JP4157725B2 - 方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシング - Google Patents

方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシング Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプ設置床部からの立軸ポンプの突出高さを低くすることにより、高さが低く軽量の原動機台をポンプ設置床部に立設し、この原動機台に原動機を設置して、ポンプ設置床部から原動機の頂上までの高さを低くするとともに、ポンプ設置床部に負荷される荷重を軽減することのできる方向変換機内蔵立軸ポンプが本発明出願人によってすでに提案されている(特願2001−106993号)。
【0003】
前記方向変換機内蔵立軸ポンプは、図2および図3に示すように構成されている。この図において、14は方向変換機を示す。この方向変換機14は原動機20の出力回転を直交変換(方向変換)してポンプ主軸2に伝達するためのもので、吐出ベンド(吐出ケーシング)6の上端に設けた上向きの開口部27を開閉可能に塞ぐ蓋部28に固定した状態で、開口部27から出し入れ可能に吐出ベンド6に内蔵されている。すなわち、開口部27を蓋部28で塞ぐことによって、方向変換機14は吐出ベンド6に内蔵され、メンテナンスなどに際しては、蓋部28を引上げることによって、吐出ベンド6から方向変換機14を取出すことができる。また、吐出ベンド6の側面には、横向きの開口部27Aが設けられている。
【0004】
方向変換機14は、縦軸線C1を有するケーシング29と、縦軸線C1に直交する横軸線C2を有して内端部がケーシング29の側壁部に水密に取付けられて側方にのびる軸受ケース30と、縦軸線C1上にある出力回転軸31と、横軸線C2上にある入力回転軸32とを備え、ケーシング29の内部は、上側の方向変換機構室33と、下側のメカニカルシール室34との上下二室に区画されており、軸受ケース30の内端面は方向変換機構室33に臨んでいる。
【0005】
蓋部28は、縦軸線C1方向の両端部を開口した中心ボス部28Aと、この中心ボス部28Aの上端部に形成された大径フランジ部28Bと、中心ボス部28Aの下端部近くに形成された小径フランジ部28Cとを備えている。そして、シールリング(図示省略)を介在して、ケーシング29における上端開口部35の外周縁部に小径フランジ部28Cを載置し、図示していない複数のボルトによって締結することで、蓋部28に方向変換機14のケーシング29を液密かつ着脱可能に固定してある。また、シールリング(図示省略)を介在して、吐出ベンド6における開口部27外周のフランジ部27Bに大径フランジ部28Bの外周縁部を載置し、図示していない複数のボルト・ナットによって締結することで、開口部27を蓋部28によって水密かつ開閉可能に塞いでいる。
【0006】
出力回転軸31は、蓋部28における中心ボス部28Aの下端部に組付けられた軸受ケース36内の上下2段の軸受37A,37Bと、ケーシング29における方向変換機構室33内に設けた軸受支持部38に支持されている軸受37Cによって、回転自在に支持されてケーシング29の下方に延出している。また、これら軸受37A,37B,37Cは、出力回転軸31、主軸2、羽根車3などの回転体の重量を含むポンプ運転時の軸スラストを受推している。
【0007】
入力回転軸32は、軸受ケース30内の軸受39A,39B,39Cによって、回転自在かつ横軸線C2方向の移動を不能に支持されている。軸受ケース30は、横向きの開口部27Aから吐出ベンド6の外側に導出され、この軸受ケース30の外側に入力回転軸32の外端部が延出している。また、軸受ケース30の外端開口部は、入力回転軸32が摺接するシールリング40を中心部に嵌め込んだ軸受カバー41によって水密に塞がれている。なお、軸受カバー41は、カバー押さえ42が図示していないボルトによって軸受ケース30の外端部に締め付けられることで軸受ケース30の外端面に押し付けられている。
【0008】
軸受ケース30とケーシング29の側壁の一部に保持筒43が外嵌され、この保持筒43を吐出ベンド6の外側から横向きの開口部27Aに挿入し、シールリング(図示省略)を介在して開口部27Aの外周に外端フランジ部43Aを当接させ、図示していない複数のボルトによって締結することで、吐出ベンド6に保持筒43を水密かつ着脱可能に固定してある。
【0009】
入力回転軸32の内端部には小傘歯車45が形成または固着され、この小傘歯車45が出力回転軸31に固着されている大傘歯車46に噛み合うことで、直交変換伝達機能を有する歯車減速機を構成しており、小傘歯車45と大傘歯車46は方向変換機構室33の内部に位置している。また、メカニカルシール室34に上下2段のメカニカルシール47A,47Bが設けられ、上段のメカニカルシール47Aによって、方向変換機構室33内の潤滑油48がメカニカルシール室34に漏出したり、メカニカルシール室34内の潤滑油49が方向変換機構室33に漏出するのを防止するとともに、下段のメカニカルシール47Bによって、吐出ベンド6内の揚水がメカニカルシール室34に侵入したり、メカニカルシール室34内の潤滑油49が吐出ベンド6内に漏出するのを防止して、出力回転軸31を回転自在かつ水密に軸封している。
