JP4163801B2 - アルコール代謝促進作用物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアルコール代謝促進作用物に関する。より詳細には、飲酒により摂取された生体内アルコールの代謝を促進し、悪酔い、二日酔いなどの症状を予防・緩和し得るアルコール代謝促進作用物に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルコール(エタノール)飲料による酔いは、その中に含まれているアルコールによるものである。
胃や小腸で体内に吸収されたアルコールは、血液の流れに乗って脳に達し、脳の中枢神経に対して働きかけ、脳の働きを麻痺させ気分をリラックスさせる。
アルコールは肝臓に取り込まれると、アルコール脱水素酵素(ADH)の働きによって酸化され、アセトアルデヒドに変換される。また、アルコールの一部はミクロソームのエタノール酸化系(MEOS)やペルオキシソームに存在するカタラーゼによってもアセトアルデヒドへと酸化される。アセトアルデヒドは更にアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きによって酢酸に変換される。しかし、アルコールの代謝生成物であるアセトアルデヒドが十分に代謝されないでそのまま体内に残留していると、皮膚紅潮、熱感、動悖、頻脈、頭痛、吐気、口臭、尿臭などの悪酔いの症状を呈する。
【0003】
大量かつ長期間の飲酒は、脂肪肝や肝硬変、又は痛風などの疾病をもたらす。上述したように、アルコールはADHの働きによって酸化されてアルデヒドになるが、この際NADがNADHに変換されるので、[NADH]/[NAD]の比が上昇する。この上昇は、リンゴ酸⇔オキザロ酢酸の平衡関係を崩し(左側に)、クエン酸回路の活性を減少させる。クエン酸回路の活性の減少は脂肪酸の酸化を抑制するので、脂肪酸はエステル化されてトリグリセライドとなる。アルコールの酸化は、アセチルCoAからの脂肪合成及びコレステロール合成も促進する。このような生体反応が脂肪肝や肝硬変の発生に関与していると考えられている。また、[NADH]/[NAD]の比の上昇は、[乳酸]/[ピルビン酸]の比を上昇させるので、高乳酸血症を生じると共に、腎臓からの尿酸の排泄能を減じる。このような生体反応が痛風の発生に関与していると考えられている(Harper's Biochemistry, 22nd Ed., p. 244, Appleton & Lange, San Mateo, CA)。
【0004】
アルコール飲料(例えば、清酒、焼酎、ワイン、ビール、ウイスキー、ウオッカ、乳酒など)は古代から各民族が世界各地で育て上げてきた食品であり、文化、儀式、宗教などと深く関わってきた。さらに、適量の飲酒は、食欲の増進、血管平滑筋の弛緩とそれに伴う血流の増加など、肉体的な健康の維持・増進にも寄与し、気分転換、リラックス、歓談や円滑なコミュニケーション等を可能にするなど、精神的、社会的な健全性の維持・増進にも寄与している。
日本人をはじめとするモンゴロイドでは、遺伝的にALDH(タイプI)の欠損が約50%の人々にみられ、この酵素の欠損者におけるアルコール摂取後の血中アセトアルデヒド濃度は、この酵素を欠損していない人と比べて、著しく高い(約17倍)ことが観察されている(Harada, Lancet, 982, 1981)。
また、記憶や学習に関係しているfyn遺伝子を欠損させたマウスを用いた研究から、脳内でのFynチロシンキナーゼの多寡が、体内のアルコール濃度が同一でも、人によっては酔い覚めの早い又は遅いの違いを生じることと関係しているらしいことが最近判明した(Science, Vol.278, 24, Oct, 698-701, 1997)。
【0005】
疾病の治療又は健康管理の観点から飲酒を制限しなければならない人は別として、健常又は通常の社会生活を送れる健康を保持しているものの、上述のような遺伝的背景から、生まれつきアルコール耐性の弱い人や;又は通常のアルコール耐性を保有しているものの、酒酔いから覚醒するための期間又は肝臓がアルコールを解毒するのに必要な期間を休養時間として確保する事のできない多忙な現代人は、飲酒のもたらす利点、即ち、肉体的、精神的、社会的な健全性の維持・向上を十分に享受することはできなかった。
