JP4162580B2 - 乾燥機能付き洗濯機 - Google Patents

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本発明は、PTCヒータを備えた乾燥機能付き洗濯機に関する。
乾燥機能付き洗濯機においては、例えば、縦型の脱水兼用洗濯機に乾燥機能を付加したものがある。このものでは、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータからなるヒータを備えると共に、風を生成する手段とを備えていて、これらにより温風を生成し、槽内の衣類を乾燥させるようにしている。風を生成する手段としては、ファンを備えたタイプもあるし、最近では、脱水槽を高速回転させることで風を生成するタイプもある。なおPTCヒータを用いる理由は、自己温度制御性があり、温度制御を必要とせず、定温度制御が図れるところにあり、構成が簡単で、しかも過度に温度が高くならないから遮熱対策も軽くできる利点がある。このPTCヒータでは、電源が与えられると、低い温度で(風が通過すると)、ジュール熱により自己発熱し、その発熱により抵抗が大きくなって、電流が流れにくくなり、温度が下がる。温度が下がると抵抗が小さくなり、電流が流れて発熱することで、自己温度制御特性が得られる。なお、PTCヒータではなく、ニクロム線ヒータを用いた洗濯乾燥機として特許文献1がある。
特開平4−82589号公報
ところで、乾燥機能付き洗濯機においてPTCヒータを通断電するリレーなどのヒータ通断電制御部の異常(接点溶着異常など)を検知することが要望されている。この場合、PTCヒータに流れる電流を電流検出器にて検出し、その検出電流値にて前記ヒータ通断電制御部の異常を検知する構成とすることが一般的である。しかし、PTCヒータはこれを通過する風量によって電流値が大きく変化するため、上述の異常を検知するのは困難であった。しかも電流検出器を備えた構成ではコストも高くなる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒータとしてPTCヒータを用いたものにおいて、ヒータ通断電制御部の異常を、簡単な構成で検知でき、しかもコストの低廉化も図ることができる乾燥機能付き洗濯機を提供するにある。
本発明は、次の点に着目してなされている。PTCヒータからなるヒータの通断電制御部が異常(例えばリレースイッチの接点溶着など)を来たした場合には、ヒータが断電されるべきときでもヒータが通電されたままとなる。ヒータ制御停止時(ヒータが断電されるべきとき)にヒータが発熱すると、ヒータ近傍の温度例えばヒータを通った風の温度が上昇する。これをもってヒータ通断電制御部の異常発生と判定できる。
この点に着目した請求項1の発明は、PTCヒータからなるヒータと、このヒータを通断電制御するヒータ通断電制御部と、風を生成する手段とを備え、前記ヒータに風を通過させて温風を生成する乾燥機能付き洗濯機において、
前記ヒータの風下側に設けられて空気の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサに基づいて前記ヒータの制御停止時における温度上昇度合いを検出しその検出結果が異常判定値より大であることをもって前記ヒータ通断電制御部の異常を検知する構成とし、
温度上昇度合いは、風呂水給水以外の場合には運転開始時点で検知した初期温度とこの検知から所定時間後に検知した温度との差であり、風呂水給水の場合には風呂水給水完了時点で検知した初期温度とこの検知から所定時間後に検知した温度との差であるところに特徴を有する。
また、請求項2の発明は、PTCヒータからなるヒータと、このヒータを通断電制御するヒータ通断電制御部と、風を生成する手段とを備え、前記ヒータに風を通過させて温風を生成する乾燥機能付き洗濯機において、
前記ヒータの風下側に設けられて空気の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサに基づいて前記ヒータの制御停止時における温度上昇度合いを検出しその検出結果が異常判定値より大であることをもって前記ヒータ通断電制御部の異常を検知する構成とし、
風を生成する手段として脱水槽を利用するように構成され、
ヒータ通断電部の異常が検知されたときには、脱水時における脱水槽の回転速度をヒータの発熱が高くならない回転速度に設定したところに特徴を有する。
この発明によれば、ヒータ通断電制御部に異常があると、ヒータ制御停止時において温度センサで検出した温度上昇度合いが異常判定値より大きくなるから、これをもってヒータ通断電制御部の異常発生を検知できる。この場合、ヒータ電流を検出する方式と違い異常を確実に検知できる。しかも、温度センサを設ける程度の構成であるので、電流検出器を用いる構成に比して、構成の簡単化、及びコストの低廉化に寄与できる。
