JP2001048794A - 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品 - Google Patents

桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品

Info

Publication number
JP2001048794A
JP2001048794A JP11225111A JP22511199A JP2001048794A JP 2001048794 A JP2001048794 A JP 2001048794A JP 11225111 A JP11225111 A JP 11225111A JP 22511199 A JP22511199 A JP 22511199A JP 2001048794 A JP2001048794 A JP 2001048794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oyster
mulberry
powder
health food
blood glucose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11225111A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Shimizu
良雄 清水
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokiwa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Yakuhin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokiwa Yakuhin Kogyo KK filed Critical Tokiwa Yakuhin Kogyo KK
Priority to JP11225111A priority Critical patent/JP2001048794A/ja
Publication of JP2001048794A publication Critical patent/JP2001048794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日常の食事を取りながらも簡単に摂取でき、
かつ副作用の面からも安全なNIDDM治療用の医薬組
成物ないしは同様の効果を有する健康食品の提供。 【解決手段】 桑の葉から得た粉末および真ガキを酵素
分解して得た粉末の混合粉末を有効成分として含有する
インスリン非依存型糖尿病治療用の医薬組成物および健
康食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日常の食事を取り
ながら毎日簡単に摂取できる、桑の葉由来の粉末および
真ガキ(Japanese oyster/Crassostrea gigas)由来の
粉末を含むインスリン非依存型糖尿病(insulin non-in
dependent diabetes mellitus:以下「NIDDM」とい
う)治療用の医薬組成物および健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】1994年に厚生省で行われた「糖尿病
調査研究事業」の調査によると、我国における糖尿病患
者は600万人にのぼり、治療を受けていなくても糖尿
病と疑われる「境界型」の人や潜在的糖尿病などの予備軍
を含めると、1000万人〜1200万人に達するとい
われている。特に、NIDDMは、糖尿病の90%以上
を占める。一般に高血糖状態は中年以降で発見され、高
血糖状態が何年も続く場合が多く、一般に食餌、運動療
法が治療の基礎となる。従って、日常の食事を取りなが
らも摂取できるNIDDMの治療薬が望まれる。
【0003】また、我国では糖尿病治療中の患者の4割
強が経口血糖降下薬の投与を受けている。しかしなが
ら、これらの経口血糖降下薬(特にスルホニル尿素剤<
SU剤>、ピグアナイド剤、スルホンアミド剤)等は、
造血器障害、肝機能障害、胃腸障害などの副作用が多
く、医師の指示なしでは服用が難しいのが現状である。
従って、長期的な服用を考慮した場合、副作用の面から
も安全で安価なNIDDMの治療薬が待望される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、日常
の食事を取りながらも簡単に摂取でき、かつ副作用の面
からも安全なNIDDM治療用の医薬組成物ないしは同
様の効果を有する健康食品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】糖尿病は、血液中のブド
ウ糖の量を調整するインスリン(膵臓から分泌され、血
糖値を下げる効果のあるホルモン)を作る働きが悪くな
る病気である。
【0006】インスリンはその構成要素として亜鉛を含
有しており、合成されるとき、および細胞に作用して糖
を細胞に取り込ませるときに亜鉛を必要とする。従っ
て、亜鉛が不足すると、インスリンが産生されにくく、
その作用も低下するために、糖代謝が阻害されると考え
られている。
【0007】そこで、本発明者らは、悪くなったインス
リンの働きや、産生等に働きかける栄養素(生理活性物
質)の一つである亜鉛を補給すれば糖尿病の改善につな
がると考え、亜鉛の1日当たりの所要量(成人男子15
mg)を考慮し、食品中に最も亜鉛の含有量が多い真ガ
キに注目して研究を進めた。
【0008】カキは亜鉛、タウリン、グルタミン酸、グ
リコーゲンなどの体内に必要な天然の微量栄養素を豊富
に含み、昔から民間療法として肝臓病に効く食品といわ
れており、アルコール性肝障害への効能、脱毛への効能
などが報告されているが、糖尿病、特にNIDDMへの
効能を立証した報告はなかった。
【0009】かかる研究をすすめるうちに、本発明者ら
は、カキ由来の粉末がNIDDMの治療に効果的である
ことを見出し、既に特許した(特願平10−02311
0号を参照)。
【0010】一方、桑の葉はショ糖、果糖、ブドウ糖な
どの糖類、アスパラギン酸、グルタミン酸などのアミノ
酸、各種ビタミンおよび亜鉛などの金属類を含有する。
また、桑の葉は血糖降下作用を有し、糖尿病を予防する
効果があることが知られており、昔から漢方薬として用
いられている。
【0011】今回、本発明者らは、桑の葉由来の粉末と
上記のカキ由来の粉末とを混合することにより、意外に
も相乗効果が奏され、それぞれ単独で使用するよりも、
糖尿病に対してより効果的であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、桑の葉から得た粉末
および真ガキを酵素分解して得た粉末の混合物を有効成
分として含有するインスリン非依存型糖尿病治療用の医
薬組成物を提供するものである。
【0013】また、本発明は、桑の葉から得た粉末およ
び真ガキを酵素分解して得た粉末の混合物を含有してな
る健康食品を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の医薬組成物および
健康食品を説明する。
【0015】本発明の医薬組成物および健康食品は、桑
の葉から得た粉末および真ガキから得た粉末の混合物を
有効成分として含有する。
【0016】桑の葉の粉末(以下「桑の葉パウダー」と
いう)は、桑の葉を乾燥し、粉末化することにより得
た。一方、カキ由来の粉末は、真ガキを酵素分解するこ
とにより得た。真ガキを酵素分解するに際しては、例え
ば、アスペルギルス・ニゲール(Aspergillus niger)
由来、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryza
e)由来、Aspergillissp由来, Bacillus sp由来、また
はリゾプス・ニベウス(Rhizopus niveus)由来の酸性
プロテアーゼ、バチルス・スブチリス(Bacillus subti
lis)由来、Bacillus sp由来、アスペルギルス・オリザ
エ(Aspergillus oryzae)由来、アスペルギルス・メレ
ウス(Aspergillus melleus)由来、パインアプル・カ
ネリー(Pineapple cannery)由来、またはカリカ・パ
パイア(Carica papaya)由来の中性プロテアーゼ、バ
チルス・スブチリス(Bacillus subtilis)由来、また
はBacillus sp由来のアルカリ性プロテアーゼ等の酵素
を単独でまたは組み合わせて用い、水中にて、通常、4
0〜80℃で5〜10時間処理する。処理は、例えば、
酵素反応缶中で行う。かかる処理によって酵素分解物や
水溶性成分が水中に溶解する。次いで、例えば、真空回
転濾過装置などで濾過し、高速遠心分離して水溶性エキ
スが得られ、さらにフィルタープレスおよび真空濃縮装
置を使用することによって濃縮して濃縮エキスが得ら
れ、これを凍結乾燥法や噴霧乾燥法によって乾燥してカ
キエキスの粉末(以下「カキエキスパウダー」という)
を得た。
【0017】このようにして得られたカキエキスパウダ
ーは、総アミノ酸や遊離アミノ酸、例えば、タウリン、
プロリンを多く含有する。
【0018】上記で得られた桑の葉パウダーおよびカキ
エキスパウダーを所望の比率で混合して、混合粉末を得
ることができる。混合比率は、重量比でカキエキスパウ
ダー1に対して桑の葉パウダー1〜15が好ましい。
【0019】かかる混合粉末は顆粒化または錠剤化し
て、顆粒分包品または錠剤分包品とすることができる。
顆粒化または錠剤化に際しては、例えば、乳糖、デキス
トリン、デンプン、セルロース等の賦形剤を使用するこ
とができる。別法として、適当な瓶(ガラス、缶、防湿
ファイバー紙類)に充填することもできる。
【0020】本発明の医薬組成物に配合される桑の葉パ
ウダーおよびカキエキスパウダーの合計量は、1回服用
量当たり500〜5,000mgの範囲である。
【0021】また、本発明の医薬組成物は、1錠当たり
の桑の葉パウダーおよびカキエキスパウダー合計量が1
00〜500mgである錠剤の場合、5〜15錠/回
を、また、1包当たりの桑の葉パウダーおよびカキエキ