【0006】
飲酒の際に問題となる点の一つに、飲酒後の口臭がある。
一口に口臭といってもその原因は様々であり、生理的口臭と摂取した食品に由来する臭いとに大別することができる。生理的口臭とは唾液中の様々なタンパク質成分(食品由来、剥離上皮、血球成分、歯周組織由来等)が口腔内で細菌により分解・脱炭酸・脱アミノ化されて生じるアミン、アンモニア等及び含硫アミノ酸から生じる硫化水素、メチルメルカプタン等を原因物質とする臭いである。酒に由来する口臭の原因物質は呼気中のエチルアルコール、アルドール、アセトアルデヒドにその他の微量成分が混在したものである。また、ニンニク摂取による口臭は呼気中のアリルメルカプタンなどが原因である。
飲酒にあたっては、タンパク質を多く含んだ料理を摂ることが多く、またこれらの料理にはしばしばニンニクやネギなど臭いの強い食材が使われている。これらの料理に由来する臭いと酒に由来する臭いが相俟って飲酒後の不快な口臭が生じる。
【0007】
従来から、酒酔いを防止あるいは軽減させるための物質又は食品が知られている。アルコール依存症の治療に用いられているジスルフィラムはALDHを抑制し、アセトアルデヒドの体内蓄積を増加させ、悪酔い状態にして、飲酒願望を抑制させる。メチルピラゾールはADHを抑制するので、アセトアルデヒドの体内蓄積を抑制するが、アルコールの体内滞留時間を延長させる。アセトアルデヒドの毒性を抑制するL-アラニン(特願昭59-255252号)又はL-アラニンを含むジペプチド(特願平2-126284号)、アセトアルデヒドの量を低く保つ作用を有するプロリン又はリジン(特願平4-291912号)、飲酒による悪酔い(顔面紅潮、心悖亢進)を防止する胡麻油抽出物(特願平3-104016号)が知られている。また、民間療法的に胡麻エキス、シジミエキスなども用いられている。
【0008】
口臭を予防又は軽減するための物質又は食品も知られている。緑茶ポリフェノール、ウーロン茶ポリフェノール、リンゴポリフェノール、マッシュルームエキス、ゴマリグナン、パセリ油などが食品の口臭予防の目的で使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、アルコール飲料の摂取に伴う各種の副作用を防止・改善する方法が種々提案されているが、十分な効果が認められまでには至っていない。本発明は、アルコール飲料の摂取に伴う各種の副作用を予防し改善し得るアルコール代謝促進作用物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明者らは、アルコール飲料の摂取に伴う各種の副作用を防止・改善し得る物質を種々検討したところ、豚肉をプロテアーゼで処理して得られた豚肉加工品が所期の目的を達成できることを見出した。
より詳細には、本発明者らは先に、豚肉をプロテアーゼ処理し、調製した豚肉加工品(以下、便宜上、単に豚肉加工品と称する)が血中コレステロールを低下させることを見い出した(特許第2618298号)。そして、その後の研究から、▲1▼この豚肉加工品は分子量約3000、疎水性アミノ酸に富むペプチドであること、▲2▼この豚肉加工品は、疎水性アミノ酸に富む故に腸管におけるコレステロールの吸収を阻害し、胆管へのコレステロールの排泄を促進することを見い出した(Morimatsu et al. J. Nutri. Sci. Vitaminol., 42, 145-153, 1996)。
【0011】
本発明者らは、上記の豚肉加工品の特性、作用などについて更に検討したところ、この豚肉加工品をアルコールを負荷させたラットに摂取させた場合には、▲3▼当該ラットの肝臓中のADH及びALDHの酵素活性を上昇させること、▲4▼血清中のGPTの上昇を抑制することを見い出した。更に、▲5▼この豚肉加工品を含む飲料を作成し、酒に弱い又は強いと本人が自覚している人に、飲酒30分前又は飲酒時に単回摂取させた場合でも、酔いの程度が軽減されたと自覚させると共に、呼気アルコール濃度の上昇抑制と呼気アルコール濃度の減少の促進をもたらす効果を有する事を見い出した。また、▲6▼この豚肉加工品を含む飲料に飲酒後の口臭を軽減する効果があること、更にポリフェノールを併用することでその効果が相乗的に増大することを見い出した。
