JP4164306B2 - 冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法 - Google Patents

冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、連続焼鈍でのエッジドロップの変化を考慮した冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷間圧延された金属板は、板幅方向に関する厚み分布が均一であることが要求される。しかし、板幅方向端部近傍では、圧延時の塑性流動に起因してエッジドロップが生じる。エッジドロップを抑制する手段として、ロール胴端部が先細りになったワークロールを板幅方向にシフトさせるテーパ付きワークロールシフト法が通常採用されている。
例えば、複数スタンドで構成される圧延機においてエッジドロップを防止するため、テーパ付きワークロールの最適シフト量を制御することが特開平4−91811号公報に紹介されている。この方法では、エッジプロフィールを複数のパラメータで表している。そして、圧延時のエッジプロフィールと最終パス出側における目標エッジプロフィールとの差を従属変数とし、圧延前のエッジプロフィールを表すパラメータ及びシフト位置を独立変数とする数式モデルに従ってワークロールの幅方向シフト量を時々刻々調整している。
【0003】
また、特開平3−243204号公報では、複数スタンドからなる圧延機でのエッジドロップを制御するため、テーパ付きワークロールの最適シフト量を設定することが開示されている。この方法では、予め求めている数式モデルから最終パス圧延機出側のエッジドロップ量を予測し、予測結果に応じて上流側圧延機のワークロールシフト量を設定している。
ロール胴端部にテーパを付けるためには、ワークロールの研磨が必要とされる。また、板幅が大きく異なる金属板を圧延するとき、ロールシフトに関する圧延機の制約から、板幅に応じて複数のテーパ付きワークロールを使い分ける必要が生じる。その結果、ロール交換が必要となり、通常の圧延に比較して操業性が低下する。
また、テーパ付きワークロールシフト法では、ワークロールのシフト量を初期設定した後、圧延中にフィードフォワード制御又はフィードバック制御するときワークロールの移動に時間がかかり、応答性が低くなりやすい。
【0004】
そこで、本発明者等は、テーパ付きワークロールシフトを使用せずにエッジドロップを制御する方法について検討し、圧延荷重及び圧延前の素材プロフィールに応じてエッジドロップ改善量を常時補正又は設定する方法を開発し、特開2000−79410号公報として紹介した。この方法では、板端からの距離が異なる複数の個所において基準位置に対する板厚の差を複数のパラメータとして冷間圧延される金属板のエッジドロップを表し、これらパラメータを表す数式モデルを予め作成しておく。そして、圧延荷重及び圧延前の素材プロフィールを連続的に測定し、この実測値を変数として数式モデルに基づき、最終スタンド出側のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数のスタンドにおいてワークロールベンダー,中間ロールベンダー及び中間ロールシフトの一つ又は複数を制御することによりエッジドロップ改善量を常時補正又は設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このエッジドロップ制御により、冷延後のエッジドロップ改善精度は大きく向上し、板幅方向に関して板厚分布の均一性に優れた冷延鋼板が高歩留で製造されるようになった。
しかし、冷延後に連続焼鈍される鋼板では、連続焼鈍炉内でハースロールにより繰り返し曲げ変形を受ける過程でエッジドロップが変化し、目標とする板プロフィールが得られない場合がある。特に、板プロフィール変化の大きい板厚1.5mm以上の厚ゲージ材では連続焼鈍後にエッジドロップとは逆の板端部の板厚が厚いエッジアップのプロフィールを生じる場合があり、連続焼鈍炉及び後工程のめっきライン等で巻き取り時における形状不良の要因となっている。