JP4166237B2 - 車両およびその制御方法並びに駆動装置 - Google Patents

車両およびその制御方法並びに駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両およびその制御方法並びに駆動装置に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンと、このエンジンのクランクシャフトをキャリアに接続すると共に車軸に機械的にリングギヤを接続した遊星歯車機構と、この遊星歯車機構のサンギヤに動力を入出力する第1モータと、車軸に連結された2段変速の変速機と、この変速機に動力を入出力する第2モータと、第1モータおよび第2モータと電力のやりとりを行なう蓄電装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、変速機の変速を伴って第2モータからの動力を車軸側に出力することにより、第2モータからの動力を走行に応じて変速して用いることができる。
特開2002−225578号公報
上述の車両では、第2モータから動力により車軸に制動力を作用させている最中に変速機を変速するときには、変速に伴って一時的に制動力が減少する場合が生じる。この場合に対処するものとして、第2モータからの制動力を機械ブレーキによる制動力に置き換えてから変速機の変速を行なうことも考えられるが、機械ブレーキの状態によっては十分な制動力を作用させることができず、変速ショックを生じさせてしまうときがある。
本発明の車両およびその制御方法並びに駆動装置は、変速機を介して車軸に連結された電動機から制動力を作用させている最中における変速機の変速をスムーズに行なうことを目的の一つとする。また、本発明の車両およびその制御方法並びに駆動装置は、機械ブレーキなどの制動力付与装置が異常などにより所定の性能を発揮できない状態で変速機を介して車軸に連結された電動機から制動力を作用させている最中に変速機の変速が要求されたときに対処することを目的の一つとする。
本発明の車両およびその制御方法並びに駆動装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
動力を入出力可能な電動機と、
車軸と前記電動機の回転軸とに連結されて複数の変速段を有する変速手段と、
車両に制動力を付与する制動力付与手段と、
前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている最中に前記変速手段の変速段の変速が要求された制動中変速要求時には、前記制動力付与手段が前記電動機からの動力により前記車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには前記電動機制動力の少なくとも一部を前記制動力付与手段による制動力に置き換えて前記変速手段の変速段が変速されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御し、前記制動力付与手段が前記電動機制動力のうちの前記所定割合以上の制動力を車両に付与不能な所定制動力付与不能状態のときには前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、複数の変速段を有する変速手段を介して車軸に連結された電動機からの動力により車軸に制動力を作用させている最中に変速手段の変速段の変速が要求されたときには、車両に制動力を付与する制動力付与手段が電動機からの動力により車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには電動機制動力の少なくとも一部を制動力付与手段による制動力に置き換えて変速手段の変速段が変速されるよう電動機と制動力付与手段と変速手段とを制御する。これにより、変速手段の変速段の変更をスムーズに行なうことができる。一方、制動力付与手段が電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには変速手段の変速段の変速を行なうことなく電動機からの動力により車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう電動機と制動力付与手段と変速手段とを制御する。このように変速手段の変速段の変速を行なわないことにより、変速手段の変速段を変速するときに生じる変速ショックを抑制することができる。即ち、制動力付与手段が所定の性能を発揮できない状態のときに対処することができる。
こうした本発明の車両において、前記制動力付与手段の異常を検出する異常検出手段を備え、前記制御手段は、前記制動中変速要求時に前記異常検出手段により前記制動力付与手段の異常が検出されたときに前記所定制動力付与不能状態として制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、制動力付与手段の異常に対処することができる。この場合、前記制御手段は、前記制動力付与手段を制御する制動用制御手段と、前記制御用制御手段と通信を行なうと共に主要な制御を行なう主制御手段と、を有し、前記異常検出手段は、前記制動用制御手段と前記主制御手段との通信異常を検出する手段であるものとすることもできる。こうすれば、制動用制御手段と主制御手段との通信異常に対処することができる。
また、本発明の車両において、内燃機関と、車両のいずれかの車軸と前記内燃機関の出力軸とに接続されて電力と動力の入出力を伴って前記車軸および前記出力軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、運転者の操作に基づいて走行中にアクセルオフしたときに車両へ作用させる制動力を複数段に亘って設定する制動力設定手段と、を備え、前記制御手段は、前記制動力設定手段により設定された制動力が車両に作用するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。この場合、前記制御手段は、前記制動力設定手段により前記複数段のうちより大きな制動力を設定する所定段以下の段に基づいて制動力を設定している最中の前記所定制動力付与不能状態のときに前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者の操作に基づく制動力が変速手段の変速段の変速によって一時的に作用しなくなるのを抑止することができる。これらの場合、更に、前記電力動力入出力手段は、前記車軸と前記内燃機関の出力軸と回転可能な第3軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の駆動装置は、
車両に制動力を付与する制動力付与手段と共に車両に搭載される駆動装置であって、
動力を入出力可能な電動機と、
車軸と前記電動機の回転軸とに連結されて複数の変速段を有する変速手段と、
前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている最中に前記変速手段の変速段の変速が要求された制動中変速要求時には、前記制動力付与手段が前記電動機からの動力により前記車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには前記電動機制動力の少なくとも一部を前記制動力付与手段による制動力に置き換えて前記変速手段の変速段が変速されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御し、前記制動力付与手段が前記電動機制動力のうちの前記所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、複数の変速段を有する変速手段を介して車軸に連結された電動機からの動力により車軸に制動力を作用させている最中に変速手段の変速段の変速が要求されたときには、車両に制動力を付与する制動力付与手段が電動機からの動力により車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには電動機制動力の少なくとも一部を制動力付与手段による制動力に置き換えて変速手段の変速段が変速されるよう電動機と制動力付与手段と変速手段とを制御する。これにより、変速手段の変速段の変更をスムーズに行なうことができる。一方、制動力付与手段が電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには変速手段の変速段の変速を行なうことなく電動機からの動力により車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう電動機と制動力付与手段と変速手段とを制御する。このように変速手段の変速段の変速を行なわないことにより、変速手段の変速段を変速するときに生じる変速ショックを抑制することができる。即ち、制動力付与手段が所定の性能を発揮できない状態のときに対処することができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記車両は内燃機関と充放電可能な蓄電手段とを搭載しており、前記蓄電手段と電力のやりとりが可能で車両のいずれかの車軸と前記内燃機関の出力軸とに接続されて電力と動力の入出力を伴って前記車軸および前記出力軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段を備え、前記電動機は前記蓄電手段と電力のやりとりが可能に該蓄電手段に接続されてなり、前記制御手段は、運転者の操作に基づいて走行中にアクセルオフしたときに車両へ作用させる制動力を複数段に亘って設定すると共に該設定した制動力が車両に作用するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者の操作に基づく制動力が変速手段の変速段の変速によって一時的に作用しなくなるのを抑止することができる。
本発明の車両の制御方法は、
動力を入出力可能な電動機と、車軸と前記電動機の回転軸とに連結されて複数の変速段を有する変速手段と、車両に制動力を付与する制動力付与手段と、を備える車両の制御方法であって、
前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている最中に前記変速手段の変速段の変速が要求されたときには、前記制動力付与手段が前記電動機からの動力により前記車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには前記電動機制動力の少なくとも一部を前記制動力付与手段による制動力に置き換えて前記変速手段の変速段が変速されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御し、前記制動力付与手段が前記電動機制動力のうちの前記所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この車両の制御方法では、複数の変速段を有する変速手段を介して車軸に連結された電動機からの動力により車軸に制動力を作用させている最中に変速手段の変速段の変速が要求されたときには、車両に制動力を付与する制動力付与手段が電動機からの動力により車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには電動機制動力の少なくとも一部を制動力付与手段による制動力に置き換えて変速手段の変速段が変速されるよう電動機と制動力付与手段と変速手段とを制御する。これにより、変速手段の変速段の変更をスムーズに行なうことができる。一方、制動力付与手段が電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには変速手段の変速段の変速を行なうことなく電動機からの動力により車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう電動機と制動力付与手段と変速手段とを制御する。