JP4158584B2 - エンジン始動装置の異常診断装置 - Google Patents

エンジン始動装置の異常診断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用エンジンの始動装置に適用される異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エンジンの始動装置として、スタータモータの出力軸とクランク軸との間に始動ギヤ列が設けられ、その始動ギヤ列の途中にワンウェイクラッチが設けられることにより、始動ギヤ列に含まれる一部のギヤがエンジンの運転中にクランク軸と一体に回転する常時噛み合い式の始動装置が知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する従来技術として特許文献2及び3がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−120514号公報
【特許文献2】
特開2001−207942号公報
【特許文献3】
特開平11−230014号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、常時噛み合い式の始動装置では、ワンウェイクラッチに異常が生じた場合、クランク軸の回転がワンウェイクラッチを介してスタータモータ側に伝達されることがある。例えば、ワンウェイクラッチに内蔵された回転伝達の切り替え用の爪やスプラグ等の機械要素がクラッチの軌道面に噛み込んで、本来であれば回転が伝わらない方向にも回転が伝達されてしまうことがある。そして、クランク軸によってスタータモータが駆動されると、スタータモータに限度を超える遠心力が作用してスタータモータが故障するおそれがあり、また、スタータモータ側がエンジンの負荷となって燃費悪化等の影響が生じる。このようなエンジン始動装置のワンウェイクラッチの異常を検出する手段は従来の始動装置に特に設けられていない。また、ワンウェイクラッチに代えて電磁クラッチ等の方向依存性のないクラッチを利用したとしても、クラッチの固着等で回転伝達経路の切り離しが不可能となれば同様の問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明はエンジン始動装置に設けられたクラッチ手段の異常を検出できる異常診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スタータモータとクランク軸とを接続する始動ギヤ列中に、前記クランク軸から前記スタータモータへの回転伝達を阻止するクラッチ手段が設けられたエンジン始動装置に適用される異常診断装置において、エンジンの負荷を当該負荷に応じて制御されるべき特定の運転パラメータを介して検出する負荷検出手段と、エンジンがアイドリング運転状態又はエンジンが搭載された車両の走行負荷が一定とみなせるような定速走行状態にあるときの前記負荷検出手段の検出結果に基づいて前記クラッチ手段の異常の有無を判別する異常判別手段と、を備えることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
【0007】
この発明によれば、クラッチ手段に異常が生じてスタータモータ側がエンジンの負荷として作用すると、エンジンの制御装置がその負荷増に見合って運転パラメータを変化させ、その変化が負荷検出手段にて検出される。従って、エンジンがアイドリング運転状態又はエンジンが搭載された車両の走行負荷が一定とみなせるような定速走行状態にあるときの負荷を監視し、運転状態が変化していないにも関わらずエンジンの負荷が増加したか否かを監視すればクラッチ手段の異常の有無を判別することができる。
【0008】
本発明の異常診断装置において、前記負荷検出手段は、前記特定の運転パラメータとして燃料噴射量を検出し、前記異常判別手段は、前記クラッチ手段の正常時に前記状態に対応して定められるべき燃料噴射量に対して、前記負荷検出手段が検出する燃料噴射量が所定限度を超えて大きい場合に前記クラッチ手段が異常と判断してもよい(請求項2)。
【0009】
エンジンの燃料噴射量は負荷に応じて増減されるので、クラッチ手段の異常によってエンジンの負荷が増加すればエンジンの制御装置はその負荷の増加に見合って出力が上昇するように燃料噴射量を増加させる。従って、クラッチ手段が正常でかつエンジンがアイドリング運転状態又はエンジンが搭載された車両の走行負荷が一定とみなせるような定速走行状態にあるときに定められるべき本来の燃料噴射量を基準とし、その基準と実際の燃料噴射量とを対比することによりクラッチ手段の異常を判別することが可能となる。
【0010】
なお、前記状態はアイドリング運転状態であることが好ましい(請求項3)。アイドリング状態では、未知の走行負荷がエンジンに作用するおそれがなく、エンジン補機類の駆動負荷のような既知の負荷がエンジンに作用するのみである。従って、クラッチ手段の異常に伴う負荷変動を容易に検出することができる
【0013】
