JP4162641B2 - 身体凹部清浄剤 - Google Patents
身体凹部清浄剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4162641B2 JP4162641B2 JP2004231630A JP2004231630A JP4162641B2 JP 4162641 B2 JP4162641 B2 JP 4162641B2 JP 2004231630 A JP2004231630 A JP 2004231630A JP 2004231630 A JP2004231630 A JP 2004231630A JP 4162641 B2 JP4162641 B2 JP 4162641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- silicone rubber
- body recess
- rubber composition
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
しかし、指の爪で引っ掻いたり、綿棒で掻き出すと、へそ凹部の内表面を傷付け易い。また、へそ凹部に連接する腹膜が刺激を受け、腹部に痛みが発生し易い。
(A)1分子中に、ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン
(B)1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン〔該(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子が、前記シリコーンゴム組成物のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して2.5〜10モルの範囲となる量〕
(C)白金族金属系触媒〔有効量〕
また、本発明は、身体凹部に流し込まれるか又は塗布された後、一定時間経過後に硬化し、該身体凹部内の汚れを同伴して該身体凹部から取り出し可能な形態となる、シリコーンゴム組成物からなる身体凹部清浄剤であって、前記シリコーンゴム組成物が、下記の(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分を、下記の量含有し、JIS Z3284に準拠して測定した硬化物のタック性が5〜40gfである、身体凹部清浄剤を提供するものである。
(A)1分子中に、ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン
(B)1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン〔該(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子が、前記シリコーンゴム組成物のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して0.5〜10モルの範囲となる量〕
(C)白金族金属系触媒〔有効量〕
(D)R 1 3 SiO 1/2 単位とSiO 4/2 単位とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン(但し、R 1 は置換基を有していてもよい一価炭化水素基であり、SiO 4/2 単位に対するR 1 3 SiO 1/2 単位のモル比は0.5〜1.5である)〔(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計量中に10〜40質量%〕
〔タック性の測定方法〕
JIS Z3284に準拠して、タッキネステスター(株式会社レスカ製「TACKINESS TESTER MODEL TAC-II 」)を用いて次のようにしてタック性を測定する。
(1) シリコーンゴム組成物が二液混合型組成物の場合、第1剤と第2剤とを室温(25℃)で30秒間均一になるまで混合し、シリコーンゴム組成物を調製する。
(2) 調製後直ちにシリコーンゴム組成物を10mm×75mm×1mmの型に流し込む。
(3) 5分放置後、硬化物を型から取り出し、ガラス板に載せ、タッキネステスターのステージにセットする。
(4) 以下の測定条件でプローブを硬化物に押しつけた後、2mm引き上げる時の最大抵抗値を、10分以内に7点測定し、その平均値をタック性とする。
(測定条件)
・プレート温度:室温(25℃)〔試料台の温度〕
・プローブ温度:35℃〔プローブ(径5mm)の先端にはポリエチレン板が貼着
されている。〕
・進入速度:30mm/min
・プレロード:200gf(プローブの硬化物への加圧力)
・プレスタイム:10秒(プローブの硬化物への加圧時間)
・テスト速度:120mm/min(プローブの硬化物からの引き上げ速度)
・引き上げ距離:2mm
本発明の身体凹部清浄剤は、へそ凹部、耳腔、手足の指爪と指先端部との間の凹部、手足の指の間の凹部等の身体凹部に液状物として流し込まれるか又は塗布された後、一定時間経過後に硬化し、該身体凹部内の汚れを同伴して該身体凹部から取り出し可能な形態となる、硬化物のタック性(粘着性)が5〜40gfであるシリコーンゴム組成物からなる。このシリコーンゴム組成物は、付加反応硬化型の液状シリコーンゴム組成物であることが好ましく、特に二液混合型の液状シリコーンゴム組成物であることが好ましく、具体的には、下記(イ)及び(ロ)のシリコーンゴム組成物である。
(A)1分子中に、ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン
(B)1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン〔該(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子が、前記シリコーンゴム組成物中のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して2.5〜10モルの範囲となる量〕
(C)白金族金属系触媒〔有効量〕
(A)1分子中に、ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン〔該(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子が、前記シリコーンゴム組成物中のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して0.5〜10モルの範囲となる量〕
(C)白金族金属系触媒〔有効量〕
(D)R1 3SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン(但し、R1は置換基を有していてもよい一価炭化水素基であり、SiO4/2単位に対するR1 3SiO1/2単位のモル比は0.5〜1.5である)〔(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計量中に10〜40質量%〕