このように変速手段の変速段の変速を行なわないことにより、変速手段の変速段を変速するときに生じる変速ショックを抑制することができる。即ち、制動力付与手段が所定の性能を発揮できない状態のときに対処することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、変速機60を介して動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、駆動輪39a,39bや図示しない従動輪のブレーキを制御するためのブレーキアクチュエータ92と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32には変速機60を介してモータMG2がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32に出力する。リングギヤ32は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して車両前輪の駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。なお、駆動系として見たときの動力分配統合機構30に接続される3軸は、キャリア34に接続されたエンジン22の出力軸であるクランクシャフト26,サンギヤ31に接続されモータMG1の回転軸となるサンギヤ軸31aおよびリングギヤ32に接続されると共に駆動輪39a,39bに機械的に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aとなる。
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
変速機60は、モータMG2の回転軸48とリングギヤ軸32aとの接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータMG2の回転軸48の回転数を2段に減速してリングギヤ軸32aに伝達するよう構成されている。変速機60の構成の一例を図2に示す。この図2に示す変速機60は、ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aは、外歯歯車のサンギヤ61と、このサンギヤ61と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62と、サンギヤ61に噛合する複数の第1ピニオンギヤ63aと、この第1ピニオンギヤ63aに噛合すると共にリングギヤ62に噛合する複数の第2ピニオンギヤ63bと、複数の第1ピニオンギヤ63aおよび複数の第2ピニオンギヤ63bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア64とを備えており、サンギヤ61はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構60bは、外歯歯車のサンギヤ65と、このサンギヤ65と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66と、サンギヤ65に噛合すると共にリングギヤ66に噛合する複数のピニオンギヤ67と、複数のピニオンギヤ67を自転かつ公転自在に保持するキャリア68とを備えており、サンギヤ65はモータMG2の回転軸48に、キャリア68はリングギヤ軸32aにそれぞれ連結されていると共にリングギヤ66はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bとは、リングギヤ62とリングギヤ66、キャリア64とキャリア68とによりそれぞれ連結されている。変速機60は、ブレーキB1,B2を共にオフとすることによりモータMG2の回転軸48をリングギヤ軸32aから切り離すことができ、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。なお、ブレーキB1,B2を共にオンとする状態は回転軸48やリングギヤ軸32aの回転を禁止するものとなる。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ブレーキアクチュエータ92は、ブレーキペダル85の踏み込みに応じて生じるブレーキマスターシリンダ90の圧力(ブレーキ圧)と車速Vとにより車両に作用させる制動力におけるブレーキの分担分に応じた制動トルクが駆動輪39a,39bや図示しない従動輪に作用するようブレーキホイールシリンダ96a〜96dの油圧を調整したり、ブレーキペダル85の踏み込みに無関係に、駆動輪39a,39bや従動輪に制動トルクが作用するようブレーキホイールシリンダ96a〜96dの油圧を調整したりすることができるように構成されている。ブレーキアクチュエータ92は、ブレーキ用電子制御ユニット(以下、ブレーキECUという)94により制御されている。ブレーキECU94は、図示しない信号ラインにより、駆動輪39a,39bや従動輪に取り付けられた図示しない車輪速センサからの車輪速や図示しない操舵角センサからの操舵角などの信号を入力して、運転者がブレーキペダル85を踏み込んだときに駆動輪39a,39bや従動輪のいずれかがロックによりスリップするのを防止するアンチロックブレーキシステム機能(ABS)や運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときに駆動輪39a,39bのいずれかが空転によりスリップするのを防止するトラクションコントロール(TRC),車両が旋回走行しているときに姿勢を保持する姿勢保持制御(VSC)なども行なう。ブレーキECU94は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってブレーキアクチュエータ92を駆動制御したり、必要に応じてブレーキアクチュエータ92の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量に対応したアクセル開度Accを検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60のブレーキB1,B2の図示しないアクチュエータへの駆動信号やなどが出力ポートを介して出力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ブレーキECU94と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ブレーキECU94と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に変速機60をHiギヤの状態として走行していたときに運転者が踏み込んでいたアクセルペダル83を戻して車速Vが低下し、変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速する際の動作について説明する。図3は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるアクセルオフ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、変速機60の変速段を変速する変速要求がないときには、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
アクセルオフ時制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、車速センサ88からの車速VやモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の温度やバッテリ50の残容量(SOC)に基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したシフトポジションSPと車速Vとに基づいてシフト起因の制動トルク(以下、シフト起因制動トルクという)Tr*を設定すると共に(ステップS110)、シフトポジションSPと車速Vとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*を設定する(ステップS120)。シフト起因制動トルクTr*は、実施例では、シフトポジションSPと車速Vとシフト起因制動トルクTr*との関係を予め定めてシフト起因制動トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、シフトポジションSPと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応するシフト起因制動トルクTr*を導出して設定するものとした。図4にシフト起因制動トルク設定用マップの一例を示す。実施例では、シフトポジションSPがDポジションのときには、エンジン22を効率よく運転する運転ポイントで運転するよう制御して走行し、シフトポジションSPが3速,2速,1速のときには車速Vに対してシフトポジションSPに対応したギヤ比でエンジン22が回転するように制御して走行する、いわゆるシーケンシャルシフトを採用している。したがって、アクセルオフのときには燃料カットした状態のエンジン22をシフトポジションSPと車速Vに応じた回転数で強制的に回転させることにより、いわゆるエンジンブレーキを作用させることができる。このため、図4の例では、シフトポジションSPが前進走行ポジション(Dポジション),3速,2速,1速となるに従って同じ車速Vでもシフト起因制動トルクTr*が大きくなるようにしており、ステップS120の処理では、シフトポジションSPと車速Vとに応じたエンジン22の回転数を目標回転数Ne*として設定するのである。シフトポジションSPと車速Vと目標回転数Ne*との関係の一例を図5に示す。
エンジン22の目標回転数Ne*を設定すると、エンジン22を目標回転数Ne*でモータリングするのに必要なモータMG1のトルク指令Tm1*を次式(1)により計算して設定すると共に設定したトルク指令Tm1*をモータECU40に送信し(ステップS130)、設定したトルク指令Tm1*をモータMG1から出力したときに駆動軸としてのリングギヤ軸32aにシフト起因制動トルクTr*が作用するようモータMG2のトルク指令Tm2*を式(2)により計算して設定すると共に設定したトルク指令Tm2*をモータECU40に送信する(ステップS140)。ここで、式(1)は、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(1)中、右辺第1項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第2項の「k2」は積分項のゲインである。トルク指令Tm1*によりモータMG1を制御すると共にトルク指令Tm2*によりモータMG2を制御したときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図6に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2に変速機60のギヤ比Grを乗じたリングギヤ32の回転数Nrを示す。R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1によりエンジン22をモータリングしたときにリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力したトルクが変速機60を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。式(2)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
Tm1*=k1(Ne*-Ne)+k2∫(Ne*-Ne)dt (1)
