JP4165872B2 - 水流スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、風呂の追焚き回路等、流体の循環回路において流体の有無を検知するために用いられる水流スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
風呂の浴槽に一旦供給したお湯を再度加熱する追焚き機能を備えた追焚き回路では、回路に水が流れていない状態で加熱を行ってしまうこと(いわゆる「空焚き」)を防止するために、水流の有無を検知する水流スイッチが回路中に配設されている。
このような水流スイッチは、特許文献1に記載のもののように、本体内部に揺動可能な検知片を備え、この検知片が本体内部に導入された水流の勢いで揺動されることで、水流の有無を検知する構成である。
上述した従来の水流スイッチでは、本体内部に検知片を回動可能に組付けるための構造として、蓋体に回動軸を固定する構造を設けていた。これは、検知片の回動軸を本体内部に固定する場合、本体内部の奥方に固定させることは構造的にも、作業性からも困難であったからである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−241520号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のもののように、蓋体に回動軸を固定するための構造を設定すると、検知片に対する支持強度を確保しなければならない関係上、蓋体を肉厚にする等の方策が必要であった。このため、蓋体の構造の複雑化や重量増の要因となり、作業性が悪かった。また、蓋体の取付時には検知片が蓋体の影に隠れてしまうので、検知片に注意を払いつつ組付け作業を行う必要があり、一層作業性を悪くしていた。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、水流スイッチの構造の簡素化が図れ、組付け時の作業性の向上が可能な水流スイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、流入口から内部の空洞部に導入した流体を流出口から導出させる本体を有し、前記空洞部内に回動可能に支持されて前記空洞部内に導入された流体によって揺動されて流体の流勢状況を検知する検知片と、前記検知片を回動可能に支持する支持部材とからなる検知ユニットを備えると共に、前記本体に開口されて前記検知片を前記空洞部内に収容させる開放口と、前記開放口を塞ぐ蓋体とを備える水流スイッチにおいて、前記空洞部内には前記検知ユニットの受部が設けられると共に、前記検知ユニットが前記受部と前記蓋体とによって挟持されることにより前記空洞部内に固定されるものであって、前記支持部材には、前記検知ユニットの長さ方向に沿って挿入ガイドを備えると共に、前記空洞部には前記挿入ガイドの挿入方向に沿って前記検知ユニットの押し込み動作を案内可能な案内部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、流入口から内部の空洞部に導入した流体を流出口から導出させる本体を有し、前記空洞部内に回動可能に支持されて前記空洞部内に導入された流体によって揺動されて流体の流勢状況を検知する検知片と、前記検知片を回動可能に支持する支持部材とからなる検知ユニットを備えると共に、前記本体に開口されて前記検知片を前記空洞部内に収容させる開放口と、前記開放口を塞ぐ蓋体とを備える水流スイッチにおいて、前記空洞部内には前記検知ユニットの受部が設けられると共に、前記検知ユニットが前記受部と前記蓋体とによって挟持されることにより前記空洞部内に固定されるものであって、前記支持部材には前記蓋体との対向端部に撓み可能なバネ片が形成され、前記蓋体が前記開放口を塞いでいる状態では、前記バネ片が前記蓋体によって押し込み方向に弾性変形させられることにより検知ユニットを前記受部側へ押さえつけるように付勢しているところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記支持部材には前記蓋体との対向端部に撓み可能なバネ片が形成され、前記蓋体が前記開放口を塞いでいる状態では、前記バネ片が前記蓋体によって押し込み方向に弾性変形させられることにより検知ユニットを前記受部側へ押さえつけるように付勢しているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
検知ユニットが受部と蓋体とによって挟持されて空洞部内に固定されるので、従来のように回動軸を蓋体のみに固定する構造を省略でき、構造の簡素化を図ることが可能となると共に、組付け時の作業性の向上が可能となる。また、挿入ガイドを案内部に沿って挿入することで、検知ユニットを案内可能であるので検知ユニットの組付けが容易になり作業性がより向上する。
【0011】
<請求項2及び請求項3の発明>
バネ片が蓋体によって押し込み方向に弾性変形されることで、検知ユニットが受部側へ押さえつけるように付勢されるので、検知ユニットががたつきなく組付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る水流スイッチ10は、一旦風呂内へ供給された水を再度加熱する追焚き回路(図示なし)において、浴槽から熱交換器へ至る途中に配設されて、回路中の水流の有無を検知するものである。
水流スイッチ10は、図1に示すように、本体11内部を空洞にして形成された検知室12内に、検知片15と軸体18とからなる検知ユニット14を備える。
【0015】
本体11には、検知室12の上流側(図1の下側)に検知室12内に水流を導入するための流入口12Uが筒状に形成され、検知室12の下流側(図1の上側)に検知室12から水流を導出する流出口12Lが筒状に形成されている。流入口12Uと流出口12Lとは同軸となるように検知室12の上下に配設されていると共に、流入口12Uの内径が流出口12Lの内径より大きくなるように形成されている。
検知室12は、組付け時に検知ユニット14を挿入するための開放口12Aが図1の右方に開口させて形成されていると共に、検知室12の上流側(図1の下側)に検知ユニット14を収容可能とするため、奥行きが深くなるように形成されている。
検知室12は、検知ユニット14を収容した後、開放口12Aが蓋体13でもって閉塞されるようになっている。蓋体13は略方形状の金属板で本体11に対してネジFで固着されると共に、開放口12Aの開口端縁にはパッキンPが設置されており、蓋体13と開放口12Aとの水密性を確保するようになっている。
さらに、検知室12の内壁には、検知ユニット14の軸体18を嵌め入れるための案内溝12Mが軸体18の挿入方向に沿って形成されている。軸体18は案内溝12Mに嵌め入れられると位置決め状態で固定される。
【0016】
検知片15は、金属板を適宜切断・折曲げ加工することにより形成されており、その先端側は流入口12U側に折り曲げられた屈曲面15Sを備える。
また、検知片15における屈曲面15Sと反対側の基端部には支軸部16が形成されている。支軸部16は検知片15の幅方向両端部分を曲げ起こして形成された対向壁のそれぞれの中央に軸孔16Aが穿設され、この軸孔16Aに軸体18を挿通させて検知片15を揺動可能に支持する。
さらに、検知片15の先端部は、図2に示すように、幅方向に関して対称形状をなすと共に、基端側から先端側へいくに連れ次第に幅狭となる先細り形状をなすように両側縁がテーパ面15Tとなっている。
【0017】
また、検知片15には、支軸部16に連なる流出口12L側の面(図1の上側の面)に、直方体形状の検知磁石Mが固定されている。検知磁石Mは本体11に配設されたセンサSとの協働によって水流スイッチ10に流れる水流の有無の検知を行うためのものである。検知磁石Mは、検知片15の下流側の面上に鉤形状に形成された固着片15Aで外周を取り囲まれると共に、固着片15Aがリベットで固着されることで検知片15に固定されている。また、センサSは、本体11中央部付近の外側に取り付けられている。
【0018】
さて、本実施形態では、検知ユニット14の固定のための構造として、棒状部材を図2に示すように略コの字状に屈曲形成されてなる軸体18を備える。軸体18は、一端側が検知片15の支軸部16に貫通されて検知片15を回動可能に支持する回動軸18Aをなしている。この回動軸18Aは、検知室12内の対向する案内溝12M同士を橋渡し可能な長さに設定されている。さらに、検知室12の奥部には軸体受部12Tが設けられており、検知片15を収容したとき、軸体18の回動軸18Aが軸体受部12Tに当接した状態で収容されるようになっている。
さらに、検知ユニット14の抜止の構造として、軸体18は回動軸18Aの一端から検知室12の側面に沿って、開放口12A側へ伸びるガイド部18Gを備え、さらに、開放口Aからは抑え部18Bが伸びている。この抑え部18Bは、自然状態では図2に示すように検知ユニット14の挿入方向の垂線に対して図示角度αの傾きをなすように形成されており、検知室12に収容されると開放口12Aから斜めに突出するように形成されている(図4の鎖線部分参照)。そして、蓋体13が開放口12Aを閉止すると、抑え部18Bは蓋体13の内面に沿うように強制変形される(図4参照)。このことにより、軸体18に弾発力が生じ、この回動軸18Aを軸体受部12Tに圧接するよう付勢し、もって、検知片15の固定がなされるようになっている。
【0019】
また、本実施形態では検知ユニット14の検知室12への案内構造として、軸体18のガイド部18Gの挿入方向に沿って上述の検知室12の案内溝12Mが形成されており、ガイド部18Gを案内溝12Mに嵌め合わせながら挿入することで、検知ユニット14が検知室12内の所定位置まで案内される。さらに、ガイド部18Gが挿入方向右側(図4の上側)の案内溝12Mと嵌り合うと共に、挿入方向左側(図4の下側)の回動軸18Aと抑え部18Bの先端の双方が挿入方向左側の案内溝12Mと嵌りあっている。これにより、軸体18の回り止めの機能を果たしている。
【0020】
続いて、上記のように構成される本実施形態に係る水流スイッチの組付け手順について説明する。
まず、検知片15の支軸部16に対して、軸体18の回動軸18Aを貫通させて検知ユニット14を組付ける(図2、3参照)。そして、軸体18を案内溝12Mに沿って開放口12Aから検知室12内へ挿入し、回動軸18Aが軸体受部12Tに当接するまで検知ユニット14を押し込む。このとき、軸体18のガイド部18Gと案内溝12Mとを嵌め合わせながら挿入することで、検知ユニット14は検知室12内へ円滑に案内される。さらに、軸体18の回動軸18Aは対向する案内溝12M同士を橋渡し可能な長さに設定されているので、一旦案内溝12Mに嵌め込まれると、回動軸18Aの両端が対向する案内溝12Mに橋渡された状態となり軸体18が幅方向に回転することを規制できるので検知ユニット14を一層円滑に進入させることができる。
次に、軸体18を奥まで押し込んで回動軸18Aが軸体受部12Tに当接した状態では、抑え部18Bの先端側が開放口12Aの外方へ突出するので(図4の鎖線部分参照)、抑え部18Bを押え付けながら蓋体13を取り付けてネジFで固定し、開放口12Aを閉塞させる。
すると、蓋体13によって圧縮されることで、軸体18に弾発力が生じて軸体18が、がたつくことなく保持される(図4参照)。さらに、軸体18と案内溝12Mとの嵌り合いによって検知ユニット14の回り止めの機能を果たしている。
【0021】
このようにして検知ユニット14が検知室12内に収容されると、流水が無いときは、図1中2点鎖線で示した姿勢となる(このときの検知片15の姿勢を「基底姿勢」という)。一方、検知片15は検知室12内に侵入した流水の流勢を受けると、図1中実線で示した起き上がり姿勢となる(このときの検知片15の姿勢を「隆起姿勢」という)。
本実施形態では、特にこれらの隆起姿勢と基底姿勢に関して、検知磁石Mの磁力をセンサSが検知可能な検出領域内に検知片15が起き上がったときの姿勢を隆起姿勢というものとし、センサSの検出領域外に検知片15がある姿勢を基底姿勢とする。
【0022】
ところで、検知室12内に所定量以上の一定の流水が進入して、検知片15に衝突すると、検知片15が隆起姿勢となる。このとき、検知片15は先細り形状をなしていて、先端側の方が基端側よりも相対的に面積が小さい。このため、流水が通過する際、基端側に比べて先端側近辺の方が抵抗が小さくなるので、流水の流速は先端側近辺の方が相対的に大きくなる。髪の毛等が検知室12内に進入した場合、この検知片15の先端付近の速い流れに乗って通過できるので、髪の毛等の汚物が検知片15に絡まることを防ぐことができる。
さらに、検知片の先端のテーパ面15Tに案内されて先端側へ向かう力(流れ)が生じる。これにより、一旦基端側に進入した汚物が先端側へ誘導される。
それに加えて、本実施形態では、検知片15の基端部から先端部の両側端縁が滑らかな端面となるように研磨加工が施してあり、汚物が検知片15へ絡みつくことを低減させている。
【0023】
また、本実施形態の水流スイッチ10では、図5、6に示すように検知片15が基底姿勢の場合には、流入口12Uの開口部を覆い隠すと共に、図1に示すように検知片15の固着片15Aが検知室12の内壁に当接するような最大の隆起姿勢になったときにおいて、流入口12U側から軸線方向に沿って見たときに、流入口12Uと流出口12Lのそれぞれの開口の一部を同時に通し見ることができるようになっている。このことは、流入口12Uから流出口12L側に向けて直線的な流水の通過を可能とし、もって、検知片15の先端部を通る流水の速度を高め、前記した、汚物除去に寄与する。
【0024】
このように本実施形態の水流スイッチ10によれば、検知ユニット14を軸体受部12Tと蓋体13とでもって挟持する構成としたので、従来のような蓋体に検知片の回動軸を固定したり、センサSを取り付けたりするものに比べて蓋体13の構造を簡素化できた。さらに、検知ユニット14を容易に組付けることが可能となった。
また、本実施形態では検知片15の回動軸18Aを検知室12の開放口12Aと反対側の奥方に配し、開放口12Aとは反対側の本体11側面にセンサSを設置する構成としたので、蓋体13の構造をより簡素化できた。
