JP4165997B2 - 画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンター、PPC複写機等の画像形成装置における画像形成方法に関し、特に画質の劣化を防止し、常に安定した画質を補償できる画像形成装置における画質補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−177286号公報に開示される画像形成方法及びその装置は、画像形成装置の大型化を招く問題点、単位時間当たりのプリント枚数が少ないという問題点、多くの作像プロセス機器を必要とする問題点の解決を課題とする。そして、感光体ドラム上のトナー画像を転写される中間転写ベルトと、この中間転写ベルト上のカラー画像を転写手段により転写紙に転写する画像形成装置において、中間転写ベルトに沿って互いに間隔を置いて配置された第1、第2の画像形成ユニットを有し、第1の画像形成ユニットが一つの感光体ドラムと、この感光体ドラム上の静電潜像をA色のトナーで現像する現像手段およびB色のトナーで現像する現像手段を具備し、第2の画像形成ユニットが一つの感光体ドラムと、この感光体ドラム上の静電潜像をC色のトナーで現像する現像手段と黒色のトナーで現像する現像手段とを備えるという解決手段を提案している。
【0003】
特開平11−109708号公報に開示される画像形成装置は、中間転写体のまわりに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次中間転写体に重ね転写した上で、この重ね転写象を用紙に再転写してカラー画像を形成する画像形成装置における現像手段の切り換え手段を提供することを課題とする。そして、各ステーションについて、それぞれ、2つの現像手段を駆動する1つの現像駆動系と、この現像駆動系の動力が2つの現像手段の何れか一方に択一的に伝わるように切り換える切り換え手段とを設けるという解決手段を提案している。
【0004】
特開平11−125968号公報に開示される画像形成方法及びその装置は、回転する同一の画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段と、上記任意の色と異なる色で可視像化するもう1つの現像手段をそれぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置し、色の切り換えに際し、上記画像担持体の回転中に上記現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、順次2つの色で可視像化する際、これら現像手段の切り換え時間に余裕をもたせることを課題とする。そして、2つの現像手段について、画像担持体の回転方向で上流側の現像手段から現像を開始し、次に下流側の現像手段により現像を行うという解決手段を提案している。
【0005】
特開平11−84771号公報に開示される画像形成装置は、像担持体の主走査方向の帯電不均一を検出し、画像処理条件を変更することで副走査方向に走る画像濃度不均一(縦スジムラ)を抑制して高品位な画像を形成することの可能な画像形成装置を提供することを課題とする。そして、感光体ドラム(像担持体)上の表面電位を検知する電位センサ(表面電位検知手段)を感光体ドラムの回転軸方向に移動可能に備え、電位センサを感光体ドラムの回転軸方向に移動させることにより、感光体ドラムの回転軸方向に区分された複数領域のそれぞれの帯電状態を検知し、この帯電状態に基づき、画像形成のための処理条件を変更するという解決手段を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平11−84771号公報に開示される画像形成装置は、テストパッチ像の濃度検出、感光体表面電位検出を基に、形成される画像の形態に応じて一定の画質を保つ画質補償制御に関する公知技術であり、電位センサーを用いた表面電位検出による帯電量制御の例が述べられている。また、テストパッチ像の濃度検出によるトナー濃度制御の例も述べられている。さらに、テストパッチ形成は画像形成シーケンスと同期させ、画像域外に形成すると述べられている。しかしながら、プリントスピードの高速化、装置小型、低コスト化を達成するためには、画像担持体上において画像域外に十分なテストパッチ形成領域、表面電位検出用帯電電位/露光後電位領域を確保することは困難であり、高精度の画質補償制御を実現することは、プリントスピード高速化、装置小型・低コスト化の大きな障害となる。
【0007】
特開平10−177286号公報、特開平11−109708号公報、特開平11−125968号公報に開示される画像形成装置は、中間転写体のまわりに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次中間転写体に重ね転写した上で、この重ね転写象を用紙に再転写してカラー画像を形成する画像形成方法に関する技術である。これらの画像形成方法においては、特開平11−125968号公報に述べられているように、感光体の回りに配置された2つの現像手段のうち感光体回転方向で上流側の現像手段から下流側の現像手段へ現像機能を切り替える場合と、下流側現像手段から上流側現像手段へ現像機能を切り替える場合とでは、一方の現像手段で可視像化された像の後端がこの可視像化を行った現像手段を通過した時点から、他の現像手段で可視像化されるべき次の潜像の先端が該当する現像手段に達するまでの時間が異なる。
【0008】