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、本発明は、豚肉加工品(即ち、豚肉をプロテアーゼで処理して得られた豚肉加工品)を含有することからなるアルコール代謝促進作用物を提供するものであり、更に当該促進作用物は、γ−リノレン酸及び/若しくはアラキドン酸カスケード内の脂肪酸、並びに/又はアミノ酸を含有していてもよく、特にγ−リノレン酸及び/又はグリシンを含有するものが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は上記の構成からなり、本発明の促進作用物は豚肉加工品を有効成分として含有する。
上記の豚肉加工品は、特許第2618298号の明細書に開示されており、当該明細書に記載の方法に準じて調製することができる。その一例を具体的に説明すると、豚肉を細切し、脱脂後、凍結乾燥し、更に水を加えて得たスラリーを、プロテアーゼで処理することにより得ることができる。ここで使用されるプロテアーゼとしては、蛋白質を分解できる酵素であれば何れのものも使用することができるが、例えば、パパイン、トリプシン、ペプシンなどが例示でき、好ましくはパパインが使用される。プロテアーゼは2種以上を併用してもよい。かかるプロテアーゼの豚肉に対する使用量は、0.005重量%以上、通常0.01〜1重量%程度とされる。酵素処理条件は特に限定されないが、通常、50℃程度で24時間程度処理することにより行われる。
かくして得られた豚肉加工品は、一般に分子量約3000であり、疎水性アミノ酸に富むペプチドである。
【0013】
前述のように飲酒は脂肪代謝にも影響することから、本発明の促進作用物には、脂肪酸の代謝の改善に効果を有するγ−リノレン酸及び/又はアラキドン酸カスケード内の脂肪酸(以下、便宜上、こられの脂肪酸を総称してγ−リノレン酸類と称する)を含有させることができ、それにより肝臓の脂質代謝機能の増進を補完することができる。
上記のアラキドン酸カスケード内の脂肪酸とは、生体内でγ−リノレン酸がプロスタグランジンに変換される過程で生成する各種脂肪酸を意味し、例えば、ジホモ γ−リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などが例示される。
本発明において、上記のγ−リノレン酸類は精製品や市販品を使用してもよいが、簡便には当該γ−リノレン酸類を含有する油脂を使用することができ、特にγ−リノレン酸類を高度に含有するボラージ油、月見草油、クロスグリ油、シソ油、糠油などの食用油を使用することが好ましい。これらの油脂は常法により調製することができ、また市販製品を使用してもよい。更に、上記の油脂は2種以上を併用してもよい。
特に好適には、γ−リノレン酸及び/又はγ−リノレン酸を高度に含有するボラージ油が使用される。
【0014】
また、本発明の促進作用物にはアミノ酸を含有させてもよく、アミノ酸を含有させることによりアルコールの胃や小腸での吸収の阻害作用を補完させたり、NAD系に関与してアルコール代謝を促進させることができる(例えば、Biol. Pharm. Bull., 18(12), 1653-1656, 1995; Beauge, F. et al. Alcohol and Aldehyde metabolizing system-IV, p.109, 1980)。
アミノ酸としては、グリシン、L−アスパラギン酸、L−システイン、L−セリン、L−アラニン、L−メチオニンなどが例示され、好適にはグリシンが使用される。
【0015】
本発明の促進作用物では、上記の3成分、即ち豚肉加工品、γ−リノレン酸類及びアミノ酸を併用するのが好ましく、特に豚肉加工品、γ−リノレン酸(及び/又はボラージ油)及びグリシンを併用するのが最も有効であり、好ましい。