(F)比表面積50m2/g以上のシリカ微粉末
(G)メチルビニルシクロポリシロキサン等の付加反応制御剤
R4aSiO(4-a)/2 ・・・・・・ (i)
式中、R4は互いに同一又は異種の炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換1価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。
ここで、前記R4で示されるケイ素原子に結合した非置換又は置換の1価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基等のハロゲン置換アルキル基やシアノエチル基等が挙げられる。
前記(A)成分のジオルガノポリシロキサンの分子構造は限定されず、例えば直鎖状、分岐鎖状、一部分岐を有する直鎖状が挙げられ、好ましくは主鎖が基本的にジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された直鎖状のジオルガノポリシロキサンである。
前記(A)成分のジオルガノポリシロキサンは、これらの分子構造を有する単一の重合体、これらの分子構造からなる共重合体、又はこれらの重合体の混合物であり、1種単独で使用しても2種以上併用してもよい。
この(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、前記(A)成分のアルケニル基含有ジオルガノポリシロキサンとヒドロシリル化付加反応により組成物を硬化させる架橋剤として作用するものであり、好ましくは下記平均組成式(ii)で示されるものを挙げることができる。
R5bHc SiO(4-b-c)/2 ・・・・・・ (ii)
式中、R5は炭素原子数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基である。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0を満足する正数である。
ここで、前記R5としては、前記平均組成式(i)中のR4と同様の基を挙げることができるが、好ましくは脂肪族不飽和結合を有さないものがよい。
また、前記(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、25℃における粘度が10〜100,000mPa・sのものが好ましく、特に10〜5,000mPa・sのものが好ましい。
前記(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1種単独で使用しても2種以上併用してもよい。
ここで、前記R1で示される置換基を有していてもよい一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基、フェニル基等のアリール基、3, 3, 3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン置換アルキル基等の、炭素原子数1〜6程度の非置換又は置換一価炭化水素基が挙げられる。かかるシリコーンレジンとして具体的には、(CH3)3SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH3)3SiO1/2単位と(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH3)3SiO1/2単位と(CH3)2SiO2/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH3)3SiO1/2単位と(C6H5)SiO3/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体等が挙げられる。
R2O-(C2H4O)m(C3H6O)n-R2 ・・・・・・ (1)
〔式中、R2は水素原子、一価炭化水素基又は -C3H6SiR3 k (OR3)3-k(R3は一価炭化水素基であり、kは0〜3の整数である)で示される基であり、2個のR2は同一でも異なっていてもよいが、2個のR2は同時に水素原子ではない。mは0〜100の整数、nは0〜350の整数であり、m+nは2〜350の整数である。〕
[チクソトロピー性]
回転粘度計(BL型、ローターNo.4)を使用し、(C)成分の白金族金属触媒を除いた液状シリコーンゴム組成物について、回転速度12rpmにおける粘度(25℃)に対する回転速度6rpmおける粘度(25℃)の比率としてチクソトロピー係数を求めた。
[可使時間(作業時間)と成形品取出し時間]
可使時間は、室温(25℃)において液状シリコーンゴム組成物を均一に混合した時点から該組成物がセルフレベリング(自己流動性)を示さなくなるまでの時間を測定し、成形品取出し時間は、室温(25℃)において液状シリコーンゴム組成物を均一に混合した時点から該組成物の硬度がアスカーCで5以上となるのに要する時間を測定した。
[タック性]
前記の〔タック性の測定方法〕により測定した。
分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が10,000mPa・sのジメチルポリシロキサン(ビニル基;0.0055モル/100g)40部(質量部、以下同じ)と分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が600mPa・sのジメチルポリシロキサン(ビニル基;0.012モル/100g)60部とからなる(A)成分に、トリメチルシリル基で処理されたBET比表面積が300m2/gである疎水性シリカ微粉末〔(F)成分〕15部を配合したベース1を調製した。
前記ベース1の100部に対し、架橋剤組成物として、下記式で示されるポリエーテル1〔(E)成分〕を1.0部、硬化触媒としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体〔(C)成分〕を、白金金属として(A)成分及び(B)成分の合計量に対して50ppm、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン〔(G)成分〕0.01部、及び分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(SiH 0.005モル/g)4部と分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(SiH 0.001モル/g)10部とからなる(B)成分を加えた架橋剤組成物1を調製した。