本発明は、中間転写体の周りに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次中間転写体に重ね転写した上で、この重ね転写象を用紙に再転写してカラー画像を形成する画像形成方法において、画像形成動作中のテストパッチ像濃度検出、感光体表面電位検出による画像補償制御を適用するにあたり、プリントスピードの高速化、装置小型化、低コスト化を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像形成方法は、上記目的を達成するために、回転する同一の画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段と、上記任意の色と異なる色で可視像化する他の現像手段とを、それぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、上記画像担持体の回転中に上記現像手段のいずれか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、順次2つの色で可視像化して得た上記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、該中間転写体上の転写像をさらに紙転写手段により紙に転写して記録像を得る画像形成方法において、上記画像担持体の表面電位を検出して画質補償制御を行うとともに、該表面電位の検出は、上記2つの現像手段について、上記画像担持体表面の画像担持体回転方向下流側の現像手段による画像形成終了位置から上流側現像手段による画像形成開始位置の間で行い、上記中間転写体の周長をL、上記中間転写体の1回転内における上記現像手段の画像形成範囲をlとし、上記一方の現像手段から上記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に上記画像担持体外周が移動する周長をL1、上記画像担持体外周の上記上流側の現像手段位置から上記下流側の現像手段位置までの周長をL2としたときに、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、上記表面電位の検出を行う画像担持体回転方向範囲Sを、S≦L1+L2とすることを特徴とする。
【0010】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、回転する同一の画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段と、上記任意の色と異なる色で可視像化する他の現像手段とを、それぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、上記画像担持体の回転中に上記現像手段のいずれか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、順次2つの色で可視像化して得た上記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、該中間転写体上の転写像をさらに紙転写手段により紙に転写して記録像を得る画像形成方法において、上記画像担持体の表面電位を検出して画質補償制御を行うとともに、該表面電位の検出は、上記2つの現像手段について、上記画像担持体表面の画像担持体回転方向下流側の現像手段による画像形成終了位置から上流側現像手段による画像形成開始位置の間で行い、上記中間転写体の周長をL、上記中間転写体の1回転内における上記現像手段の画像形成範囲をlとし、上記一方の現像手段から上記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に上記画像担持体外周が移動する周長をL1、上記画像担持体外周の上記上流側の現像手段位置から上記下流側の現像手段位置までの周長をL2としたときに、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、上記表面電位の検出を行う画像担持体回転方向範囲Sを、S≦2×L2とすることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、中間転写体のまわりに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次中間転写体に重ね転写した上で、この重ね転写像を用紙に再転写してカラー画像を形成する画像形成方法の基本動作について説明する。
【0013】
感光体ドラムや感光体ベルトなどの画像担持体に少なくともA色、B色、C色の三原色で形成されるトナー画像を中間転写ベルトに転写し、この中間転写ベルト上のカラー画像を転写手段により転写紙に転写する画像形成方法において、図1に示すように、矢印aの向きに走行する中間転写ベルト10の同一移動面に沿って一定の間隔を置いて配置され、感光体、帯電手段及び現像手段をそれぞれ有する第1の画像形成手段Iおよび第2の画像形成手段IIにより、中間転写ベルト10上に、図2または図3に示す順序でトナー画像を転写し、中間転写ベルト10上に得られたカラー画像を転写手段11で転写紙Pに転写する。ここで、中間転写ベルト10の全長をL、転写紙の転写時における移動方向の長さ相当する長さをとしたとき、図2はL=l+αである場合のカラー画像形成工程を、図3はL=2(l+α)である場合のカラー画像形成工程をそれぞれ示す。ただし、図2、図3では、αは中間転写ベルト10上の非画像領域の中間転写ベルト10の移動方向の長さであって、図2、図3では、α<であるとする。なお、αの長さは、中間転写ベルト10上の画像領域の長さ、または用いられる転写紙の長さによって変化する。したがって転写紙の長さよってはα>の場合も存在する。
【0014】
図2においては下記の動作となる。
(1)A色現像手段を有する第1の画像形成手段Iにより中間転写ベルト10にA色トナー画像を転写する。
(2)第2の画像形成手段IIによりA色トナー画像にB色トナー画像を重ね転写してA、B色トナー画像を得、このA、B色トナー画像に第1の形成手段IによりC色トナー画像を重ね転写してA、B、C色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10は略1回転する。
(3)工程(2)で得られたA、B、C色トナー画像に、第2の画像形成手によりD色トナー(黒色トナー)画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を転写紙P1に転写手段11により転写する。転写紙P1への転写は中間転写ベルトの2回転目中に行われる。
