JP4157825B2 - コーヒーフィルタ - Google Patents
コーヒーフィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4157825B2 JP4157825B2 JP2003345088A JP2003345088A JP4157825B2 JP 4157825 B2 JP4157825 B2 JP 4157825B2 JP 2003345088 A JP2003345088 A JP 2003345088A JP 2003345088 A JP2003345088 A JP 2003345088A JP 4157825 B2 JP4157825 B2 JP 4157825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coffee
- filter
- taste
- extraction
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Description
また、複数人数分のコーヒー抽出を目的にすることとは別に、一杯どり用のコーヒー粉が予め充填されたコーヒーバックなどの商品のように、比較的簡単に良質のコーヒーを抽出しうるコーヒーバッグも流通している。しかし、コーヒー豆の種類が限定されているため、好みのコーヒーの選択範囲が限られてしまう。これらのコーヒーバッグは手軽であり、味わいも考慮されて製造されているが、高品質なスペシャリティコーヒーの需要を満たすには不十分であり、コーヒーに淹る楽しみを演出するには物足りない。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態のコーヒーフィルタを示している。
図1に示すように、コーヒーフィルタ10は、第1フィルタ11と第2フィルタ12とを有している。
コーヒーフィルタ10は、コーヒー豆抽出物に対する吸着性および親水性が互いに異なる2つのフィルタについて、図1(f)に示すように、第1フィルタ11を内側にしてコーヒーを抽出する方法と、図1(g)に示すように、第2フィルタ12を内側にしてコーヒーを抽出する方法とで2通りの抽出方法を、内側と外側とを反転することにより任意に選択することができる。
基準となるコーヒー液は、コーヒーサーバーにコーヒー粉10gを直接入れ、90℃〜92℃の湯を150mリットル注湯し、3分間放置した後のコーヒー液である。この基準となるコーヒー液を濾過すること無く、味わい、香りを確かめた。なお、コーヒー豆は単一品種で、適度な酸味、苦味が現れる中炒りの焙煎度合いとした。
この基準となるコーヒー液抽出方法は、一般におこなわれるコーヒー抽出方法の濾過を特徴とする抽出方法とは異なり、おもにコーヒー豆の持ち味や特徴を判定する場面で用いられるカッピングと称するものである。
カッピングでコーヒーの香り、味を確かめる場合、一般にコーヒー液を抽出する濾過式抽出と明らかな違いとなる特徴が、カフェオイルの風味が加味される処である。それはコーヒー粉に直接湯を注湯した時、カフェオイルは比重によりコーヒー液の上部に集まるからであり、濾過式抽出とでは明らかな味わいの相違となる。このカフェオイルの風味が加味されたコーヒー液を基準とし、第1フィルタ11を内側にした場合の抽出、および第2フィルタ12を内側にした場合の抽出と比較した。なお、コーヒー粉、湯温、湯量は同一条件とした。
飲み味に厚みがもたらされた時、コク味あるコーヒーと感じ取れるが、特にコーヒーのオイル分がコーヒーの飲み味の苦味・酸味を適度に和らげる。第2フィルタ12を内側にして抽出されたコーヒー液は、このようなカフェオイル特有の風味・コク味が確認でき、コーヒー豆2の持ち味を引き出せる濾過式抽出である。
コーヒーの持ち味に明確なキャラクターと美味しさの裏付けを提案するにあたり、コーヒーフィルタ10は有用であり、特に高品質なコーヒー豆においてはその持ち味を引き出せる要所を備える。このように、コーヒー豆の持ち味をより多く抽出できるコーヒーフィルタ10は、誰もが簡単に本来のコーヒーの味わいを楽しむことができる。
また、同時に他方のオイルの吸着される特性と濾過速度の速い特性とを生かし、飲み味の異なる抽出も可能であると伴に、注湯時の湯量および速度を任意に調整できる。
疎水性が特徴となる繊維は、水との親和性が低く、吸水速度も遅い合成繊維による不織布等の多孔状繊維シートである。水との親和性が低い繊維シートは、コーヒーフィルタ10のオイル分の吸着を抑え、コーヒーのドリップ時、コーヒーフィルタ10にカフェオイルを吸着させること無く抽出する処で、既存のコーヒーフィルタ10の担う油脂分の吸着を目的とした構造とは本質的に違う。
この繊維によるコーヒーフィルタ10は、吸水速度が遅くなる効果でコーヒー抽出の際適度な蒸らし状態を作り出し、コク味の有るコーヒー液を抽出し得る。
親水性が特徴となる繊維は、オイル成分の吸着性にすぐれた特性を持っていることを特徴とする。コーヒー抽出時には、コーヒー液中のカフェオイルを吸着する構造とすることで、オイル成分はコーヒーフィルタ10に吸着されることが重要である。
また親水性が特徴となる繊維は、吸水速度が早くなる効果で、コーヒー抽出の際注湯されたお湯の濾過速度が自ずと速くなる。さらに注湯する速度を変えて濾過速度を調整でき、抽出されたコーヒー液の味わいを演出することが可能となる。
コーヒーは嗜好性を強く主張する飲み物で、その味わいは、酸味の加減または苦味の加減、コク味の強弱等、味わうその人の体調にも左右されることもある。コーヒーフィルタ10は、そのような場面でその時々に、より好みの味わいを安定して抽出でき、同一のコーヒー豆2から簡単に個人毎の嗜好にかなうコーヒーを抽出することができる。
これに対し、布製コーヒーフィルタを用いる方法や、サイフォン式抽出方法などによれば、本来のコーヒーの香りを損なわず、良質のコーヒーを抽出することができる。しかし、一般には器具の管理または多少の面倒さのため、一部の愛好家または喫茶店などのドリップコーヒーを提供する場においての利用に留まっている。
コーヒーフィルタ10は、不織布から成る素材で形成されているため、フィルタの素材の匂いが、抽出されるコーヒー液に加味されない。このため、味わいを損なわず、容易にコーヒーを抽出することができる。
2 コーヒー豆
10 コーヒーフィルタ
11 第1フィルタ
12 第2フィルタ
Claims (1)
- 開口を有する袋状のコーヒーフィルタであって、
それぞれ不織布から成る第1フィルタと第2フィルタとを互いに貼り合わせて成り、内側と外側とを反転可能に構成され、前記第1フィルタは前記第2フィルタよりコーヒー豆抽出物に対する吸着性および親水性が大きく、コーヒー液の濾過速度が速く、一部について前記第1フィルタと前記第2フィルタとを互いに交換して成ることを特徴とするコーヒーフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003345088A JP4157825B2 (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | コーヒーフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003345088A JP4157825B2 (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | コーヒーフィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005110729A JP2005110729A (ja) | 2005-04-28 |
JP4157825B2 true JP4157825B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=34538463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003345088A Expired - Fee Related JP4157825B2 (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | コーヒーフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4157825B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202007016661U1 (de) * | 2007-12-03 | 2008-02-21 | Melitta Haushaltsprodukte Gmbh & Co Kommanditgesellschaft | Aus einem Filterpapier hergestellter, tütenartiger Filtereinsatz |
JP2010029484A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Dainippon Printing Co Ltd | ドリップ用バッグ |
JP7406736B2 (ja) * | 2018-03-21 | 2023-12-28 | 博之 渡邉 | 紙の吸水力を利用するコーヒー用ペーパーフィルターの製作において外側のフィルターと吸水のための圧着フィルターを別々に製作し重ね合わせて効果を高める事。 |
-
2003
- 2003-10-02 JP JP2003345088A patent/JP4157825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005110729A (ja) | 2005-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1998039215A1 (en) | Coffee flavoring means and method | |
US20070151460A1 (en) | Flavored filters | |
CA2695284A1 (en) | Systems and methods of brewing low-cholesterol espresso | |
US6921480B2 (en) | Flat-foldable filter funnel | |
US20210378437A1 (en) | Coffee making system | |
JP4157825B2 (ja) | コーヒーフィルタ | |
JP2002102070A (ja) | ドリップ用コーヒーフィルター | |
CN216806623U (zh) | 浸泡式咖啡袋 | |
CN104798969B (zh) | 研磨冲调咖啡包的制作工艺 | |
JPH0642581Y2 (ja) | コーヒーフィルター | |
JP6059938B2 (ja) | コーヒー抽出バッグ | |
JP3148480U (ja) | 嗜好性飲料用抽出バッグ | |
TWI687185B (zh) | 濾泡式咖啡過濾器 | |
JP3239905U (ja) | お茶割り製造用フィルター及びフィルターパック | |
JP3227070U (ja) | ペーパーフィルタ | |
JP6470450B1 (ja) | 2以上のタグを備えるティーバッグ | |
JP3131257U (ja) | コーヒードリッパー | |
JP2005199007A (ja) | コーヒー液抽出方法とそのコーヒー液抽出器 | |
JPH08154835A (ja) | 液体の濾過器およびその使用方法 | |
JP2007006818A (ja) | コーヒーバッグ | |
KR102560405B1 (ko) | 거치 호환성을 개선한 필터를 이용하여 범용적 활용이 가능한 고농도 커피 원액의 추출 방법 | |
CN114162474A (zh) | 浸泡式咖啡袋 | |
JP2017131583A (ja) | 飲料抽出用フィルタ及び飲料抽出バッグ | |
JP2022111007A (ja) | 飲料抽出用バック | |
TWI535641B (zh) | Non-woven structure and the brewing bag containing it |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080701 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080714 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140718 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |