JP4160971B2 - 階段の養生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、階段の段板や踏面の汚れや損傷を防止する階段の養生方法に関する。
一般に、建物の施工時には建築資材を階上へ運ばなければならないため、比較的早い段階で建物の階段部を施工し、この施工された階段を利用して上下階の移動が行われている。このとき、作業者は作業靴などを履いたまま建物の内外で作業し、階段を利用するので、建物の引き渡しまでに階段の表面を汚したり、損傷したりするおそれがあり、それを防止するために、階段の段板を養生しておく必要があった。
従来、階段を養生するには、クッション性のある発泡シート材や、階段の外形に沿う形状の金属製カバー材等がよく用いられており、このような発泡シート材や金属製カバー材を段板に取り付けて養生していた。
この種の養生方法として、例えば特許文献1には、踏板保護シートと弾性挟着片からなる養生カバーを階段に取り付けて踏板を保護する方法が記載されている。挟着片の裏面にはゴム等の摩擦係数の大きい素材が貼着されており、この挟着片を段鼻部に挟着させて保護シートを固定するように構成されている。また保護シートは、裏面に両面テープを貼着しておき、踏板に密着させる方法も記載されている。
特許文献2に記載された養生カバーは、亜鉛メッキ等の防錆処理を施した薄肉の金属板により形成され、段板の踏面と同一形状の矩形状とした踏面保護部と、この踏面保護部の幅方向両縁部から連続する端部保護部とを備えた構成とされている。そして、踏面に踏面保護部を当接させるとともに端部保護部を段板の手前側および奥側の端部にそれぞれ嵌め込み、カバーを固定するようになされる。
実公平7−32762号公報 特開平9−195517号公報
しかしながら、特許文献1にあるような養生カバーを用いた養生方法は、保護シートを段鼻部において固定するだけであるので、踏板と蹴込みの取り合い部分がめくれたり、ずれたりしやすくなり、蹴込み板に沿って上方に屈曲させた部分は垂れ落ちてしまうので、階段を昇降する者がつまずく原因となる。また、このような位置ずれ等を防止するために両面テープを使用する場合には、保護シートの裏面に両面テープを貼着する作業が必要になり手間がかかることに加え、保護シートを除去する際には両面テープが踏板に残留してしまうという課題もあった。
また、特許文献2にあるような薄肉の金属板を養生カバーに用いる方法では、養生カバーが硬質であるので雨天時に階段が濡れると滑りやすくなり、屋外階段に適用すると安全面で問題があった。
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、階段の汚れや損傷を防止するだけでなく、階段に敷設する養生材のめくれ上がりや位置ずれ等を防止して安全な昇降を可能にするとともに、屋外階段にも好適に実施でき雨天時の滑りやすさを解消することのできる階段の養生方法を提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明に係る階段の養生方法は、下段の奥部の上方に上段の段鼻が被さるように上下の段板が配設された階段に、適当な厚みと弾性を有するシート状養生材を、少なくとも段板の踏面から段鼻裏面までを覆うように敷設し、上下の段板間隔とほぼ同寸の高さ寸法を有する硬質の固定板材を上下の段板間に嵌め込み、シート状養生材の端部を固定板材と段板との間に挟み込むことによって固定して階段を養生することを特徴としている。
この発明によれば、敷設したシート状養生材は、その端部が固定板材によって段板の奥部と、段鼻の裏面とにおいて押さえられるので、階段を昇降しても、シート状養生材がずれたりめくれ上がったりするのを防止し、安全に昇降できるとともに、階段の汚れや損傷を防ぐことができる。また、シート状養生材の固定が固定板材を段板間に嵌め込むことによってなされているので、階段の養生作業に手間がかからず容易に実施することができる。
シート状養生材としては、ゴム系材料からなるシート材であることが好ましい。これにより、屋外階段を養生した場合にシート状養生材が雨水等で濡れても滑りにくくすることができ、安全性が高められる。
固定板材については、階段幅の1/2以上の幅を有して形成され、階段の幅方向の中央部近傍に配置されることが好ましい。通常、階段の昇降によって最も汚れたり損傷したりしやすいのは、階段の幅方向の中央部近傍であり、かかる部分に固定板材を配置することにより重点的に養生することができる。
上述のように構成される本発明の階段の養生方法によれば、階段の汚れや損傷を防止するだけでなく、階段に敷設する養生材のめくれ上がりや位置ずれ等を防止して、昇降時の安全性を確保することができる。また、養生材は上下の段板間で固定板材に挟み込まれて固定されるので、養生作業に手間がかからず、作業を迅速に進めることができる。
また、本発明の階段の養生方法は、ゴム系材料からなるシート状養生材を敷設するように構成されたので、屋外階段の養生に利用しても雨で滑りやすくなることがなく、安全に階段の昇降を行うことができる。
以下、本発明に係る階段の養生方法を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の階段の養生方法を示す断面図である。
本発明に係る養生方法は、段板11が高さ方向に間隔Hで配設され、下段の段板11の奥部の上方に、上段の段鼻12が被さるような構造の階段1に適用される。
この階段1の段板11は、シート状養生材2によって覆われる。段板11を覆うシート状養生材2は、適当な厚みと弾性を有する柔軟な素材からなることが好ましい。特に、屋外階段の養生を行う場合には、このシート状養生材2が雨などで濡れても滑らない、例えばゴム系材料からなるシートであることが好ましい。
かかるシート状養生材2を、少なくとも段板11の奥部から段鼻12の裏面までを覆うように敷設する。シート状養生材2は、あらかじめ段板11の大きさに合わせた寸法に形成されたものを用いてもよいが、階段幅よりも幅広に形成されている場合には、シート状養生材2の柔軟性を利用して、段板の大きさに合わせて端部を折り畳んだり、切断したりして、必要な幅に調整することにより使用してもよい。このように端部を折り畳むなどしてシート状養生材2を使用すれば、一種類の養生材で異なる段板11の大きさに対応することができる。
次に、段板間隔Hとほぼ同寸の高さ寸法を有する硬質の固定板材3を、シート状養生材2を敷設した上下の段板間に嵌め込む。この固定板材3には、例えば、プラスチック、合板、アルミ複合材等の各種の材質からなるものを使用することができる。また固定板材3は、階段幅の1/2以上の幅を有して形成されており、階段1の幅方向の中央部近傍に配置される。このように固定板材3を配置することで、階段の最も汚れやすい中央部近傍をカバーすることができる。
このとき、固定板材3は上下の段板間に斜めに差し込んで、下段に敷設されたシート状養生材2の端部を押さえ、さらに固定板材3の上部を蹴込み方向へ押し込むようにして垂直に起こして配置される。上下の段板間は、シート状養生材2の厚み分だけ間隔Hが狭められているので、ここに固定板材3が押し込まれることで、シート状養生材2が強固に挟み込まれる。これにより、上段の段鼻12の裏面に配設されたシート状養生材2の端部も押さえられ、シート状養生材2が階段1に固定される。
敷設されたシート状養生材2は、その端部が固定板材3によって段板11の奥部と、段鼻12の裏面において押さえられているので、階段1の昇降によって特に動きやすい、踏面の奥行き方向に固定されている。したがって、シート状養生材2が、段板11からめくれ上がったり、ずれたりするのを防止でき、階段1を安定して養生できるとともに安全に昇降することができる。また、シート状養生材2の固定が固定板材3を段板間に嵌め込むことによってなされるので、階段1の養生作業に手間がかからず容易であり、汎用性も高いものとすることができる。
次に、本発明に係る階段の養生方法の実施例について、図2を参照しつつ説明する。図2は、本発明の養生方法により養生した階段の一例を示す斜視図である。
例示の階段1は、段板11の奥部の立ち上がり部分に、蹴込み板13が配設された構造となっている。この階段1に敷設するシート状養生材2は、あらかじめ階段1の踏面の大きさに合わせた大きさとされ、段鼻12の前面側までを覆うように形成されている。
さらに、このシート状養生材2の中央部は、他の部分より長く形成されて段鼻12から垂れ下がる舌片21となされている。例示の形態では、階段幅が約100cmであるのに対し、この舌片21は、階段1の幅方向中央部において約50cm程度の幅で形成されている。また、舌片21は、段鼻12に巻き付けることにより、その裏面まで覆うことができる長さに形成されている。
かかるシート状養生材2を階段1に固定する固定板材3は、前記舌片21に対応して約50cmの幅で形成されている。そして、かかる固定板材3を、舌片21の前方に配置して上下の段板間に斜めに差し込み、下段に敷設したシート状養生材2を押さえつつ、蹴込み板13に当接させるように押し込む。これにより、上段に敷設したシート状養生材2の舌片21が段鼻12の裏面側へ回り込み、固定板材3によって固定される。
このように固定板材3を上下の段板間に固定することによって、シート状養生材2の端部を、固定板材3と段板11との間にそれぞれ挟み込むことができ、シート状養生材2で階段1の段板11および段鼻12を覆うとともに、固定板材3で蹴込み板の中央部近傍を覆うことができる。したがって、階段1の昇降によって最も汚れたり損傷したりしやすい部分を重点的に覆って養生することができる。また、かかる養生方法は、屋外階段または屋内階段のいずれにおいても好適に実施することができ、階段を昇降する者の安全を確保することができる。
本発明に係る階段の養生方法は、建物の施工中や、完了後の家具の搬入、または引越し時などにおいて階段の段板や踏面の汚れや損傷を防止するのに好適に利用することができる。
本発明に係る階段の養生方法を示す断面図である。 本発明の養生方法により養生した階段の斜視図である。
符号の説明
1 階段
11 段板
12 段鼻
2 シート状養生材
21 舌片
3 固定板材

Claims (3)

  1. 下段の奥部の上方に上段の段鼻が被さるように上下の段板が配設された階段に、適当な厚みと弾性を有するシート状養生材を、少なくとも段板の踏面から段鼻裏面までを覆うように敷設し、上下の段板間隔とほぼ同寸の高さ寸法を有する硬質の固定板材を上下の段板間に嵌め込み、シート状養生材の端部を固定板材と段板との間に挟み込むことによって固定して階段を養生することを特徴とする階段の養生方法。
  2. シート状養生材はゴム系材料からなることを特徴とする請求項1に記載の階段の養生方法。
  3. 固定板材は階段幅の1/2以上の幅を有して形成され、階段の幅方向の中央部近傍に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の階段の養生方法。
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