上記ベース1と架橋剤組成物1との組み合わせからなる液状シリコーンゴム組成物1(実施例1の身体凹部清浄剤)について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表1に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物1のH/Viの値は、3.6モル/モルである。
ポリエーテル1の代わりに、下記式で示されるポリエーテル2を0.5部用いた以外は、実施例1と同様にして、液状シリコーンゴム組成物2(実施例2の身体凹部清浄剤)を得た。
ポリエーテル2
平均構造式: C11H23O-(CH2CH2O)3-H
得られた液状シリコーンゴム組成物2について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表1に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物2のH/Viの値は、3.6モル/モルである。
テトラメチルテトラビニルテトラシクロシロキサンの配合量を0.02部とした以外は、実施例2と同様にして、液状シリコーンゴム組成物3(実施例3の身体凹部清浄剤)を得た。
得られた液状シリコーンゴム組成物3について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表1に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物3のH/Viの値は、3.5モル/モルである。
分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(SiH 0.005モル/g)の配合量を2部、分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(SiH0.001モル/g)の配合量を5部とした以外は、実施例1と同様にして、液状シリコーンゴム組成物4(比較例1の身体凹部清浄剤)を得た。
得られた液状シリコーンゴム組成物4について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表1に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物4のH/Viの値は、1.8モル/モルである。
これに対し、比較例1で得られた液状シリコーンゴム組成物4を身体凹部清浄剤として人間のへそ凹部に適用したところ、この液状シリコーンゴム組成物4は硬化物のタック性が低すぎるため、実施例に比べて良好な引き抜き感触(スポンと引き抜ける効果感)に乏しい。
分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が5,000mPa・sのジメチルポリシロキサン(ビニル基;0.006モル/100g)30部と分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が600mPa・sのジメチルポリシロキサン(ビニル基;0.012モル/100g)20部とからなる(A)成分に、(CH3)3SiO1/2単位39.5モル%と(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位6.5モル%とSiO2単位54モル%とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン(ビニル基;0.00092モル/g)10部及び(CH3)3SiO1/2単位43モル%とSiO2単位57モル%とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン25部からなる(D)成分を配合したベース2を調製した。
上記ベース2の100部に対し、架橋剤組成物として、ポリエーテル2〔(E)成分〕を0.5部、硬化触媒としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体〔(C)成分〕を、白金金属として(A)成分及び(B)成分の合計量に対して50ppm、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン〔(G)成分〕0.01部、及び分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(SiH 0.005モル/g)1部と分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(SiH 0.001モル/g)12部とからなる(B)成分を加え、架橋剤組成物2を調製した。
上記ベース2と架橋剤組成物2との組み合わせからなる液状シリコーンゴム組成物5(実施例4の身体凹部清浄剤)について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表2に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物5中の(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計に対する(D)成分の含有量は、36質量%であり、該液状シリコーンゴム組成物5のH/Viの値は、1.4モル/モルである。
分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が5,000mPa・sのジメチルポリシロキサン30部と分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が600mPa・sのジメチルポリシロキサン45部とからなる(A)成分に、(CH3)3SiO1/2単位39.5モル%と(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位6.5モル%とSiO2単位54モル%とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン2部及び(CH3)3SiO1/2単位43モル%とSiO2単位57モル%とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン3部からなる(D)成分、及びトリメチルシリル基で処理されたBET比表面積が300m2/gである疎水性シリカ微粉末〔(F)成分〕10部を配合したベース3を調製した。
上記ベース3の100部に対し、ポリエーテル2〔(E)成分〕を0.5部、硬化触媒としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体〔(C)成分〕を、白金金属として(A)成分及び(B)成分の合計量に対して50ppm、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン〔(G)成分〕0.01部、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(SiH 0.005モル/g)1部と分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(SiH 0.001モル/g)7部とからなる(B)成分を加え、液状シリコーンゴム組成物6(比較例2の身体凹部清浄剤)を得た。