スパウダー合計量が1〜2gである顆粒の場合、1〜3
包/回を1日3回、食前または食後に服用するのが好ま
しい。
【0022】なお、本発明の医薬組成物は、従来から天
然食品として使用されてきた桑の葉およびカキから得ら
れる粉末であるので無毒である。
【0023】また、本発明の健康食品は、前記したごと
くに得られる混合粉末と前記したごとき賦形剤とで補助
食品の形態(細粒化分包、固型丸粒、三角粒など)、あ
るいは水溶液中に再溶解してドリンク中に配合した形態
とすることができる。
【0024】
【実施例】以下に、調製例および実施例を挙げて本発明
をさらに詳しく説明するが、本発明はそれらに限定され
るものではない。
【0025】調製例1 桑の葉パウダーの調製 桑の葉を陰干しし、70〜85℃にて熱風乾燥し、蒸気
滅菌を行なった後、50〜70℃にてさらに数時間乾燥
した。乾燥した桑の葉を粉末化して120メッシュの桑
の葉パウダーを得た。
【0026】調製例2 カキエキスパウダーの調製 広島産の養殖真ガキ2,000kgを、Bacillus sp由
来およびAspergillus oryzae由来の中性プロテアーゼ群
とBacillus sp由来およびAspergillus sp由来の酸性プ
ロテアーゼ群との混合物を用い、酵素反応缶中、水中に
て、60℃で7.5時間処理した。次いで、真空回転濾
過装置で濾過し、6,000rpmにて1時間高速遠心
分離して水溶性エキスを得た。さらにフィルタープレス
および真空濃縮装置によって濃縮して濃縮エキスを得
た。これを凍結乾燥してカキエキスパウダー120kg
を得た。得られたカキエキスパウダーを分析した結果、
遊離アミノ酸、タウリン、プロリンを多く含有すること
が判明した。
【0027】調製例3 桑の葉パウダー/カキエキスパ
ウダー混合粉末の調製 桑の葉パウダーとカキエキスパウダーとを所望する割合
にて混合し、混合粉末を得た。
【0028】実施例1 調製例1で得られた桑の葉パウダー100mg、調製例
2で得られたカキエキスパウダー50mg、還元麦芽糖
水飴30mg、デキストリン5mgおよびグリセリン脂
肪酸エステル15mgを混合し、造粒、乾燥および16
メッシュにて篩過した後、常法に従って錠剤形態(6角
錠)の本発明の医薬組成物を得た。
【0029】実施例2 調製例1で得られた桑の葉パウダー1.40g、調製例
2で得られたカキエキスパウダー0.20g、デキスト
リン0.38gおよびリン酸三カルシウム0.02gを
混合し、造粒、乾燥および16〜60メッシュにて篩過
した後、常法に従って顆粒化して顆粒形態の本発明の医
薬組成物を得た。
【0030】実施例3 調製例3で得られた混合粉末をガラス製瓶に充填して本
発明の医薬組成物を得た。
【0031】実施例4 調製例3で得られた混合粉末を水溶液で再溶解後、50
〜100ml瓶に充填した後にドリンクとして本発明の
健康食品を得た。
【0032】本発明の医薬組成物の糖尿病に対する効果
の試験 本試験において、調製例1で得られた桑の葉パウダー、
調製例2で得られたカキエキスパウダーおよび調製例3
で得られた混合粉末を自然発症糖尿病マウス(KK−A
yマウス)に投与して、桑の葉およびカキエキスの効果
を検討した。このKK−Ayマウスは、7〜8週齢で重
度な肥満・高血糖を発現することから、糖尿病患者の大
多数を占めるNIDDMの発症機構の解明の研究に用い
られ、特に、抗糖尿病薬のスクリーニングの解明研究に
適したモデル動物である。かかるNIDDMモデルマウ
スに対しての糖代謝改善効果は以下の通りである。な
お、耐糖能試験データは、一元配置分散分析により統計
処理を実施し、Tukeyの多重比較にて有意差検定を
行なった。
【0033】1.実験方法 1) NIDDMモデルマウスの飼育条件 5週齢のKK−Ay系雄マウスを購入し、予備飼育を行
なった。その後、空腹時採血での血糖値を測定し、実験
開始時の血糖値を一定にするため、平均血糖値が140
mg/dl程度になるように4群に区分けした。実験食
としてのAIN−76飼料を基本ベースに、コントロー
ル群(A群:6匹)、桑5%投与群(B群:6匹)、桑5
%+カキ5%投与群(C群:6匹)およびカキ5%投与
群(D群:6匹)に分けて実験を実施した(表1を参
照)。78日間の実験期間中は、室温22±2℃、12
時間の明暗サイクル(7:00〜19:00)条件下、
プラスチックケージ中で単独飼育し、餌と飲料水は自由
摂取させた。
【0034】2) 実験飼料の調製 本実験において、タンパク質源としてミルクカゼインを
用いた。桑および/またはカキ投与群(B、CおよびD
群)においては、飼料中に含有される桑および/または
カキ由来のタンパク質量を成分から算出し、その分カゼ
イン量を減らして、総タンパク質量が一定になるように
調整した。(表2および3を参照)。表1にAIN−7
6飼料の組成、表2に試験検体成分、表3に飼料中の検
体添加量を示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】3) 飼料群・動物数 表4に、飼料群および動物数を示す。
【0039】
【表4】
【0040】4) 糖負荷試験 飼料摂取開始後4週目、8週目および10週目に、臨床
