JP4161640B2 - ドライイメージング材料 - Google Patents

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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像様露光後、熱現像により銀画像を形成するドライイメージング材料に関し、更に詳しくは銀画像の色調をコントロールするに際し、塗布性を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野で、環境保護や作業性の面から湿式処理に伴う廃液の出ない光又は熱処理で画像を形成する写真材料が強く望まれており、特に光と熱の両者を利用した現像により高解像度で鮮明な黒色画像を形成することができる写真技術用途のドライイメージング材料が商品化され、急速に普及している。
【0003】
これらの光熱写真材料は、通常、80℃以上の温度で現像が行われるので、25〜45℃の範囲で液現像される従来の湿式感光材料と区別され、ドライイメージング材料と呼ばれる。
【0004】
このタイプのドライイメージング材料は、現像銀の色調をコントロールするために、従来から各種の色調剤を使用している。例えばフタラジン誘導体、フタル酸誘導体、マレイミド誘導体、メルカプト化合物類、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体等である。
【0005】
しかし、色調剤は現像された画像の色調のみを変化させるものでなく、現像性、保存性、感度等に影響を与えるので、使用量や種類が制限される。色調をコントロールする方法として、特開2001−312026、同2001−330923、同2001−330925、同2002−49123等に、カプラーを使用する方法が提案されている。カプラーは、発色現像剤と反応し有色の色素を形成することで色調をコントロールすることが可能であるが、塗布液に添加すると塗布性を悪化させる傾向がある。このため、カプラー素材を微粒子分散して添加することや、特殊な活性剤を使用したりするが、分散後の安定性のコントロールが難しい。
【0006】
弗素系活性剤は、溶解又は微粒子分散したカプラーや発色現像剤を含む塗布液のレベリング能力、即ちスライド塗布又は押出し塗布したウエッブ上の塗布液表面を均一水平にする力があり、フルオロアルキルスルホンアミドを主幹とする弗素系活性剤が使用されているが、充分ではないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、ドライイメージング材料の色調をコントロールするために使用するカプラーと、カプラーと反応する発色現像剤の添加された液の塗布性の向上にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
【0009】
1)少なくとも感光性ハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤及び結合剤を含有するドライイメージング材料において、該ドライイメージング材料がカプラー、発色現像剤及び前記一般式(1)で示される化合物を含有し、カプラー又は発色現像剤が前記一般式(1)で示される化合物の存在する層に含有されるドライイメージング材料。
【0010】
2)前記カプラーが前記一般式(2)で示される1)記載のドライイメージング材料。
【0011】
3)前記発色現像剤が前記一般式(3)、一般式(4)又は一般式(5)で示される1)又は2)記載のドライイメージング材料。
【0012】
4)前記結合剤がビニルスルホニル基、トリメトキシシリル基、イソシアナート基又はエポキシ基を有する架橋剤で架橋された1)、2)又は3)記載のドライイメージング材料。
【0014】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のドライイメージング材料は、支持体上に少なくとも下塗り層を2層、ハロゲン化銀粒子を含む感光層及び該感光層に隣接する保護層を設けた、少なくとも4層以上の層構成からなり、少なくとも感光層の保護層又はバッキング層の保護層中に前記一般式(1)で示される化合物が含有される。
【0015】
ドライイメージング材料の感光層中には、分光増感色素で増感されてもよい感光性ハロゲン化銀粒子が含まれ、更に該感光層又はその隣接層には銀源となる有機銀塩、銀塩を現像して銀画像を形成するための還元剤、カプラー、発色現像剤及び一般式(1)で示される化合物が含有される。
【0016】
以下、本発明のドライイメージング材料に使用する一般式(1)、(2)で示される化合物、カプラー、発色現像剤、感光性ハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤、結合剤、架橋剤等について順次詳述する。
【0017】
まず、一般式(1)で示される化合物について説明する。
Rfは、少なくとも1個の弗素原子で置換された炭素数1〜4の複数の鎖基、好ましくは2〜10の鎖基が酸素原子を含む基で連結された基であるが、炭素原子上の弗素原子の置換は、1個の置換であるモノフルオロ型からパーフルオロ型に及ぶ迄の何れの置換度でもよいが、炭素原子が全て置換される場合を100%と定義すれば、50〜100%が特に好ましい。
【0018】
Rfとして好ましい置換基は、パーフルオロアルキルオキシアルキレン、パーフルオロアルキルオキシアルキレンに更にオキシアルキレンが複数結合した基等である。
【0019】
1は2価の連結基で、酸素原子、アルキレン基、オキシアルキレン基、アルキレンオキシ基、又はこれらの基に更にアルキル基、アルキルオキシ基等が置換されてもよいし、更に置換基Rf基を有してもよいし、−SO2NH−、−SO2N(R)−、−CONH−、−CON(R)−(Rはアルキル基)及び硫黄原子であってもよい。
【0020】
-はSO3 -又はCOO-を表し、M+は水素原子、アルカリ金属原子カチオン(ナトリウム、カリウム、リチウム等のカチオン)及びアンモニウム基である。
【0021】
一般式(1)で示される化合物は、炭素数1〜4の弗化脂肪族アルコールや弗化アルキルの沃素化体を使用して、エステル化、スルホン化、カルボキシル化等の誘導化により合成できる。一般式(1)で示される化合物の好ましい具体例を以下に示す。
【0022】
【化4】
Figure 0004161640
【0023】
一般式(1)で示される化合物の添加方法は、水、メタノールやエタノール等のアルコール類、メチルエチルケトンやアセトン等のケトン類、トルエンやキシレン等の芳香族系やノルマルヘキサンやデカン等の非芳香族系等の溶媒に溶解して添加しても、又は微粒子分散して添加してもよい。
【0024】
該化合物の添加量は、1m2当たり付量として1×10-7〜1×10-1モルの範囲が好ましく、特に1×10-4〜1×10-2モルが好ましい。この範囲未満では塗布性の改良効果が得られ難いし、この範囲を超えると耐湿性等が劣化する。