得られた液状シリコーンゴム組成物6について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表2に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物6中の(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計に対する(D)成分の含有量は、5質量%であり、該液状シリコーンゴム組成物6のH/Viの値は、1.2モル/モルである。
分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が5,000mPa・sのジメチルポリシロキサン30部と分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が600mPa・sのジメチルポリシロキサン20部とからなる(A)成分に、(CH3)3SiO1/2単位39.5モル%と(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位6.5モル%とSiO2単位54モル%とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン12部及び(CH3)3SiO1/2単位43モル%とSiO2単位57モル%とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン35部からなる(D)成分を配合したベース4を調製した。
上記ベース4の100部に対し、ポリエーテル2〔(E)成分〕を0.5部、硬化触媒としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体〔(C)成分〕を、白金金属として(A)成分及び(B)成分の合計量に対して50ppm、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン〔(G)成分〕0.01部、及び分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(SiH 0.005モル/g)2部と分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(SiH 0.001モル/g)12部とからなる(B)成分を加え、液状シリコーンゴム組成物7(比較例3の身体凹部清浄剤)を得た。
得られた液状シリコーンゴム組成物7について、チクソトロピー性(チクソトロピー係数)、可使時間、成形品取出し時間、成形品内の発泡の有無、タック性を下記表2に示す。なお、該液状シリコーンゴム組成物7中の(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計に対する(D)成分の含有量は、42質量%であり、該液状シリコーンゴム組成物7のH/Viの値は、1.4モル/モルである。
これに対し、比較例2及び3で得られた液状シリコーンゴム組成物6及び7を身体凹部清浄剤として人間のへそ凹部に適用したところ、液状シリコーンゴム組成物6は硬化物のタック性が低すぎるため、良好な引き抜き感触(スポンと引き抜ける効果感)が得られない。また、液状シリコーンゴム組成物7は硬化物のタック性が高すぎるため、引き抜く際に強い力を要し、痛みを伴うことや、完全に引き抜き出せず、ちぎれて身体凹部に一部の硬化物が残ることがある。
Claims (2)
- 身体凹部に流し込まれるか又は塗布された後、一定時間経過後に硬化し、該身体凹部内の汚れを同伴して該身体凹部から取り出し可能な形態となる、シリコーンゴム組成物からなる身体凹部清浄剤であって、
前記シリコーンゴム組成物が、下記の(A)成分、(B)成分及び(C)成分を、下記の量含有し、JIS Z3284に準拠して測定した硬化物のタック性が5〜40gfである、身体凹部清浄剤。
(A)1分子中に、ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン
(B)1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン〔該(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子が、前記シリコーンゴム組成物のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して2.5〜10モルの範囲となる量〕
(C)白金族金属系触媒〔有効量〕 - 身体凹部に流し込まれるか又は塗布された後、一定時間経過後に硬化し、該身体凹部内の汚れを同伴して該身体凹部から取り出し可能な形態となる、シリコーンゴム組成物からなる身体凹部清浄剤であって、
前記シリコーンゴム組成物が、下記の(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分を、下記の量含有し、JIS Z3284に準拠して測定した硬化物のタック性が5〜40gfである、身体凹部清浄剤。
(A)1分子中に、ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン
(B)1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン〔該(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子が、前記シリコーンゴム組成物のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して0.5〜10モルの範囲となる量〕
(C)白金族金属系触媒〔有効量〕
(D)R1 3SiO1/2 単位とSiO4/2 単位とからなる三次元網状構造のシリコーンレジン(但し、R1 は置換基を有していてもよい一価炭化水素基であり、SiO4/2 単位に対するR1 3SiO1/2 単位のモル比は0.5〜1.5である)〔(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計量中に10〜40質量%〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004231630A JP4162641B2 (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 身体凹部清浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004231630A JP4162641B2 (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 身体凹部清浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006045164A JP2006045164A (ja) | 2006-02-16 |
JP4162641B2 true JP4162641B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
ID=36024160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004231630A Active JP4162641B2 (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 身体凹部清浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4162641B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7789573B2 (en) | 2006-08-04 | 2010-09-07 | Osram Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | Optoelectronic module |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101804336B1 (ko) * | 2015-12-03 | 2017-12-04 | 신대호 | 배꼽세정용 조성물 및 이를 통한 배꼽세정방법 |
DE102016201363A1 (de) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | Wacker Chemie Ag | Zu Silikongel vernetzbare Siliconzusammensetzung |
FR3048886A1 (fr) * | 2016-03-17 | 2017-09-22 | Bluestar Silicones France | Gel silicone adhesif a la peau |
-
2004
- 2004-08-06 JP JP2004231630A patent/JP4162641B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7789573B2 (en) | 2006-08-04 | 2010-09-07 | Osram Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | Optoelectronic module |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006045164A (ja) | 2006-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2240924C (en) | Storage-stable curable hydrophilic polysiloxane compositions | |
JP5636162B2 (ja) | 人工外皮用シリコーンエラストマー組成物 | |
JP5983566B2 (ja) | 付加硬化性液状シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム硬化物 | |
JP6555196B2 (ja) | 付加硬化性液状シリコーンゴム組成物 | |
KR101979390B1 (ko) | 부가 경화성 액상 실리콘 고무 조성물 | |
JP2018519380A (ja) | 高強度シリコーンエラストマー及びそのための組成物 | |
JP2013064090A (ja) | 付加硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物 | |
JPH10513493A (ja) | ポリシロキサン組成物 | |
JP5332437B2 (ja) | 歯科印象材用親水性オルガノポリシロキサン組成物 | |
WO2009084730A1 (ja) | 熱硬化性シリコーンゴム組成物 | |
JP2013064089A (ja) | 付加硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物 | |
JP2012076999A (ja) | 歯科用シリコーン印象材組成物 | |
JP6022501B2 (ja) | 超音波プローブ用組成物および超音波プローブ用シリコーン樹脂 | |
JP4162641B2 (ja) | 身体凹部清浄剤 | |
EP2639273B1 (en) | Silicone Rubber Composition | |
JP2013177387A (ja) | 高い親水性を有するシリコーン印象材 | |
JP2019085532A (ja) | 付加硬化性液状シリコーンゴム組成物 | |
JP2016002103A (ja) | 医療用バルーンカテーテル製造用付加硬化性シリコーンゴム組成物 | |
JP2010018754A (ja) | 付加反応触媒及び付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP5019070B2 (ja) | シリコーンゴムブレンド組成物及び口紅用成型型 | |
JP6977881B2 (ja) | 付加硬化性液状シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム成形体 | |
JP2008013713A (ja) | ガラス繊維製品処理剤組成物 | |
JP3486624B2 (ja) | 歯科用軟質裏装材 | |
JP5655768B2 (ja) | シリコーンゴム成形品の再密着防止方法 | |
JP7094368B2 (ja) | 歯科用付加型シリコーン印象材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080325 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080722 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080722 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4162641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |