JP2003343497A - 方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシング - Google Patents

方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシング

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向変換機の介入により断面積が縮小される
のを避けて、流速が高くなるのを抑えることで、吐出ケ
ーシング内の損失を削減し、ポンプ効率の低下を抑制す
ることができる方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシ
ングを提供する。 【解決手段】 方向変換機14を内蔵した吐出ケーシン
グ6の入口6Aから中間部分(直線O−40゜〜O−5
0゜)に至る断面積を基準断面積Aから最大断面積Am
axに漸次拡大し、中間部分(直線O−40゜〜O−5
0゜)から出口6Bに至る断面積を最大断面積Amax
から基準断面積Aに漸次縮小するとともに、入口6Aか
ら出口6Bに至る断面形状を、入口6Aから中間部分
(直線O−40゜〜O−50゜)にかけて緩やかに変化
させ、かつ中間部分(直線O−40゜〜O−50゜)か
ら出口6Bにかけて緩やかに変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、方向変換機内蔵立
軸ポンプの吐出ケーシングに関する。 【0002】 【従来の技術】ポンプ設置床部からの立軸ポンプの突出
高さを低くすることにより、高さが低く軽量の原動機台
をポンプ設置床部に立設し、この原動機台に原動機を設
置して、ポンプ設置床部から原動機の頂上までの高さを
低くするとともに、ポンプ設置床部に負荷される荷重を
軽減することのできる方向変換機内蔵立軸ポンプが本発
明出願人によってすでに提案されている(特願2001
−106993号)。 【0003】前記方向変換機内蔵立軸ポンプは、図2お
よび図3に示すように構成されている。この図におい
て、14は方向変換機を示す。この方向変換機14は原
動機20の出力回転を直交変換(方向変換)してポンプ
主軸2に伝達するためのもので、吐出ベンド(吐出ケー
シング)6の上端に設けた上向きの開口部27を開閉可
能に塞ぐ蓋部28に固定した状態で、開口部27から出
し入れ可能に吐出ベンド6に内蔵されている。すなわ
ち、開口部27を蓋部28で塞ぐことによって、方向変
換機14は吐出ベンド6に内蔵され、メンテナンスなど
に際しては、蓋部28を引上げることによって、吐出ベ
ンド6から方向変換機14を取出すことができる。ま
た、吐出ベンド6の側面には、横向きの開口部27Aが
設けられている。 【0004】方向変換機14は、縦軸線C1を有するケ
ーシング29と、縦軸線C1に直交する横軸線C2を有
して内端部がケーシング29の側壁部に水密に取付けら
れて側方にのびる軸受ケース30と、縦軸線C1上にあ
る出力回転軸31と、横軸線C2上にある入力回転軸3
2とを備え、ケーシング29の内部は、上側の方向変換
機構室33と、下側のメカニカルシール室34との上下
二室に区画されており、軸受ケース30の内端面は方向
変換機構室33に臨んでいる。 【0005】蓋部28は、縦軸線C1方向の両端部を開
口した中心ボス部28Aと、この中心ボス部28Aの上
端部に形成された大径フランジ部28Bと、中心ボス部
28Aの下端部近くに形成された小径フランジ部28C
とを備えている。そして、シールリング(図示省略)を
介在して、ケーシング29における上端開口部35の外
周縁部に小径フランジ部28Cを載置し、図示していな
い複数のボルトによって締結することで、蓋部28に方
向変換機14のケーシング29を液密かつ着脱可能に固
定してある。また、シールリング(図示省略)を介在し
て、吐出ベンド6における開口部27外周のフランジ部
27Bに大径フランジ部28Bの外周縁部を載置し、図
示していない複数のボルト・ナットによって締結するこ
とで、開口部27を蓋部28によって水密かつ開閉可能
に塞いでいる。 【0006】出力回転軸31は、蓋部28における中心
ボス部28Aの下端部に組付けられた軸受ケース36内
の上下2段の軸受37A,37Bと、ケーシング29に
おける方向変換機構室33内に設けた軸受支持部38に
支持されている軸受37Cによって、回転自在に支持さ
れてケーシング29の下方に延出している。また、これ
ら軸受37A,37B,37Cは、出力回転軸31、主
軸2、羽根車3などの回転体の重量を含むポンプ運転時
の軸スラストを受推している。 【0007】入力回転軸32は、軸受ケース30内の軸
受39A,39B,39Cによって、回転自在かつ横軸
線C2方向の移動を不能に支持されている。軸受ケース
30は、横向きの開口部27Aから吐出ベンド6の外側
に導出され、この軸受ケース30の外側に入力回転軸3
2の外端部が延出している。また、軸受ケース30の外
端開口部は、入力回転軸32が摺接するシールリング4
0を中心部に嵌め込んだ軸受カバー41によって水密に
塞がれている。なお、軸受カバー41は、カバー押さえ
42が図示していないボルトによって軸受ケース30の
外端部に締め付けられることで軸受ケース30の外端面
に押し付けられている。 【0008】軸受ケース30とケーシング29の側壁の
一部に保持筒43が外嵌され、この保持筒43を吐出ベ
ンド6の外側から横向きの開口部27Aに挿入し、シー
ルリング(図示省略)を介在して開口部27Aの外周に
外端フランジ部43Aを当接させ、図示していない複数
のボルトによって締結することで、吐出ベンド6に保持
筒43を水密かつ着脱可能に固定してある。 【0009】入力回転軸32の内端部には小傘歯車45
が形成または固着され、この小傘歯車45が出力回転軸
31に固着されている大傘歯車46に噛み合うことで、
直交変換伝達機能を有する歯車減速機を構成しており、
小傘歯車45と大傘歯車46は方向変換機構室33の内
部に位置している。また、メカニカルシール室34に上
下2段のメカニカルシール47A,47Bが設けられ、
上段のメカニカルシール47Aによって、方向変換機構
室33内の潤滑油48がメカニカルシール室34に漏出
したり、メカニカルシール室34内の潤滑油49が方向
変換機構室33に漏出するのを防止するとともに、下段
のメカニカルシール47Bによって、吐出ベンド6内の
揚水がメカニカルシール室34に侵入したり、メカニカ
ルシール室34内の潤滑油49が吐出ベンド6内に漏出
するのを防止して、出力回転軸31を回転自在かつ水密
に軸封している。 【0010】出力回転軸31の下端部はカップリング1
5を介して主軸2に同時回転可能に連結され、入力回転
軸32の外端部は、カップリング18,18と中間軸1
9などを介して原動機20の水平方向の出力回転軸21
に同時回転可能に連結されている。 【0011】一方、蓋部28における中心ボス部28A
の上端開口部は、蓋52により気密に塞がれ、軸受ケー
ス36内の軸受37A,37Bにゴミが侵入するのを防
止している。また、ケーシング29には、メカニカルシ
ール室34に潤滑油49を供給して、メカニカルシール
47A,47Bを潤滑密封するとともに、潤滑油49の
交換や点検に際して、潤滑油49を排出する給・排油通
路58が設けられ、この給・排油通路58は、潤滑油給
・排管59の接続を可能に閉塞されている。なお、図2
において、Pは立軸ポンプ、1は複数の軸受、4は吐出
しボウル、5は揚水管、7は吸込ベル、8は吐出弁、9
は排水管、10は吐出水槽、11は逆流防止用のフラッ
プ弁を示す。 【0012】このような構成であれば、原動機20の出
力は、水平方向の出力回転軸21→方向変換機14の入
力回転軸32→小傘歯車45→大傘歯車46→出力回転
軸31→カップリング50の動力伝達経路で主軸2に伝
達され、主軸2を減速回転して立軸ポンプPの運転がな
される。また、方向変換機14が入力回転軸32側の小
傘歯車45と出力回転軸31側の大傘歯車46とを噛み
合せた直交変換伝達機能を有する歯車減速機によって構
成されているので、原動機20の高回転数を所定の減速
比で立軸ポンプPの必要回転数まで減速して運転するこ
とができる。 【0013】しかも、方向変換機14が吐出ベンド6に
内蔵されているので、立軸ポンプPの突出高さHを吐出
ベンド6の高さに低減できる。したがって、高さが低く
軽量の原動機台22をポンプ設置床部12に立設し、こ
の原動機台22に原動機20を設置できるので、ポンプ