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を数式モデルにより算出し、その変化量を考慮して冷間圧延におけるエッジドロップ制御を行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法は、その目的を達成するため、板端からの距離が異なる複数の箇所における基準位置に対する板厚の差をエッジドロップとして定義し、タンデム圧延機の各スタンドの圧延荷重,形状制御手段の制御量及び圧延前素材のエッジドロップを変数として最終スタンド出側のエッジドロップを表す数式モデルを予め作成するとともに、伸び率を変数として連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を表す数式モデルをも予め作成し、各スタンドの圧延荷重の予測値,圧延前素材のエッジドロップの測定値及び連続焼鈍での伸び率の予測値をそれぞれ前記二つの数式モデルに代入し、連続焼鈍後のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数スタンドにおける形状制御手段の制御量を設定することを特徴とする。
【0007】
また、板端からの距離が異なる複数の箇所における基準位置に対する板厚の差をエッジドロップとして定義し、タンデム圧延機の各スタンドの圧延荷重,形状制御手段の制御量及び圧延前素材のエッジドロップを変数として最終スタンド出側のエッジドロップを表す数式モデルを予め作成するとともに、伸び率を変数として連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を表す数式モデルをも予め作成し、各スタンドの圧延荷重及び圧延前素材のエッジドロップを連続的に測定し、これらの測定値及び連続焼鈍での伸び率の予測値をそれぞれ前記二つの数式モデルに代入し、連続焼鈍後のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数スタンドにおける形状制御手段の制御量を常時補正することを特徴とする。
【0008】
さらにまた、板端からの距離が異なる複数の箇所における基準位置に対する板厚の差をエッジドロップとして定義し、タンデム圧延機の各スタンドの形状制御手段の変更量を変数として最終スタンド出側のエッジドロップの変化量を表す数式モデルを予め作成するとともに、伸び率を変数として連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を表す数式モデルをも予め作成しておき、最終スタンド出側のエッジドロップを連続的に測定し、この測定値及び連続焼鈍での伸び率の予測値をそれぞれ前記二つの数式モデルに代入し、連続焼鈍後のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数スタンドにおける形状制御手段の制御量を常時補正することを特徴とする。
【0009】
【実施の態様】
本発明者等は、連続焼鈍でのエッジドロップの変化を考慮してタンデム圧延機の各スタンドにおける形状制御手段の制御量を設定または補正することにより、連続焼鈍後もバラツキの小さい安定した板幅方向端部の板プロフィールが得られるような冷間圧延時のエッジドロップ制御方法を種々調査検討した。その結果、連続焼鈍でのエッジドロップの変化量の板厚に対する比率が伸び率と比例関係にあることに着目し、連続焼鈍でのエッジドロップの変化量の板厚に対する比率に伸び率が及ぼす影響を取り込んだ数式モデルにより連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を予測し、その変化量を考慮してタンデム圧延機のエッジドロップ制御を行うと、連続焼鈍後に目標とする板プロフィールが得られることを見出した。
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
圧延前素材のエッジドロップは、式(1)及び(2)でそれぞれ定義されるFx及びFyで表される。Fx及びFyは、図1に示すように板幅方向端部から距離x及びyの位置における素材の肉厚減少量を示す。タンデム圧延機の最終スタンド出側のエッジドロップは、式(3)及び(4)でそれぞれ定義されるEx,Eyで表される。Ex及びEyも、図2に示すように板幅方向端部から距離x及びyの位置における肉厚減少量を示す。
Figure 0004164306
【0011】
式中、Hx,Hy及びHkは板端からそれぞれx,y及びkの距離における圧延前素材の板厚であり、hx,hy及びhkは板端からそれぞれx,y及びkの距離における最終スタンド出側での板厚である。ただし、x<y<kとする。距離x,y及びkは、エッジドロップを適切に表し、且つ精度のよい数式モデルが得られるように経験的に選定される。