(4)複数枚のカラープリントをとる場合は、上記(3)の工程における第2の画像形成手によるD色トナー画像の重ね転写と同時に、第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を転写し、第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を重ね転写してA、B色トナー画像を得る。
(5)工程(4)で得られたA、B色トナー画像に、第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を、続いて第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を重ねて転写して得、これを2枚目の転写紙P2に転写する。転写紙P2への転写は中間転写ベルトの4回転目中に行われる。
(6)3枚目以降のプリントは、工程(3)からの工程が繰り返されることにより、中間転写ベルトの6回転目に得られる。
【0015】
図3においては下記の動作となる。
(1)A色現像手段を有する第1の画像形成手段Iにより中間転写ベルト10にA色トナー画像を転写する。
(2)さらに第1の画像形成手段Iにより中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転写しながら、先行のA色トナー画像に第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を重ねて転写してA、B色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10は略1回転する。
(3)工程(2)で得た中間転写ベルト上のA、B色トナー画像に、第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を重ねて転写してA、B、C色トナー画像を得、このA、B、C色トナー画像に第2の画像形成手段IIによりD色トナー(黒色トナー)画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を転写紙P1に転写手段11により転写する。転写紙P1への転写は、中間転写ベルトの略1.5回転から開始される。
(4)複数枚のカラーコピーをとる場合は、工程(3)で第1の画像形成手段IによりA、B、C色トナー画像を得、第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を転写しながら、A、B、C色トナー画像に第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を2枚目の転写紙P2に転写する。転写紙P2への転写は、中間転写ベルトの略2.5回転から開始される。
(5)工程(4)で第1の画像形成手段Iにより転写されたA色トナー画像に、第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を重ねて転写する。
(6)第1の画像形成手段Iにより中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転写しながら、工程(4)で得られたA色トナー画像に第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を重ねて転写してA、B色トナー画像を得る。
(7)工程(6)で得られたA、B色トナー画像に、第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を重ねて転写してA、B、C色トナー画像を得、このA、B、C色トナー画像に第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を重ねて転写し、得られたカラー画像を3枚目の転写紙P3に転写する。転写紙P3への転写は、中間転写ベルトの略3.5回転から開始される。
(8)第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を転写しながら、工程(7)で得られたA、B、C色トナー画像に第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を重ねて転写し、得られたカラー画像を4枚目の転写紙P4に転写する。転写紙P4への転写は、中間転写ベルトの略4.5回転から開始される。
【0016】
このように、中間転写ベルト10が、用いられる転写紙Pの2倍以上の長さを有する場合、一枚目のプリントは中間転写ベルト10の2回転で、2枚目は3回転で、3枚目は4回転で、4枚目は5回転でそれぞれ得られる。すなわち、各プリントは、プリント枚数に約0.5を加えた中間転写ベルトの回転数目で開始され、得ようとするプリント枚数は、このプリント枚数に1を加えた回転数で得られる。
【0017】
図4(A)、(B)、図5(A)、(B)は、本発明に係る画像形成方法の一実施形態において用いる画像ステーションの概略図である。画像担持体である感光体3の周囲には2つの現像手段である現像ローラ1、2を配置するとともに感光体3の潜像を現像ローラ1、2により現像した可視像を順次重ね転写するための中間転写体である中間転写ベルト10が配置されている。ここで、一方の現像手段から他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に該画像担持体外周が移動する周長をL1、該画像担持体外周の該上流側現像手段位置から該下流側現像手段位置までの周長をL2とし、L1≦L2の場合を図4(A)、(B)に、L1≧L2の場合を図5(A)、(B)に示す。
【0018】
図4(A)において、下流側現像ローラ2の画像形成範囲終端が該現像ローラに達すると同時に、現像機能を上流側現像ローラ1に切替え、上流側現像ローラ1での現像が可能となるまでの間の感光体3上の画像形成不可範囲はL2+L1となる。図4(B)において、上流側現像ローラ1の画像形成範囲終端が該現像ローラに達すると同時に、現像機能を下流側現像ローラ2に切り替える。下流側現像ローラ2での現像が可能となるまでの間の感光体3上の画像形成不可範囲はない。
【0019】