以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図4を参照して説明する。図2に示すように、乾燥機能付き洗濯機1の外郭をなす外箱2は、底板2aに開口部2bを有するもので、内部には、有底円筒状の水受槽3が配置されている。この水受槽3は前記外箱2の上部から吊下された複数本の吊り棒4にダンパスプリング4aを介して揺動可能に弾性支持されている。この水受槽3の上端部には円環状の水槽カバー5が固定されている。
水受槽3内には、有底円筒状の洗濯槽及び脱水槽を兼用する回転槽6が配置されている。この回転槽6には、その内面の略全域に脱水孔6aが形成されると共に、上端部には円環状のバランスリング6bが固定され、下端部(内底部)には撹拌体7が配置されている。そして、この回転槽6、及び撹拌体7は軸8a、8b、及びクラッチ機構(図示せず)等を介して洗濯モータ9に連結されている。洗濯モータ9は、水受槽3の底板3aに固定されている。この場合、洗濯モータ9は、インバータにより可変速駆動制御されるブラシレスモータにより構成されるもので、洗い、すすぎ時には撹拌体7を正逆方向へ低速回転させ、脱水、乾燥時には回転槽6と撹拌体7との双方を一方向へ同期高速回転(以下、単に高速回転と称する。)させる。なお、前記水受槽3の底板3aには、前記洗濯モータ9の以外に、水受槽3内の洗濯水を排出する排水弁10が設けられている。
外箱2の上端部にはトップカバー11が固定されている。このトップカバー11は外箱2の上端部を周回する矩形枠状をなすものであり、トップカバー11の中央部には投入口11aが一体形成されると共に、当該トップカバー11には前記投入口11aを開閉する蓋12がヒンジ12aを介して回動可能に取付けられている。また、このトップカバー11の後部には、回転槽6内へ給水するための給水弁13(図1参照)、及び当該回転槽6内へ外気を取り入れるための空気流路14が配設されている。
空気流路14は、前記トップカバー11の背面に位置させて吸入口14aを有し、且つ前記回転槽6の上方を臨むように位置させて吐出口14bを有する全体としては前記回転槽6方向へ下降傾斜する長尺で屈曲した四角筒状をなすものである。そして、空気流路14内には前記トップカバー11の奥行き方向における背面から前面に向かう方向で、風を生成する手段としてのファン15、及びPTCヒータからなるヒータ16が夫々配設されている。上記ファン15はファンモータ15aにより駆動されるようになっている。なお、空気流路14の吸入口14aには通気性あるカバー17が設けられている。また、空気流路14においてヒータ16に対する風下側には、例えばサーミスタからなる温度センサ29が配設されていて、空気温度を検出する。
図1には電気的構成を示している。制御回路18は、マイクロコンピュータやA/Dコンバータを有して構成されている。例えば100Vの交流電源19には、直流電源回路20が接続されており、この直流電源回路20により、制御用の直流電源を形成して前記制御回路18をはじめとした制御機器に与えるようになっている。また、上記交流電源19は電源リレー回路21を介して駆動回路22〜27に交流電源を与えるようになっている。電源リレー回路21は、ユーザーにより電源スイッチ回路28のスイッチ(図示せず)がオンオフ操作されると、制御回路18によりオンオフされる構成となっている。
この駆動回路22〜27は、リレースイッチなどを有して構成されており、特に駆動回路22はヒータ16を、また、駆動回路23はファンモータ15aをオンオフするものである。制御回路18はこれら駆動回路22〜27にオン指令あるいはオフ指令を与えることにより前記ヒータ16及びファンモータ15a、給水弁13、排水弁10、洗濯機モータ9、風呂水ポンプ30を通断電制御する。ここで、前記ヒータ16オンオフ用のリレースイッチを含む駆動回路22、前記電源リレー回路21からこの駆動回路22までの通電路、駆動回路22にオンオフ指令を出力する制御回路18などの、ヒータ16の通断電を制御する部分を、ヒータ通断電制御部16Aという。また、前記ファンモータ15aオンオフ用のリレースイッチを含む駆動回路23、前記電源リレー回路21からこの駆動回路23までの通電路、駆動回路23にオンオフ指令を出力する制御回路18などの、ファンモータ15aの通断電を制御する部分を、ファン通断電制御部15Aという。