最終スタンド出側のエッジドロップに影響する変動要因には、板厚,材質,潤滑状態,圧延荷重,圧延前素材のエッジドロップ等の外乱やワークロールベンダー,中間ロールベンダー,中間ロールシフト,テーパ付きワークロールシフト等の形状制御手段の制御量がある。板厚は重要な品質項目であり、通常は自動板厚制御によってほぼ一定値になるように制御されている。材質及び潤滑状態は最終スタンド出側のエッジドロップに影響するが、その影響の大半は圧延荷重の変動に応じてロール撓み及びロール偏平が変化することにより生じる。したがって、圧延中に最終スタンド出側のエッジドロップに変化をもたらす主要因は、圧延前素材のエッジドロップ,圧延荷重及び形状制御手段の制御量である。
【0012】
各スタンドにおける圧延荷重が変化すると、圧延反力によるロール撓み及びロール偏平が変化し、当該スタンド出側におけるエッジドロップが変化し、最終スタンド出側のエッジドロップを変化させる。ここで、単位幅当りの圧延荷重とロール撓み量及びロール偏平量とはほぼ線形関係にあり、途中スタンド出側におけるエッジドロップと最終スタンド出側のエッジドロップもほぼ線形関係にあるため、式(3)及び(4)で表される最終スタンド出側のエッジドロップEx及びEyは、図3に示すように単位幅当りの圧延荷重とほぼ線形関係にある。
【0013】
ワークロールベンダー及び中間ロールベンダーも、圧延荷重と同様にロール撓みを変化させてエッジドロップを変化させるものであり、ワークロールベンダー及び中間ロールベンダーと最終スタンド出側のエッジドロップEx,Eyとの間にそれぞれ図4及び図5に示すように線形関係が成立する。中間ロールシフトはロール間の接触範囲を変更することによりロールの撓み、ひいてはエッジドロップを変化させるものであり、狭いシフト量範囲においては図6に示すように最終スタンド出側のエッジドロップEx,Eyとほぼ線形関係にある。また、圧延前素材のエッジドロップFx,Fyも板端近傍の荷重分布を変化させることにより最終スタンド出側のエッジドロップEx,Eyを変化させるものであり、両者の関係は図7に示すようにほぼ線形関係にある。
【0014】
したがって、エッジドロップは、次式(5)及び(6)で予測できる。
Figure 0004164306
式中、iは上流スタンド側からiスタンド目の圧延機,nはスタンド数,Wiはiスタンドのワークロールベンダーの制御量,Iiはiスタンドの中間ロールベンダーの制御量,δiはiスタンドの中間ロールシフトの制御量,piはiスタンドの単位幅当りの圧延荷重,a1i,a2i,a3i,a4i,a5,a6,b1i,b2i,b3i,b4i,b5,b6は影響係数を示す。
【0015】
影響係数a1i,a2i,a3i,a4i,a5,a6,b1i,b2i,b3i,b4i,b5,b6は、板幅,板厚,鋼種等の製造品種によって定まる定数であり、実験又はロールの弾性変形解析と素材の塑性変形解析とを連成させた解析モデルによるシミュレーションからそれぞれ求められる。そして、各影響係数は、板幅,板厚,鋼種等の各区分及びスタンド毎にテーブルを設定し、あるいは、板幅,板厚,鋼種等の関数として数式化される。
同一スタンドにおいては、ワークロールベンダー,中間ロールベンダー及び中間ロールシフトのエッジドロップ制御特性は、図8に示すように非常によく類似しており、式(7)の関係で表すことができる。
1i/a1i=b2i/a2i=b3i/a3i ・・・・(7)
【0016】
したがって、iスタンドで与える板端からxの距離におけるエッジドロップ改善量(最終スタンド出側)をSxiとすると、Ex及びEyはそれぞれ次式(8)及び(9)で表される。
Figure 0004164306
ここで、b7iは影響係数であり、式(10)で表される。
7i=b1i/a1i ・・・・・・(10)
【0017】
次に、連続焼鈍炉内でのハースロールによる繰り返し曲げ変形におけるエッジドロップの変化に及ぼす要因には、板厚,材質,焼鈍温度,通板速度,炉内張力がある。材質,焼鈍温度,通板速度は、エッジドロップに影響するが、その影響は材料の変形抵抗が変化することにより生じる。したがって、連続焼鈍でのエッジドロップの変化に影響する主要因は板厚,材料の変形抵抗,炉内張力である。連続焼鈍でのエッジドロップ変化量は、式(11)〜(14)で定義されるΔEx,ΔEyで表される。
ΔEx=Gx−Ex ・・・・・・・(11)
ΔEy=Gy−Ey ・・・・・・・(12)
x=h'k−h'x ・・・・・・・(13)
y=h'k−h'y ・・・・・・・(14)
式中、h'x,h'y及びh'kは板端からそれぞれx,y及びkの距離における連続焼鈍後の板厚である。
【0018】