【0025】
本発明に使用するカプラーは、写真業界で公知の“カプラー”と呼ばれる化合物であり、2当量又は4当量カプラーが使用される。写真用カプラーの具体例としては、リサーチ・ディスクロージャ(RD)37038(1995年2月),80〜85頁、及び87〜89頁に詳しく記載されている。
【0026】
詳しくは、イエロー色画像形成カプラーとしては、ピバロイルアセトアミド型、ベンゾイルアセトアミド型、マロンジエステル型、マロンジアミド型、ジベンゾイルメタン型、ベンゾチアゾリルアセトアミド型、マロンエステルモノアミド型、ベンゾオキサゾリルアセトアミド型、ベンゾイミダゾリルアセトアミド型、ベンゾチアゾリルアセトアミド型、シクロアルキルカルボニルアセトアミド型、インドリン−2−イルアセトアミド型、米国特許5,021,332号に記載のキナゾリン−4−オン−2−イルアセトアミド型、同5,021,330号に記載のベンゾ−1,2,4−チアジアジン−1,1−ジオキシド−3−イルアセトアミド型、欧州特許421221A号に記載のカプラー、米国特許5,455,149号に記載のカプラー、欧州公開特許622673号に記載のカプラー、及び欧州公開特許953871号、同953872号、同953873号に記載の3−インドロイルアセトアミド型カプラーが挙げられる。
【0027】
マゼンタ色画像形成カプラーとしては、5−ピラゾロン型、1H−ピラゾロ[1,5−a]ベンゾイミダゾール型、1H−ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアゾール型、1H−ピラゾロ[1,5−b][1,2,4]トリアゾール型、1H−イミダゾ[1,20b]ピラゾール型、シアノアセトフェノン型、WO93/01523に記載の活性プロペン型、WO93/07534に記載のエナミン型、1H−イミダゾ[1,2−b][1,2,4]トリアゾール型カプラー、及び米国特許4,871,652号に記載のカプラーが挙げられる。
【0028】
シアン色画像形成カプラーとしては、フェノール型、ナフトール型、欧州特許公開249453号に記載の2,5−ジフェニルイミダゾール型、1H−ピロロ[1,2−b][1,2,4]トリアゾール型、1H−ピロロ[2,1−c][1,2,4]トリアゾール型、特開平4−188137号、同4−190347号に記載のピロール型、特開平1−315736号に記載の3−ヒドロキシピリジン型、米国特許5,164,289号に記載のピロロピラゾール型、特開平4−174429号に記載のピロロイミダゾール型、米国特許4,950,585号に記載のピラゾロピリミジン型、特開平4−204730号に記載のピロロトリアジン型カプラー、米国特許4,746,602号に記載のカプラー、同5,104,783号に記載のカプラー、同5,162,196号に記載のカプラー、及び欧州特許556700号に記載のカプラーが挙げられる。
【0029】
特に好ましいカプラーは、前記一般式(2)で示される化合物である。
一般式(2)において、X1で表される置換基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、窒素原子で結合する複素環基、複素環メルカプト基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基等が挙げられるが、特に好ましくはハロゲン原子である。
【0030】
具体的には、ハロゲン原子(弗素、塩素、臭素、沃素原子)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは6〜12のフェニル、p−メチルフェニル、ナフチル等)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜8のメトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは6〜12のフェニルオキシ、2−ナフチルオキシ等)、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメチルチオ、エチルチオ、ブチルチオ等)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは6〜12のフェニルチオ、ナフチルチオ等)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは2〜10のアセトキシ、ベンゾイルオキシ等)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数2〜32、より好ましくは3〜23のエトキシカルボニルオキシ、ドデシルオキシカルボニルオキシ、ヘキサデシルオキシカルボニルオキシ、2−ヘキシルデシルオキシカルボニルオキシ等)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜32、より好ましくは3〜23のN,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N−メチル−N−オクタデシルカルバモイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ等)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜10のN−メチルアセチルアミノ、ベンゾイルアミノ等)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメタンスルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノ等)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N−フェニルカルバモイル等)、アシル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のアセチル、ベンゾイル、ホルミル、ピバロイル等)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のメトキシカルボニル等)、スルホ基、スルホニル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメシル、トシル等)、スルホニルオキシ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ等)、アゾ基、複素環基、複素環メルカプト基、シアノ基等が挙げられる。ここで言う複素環基とは、飽和もしくは不飽和の複素環基を表し、例えばピリジル、キノリル、キノキサリニル、ピラジニル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、テトラゾリル、ヒダントイン−1−イル、スクシンイミド、フタルイミド等の各基が挙げられる。
【0031】
