JP4166069B2 - 電子部品フィーダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品フィーダーに係り、特に、電子部品マウンタに電子部品(チップ)を供給する電子部品フィーダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品フィーダーとは、均一間隔で同一の電子部品が並んで封入された巻装テープが巻かれたリールを保持し、電子部品マウンタのフィーダーバンクに装着することにより巻装テープに封入された電子部品を逐次供給する機材である。通常は、必要な電子部品の種類に応じてフィーダーバンクにはいくつもの電子部品フィーダーが装着される。
【0003】
従来の電子部品フィーダーが、特許文献1に記載されている。この電子部品フィーダー100は、図5に示すように、フィーダーバンクBの縦板部に設けられた係合穴B1と横板部の先端下部において支持されたロックシャフトRとを利用して電子部品マウンタ(全体像は図示略)に装着される。
【0004】
この電子部品フィーダー100は、リール(図示略)を保持するフィーダー本体101と、フィーダー本体101の先端部に設けられ,フィーダーバンクBの係合穴B1に挿入する係合突起102と、フィーダー本体101の下部においてロックシャフトRを手動操作により狭持可能なクランプ機構110とを備えている。
【0005】
クランプ機構110は、L字状リンク体であってロックシャフトRを狭持するクランプ部材111と、このクランプ部材111を狭持動作方向に付勢する引っ張りバネ112と、クランプ部材111と同一軸で支持されると共にクランプ部材111と同時に狭持解除方向に回動する作用リンク体113と、クランプ部材111の狭持とその解除とをその一端部から切り替え操作するための操作リンク体114と、操作リンク体114の他端部と作用リンク体113とを連結する連結リンク体115とを備えている。そして、上記作用リンク体113と操作リンク体114と連結リンク体115とはトグル機構を構成するようにフィーダー本体101に支持されている。
また、クランプ部材111及び作用リンク体113は、図6に示すように、いずれもその断面形状が上方に向けて開放された略コ字状に形成されている。そして、クランプ部材111は作用リンク体113よりもその断面の大きさが小さく設定され、作用リンク体113の内側に配設される。また、クランプ部材111には、対向する二つの側壁の先端部にいずれもフィーダー本体101側に突出する位置決め用の爪116が設けられている。これは、ロックシャフトRにその長手方向に沿って均一間隔で溝R1が設けられていることから、各爪116を個別に溝R1に係合させることでロックシャフトRの長手方向における位置決めを行うために設けられている。
【0006】
上記構成からなる従来の電子部品フィーダー100をフィーダーバンクBに装着する場合には、まず、予め操作リンク体114を図5における時計方向に回動操作してクランプ部材111の先端部がフィーダー本体101から離間する方向に回動させる。かかる状態で、係合穴B1に係合突起102を挿入すると共に、クランプ部材111とフィーダー本体101との間にロックシャフトRを入り込ませる。そして、操作リンク体114を反時計方向に回動させると、各リンク体115,113を介してクランプ部材111がフィーダー本体101の下部との間でロックシャフトRを挟み込む。さらに、操作リンク体114を反時計方向に押し込むことでトグル効果によりクランプ部材111がロックシャフトRを強固に挟み、電子部品フィーダー100全体がフィーダーバンクBに支持されることとなる。装着後の電子部品フィーダー100は、フィーダー本体101の先端部における所定の受け渡し位置において、テープに封入された電子部品を電子部品マウンタ側に供給する。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−121987号公報(第1図,第3図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、昨今では供給される電子部品の大きさが縦横いずれも1[mm]に満たないものも珍しくない。そして、そのような微少な電子部品を供給する場合には、その受け渡し位置が電子部品マウンタに対して正確な位置となるように電子部品フィーダーをフィーダーバンクに装着しなければならず、高い取り付け精度が要求されていた。
【0009】
しかしながら、上記従来の電子部品フィーダー100は、ロックシャフトRのクランプ部材111が、二つの爪116をロックシャフトRの二つの溝R1にそれぞれ侵入させ、各爪116の先端部を同時に各溝R1の内側傾斜面R2に当接させることでロックシャフトRの長手方向(以下、X方向とする)について位置決めを行う構成を採っていた。このような場合、いずれか一方の爪116のみが溝内の傾斜面R2に当接して止まってしまうことがあり、X方向に位置ズレを発生される可能性があった。
また、クランプ部材111の双方の爪116について高さ方向の加工精度が要求されること、双方の爪間隔の加工精度が要求されること等の理由からX方向の取り付け精度を確保するためには不適当な構造であるという不都合も有していた。
【0010】
さらに、上記電子部品フィーダー100は、ロックシャフトRを各爪116によりX方向について位置決めし、クランプ部材111の狭持により狭持動作方向(図5における上下方向、以下Z方向とする)について位置決めすることはできても、X方向とZ方向の双方に直交する方向(図5における左右方向、以下Y方向とする)については位置決め手段を有しておらず、同方向についてのズレを生じる可能性があった。その結果、電子部品フィーダー100の装着時においてだけではなく、その後の使用中にもY方向のズレを生じる可能性を有していた。
【0011】
この場合、クランプ部材111に図7に示すような窪み117を形成することでY方向のズレを抑制することが一般的に行われていたが、当該窪み117の斜面に沿ってロックシャフトRが移動して位置ズレを生じることがあり、位置ズレ防止効果が十分に発揮されていなかった。
【0012】
さらに、電子部品フィーダー100は、クランプ部材111が常時,引っ張りバネ112により狭持動作方向に付勢されているため、クランプ部材111を開くためには、引っ張りバネ112の弾性力に抗して操作リンク体114を回動させなければならず、これが作業者の負担となっていた。特に、既にロックシャフトRを狭持した状態から解除操作を行う場合には、トグルの締め付け状態を解除するための力と引っ張りバネに抗して操作する力の合計分の力を加えなければならず、作業者にさらなる負担を与えていた。
【0013】
本発明は、上記従来例の有する不都合を解消し、高精度で電子部品マウンタに取り付け可能な電子部品フィーダーを提供することを、その目的とする。
また、本発明は、操作性の良い電子部品フィーダーを提供することを、他の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、電子部品マウンタ(B)に設けられると共にその長手方向に沿って均一間隔で位置決め用溝(R1)が形成されたロックシャフト(R)を狭持して電子部品マウンタに装着可能な電子部品フィーダー(10)であって、ロックシャフトを狭持するクランプ部材(31)に位置決め用溝に嵌合するクランプ爪(36)を一つだけ設けると共に、ロックシャフトの長手方向(X方向)とロックシャフトに対してクランプ部材が狭持圧力を付加する方向(Z方向)のいずれにも略直交する方向(Y方向)からロックシャフト又は当該ロックシャフトを固定支持する構造体に対して接触して、同方向についての位置決めを行う位置決め手段(35)を設ける、という構成を採っている。
【0016】
上記構成では、電子部品マウンタに電子部品フィーダーを装着する際に、ロックシャフトの位置決め用溝にクランプ爪の先端部を挿入することでロックシャフトの長手方向に対する電子部品フィーダーの位置決めを行う。このとき、クランプ爪が一つであるので位置決め用溝の内部に接触した場合の接触圧を当該単一のクランプ爪委の先端部に集中させることで途中で引っかかりを生じることなく奥まで滑り込ませることができる。
【0017】
また、ロックシャフトの長手方向とロックシャフトに対してクランプ部材が狭持圧力を加える方向の双方に略直交する方向から位置決め手段をロックシャフトに当接させることで、ロックシャフトに対する電子部品フィーダーの位置決めを行う。
なお、クランプ爪による位置決めと位置決め手段による位置決めとは順序はいずれを先に行っても良いが、同時ではなく別工程で行うことが望ましい。
【0018】
さらに、クランプ部材によりロックシャフトを狭持することで狭持圧力を加える方向についての位置決めが行われる。また、電子部品フィーダーが電子部品マウンタに固定装着される。これにより、電子部品フィーダーはロックシャフトに対して、当該ロックシャフトの長手方向に沿った方向と、これと直交するロックシャフトへの狭持圧力を付加する方向と、これらのほぼ直交する方向の三方向について位置決めが行われることとなる。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、クランプ部材は、クランプ爪をその突出方向に沿って往復移動可能且つ弾性的に支持する、という構成を採っている。
上記構成では、請求項1記載の発明と同様の動作が行われると共に、ロックシャフトに対するクランプ爪による位置決めを行う際に、クランプ部材からクランプ爪が弾性的に突出した状態にあることから、位置決め溝の深さよりも突出させた状態でクランプ爪を支持することも可能となり、そのため、より早期に同方向の位置決めを開始することができる。その場合、同方向についての位置決め動作とクランプ部材による狭持動作とがより明確に分離され、位置決め動作時におけるズレの発生の確認が容易に行われる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明と同様の構成を備えると共に、クランプ部材はトグル機構から付与される加圧力のみによりロックシャフトの狭持を行う、という構成を採っている。
上記構成では、請求項1又は2記載の発明と同様の動作が行われると共に、クランプ部材の狭持動作及びその解除動作を操作入力する際に、わずかな力の入力で強固にロックシャフトの狭持が行われ、またわずかな力の入力で解除が行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(発明の実施形態の全体構成)
本発明の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。本実施形態は、電子部品が並んで封入された巻装テープを巻いたリールを保持し、電子部品マウンタのフィーダーバンクBに装着することにより巻装テープに封入された電子部品を逐次供給する電子部品フィーダー10を示す。
まず、電子部品フィーダー10の説明の前に、これが装着されるフィーダーバンクBについて説明する。図1に示すように、このフィーダーバンクBはその断面形状が略L字状を成し、垂直方向に沿った縦板部B3に電子部品フィーダー10の先端部が当接し、水平方向に沿った載置台B4上には電子部品フィーダー10が下部を接した状態で載置される。また、縦板部B3には上下二箇所に電子部品フィーダー10取り付け用の係合穴B1,B2が設けられている。さらに、載置台B4の手前側端部(図1における右端部)の下部にはロックシャフトRがその長手方向を,水平方向であって図1の紙面垂直方向に沿わせて固定支持されている。
このロックシャフトRは、図2に示すように、その長手方向に沿って均一間隔で所定幅の位置決め溝R1が複数並んで設けられている。また、この位置決め溝部R1は、その内側両側面R2にテーパが設けられて傾斜面となっている。
なお、以下の記載において、ロックシャフトRの長手方向に沿った方向をX方向、図1における左右方向をY方向、図1における上下方向をZ方向とする。
【0022】
電子部品フィーダー10は、リール(図示略)を保持するリール保持部21とリールから繰り出される巻装テープの搬送部22と、巻装テープを搬送部22に沿って送る送りホィール23とを有するフィーダー本体20と、フィーダー本体20の先端部に設けられると共にフィーダーバンクBの係合穴B1,B2にそれぞれ挿入される係合突起11,12と、フィーダー本体20の下部においてロックシャフトRを手動操作により狭持可能なクランプ機構30とを備えている。
【0023】
