JP4158581B2 - モータ制御機器用コンソール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業機器分野で使用されるモータ制御機器用コンソールに関する。
【0002】
【従来の技術】
モータ制御機器のパラメータの確認または設定変更やモータ制御機器のモータ駆動状況をモニタするため、モータ制御機器とパソコンを通信ケーブルで接続し、通信を介してパソコン上のソフトウェアを用いる方法が一般に使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−359989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、モータの駆動状況の表示、パラメータ確認・設定等にパソコン上のソフトウェアを用いるには、バッテリを搭載したパソコンを使用する必要があり、このようなパソコンは、コストの増加、長時間の使用には商用電源を必要とするため、課題があった。
【0005】
また、モータ制御機器の故障・不具合の原因等を診断・解析するには、モータ制御機器に搭載されているマイコンのRAM内部のデータが重要である。
【0006】
このRAM内部のデータは、電源を遮断すると消失するため電源を遮断する前に保存しなければならなかった。また、被害の拡大を防止するには、迅速な対応が必要であるが、パソコンでは接続にかかる手間、操作ミス等により迅速な対応を取ることができず、課題があった。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、モータ制御機器の駆動状況の表示ができ、故障検知時の操作性がよいモータ制御機器用コンソールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明は、モータ制御機器より動作電源を受電する受電手段と、前記モータ制御機器におけるモータ回転速度、トルク等のモータ駆動状況またはパラメータを示す表示手段と、モータ駆動状況の項目を選択あるいはパラメータの設定値を確認・変更するための複数個のスイッチによる操作手段と、前記モータ駆動状況やパラメータの読出しあるいは書込みをコントロールするマイクロコンピュータと、前記パラメータを読出しあるいは書込みするための通信手段と、前記通信手段より得られた情報を保存する不揮発性メモリとを備え、故障・不具合を検知したとき、モータ制御機器内のパラメータおよびRAM内部のデータを前記不揮発性メモリに保存する。
【0009】
また、不揮発性メモリに保存したパラメータおよびRAM内部のデータを、受電手段および通信手段に接続したパソコンに送信し、故障診断・解析する。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記の課題を解決するため請求項1に記載のモータ制御機器用コンソールは、モータ制御機器より動作電源を受電する受電手段と、前記モータ制御機器におけるモータ回転速度、トルク等のモータ駆動状況またはパラメータを示す表示手段と、モータ駆動状況の項目を選択あるいはパラメータの設定値を確認・変更するための複数個のスイッチによる操作手段と、前記モータ駆動状況やパラメータの読出しあるいは書込みをコントロールするマイクロコンピュータと、前記パラメータを読出しあるいは書込みするための通信手段と、前記通信手段より得られた情報を保存する不揮発性メモリとを備え、故障・不具合を検知したとき、モータ制御機器内のパラメータおよびRAM内部のデータを前記不揮発性メモリに保存するもので、受電手段により外部電源を別途用意する必要がなく、簡単なキー操作によってパラメータおよびRAM内部のデータの保存が可能になる。
【0011】
また、請求項2に記載のモータ制御機器用コンソールは、不揮発性メモリに保存したパラメータおよびRAM内部のデータを、受電手段および通信手段に接続したパソコンに送信するもので、簡単な操作で診断・解析ができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を併用して説明する。
【0013】
図1において、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)1は、内部にプログラム用メモリのROM、データメモリのRAMを有しており、プログラムによりモータ制御機器7のモータ駆動状況の表示項目を選択、パラメータの選択、パラメータの変更、モータ制御機器7より読出したパラメータの書込み、読出しをコントロールする。不揮発性メモリ2は、電源を遮断しても記憶できるメモリとしてEEPROMが用いられる。
【0014】
表示手段としての表示部3は、モータ制御機器7のモータ駆動状況またはパラメータの設定値を表示する6桁の7セグメントLED3aと、パラメータ番号、モータ制御機器の番号等を表示する2桁の7セグメントLED3bで構成される(図2参照)。
【0015】
操作手段としての操作部4は、表示部3にモータ制御機器7のモータ駆動状況の表示項目を選択、パラメータの項目を選択、あるいはパラメータの内容を変更するためのキー入力スイッチ4a〜4eで示すようにM(モード)、S(セット)、SH(シフト)、「+」、「−」の5個のキーで構成される(図2参照)。
【0016】
通信手段5は、モータ制御機器7(またはパソコン)との双方向の通信を行うものであり、RS232CインターフェースIC回路で構成され、非同期シリアル通信方式での通信を行う。受電手段6は、マイコン、IC、LED等の駆動電源をモータ制御機器7(またはパソコン)から受電するので、外部電源を別途用意する必要がない。
【0017】
次に、図2を用いてコンソールの操作について説明する。操作部4のMキー4aを押すたびに、モータ制御機器の内部状態を表示するモード、パラメータを確認または変更するモードあるいはモータ制御機器のパラメータをコンソール内部のEEPROMへ書込むまたは読込むモードのいずれかに変化し、Sキー4bを押すことで選択される。
【0018】
内部状態を表示するモードでは、モードが選択された後、+キー4dまたは−キー4eによってモータ回転速度、出力トルク、入出力信号の状態等、いずれかの状態に変化し、Sキー4bを押すことで選択され、その時点での状態が表示部3に表示される。
【0019】
このとき、モータ制御機器の状態は時々刻々と変化するため、通信速度、マイコンの処理速度を考慮し、適切な間隔で更新をする。
【0020】
パラメータを確認または変更するモードでは、モードが選択された後、+キー4dまたは−キー4eを押すことによってパラメータの番号(種類)が変化し、Sキー4bを押すと選択される。そしてパラメータの値を変更するには+キー4dまたは−キー4eを押すことによって値が増減し、SHキー4cを押すことで値の増減する桁を変更することができる。
【0021】
モータ制御機器のパラメータをコンソール内部のEEPROMへ書込むまたは読込むモードでは、モードが選択された後、+キー4dまたは−キー4eによって「モータ制御機器へ書込む」、「モータ制御機器より読込む」、「パソコンへ書込む」、「パソコンから読込む」のいずれかに変化し、Sキー4bで選択し、書込みまたは読出し作業を容易化している。
【0022】
コンソールのEEPROMによって、モータ制御機器のパラメータを他のモータ制御機器にコピーすることも可能となり、モータ制御機器交換の際の手間を省くことができる。また、パソコンにパラメータを書込むことにより、モータ制御機器のパラメータを一括管理することが可能となる。
【0023】
さらに、コンソールが故障・不具合を検知したとき、モータ制御機器のパラメータとRAM内部のデータをコンソールのEEPROMに記憶させるため、保存作業が容易となる。このEEPROMへ保存されたデータは、通信手段によりパソコンに接続し、Mキーを押すことによってパソコンへ書込まれ、故障診断・解析における重要な情報を取得することができる。
【0024】
【発明の効果】
上記の実施例から明らかなように本発明によれば、簡単なキー操作で、モータ制御装置の内部状態を確認することができ、パラメータの確認および変更、またはパラメータの一括読出しと書込みが行え、モータ制御機器より駆動電源を受電していることから長時間の動作が可能となり、モータ制御装置の管理を簡単に行うことができる。
【0025】
また、故障・不具合を検知したとき、モータ制御機器のマイコンのRAM内部のデータを迅速にコンソールへ保存できる。その後、コンソールからパソコンに送信して診断・解析に必要なデータを保存し、モータ制御機器の保守管理を容易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるモータ制御機器用コンソールのブロック図
【図2】 本発明の実施例における表示部および操作部の説明図
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ
2 不揮発性メモリ
3、3a、3b 表示手段(表示部)
4 操作手段(操作部)
4a、4b、4c、4d、4e キー入力スィッチ
5 通信手段
6 受電手段
7 モータ制御機器(またはパソコン)
Claims (2)
- モータ制御機器より動作電源を受電する受電手段と、前記モータ制御機器におけるモータ回転速度、トルク等のモータ駆動状況またはパラメータを示す表示手段と、モータ駆動状況の項目を選択あるいはパラメータの設定値を確認・変更するための複数個のスイッチによる操作手段と、前記モータ駆動状況やパラメータの読出しあるいは書込みをコントロールするマイクロコンピュータと、前記パラメータを読出しあるいは書込みするための通信手段と、前記通信手段より得られた情報を保存する不揮発性メモリとを備え、故障・不具合を検知したとき、モータ制御機器内のパラメータおよびRAM内部のデータを前記不揮発性メモリに保存するモータ制御機器用コンソール。
- 不揮発性メモリに保存したパラメータおよびRAM内部のデータを、受電手段および通信手段に接続したパソコンに送信し、故障診断・解析する請求項1記載のモータ制御機器用コンソール。
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