Tm2*=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (2)
続いて、変速要求があるか否かを判定する(ステップS150)。変速要求は、図示しない変速要求実行処理により、車速Vと車両に要求される要求トルク(シフト起因制動トルクTr*も含まれる)とに基づいて変速機60をLoギヤの状態からHiギヤの状態に変更するLo−Hi変速を行なうか否かの判定や車速Vと要求トルクとに基づいて変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変更するHi−Lo変速を行なうか否かの判定によりいずれかの変速を行なうと判定されたときに、行なわれる。変速要求を行なうための変速マップの一例を図7に示す。図7の例では、変速機60がLoギヤの状態で車速VがLo−Hi変速線Vhiを越えて大きくなったときに変速機60をLoギヤの状態からHiギヤの状態に変更し、変速機60がHiギヤの状態で車速VがHi−Lo変速線Vloを越えて小さくなったときに変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変更する。アクセルオフ時制御ルーチンでは、アクセルオフしているから、急な長い下り坂を下っているのではない限り、変速要求は車速VがHi−Lo変速線を越えて小さくなったときのHi−Lo変速となる。ステップS150で変速要求がないときには、これでアクセルオフ時制御ルーチンを終了する。こうした処理を繰り返すことにより、アクセルオフ時に車速VとシフトポジションSPとに応じた制動力を車両に作用させることができる。
ステップS150で変速要求があると判定されたときには、ブレーキアクチュエータ92により作動するブレーキが正常であるか否かを判定する(ステップS160)。ここで、ブレーキの異常としては、ブレーキアクチュエータ92が正常に作動しないことによる異常やブレーキECU94とハイブリッド用電子制御ユニット70との通信が正常に行なうことができない通信異常などが含まれる。また、こうしたブレーキの異常の判定は、例えば、ブレーキECU94によるブレーキアクチュエータ92の制御に異常が認められたときに設定されるブレーキ異常フラグの値を調べたり、ブレーキECU94とハイブリッド用電子制御ユニット70との通信異常が生じたときに設定される通信異常フラグの値を調べたりすることにより、行なうことができる。
ブレーキが正常に作動すると判定されたときには、モータMG2を駆動することにより車両に作用させている制動力をブレーキトルクに置き換えるための置き換えトルクTchを次式(3)により計算して設定し(ステップS170)、設定した置き換えトルクTchをブレーキホイールシリンダ96a〜96dにより駆動輪39a,39bや従動輪に作用させる制動力に置き換えるトルク置き換え処理を実行し(ステップS180)、トルクの置き換えが終了すると変速機60の変速処理を実行し(ステップS190)、その後、置き換えたトルクを戻して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。ここで、式(3)中の「kt」は、リングギヤ軸32aの制動トルクをブレーキホイールシリンダ96a〜96dにより駆動輪39a,39bや従動輪に作用させる制動トルクに換算するための換算係数である。なお、トルク置き換え処理は図8に例示するトルク置き換え処理のフローチャートにより実行され、変速処理は図9に例示する変速処理のフローチャートにより実行され、トルク戻し処理は図10に例示するトルク戻し処理のフローチャートにより実行される。以下、トルク置き換え処理、変速処理、トルク戻し処理について簡単に説明する。
Tch=kt・Tm2*・Gr (3)
図8のトルク置き換え処理では、ブレーキトルクTbが置き換えトルクTchに至るまでモータMG2を駆動することにより車両に作用させている制動力がブレーキトルクTbに徐々に置き換えられるよう式(4)によりブレーキトルクTbを設定してブレーキECU94に送信すると共に式(5)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する(ステップS300〜S320)。ここで、式(4)および式(5)のΔTbは、繰り返し処理を実行する際にブレーキトルクTbを増加するブレーキトルクである。そして、ブレーキトルクTbが置き換えトルクTchに至ったときにブレーキトルクTbに置き換えトルクTchを設定してブレーキECU94に送信すると共に(ステップS330)、モータMG2のトルク指令Tm2*に値0を設定して(ステップS340)、トルク置き換え処理を終了する。
Tb=前回Tb+ΔTb (4)
Tm2*=前回Tm2*+ΔTb/kt (5)
図9の変速処理では、モータMG2の回転数Nm2と変速機60のLoギヤの状態のときのギヤ比GloとHiギヤの状態のときのギヤ比Ghiとを用いて変速して変速機60をHIギヤの状態からLoギヤの状態としたときのモータMG2の回転数としての目標回転数Nm2*を次式(6)により計算し(ステップS400)、変速機60のブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとするために変速機60の図示しない油圧駆動のアクチュエータに対する油圧シーケンスを開始する(ステップS410)。上述したように、アクセルオフ時には、変速機60の変速は車速VがHI−Lo変速線Vloを越えて小さくなることによって行なわれる。したがって、図9における変速処理には、変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速する場合についてだけを示した。変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速するときの油圧シーケンスの一例を図11に示す。