なお、γ−リノレン酸類及び/又はγ−リノレン酸類を含有する油脂、例えばボラージ油は食品中の含有量や摂取する人それぞれにより程度の差はあるものの、特有の好ましくない油臭を呈し、またグリシンは苦味を呈する。一方、本発明の有効成分である豚肉加工品は豚肉本来の好ましい嗜好性を有している(特許第2618298号)ので、(1)γ−リノレン酸類及び/又はγ−リノレン酸類を含有する油脂、及び/又は(2)グリシンは、豚肉加工品と併用することによって油臭や苦味を緩和することができる。従って、γ−リノレン酸類及び/又はγ−リノレン酸類を含有する油脂及びグリシンを豚肉加工品と併用すると、嗜好性を損ねること無くアルコール代謝を著しく促進し、酒酔いの程度を緩和し、酒酔いからの覚醒を早める事ができる。
【0016】
本発明において、飲酒後の口臭を軽減するためには前述の口臭予防作用を有する物質又は食品を併用してもよく、好ましくはポリフェノール類が使用され、特に緑茶ポリフェノールを併用するのが最も有効であり、好ましい。
【0017】
本発明の促進作用物において、豚肉加工品を単独で摂取する際の摂取量は、1日あたり15-200mg(好ましくは50mg以上)とするのが望ましい。
また、豚肉加工品とγ−リノレン酸類(好ましくはγ−リノレン酸)と併用する際には、1日あたり、豚肉加工品 5-50mg(好ましくは30mg以上)、γ−リノレン酸類 5-200mg(好ましくは60mg以上)とするのが望ましい。
更に、豚肉加工品とアミノ酸(好ましくはグリシン)と併用する際には、1日あたり、豚肉加工品 5-50mg(好ましくは30mg以上)、アミノ酸 90-900mg(好ましくは300mg以上)とするのが望ましい。
また、豚肉加工品、γ−リノレン酸類(好ましくはγ−リノレン酸)及びアミノ酸(好ましくはグリシン)の3成分を併用することはより効果的であり、その場合の摂取量は、1日あたり、豚肉加工品 5-50mg(好ましくは10mg以上)、γ−リノレン酸類 5-200mg(好ましくは30mg以上)、アミノ酸 60-900mg(好ましくは150mg以上)とするのが望ましい。
なお、γ−リノレン酸類として油脂を使用する場合には、油脂中のγ−リノレン酸類含量が上記の範囲に包含されるように調整すればよい。
また、口臭予防のためにポリフェノール類を併用する場合には、0.1%以上、好ましくは0.2〜1%程度、より好ましくは0.5%程度となるように調整すればよい。
【0018】
本発明の促進作用物は、飲食物、薬剤などの種々の形態でヒトに摂取又は投与される。
飲食物としては、例えば、飲料類(例えば、ドリンク剤、ミルク飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料、ジュース等)、菓子類(例えば、ビスケット、クッキー、キャンディー、スナック菓子、チョコレート等)、調味液類(例えば、タレ汁等)、食肉製品類(例えば、ハム、ソーセージ等)、魚肉製品類(例えば、かまぼこ、ちくわ等)、乳製品類(例えば、チーズ等)が例示でき、かかる飲食物に有効成分(即ち、豚肉加工品並びにγ−リノレン酸類及び/又はアミノ酸)を含有させ、それを飲食することにより有効成分が摂取される。上記の飲食物は、その調製段階の適当な工程において有効成分を添加する以外は常法に準じて調製することができる。
また、上記の飲食物には、必要に応じて慣用の添加剤を添加してもよく、かかる添加剤としては、例えば、ビタミン類、ミネラル類、ホルモン類、生理活性物質、甘味料、酸味料、香料、塩分などが例示される。
【0019】
また、薬剤として投与する場合、当該薬剤は種々の製剤形態(例えば、液剤、固形剤、カプセル剤等)をとり得、有効成分(即ち、豚肉加工品並びにγ−リノレン酸類及び/又はアミノ酸)のみ又は慣用の担体と共に経口剤、注射剤、吸入剤、座剤などに製剤化される。経口薬としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、軟又は硬カプセル剤、液剤、乳剤、懸濁剤、シロップ剤などの剤形に製剤化され、これらの製剤は製剤化の常法に準じて調製することができる。また、注射剤は常法により調製することができ、例えば、豚肉加工品等の有効成分を適切な溶剤(例えば、滅菌された水、緩衝液、生理食塩水等)に溶解した後、フィルター等で濾過して滅菌し、次いで無菌的な容器に充填することにより調製することができる。更に、座剤も慣用の基剤(例えば、カカオ脂、ラウリン脂、グリセロゼラチン、マクロゴール、ウィテップゾル等)を用いた製剤上の常法によって調製することができる。また、吸入剤も製剤上の常套手段に準じて調製することができる。製剤中の有効成分である豚肉加工品等の含量は、剤形、適用疾患などに応じて適宜調整することができる。