試験で頻繁に使用されている糖負荷試験を行なって耐糖
能を調べた。糖負荷条件は以下の通りである。マウスを
24時間絶食させた後、4週目には可溶性デンプン、8
週目にはショ糖、および10週目にはマルトースをそれ
ぞれ2g/kg体重にて経口投与した。投与前および投与し
てから30、60、120および180分後に尾静脈よ
り採血し、小型血糖測定器グルテスト((株)京都第一
科学)を用い、酵素電極法によって血糖値を測定した。
さらに、各測定時刻における血糖値から投与前の血糖値
を差し引くことにより、投与前の血糖値を基準とする血
糖増減値を算出した。
【0041】2.実験結果 実験結果を表5〜10および図1〜5に示す。 1) 体重 表5は、4種類の飼料の摂取開始日から試験最終日まで
の体重をまとめた表である。図1は、表5を参照して飼
料摂取開始日からの経過日に対する体重変動を示した図
である。全群共に49日目まで順調な増加を示し、それ
以降は全群共に若干の減少を示した。また、全期間を通
じて、多尿による外陰部の膿瘍などの異常も認められな
かった。
【0042】図2は、試験終了日(78日目)における
4群の体重を比較した図である。群の間に有意差は認め
られなかった。以上の結果から、各検体を飼料へ添加し
ても、摂取量等の嗜好性に影響しないことが分った。
【0043】
【表5】
【0044】2) 糖負荷試験(負荷量2g/kg体重) (i)4週目−可溶性デンプン負荷試験 表6は、飼料摂取開始後4週目において、可溶性デンプ
ンの投与前および投与してから30、60、120およ
び180分後に測定した血糖値をまとめた表である。表
6を参照し、可溶性デンプン投与前の血糖値を基準とし
た血糖増減値を表7にまとめ、血糖増減値の経時変化を
図3に示した。桑/カキ共投与群(C群)は、桑単独投
与群(B群)およびカキ単独投与群(D群)よりも、投
与30および60分後の血糖値を抑制することが明らか
となった。可溶性デンプンは穀類、芋類、豆類等多くの
食品の主成分であることから、桑/カキ共投与による血
糖値抑制効果は、糖尿病の治療および予防に対して有意
義なものと考えられる。
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】(ii)8週目−ショ糖負荷試験 表8は、飼料摂取開始後8週目において、ショ糖の投与
前および投与してから30、60、120および180
分後に測定した血糖値をまとめた表である。表8を参照
し、ショ糖投与前の血糖値を基準とした血糖増減値を表
9にまとめ、血糖増減値の経時変化を図4に示した。共
投与群(C群)における血糖値は、ショ糖の投与後、全
期間を通じて、桑またはカキの単独投与群(BまたはD
群)における血糖値と比較して顕著に低かった。従っ
て、桑/カキ共投与による血糖値抑制効果は、加工食品
に頻繁に使用される砂糖の過剰摂取に対して有効である
と考えられる。
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】(iii)10週目−マルトース負荷試験 表10は、飼料摂取開始後10週目において、マルトー
スの投与前および投与してから30、60、120およ
び180分後に測定した血糖値をまとめた表である。表
10を参照し、マルトース投与前の血糖値を基準とした
血糖増減値を表11にまとめ、血糖増減値の経時変化を
図5に示した。ショ糖負荷試験の結果と同様に、共投与
群(C群)における血糖値は、マルトースの投与後、全
期間を通じて、桑またはカキの単独投与群(BまたはD
群)における血糖値と比較して顕著に低かった。
【0051】
【表10】
【0052】
【表11】
【0053】桑5%投与群(B群)およびカキ5%投与
群(D群)と比較して、桑5%+カキ5%投与群(C
群)において、全ての期間で耐糖能の向上が認められ
た。この結果から、桑の葉パウダーおよびカキエキスパ
ウダーを混合することにより相乗的な効果を生ずること
が明らかとなった。かくして、桑の葉パウダーとカキエ
キスパウダーとの混合物が、糖尿病改善に非常に有効で
あることが判明した。
【0054】以上の結果は、桑の葉およびカキ中に含ま
れている微量栄養素等によるものであると考えられる。
【0055】
【発明の効果】本発明により、インスリン非依存型糖尿
病の治療に効果的で、日常の食事を取りながらも簡単に
摂取でき、かつ副作用の面からも安全な医薬組成物およ
び健康食品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 試験開始からの経過日数に対する体重変動を
示すグラフである。
【図2】 試験最終日(78日目)における4群の体重
を比較したグラフである。
【図3】 飼料摂取開始後4週目において可溶性デンプ
ンを負荷した際の血糖増減値の経時変化を示すグラフで
ある。
【図4】 飼料摂取開始後8週目においてショ糖を負荷
した際の血糖増減値の経時変化を示すグラフである。
【図5】 飼料摂取開始後10週目においてマルトース
を負荷した際の血糖増減値の経時変化を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 LB08 LE01 LE03 MD04 MD09 MD32 MD36 MD61 MD75 ME03 MF12 4C087 AA01 AA02 BB16 CA03 MA02 MA52 NA14 ZC35 ZC75 4C088 AB34 AC05 AD08 BA03 BA07 MA02 MA52 NA14 ZC35 ZC75

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桑の葉から得た粉末および真ガキを酵素
    分解して得た粉末の混合物を有効成分として含有するイ
    ンスリン非依存型糖尿病治療用の医薬組成物。
  2. 【請求項2】 桑の葉から得た粉末および真ガキを酵素
    分解して得た粉末の混合物を含有してなる健康食品。
JP11225111A 1999-08-09 1999-08-09 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品 Pending JP2001048794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225111A JP2001048794A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225111A JP2001048794A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001048794A true JP2001048794A (ja) 2001-02-20

Family

ID=16824161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11225111A Pending JP2001048794A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001048794A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002517A1 (fr) * 2000-07-05 2002-01-10 Ajinomoto Co.,Inc. Derives d'acylsulfonamides
WO2006073631A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-13 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymers containing poly(hydroxyalkanoates) and agents for use with medical articles and methods of fabricating the same
WO2006078356A1 (en) * 2005-01-14 2006-07-27 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Poly(hydroxyalkanoate-co-ester amides) and agents for use with medical articles
JP2008142032A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Unitech Medical Co Ltd 牡蠣エキス及び牡蠣エキスの製造方法
US7425965B2 (en) 2001-11-06 2008-09-16 Trucolour Limited Colour calibration
JP2011057707A (ja) * 2010-12-21 2011-03-24 Nagasakiken Koritsu Daigaku Hojin 血糖値上昇抑制組成物、血糖値上昇抑制食品、および二糖類水解酵素活性阻害組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002517A1 (fr) * 2000-07-05 2002-01-10 Ajinomoto Co.,Inc. Derives d'acylsulfonamides
US6812252B2 (en) 2000-07-05 2004-11-02 Ajinomoto Co., Inc. Acylsulfonamide derivatives
US7425965B2 (en) 2001-11-06 2008-09-16 Trucolour Limited Colour calibration
WO2006073631A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-13 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymers containing poly(hydroxyalkanoates) and agents for use with medical articles and methods of fabricating the same