図中、ブレーキB2の油圧指令がシーケンスの開始直後に大きいのは、ブレーキB2に係合力が作用するまでにシリンダにオイルを詰め込むためのファストフィルである。続いて、モータMG2の回転数Nm2を目標回転数Nm2*に同期させるようモータMG2のトルク指令Tm2*にトルクTm2setを設定すると共に送信し(ステップS420)、モータMG2の回転数Nm2が目標回転数Nm2*に同期するのを待って(ステップS430,S440)、モータMG2のトルク指令Tm2*に値0を設定してモータECU40に送信し(ステップS450)、ブレーキB2をオンとして油圧シーケンスを終了し(ステップS460)、変速機60のギヤ比GrにLoギヤの状態のギヤ比Gloを設定して(ステップS470)、変速処理を終了する。変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速するときの変速機60の回転要素の回転数の関係を示す共線図の一例を図12に示す。
Nm2*=Nm2・Glo/Ghi (6)
図10のトルク戻し処理では、ブレーキトルクTbが値0以下に至るまでブレーキトルクTbにより車両に作用させている制動力をモータMG2を駆動することにより車両に作用する制動力に徐々に置き換えられるよう次式(7)によりブレーキトルクTbを設定してブレーキECU94に送信すると共に式(8)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する(ステップS500〜S520)。そして、ブレーキトルクTbが値0以下に至ったときにブレーキトルクTbに値0を設定してブレーキECU94に送信して(ステップS530)、トルク戻し処理を終了する。ここで、式(7)および式(8)のΔTbは、繰り返し処理を実行する際にブレーキトルクTbを減少するブレーキトルクであり、式(4)および式(5)のΔTbと同一のものである。なお、式(7)および式(8)のΔTbを式(4)および式(5)のΔTbと異なるものとしてもよい。このように、ブレーキホイールシリンダ96a〜96dにより車両に作用すしている制動力をエンジン22をモータリングすることにより車両に作用する制動力やモータMG2を駆動することにより車両に作用する制動力に置き換えることにより、制動トルクを戻す際に生じ得るトルクショックを抑制することができ、予期しないトルクショックが生じることにより運転者や搭乗者に違和感を与えるのを抑制することができる。
Tb=前回Tb-ΔTb (7)
Tm2*=前回Tm2*-ΔTb/kt (8)
図3のアクセルオフ時制御ルーチンのステップS160でブレーキに何らかの異常が生じていると判定すると、変速機60の変速段の変速要求をキャンセルしてHiギヤの状態を維持して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。即ち、変速機60のHi−Lo変速を行なわず、Hiギヤの状態のまま制動トルクを作用させる処理を維持するのである。このように、Hi−Lo変速を行なわずにHiギヤの状態を維持したまま制動トルクを付与する制御を維持するのは、ブレーキの異常により、モータMG2を駆動することにより車両に作用させている制動力をブレーキホイールシリンダ96a〜96dにより駆動輪39a,39bや従動輪に作用させる制動力に置き換えることができないため、この状態でHi−Lo変速を実行したときに、車両に作用している制動トルクが一時的に抜けたり急に作用したりすることによるトルクショックが生じ、これにより運転者や搭乗者に不快感を与えるのを回避するためである。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、アクセルオフ時に制動トルクを作用させている最中に変速機60のHi−Lo変速の要求がなされたときに、ブレーキに何らかの異常が生じているときには、変速機60のHi−Lo変速を行なわず、Hiギヤの状態を維持したまま制動トルクを付与する制御を維持するから、Hi−Lo変速を強行したときに生じ得る制動トルクの一時的な抜けやトルクショックを抑制することができる。この結果、運転者や搭乗者に不快感を与えるのを抑止することができる。もとより、ブレーキが正常なときには、変速機60のHi−Lo変速をスムーズに行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、アクセルオフ時に制動トルクを作用させている最中に変速機60のHi−Lo変速の要求がなされたときに、ブレーキに何らかの異常が生じているときには、変速機60のHi−Lo変速を行なわないものとしたが、ブレーキホイールシリンダ96a〜96dによる制動力を用いて変速機60の変速段の変速を行なうときであれば、アクセルオフ時に限定されるものではなく、同様に適用することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、アクセルオフ時に制動トルクを作用させている最中に変速機60のHi−Lo変速の要求がなされたときに、ブレーキに何らかの異常が生じているときには、シフトポジションSPに拘わらず、変速機60のHi−Lo変速を行なわないものとしたが、例えば、シフトポジションSPが2速と1速のときには実施例と同様にブレーキに何らかの異常が生じているときには変速機60のHi−Lo変速を行なわないものとし、シフトポジションSPがDポジションや3速のときにはブレーキに何らかの異常が生じていても変速機60のHi−Lo変速を行なうものとしても構わない。シフトポジションSPがDポジションや3速のときにはモータMG2を駆動することによる制動トルクは小さいことが多いから、ブレーキに異常が生じて制動トルクをブレーキトルクに置き換えることができなくても、変速機60のHi−Lo変速に伴うトルク抜けやトルクショックは小さいものとなるからである。また、シフトポジションSPがDポジションのときにだけ、ブレーキに何らかの異常が生じていても変速機60のHi−Lo変速を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、変速機60の変速段を変速するときには、変速後のモータMG2の回転数である目標回転数Nm2*を設定し、モータMG2の回転数Nm2が目標回転数Nm2*に同期するようモータMG2を制御するものとしたが、ブレーキB2の半係合を伴ってモータMG2の回転数Nm2を同期させるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、Hi,Loの2段の変速段をもって変速可能な変速機60を用いるものとしたが、変速機60の変速段は2段に限られるものではなく、3段以上の変速段としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図13の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図13における車輪39c,39dに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪39a,39bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図14の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22と動力分配統合機構30と二つのモータMG1,MG2と変速機60とを備えるハイブリッド自動車20として説明したが、モータからの出力を変速機を介して車軸側に出力する車両であれば、如何なる車両に対しても同様に適用することができる。
実施例では、ハイブリッド自動車20の形態として説明したが、ブレーキアクチュエータ92やブレーキECU94,ブレーキホイールシリンダ96a〜96dなどからなるブレーキシステムを搭載する車両に搭載される少なくともモータと変速機とを備える駆動装置の形態としてもよい。また、ハイブリッド自動車20などの車両の制御方法の形態としてもよく、上述の駆動装置の制御方法の形態としてもよい。この駆動装置の形態の場合、動力分配統合機構30を備えるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両や車両に搭載される駆動装置の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての駆動装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 変速機60の構成の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるアクセルオフ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 シフト起因制動トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 シフトポジションSPと車速Vと目標回転数Ne*との関係の一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 変速要求を行なうための変速マップの一例を示す説明図である。 トルク置き換え処理の一例を示すフローチャートである。 変速処理の一例を示すフローチャートである。 トルク戻し処理の一例を示すフローチャートである。 変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速するときの油圧シーケンスの一例を示す説明図である。 変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速するときの変速機60の回転要素の回転数の関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 変速機、60a ダブルピニオンの遊星歯車機構、60b シングルピニオンの遊星歯車機構、61,65 サンギヤ、62,66 リングギヤ、63a 第1ピニオンギヤ、63b 第2ピニオンギヤ、64,68 キャリア、67 ピニオンギヤ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 ブレーキマスターシリンダ、92 ブレーキアクチュエータ、94 ブレーキ用電子制御ユニット(ブレーキECU)、96a〜96d ブレーキホイールシリンダ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ、B1,B2 ブレーキ。

Claims (9)

  1. 動力を入出力可能な電動機と、
    車軸と前記電動機の回転軸とに連結されて複数の変速段を有する変速手段と、
    車両に制動力を付与する制動力付与手段と、
    前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている最中に前記変速手段の変速段の変速が要求された制動中変速要求時には、前記制動力付与手段が前記電動機からの動力により前記車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには前記電動機制動力の少なくとも一部を前記制動力付与手段による制動力に置き換えて前記変速手段の変速段が変速されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御し、前記制動力付与手段が前記電動機制動力のうちの前記所定割合以上の制動力を車両に付与不能な所定制動力付与不能状態のときには前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 請求項1記載の車両であって、
    前記制動力付与手段の異常を検出する異常検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記制動中変速要求時に前記異常検出手段により前記制動力付与手段の異常が検出されたときに前記所定制動力付与不能状態として制御する手段である
    車両。
  3. 請求項2記載の車両であって、
    前記制御手段は、前記制動力付与手段を制御する制動用制御手段と、前記制御用制御手段と通信を行なうと共に主要な制御を行なう主制御手段と、を有し、
    前記異常検出手段は、前記制動用制御手段と前記主制御手段との通信異常を検出する手段である
    車両。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の車両であって、
    内燃機関と、
    車両のいずれかの車軸と前記内燃機関の出力軸とに接続されて電力と動力の入出力を伴って前記車軸および前記出力軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、
    前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    複数のシフトポジションから一つのシフトポジションを設定するシフトポジション設定手段と、
    前記設定されたシフトポジションに基づいて走行中にアクセルオフしたときに車両へ作用させる制動力を設定する制動力設定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記制動力設定手段により設定された制動力が車両に作用するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段である
    車両。
  5. 前記制御手段は、前記複数のシフトポジションのうちの所定のシフトポジションでアクセルオフしたときに要求される制動力より大きな制動力を要求するシフトポジションが前記シフトポジション設定手段により設定されて前記制動力設定手段により前記設定されたシフトポジションに基づいて制動力を設定している最中の前記所定制動力付与不能状態のときに前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう制御する手段である請求項4記載の車両。
  6. 前記電力動力入出力手段は、前記車軸と前記内燃機関の出力軸と回転可能な第3軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力
    を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段である請求項4または5記載の車両。
  7. 車両に制動力を付与する制動力付与手段と共に車両に搭載される駆動装置であって、
    動力を入出力可能な電動機と、
    車軸と前記電動機の回転軸とに連結されて複数の変速段を有する変速手段と、
    前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている最中に前記変速手段の変速段の変速が要求された制動中変速要求時には、前記制動力付与手段が前記電動機からの動力により前記車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには前記電動機制動力の少なくとも一部を前記制動力付与手段による制動力に置き換えて前記変速手段の変速段が変速されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御し、前記制動力付与手段が前記電動機制動力のうちの前記所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御する制御手段と、
    を備える駆動装置。
  8. 請求項7記載の駆動装置であって、
    前記車両は内燃機関と充放電可能な蓄電手段と複数のシフトポジションから一つのシフトポジションを設定するシフトポジション設定手段とを搭載しており、
    前記蓄電手段と電力のやりとりが可能で、車両のいずれかの車軸と前記内燃機関の出力軸とに接続されて電力と動力の入出力を伴って前記車軸および前記出力軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段を備え、
    前記電動機は前記蓄電手段と電力のやりとりが可能に該蓄電手段に接続されてなり、
    前記制御手段は、前記設定されたシフトポジションに基づいて走行中にアクセルオフしたときに車両へ作用させる制動力を設定すると共に該設定した制動力が車両に作用するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段である
    駆動装置。
  9. 動力を入出力可能な電動機と、車軸と前記電動機の回転軸とに連結されて複数の変速段を有する変速手段と、車両に制動力を付与する制動力付与手段と、を備える車両の制御方法であって、
    前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている最中に前記変速手段の変速段の変速が要求されたときには、前記制動力付与手段が前記電動機からの動力により前記車軸に作用させている制動力である電動機制動力のうちの所定割合以上の制動力を車両に付与可能な状態のときには前記電動機制動力の少なくとも一部を前記制動力付与手段による制動力に置き換えて前記変速手段の変速段が変速されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御し、前記制動力付与手段が前記電動機制動力のうちの前記所定割合以上の制動力を車両に付与不能な状態のときには前記変速手段の変速段の変速を行なうことなく前記電動機からの動力により前記車軸に制動力を作用させている状態が維持されるよう前記電動機と前記制動力付与手段と前記変速手段とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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