【0020】
製剤化に際して、好ましくは安定化剤が添加され、安定化剤としては、例えば、アルブミン、グロブリン、ゼラチン、グリシン、マンニトール、グルコース、デキストラン、ソルビトール、エチレングリコールなどが挙げられる。更に、製剤化に必要な添加物、例えば、賦形剤、溶解補助剤、酸化防止剤、無痛化剤、等張化剤等を含んでいてもよい。液状製剤とした場合には凍結保存、又は凍結乾燥等により水分を除去して保存するのが望ましい。凍結乾燥製剤は、用時に注射用蒸留水などを加え、再溶解して使用される。
投与方法としては、その製剤形態に応じた適当な投与経路により投与され得る。その投与量は、患者の症状、年齢、体重などにより適宜調整されるが、通常、前述の量を1日1回ないし数回に分けて投与するのが適当である。
【0021】
【発明の効果】
本発明においては、豚肉加工品が有するADH及びALDH活性の上昇、並びにGPT値及びGOT値上昇の抑制に代表される肝機能の賦活作用、並びにコレステロールの吸収抑制作用から類推されるアルコールの胃や小腸での吸収を阻害する作用に基づき、アルコール代謝を著しく促進し、悪酔いなどの飲酒に伴う副作用の程度を緩和し、酒酔いからの覚醒を早めることができるという特長を有する。また、飲酒後の不快な口臭を軽減させる特長も有する。
【0022】
なお、本発明の促進作用物を飲食物として利用する場合、それは、大量かつ長期間の飲酒等によって生じる疾患、例えば、脂肪肝、肝硬変、通風、アルコール中毒などの治療を第一義の目的としたものではなく、健常又は通常の社会生活を送れる健康を保持しているものの、生まれつきアルコール耐性の弱い人や;通常のアルコール耐性を保有しているものの多忙な人に、▲1▼上述の飲酒の利点を享受することを可能にさせ、▲2▼適量の飲酒をした場合でも、酔いを和らげ、又はより短時間に酔いから覚醒させることを可能するという特長を有し、嗜好性の高い食品として摂取させることができる。
【0023】
【実施例】
実施例1
豚肉加工品の調製
特許第2618298号の明細書の記載に準じて調製した。豚赤身肉をミートグラインダーにて細切りし、脱脂後、凍結乾燥し、これに水を加えて豚赤身肉スラりー(蛋白質濃度約5%)を調製した。これにパパインを添加し、50℃、pH7.0にて24時間反応させ、その後に90℃にて1時間加熱し、酵素を失活させた。パパイン加水分解物の上澄みをろ過し、限外濾過にて分子量10,000以下の画分を採取し、凍結乾燥し、破砕し、50メッシュ以下の乾燥粉末を得た。
【0024】
実施例2
豚肉加工品の投与がもたらすアルコール代謝関連酵素の活性上昇の誘発(ラットを用いた実験)
豚肉加工品を投与したラットにアルコールを負荷させ、豚肉加工品がラットのアルコール脱水素(ADH)活性及びアルデヒド脱水素酵素(ALDH)活性に及ぼす影響を調べた。また、豚肉加工品以外に、大豆蛋白質又は豚肉をラットに投与して、同様にADH活性及びALDH活性に及ぼす影響を調べ、豚肉加工品の有用性を比較した。実験方法及び実験結果は以下のとおりである。
▲1▼方法
・供試動物
Wistar-STラット(雄、8週齢、日本エスエルシー(株)より購入)。1週間の予備飼育の後、実験に供した。
・試験群
アルコール非負荷群と負荷群に分け、更に各々を大豆蛋白質(分離大豆蛋白質、ニューフジプロHN、不二製油社製)投与群、豚肉(豚肉赤身肉の凍結乾燥粉末でパパインによる酵素処理を行っていない物)投与群及び豚肉加工品投与群(合計6群、各群7匹)に分け、表1の組成を有する飼料と水を自由摂取させ、明暗時間調節動物室(AM8:00-PM8:00暗期、PM8:00-AM8:00明期)にて65日間飼育した。なお、アルコール負荷群には、更に、アルコール水溶液(0.15gエタノール/100g体重/日)を経口投与した。
【0025】
Figure 0004163801
*粉末アルコール:アルコール分 30.5%、水分 5.0%以下、糖分 65%(佐藤食品工業(株)社製)
但し、各群の飼料はいずれも、上記組成に加えて、全卵蛋白質(10)、セルロース(8)、混合ビタミン類(2)、混合ミネラル類(6)及び大豆油(6)を含む。また、各数値の単位は%である。
【0026】
・ADH活性及びALDH活性の測定
飼育期間終了後、供試動物を犠死させ、肝臓を採取し、ADH及びミトコンドリア中のALDHのKm値の異なる2種類のアイソザイム(ALDH-I、 ALDH-II)を測定し、測定値を体重100gあたりに換算した。
なお、肝ミトコンドリアの調製方法(Nakanishi et.al. Jpn. J. Stud. Alcohol, 12, 5-12, 1977)、及びALDHの測定方法(Grenberger, N.J. et al. Laboratory investigation, 14, 264-271, 1965)は、従来法によった。
▲2▼結果
図1にALDH活性(ALDH-II)の結果を示す。なお、ADH活性及びALDH-Iの測定結果も図1と同様であった。
図1に示されるように、アルコールを負荷した場合でも、豚肉加工品を投与しておけば、ADH活性及びALDHの活性の上昇することが認められた。一方、大豆蛋白質投与群及び豚肉投与群では、このようなADH活性及びALDHの活性の上昇は認められなかった。なお、アルコールを負荷しなかった場合には、大豆蛋白質投与群、豚肉投与群及び豚肉加工品投与群でもADH活性及びALDHの活性の上昇は認められなかった。これらのことから、豚肉加工品は体内にアルコール又はアセトアルデヒドが蓄積された時に、ADH又はALDHの活性化を誘導するものと思われた。
【0027】
実施例3
豚肉加工品の投与がもたらす肝機能関連酵素活性の上昇抑制(ラットを用いた実験)
豚肉加工品を投与したラットにアルコールを負荷させ、豚肉加工品がラットの肝機能に及ぼす影響をグルタミン酸ピルビン酸アミノ基転移酵素(GPT)及びグルタミン酸オキサロ酢酸アミノ基転移酵素(GOT)を指標として調べた。実験方法及び実験結果は以下のとおりである。
▲1▼方法
・供試動物
SHR-SPラット(雄、10週齢、日本エスエルシー(株)より購入)。1週間の予備飼育の後、実験に供した。
・試験群
表1の飼料組成を参照して、粉末アルコールを50%含有する飼料を調製し、さらに豚肉加工品を0%(対照区)と2%(試験区)を含有する水溶液を調製した。この飼料と水溶液を実験動物(各群5匹)に自由摂取させ、明暗時間調節動物室にて4週間飼育した。
・体重、GPT値及びGOT値の測定
飼育期間中1週間毎に体重を測定した。また、尾静脈から採血し、血清を分離し、GPT値及びGOT値を血清自動分析器(オリンパス光学(株)製、AU-510)により測定した。試薬は測定キット(GPT-OAテストワコー、GOT-OAテストワコー、和光純薬工業(株)製)を用いた。
【0028】
▲2▼結果
実験期間中の体重変化を表2及び図2に示した。アルコール負荷の影響により、体重は一時的に減少したが徐々に回復した。体重の回復は、対照区に比較して試験区の方が顕著であった。
【0029】
Figure 0004163801
*豚肉加工品を含有する飼料を与えた試験区。
各数値は体重(g)の平均値±標準誤差を示す。
【0030】
実験期間中のGPT値の変化を図3に示した。なお、GOT値についても同様な結果が得られた。アルコール負荷の影響により、GPT値及びGOT値は上昇したが、その程度は、試験区に比較して対照区の方が顕著であった。なお、試験開始3週目以降は、試験区と対照区のGPT値及びGOT値に差は認められなくなったが、大量のアルコールの長期投与の影響によるものと思われた。
【0031】
実施例4
豚肉加工品を含む飲料の調製
豚肉加工品を含有する飲料を調製した。豚肉加工品(0.01kg)、75%還元麦芽糖(12kg)、レモン果汁(1.0kg)、グリシン(0.2kg)、ボラージ油乳化物(1.5kg、但しボラージ油として0.345kg含有)、クエン酸(0.15kg)、アスコルビン酸(0.1kg)、クチナシ色素(0.04リットル)、香料(0.23リットル)を撹拌させながら水に溶解し、全量を100リットルとした。常法通りに150mlずつ容器に分注し、殺菌し、飲料を調製した。なお、この飲料(150ml)中のγ−リノレン酸含量は約113mgである。
【0032】
実施例5
豚肉加工品を含む飲料のアルコール代謝促進作用の確認
実施例4で調製した飲料のアルコール代謝促進作用を確認するために以下の試験を行った。なお、酒酔い、酒酔いからの覚醒、悪酔いの有無は、被検者からの聞き取り及び被検者の吸気アルコール濃度の測定から判定した。また、血中のアルコール濃度が吸気中のアルコール濃度と一定の割合(後者は前者の約2000〜2300分の1)で相関することが知られており(Jones et al. Proc. 6th International Confference of Alcohol, Drug and Traffic Safety, p. 509, 1974)、血中アルコール濃度が酩酊度と対応することも知られている。即ち、血中アルコール濃度が0.25、0.5、1.0、2.0、4.0と5.0 mg/mlの場合には、それぞれ爽快期、ほろ酔い期、酩酊期、強酩酊期、泥酔期、昏睡期に対応すると言われている(アルコール代謝、改訂第2版、(株)新興医学出版社)。
【0033】
・被験者
健康で本試験に同意した成人ボランティア8名(試験前日は飲酒せず、また当日は朝食から絶食)。
・試験方法
被験者に上記の飲料を摂取させ、それと同時に又は30分後に焼酎甲類35%をエタノール量に換算して、体重1kgあたり0.24gとなるように摂取させた。また、上記試験の実施日とは別の日(試験実施日の間隔は2〜3日)に、被験者に上記の飲料を摂取させることなく、焼酎甲類35%をエタノール量に換算して、体重1kgあたり0.24gとなるように摂取させた
・測定項目と測定方法
(1)酒酔いの程度;
試験終了後に各被験者に酒酔い及び覚醒の程度を報告させた。
(2)呼気アルコール濃度の測定;
アルコール摂取後、15、30、60、90及び120分後に各被験者の呼気中アルコール濃度を呼気アルコール濃度測定装置(UR-140DB、光明理化学工業社製)を用いて測定した。
【0034】
・結果
(1)酒酔いの程度
供試飲料の摂取により、酔いが軽く、回復も早いと感じた被検者:8名中7名供試飲料の摂取により、酔いの程度に違いはないが、回復が早いと感じた被検者:8名中1名
(2)呼気アルコール濃度
呼気アルコール濃度の経時変化を、本人の自覚によるお酒に弱いグループ(図4)と強いグループ(図5)に層別して示す。
図4に示すように、お酒に弱いグループでは、供試飲料を摂取しなかった場合には、飲酒後15分後に呼気アルコール濃度は0.138mg/lの極大値に達した。しかし、供試飲料を摂取した時には、極大値は、(1)供試飲料の摂取が飲酒30分前の場合には、飲酒15分後で0.06mg/l、(2)供試飲料の摂取が飲酒と同時の場合には、飲酒30分後で0.07mg/lという低値を示した。
また、図5から同様の傾向がお酒に強いグループでも観察された。さらに、お酒に強いグループでは、呼気アルコール濃度の低下が著しく速く、酒酔いからの覚醒に要する時間の短縮が観察された。
【0035】
実施例6
豚肉加工品を含む飲料のアルコール代謝促進作用の確認
実施例4で製造した飲料の成分から、グリシン及びボラージ油乳化物を抜いた飲料を調製した。即ち、豚肉加工品(0.01kg)、75%還元麦芽糖(12kg)、レモン果汁(1.0kg)、クエン酸(0.15kg)、アスコルビン酸(0.1kg)、クチナシ色素(0.04リットル)、香料(0.23リットル)を撹拌させながら水に溶解し、全量を100リットルとした。常法通りに150mlずつ容器に分注し、殺菌し、飲料を調製した。
また、グリシン及びボラージ油乳化物を実施例4で製造した飲料の半分量含み、その他の成分を同一にした飲料を調製した。即ち、豚肉加工品(0.01kg)、75%還元麦芽糖(12kg)、レモン果汁(1.0kg)、グリシン(0.1kg)、ボラージ油乳化物(0.75kg、但しボラージ油として0.1725kg含有)、クエン酸(0.15kg)、アスコルビン酸(0.1kg)、クチナシ色素(0.04リットル)、香料(0.23リットル)を撹拌させながら水に溶解し、全量を100リットルとした。常法通りに150mlずつ容器に分注し、殺菌し、飲料を調製した。
上記2種類の試験飲料について、実施例5と同様にアルコール代謝促進作用を確認したところ、実施例5と同様の結果が得られた。
【0036】
比較例
豚肉加工品を含まない飲料との比較
牛乳又は市販スポーツドリンクを用いて、実施例5と同様の試験を行い、アルコール代謝促進作用の有無を確認した。その結果を図6に示す。
図6に示されるように、一般に酒酔い予防効果が高いとして知られる牛乳でも、呼気中アルコール濃度の上昇抑制及び低下促進の作用は認められなかった。
【0037】
実施例7
豚肉加工品を含む飲料の口臭予防効果の確認
実施例4で調製した飲料の飲酒後の口臭を予防する効果を確認するために以下の試験を行った。
・被験者
健康で本試験に同意した成人ボランティア11名。
・試験方法
(1)生ニンニクをすり下ろし、その1gに対して水20mlを加えて5分間振とうしニンニク抽出液を調製した。
(2)上記(1)で調製したニンニク抽出液を1分間口に含んだのち吐き出させた。
(3)5分後、検体又は水を150ml摂取(ゆっくりと口に含み、飲み込む)させた。
(4)更に5分後に口腔内の臭気(メルカプタン濃度)を検知管により測定した。
【0038】
・結果
その結果を図7に示す。図7はコントロール(水)に対する口臭予防効果を示し、本試験の結果は図7の0%の白抜き棒グラフである。図7に示されるように、供試飲料を摂取することにより呼気中のメルカプタン濃度が約20%低下した。
【0039】
実施例8
豚肉加工品を含む飲料の口臭予防効果の確認
実施例4で調製した飲料に緑茶ポリフェノール(商品名:サンフードCD)を0.1-0.5%添加した飲料を作成し、実施例7と同様に呼気中のメルカプタン濃度を測定した。
その結果を図7に示す。図7に示されるように、緑茶ポリフェノールを0.5%添加することにより約80%の消臭効果が得られたが、0.1%の添加でも約60%の消臭率を示した。
【0040】
実施例9
豚肉加工品を含む飲料の口臭予防効果の確認
被験者に実施例5と同様にアルコールを摂取させ、実施例8で調製した飲料を用いて飲酒後のアセトアルデヒド濃度に与える効果を確認したところ、実施例8と同様にポリフェノールとの相乗的な消臭効果が認められた。
【0041】
実施例10
サラミソーセージの製造
下記の原料を使用して、豚肉加工品、ボラージ油及びグリシンを含むサラミソーセージを常法に準じて製造した。
Figure 0004163801
かくして調製されたサラミソーセージは、1回当り20g程度を摂取するのが好ましい。
【0042】
実施例11
菓子の製造
下記の原料を使用して、豚肉加工品、ボラージ油及びグリシンを含む打錠菓子を常法に準じて製造した。
Figure 0004163801
かくして調製された打錠菓子は、1回当たり75g程度を摂取するのが好ましい。
【0043】
実施例12
タレの製造
下記の原料を使用して、豚肉加工品、ボラージ油及びグリシンを含むタレを常法に準じて製造した。
Figure 0004163801
かくして調製されたタレは、1回当たり50g程度を摂取するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2における肝ALDH−IIの活性を示す図である。
【図2】実施例3におけるラットの体重変化を示す図である。
【図3】実施例3における血清GPT値の変化を示す図である。
【図4】実施例5における呼気中のアルコール濃度の変化(お酒に弱いグループ)を示す図である。
【図5】実施例5における呼気中のアルコール濃度の変化(お酒に強いグループ)を示す図である。
【図6】比較例における他の飲料を飲用したときとの呼気中のアルコール濃度の変化の比較を示す図である。
【図7】実施例7及び8におけるニンニク臭に対する消臭効果を示す図である。

Claims (3)

  1. 豚肉をプロテアーゼで処理して得られた、分子量10 , 000以下の画分からなる豚肉加工品を含有することを特徴とするアルコール代謝促進作用物。
  2. γ−リノレン酸、ジホモγ−リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸及びアミノ酸からなる群の少なくとも一成分を含有する請求項1記載のアルコール代謝促進作用物。
  3. γ−リノレン酸及び/又はグリシンを含有する請求項2記載のアルコール代謝促進作用物。
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