選時サイクル遊技残数が多ければ多いほど、新たな権利状態を発生する確率が高くなるため、抽選時サイクル遊技残数が幾つの場合でも公平となるような構成となっている。
【0061】
この第2の実施の形態によれば、権利状態中に特定領域712を球が通過する段階でのサイクル遊技の残数と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
また、始動入賞口5および第1の変動入賞装置710は遊技領域1aの中央部分に設けられている一方、第3種始動入賞口721aを備える第3種始動装置720および大入賞口732を備える第2の変動入賞装置730は遊技領域1aの右側部分に設けられているので、右打ち・中打ちを使い分けることにより、「サイクル遊技の残数がいくつの段階で特定領域712に球を通過させて抽選を行うか」を遊技者の意志に応じて選択することができる。
【0062】
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態では、権利状態中に第1の変動入賞装置710を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類(図柄の種類)に応じて、該開放に関連して特定領域712を球が通過した場合に新たな権利状態を発生する確率が異なる例について説明する。
【0063】
この具体例について、図5の(b)を参照して説明する。
図5の(b)には、権利状態中に第1の変動入賞装置710を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類(例えば、表示結果態様が「1,1,1」の場合には単に「1」と表記している)と、該開放に関連して特定領域712を球が通過した場合に新たな権利状態を発生する確率との相関の一例を示す。
例えば、表示結果態様が、「4,4,4」、「9,9,9」の場合には確率が2%と低く、「2,2,2」、「6,6,6」、「8,8,8」、「10,10,10」の場合には確率が5%とやや低く、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」の場合には確率が10%とやや高く、「7,7,7」の場合には確率が25%と抜群に高い。
【0064】
この第3の実施の形態によれば、「権利状態中に第1の変動入賞装置710を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類」と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
例えば、新たな権利状態を発生する確率が低い表示結果態様(例えば、「4,4,4」や「9,9,9」など)が成立した場合には、第1の変動入賞装置710に入賞させないように適宜止め打ち(つまり、第1の変動入賞装置710の開放状態が終了するまで球の発射を中断すること)を行い、該確率が高い表示結果態様(例えば、「7,7,7」)が成立した場合には球を発射して第1の変動入賞装置710に入賞させるような遊技を行うことで、新たな権利状態が発生する確率を高めることができる。
【0065】
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態では、権利状態中に特定領域を通過する球の個数に応じて、新たな権利状態を発生する確率が異なる例について説明する。
【0066】
この第4の実施の形態では、パチンコ遊技機は、上記第1の変動入賞装置710に換えて、図7及び図8に示す第1の変動入賞装置750を備える。この第1の変動入賞装置750は、開閉扉用ソレノイド(図示略;大入賞口ソレノイド731aと同様)の駆動により開閉可能なアタッカー形式の開閉扉751、この開閉扉751の内側に形成された入賞口752(図8)等を備えて概略構成されている。なお、該開閉扉用ソレノイドには、インターフェース23等を介して遊技制御装置20のCPU21aからの制御信号が出力されるようになっており、該CPU21aにより該開閉扉用ソレノイドは制御される。つまり、遊技を行う過程で、図柄の変動表示の結果、特定の表示結果態様となった場合には、第1の変動入賞装置750の開閉扉751が開閉扉用ソレノイドによる駆動で開放動作する(所定時間開状態に変換した後、閉状態となる)。また、図8に示すように、入賞口752は、中央の特定領域753と、該特定領域753の左右両側の非特定領域754,754とを備えて構成されている。このうち、特定領域753には、該特定領域753を通過する球を検出可能な特定領域通過センサ753aが設けられ、各非特定領域754には各非特定領域754を通過する球を検出可能な非特定領域通過センサ754aが設けられている。また、遊技制御装置20のCPU21aには、インターフェース23等を介して特定領域通過センサ753a、非特定領域通過センサ754aからの球の検出信号が入力されるようになっている。また、第1の変動入賞装置750の1回の開放により特定領域753を通過する(特定領域通過センサ753aにより検出される)球の数は、RAM21bの所定の記憶領域に記憶されるようになっている。つまり、CPU21aは、例えば、始動入賞口センサ5bによる検出信号に基づき、該記憶領域の記憶内容を初期化して「0」にし、特定領域通過センサ753aによる検出信号が入力される毎に、該記憶領域の値を+1インクリメントする処理を行う。結果、第1の変動入賞装置750の開放動作後は、該開放動作により特定領域753を通過した球の数がRAM21bに記憶された状態となる。
【0067】
次に、権利状態中に特定領域を通過する球の個数と、新たな権利状態を発生する確率との相関の一例について、図6の(a)を参照して説明する。
すなわち、具体的には、例えば同図に示すように、通過個数が、1個の場合には確率が5%、2個の場合には確率が7%、3個の場合には確率が10%、4個の場合には確率が12%、5個の場合には確率が15%、6個の場合には確率が17%、7個の場合には確率が20%、8個の場合には確率が22%、9個の場合には確率が25%、10個以上の場合には確率が30%である。つまり、権利状態中に特定領域を通過する球の個数が多ければ多いほど新たな権利状態を発生する確率が高くなるような設定となっているので、釘調整次第で新たな権利状態の発生確率を設定可能となる。
【0068】
この第4の実施の形態によれば、権利状態中に特定領域753を通過する球の個数と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
【0069】
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態では、権利状態中に第1の変動入賞装置710を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類に応じて、該開放時間の長さを設定する例について説明する。
この具体例について、図6の(b)を参照して説明する。
図6の(b)には、権利状態中に第1の変動入賞装置710を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類(例えば、表示結果態様が「1,1,1」の場合には単に「1」と表記している)と、第1の変動入賞装置710の開放時間の長さとの相関の一例を示す。
すなわち、具体的には、例えば同図に示すように、特定の表示結果態様が、「1,1,1」の場合には開放時間の長さが1秒、「2,2,2」の場合には2秒、「3,3,3」の場合には3秒、「4,4,4」の場合には4秒、「5,5,5」の場合には5秒、「6,6,6」の場合には6秒、「7,7,7」の場合には7秒、「8,8,8」の場合には8秒、「9,9,9」の場合には9秒、「10,10,10」の場合には10秒である。つまり、この実施の形態の場合、例えば、表示結果態様を構成する図柄が象る数が大きくなればなるほど第1の変動入賞装置710の開放時間が長くなるような構成となっている。
【0070】
この第5の実施の形態によれば、「権利状態中に第1の変動入賞装置710を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類」と、第1の変動入賞装置710の開放時間の長さとの間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
つまり、開放時間が長ければ長いほど、より多くの球を第1の変動入賞装置710に入賞させることができ、該入賞に基づく賞球の排出を得られる。
【0071】
また、特に、上記第4の実施の形態との組み合わせにより、以下のような格別の効果を奏することができる。
つまり、この第5の実施の形態では、開放時間が長ければ長いほどより多くの球を特定領域753を通過させることができるため、上記第4の実施の形態のように権利状態中に特定領域753を通過する球の個数に応じて新たな権利状態を発生する確率が異なるように抽選を行う構成の場合には、より長い開放時間となる表示結果態様(例えば、上記第4の実施の形態の場合「7,7,7」のぞろ目)となるまで繰り返し変動表示を行ってから第1の変動入賞装置710に入賞させるような遊技(それまでは適宜止め打ちを行って入賞させない)を行うことで、新たな権利状態が発生する確率を高めることができる。
【0072】
なお、本発明は上記の各実施の形態のパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機や、パチスロ、スロットマシーン等の遊技機にも適用可能である。
また、権利状態が発生した場合に実行可能なサイクル遊技のラウンド数の上限が毎回一律である例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、抽選の結果、新たな権利状態が発生した場合に実行可能なサイクル遊技のラウンド数の上限が、初回の権利状態(該権利状態の発生前は権利状態でない)の場合に実行可能なサイクル遊技のラウンド数の上限と同じであっても良いし、異なる可能性があっても良い。
さらに、変動表示装置として7セグメントのLEDを用いたものを例示したが、変動表示装置は、例えば、液晶表示装置やブラウン管方式の表示装置などであってもよい。また、変動表示装置が遊技制御装置20により制御される例について説明したが、遊技制御装置20により制御される表示制御装置により変動表示装置が制御されるようにしても良い。
また、本発明は、いわゆる第3種のパチンコ遊技機に限らず、例えば、始動入賞口への球の入賞に基づき(変動表示を行わずに)変動入賞装置が開放する構成の遊技機(例えば、クルーンに流入した球が手前側の穴に入賞した場合に変動入賞装置が開放する遊技機)にも適用可能である。
加えて、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0073】
【発明の効果】
請求項1記載の発明に係る遊技機によれば、権利状態中に特定領域を球が通過することに関連して、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選が行われので、従来とは異なり、権利状態中に特定領域を球が通過することに関連して、遊技者に有利な状態となる可能性がある。特に、権利状態中に特定領域を球が通過する段階でのサイクル遊技の残数と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。よって、権利状態中の遊技の興趣を高めることができる。
また、始動入賞口および第1の変動入賞装置を遊技領域の中央部分に設ける一方、第2の変動入賞装置の開放条件を成立させるための所定の入賞口および第2の変動入賞装置は遊技領域の右側部分に設けたので、右打ち・中打ちを使い分けることにより、サイクル遊技の残数がいくつの段階で特定領域に球を通過させるかを遊技者の意志に応じて選択することができる。
【0078】
請求項2記載の発明に係る遊技機によれば、従来とは異なり、通常の遊技中ばかりでなく権利状態中でも変動表示装置の表示結果態様が特定の表示結果態様となることが遊技者の利益に繋がり得るようになる。特に、「権利状態中に第1の変動入賞装置を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類」と、新たな権利状態を発生する確率との間に相関がある構成となり、より一層遊技の幅が広がる。
また、始動入賞口および第1の変動入賞装置を遊技領域の中央部分に設ける一方、第2の変動入賞装置の開放条件を成立させるための所定の入賞口および第2の変動入賞装置は遊技領域の右側部分に設けたので、権利状態中に右打ち(遊技領域の右側部分を狙って球を強く発射すること)すれば、球を所定の入賞口に入賞させたり第2の変動入賞装置に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が始動入賞口や第1の変動入賞装置に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため、サイクル遊技を好適に消化できる。他方、権利状態中に中打ち(遊技領域の中央部分を狙って球を中くらいの強さで発射すること)すれば、球を始動入賞口に入賞させたり第1の変動入賞装置に入賞させたり(ただし、開放した場合)できるとともに、球が所定の入賞口や第2の変動入賞装置に入賞してしまうことをほぼ確実に防止できるため、抽選手段による抽選を行い易い。つまり、この場合、例えば右打ち・中打ちを使い分けるなどして、球の発射勢を調節することにより、権利状態中にサイクル遊技を消化するか、或いは抽選手段による抽選を行うかを、遊技者の意志に応じて選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の前側上半部に設けられた遊技盤を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の主要な制御ブロック図である。
【図3】図1のパチンコ遊技機の遊技状態の遷移を示す図である。
【図4】抽選処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】抽選処理の具体的な規則を説明するための図である。このうち(a)はサイクル遊技の残数と新たな権利状態が発生する確率との間に相関がある場合を説明するための図であり、(b)は特定の表示結果態様を構成する図柄の種類と新たな権利状態が発生する確率との間に相関がある場合を説明するための図である。
【図6】抽選処理の具体的な規則を説明するための図である。このうち(a)は特定領域を通過する球の個数と新たな権利状態が発生する確率との間に相関がある場合を説明するための図であり、(b)は特定の表示結果態様を構成する図柄の種類と第1の変動入賞装置の開放時間の長さとの間に相関がある場合を説明するための図である。
【図7】第1の変動入賞装置の別の形態を説明するための斜視図(閉状態)である。
【図8】第1の変動入賞装置の別の形態を説明するための斜視図(開状態)である。
【図9】演出表示装置の変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
710 第1の変動入賞装置
712 特定領域
721a 第3種始動入賞口(所定の入賞口)
730 第2の変動入賞装置
20 遊技制御装置(制御装置、抽選手段)
770 演出表示装置
Claims (2)
- 球が通過可能な特定領域を内部に備え、所定条件の成立に関連して開放可能である第1の変動入賞装置と、該第1の変動入賞装置が開放することに関連して前記特定領域を球が通過した場合に遊技者に有利な権利状態を発生する制御を行う制御装置と、を備える遊技機において、
前記制御装置は、
前記権利状態が発生した場合に、所定の入賞口への球の入賞に基づき第2の変動入賞装置を開放するサイクル遊技を所定回数を上限に実行可能であり、
前記権利状態中に前記特定領域を球が通過した場合に、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選を行う抽選手段を備え、
前記第1の変動入賞装置は、遊技領域の中央部分に設けられ、
前記第2の変動入賞装置及び前記所定の入賞口は、前記遊技領域の右側部分に設けられ、
前記抽選手段は、
前記権利状態中に前記特定領域を球が通過する段階での前記サイクル遊技の残数に応じて、新たな権利状態を発生する確率が異なるように抽選を行うことを特徴とする遊技機。 - 球が通過可能な特定領域を内部に備え、所定条件の成立に関連して開放可能である第1の変動入賞装置と、該第1の変動入賞装置が開放することに関連して前記特定領域を球が通過した場合に遊技者に有利な権利状態を発生する制御を行う制御装置と、を備える遊技機において、
表示状態を変化可能な変動表示装置を有し、
所定の始動条件の成立に基づき前記変動表示装置にて一連の変動表示を行い、該変動表示の表示結果態様が予め定められた特定の表示結果態様となった場合に、前記第1の変動入賞装置を開放するように成し、
前記制御装置は、
前記権利状態が発生した場合に、所定の入賞口への球の入賞に基づき第2の変動入賞装置を開放するサイクル遊技を所定回数を上限に実行可能であり、
前記権利状態中に前記特定領域を球が通過した場合に、新たな権利状態を発生するか、または、実行中の権利状態を無効化するかの抽選を行う抽選手段を備え、
前記第1の変動入賞装置は、遊技領域の中央部分に設けられ、
前記第2の変動入賞装置及び前記所定の入賞口は、前記遊技領域の右側部分に設けられ、
前記抽選手段は、
前記権利状態中に前記第1の変動入賞装置を開放させる起因となる変動表示の表示結果態様の種類に応じて、該開放に関連して前記特定領域を球が通過した場合に新たな権利状態を発生する確率が異なるように抽選を行うことを特徴とする遊技機。
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