(フィーダー本体)
フィーダー本体20は、装着方向後端部(図1における右側)寄りにリール保持部21を備えている。このリール保持部21はリールを回転可能に支持すると共にリールの着脱を可能とする図示しない着脱機構を備えている。
搬送路22は、フィーダー本体20の内部においてリール保持部21の近傍からから先端部側(図1における左側)を通過して再び後端部まで戻る経路を構成している。そして、搬送部22におけるフィーダー本体20の先端部側の途中区間に搬送ホィール23が設けられている。また、搬送部22における搬送ホィール23の前後の区間にあっては巻装テープをフィーダー本体20の外部に露出した状態で搬送するようになっており、かかる露出区間内に、電子部品マウンタ側に巻装テープの電子部品を受け渡す受け渡し位置Sが設定されている。
搬送ホィール23は、その外周に均一間隔で突起が設けられ、この突起に巻装テープが係合した状態で搬送ローラが回転駆動することにより巻装テープが搬送されるようになっている。なお、搬送ホィール23は電子部品マウント側から駆動力を入力される構成となっているが、電子部品マウンタの駆動指令により回転量が制御されるステッピングモータ等を備える構成としても良い。
【0024】
(係合突起)
各係合突起11,12は前述の如くフィーダー本体20の先端部に設けられている。そして、上側の係合突起11は、フィーダーバンクBの係合穴B1にほぼ隙間を生じない状態で挿入される。他方、下側の係合突起12は、係合穴B2に遊挿される。かかる係合穴B2は、Z方向に沿った長穴状に形成され、係合突起12に対しX方向の位置ズレのみを規制する。これら係合突起11,12は電子部品フィーダー10を粗位置決めするために設けられ、各係合突起11,12を対応する各係合穴B1,B2に挿入した後に、クランプ機構30により正確に位置決めが行われる。
【0025】
(クランプ機構全体)
クランプ機構30は、フィーダー本体20の後端部側に設けられている。このクランプ機構30は、ロックシャフトRを狭持するクランプ部材31と、クランプ部材31と共に回動する作用リンク体32と、自らの回動によりクランプ部材31の狭持動作とその解除動作と切り替え可能な操作リンク体33と、操作リンク体33と作用リンク体32とを連結する連結リンク体34と、ロックシャフトRに対してクランプ部材31の狭持によりその移動が規制される方向(Z方向)と適正に狭持された状態でのロックシャフトRの長手方向(X方向)のいずれに対しても直交する方向(Y方向)についてロックシャフトRを基準に位置決めを行うY方向位置決め手段35を設けている。
【0026】
(クランプ部材及び爪部材)
上記クランプ部材31は、フィーダー本体20の下部に固定装備されたY方向位置決め手段35を構成するブロック体にX方向に沿った軸31Pを中心として回動自在に支持されると共にその回動端がおおむねZ方向に沿って回動する。そして、クランプ部材31の回動端がフィーダー本体20の下面とクランプ部材31との間でロックシャフトRを狭持する。
【0027】
上記クランプ部材31について図2,3に基づいてさらに詳述すると、当該クランプ部材31は、その回動端部の上面にロックシャフトRの外周面に応じて湾曲した受け面31aが形成され、かかる受け面31aによりロックシャフトRの位置決め溝R1以外の周面に当接した状態で狭持を行う。
【0028】
さらに、クランプ部材31には、その先端部が受け面31aよりも上方に突出した状態で装備されたクランプ爪としての爪部材36を備えている。かかる爪部材36の先端部36aがロックシャフトRの位置決め用溝R1に嵌合することでX方向の位置決めが行われる。
かかる爪部材36は、その先端部36aの幅dがロックシャフトRの位置決め用溝R1の最外周幅よりも小さく、底部の幅よりも大きく設定されている。また、爪先端部36aはその先端部の断面形状がその幅dの二分の一を半径rとする円形状に形成されている。従って、爪部材36の先端部36aには周面が形成され、ロックシャフトRとの係合時において、爪部材36は、位置決め用溝R1内に導かれやすく、さらには、内側傾斜面R2を滑りやすいので円滑に奥まで導かれ、途中での引っかかりによる位置ズレの発生も低減される。