図5(A)において、下流側現像ローラ2の画像形成範囲終端が該現像ローラに達すると同時に、現像機能を上流側現像ローラ1に切替え、上流側現像ローラ1での現像が可能となるまでの間の感光体3上の画像形成不可範囲はL2+L1となる。図5(B)において、上流側現像ローラ1の画像形成範囲終端が該現像ローラに達すると同時に、現像機能を下流側現像ローラ2に切り替える。下流側現像ローラ2での現像が可能となるまでの間の感光体3上の画像形成不可範囲はL1−L2となる。
【0020】
図6に上記画像形成方法における中間転写ベルト10および画像ステーションの画像形成動作概略を示す。感光体3の周囲には、帯電手段5、露光手段6、現像ローラ1、2が配置され、帯電手段5により一様な電位に帯電された感光体3の表面に、画像パターンに基づき露光手段6による潜像形成を行った後、いずれかの現像ローラ1、2により可視像化し、画像を形成する。画像形成は、中間転写ベルト10の移動方向で上流側の画像ステーションより開始し、一定時間後に中間転写ベルト10の移動方向で下流側の画像ステーションでの画像形成を開始することで、2つの画像ステーションの形成画像が中間転写ベルト10上で重ね転写される。
【0021】
ここで図6に示すセンサ7は電位センサであり、感光体上に形成された電位検出用帯電部/露光部の電位を検出し、帯電バイアス/露光量等の制御を行う。また、図6に示すセンサ8は濃度センサであり、感光体3上に形成され、中間転写ベルト10上に転写されたテストパッチの濃度を検出し、現像バイアス、トナー濃度等の制御を行う。
【0022】
次に本発明方法の第1の実施形態について説明する。
図4(A)、(B)の動作において中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲を図7(A)に、図5(A)、(B)の動作において中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲を図7(B)に示す。ここで先の説明と同様に中間転写ベルト10の周長をL、中間転写体の1回転内における該現像手段の画像形成範囲をIとする。ここで範囲Iには実際の出力画像長さの他に転写紙のレジストレーション誤差を吸収するための余白や、中間転写ベルト10の1回転に複数枚の転写紙に対応する画像を形成する場合の転写紙給紙間隔等を含む場合がある。
【0023】
次に本発明方法の第1の実施形態について説明する。
図4(A)、(B)の動作において中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲を図7(A)に、図5(A)、(B)の動作において中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲を図7(B)に示す。ここで先の説明と同様に中間転写ベルト10の周長をL、中間転写体の1回転内における該現像手段の画像形成範囲をとする。ここで範囲には実際の出力画像長さの他に転写紙のレジストレーション誤差を吸収するための余白や、中間転写ベルト10の1回転に複数枚の転写紙に対応する画像を形成する場合の転写紙給紙間隔等を含む場合がある。
【0024】
次に本発明方法の第2、第3の実施形態について説明する。
図7(A)、(B)から明らかなように、本実施形態の画像形成方法において画像形成を行う場合に、中間転写ベルトの周長L≧l+L1+L2とする必要がある。ここで、必要最低限の動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト周長L=l+L1+L2となる。第2実施形態を図8(A)に、第3実施形態を図8(B)に示す。第2実施形態はL1≦L2、第3実施形態はL1≧L2の場合の例である。
【0025】
図8(A)において、中間転写ベルト周長L=l+L1+L2であり、この場合、上流側現像ローラ1の画像形成範囲から下流側現像ローラ2の画像形成範囲までの間に、L1+L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、画質補償制御のためのテストパッチ形成範囲PをP≦L1+L2、感光体3の表面電位検出範囲SをS≦L1+L2とすることにより、画質補償制御テストパッチ形成および感光体3の表面電位検出のために中間転写ベルト10の周長を拡大することなく、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト10の周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となり、中間転写ベルトの小型化が可能となる。
【0026】
上流側現像色のテストパッチを形成する場合は、図9(A)に示すように、上流側現像ローラ1の画像形成範囲終了後のL1+L2の範囲で任意にテストパッチを形成し、現像機能を下流側現像ローラ2に切り替えた後、下流側現像ローラ2の画像形成を開始可能となる。また、下流側現像色のテストパッチを形成する場合は、図9(B)に示すように、上流側現像ローラ1の画像形成範囲終了後に現像機能を下流側現像ローラ2に切替え、L1+L2の範囲で任意にテストパッチを形成した後、下流側現像ローラ2の画像形成を開始可能となる。図8(B)において、中間転写ベルト周長L=l+L1+L2であり、この場合、上流側現像ローラ1の画像形成範囲から下流側現像ローラ2の画像形成範囲までの間に、2×L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、画質補償制御のためのテストパッチ形成範囲PをP≦2×L2、感光体3の表面電位検出範囲SをS≦2×L2とすることにより、画質補償制御テストパッチ形成および感光体3の表面電位検出のために中間転写ベルト10の周長を拡大することなく、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト10の周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となり、中間転写ベルト10の小型化が可能となる。
【0027】