図9〜11に示すように、板厚が厚いほど,材料の変形抵抗が小さいほど,また炉内張力が大きいほど、連続焼鈍でのエッジアップ側への板プロフィール変化が大きくなる。これは、塑性変形を生じ易い条件ほど繰り返し曲げ変形によりエッジアップ側への板プロフィール変化を生じ易いことを表しており、図12に示すように、エッジドロップ変化量ΔEx,ΔEyの板厚に対する比率は繰り返し曲げ変形における伸び率と比例関係にある。
したがって、エッジドロップの変化量は式(15)〜(17)で表される。
ΔEx/h=a8ε ・・・・(15)
ΔEy/h=b8ε ・・・・(16)
ε=f(h,k,t) ・・・・(17)
式中、hは板厚,kは材料の変形抵抗,tは炉内張力,fは板厚,材料の変形抵抗及び炉内張力の関数,εは伸び率,a8,b8は影響係数を示す。
【0019】
影響係数a8,b8は板幅によって定まる定数であり、実験又は材料の弾塑性変形解析モデルによるシミュレーションからそれぞれ求められる。そして、各影響係数は、板幅毎にテーブルを設定し、あるいは、板幅の関数として数式化される。また、式(17)の関数fも実験又は材料の弾塑性変形解析モデルによるシミュレーションから求められる。
式(8),(9),(15),(16)より連続焼鈍後のエッジドロップGx,Gyはそれぞれ式(18),(19)で表される。
Figure 0004164306
【0020】
タンデム圧延機における各形状制御手段の初期設定に当っては、各スタンドの圧延荷重Piを予測し、圧延荷重の予測値Pi及び板幅wから式(20)にしたがって単位幅当りの圧延荷重piを算出するとともに、圧延前の素材プロフィールの測定値から式(1)及び(2)にしたがってFx及びFyを算出する。また連続焼鈍での伸び率を式(17)により予測する。そして、式(18)及び(19)で表されるGx及びGyがそれぞれ目標値Gx 0及びGy 0となるように、iスタンドで与える板端から距離xの位置における最終スタンド出側のエッジドロップ改善量Sxiを設定する。
i=Pi/w ・・・・(20)
圧延荷重の予測値Piは、当該コイルまでの圧延荷重の実績値より学習計算により求められる。また、圧延前の素材プロフィールとしては前工程での測定値を使用することができる。
【0021】
フィードフォワード方式でエッジドロップを制御する場合には、各スタンドの圧延荷重Pi及び圧延前の素材プロフィールを連続的に測定し、圧延荷重の測定値Pi及び板幅wから式(20)にしたがって単位幅当りの圧延荷重piを算出するとともに、式(1)及び(2)にしたがってFx及びFyを算出する。また連続焼鈍での伸び率を式(17)により予測する。そして、式(18)及び(19)で表されるGx及びGyがそれぞれ目標値Gx 0及びGy 0となるように、iスタンドで与える板端から距離xの位置における最終スタンド出側のエッジドロップ改善量Sxiを常時補正する。ここで、圧延前の素材プロフィールの測定には、板幅方向に関して移動可能なX線板厚計等が使用される。
【0022】
また、フィードバック方式でエッジドロップを制御する場合には、タンデム圧延機の最終スタンド出側のエッジドロップの変化量がエッジドロップ改善量(最終スタンド出側)Sxiと線形関係にあるので、式(18),(19)に代わり式(21),(22)にしたがったエッジドロップ制御式を使用する。この場合には、タンデム圧延機の最終スタンド出側のプロフィールを連続的に測定し、式(3)及び(4)にしたがってEx及びEyの値Ex 1及びEy 1を算出する。また連続焼鈍での伸び率を式(17)により予測する。そして、式(21)及び(22)で表されるGx及びGyがそれぞれ目標値Gx 0及びGy 0となるように、iスタンドで与える板端から距離xの位置における最終スタンド出側のエッジドロップ改善量Sxiを常時補正する。ここで、タンデム圧延機の最終スタンド出側のプロフィールの測定には、板幅方向に関して移動可能なX線板厚計等が使用される。
Figure 0004164306
【0023】
タンデム圧延機の各スタンドにおけるエッジドロップ改善量Sxiが大きすぎる場合、または小さすぎる場合には、途中形状が悪化し、板破断や絞り込みを生じる危険がある。この板破断や絞り込みは、各スタンドにおけるエッジドロップ改善量Sxiに上限値Sxi MAX及び下限値Sxi MINを設けることによって防止できる。上限値Sxi MAX及び下限値Sxi MINの設定によって連続焼鈍後のエッジドロップの目標値Gx 0及びGy 0が得られない場合、式(23)で示す評価関数J1を導入し、評価関数J1が最小となるように各スタンドにおけるエッジドロップ改善量Sxiを設定又は常時補正する。
1=wx(Gx−Gx 02+wy(Gy−Gy 02 ・・・・(23)
式中、wx,wyは重み係数を示す。
【0024】
4スタンド以上のタンデム圧延機でエッジドロップの目標値Gx 0及びGy 0が得られる場合、各スタンドにおけるエッジドロップ改善量Sxiに関しては任意の組合せを採用できる。しかし、途中形状を考慮し、たとえば式(24)に示すような評価関数J2を導入し、評価関数J2が最小となるように各スタンドにおけるエッジドロップ改善量Sxiを常時補正することが好ましい。
Figure 0004164306
【0025】
各スタンドにおけるエッジドロップの改善量Sxiに対するワークロールベンダーの制御量Wi,中間ロールベンダーの制御量Ii,中間ロールシフトの制御量δiは、任意の組合せで補正又は設定できる。しかし、応答性を考慮して、中間ロールシフトよりもワークロールベンダー及び中間ロールベンダーの制御量を優先させることが好ましい。
以上の説明では、板端から距離の異なる2点の位置において基準位置に対する板厚差でエッジドロップを定義し、各形状制御手段を補正している。しかし、本発明はこれに拘束されるものではなく、板幅方向3箇所以上の位置において基準位置に対する板厚差でエッジドロップを定義する場合でも、式(23)及び(24)と同様な評価関数を用いてエッジドロップを制御する。
さらに、本発明によるエッジドロップ制御方法は、テーパ付きワークロールシフトを用いたエッジドロップ制御でも同様に使用される。
【0026】
エッジドロップの最適な制御方法は、プリセット制御+フィードフォワード制御、又はプリセット制御+フィードバック制御である。プリセット制御は、各形状制御手段の制御量を初期設定するものであり、圧延の初期からエッジドロップを制御していくために欠かせない。また、圧延中には、圧延荷重及び素材のプロフィールが変動するので、圧延後のプロフィールも変動する。これに対応して、圧延中に各形状制御手段の制御量を補正する制御として、フィードフォワード制御及びフィードバック制御がある。フィードフォワード制御は、制御の時間遅れがフィードバック制御よりも少ない利点があるが、制御モデルの誤差を生じ易い。精度面では、フィードバック制御の方が優れている。
【0027】
【実施例】
実施例1(プリセット制御)
製品板厚1.2〜2.3mmの普通鋼冷延鋼板の製造に際し、請求項1にしたがったエッジドロップ制御法を実施した。
本実施例では、図13に示すように4スタンド1〜4を備えたタンデム圧延機5を使用した。圧延条件,各スタンドの圧延荷重の予測値,圧延前素材のプロフィール情報,連続焼鈍で予測される材料の変形抵抗及び炉内張力を上位コンピュータ9に入力した。プロセスコンピュータ10では、製品品種毎に予め求められている影響係数に基づき上位コンピュータ9からの情報に応じてNo.1〜3スタンドにおけるエッジドロップの最適改善量を算出し、形状制御手段11を介してプリセットした。
板厚保証点が10mmであるので、x=10mmに設定した。また、エッジドロップを制御して減少させたとき、連続焼鈍後にエッジアップが板端から20〜40mm近傍で生じ易いことから,y=30mmとした。本実施例の圧延条件では、エッジドロップ制御によって板厚が変わらない範囲が板端から100mmよりも板幅中央側にあることから、エッジドロップ量評価の基準点をk=100mmに設定した。
【0028】
圧延前素材のエッジドロップを式(25)及び(26)に示すF10,F30で定義し、最終スタンド出側のエッジドロップを式(27)及び(28)に示すE10,E30で定義した。G10,G30は、それぞれ式(29)及び(30)で表される。
Figure 0004164306
【0029】
圧延前素材のプロフィール情報から、式(25)及び(26)にしたがってF10及びF30を算出した。また、式(31)にしたがって圧延開始時の各スタンドにおける圧延荷重を学習計算し、圧延荷重の予測値Piと板幅wから式(20)にしたがって単位幅当りの圧延荷重piを算出した。
i=(1−α)Pi’+αPiLast ・・・・(31)
ここで、Pi’は学習計算で予測した前コイルの圧延開始時のiスタンドの圧延荷重の予測値であり、PiLastは前コイルの圧延開始時のiスタンドの圧延荷重の実績値である。また、αは実績値PiLastの学習計算への取込み比率を表す係数であり、本実施例ではα=0.1とした。
【0030】
さらに、板厚,材料の変形抵抗及び炉内張力から式(17)により連続焼鈍での伸び率を予測した。そして、式(29)及び(30)で連続焼鈍後のエッジドロップG10,G30がそれぞれ目標値G10 0,G30 0となるように、No.1〜3スタンドで与える板端から10mmの位置における最終スタンド出側のエッジドロップ改善量S10iを設定した。
途中形状の悪化に起因した板破断や絞り込みを防止するため、各製造品種毎に各スタンドにおけるエッジドロップ改善量の上限値S10i MAX及び下限値S10i MINを設けた。上限値S10i MAX及び下限値S10i MINの範囲内で連続焼鈍後のエッジドロップの目標値G10 0,G30 0が得られたので、S10iに関して任意の組合せが採用できるが、途中形状の如何による悪影響を考慮して式(32)の評価関数J2導入し、評価関数J2が最小となるように各スタンドにおけるエッジドロップ改善量S10iを設定した。
Figure 0004164306
【0031】
実施例1で得られた圧延開始時に相当する部分について連続焼鈍後のエッジドロップの実績値を目標値G10 0,G30 0と比較して図14,15に示す。他方、特開2000−79410号公報記載のエッジドロップ制御方法(従来法)による圧延開始時に相当する部分についての連続焼鈍後のエッジドロップの実績値を目標値G10 0,G30 0と比較して図16,17に示す。図16,17にみられるように、従来法ではエッジドロップの実績値は目標値G10 0,G30 0に比較して小さい傾向にあり、その差が20μmを超える場合もあった。これに対し、実施例1におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0,G30 0の差は、図14,15にみられるように±5μm以内に収まっていた。
【0032】
実施例2(フィードフォワード制御)
製品板厚1.2〜2.3mmの普通鋼冷延鋼板の製造に際し、請求項2にしたがったエッジドロップ制御法を実施した。
本実施例では、図18に示すように4スタンド1〜4を備えたタンデム圧延機5を使用した。圧延条件,連続焼鈍で予測される材料の変形抵抗及び炉内張力を上位コンピュータ9に入力した。圧延開始後、各スタンドの圧延荷重を荷重計7で連続測定するとともに、板幅方向に移動可能なX線板厚計8によって、圧延中の鋼板6の圧延前プロフィールを連続的に測定し、測定値を上位コンピュータ9に入力した。プロセスコンピュータ10では、製品品種毎に予め求められている影響係数に基づき上位コンピュータ9からの情報に応じてNo.1〜3スタンドにおけるエッジドロップの最適改善量を算出し、算出値を形状制御手段11に入力し、常時補正した。
【0033】
実施例1と同様に、x=10mm,y=30mm,k=100mmに設定し、F10,F30,E10,E30をそれぞれ式(25)〜(28)で定義した。G10,G30は、それぞれ式(29)及び(30)で表される。
連続的に測定された鋼板6の圧延前プロフィールから、式(25)及び(26)にしたがってF10及びF30を算出した。
さらに、板厚,材料の変形抵抗及び炉内張力から式(17)により連続焼鈍での伸び率を予測した。そして、式(29)及び(30)でG10,G30が目標値G10 0,G30 0となるように、No.1〜3スタンドで与える板端から10mmの位置における最終スタンド出側のエッジドロップ改善量S10iを常時補正した。
【0034】
途中形状の悪化に起因した板破断や絞り込みを防止するため、各製造品種毎に各スタンドにおけるエッジドロップ改善量の上限値S10i MAX及び下限値S10i MINを設けた。上限値S10i MAX及び下限値S10i MINの範囲内で連続焼鈍後のエッジドロップの目標値G10 0,G30 0が得られたので、S10iに関して任意の組合せが採用できるが、途中形状の如何による悪影響を考慮して式(32)の評価関数J2導入し、評価関数J2が最小となるように各スタンドにおけるエッジドロップ改善量S10iを設定した。
【0035】
実施例2で得られた連続焼鈍後のエッジドロップの実績値を目標値G10 0,G30 0と比較して図19,20に示す。他方、特開2000−79410号公報記載のエッジドロップ制御方法(従来法)による連続焼鈍後のエッジドロップの実績値を目標値G10 0,G30 0と比較して図21,22に示す。図21,22にみられるように、従来法ではエッジドロップの実績値は目標値G10 0,G30 0に比較して小さい傾向にあり、その差が20μmを超える場合もあった。これに対し、実施例2におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0,G30 0の差は、図19,20にみられるように±6μm以内に収まっていた。
【0036】
実施例3(フィードバック制御)
製品板厚1.2〜2.3mmの普通鋼冷延鋼板の製造に際し、請求項3にしたがったエッジドロップ制御法を実施した。
本実施例では、図23に示すように4スタンド1〜4を備えたタンデム圧延機5を使用した。圧延条件,連続焼鈍で予測される材料の変形抵抗及び炉内張力を上位コンピュータ9に入力した。圧延開始後、板幅方向に移動可能なX線板厚計8によって鋼板6の最終スタンド出側のプロフィールを連続的に測定し、測定値を上位コンピュータ9に入力した。プロセスコンピュータ10では、製品品種毎に予め求められている影響係数に基づき上位コンピュータ9からの情報に応じてNo.1〜3スタンドにおけるエッジドロップの最適改善量を算出し、算出値を形状制御手段11に入力し、常時補正した。
【0037】
実施例1,2と同様に、x=10mm,y=30mm,k=100mmに設定し、E10,E30をそれぞれ式(27)及び(28)で定義した。G10,G30は、それぞれ式(33)及び(34)で表される。
Figure 0004164306
連続的に測定された鋼板6の最終スタンド出側のプロフィールから、式(27)及び(28)にしたがってE10及びE30の値E10 1及びE30 1を算出した。
さらに、板厚,材料の変形抵抗及び炉内張力から式(17)により連続焼鈍での伸び率を予測した。そして、式(33)及び(34)でG10,G30が目標値G10 0,G30 0となるように、No.1〜3スタンドで与える板端から10mmの位置における最終スタンド出側のエッジドロップ改善量S10iを常時補正した。
【0038】
途中形状の悪化に起因した板破断や絞り込みを防止するため、各製造品種毎に各スタンドにおけるエッジドロップ改善量の上限値S10i MAX及び下限値S10i MINを設けた。上限値S10i MAX及び下限値S10i MINの範囲内で連続焼鈍後のエッジドロップの目標値G10 0,G30 0が得られたので、S10iに関して任意の組合せが採用できるが、途中形状の如何による悪影響を考慮して式(32)の評価関数J2導入し、評価関数J2が最小となるように各スタンドにおけるエッジドロップ改善量S10iを設定した。
【0039】
実施例3で得られた連続焼鈍後のエッジドロップの実績値を目標値G10 0,G30 0と比較して図24,25に示す。他方、特開2000−79410号公報記載のエッジドロップ制御方法(従来法)による連続焼鈍後のエッジドロップの実績値を目標値G10 0,G30 0と比較して図26,27に示す。図26,27にみられるように、従来法ではエッジドロップの実績値は目標値G10 0,G30 0に比較して小さい傾向にあり、その差が20μmを超える場合もあった。これに対し、実施例3におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0,G30 0の差は、図24,25にみられるように±6μm以内に収まっていた。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を数式モデルにより算出し、その変化量を考慮して冷間圧延におけるエッジドロップ制御を行うので、連続焼鈍での板プロフィール変化の大きい板厚1.5mm以上の厚ゲージ材においても、板幅方向に関して板厚の均一性に優れた金属板が高い歩留で製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2個のパラメータFx,Fyで表した素材のエッジドロップ
【図2】 2個のパラメータEx,Eyで表した最終スタンド出側のエッジドロップ
【図3】 単位幅当りの圧延荷重と最終スタンド出側のエッジドロップとの関係
【図4】 ワークロールベンダーの制御量と最終スタンド出側のエッジドロップとの関係
【図5】 中間ロールベンダーの制御量と最終スタンド出側のエッジドロップとの関係
【図6】 中間ロールシフトの制御量と最終スタンド出側のエッジドロップとの関係
【図7】 同一位置における素材のエッジドロップと最終スタンド出側のエッジドロップとの関係
【図8】 同一スタンドにおけるワークロールベンダー,中間ロールベンダー及び中間ロールシフトのエッジドロップ制御特性を示す比較図
【図9】 連続焼鈍でのエッジドロップの変化量と板厚との関係
【図10】 連続焼鈍でのエッジドロップの変化量と材料の変形抵抗との関係
【図11】 連続焼鈍でのエッジドロップの変化量と炉内張力との関係
【図12】 連続焼鈍でのエッジドロップの変化量の板厚に対する比率と伸び率との関係
【図13】 実施例1で使用したタンデム圧延機
【図14】 実施例1におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0との比較