スイッチ入力部31は、図示しない操作パネルに設けられた一時停止兼用スタートスイッチや、コース選択スイッチなどの各種スイッチを備えており、各スイッチに対応したスイッチ信号を出力して制御回路18に与える。表示部32は例えばLEDやLODディスプレーを備えてなるものであり、制御回路18によって制御される。またブザー33も制御回路18によって制御される。さらに、不揮発性メモリ34はEEPROMなどからなるもので、制御回路18により書き込み及び読み出しがなされる。回転センサ35は洗濯機モータ9の回転速度を検出するもので、従って脱水時に該洗濯機モータ9と同期回転する回転槽6の回転速度も検出し、その検出結果を制御回路18に与える。水位センサ36は回転槽6内の水位を検出するもので、その検出結果を制御回路18に与える。
さて、上述したように構成された乾燥機能付き洗濯機1において、制御回路18は、洗濯運転においては、回転槽6の停止状態で撹拌体7を正逆方向への低速回転(例えば40rpm)させる洗濯行程、及びすすぎ行程等が終了すると、次に脱水行程へと移行する。脱水行程は、前述の通り、前記回転槽6と撹拌体7との一方向への高速回転(例えば900rpm)がなされるものである。このとき、ファンモータ15aも通電されて、水受槽3及び外箱2の結露を防止するようになっている。
これらの洗濯運転が終了後、ユーザーが乾燥運転の使用を選択すると、この選択された乾燥運転を開始する。この場合の乾燥運転においては、ヒータ16及びファンモータ15aが通電されることにより、ファン15により風が生成されて、外気が空気流路14を介して取り入れられる。そして、ヒータ16によりその風が温風化されて、図2に矢印で示すように、回転槽6内に流入し、そして、回転槽6内を循環した後、脱水孔6aから水受槽3内に出て、上昇し、水槽カバー5を経て水受槽3と外箱1との間を下降し、開口部2bを経て外部へと流出する。なお、回転槽6の高速回転とは回転槽6及び撹拌体7の同期高速回転を、回転槽6の低速回転とは回転槽6及び撹拌体7の同期低速回転を、撹拌体7の撹拌回転とは回転槽6の停止状態での撹拌体7の単独回転を夫々いうものである。
さて、ヒータ16のヒータ通断電制御部16Aの異常検知に関連する制御を図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。ステップS1において洗濯運転が開始された(スタートスイッチが押された)ことが判断されると、温度センサ29により検出した初期温度を取得すると共に検知タイマ(ソフトタイマ)をカウント開始し(ステップS2)、そしてヒータオフ指令中か(制御回路18自身が駆動回路22に対してオフ指令を出力しているか)を判断する。ヒータオフ指令中であれば、この洗濯機1がファン15を備えたタイプであるか否かを判断する(ステップS4)。この判断の主旨は、この異常検知に関連する制御プログラムを、回転槽6回転を風生成手段に利用するタイプの洗濯機にも共通に使用できるようにするためである。
本実施例では前記ステップS4にてファン15を備えたタイプであると判断され、回転槽6が回転センサ35に基づいて回転中であるか否かが判断される。なお、回転槽6は脱水時に回転される。前記ステップS2の初期温度取得から検知タイマが3分を経過すると(ステップS6の「YES」)、この現在温度(時点の温度)を取得し(ステップS7)、現在温度から初期温度を差し引いた温度差が5℃以上であるか否かを判断し(ステップS8)、5℃以上であると、ヒータ通断電制御部16Aの異常を検知し、その異常をブザー33あるいは表示部32又はその両方により報知する(ステップS9)。
このように異常を検知できる理由は、次にある。つまり、ヒータオフ指令中においては正常であればヒータ16は通電されない。しかし、駆動回路22のリレースイッチ溶着などの異常が発生していると、このヒータ16が通電されてしまう。すると、温度センサ29で検出する温度の上昇度合いが大となる。この上昇度合いに対する異常判定値は、例えば上述した「3分間で5℃以上温度上昇」であり、この条件に該当すれば、ヒータ通断電制御部16A異常であることが検知されるものである。
前記ステップS9の次に、ステップS10で、「ファンありタイプにおいてヒータ通断電制御部異常あり」を不揮発性メモリ34に記憶させ、その後、ステップS11で運転を一時停止する。