US8007775B2 (en) 2004-12-30 2011-08-30 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymers containing poly(hydroxyalkanoates) and agents for use with medical articles and methods of fabricating the same
US8329158B2 (en) 2004-12-30 2012-12-11 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymers containing poly(hydroxyalkanoates) and agents for use with medical articles and methods of fabricating the same
US8329157B2 (en) 2004-12-30 2012-12-11 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymers containing poly(hydroxyalkanoates) and agents for use with medical articles and methods of fabricating the same
WO2006078356A1 (en) * 2005-01-14 2006-07-27 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Poly(hydroxyalkanoate-co-ester amides) and agents for use with medical articles
JP2008142032A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Unitech Medical Co Ltd 牡蠣エキス及び牡蠣エキスの製造方法
JP2011057707A (ja) * 2010-12-21 2011-03-24 Nagasakiken Koritsu Daigaku Hojin 血糖値上昇抑制組成物、血糖値上昇抑制食品、および二糖類水解酵素活性阻害組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5872636B2 (ja) シトルリンおよびアルギニンを含有する即効性血中アルギニン濃度上昇型経口剤
KR100996985B1 (ko) 글루카곤양 펩티드-1 분비 촉진제, 글루카곤양 펩티드-1분비 촉진용 음식품, 식후 혈당값 상승 억제제 및 식후혈당값 상승 억제용 음식품
JP3782122B2 (ja) 経口摂取用新陳代謝促進剤およびそれを配合した食品
JP2004182630A (ja) 持続性筋肉疲労改善剤
JP2022064912A (ja) 哺乳動物において筋タンパク質合成および/または機能強度を増大させる方法および組成物ならびに組成物を製造する方法
JP4505707B2 (ja) 血管拡張による肩凝り又は冷え症治療用の医薬組成物
JP4132635B2 (ja) 未失活酵素強化組成物
JP3108675B2 (ja) 脂質代謝改善剤
TWI744240B (zh) 含有環狀二肽及甜味料之組成物
JP4808218B2 (ja) 抗糖尿病作用を有する蛋白加水分解物
JP3691685B2 (ja) 血糖値上昇抑制剤
JP2001048794A (ja) 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品
CN108771246B (zh) 提高术后或化疗后患者的免疫力和恢复生理机能的组合物
JP2002275087A (ja) 抗糖尿病剤および糖尿病予防食品
JP2008074734A (ja) インスリン抵抗性改善剤
JP4524018B2 (ja) 桑の葉およびアガリクス抽出混合物を含むインスリン非依存型糖尿病の予防、治療用の医薬組成物および健康食品
JPH11222437A (ja) カキ由来粉末を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品
JPH11158075A (ja) 膵機能調節剤
JP4163801B2 (ja) アルコール代謝促進作用物
JPH09104624A (ja) α−グルコシダーゼ阻害剤、それを含む糖を主体とする組成物、甘味料、食品及び飼料
JPH0995448A (ja) 血中ビオチン濃度の増加方法およびビオチン含有飲食品
JP2522367B2 (ja) アミノ酸類含有食品組成物
CN113712982B (zh) 一种预防或治疗非酒精性脂肪肝、肥胖症的组合物及制备方法和应用
JP2007008883A (ja) 血糖値低下作用を有する組成物
JP5312780B2 (ja) 血中アンモニア濃度を低下させる飲食物および医薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100119