さらに、爪部材36がロックシャフトRの位置決め用溝R1に嵌合する際には、その先端部36aが二点で当該位置決め用溝R1の傾斜した両側面である内側傾斜面R2,R2のそれぞれに接触し、溝R1の底の面には接触しない(図2参照)。つまり、爪部材36がロックシャフトRの位置決め用溝R1に嵌合した状態にあっては、当該爪部材36がロックシャフトRに対してX方向にガタ付きを生じることはなく、X方向において一点のみで正確に位置決めされる。
【0029】
さらに、爪部材36は、爪の先端部36aが上下に揺動可能となるように、X方向に沿った軸36Pによりクランプ部材31に支持されており、爪先端部36aが上方に突出する方向に爪先端部36aとは反対側の端部が圧縮バネ36bに弾性的に押圧されている。かかる構成により、クランプ部材31がロックシャフトRを狭持する際には、まず爪部材36の先端部36aが位置決め用溝R1に侵入することによりX方向の位置決めが行われ、しかる後にクランプ部材31の受け面31aがロックシャフトRの周面に当接し狭持が行われる。このように、クランプ時において、X方向の位置決め動作と狭持動作とを分離することで、X方向の位置ズレを生じたまま狭持されてしまう不都合を解消することが可能となる。
【0030】
(Y方向位置決め手段)
Y方向位置決め手段35は、フィーダー本体20の下部に設けられ、クランプ部材31がロックシャフトRを適正に狭持したときにはその先端面35aがロックシャフトRの周面に当接する。かかる先端面35aは、X方向とZ方向とに平行な平面であって、図1におけるロックシャフトRの右側から当接する。このY方向位置決め手段35は、電子部品フィーダー10をフィーダーバンクBに装着する際に、クランプ部材31による狭持動作開始前にまずロックシャフトRの周面に先端面35aを当接させる。かかる当接状態において、電子部品フィーダー10はフィーダーバンクBにおけるY方向の位置が適正となるように、Y方向位置決め手段35の先端面35aの位置が設定されている。そして、その後、前述したクランプ部材31の爪部材36によりX方向の位置決めが行われる。
【0031】
Y方向位置決め手段35をフィーダー本体20に固定装備し、X方向の位置決めを行う爪部材36をクランプ部材31に装備したことにより、クランプ部材31はフィーダー本体20に対して別動作を行うことから、X方向の位置決めとY方向の位置決めとを別工程で行うことが可能となる。従って、同時に二方向について位置決めを行う場合より、各方向ごとに位置決め動作を行う方が各方向ごとにズレのないことが容易に確認可能となり、より精度の高い位置決めを行うことが可能となる。
【0032】
なお、異なる形式の電子部品マウンタにあってはロックシャフトRの手前に板材を併設している場合があり、かかる場合、Y方向位置決め手段35の先端面35aを直接ロックシャフトRに当接させないで、板材に当接させなければならない。このような場合には、予め、Y方向位置決め手段35の先端面35aの位置を板材の厚さ分だけずらして配置すれば良い。
【0033】
(各リンク体)
前述の作用リンク体32と操作リンク体33と連結リンク体34とは、トグル機構を構成している。
まず、操作リンク体33は、他のリンク体に比べて最も後方に位置し、その下端部がX方向に沿った軸33Pを中心として回動自在にフィーダー本体20の下部に連結支持されている。そして、操作リンク体33の上端部は人力により回動操作入力が行われる操作入力部として機能する。また、操作リンク体33の長手方向中間部はその回動範囲を規制すべくフィーダー本体20に突設された規制軸が挿入される長穴33Sが形成されている。従って、操作リンク体33の回動範囲はその長穴の長さによって決定されている。図1のように、規制軸が長穴の右側端部に位置するときはクランプ部材31がロックシャフトRを狭持した状態にあり、図4のように、規制軸が長穴の左側端部に位置するときはクランプ部材31が開いた状態となる。
【0034】
連結リンク体34は、その一端部が操作リンク体33の中間部であって長穴よりも下端部寄りの位置にX方向に沿った軸34Pを中心に回動自在に連結されている。また、連結リンク体34の他端部は、作用リンク体32の一端部にX方向に沿った軸34Bを中心に回動自在に連結されている。このため、連結リンク体34は、操作リンク体33の上端部から回動力が入力されると、これを作用リンク体32側に伝達し、当該作用リンク体32を回動せしめることとなる。
【0035】
作用リンク体32は、クランプ部材31と同一軸31Pにより回動自在にフィーダー本体に支持されている。そして、外力が加えられる力点となる一端部は連結リンク体34の他端部にX方向に沿った軸34Bにより回動自在に連結されている。他方、作用リンク体32の作用点となる他端部は、クランプ部材31に固定連結されている。このため、連結リンク体34から伝達される回動力が作用リンク体32を介してクランプ部材31に伝達され、ロックシャフトRの狭持動作とその解除動作が行われることとなる。
【0036】
操作リンク体33の基端部(フィーダー本体20との支持連結部)から連結リンク体34との連結部までの距離よりも,基端部から操作入力までの距離が長いことからテコによる倍力機構が構成される。同様に、作用リンク体32の基端部(フィーダー本体20との支持連結部)からロックシャフトRを狭持する位置までの距離よりも,基端部から連結リンク体34との連結部までの距離が長いことからテコによる倍力機構が構成される。
そして、各リンク体32,33,34は、上述のように連結されることにから、操作リンク体33が図4の状態から図1の状態に回動させることにより、各リンク体32,33,34の交差角度が小さくなり、これに伴いクランプ部材31が狭持動作を行う方向に強大な回転力を加えるトグル機構が構成される。このため、ロックシャフトRを介して電子部品フィーダー10をフィーダーバンクBに強固に固定することができる。従って、電子部品フィーダー10の装着後に外力を受けた場合にも、装着時の姿勢を安定して維持することが可能である。
また、このとき、クランプ部材31はバネ等の弾性体により一定方向に回動を付勢される構造ではないので、操作リンク体33を介する狭持動作の入力及びその解除動作の入力はバネ弾性に抗して行われることなく、いずれの操作もスムーズに行われ、操作性が向上する。
【0037】
また、上記各リンク体32,33,34からなる機構のいずれかにたわみが生じる構造とすることで、例えば、外径のより大きなロックシャフトRを狭持する場合であっても、たわみが破損を生じさせることなく許容して狭持することができる。つまり汎用性を向上させることが可能となる。たわみが生じる構造とは、リンク体の長手方向におおむね直交する方向から外力が付加される構造や、リンク素材の弾性的な強度に対して支点から作用点の距離がたわみが生じるほどに長く設定されていること、リンク体の支点と作用点との間の形状を湾曲させて各点間距離を変動し易くしていること等が挙げられる。上記各リンク体32,33,34の中で、作用リンク体32が上述の各条件を具備しており、これにより装置の汎用性を向上させている。
【0038】
(電子部品フィーダーの装着動作説明)
上記構成からなる電子部品フィーダー10の装着動作説明を図1から図4に基づいて行う。フィーダーバンクBに対する電子部品フィーダー10の取り付けを行う場合には、まず、図4に示すように、操作リンク体33の操作入力部を右側に倒し、クランプ部材31をその回動端部がフィーダー本体20から離間した解除状態にさせてから開始する。
【0039】
まず、各係合突起11,12を各係合穴B1,B2に軽く挿入し、電子部品フィーダー10をフィーダーバンクBに対して粗位置決めを行う(図3(A)の状態)。
【0040】
そして、フィーダー本体20の下部をフィーダーバンクBの載置台B4上に載置しつつ、ロックシャフトRの外周面にY方向位置決め手段35の先端面35aを当接させて、Y方向の位置決めを行う。そして、操作リンク体33の操作入力部を左方に徐々に移動させて、各リンク体33,34,32を介してクランプ部材31を狭持方向に回動させる。そして、その過程において、クランプ部材31に設けられた爪部材36の先端部36aをロックシャフトRの所定の位置決め用溝R1に位置決めし、当該つめ部材36の先端部36aを溝R1内に侵入させる(図3(B)の状態)。
【0041】
さらに、操作リンク体33の操作入力部を左方に移動させると、爪部材36は圧縮バネ36bにより先端部36aが突出する方向に付勢されているので、クランプ部材31の受け面31aがロックシャフトRの外周面に当接する前に爪部材36の先端部36aがロックシャフトRの各内側傾斜面R2,R2に当接する。かかる状態により、電子部品フィーダー10はX方向の位置決めが完了する。
【0042】
さらに、操作リンク体33の操作入力部を図1に示すように最も左方まで移動させると、爪部材36を後退させながらクランプ部材31の受け面31aがロックシャフトRの外周面に当接し、さらに、各リンク体32,33,34の作用によりロックシャフトがクランプ部材31に強固に締め付けられる。これにより、電子部品フィーダー10がロックシャフトRに対してZ方向に沿って移動する余地がなくなり、Z方向の位置決めも完了する。そして、フィーダーバンクBに電子部品フィーダー10が強固に固定され、装着動作が終了する。
【0043】
(実施形態の効果)
電子部品フィーダー10は、上述のように各方向における位置決めが同時ではなく順番に行われるので、各方向ごとに位置決めのズレがないかを確認しつつフィーダーバンクBに装着することができ、電子部品フィーダー10の取り付け精度を向上することが可能である。
【0044】
クランプ部材31にはX方向への位置決めのための爪部材36を一つのみしか有しないので、二つの爪により位置決めする構成と比較して、ロックシャフトRの内部傾斜面R2に対する接触圧力を分散せず、従って、傾斜面R2の途中で引っかかりを生ずることなく適正な位置に嵌合させることができ、X方向についての取り付け精度を向上させることが可能である。また、二つの爪の高さを均等にしたりそれらの間隔についての加工精度が要求されることがないので、生産性の向上も図ることが可能となる。
【0045】
また、電子部品フィーダー10はロックシャフトRにその先端面35aを当接させてY方向の位置決めを行うY方向位置決め手段35を設けたので、Y方向の取り付け精度を向上させると共に、取り付け後にあっても当接状態が維持される限り同方向の位置ズレを防止することが可能となる。
【0046】
(その他)
なお、上記実施形態ではフィーダーバンクBが有するロックシャフトRが丸棒状である例を示したが、ロックシャフトRの断面形状については特に制限はなく、その長手方向に沿って均一間隔で位置決め用溝が形成されている棒状体であれば、電子部品フィーダー10はその機能や効果を失うことなく柔軟に対応することが可能である。
【0047】
また、クランプ部材による狭持動作の駆動源は人力によらなくても良い。例えば、駆動モータ,電磁ソレノイド,エアーシリンダ等を使用しても良い。またこれらの出力が小さい場合にあっては前述のトグル機構やその他の倍力機構を介在せしめても良い。
【0048】
また、クランプ機構30にあっても、トグル機構に限定されず、他の倍力機構を使用しても良く、また、クランプ部材の狭持動作方向又は解除動作方向に弾性力を付勢するバネ等の弾性体を介在せしめても良い。
さらに、クランプ機構30は各リンク体32,33,34を有する構成を採っているが、これに限定されるものではない。例えば、リンク体に替えてカム機構を使用しても良い。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、従来例と異なり、クランプ爪を一つとしたので、当該クランプ爪をロックシャフトの位置決め用溝に位置決めする場合に、溝内壁との接触圧を分散することなく一つのクランプ爪に集中させ、当該クランプ爪を途中で引っかかりを生じることなく溝の深部まで滑り込ませることができる。従って、ロックシャフトの長手方向に対する位置決めが精度良く行われる。
【0050】
さらに、ロックシャフト又は当該ロックシャフトを固定支持する構造体に対して接触して位置決めを行う位置決め手段を設けたので、位置決めの際に当該位置決め手段がストッパーとして機能することで所定方向についての位置決めを精度良く行うことが可能となる。さらに、電子部品マウンタに対して電子部品フィーダーを装着した後にあっても、位置決め手段にロックシャフトが接触している限り、外力による位置ズレも効果的に防止することが可能となる。
【0051】
さらに、異なる二方向について別構成で位置決めを行うことから、各々の方向についてズレを生じているかを確認しながら位置決めを行うことが容易となり、さらなる取り付け精度の向上を図ることが可能となる。
以上のように、電子部品フィーダーを異なる各方向ごとにより精度良く位置決めすることが可能となるので、電子部品マウンタに対する電子部品の供給位置をより精度良く位置決めすることが可能となり、より微細な電子部品の供給にも効果的に対応可能な電子部品フィーダーを供給することが可能となる。また、電子部品フィーダーの位置ズレにより、電子部品マウンタの受け取り手段の受け取り位置設定を更新させる煩雑性も解消される。
【0052】
請求項2記載の発明は、クランプ爪が弾性的に支持されていることから、その後退量を考慮して予め余分に突出させた状態でクランプ部材に装備することが可能となり、その場合、より早期にロックシャフトの長手方向についての位置決めを開始することが可能となる。従って、同方向についての位置決め動作とクランプ部材による狭持動作とを時間的により明確に分離して行うことが可能となり、位置決め動作時におけるズレの発生の確認を容易に行うことが可能となる結果、さらなる位置決め精度の向上を図ることが可能となる。
【0053】
請求項3記載の発明は、クランプ部材がトグル機構によりその狭持及び解除を行うことから、わずかな力の入力により、強固にロックシャフトのクランプを行うことが可能となり、電子部品フィーダーの装着状態の安定性を向上させることが可能となる。
さらに、クランプ部材はその狭持加圧力をトグル機構のみに依存することから、従来の如く、バネ等の弾性体の弾性力によるクランプ部材の操作の影響を解消し、クランプ部材の操作性を向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子部品フィーダーの装着状態における側面図である。
【図2】図1に開示されたクランプ部材及び爪部材のロックシャフトに対する係合状態を示す説明図である。
【図3】クランプ部材の周囲に構成による各方向の位置決め動作を示す説明であり、図3(A)は動作開始前の状態を示し、図3(B)はY方向及びX方向について位置決め動作が行われている状態を示し、図3(C)はZ方向について位置決め動作が行われた状態を示す。
【図4】本発明の実施形態である電子部品フィーダーの未装着状態又は装着解除状態における側面図である。
【図5】従来の電子部品フィーダーを示す側面図である。
【図6】従来のクランプ部材のクランプ爪によるロックシャフトに対する係合状態を示す説明図である。
【図7】従来におけるY方向の位置決めを行うための構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電子部品フィーダー
31 クランプ部材
35 位置決め手段
36 爪部材(クランプ爪)
R ロックシャフト
R1 位置決め用溝

Claims (3)

  1. 電子部品マウンタに設けられると共にその長手方向に沿って均一間隔で位置決め用溝が形成されたロックシャフトを狭持して前記電子部品マウンタに装着可能な電子部品フィーダーであって、
    前記ロックシャフトを狭持するクランプ部材に前記位置決め用溝に嵌合するクランプ爪を一つだけ設けると共に、
    前記ロックシャフトの長手方向と前記ロックシャフトに対して前記クランプ部材が狭持圧力を付加する方向のいずれにも略直交する方向から前記ロックシャフト又は当該ロックシャフトを固定支持する構造体に対して接触して、同方向についての位置決めを行う位置決め手段を設けたことを特徴とする電子部品フィーダー。
  2. 前記クランプ部材は、前記クランプ爪をその突出方向に沿って往復移動可能且つ弾性的に支持することを特徴とする請求項1記載の電子部品フィーダー。
  3. 前記クランプ部材はトグル機構から付与される加圧力のみにより前記ロックシャフトの狭持を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品フィーダー。
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