設置床部12から原動機20の頂上までの高さH4が低
くなるとともに、ポンプ設置床部12に負荷される荷重
を軽減することができる効果が得られる。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ように、縦軸線C1を中心にして該縦軸線C1に直交す
る下向きの入口6Aの口径がD、横軸線C2を中心にし
て該横軸線C2に直交する右向きの出口6Bの口径が
D、半径Rを有して入口6Aの中心で縦軸線C1に交わ
りかつ出口6Bの中心で横軸線C2に交わる中心曲率軸
線C3、半径R1を有する曲率内周壁6C、半径R2を
有する曲率外周壁6Dを備えた吐出ベンド6では、曲率
内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−0゜,O−
10゜,O−20゜〜O−70゜,O−80゜,O−9
0゜上の断面形状の全てが、図5に示す正円形であると
ともに、その直径D、つまり曲率内周壁6Cから曲率外
周壁6Dまでの寸法Dが入口6Aと出口6Bの口径Dに
等しく、したがって、右上がりの斜線群で示す断面積A
は、入口6Aと出口6Bの開口面積に等しい値である。 【0015】ところが、図2および図3で説明した方向
変換機内蔵立軸ポンプでは、方向変換機14が吐出ベン
ド6に内蔵されていることにより、吐出ベンド6内の水
の通過断面積が小さくなる。たとえば、図6に示す前記
図4の吐出ベンド6と同じ吐出ベンド6に対して、外径
d=0.56Dの円筒形方向変換機14の下端面を横軸
線C2よりもh=0.3D相当分下側に突出させた状態
で内蔵すると、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の
直線O−0゜〜O−90゜上の断面積の全てが等しくな
らず、図7(エ),(オ),(カ),(キ)に示すよう
に、直線O−30゜〜O−60゜上の断面積が小さくな
る。 【0016】すなわち、図6および図7において、曲率
内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−0゜,O−
10゜,O−20゜,O−70゜,O−80゜,O−9
0゜上の断面形状が全て正円形であるとともに、その直
径D、つまり曲率内周壁6Cから曲率外周壁6Dまでの
寸法Dが入口6Aと出口6Bの口径Dに等しく、したが
って、右上がりの斜線群で示す断面積Aは、入口6Aと
出口6Bの開口面積に等しい値である。しかし、曲率内
周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−30゜上の断
面積A1,O−40゜上の断面積A2,O−50゜上の
断面積A3,O−60゜上の断面積A4は、右上がりの
斜線群で示すように、各直線O−30゜〜O−60゜上
で占める方向変換機14の面積14A1〜14A4分だ
け断面積Aよりも小さく、かつA1<A2≧A3>A
4、A1=A4の関係を呈し、吐出ベンド6の入口6A
から中間部分に至る断面積が入口6Aの基準断面積Aか
ら最小断面積A2〜A3に縮小され、中間部分から出口
6Bに至る断面積が最小断面積A2〜A3から基準断面
積Aに拡大される。 【0017】このように、吐出ベンド6における水の流
れ方向の中間部分の断面積が方向変換機14の介入によ
って小さくなると、この断面積の小さい部分の流速が大
きくなって、吐出ベンド6内の損失を著しく増大させ、
ポンプ効率を低下させるように作用する。したがって、
方向変換機14が内蔵されている吐出ベンド6におい
て、方向変換機14の介入による断面積の縮小を避け
て、流速を抑えることにより、吐出ベンド6内の損失を
削減し、ポンプ効率の低下を抑制することが必要である
と考えられる。 【0018】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、方向変換機の介入により断面積が縮小される
のを避けて、流速が高くなるのを抑えることで、吐出ケ
ーシング内の損失を削減し、ポンプ効率の低下を抑制す
ることができる方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシ
ングを提供することを目的としている。 【0019】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る方向変換機内蔵立軸ポンプの吐出ケー
シングは、ポンプ主軸を貫通させた揚水管の下流に連通
して設けられ、前記ポンプ主軸を回転駆動する原動機の
出力回転を方向変換してポンプ主軸に伝達する方向変換
機を内蔵しているとともに、前記揚水管から導入した水
の流れを交差方向に方向変換して吐出させる方向変換機
内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングにおいて、該吐出ケー
シングの入口から前記方向変換機の介入部位までの水の
通過断面積が漸次拡大され、前記方向変換機の介入部位
から吐出ケーシングの出口までの水の通過断面積が漸次
縮小されていることを特徴としている。 【0020】本発明によれば、方向変換機の介入による
水の通過断面積の縮小を避けることができる。また、水
の通過断面積が急激に拡縮したり断面形状が急激に変化
することによって生じる様々な弊害(たとえば渦や偏流
による振動・騒音など)を避けることができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図6に示す外径d=0.56Dの
円筒形方向変換機14の下端面を横軸線C2よりもh=
0.3D相当分下側に突出させた状態で内蔵し、入口6
Aと出口6Bの口径がDの吐出ベンド(吐出ケーシン
グ)6において、該吐出ベンド6の揚水管5(図2参
照)側の入口6Aから反揚水管側の出口6Bに至る断面
形状を、入口6Aから中間部分にかけて連続的に変化さ
せ、かつ中間部分から出口6Bにかけて連続的に変化さ
せてあるとともに、入口6Aから中間部分に至る断面積
が基準断面積Aから最大断面積Amaxに漸次拡大さ
れ、中間部分から出口6Bに至る断面積を最大断面積A
maxから基準断面積Aに漸次縮小したものである。 【0022】図1(ア)〜(コ)において、図1(ア)
は、図6に示す吐出ベンド6の曲率内周壁6Cから曲率
外周壁6D間の直線O−0゜上の断面を示し、図1
(イ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線
O−10゜上の断面を示し、図1(ウ)は、曲率内周壁
6Cから曲率外周壁6D間の直線O−20゜上の断面を
示し、図1(エ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6
D間の直線O−30゜上の断面を示し、図1(オ)は、
曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−40゜
上の断面を示し、図1(カ)は、曲率内周壁6Cから曲
率外周壁6D間の直線O−50゜上の断面を示し、図1
(キ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線
O−60゜上の断面を示し、図1(ク)は、曲率内周壁
6Cから曲率外周壁6D間の直線O−70゜上の断面を
示し、図1(ケ)は、曲率内周壁6Cから曲率外周壁6
D間の直線O−80゜上の断面を示し、図1(コ)は、
曲率内周壁6Cから曲率外周壁6D間の直線O−90゜
上の断面を示している。 【0023】図1(ア),(コ)に示す直線O−0゜,
O−90゜上の断面形状は、図7(ア)と同じく口径D
に等しい直径Dを有する正円形(基準形)に形成されて
おり、右上がりの斜線群で示す断面積Aは、入口6Aと
出口6Bの開口面積に等しい値(基準断面積)になって
いる。また、図1(イ),(ケ)に示す直線O−10
゜,O−80゜上の断面形状は、幅寸法Wを二点鎖線で
示す基準形の直径Dよりも少し大きくして、基準形を収
容できる異形に形成され、右上がりの斜線群で示す断面
積A5は、前記基準断面積Aよりも少し大きくなってい
る。さらに、図1(ウ),(ク)に示す直線O−20
゜,O−70゜上の断面形状は、前記幅寸法Wよりも少
し大きい幅寸法W1を有して、二点鎖線で示す基準形を
収容できるトンネル形に形成され、右上がりの斜線群で
示す断面積A6は、前記断面積A5よりもさらに大きく
なっている。 【0024】一方、図1(エ),(キ)に示す方向変換
機14の小さい面積14A1,14A4が介入する直線
O−30゜,O−60゜上の断面形状は、前記幅寸法W
1よりもさらに大きい幅寸法W2を有して、二点鎖線で
示す基準形を収容できるトンネル形に形成され、右上が
りの斜線群で示す断面積A7は、前記断面積A6よりも
さらに大きくなっている。また、一方、図1(オ),
(カ)に示す方向変換機14の大きい面積14A2,1
4A3が介入する直線O−40゜,O−50゜上の断面
形状は、最も大きい幅寸法W3を有して、二点鎖線で示
す基準形を収容できるトンネル形に形成され、右上がり
の斜線群で示す断面積A8は、最大断面積Amaxにな
っている。 【0025】このように、本発明に係る吐出ベンド6
は、入口6Aから中間部分(直線O−40゜〜O−50
゜)に至る断面積が基準断面積Aから最大断面積Ama
xに漸次拡大され、中間部分(直線O−40゜〜O−5
0゜)から出口6Bに至る断面積が最大断面積Amax
から基準断面積Aに漸次縮小されているので、方向変換
機14の介入により水の通過断面積が縮小されることは
ない。このため、方向変換機14の介入部分で流速が高
くなるのを抑えて、吐出ベンド6内の損失を削減し、ポ
ンプ効率の低下を抑制することができる。また、入口6
Aから出口6Bに至る断面形状を、入口6Aから中間部
分(直線O−40゜〜O−50゜)にかけて緩やかに変
化させ、かつ中間部分(直線O−40゜〜O−50゜)
から出口6Bにかけて緩やか変化させてあるので、断面
積が急激に拡縮したり断面形状が急激に変化することに
よって生じる様々な弊害(たとえばたとえば渦や偏流に
よる振動・騒音など)を避けることができる。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の方向変換
機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングは構成されているの
で、以下のような格別の効果を奏する。 【0027】すなわち、方向変換機の介入部分で流速が
高くなるのを抑えて、吐出ケーシング内の損失を削減
し、ポンプ効率の低下を抑制することができるととも
に、断面積が急激に拡縮したり断面形状が急激に変化す
ることによって生じる様々な弊害を避けることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】(ア)〜(コ)は、本発明の一実施の形態にお
ける吐出ケーシング各部の水の通過断面図である。 【図2】従来例の全体図である。 【図3】方向変換機内蔵吐出ケーシングの一例の内部を
示す拡大断面図である。 【図4】方向変換機非内蔵吐出ケーシングの説明正面図
である。 【図5】図4の吐出ケーシング各部の水の通過断面図で
ある。 【図6】方向変換機内蔵吐出ケーシングの説明正面図で
ある。 【図7】(ア)〜(コ)は、図6の吐出ケーシング各部
の水の通過断面図である。 【符号の説明】 2 ポンプ主軸 5 揚水管 6 吐出ベンド(吐出ケーシング) 6A 吐出ベンド(吐出ケーシング)の入口 6B 吐出ベンド(吐出ケーシング)の出口 14 方向変換機 20 原動機

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポンプ主軸を貫通させた揚水管の下流に
    連通して設けられ、前記ポンプ主軸を回転駆動する原動
    機の出力回転を方向変換してポンプ主軸に伝達する方向
    変換機を内蔵しているとともに、前記揚水管から導入し
    た水の流れを交差方向に方向変換して吐出させる方向変
    換機内蔵立軸ポンプの吐出ケーシングにおいて、該吐出
    ケーシングの入口から前記方向変換機の介入部位までの
    水の通過断面積が漸次拡大され、前記方向変換機の介入
    部位から吐出ケーシングの出口までの水の通過断面積が
    漸次縮小されていることを特徴とする方向変換機内蔵立
    軸ポンプの吐出ケーシング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104632704A (zh) * 2013-11-13 2015-05-20 株式会社日立制作所 立轴泵
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