また、このように構造を簡素化とすることで水流スイッチ10全体の構造の簡素化もでき、さらに水流スイッチ10の組付け作業も容易にできるようになった。
【0025】
また、軸体18は棒状部材を略コの字状に屈曲させる構成としたので、検知室12内に導入した水流の通路を迂回するように配設でき、検知室12内の水流と干渉を避けることができ、水流の検知を正確に行うことが可能となった。
【0026】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態において、流入口12Uと流出口12Lとは必ずしも同軸でないものであってもよい。
(2)上記実施形態では軸体18は全体を軸状の部材を用いたが、これに限らず、例えば、回動軸18Aを軸状の部材で構成し、他の箇所を平板状の部材で構成するものであってもよい。
(3)上記実施形態では金属板の蓋体13を用いたが、例えば樹脂製の蓋体であってもよい。
(4)上記実施形態では検知片15が先細り形状ものであったが、これに限らず、例えば、方形状をなす検知片であってもよい。
(5)上記実施形態では、隆起姿勢が否かを検知するための装置として、センサSと検知磁石Mを用いたが、検知するための装置はどのような構成のものであってもよい。
(6)上記実施形態ではガイド部18Gが挿入ガイドをなし、案内溝12Mが案内部をなしていたが、これに限らなず、例えば挿入ガイドが平板状をなすものであってもよく、或いは案内部が突条をなすものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】水流スイッチの側断面図
【図2】水流スイッチの分解平断面図
【図3】水流スイッチの分解側断面図
【図4】水流スイッチの平断面図
【図5】(A)基底姿勢における流入口から見た検知片の配置を示す説明図
(B)隆起姿勢における流入口から見た検知片の配置を示す説明図
【図6】(A)基底姿勢における流出口から見た検知片の配置を示す説明図
(B)隆起姿勢における流出口から見た検知片の配置を示す説明図
【符号の説明】
10…水流スイッチ
11…本体
12…検知室(空洞部)
12A…開放口
12M…案内溝(案内部)
12U…流入口
12L…流出口
13…蓋体
14…検知ユニット
15…検知片
18…軸体(支持部材)
18B…抑え部(バネ片)
18G…ガイド部(挿入ガイド)
Claims (3)
- 流入口から内部の空洞部に導入した流体を流出口から導出させる本体を有し、
前記空洞部内に回動可能に支持されて前記空洞部内に導入された流体によって揺動されて流体の流勢状況を検知する検知片と、前記検知片を回動可能に支持する支持部材とからなる検知ユニットを備えると共に、
前記本体に開口されて前記検知片を前記空洞部内に収容させる開放口と、
前記開放口を塞ぐ蓋体とを備える水流スイッチにおいて、
前記空洞部内には前記検知ユニットの受部が設けられると共に、前記検知ユニットが前記受部と前記蓋体とによって挟持されることにより前記空洞部内に固定されるものであって、
前記支持部材には、前記検知ユニットの長さ方向に沿って挿入ガイドを備えると共に、前記空洞部には前記挿入ガイドの挿入方向に沿って前記検知ユニットの押し込み動作を案内可能な案内部が設けられていることを特徴とする水流スイッチ。 - 流入口から内部の空洞部に導入した流体を流出口から導出させる本体を有し、
前記空洞部内に回動可能に支持されて前記空洞部内に導入された流体によって揺動されて流体の流勢状況を検知する検知片と、前記検知片を回動可能に支持する支持部材とからなる検知ユニットを備えると共に、
前記本体に開口されて前記検知片を前記空洞部内に収容させる開放口と、
前記開放口を塞ぐ蓋体とを備える水流スイッチにおいて、
前記空洞部内には前記検知ユニットの受部が設けられると共に、前記検知ユニットが前記受部と前記蓋体とによって挟持されることにより前記空洞部内に固定されるものであって、
前記支持部材には前記蓋体との対向端部に撓み可能なバネ片が形成され、前記蓋体が前記開放口を塞いでいる状態では、前記バネ片が前記蓋体によって押し込み方向に弾性変形させられることにより検知ユニットを前記受部側へ押さえつけるように付勢していることを特徴とする水流スイッチ。 - 前記支持部材には前記蓋体との対向端部に撓み可能なバネ片が形成され、前記蓋体が前記開放口を塞いでいる状態では、前記バネ片が前記蓋体によって押し込み方向に弾性変形させられることにより検知ユニットを前記受部側へ押さえつけるように付勢していることを特徴とする請求項1記載の水流スイッチ。
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