【図15】 実施例1におけるエッジドロップの実績値と目標値G30 0との比較
【図16】 従来法におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0との比較
【図17】 従来法におけるエッジドロップの実績値と目標値G30 0との比較
【図18】 実施例2で使用したタンデム圧延機
【図19】 実施例2におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0との比較
【図20】 実施例2におけるエッジドロップの実績値と目標値G30 0との比較
【図21】 従来法におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0との比較
【図22】 従来法におけるエッジドロップの実績値と目標値G30 0との比較
【図23】 実施例3で使用したタンデム圧延機
【図24】 実施例3におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0との比較
【図25】 実施例3におけるエッジドロップの実績値と目標値G30 0との比較
【図26】 従来法におけるエッジドロップの実績値と目標値G10 0との比較
【図27】 従来法におけるエッジドロップの実績値と目標値G30 0との比較
【符号の説明】
1〜4:スタンド 5:タンデム圧延機 6:鋼板 7:荷重計
8:X線板厚計 9:上位コンピュータ 10:プロセスコンピュータ
11:形状制御手段

Claims (3)

  1. 板端からの距離が異なる複数の箇所における基準位置に対する板厚の差をエッジドロップとして定義し、タンデム圧延機の各スタンドの圧延荷重,形状制御手段の制御量及び圧延前素材のエッジドロップを変数として最終スタンド出側のエッジドロップを表す数式モデルを予め作成するとともに、伸び率を変数として連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を表す数式モデルをも予め作成し、各スタンドの圧延荷重の予測値,圧延前素材のエッジドロップの測定値及び連続焼鈍での伸び率の予測値をそれぞれ前記二つの数式モデルに代入し、連続焼鈍後のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数スタンドにおける形状制御手段の制御量を設定することを特徴とする冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法。
  2. 板端からの距離が異なる複数の箇所における基準位置に対する板厚の差をエッジドロップとして定義し、タンデム圧延機の各スタンドの圧延荷重,形状制御手段の制御量及び圧延前素材のエッジドロップを変数として最終スタンド出側のエッジドロップを表す数式モデルを予め作成するとともに、伸び率を変数として連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を表す数式モデルをも予め作成し、各スタンドの圧延荷重及び圧延前素材のエッジドロップを連続的に測定し、これらの測定値及び連続焼鈍での伸び率の予測値をそれぞれ前記二つの数式モデルに代入し、連続焼鈍後のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数スタンドにおける形状制御手段の制御量を常時補正することを特徴とする冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法。
  3. 板端からの距離が異なる複数の箇所における基準位置に対する板厚の差をエッジドロップとして定義し、タンデム圧延機の各スタンドの形状制御手段の変更量を変数として最終スタンド出側のエッジドロップの変化量を表す数式モデルを予め作成するとともに、伸び率を変数として連続焼鈍でのエッジドロップの変化量を表す数式モデルをも予め作成しておき、最終スタンド出側のエッジドロップを連続的に測定し、この測定値及び連続焼鈍での伸び率の予測値をそれぞれ前記二つの数式モデルに代入し、連続焼鈍後のエッジドロップが目標値に一致するように第1スタンドから最終の1段手前のスタンドまでのうちの複数スタンドにおける形状制御手段の制御量を常時補正することを特徴とする冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法。
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