【0010】
出力回転軸31の下端部はカップリング15を介して主軸2に同時回転可能に連結され、入力回転軸32の外端部は、カップリング18,18と中間軸19などを介して原動機20の水平方向の出力回転軸21に同時回転可能に連結されている。
【0011】
一方、蓋部28における中心ボス部28Aの上端開口部は、蓋52により気密に塞がれ、軸受ケース36内の軸受37A,37Bにゴミが侵入するのを防止している。また、ケーシング29には、メカニカルシール室34に潤滑油49を供給して、メカニカルシール47A,47Bを潤滑密封するとともに、潤滑油49の交換や点検に際して、潤滑油49を排出する給・排油通路58が設けられ、この給・排油通路58は、潤滑油給・排管59の接続を可能に閉塞されている。なお、図2において、Pは立軸ポンプ、1は複数の軸受、4は吐出しボウル、5は揚水管、7は吸込ベル、8は吐出弁、9は排水管、10は吐出水槽、11は逆流防止用のフラップ弁を示す。
【0012】
このような構成であれば、原動機20の出力は、水平方向の出力回転軸21→方向変換機14の入力回転軸32→小傘歯車45→大傘歯車46→出力回転軸31→カップリング50の動力伝達経路で主軸2に伝達され、主軸2を減速回転して立軸ポンプPの運転がなされる。また、方向変換機14が入力回転軸32側の小傘歯車45と出力回転軸31側の大傘歯車46とを噛み合せた直交変換伝達機能を有する歯車減速機によって構成されているので、原動機20の高回転数を所定の減速比で立軸ポンプPの必要回転数まで減速して運転することができる。
【0013】
しかも、方向変換機14が吐出ベンド6に内蔵されているので、立軸ポンプPの突出高さHを吐出ベンド6の高さに低減できる。したがって、高さが低く軽量の原動機台22をポンプ設置床部12に立設し、この原動機台22に原動機20を設置できるので、ポンプ設置床部12から原動機20の頂上までの高さH4が低くなるとともに、ポンプ設置床部12に負荷される荷重を軽減することができる効果が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4に示すように、縦軸線C1を中心にして該縦軸線C1に直交する下向きの入口6Aの口径がD、横軸線C2を中心にして該横軸線C2に直交する右向きの出口6Bの口径がD、半径Rを有して入口6Aの中心で縦軸線C1に交わりかつ出口6Bの中心で横軸線C2に交わる中心曲率軸線C3、半径R1を有する曲率内周壁6C、半径R2を有する曲率外周壁6Dを備えた吐出ベンド6では、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−0゜,O−10゜,O−20゜〜O−70゜,O−80゜,O−90゜上の断面形状の全てが、図5に示す正円形であるとともに、その直径D、つまり曲率内周壁6Cから曲率外周壁6Dまでの寸法Dが入口6Aと出口6Bの口径Dに等しく、したがって、右上がりの斜線群で示す断面積Aは、入口6Aと出口6Bの開口面積に等しい値である。
【0015】
ところが、図2および図3で説明した方向変換機内蔵立軸ポンプでは、方向変換機14が吐出ベンド6に内蔵されていることにより、吐出ベンド6内の水の通過断面積が小さくなる。たとえば、図6に示す前記図4の吐出ベンド6と同じ吐出ベンド6に対して、外径d=0.56Dの円筒形方向変換機14の下端面を横軸線C2よりもh=0.3D相当分下側に突出させた状態で内蔵すると、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−0゜〜O−90゜上の水の通過断面積の全てが等しくならず、図7(エ),(オ),(カ),(キ)に示すように、直線O−30゜〜O−60゜上の水の通過断面積が小さくなる。
【0016】
すなわち、図6および図7において、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−0゜,O−10゜,O−20゜,O−70゜,O−80゜,O−90゜上の断面形状が全て正円形であるとともに、その直径D、つまり曲率内周壁6Cから曲率外周壁6Dまでの寸法Dが入口6Aと出口6Bの口径Dに等しく、したがって、右上がりの斜線群で示す断面積Aは、入口6Aと出口6Bの開口面積に等しい値である。しかし、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−30゜上の水の通過断面積A1,O−40゜上の水の通過断面積A2,O−50゜上の水の通過断面積A3,O−60゜上の水の通過断面積A4は、各直線O−30゜〜O−60゜上で占める方向変換機14の面積14A1〜14A4(左上がりの斜線群で示す面積)分だけ右上がりの斜線群で示す断面積Aよりも小さく、かつA1A2≧A3A4、A1=A4の関係を呈し、吐出ベンド6の入口6Aから中間部分に至る水の通過断面積が入口6Aの基準断面積Aから最小断面積A2〜A3に縮小され、中間部分から出口6Bに至る水の通過断面積が最小断面積A2〜A3から基準断面積Aに拡大される。
【0017】
このように、吐出ベンド6における水の流れ方向の中間部分の水の通過断面積が方向変換機14の内蔵によって小さくなると、この水の通過断面積の小さい部分の流速が大きくなって、吐出ベンド6内の損失を著しく増大させ、ポンプ効率を低下させるように作用する。したがって、方向変換機14が内蔵されている吐出ベンド6において、方向変換機14の内蔵による水の通過断面積の縮小を避けて、流速を抑えることにより、吐出ベンド6内の損失を削減し、ポンプ効率の低下を抑制することが必要であると考えられる。
【0018】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、方向変換機の内蔵により水の通過断面積が縮小されるのを避けて、流速が高くなるのを抑えることで、吐出ケーシング内の損失を削減し、ポンプ効率の低下を抑制することができる方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングは、ポンプ主軸を貫通させた揚水管の下流に連通して設けられ、前記ポンプ主軸を回転駆動する原動機の出力回転を方向変換してポンプ主軸に伝達する方向変換機を内蔵しているとともに、前記揚水管から導入した水の流れを交差方向に方向変換して吐出させる方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングにおいて、該吐出ケーシングの入口から出口までの水の流れ方向の中間部分に前記方向変換機が内蔵されており、該吐出ケーシングは、前記入口から前記中間部分までの断面積が漸次拡大されて前記中間部分で最大になり、前記中間部分から前記出口までの断面積が漸次縮小され、前記中間部分の水の通過断面積が該吐出ケーシングの入口の断面積より縮小されることがないように構成されていることを特徴としている。
【0020】
本発明によれば、方向変換機の内蔵による水の通過断面積の縮小を避けることができる。また、水の通過断面積が急激に拡縮したり断面形状が急激に変化することによって生じる様々な弊害(たとえば渦や偏流による振動・騒音など)を避けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図6に示す外径d=0.56Dの円筒形方向変換機14の下端面を横軸線C2よりもh=0.3D相当分下側に突出させた状態で内蔵し、入口6Aと出口6Bの口径がDの吐出ベンド(吐出ケーシング)6において、該吐出ベンド6の揚水管5(図2参照)側の入口6Aから反揚水管側の出口6Bに至る断面形状を、入口6Aから中間部分にかけて連続的に変化させ、かつ中間部分から出口6Bにかけて連続的に変化させてあるとともに、入口6Aから中間部分に至る断面積が基準断面積Aから最大断面積Amaxに漸次拡大され、中間部分から出口6Bに至る断面積を最大断面積Amaxから基準断面積Aに漸次縮小したものである。
【0022】
図1(ア)〜(コ)において、図1(ア)は、図6に示す吐出ベンド6の曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−0゜上の断面を示し、図1(イ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−10゜上の断面を示し、図1(ウ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−20゜上の断面を示し、図1(エ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−30゜上の断面を示し、図1(オ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−40゜上の断面を示し、図1(カ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−50゜上の断面を示し、図1(キ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−60゜上の断面を示し、図1(ク)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−70゜上の断面を示し、図1(ケ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−80゜上の断面を示し、図1(コ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−90゜上の断面を示している。
【0023】
図1(ア),(コ)に示す直線O−0゜,O−90゜上の断面形状は、図7(ア)と同じく口径Dに等しい直径Dを有する正円形(基準形)に形成されており、右上がりの斜線群で示す断面積Aは、入口6Aと出口6Bの開口面積に等しい値(基準断面積)になっている。また、図1(イ),(ケ)に示す直線O−10゜,O−80゜上の断面形状は、幅寸法Wを二点鎖線で示す基準形の直径Dよりも少し大きくして、基準形を収容できる異形に形成され、右上がりの斜線群で示す断面積A5は、前記基準断面積Aよりも少し大きくなっている。さらに、図1(ウ),(ク)に示す直線O−20゜,O−70゜上の断面形状は、前記幅寸法Wよりも少し大きい幅寸法W1を有して、二点鎖線で示す基準形を収容できるトンネル形に形成され、右上がりの斜線群で示す断面積A6は、前記断面積A5よりもさらに大きくなっている。
【0024】
一方、図1(エ),(キ)に示す方向変換機14の小さい面積14A1,14A4(左上がりの斜線群で示す面積)を含む直線O−30゜,O−60゜上の断面形状は、前記幅寸法W1よりもさらに大きい幅寸法W2を有して、二点鎖線で示す基準形を収容できるトンネル形に形成され、右上がりの斜線群で示す断面積A7は、前記断面積A6よりもさらに大きくなっている。また、一方、図1(オ),(カ)に示す方向変換機14の大きい面積14A2,14A3(左上がりの斜線群で示す面積)を含む直線O−40゜,O−50゜上の断面形状は、最も大きい幅寸法W3を有して、二点鎖線で示す基準形を収容できるトンネル形に形成され、右上がりの斜線群で示す断面積A8は、最大断面積Amaxになっている。
【0025】
このように、本発明に係る吐出ベンド6は、入口6Aから中間部分(直線O−40゜〜O−50゜)に至る断面積が基準断面積Aから最大断面積Amaxに漸次拡大され、中間部分(直線O−40゜〜O−50゜)から出口6Bに至る断面積が最大断面積Amaxから基準断面積Aに漸次縮小されているので、方向変換機14の内蔵により水の通過断面積(右上がりの斜線郡で示す断面積から左上がりの斜線群で示す面積を引いた面積)が縮小されることはない。このため、方向変換機14が内蔵されている吐出ベンド6の入口から出口までの水の流れ方向の中間部分で流速が高くなるのを抑えて、吐出ベンド6内の損失を削減し、ポンプ効率の低下を抑制することができる。また、入口6Aから出口6Bに至る断面形状を、入口6Aから中間部分(直線O−40゜〜O−50゜)にかけて緩やかに変化させ、かつ中間部分(直線O−40゜〜O−50゜)から出口6Bにかけて緩やか変化させてあるので、断面積が急激に拡縮したり断面形状が急激に変化することによって生じる様々な弊害(たとえばたとえば渦や偏流による振動・騒音など)を避けることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングは構成されているので、以下のような格別の効果を奏する。
【0027】
すなわち、方向変換機が内蔵される吐出ケーシングの入口から出口までの水の流れ方向の中間部分で流速が高くなるのを抑えて、吐出ケーシング内の損失を削減し、ポンプ効率の低下を抑制することができるとともに、断面積が急激に拡縮したり断面形状が急激に変化することによって生じる様々な弊害を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (ア)〜(コ)は、本発明の一実施の形態における吐出ケーシング各部の水の通過断面図である。
【図2】 従来例の全体図である。
【図3】 方向変換機内蔵吐出ケーシングの一例の内部を示す拡大断面図である。
【図4】 方向変換機非内蔵吐出ケーシングの説明正面図である。
【図5】 図4の吐出ケーシング各部の水の通過断面図である。
【図6】 方向変換機内蔵吐出ケーシングの説明正面図である。
【図7】 (ア)〜(コ)は、図6の吐出ケーシング各部の水の通過断面図である。
【符号の説明】
2 ポンプ主軸
5 揚水管
6 吐出ベンド(吐出ケーシング)
6A 吐出ベンド(吐出ケーシング)の入口
6B 吐出ベンド(吐出ケーシング)の出口
14 方向変換機
20 原動機

Claims (1)

  1. ポンプ主軸を貫通させた揚水管の下流に連通して設けられ、前記ポンプ主軸を回転駆動する原動機の出力回転を方向変換してポンプ主軸に伝達する方向変換機を内蔵しているとともに、前記揚水管から導入した水の流れを交差方向に方向変換して吐出させる方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングにおいて、該吐出ケーシングの入口から出口までの水の流れ方向の中間部分に前記方向変換機が内蔵されており、該吐出ケーシングは、前記入口から前記中間部分までの断面積が漸次拡大されて前記中間部分で最大になり、前記中間部分から前記出口までの断面積が漸次縮小され、前記中間部分の水の通過断面積が該吐出ケーシングの入口の断面積より縮小されることがないように構成されていることを特徴とする方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシング。
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