ここで、上流側現像色のテストパッチを形成する場合は、図10(A)に示すように、上流側現像ローラ1の画像形成範囲終了後の2×L2の範囲で任意にテストパッチを形成し、現像機能を下流側現像ローラ2に切り替えた後、下流側現像ローラ2の画像形成を開始可能となる。また、下流側現像色のテストパッチを形成する場合は、図10(b)に示すように、上流側現像ローラ1の画像形成範囲終了後、現像機能を下流側現像ローラ2に切替え、2×L2の範囲で任意にテストパッチを形成した後、下流側現像ローラ2の画像形成を開始可能となる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る画像形成方法は、以上説明してきたようなものなので、画像連続出力中の画質劣化を防止するための画像形成動作中の画質補償制御を実現するにあたり、中間転写ベルトの周長を削減可能なため、プリントスピードの高速化、装置小型化が可能となるという効果がある。
【0029】
本発明の請求項2に係る画像形成方法は、以上説明してきたようなものなので、画像形成動作に必要最低限の中間転写ベルトの周長で画像形成動作中の画質補償制御が実現可能なため、より一層のプリントスピードの高速化、装置小型化が可能となるという効果がある。
【0030】
本発明の請求項3に係る画像形成方法は、以上説明してきたようなものなので、画像形成動作に必要最低限の中間転写ベルトの周長で画像形成動作中の画質補償制御が実現可能なため、より一層のプリントスピードの高速化、装置小型化が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像を形成する画像形成方法の基本を説明するための図である。
【図2】中間転写ベルトの全長L=l+αである場合のカラー画像形成工程を示す図である。
【図3】中間転写ベルトの全長L=2(l+α)である場合のカラー画像形成工程を示す図である。
【図4】本発明に係る画像形成方法の一実施形態において用いる画像ステーションの概略図である。
【図5】本発明に係る画像形成方法の一実施形態において用いる画像ステーションの概略図である。
【図6】本発明に係る画像形成方法における中間転写ベルトおよび画像ステーションの画像形成動作を示す概略図である。
【図7】図4、図5の動作において中間転写ベルト上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲を示す図である。
【図8】本発明に係る画像形成方法の第2実施形態を示す図(A)と、第3実施形態を示す図(B)である。
【図9】テストパッチを形成する場合の形成可能範囲を示す図である。
【図10】テストパッチを形成する場合の形成可能範囲を示す図である。
【符号の説明】

Claims (2)

  1. 回転する同一の画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段と、上記任意の色と異なる色で可視像化する他の現像手段とを、それぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、上記画像担持体の回転中に上記現像手段のいずれか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、順次2つの色で可視像化して得た上記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、該中間転写体上の転写像をさらに紙転写手段により紙に転写して記録像を得る画像形成方法において、上記画像担持体の表面電位を検出して画質補償制御を行うとともに、該表面電位の検出は、上記2つの現像手段について、上記画像担持体表面の画像担持体回転方向下流側の現像手段による画像形成終了位置から上流側現像手段による画像形成開始位置の間で行い、上記中間転写体の周長をL、上記中間転写体の1回転内における上記現像手段の画像形成範囲をlとし、上記一方の現像手段から上記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に上記画像担持体外周が移動する周長をL1、上記画像担持体外周の上記上流側の現像手段位置から上記下流側の現像手段位置までの周長をL2としたときに、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、上記表面電位の検出を行う画像担持体回転方向範囲Sを、S≦L1+L2とすることを特徴とする画像形成方法。
  2. 回転する同一の画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段と、上記任意の色と異なる色で可視像化する他の現像手段とを、それぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、上記画像担持体の回転中に上記現像手段のいずれか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、順次2つの色で可視像化して得た上記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、該中間転写体上の転写像をさらに紙転写手段により紙に転写して記録像を得る画像形成方法において、上記画像担持体の表面電位を検出して画質補償制御を行うとともに、該表面電位の検出は、上記2つの現像手段について、上記画像担持体表面の画像担持体回転方向下流側の現像手段による画像形成終了位置から上流側現像手段による画像形成開始位置の間で行い、上記中間転写体の周長をL、上記中間転写体の1回転内における上記現像手段の画像形成範囲をlとし、上記一方の現像手段から上記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に上記画像担持体外周が移動する周長をL1、上記画像担持体外周の上記上流側の現像手段位置から上記下流側の現像手段位置までの周長をL2としたときに、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、上記表面電位の検出を行う画像担持体回転方向範囲Sを、S≦2×L2とすることを特徴とする画像形成方法。
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