ここで、ステップS5において、回転槽6が回転中でない(洗濯運転など)と判断されると(ステップS5の「NO」)、ファンモータ15aにも異常が発生したか否かを検知するルーチン(ステップS12〜ステップS20)に移行する。ステップS12に移行して風呂水給水であるか否かを判断し、風呂水でないとすると、ステップS2の検知タイマ開始から1分経過したとき(ステップS13で判断)、現在の温度を取得する(ステップS14)。そして現在温度から初期温度を差し引き、その温度差が10℃以上であれば、ヒータ16の通断電制御部及びファンモータ15aの通断電制御部の異常を検知し、その異常をブザー33あるいは表示部32又はその両方により報知する(ステップS16)。そして、「ヒータ16の通断電制御部及びファンモータ15aの通断電制御部に異常有り」を不揮発性メモリ34に記憶させ(ステップS17)、電源リレー回路21をオフする(ステップS18)。上述の異常判定基準値は「1分間で10℃以上の温度上昇」である。これは、ファンモータ15aが通電されたままにあるという異常の場合には、ファン15による強い送風によってヒータ16が多く発熱し、急激に温度上昇するものであり、これを見越して設定した異常判定基準値である。
上記ステップS12で風呂水給水中であることが判断されると、風呂水給水の完了を待って(ステップS19)、初期温度を取得し直し、且つ検知タイマをリセットする(ステップS20)。この主旨は、風呂水が給水されると、これによって空気温度が温度上昇するから、風呂水給水完了してからの温度を初期温度とすることで、誤検知を防止するところにある。
また、ステップS1において運転開始前の状態であることが判断されると(ステップS1の「NO」)、電源リレー回路21がオンであれば(ステップS21の「YES」)、不揮発性メモリ34の内容を読み出し(ステップS22)、読み出し動作が正常であれば(ステップS23で判断)、ステップS24に移行する。このステップS24では、ヒータ通断電制御部16Aの異常を検知した後であるか否かを判断し、検知した後であれば、ステップS25に移行して脱水回転速度を最大で500rpmに設定する。これの主旨は、ヒータ通断電制御部16Aが異常である(ヒータ16が通電されたまま)から、回転槽6の脱水回転速度が500rpm以上であると風が生成されてヒータ16が発熱してしまう。従って、異常状態のヒータ16が発熱しない程度で、しかも脱水は可能な回転速度500rpmに最大値として設定する。
ヒータ通断電制御部16A及びファン通断電制御部15Aに異常がない場合(ステップS24の「NO」〜ステップS26の「YES」)には、リターンする。ステップS26にて、読み出し内容がヒータ通断電制御部16A及びファン通断電制御部15Aに異常がある場合には、ヒータ異常及びファン異常を報知し(ステップS27)、電源リレー回路21をオフする(ステップS28)。つまり、ヒータ通断電制御部16A及びファン通断電制御部15Aに異常があると、発熱すべき以外のときに発熱するから、直ちに電源を切るものである。
ここで、ステップS4の「NO」に続くステップS29、ステップS30は、風を生成する手段としてファンを持たずに回転槽6の回転により風を生成するタイプの乾燥機能付き洗濯機において実行されるものである。これについては後述する第2の実施例において述べる。
このような第1の実施例によれば、ヒータ通断電制御部16Aに接点溶着や接点オンロックなど異常があると、ヒータ制御停止時において温度センサ29で検出した温度上昇度合いが異常判定値より大きくなるから、これをもってヒータ通断電制御部16Aの異常発生を検知できる。この場合、ヒータ電流を検出する方式と違い異常を確実に検知できる。しかも、温度センサ29を設ける程度の構成であるので、電流検出器を用いる構成に比して、構成の簡単化、及びコストの低廉化に寄与できる。
また、本実施例によれば、ヒータ16の制御停止時において、回転槽6の回転時とそれ以外の時とで異常判定値を変更するようにしたから、ヒータ通断電制御部16A単独の異常と、それ以外の異常(ヒータ通断電制御部16A及びファン通断電制御部15Aの異常)とを区別して検知することができる。
さらに本実施例によれば、回転槽6の脱水回転時に該ファン15も回転させるように構成し、ヒータ16の制御停止時での回転槽6の回転時における温度上昇度合いが異常判定値より大であることをもってヒータ通断電制御部16Aの異常を検知し、ヒータ16の制御停止時での回転槽6回転停止時における温度上昇度合いが異常判定値より大であることをもってヒータ通断電制御部16A及びファン通断電制御部15Aの異常を検知するようにしたから、ヒータ通断電制御部16Aのみならずファン通断電制御部15Aの異常も良好に検知できる。つまり、ファン15が回転される行程はヒータ16も通電されるところの乾燥行程であるが、本実施例のように回転槽6が回転されるときにもファン15も回転されることを利用して、ファン通断電制御部15Aの異常も検知できるものである。詳述すれば、ヒータオフ指令中であって回転槽6も停止時(このときファンオフ指令中である)であるにもかかわらず異常な温度上昇度合いが示されれば、ヒータ16が通電されたままであって且つファンモータ15aも通電されたままであると判断されるから、ヒータ通断電制御部16A及びファン通断電制御部15Aの異常であることが検知されるものである。
さらにまた、本実施例によれば、温度上昇度合いを、風呂水給水以外の場合には運転開始時点で検知した初期温度とこの検知から所定時間後に検知した温度との差とし、風呂水給水の場合には風呂水給水完了時点で検知した初期温度とこの検知から所定時間後に検知した温度との差としたから、風呂水による温度影響を受けずに、ヒータ通断電制御部16Aやファン通断電制御部15Aの異常を検知することができ、誤検知を防止できる。
図5は本発明の第2の実施例を示すものであり、この乾燥機能付き洗濯機41では、風を生成する手段としてファンではなく、回転槽6の回転により(回転槽6を利用して)風を生成する手段を構成している。ただし、この洗濯機41においても、図3及び図4の検知制御を実行する構成としている。同一構成あるいは同一機能部分には図2と同じ符号を付している。
しかして、この図5の乾燥機能付き洗濯機41では、前記図3及び図4において、ステップS4の「NO」に続くステップS29、ステップS30のルーチンが実行されることになる。つまり、ステップS4でファンを備えたタイプではないことが判断されるので、ステップS29で回転槽6が回転中であるかを判断し、回転中であれば、その回転速度が500rpm以上か否かを判断する。この判断の主旨は、回転速度500rpm以上では槽内の衣類の量にあまり関係なく風が生成される回転速度である。つまり、ヒータオフ指令中(ステップS3)であって風が生成される状況となったところで、温度上昇度合いと「3分で5℃以上」の異常判定値とを比較し、その温度上昇度合いが異常判定値より大であれば(ステップS8の「YES」)、ファンなしタイプの乾燥機能付き洗濯機においてヒータ通断電制御部16Aの異常を検知できる。
なお、駆動回路22、23はリレースイッチを備えた構成でなく、トランジスタやトライアックなどの半導体スイッチを備えた構成でも良い。
本発明の第1の実施例を示す電気的構成のブロック図 洗濯機全体の縦断側面図 異常検知制御内容を示すフローチャート(その1) 異常検知制御内容を示すフローチャート(その2) 本発明の第2の実施例を示す洗濯機全体の縦断側面図
符号の説明
図面中、1は乾燥機能付き洗濯機、6は回転槽(脱水槽)、9は洗濯機モータ、14は空気流路、15はファン、15aはファンモータ、15Aはヒータ通断電制御部、16はヒータ、16Aはファン通断電制御部、18は制御回路、21は電源リレー回路、22〜26は駆動回路、29は温度センサ、30は風呂水ポンプ、41は乾燥機能付き洗濯機を示す。

Claims (2)

  1. PTCヒータからなるヒータと、このヒータを通断電制御するヒータ通断電制御部と、風を生成する手段とを備え、前記ヒータに風を通過させて温風を生成する乾燥機能付き洗濯機において、
    前記ヒータの風下側に設けられて空気の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサに基づいて前記ヒータの制御停止時における温度上昇度合いを検出しその検出結果が異常判定値より大であることをもって前記ヒータ通断電制御部の異常を検知する構成とし、
    温度上昇度合いは、風呂水給水以外の場合には運転開始時点で検知した初期温度とこの検知から所定時間後に検知した温度との差であり、風呂水給水の場合には風呂水給水完了時点で検知した初期温度とこの検知から所定時間後に検知した温度との差であることを特徴とする乾燥機能付き洗濯機。
  2. PTCヒータからなるヒータと、このヒータを通断電制御するヒータ通断電制御部と、風を生成する手段とを備え、前記ヒータに風を通過させて温風を生成する乾燥機能付き洗濯機において、
    前記ヒータの風下側に設けられて空気の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサに基づいて前記ヒータの制御停止時における温度上昇度合いを検出しその検出結果が異常判定値より大であることをもって前記ヒータ通断電制御部の異常を検知する構成とし、
    風を生成する手段として脱水槽を利用するように構成され、
    ヒータ通断電部の異常が検知されたときには、脱水時における脱水槽の回転速度をヒータの発熱が高くならない回転速度に設定したことを特徴とする乾燥機能付き洗濯機。
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