本発明の異常診断装置は、エンジンの用途を問わずに適用することができる。エンジンが車両に搭載される場合には、さらにその車両の走行中に前記異常判別手段にて前記クラッチ手段が異常と判断された場合に所定の警告を乗員に対して通知する警告手段を備えてもよい(請求項)。前記車両の停止中に前記異常判別手段にて前記クラッチ手段が異常と判断された場合に前記エンジンを停止させる強制停止手段を備えてもよい(請求項)。クラッチ手段の異常はスタータモータの故障の原因となり得るため、走行中であれば警告してエンジンの停止を促し、車両が停止していれば直ちにエンジンも止めてクラッチ手段の異常による燃費悪化等の影響の拡大を防ぐことが望ましいからである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係る始動装置とこれが適用されるエンジンとを示している。図1において、エンジン1は、例えば自動車に走行用の動力源として搭載されるものであって、シリンダ2とピストン3とによって規定される燃焼室4に燃料噴射弁5から燃料を噴射して燃料混合気を形成し、その燃料混合気に点火プラグ6から着火して燃焼室4に燃焼を生じさせ、その燃焼エネルギでピストン3を往復運動させ、その往復運動をコンロッド7からクランク軸8に伝達してクランク軸8を回転させる周知のレシプロ式火花点火内燃機関として構成されている。燃料噴射弁5から噴射される燃料にはガソリンが好適に用いられるが、他の燃料でもよい。
【0015】
エンジン1には、燃焼室4と吸気通路9及び排気通路10との間をそれぞれ開閉する吸気バルブ11及び排気バルブ12が設けられるとともに、各バルブ11、12を駆動するカム13、14、吸気通路9からの吸気量を調整するスロットルバルブ15が設けられる。スロットルバルブ15は不図示のアクセルペダルの踏み込み量に応じてその開度が変化する。
【0016】
エンジン1にはこれを始動させるためのエンジン始動装置20が設けられている。図2により詳しく示したように、始動装置20は、スタータモータ21と、エンジン1のクランク軸8にスタータモータ21の回転を伝達する始動ギヤ列22とを備えている。始動ギヤ列22は、スタータモータ21の出力軸21aによって駆動されるスタータギヤ23と、クランク軸8及びスタータモータ21と平行に設けられた支持軸24上にスタータギヤ23と噛み合うように設けられたドリブンギヤ25と、支持軸24上にクラッチ手段としてのワンウェイクラッチ26を介して同軸的に設けられた中間ギヤ27と、中間ギヤ27と噛み合うようにしてクランク軸8と一体回転可能に設けられたクランクギヤ28とを備えている。スタータギヤ23とドリブンギヤ25、中間ギヤ27とクランクギヤ28との間の歯数比はそれぞれのギヤ間でスタータモータ21の出力軸21a側からクランク軸8側に向かって回転が減速して伝達されるように設定されている。従って、ギヤ列22においては回転が漸次減速されてクランク軸8まで伝達される。ドリブンギヤ25は支持軸24と一体回転可能である。ワンウェイクラッチ26は支持軸24から中間ギヤ27への回転伝達を許容し、中間ギヤ27から支持軸24への回転伝達を阻止する。
【0017】
図1に戻って、エンジン1にはその運転状態を制御するためにエンジンコントロールユニット(ECU)30が設けられている。ECU30はマイクロプロセッサ、及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺装置を含んだコンピュータとして構成され、ROMに記録されたプログラムに従ってエンジン1の運転状態を制御するために必要な各種の処理を実行する。一例として、ECU30はアクセルペダルを通じて与えられる運転者の要求に応じた運転状態が得られるように燃料噴射弁5からの燃料噴射量を変化させる燃料噴射制御を実行する。その燃料噴射制御において、ECU30はエアフローメータ31が検出する吸入空気量と、クランク角センサ32の出力に基づいて特定されるクランク軸8の回転数(回転速度)とから基本燃料噴射量を演算し、その基本燃料噴射量を吸気温や空燃比等の検出値又は予測値に応じて補正して燃料噴射量を決定し、その決定した燃料噴射量が得られるように燃料噴射弁5の燃料噴射動作を制御する。
【0018】
また、ECU30はスロットルバルブ15の開度をスロットルポジションセンサ33にて監視し、スロットルバルブ15の開度が最小値、つまりアクセルペダルの踏み込み量が0となるアイドル状態を検出すると、所定のアイドル回転数が維持されるようにアイドルスピードコントロールバルブ34の開度を制御する。例えば、アイドリング運転中にクランク角センサ32によって検出されるエンジン回転数が所定のアイドル回転数から低下すると、ECU30はアイドルスピードコントロールバルブ34を開いて吸入空気量を増加させる。吸入空気量が増加すれば上述した燃料噴射制御において基本燃料噴射量が増量され、その影響でエンジン1の出力が上昇してクランク軸8の回転数が所定のアイドル回転数に復帰する。なお、以上の燃料噴射量制御及びアイドル回転数の制御は公知であり、これ以上の詳細は省略する。
【0019】
さらに、ECU30はエンジン1の運転中に図3に示す異常診断ルーチンを所定の周期で繰り返し実行する。この異常診断ルーチンにおいて、ECU30はまずステップS1で診断前提条件が成立しているか否か判断する。診断前提条件は、エンジン1が安定した状態で運転されている場合に成立するよう定めることが適当であり、ここではアイドリング運転状態のときに診断前提条件が成立するものとする。診断前提条件が成立しなければ今回の異常診断ルーチンを終える。一方、診断前提条件が成立していればステップS2〜S5の処理を実行し、エンジン1の運転状態を判別するための運転パラメータとして、エンジン1の補機類の電気負荷、エンジン1の回転数、スロットル開度、吸気温度、エンジン冷却水温を順次読み込む。
【0020】
続くステップS6では、ステップS2〜S6で読み込んだ運転パラメータに対応する基準燃料噴射量τbaseを、ECU30のROM内に保存されているマップから取得する。このマップは、エンジン1がアイドリング運転状態でかつワンウェイクラッチ26が正常である場合に、ECU30の燃料噴射制御において定められるべき燃料噴射量をステップS2〜S5にて取得した運転パラメータに対応付けて記述したものである。
【0021】
次に、ステップS7にて現在の平均燃料噴射量τmeanを取得する。平均燃料噴射量τmeanは、ステップS6で取得した基準燃料噴射量τbaseと異なり、ECU30が吸入空気量とクランク回転数とに応じて演算した基本燃料噴射量を空燃比等で補正した後の、実際の燃料噴射量の一定期間における平均値である。従って、ステップS7で取得される燃料噴射量τmeanはワンウェイクラッチ26が故障してスタータモータ21側、より詳しくはスタータモータ21から中間軸24までの少なくとも一部の回転部分がエンジン1の負荷として作用していれば、その負荷も考慮された値となる。
【0022】
続くステップS8では平均燃料噴射量τmeanに所定の係数K(但し、K=1以下)を乗算した値が基準燃料噴射量τbaseよりも大きいか否かを判断する。係数Kは平均燃料噴射量τmeanにスタータモータ21側の負荷が加味されているときにそれを一定レベル以上の精度で検出するために実験的に定められる値である。そして、ステップS8の条件が成立しなければ今回の異常診断ルーチンを終える。一方、ステップS8の条件が成立する場合にはワンウェイクラッチ26に異常が生じてスタータモータ21側がエンジン1の負荷になっているとみなしてステップS9へ進み、ECU30のRAMに書き込まれる異常フラグをオンにする。続いてステップS10で車両が走行中か否かを例えば車速センサ(不図示)の出力から判断する。走行中であればステップS11にて運転席の計器パネル等に設けられた警告灯を点灯させて運転者にエンジン停止を促す。一方、車両が走行中でなければステップS12に進んでエンジン1を停止させる。そして、ステップS11又はS12の処理をもって今回の異常診断ルーチンを終える。なお、ステップS12において、エンジン1の停止とともに何らかの警告を行うことが望ましい。警告なしにエンジン1を止めると運転者は何故エンジン1が停止したかが判らないからである。
【0023】
以上の実施形態によれば、ワンウェイクラッチ26が正常に動作しているときのアイドリング運転状態に応じて定められるべき基準燃料噴射量τbaseに対して、実際の平均燃料噴射量τmeanが所定の限度を超えて増加した場合にワンウェイクラッチ26の異常と診断されて警告等の対応策が実行される。従って、ワンウェイクラッチ26の異常による燃費悪化等の拡大を防止することができる。
【0024】
以上の実施形態では、図3の異常制御ルーチンをECU30が実行することにより、ECU30が異常診断装置として機能する。また、ECU30は、図3のステップS7の処理を実行することにより負荷検出手段として、ステップS8を実行することにより異常判別手段として、ステップS11を実行することにより警告手段として、ステップS12を実行することにより強制停止手段としてそれぞれ機能する。
【0025】
本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、基準燃料噴射量τbaseを取得する際に参照される運転パラメータはステップS2〜S5のものに限らず、アイドリング運転状態における本来の燃料噴射量(基準燃料噴射量τbase)を特定するために必要と考えられる各種の運転パラメータを考慮してよい。実施形態では燃料噴射量を介してエンジンの負荷を間接的に検出したが、エンジン負荷に応じて制御される限りにおいて燃料噴射量以外の各種の運転パラメータを利用してエンジン負荷を検出してもよい。
【0026】
また、エンジン負荷の検出に代え、エンジン始動後のスタータモータ21の回転を検出することによってもワンウェイクラッチ26の異常の有無を判別することができる。図4はその一例の異常診断ルーチンであって、図3と同一の処理には同一参照符号を付してある。図4の異常診断ルーチンでは、まずステップS21においてスタータモータ21の出力電圧を検出し(モータ監視手段)、続くステップS22で出力電圧からスタータモータ21が回転しているか否かを、換言すればスタータモータ21が発電しているか否かを判断する(異常判別手段)。そして、スタータモータ21が回転していればワンウェイクラッチ26に異常が生じていると判断してステップS9へ進み、以下図3と同様の処理を行う。スタータモータ21が回転していなければワンウェイクラッチ26が正常と判断して異常診断ルーチンを終える。
【0027】
なお、スタータモータ21が回転しているか否かは、スタータモータ21からワンウェイクラッチ26までのいずれかの部品の回転をセンサにて検出することによっても判別することができる。その他にも、回転音、振動等のスタータモータ21側の回転に伴って生じる各種の物理的現象を検出することによりモータ監視手段を構成することができる。
【0028】
本発明において、クラッチ手段はワンウェイクラッチに限らず、電磁クラッチのように方向を問わずに回転伝達経路の接続及び切り離しを行うクラッチであってもよい。すなわち、エンジン始動時のみクラッチを繋いでスタータモータからクランク軸への回転を伝達させ、エンジン始動後はクラッチを切り離してスタータモータへの回転伝達を阻止する場合にも、クラッチが故障して切り離し不可能となれば上記実施形態と同様にしてその異常を発見することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エンジンがアイドリング運転状態又はエンジンが搭載された車両の走行負荷が一定とみなせるような定速走行状態にあるときのエンジンの負荷の変化を、その負荷に応じて制御されるべき燃料噴射量等の特定の運転パラメータの変化を介して検出し、あるいはスタータモータの回転を検出することにより、クラッチ手段の異常の有無を判別することができる。そして、異常と判断した場合に警告を通知し、又はエンジンを停止させることにより、クラッチ手段の異常による燃費悪化等の好ましくない影響の拡大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異常診断装置が適用されるエンジンの要部を示す図。
【図2】図1のエンジンに設けられる始動装置の要部を示す部分断面図。
【図3】図1のECUを異常診断装置として機能させるための異常診断ルーチンを示すフローチャート。
【図4】スタータモータの回転を検出して異常の有無を判別する場合の異常診断ルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン
2 シリンダ
3 ピストン
5 燃料噴射弁
20 エンジン始動装置
21 スタータモータ
21a 出力軸
22 始動ギヤ列
23 スタータギヤ
24 支持軸
25 ドリブンギヤ
26 ワンウェイクラッチ(クラッチ手段)
27 中間ギヤ
28 クランクギヤ
30 ECU(異常診断装置)
31 エアフローメータ
32 クランク角センサ
33 スロットルポジションセンサ
34 アイドルスピードコントロールバルブ

Claims (5)

  1. スタータモータとクランク軸とを接続する始動ギヤ列中に、前記クランク軸から前記スタータモータへの回転伝達を阻止するクラッチ手段が設けられたエンジン始動装置に適用される異常診断装置において、
    エンジンの負荷を当該負荷に応じて制御されるべき特定の運転パラメータを介して検出する負荷検出手段と、
    エンジンがアイドリング運転状態又はエンジンが搭載された車両の走行負荷が一定とみなせるような定速走行状態にあるときの前記負荷検出手段の検出結果に基づいて前記クラッチ手段の異常の有無を判別する異常判別手段と、
    を備えたことを特徴とする異常診断装置。
  2. 前記負荷検出手段は、前記特定の運転パラメータとして燃料噴射量を検出し、前記異常判別手段は、前記クラッチ手段の正常時に前記状態に対応して定められるべき燃料噴射量に対して、前記負荷検出手段が検出する燃料噴射量が所定限度を超えて大きい場合に前記クラッチ手段が異常と判断することを特徴とする請求項1に記載の異常診断装置。
  3. 前記状態がアイドリング運転状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載の異常診断装置。
  4. 前記エンジンが車両に搭載され、該車両の走行中に前記異常判別手段にて前記クラッチ手段が異常と判断された場合に所定の警告を乗員に対して通知する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の異常診断装置。
  5. 前記エンジンが車両に搭載され、該車両の停止中に前記異常判別手段にて前記クラッチ手段が異常と判断された場合に前記エンジンを停止させる強制停止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の異常診断装置。
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