21及びR22で表される置換基として好ましくは、シアノ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、イミノ基、アシル基、ベンゾイル基、複素環基である。
【0032】
21及びR22は同一でも異なってもよく、互いに結合して飽和又は不飽和の炭素環又は複素環を形成してもよい。具体的には、ハロゲン原子(弗素、塩素、臭素、沃素原子)、直鎖、分岐、環状又はそれらの組合せのアルキル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜13のメチル、エチル、プロピル、i−プロピル、sec−ブチル、t−ブチル、t−オクチル、アミル、t−アミル、ドデシル、トリデシル、シクロヘキシル等)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のビニル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニル等)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは6〜12のフェニル、p−メチルフェニル、ナフチル等)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは6〜12のフェノキシ、2−ナフトキシ等)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のアセトキシ、ベンゾイルオキシ等)、アミノ基(好ましくは炭素数0〜20、より好ましくは1〜12のジメチルアミノ基、ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、アニリノ等)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜13のアセチルアミノ、トリデカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ等)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメタンスルホニルアミノ、ブタンスルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノ等)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のウレイド、メチルウレイド、フェニルウレイド等)、カルバメート基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のメトキシカルボニルアミノ、フェニルオキシカルボニルアミノ等)、カルボキシル基、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N−ドデシルカルバモイル、N−フェニルカルバモイル等)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル等)、アシル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のアセチル、ベンゾイル、ホルミル、ピバロイル等)、スルホ基、スルホニル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメシル、トシル等)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0〜20、より好ましくは0〜12のスルファモイル、メチルスルファモイル、ジメチルスルファモイル、フェニルスルファモイル等)、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは1〜12のメチルチオ、ブチルチオ等)、複素環基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12のピリジル、イミダゾイル、ピロリジル等)等が挙げられる。これらの置換基は更に他の置換基で置換されてもよい。
【0033】
以下に、本発明に使用することができるカプラーの代表的具体例を挙げるが、これらに限定されるものではない。
【0034】
【化5】
Figure 0004161640
【0035】
【化6】
Figure 0004161640
【0036】
上記カプラーの添加量はハロゲン化銀1モル当たり1×10-6〜1×10-1モルの範囲が好ましく、特に1×10-4〜1×10-2モルが好ましい。この範囲未満では搬送性の改良効果が得られ難いし、この範囲を超えると耐湿性等が劣化する。添加方法は、メタノールやエタノール等のアルコール類、メチルエチルケトンやアセトン等のケトン類、トルエンやキシレン等の芳香族系やノルマルヘキサンやデカン等の非芳香族系等の有機溶媒に溶解して添加してもよく、微粒子分散して添加してもよい。
【0037】
本発明に使用する発色現像剤として好ましい化合物は、前記一般式(3)、(4)又は(5)で示されるものである。以下、順次説明する。
【0038】
一般式(3)において、R31〜R34は各々、水素原子又は置換基を表すが、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、カルボンアミド基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、シアノ基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、及びアシルオキシ基が挙げられる。
【0039】
35は、それぞれ置換もしくは無置換のアルキル基、アリール基又は複素環基を表すが、中でもアリール基であることが好ましく、より好ましくは置換基を有するアリール基である。アリール基の好ましい置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、カルボンアミド基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルバモイル基、スルファモイル基、シアノ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、及びアシル基を挙げることができる。これらの置換基が置換可能な基である場合、更に置換基を有してもよく、好ましい置換基の例は前記R31〜R34として挙げたものと同じである。
【0040】
以下に一般式(3)で表される発色現像剤の具体例を示すが、これらに限定されるものではない。
【0041】
【化7】
Figure 0004161640
【0042】
一般式(4)において、R41〜R44は各々、水素原子又は置換基を表すが、R41とR42、R43とR44が互いに結合して5〜7員の環を形成してもよい。
【0043】
41〜R44で表される置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、複素環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、複素環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ、アミノ基(アニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、スルファモイル基、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基、アルキル及びアリールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アリール及び複素環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、シリル基等が挙げられる。
【0044】
より詳しくは、ハロゲン原子(塩素、臭素、沃素)、アルキル基(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、t−ブチル、オクチル、エイコシル、2−クロロエチル、2−シアノエチル、2−エチルヘキシル等)、シクロアルキル基(シクロヘキシル、シクロペンチル、4−ドデシルシクロヘキシル等)、ビシクロアルキル基(ビシクロアルカンから水素原子を1個取り去った1価基で、ビシクロ[1,2,2]ヘプタン−2−イル、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イル等)、更に環構造が多いトリシクロ構造なども包含する。アルケニル基(ビニル、アリル、プレニル、ゲラニル、オレイル等)、シクロアルケニル基(シクロアルケンの水素原子を1個取り去った1価基で、2−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル等)、ビシクロアルケニル基(二重結合を1個持つビシクロアルケンの水素原子を1個取り去った1価基で、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1−イル、ビシクロ[2,2,2]オクト−2−エン−4−イル等)、アルキニル基(エチニル、プロパルギル、トリメチルシリルエチニル等)、アリール基(フェニル、p−トリル、ナフチル、m−クロロフェニル、o−ヘキサデカノイルアミノフェニル等)、複素環基(好ましくは5〜6員の置換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族の複素環化合物から1個の水素原子を取り除いた1価基で、2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル等)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、t−ブトキシ、オクチルオキシ、2−メトキシエトキシ等)、アリールオキシ基(フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ、2−テトラデカノイルアミノフェノキシ等)、シリルオキシ基(トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ等)、複素環オキシ基(1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ等)、アシルオキシ基(好ましくはホルミルオキシ、アセチルオキシ、ピバロイルオキシ、ステアロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、p−メトキシフェニルカルボニルオキシ等)、カルバモイルオキシ基(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ、N,N−ジ−オクチルアミノカルボニルオキシ、N−オクチルカルバモイルオキシ等)、アルコキシカルボニルオキシ基(メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−オクチルカルボニルオキシ等)、アリールオキシカルボニルオキシ基(フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ、p−ヘキサデシルオキシフェノキシカルボニルオキシ等)、アミノ基(アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アニリノ、N−メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ等)、アシルアミノ基(ホルミルアミノ、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ、ベンゾイルアミノ、3,4,5−トリ−オクチルオキシフェニルカルボニルアミノ等)、アミノカルボニルアミノ基(カルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ等)、アルコキシカルボニルアミノ基(メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチル−メトキシカルボニルアミノ等)、アリールオキシカルボニルアミノ基(フェノキシカルボニルアミノ、p−クロロフェノキシカルボニルアミノ、m−オクチルオキシフェノキシカルボニルアミノ等)、スルファモイルアミノ基(スルファモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、N−オクチルアミノスルホニルアミノ等)、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基(メチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、2,3,5−トリクロロフェニルスルホニルアミノ、p−メチルフェニルスルホニルアミノ等)である。
【0045】
これらの基は更に置換基を有してもよく、その場合の好ましい置換基は上記R41〜R44で説明した置換基と同義の基を表す。2個以上の置換基で置換されている場合には、それらの置換基は同一でも異なってもよい。
【0046】
45、R46及びR47は各々、アルキル基、アリール基、複素環基、アシル基、アルキルスルホニル基又はアリールスルホニル基を表すが、そのアルキル基、アリール基、複素環基、アシル基、アルキルスルホニル基及びアリールスルホニル基の好ましい範囲については、前記R41〜R44で表される置換基で説明したアルキル基、アリール基、複素環基、アシル基、アルキルスルホニル基及びアリールスルホニル基と同義の基を表す。R45及びR46で表される基は更に置換基を有してもよく、その場合の好ましい置換基は、前記R41〜R44で説明した置換基と同義の基を表す。2個以上の置換基で置換されている場合には、それらの置換基は同一でも異なってもよい。
【0047】
以下に、一般式(4)で表される発色現像剤の好ましい具体例を示す。
【0048】
【化8】
Figure 0004161640
【0049】
次に前記一般式(5)で表されるヒドラジン型発色現像剤について説明する。一般式(5)において、R51は炭素原子でNHNH−R52と結合する5〜7員の不飽和環基を表し、R52はカルバモイル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルホニル基又はスルファモイル基を表す。
【0050】
51で表される5〜7員の不飽和環の好ましい例としては、ベンゼン、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,5−チアジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、チオフェン等の各環が挙げられ、これらの環が互いに縮合した縮合環も好ましい。これらの環は、前記一般式(3)又は(4)におけるアリール基の好ましい置換基として挙げた基を有していてもよく、2個以上の置換基を有する場合、それらの置換基は同一でも異なってもよい。
【0051】
52で表されるカルバモイル基は、好ましくは炭素数1〜50、より好ましくは炭素数6〜40であり、例えば無置換カルバモイル、メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N−プロピルカルバモイル、N−sec−ブチルカルバモイル、N−オクチルカルバモイル、N−シクロヘキシルカルバモイル、N−t−ブチルカルバモイル、N−ドデシルカルバモイル、N−(3−ドデシルオキシプロピル)カルバモイル、N−オクタデシルカルバモイル、N−{3−(2,4−t−ペンチルフェノキシ)プロピル}カルバモイル、N−(2−ヘキシルデシル)カルバモイル、N−フェニルカルバモイル、N−(4−ドデシルオキシフェニル)カルバモイル、N−(2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボニルフェニル)カルバモイル、N−ナフチルカルバモイル、N−3−ピリジルカルバモイル、N−ベンジルカルバモイル)等が挙げられる。
【0052】
52で表されるアシル基は、好ましくは炭素数1〜50、より好ましくは炭素数6〜40であり、例えばホルミル、アセチル、2−メチルプロパノイル、シクロヘキシルカルボニル、オクタノイル、2−ヘキシルデカノイル、ドデカノイル、クロロアセチル、トリフルオロアセチル、ベンゾイル、4−ドデシルオキシベンゾイル、2−ヒドロキシメチルベンゾイル等が挙げられる。
【0053】
52で表されるアルコキシカルボニル基は、好ましくは炭素数2〜50、より好ましくは炭素数6〜40であり、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル等が挙げられる。
【0054】
52で表されるアリールオキシカルボニル基は、好ましくは炭素数6〜50、より好ましくは炭素数6〜40であり、例えばフェノキシカルボニル、4−オクチルオキシフェノキシカルボニル、2−ヒドロキシメチルフェノキシカルボニル、4−ドデシルオキシフェノキシカルボニル等が挙げられる。
【0055】
52で表されるスルホニル基は、好ましくは炭素数1〜50、より好ましくは炭素数6〜40であり、例えばメチルスルホニル、ブチルスルホニル、オクチルスルホニル、2−ヘキサデシルスルホニル、3−ドデシルオキシプロピルスルホニル、2−オクチルオキシ−5−t−オクチルフェニルスルホニル、4−ドデシルオキシフェニルスルホニル等が挙げられる。
【0056】
52で表されるスルファモイル基は、好ましくは炭素数0〜50、より好ましくは炭素数6〜40であり、例えば無置換スルファモイル、N−エチルスルファモイル基、N−(2−エチルヘキシル)スルファモイル、N−デシルスルファモイル、N−ヘキサデシルスルファモイル、N−{3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル}スルファモイル、N−(2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボニルフェニル)スルファモイル、N−(2−テトラデシルオキシフェニル)スルファモイルが挙げられる。
【0057】
52で表される基は、更に置換可能な位置に前記R51で表される置換アリール基の好ましい置換基として挙げた基を有してもよく、2個以上の置換基を有する場合、それらの置換基は同一でも異なってもよい。
【0058】
一般式(5)で示される化合物の中でも、R51が5又は6員の不飽和環であるものが好ましく、より好ましいR51は、ベンゼン、ピリミジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール環であり、又、これらの環がベンゼン環もしくは不飽和複素環と縮合した環が更に好ましい。
【0059】
又、R52はカルバモイル基であることが好ましく、特に好ましくは窒素原子上に水素原子を有するカルバモイル基である。
【0060】
以下に、一般式(5)で示される発色現像剤の代表的具体例を示すが、これらに限定されるものではない。
【0061】
【化9】
Figure 0004161640
【0062】
一般式(3)、(4)又は(5)で表される発色現像剤の添加量は、カプラー1モルに対して0.01〜100モルが好ましく、更に好ましくは0.1〜10モル倍である。
【0063】
これら発色現像剤は、メタノールやエタノール等のアルコール類、メチルエチルケトンやアセトン等のケトン類、トルエンやキシレン等の芳香族系やヘキサンやデカン等の有機溶媒に溶解して添加してもよく、微粒子分散して添加してもよい。微粒子分散は公知の微細化手段(ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、コロイドミル、ジェットミル、ローラーミル等)で行う。又、固体微粒子分散する際に分散助剤を用いてもよい。
【0064】
(感光性ハロゲン化銀粒子)
ドライイメージング材料の感光層中に含有される感光性ハロゲン化銀は、シングルジェット又はダブルジェット法など写真技術の分野で公知の任意の方法により、例えばアンモニア法、中性法、酸性法乳剤等の方法で予め調製し、次いで本発明の他の成分と混合して感光層組成物中に導入することができる。この場合に、感光性ハロゲン化銀と有機銀塩の接触を充分にするため、例えば感光性ハロゲン化銀を調製する時の保護ポリマーとして米国特許3,706,564号、同3,706,565号、同3,713,833号、同3,748,143号、英国特許1,362,970号等に記載されたポリビニルアセタール類等のゼラチン以外のポリマーを用いる手段や、英国特許1,354,186号に記載されるような感光性ハロゲン化銀乳剤のゼラチンを酵素分解する手段、又は米国特許4,076,539号に記載されるように、感光性ハロゲン化銀粒子を界面活性剤の存在下で調製することによって保護ポリマーの使用を省略する手段等、各手段を適用することができる。
【0065】
感光性ハロゲン化銀は、画像形成後の白濁を低く抑えるために、又、良好な画質を得るために粒子サイズが小さいものが好ましい。平均粒子サイズで0.1μm以下、好ましくは10〜100nm、特に20〜80nmが好ましい。平均粒子径が10nm未満の場合、感度が低く銀濃度2.5以上を得ることが難しく、一方、平均粒子径が100nmを超えるとヘイズが劣化するので好ましくない。
【0066】
ハロゲン化銀の形状としては特に制限はなく、立方体、八面体の、いわゆる正常晶や正常晶でない球状、棒状、平板状等の粒子がある。又ハロゲン化銀組成としても特に制限はなく、塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、沃化銀の何れであってもよい。
【0067】
上記ハロゲン化銀の量は、ハロゲン化銀及び後述の有機銀塩の合計総量に対し50質量%以下、好ましくは25〜0.1質量%、更に好ましくは15〜0.1質量%の間である。
【0068】
ハロゲン化銀形成成分を用いて有機銀塩の一部をハロゲン化銀に変換させる工程の反応温度、反応時間、反応圧力等の諸条件は、作製の目的に合わせ適宜設定することができるが、通常、反応温度は−23〜74℃、反応時間は0.1秒〜72時間であり、反応圧力は大気圧に設定されるのが好ましい。
【0069】
上記した各種の方法によって調製される感光性ハロゲン化銀は、例えば含硫黄化合物、金化合物、白金化合物、パラジウム化合物、銀化合物、錫化合物、クロム化合物、又はこれらの組合せによって化学増感することができる。この化学増感の方法及び手順については、例えば米国特許4,036,650号、英国特許1,518,850号、特開昭51−22430号、同51−78319号、同51−81124号等に記載されている。
【0070】
本発明に使用するハロゲン化銀は、必要により分光増感色素で増感することができ、例えば特開昭63−159841号、同60−140335号、同63−231437号、同63−259651号、同63−304242号、同63−15245号等、米国特許4,639,414号、同4,740,455号、同4,741,966号、同4,751,175号、同4,835,096号等に記載された増感色素を使用することができる。有用な増感色素として、例えば特開平9−34078号、同9−54409号、同9−80679号に記載の化合物を好ましく使用できる。
【0071】
(有機銀塩)
本発明のドライイメージング材料に含有される有機銀塩は還元可能な銀源であり、還元可能な銀イオン源を含有する有機酸、ヘテロ有機酸及び酸ポリマーの銀塩などが用いられる。又、配位子が、4.0〜10.0の銀イオンに対する総安定定数を有する有機又は無機の銀塩錯体も有用である。銀塩の例は有機酸の塩(没食子酸、蓚酸、ベヘン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の塩)等を挙げることができる。
【0072】
(還元剤)
本発明のドライイメージング材料に含有される好ましい還元剤の例は、米国特許3,770,448号、同3,773,512号、同3,593,863号等に記載のものが適用できるが、好ましい還元剤の具体例を以下に示す。
【0073】
K−1:1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,5,5−トリメチルヘキサン
K−2:ビス(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)メタン
K−3:2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン
K−4:4,4−エチリデン−ビス(2−t−ブチル−6−メチルフェノール)
K−5:2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
上記化合物は、水に分散したり、有機溶媒に溶解して使用する。有機溶媒は、メタノールやエタノール等のアルコール類やアセトンやメチルエチルケトン等のケトン類、トルエンやキシレン等の芳香族系を任意に選択することができる。還元剤の使用量は、銀1モル当たり1×10-2〜10モル、好ましくは1×10-2〜1.5モルである。この範囲未満では現像性が劣化するし、範囲を超えるとカブリの増大や保存性が劣化する。
【0074】
(結合剤)
ドライイメージング材料の感光層又は非感光層に用いられる高分子結合剤としては、ポリビニルブチラール、ポリアクリルアミド、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル共重合体などが挙げられる。更に乾燥後、膜を形成した後、その塗膜の平衡含水率の低いものが好ましく、特に含水率の低いものとして、例えば有機溶媒系のセルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート及びポリアセタールを挙げることができる。
【0075】
ポリアセタールは、ポリ酢酸ビニルを鹸化することによりポリビニルアルコールを製造し、このポリビニルアルコールをアルデヒド化合物と反応させて得られるポリマーを意味するが、好ましいポリアセタールは、ブチルアルデヒドでアセタール化をしたポリブチラール、アセトアルデヒドでアセタール化したポリアセタール(狭義でのポリアセタール)が好ましい。アセタール化は、1〜100%まで理論的には存在するが、実用的には20〜95%が好ましい。アセタール化度が低いと水酸基が多くなり、写真性能において湿度に弱い特性を示し、アセタール化度が高いと反応温度や時間が過酷になり、コストや生産性が低下する。
【0076】
水系塗布用には、水分散系ポリマーのスチレンとブタジエンの共重合体、スチレンとアクリル酸アルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステル類の共重合体、アクリル酸アルキルエステル類とメタクリル酸アルキルエステルの共重合体を挙げることができる。又、上記水分散系ポリマーとしては、平均粒子径が1nm〜数μmの範囲の微粒子で水系分散媒中に分散されたものが好ましい。
【0077】
水分散系ポリマーは、水系塗布の結合剤として広く使用されている中で耐水性を向上させることができる点から疎水性であることが特に好ましい。ポリマーの重合度は、10程度から1万程度まで自由に選択することができるが、100〜6000が塗布性や合成する時の生産性から好ましい。
【0078】
(架橋剤)
結合剤は単独で造膜することにより、下層や上層との接着を保持し、傷の付き難い膜強度を得ることができるが、架橋剤を使用することにより更に膜接着や膜強度を高めることができる。本発明に好ましい架橋剤剤は、イソシアナート基、ビニルスルホニル基、エポキシ基及びアルコキシシラン基を有する架橋剤が好ましい。
【0079】
特に好ましい架橋剤は、1分子中にイソシアナート基、ビニルスルホニル基尾及びエポキシ基を少なくとも2個有する多官能型架橋剤を挙げることができる。好ましい架橋剤として下記H−1〜H−18を例示する。
【0080】
H−1:ヘキサメチレンジイソシアナート
H−2:ヘキサメチレンジイソシアナートの3量体
H−3:トリレンジイソシアナート
H−4:フェニレンジイソシアナート
H−5:キシリレンジイソシアナート
【0081】
【化10】
Figure 0004161640
【0082】
【化11】
Figure 0004161640
【0083】
上記架橋剤は、水、アルコール類、ケトン類、非極性の有機溶媒類に溶解して添加してもよいし、塗布液中に固形のまま添加してもよい。添加量は、架橋する基と当量が好ましいが10倍まで増量してもよいし、10分の1以下まで減量してもよい。少なすぎると架橋反応が進まないし、多すぎると未反応の架橋剤が写真性を劣化させるので、共に好ましくない。
【0084】
(必要に応じてAH層又はBC層に使用される染料)
ドライイメージング材料は、必要により該ドライイメージング材料のハレーション防止用又はイラジエーション防止用のAH層又はBC層が設けられ、該AH層又はBC層に用いられる染料としては画像露光光を吸収する染料であればよく、好ましい例として特開平2−216140号、同7−13295号、同7−11432号、米国特許5,380,380,635号等に記載の染料を挙げることができる。
【0085】
(支持体)
支持体としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)又はシンジオタクチックポリスチレン(s−PS)等の支持体が好ましく、2軸延伸や熱固定した、光学的に等方性が高く、寸法安定性の良い50〜400μm厚のものがよい。
【0086】
(画像露光)
ドライイメージング材料の露光方法としては、特開平9−304869号、同9−311403号及び特開2000−10230等に記載の方法によりレーザー露光することができる。本発明においては、ドライイメージング材料に付与した感色性に対し適切な光源を用いることが望ましい。例えば、該感光材料を赤外光に感じ得るものとした場合は、赤外光域ならば如何なる光源にも適用可能であるが、レーザーパワーがハイパワーであることや、感光材料を透明にできる等の点から、赤外半導体レーザー(780nm、820nm)がより好ましく用いられる。
【0087】
(熱現像装置)
ドライイメージング材料を現像するには、特開平11−65067号、同11−72897号及び同11−84619号に記載の装置を使用することができる。
【0088】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明の実施の態様は、これらにより限定れない。尚、特に断りない限り、実施例中の「%」は「質量%」を示す。
【0089】
実施例1
以下の手順でドライイメージング材料試料を作製した。
【0090】
〈下塗済み支持体の作製〉
厚さ175μmのPET支持体の両面に12W/m2・分のコロナ放電処理を施し、一方の面に下記組成の下塗塗布液a−1を乾燥膜厚0.6μmになるように塗設して下塗層A−1を設け、又、反対側の面に下記組成の下塗塗布液b−1を乾燥膜厚0.6μmになるように塗設して下塗層B−1を設けた。
(下塗塗布液a−1)
ブチルアクリレート/t−ブチルアクリレート/スチレン/2−ヒドロキシエチルアクリレート(30/20/25/25%比)の共重合体ラテックス液(固形分30%)を15倍に希釈する。
(下塗塗布液b−1)
ブチルアクリレート/スチレン/グリシジルアクリレート(40/20/40%比)の共重合体ラテックス液(固形分30%)を15倍に希釈する。
【0091】
引き続き、下塗層A−1及び下塗層B−1の表面に12W/m2・分のコロナ放電を施し、下塗層A−1の上には下記組成の下塗上層塗布液a−2を塗布・乾燥して下塗層A−2(感光層側用)を設け、下塗層B−1の上には下記組成の下塗上層塗布液b−2を塗布・乾燥して帯電防止機能を持つ下塗上層B−2(BC層用)を設けた。各素材の数値は塗布面1m2当たりの付量を示す。
Figure 0004161640
上記下塗り支持体の上に、下記組成のAH層、感光層、感光層保護層を同時重層塗布した。尚、感光層に先立ち、BC層とBC層保護層を予め同時重層塗布した。
【0092】
まず、塗布に先立ち、ハロゲン化銀乳剤を調製し、次いで、このハロゲン化銀乳剤を用いて有機銀塩を調製した。
【0093】
〈ハロゲン化銀乳剤Aの調製〉
水900ml中にイナートゼラチン7.5g及び臭化カリウム10mgを溶解し、28℃、pH3.0に合わせた後、硝酸銀74gを含む水溶液370mlと(98/2)のモル比の臭化カリウムと沃化カリウムを含む水溶液を、pAg7.7に保ちながらコントロールドダブルジェット法で10分間かけて添加した。硝酸銀の添加と同期してヘキサクロロイリジウムのナトリウム塩を1×10-6モル/銀1モル添加した。その後、安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン0.3gを添加し、水酸化ナトリウムでpHを5に調整して、平均粒子サイズ0.036μm、投影直径面積の変動係数8%、〔100〕面比率87%の立方体沃臭化銀粒子を得た。この乳剤にゼラチン凝集剤を用いて凝集沈降させ脱塩処理後、水を加えて160mlに仕上げた。
【0094】
〈有機銀塩の調製〉
3980mlの純水に、ベヘン酸111.4g、アラキジン酸83.8g、ステアリン酸54.9gを80℃で溶解した。次に高速で攪拌しながら1.5モルの水酸化ナトリウム水溶液540.2mlを添加し、濃硝酸6.9mlを加えた後、55℃に冷却して有機酸ナトリウム溶液を得た。この有機酸ナトリウム溶液を55℃に保ったまま、前記ハロゲン化銀乳剤A(銀0.038モルを含む)と純水420mlを添加し、5分間攪拌した。
【0095】
次に1mol/Lの硝酸銀溶液760.6mlを2分間かけて添加し、更に20分攪拌し、濾過により水溶性塩類を除去した。その後、濾液の電導度が2μS/cmになるまで脱イオン水による水洗、濾過を繰り返し、最後に遠心脱水後、乾燥した。
【0096】
〈感光層及びBC層の塗布〉
前記下塗層を施した支持体上に、以下の感光層側及びBC層側の各層を塗布・乾燥した。尚、乾燥は感光層側及びBC層側共、45℃、1分間で行った。
【0097】
〈BC層側塗布〉
バック面側には、以下の組成物を調製した塗布液を、以下の付量(1m2当たり)になるように同時重層塗布・乾燥してBC層を形成した。
(BC層塗布液)
結合材(PVB−1) 1.8g
染料(C−1) 2.2×10-5モル
(BC保護層塗布液)
スチレン−アクリル酸エチル−アクリル酸アミド共重合体 1.2g
本発明の一般式(1)の化合物(表1記載) 1.2×10-3モル
〈感光層側の塗布〉
(AH層塗布液)
結合剤(PVB−1) 0.4g
染料(C−1) 1.3×10-5モル
〈感光層の塗布〉
感光層形成のため以下の組成物の塗布液を調製し、以下の付量(ドライイメージング材料1m2当たり)になるように塗布・乾燥した。銀量として1.36g/m2になる量の前記有機銀塩の調製液をポリマー結合剤と混合した。
(感光層塗布液)
結合剤(PVB−1) 2.6g
分光増感色素(A−1) 2×10-5モル
カプラー(表1記載) 8×10-3モル
発色現像剤(表1記載) 4×10-3モル
カブリ防止剤1(ピリジニウムヒドロブロミドペルブロミド) 0.3mg
カブリ防止剤2(イソチアゾロン) 1.2mg
還元剤(K−4) 3×10-4モル
〈表面保護層の塗布〉
以下の組成物を加えて調製した塗布液を、以下の付量(ドライイメージング材料1m2当たり)になるように上記感光層上に塗布・乾燥して表面保護層を形成した。
【0098】
スチレン−アクリル酸エチル−アクリル酸アミド共重合体 1.2g
フタラジン 0.2g
4−メチルフタル酸 0.7g
テトラクロロフタル酸 0.2g
一般式(1)の化合物(表1記載) 1.2×10-3モル
シリカ(平均粒子径3μm) 0.02g
尚、一般式(1)の化合物の比較化合物として下記の活性剤Eを使用した。
【0099】
活性剤E:C817SO2N(C37)CH2COOK(特開2002−49123明細書68頁に記載の化合物E)
使用した添加剤の構造を示す。
【0100】
【化12】
Figure 0004161640
【0101】
このようにして、ドライイメージング材料試料101〜123を得た。
《写真性能の評価》
各試料を25℃・48%RH(相対湿度)の雰囲気下に3日間保存した後、810nmの半導体レーザー露光用の感光計で露光し、露光後120℃で8秒間加熱した後、得られた試料のカブリと感度を求めた。
【0102】
《色調の評価》
現像済み試料の濃度1.0付近の画像の色調を目視で5段階評価した。評価基準は、標準として許容されている色調見本のレベルを5、微かに劣るレベルを4、実質的に問題のないレベルを3、劣るレベルを2、問題となるレベルを1とした。
【0103】
《塗布性の評価》
試験体をスライド塗布機で塗布し、乾燥ゾーン長40m、直径10cmの鏡面ステンレスローラ300本を有する塗布乾燥性試験機で、3N/cmの張力で100m/分の速度で300m搬送させながら、乾燥温度45℃で乾燥させた後、試験片として30cm幅、長さ1mの大きさを裁断し、濃度1.0になるようにレーザー感光計の露光量を調節して熱現像した。
【0104】
塗布性は、自動濃測計で1cm間隔に濃度を測定し、5段階評価した。全計測点の濃度が1.00〜±0.005以内をレベル5、濃度が1.00±0.01以内をレベル4.5、濃度が1.00±0.02以内をレベル4、濃度が1.00±0.03以内をレベル3、濃度が1.00±0.04以内をレベル2、上記範囲を超えるレベルを1として評価した。結果を併せて表1に示す。
【0105】
【表1】
Figure 0004161640
【0106】
表1より、本発明のカプラー、発色現像剤及び一般式(1)の化合物を使用することにより、色調と塗布性が共に改良されることが判る。
【0107】
実施例2
実施例1と同様にしてドライイメージング材料試料201〜221を作製した。ただし、バッキング層側の一般式(1)の化合物として全てSF−6を使用し、表2に記載のカプラー、発色現像剤及び架橋剤を使用した。尚、架橋剤の添加量は1.03×10-4モル/m2とした。カプラー及び発色現像剤の添加位置は表2記載の如く感光層又は保護層に添加した。
【0108】
各試料について実施例1と同様の評価を行い、表2に示す結果を得た。
【0109】
【表2】
Figure 0004161640
【0110】
表2より、本発明のカプラー、発色現像剤、一般式(1)の化合物及び架橋剤を使用することで、色調と塗布性が改良された。又、カプラー又は発色現像剤を保護層に添加すると、一般式(1)の化合物の添加により塗布性が向上することが判った。
【0111】
【発明の効果】
本発明により、色調と塗布性が共に改善されたドライイメージング材料を提供できた。

Claims (4)

  1. 少なくとも感光性ハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤及び結合剤を含有するドライイメージング材料において、該ドライイメージング材料がカプラー、発色現像剤及び下記一般式(1)で示される化合物を含有し、カプラー又は発色現像剤が前記一般式(1)で示される化合物の存在する層に含有されることを特徴とするドライイメージング材料。
    一般式(1) Rf−(L−A・M
    〔式中、Rfは少なくとも1個の弗素原子で置換された炭素数1〜4の複数の鎖基が酸素原子を含む基で連結された基を表し、Lは弗素原子を含有しない2価の連結基を表す。Aはスルホン酸アニオン又はカルボン酸アニオンを、Mは水素原子、アルカリ金属原子カチオン又はアンモニウム基を表し、nは0又は1を表す。〕
  2. 前記カプラーが下記一般式(2)で示されることを特徴とする請求項1記載のドライイメージング材料。
    Figure 0004161640
    〔式中、Xは水素原子又は置換基を、R21及びR22は各々、5又は6員の環を形成してもよい置換基を表すが、少なくとも一方は電子求引性基である。〕
  3. 前記発色現像剤が下記一般式(3)、一般式(4)又は一般式(5)で示されることを特徴とする請求項1又は2記載のドライイメージング材料。
    Figure 0004161640
    〔式中、R31、R32、R33及びR34は各々、水素原子又は置換基を表し、R35は、それぞれ置換もしくは無置換のアルキル基、アリール基又は複素環基を表す。LはSO又はSOを表す。〕
    Figure 0004161640
    〔式中、R41、R42、R43及びR44は各々、水素原子又は置換基を表すが、R41とR42、R43とR44とが互いに結合して5〜7員環を形成してもよい。R45、R46、及びR47は各々、アルキル基、アリール基、複素環基、アシル基又はスルホニル基を表す。LはSO又はSOを表す。〕
    一般式(5) R51−NHNH−R52
    〔式中、R51は炭素原子でNHNH−R52と結合する5〜7員の不飽和環を表し、R52はカルバモイル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルホニル基又はスルファモイル基を表す。〕
  4. 前記結合剤がビニルスルホニル基、トリメトキシシリル基、イソシアナート基又はエポキシ基を有する架橋剤で架橋されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のドライイメージング材料。
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