JP4421006B2 - 立軸渦巻ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設置高さを低くし得る立軸渦巻ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の立軸渦巻ポンプの一例を図7を参照して説明する。図7は、従来の立軸渦巻ポンプを設置したポンプ場の構造図である。図7において、第1の床10に設けられた基礎ベース10a上に渦巻ケーシング12が配設され、渦巻ケーシング12の中央下部の吸込口12aが吸込エルボと開閉弁および吸込管を介して吸込水槽14に連通される。また、渦巻ケーシング12の側方の吐出口12bが流量調整弁と開閉弁および吐出管を介して吐出水槽16に連通される。そして、渦巻ケーシング12内に羽根車18が収容され、この羽根車18が固定されるポンプ軸28が渦巻ケーシング12の上部外壁を垂直方向に貫通突出して、軸受装置20により回転自在に軸承される。さらに、第1の床10の上方に設けられた第2の床22に、減速装置24およびこれに連結された駆動装置26が配設され、渦巻ケーシング12の外壁を貫通突出するポンプ軸28が適宜な軸継手を介して減速装置24の出力軸に連結される。そこで、駆動装置26の駆動により、その回転数が減速装置24で減速され、その減速された回転数でポンプ軸28が回転駆動されて立軸渦巻ポンプによる揚水がなされる。
【0003】
なお、ポンプの吐出しエルボを覆うケースに減速装置を固定した技術が、特開平11−6495号公報に示されている。
【特許文献1】
特開平11−6495号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の立軸渦巻ポンプの設置構造にあっては、渦巻ケーシング12を配設する第1の床10と、その上方に設けられて減速装置24および駆動装置26を配設する第2の床22とを備えた2床構造のポンプ建屋が必要である。このために、ポンプ建屋の建設費用が高いものであった。また、立軸渦巻ポンプの全体の設置高さが高いために、背丈の高いクレーンなどが組立作業に必要であり、それだけ組立作業が繁雑なものであった。さらに、減速装置24には、潤滑油を冷却するための冷却装置などが付帯設備として必要である。
【0005】
本発明は、上述のごとき従来の立軸渦巻ポンプの設置構造の問題点を解消すべくなされたもので、設置高さが低い立軸渦巻ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の立軸渦巻ポンプは、渦巻ケーシング内に羽根車を収容し、この渦巻ケーシングよりポンプ軸が突出する立軸渦巻ポンプにおいて、前記渦巻ケーシングの外壁に減速装置を付設し、前記渦巻ケーシングから突出する前記ポンプ軸と前記減速装置を連結し、前記渦巻ケーシングから突出する前記ポンプ軸をパッキングで突出部を水密構造とし、さらにその上方に設けた隔壁を貫通させ、前記パッキングと前記隔壁の間に空間部を形成し、前記隔壁を含んで前記減速装置のケーシングを形成し、前記空間部をその側方で外方と連通するように構成されている。
【0007】
また、前記渦巻ケーシングの外壁から突出する前記ポンプ軸に、前記ケーシング内で前記減速装置の減速歯車列の出力段の歯車を固定配設して構成されても良い。
【0008】
そして、前記減速装置の減速歯車列の出力段の歯車を筒状シャフトに固定配設し、前記ケーシング内で前記筒状シャフトを前記ポンプ軸に上方から挿入嵌合させるとともに連結して構成することもできる。
【0009】
さらに、前記筒状シャフトの下端を前記隔壁に臨ませるとともに前記ポンプ軸との間に同軸心筒状の隙間を形成し、この隙間に同軸心状で筒状部材を遊嵌挿入するとともにその下端部を前記隔壁に水密構造に固定配設して構成することも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発明の立軸渦巻ポンプの第1実施例の要部である渦巻ケーシングおよび減速装置の断面図である。図2は、図1の本発明の立軸渦巻ポンプの設置構造を示す図である。図3は、図1の筒状シャフトの下端部の構造を示す断面図である。
【0011】
図1ないし図3において、第1の床10に設けられた基礎ベース10a上に渦巻ケーシング30が配設され、この渦巻ケーシング30の中央下部の吸込口30aが吸込エルボと開閉弁および吸込管を介して吸込水槽に連通されるとともに、渦巻ケーシング30の側方の吐出口30bが流量調整弁と開閉弁および吐出管を介して吐出水槽に連通されることは、従来のこの種の装置と同様である。そして、以下の構造が従来と相違する。まず、渦巻ケーシング30の吸込口30aの上方の外壁に開口部30cが穿設される。そして、減速装置32のケーシング34の下端部分がこの開口部30cに水密状態に挿入嵌合して固定され、このケーシング34の下端部分を含んで渦巻ケーシング30の流路(渦巻状に壁面で囲まれた流路)が完成される。このケーシング34の底部で吸込口30aの上方に垂直方向の貫通孔34aが穿設されるとともに、その周囲上方に向けて円筒状の軸受軸封部34bが設けられる。そして、この軸受軸封部34bに、セラミックスなどからなる水中軸受36を介してポンプ軸38が回転自在に軸承される。さらに、水中軸受36の上方にはグランドパッキン40が設けられて突出部が水密構造とされ、ポンプ軸38を伝わって流路から流体が漏出するのが阻止される。ケーシング34から渦巻ケーシング30の流路内に突出するポンプ軸38の下端部には、羽根車18が固定されることは勿論である。そしてさらに、軸受軸封部34bの上端にこれを閉塞するようにポンプ軸38が貫通する隔壁46が設けられる。なお、軸受軸封部34bの上側部分でグランドパッキン40より上方と隔壁46との間に空間部42が形成され、この空間部42がケーシング34の外方と連通されている。そして、ケーシング34はこの隔壁46を含んで形成され、空間部42はその側方でケーシング34の外方と連通するように形成されていて、空間部42はケーシング34の外側に相当する。また、ケーシング34の下端部分の内側で軸受軸封部34bの周囲が、潤滑油溜まり44として作用する。
【0012】
さらに、ポンプ軸38には、上方から筒状シャフト48が挿入嵌合され、軸継手50、50でポンプ軸38とすくなくとも軸回りに相対回転しないように連結される。この筒状シャフト48には、平歯車からなる注油ポンプ歯車52と傘歯車からなり減速歯車列の出力段である大歯車54が固定される。筒状シャフト48の下端部は、隔壁46に設けたラジアル軸受56により回転自在に軸承される。ケーシング34の上端部には、これを閉塞するように筒状シャフト48が貫通する蓋体58が設けられ、筒状シャフト48の中間部がこの蓋体58に設けられたスラスト軸受60により回転自在に軸承される。さらに、ケーシング34には、軸受部材62により入力軸64が適宜な軸受機構により水平方向の軸回りに回転自在に配設される。この入力軸64のケーシング34内の先端部には、傘歯車からなる小歯車66が固定され、大歯車54と噛合される。また、ケーシング34内に、注油ポンプ歯車52に噛合する歯車の回転により駆動される注油ポンプ68が設けられ、その吸込管先端が潤滑油溜まり44に溜まった潤滑油内に浸漬されるように開口され、吐出管先端が大歯車54のギヤに向けて潤滑油を噴射するように配設される。そして、入力軸64に、渦巻ケーシング30が配設されたのと同じ基礎ベース10a上に配設された駆動装置26の出力軸が、軸継手を介して適宜に連結される。
【0013】
また、筒状シャフト48の下端部は、図3に示すごとく、その下端が隔壁62に臨み、また下端部の内径が拡大されてポンプ軸38との間に同軸心筒状の隙間が形成され、この隙間に同軸心状に筒状部材70が遊嵌挿入され、この筒状部材70の下端に設けられたフランジ部70aが隔壁46に固定され、筒状部材70の下端部が隔壁46に対して水密構造とされる。
【0014】
かかる構成において、駆動装置26の回転駆動により入力軸64が回転され、小歯車66と大歯車54のギヤ比により減速され、筒状シャフト48とともにポンプ軸38が回転駆動されて羽根車18による揚水作用がなされる。そして、筒状シャフト48の回転により注油ポンプ68も駆動され、潤滑油溜まり44に溜まった潤滑油が大歯車54に注がれて潤滑が図られる。ここで、潤滑油溜まり44に溜まった潤滑油は、ケーシング34の下端部外側に流れる流体、すなわち渦巻ケーシング30内の流路を流れる流体により冷却される。また、ポンプ軸38の突出部を水密状態とするグランドパッキン40により、流路内の流体が空間部42へ漏出するのが阻止されているが、空間部42に漏出した流体はケーシング34の外方に排出され、減速装置32のケーシング34内には侵入しない。また、大歯車54に噴射される潤滑油の一部は、筒状シャフト48を伝わって流下するが、筒状部材70により隔壁46をポンプ軸38が貫通する貫通孔に流れ込むようなことがなく、潤滑油が漏出するようなこともない。
【0015】
さらに、本発明の立軸渦巻ポンプは、渦巻ケーシング30の上部外壁に減速装置32を組み付けているので、従来のこの種のポンプのごとく、減速装置の出力軸をポンプ軸に軸継手を介して連結する必要もない。しかも、駆動装置26を渦巻ケーシング30と同じ第1の床10に設けた基礎ベース10a上に配設するので、2床構造のポンプ建屋を必要としない。なお、渦巻ケーシング30と駆動装置26は、同じ第1の床10に設けた異なる基礎ベースにそれぞれ配設されても良いことは勿論である。
【0016】
また、ポンプ軸38に対して、大歯車54が固定された筒状シャフト48を上方から挿入嵌合し軸継手50、50で連結して、減速装置32を組み立てることができる。また、予め組み立てられた減速装置32を、渦巻ケーシング30の開口部30cに上方から吊り降ろして挿入嵌合して、本発明の立軸渦巻ポンプを組み立てることもできる。
【0017】
次に、本発明の第2実施例を図4を参照して説明する。図4は、本発明の立軸渦巻ポンプの第2実施例の要部である渦巻ケーシングおよび減速装置の断面図である。図4において、図1と同じ部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0018】
図4に示す減速装置72が、図1に示す減速装置32の構造と相違するところは、以下の通りである。この第2実施例にあっては、第1実施例のごとく筒状シャフト48が設けられておらず、注油ポンプ歯車52と減速歯車列の出力段である大歯車54がポンプ軸38に直接的に配設固定される。また、ポンプ軸38の下方中間部が隔壁46に設けたラジアル軸受56で回転自在に軸承され、ポンプ軸38の上端部が蓋体58に設けたスラスト軸受60により回転自在に軸承される。
【0019】
かかる構成の第2実施例にあっては、第1実施例に対して、筒状シャフト48および軸継手50、50が不要であり、それだけ部品点数が少なくなる。また、ポンプ軸38に、軸継手50、50を配設固定するための長さ寸法が不必要になり、それだけポンプ軸38を短くすることができる。そこで、立軸渦巻ポンプ全体の高さをより低くすることができるとともに、組立がより容易である。
【0020】
さらに、本発明の第3実施例を図5を参照して説明する。図5は、本発明の立軸渦巻ポンプの第3実施例における減速装置の潤滑油の冷却機構を説明する図である。図5において、図1と同じ部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0021】
図5に示す第3実施例にあっては、入力軸64にファン80が固定され、減速装置32のケーシング34内を貫通してその一端がファン80に対向して開口され他端が大気に開口されて空気管82、82…が配設される。そして、ファン80とこれに対向する空気管82、82…の一端の開口部を覆うように、空気吸込孔が穿設された送風カバー84が設けられる。なお、空気管82、82…は、ケーシング34内で大歯車54や小歯車66などの邪魔にならないように配管されることは勿論である。
【0022】
かかる構成にあっては、入力軸64の回転駆動に伴い、ファン80により空気管82、82…内を一端開口部から他端開口部へと空気が流れ、ケーシング34内の潤滑油が冷却される。そこで、図1に示す渦巻ケーシング30内を流れる流体により潤滑油が冷却される作用に加えて、上記ファン80による送風による冷却作用を行うならば、潤滑油をより効果的に冷却することができる。なお、ファン80は、入力軸64に固定されるものに限られず、入力軸64の回転駆動に連結されて回転される構造であっても良い。
【0023】
そしてまた、本発明の第4実施例を図6を参照して説明する。図6は、本発明の立軸渦巻ポンプの第4実施例の要部である渦巻ケーシングおよび減速装置の断面図である。図6において、図1と同じ部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0024】
図6に示す第4実施例において、渦巻ケーシング86は、吸込口86aの上方の外壁にポンプ軸38が垂直方向に貫通する貫通孔86bが穿設され、この貫通孔86bの周囲上方に向けて円筒状の軸受軸封部86cが設けられ、ポンプ軸38が水中軸受88とグランドパッキン90により回転自在かつ水密状態に軸承される。この渦巻ケーシング86は、それ自体で流路が完成している。そして、渦巻ケーシング86内に突出したポンプ軸38の下端部に羽根車18が固定されることは勿論である。さらに、渦巻ケーシング86の上部の外壁の外側に、減速装置92のケーシング94が水密状態に組み付け固定される。ここで、渦巻ケーシング86の上部外壁の一部が、減速装置92のケーシング94の下端部分を形成している。また、渦巻ケーシング86にケーシング94を固定する割面と同じ割面で、軸受軸封部86cの上に連接して空間部側壁94aがOリングなどで水密状態に組み付け固定される。この空間部側壁94aは、ケーシング94と一体に形成される。そして、ポンプ軸38は、空間部側壁94aの上端を閉塞するように固定された隔壁98とケーシング94の上端を閉塞するように固定された蓋体100により、ラジアル軸受およびスラスト軸受で適宜に回転自在に軸承される。なお、軸受軸封部86cの上側部分でグランドパッキン90より上方と隔壁98との間で空間部側壁94aで部分的に囲まれて、ケーシング94の外方と連通する空間部96が設けられる。さらに、ポンプ軸38には平歯車からなり減速歯車列の出力段である大歯車102が固定される。この大歯車102に噛合するように中間シャフト104に平歯車からなる中間歯車106が固定される。さらに、中間シャフト104に傘歯車からなる大傘歯車108が固定され、これに噛合するように、水平方向の軸回りに回転自在に配設された入力軸64に、傘歯車からなる小傘歯車110が固定される。中間シャフト104および入力軸64は、適宜に軸承されて、回転自在であることは勿論である。そして、中間シャフト104に注油ポンプ112が連結され、その吸込管先端がケーシング94内で渦巻ケーシング86の上部外壁上に溜まった潤滑油内に浸漬して開口され、吐出管先端が大歯車102のギヤに向けて潤滑油を噴射するように配設されている。
【0025】
かかる構成にあっては、入力軸64の回転駆動に伴い、中間シャフト104が回転され、さらにポンプ軸38が回転されて、羽根車18が回転駆動される。そして、この第4実施例にあっては、従来と同様な形状の渦巻ケーシング86の上部外壁上に、減速装置92を組み付けたものである。なお、軸受軸封部86cは、渦巻ケーシング86とは別体に構成し、これを水密状態に固定しても良い。この渦巻ケーシング86と別体の軸受軸封部86cは、空間部側壁94aと一体にケーシング94と一体に形成されても良い。また、減速装置92の減速歯車列は、2段階で減速するので、その減速比を適宜に設定し易い。
【0026】
なお、上記実施例において、減速装置32、72、92のケーシング34、94は鋳造により形成されたものであるが、これに限られず、ケーシングを鋼板の溶接により形成して、これを渦巻ケーシング30、86の上部外壁に組み付けても良い。また、減速装置32、72、92のケーシング34、94が、渦巻ケーシング30、86と一体に鋳造されたものであっても良い。さらに、減速装置32、72、92の減速歯車列は、上記実施例に限られず、水平方向に配設される入力軸64と垂直方向に配設されるポンプ軸38が適宜に噛合連結されれば、いかなる減速のための歯車列で構成されても良い。そして、垂直方向のポンプ軸38に対して、入力軸64は水平方向に突出していれば良く、実施例のごとく吐出し方向と反対側に突出するものに限られず、吐出し方向と反対側であるが横にずれて平行に突出されても良く、また吐出し方向と所定の角度で交叉する方向に突出されていても良い。そしてさらに、空間部42、96は、グランドパッキン40、90による水密構造にも係わらずにポンプ軸38を伝わって流路から流体が漏れ出たときに、その流体が減速装置32、72、92のケーシング34、94内に侵入せずに外方に排出されれば良く、その形状は上記実施例に限られるものでなく、また空間部42、96と外方を連通する構造はいかなるものであっても良い。さらにまた、ポンプ軸38の突出部を水密構造とするには、グランドパッキン40、90に限られず、別の成形パッキンやメカニカルシールさらにはラビリンスパッキンなどの適宜なパッキン手段が用いられても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の立軸渦巻ポンプは構成されているので、以下のごとき格別な効果を奏する。
【0028】
請求項1記載の立軸渦巻ポンプにあっては、減速装置を渦巻ケーシングの外壁に付設するので、立軸渦巻ポンプの全体の設置高さが低いものとなる。そこで、組み立てが容易である。しかも。渦巻ケーシングから突出するポンプ軸をパッキングにより水密構造としており、ポンプ軸を伝わって流路から流体が渦巻ケーシングの外側の空間部に漏れ出しても、その流体は空間部から外方に排出され、減速装置のケーシング内に侵入することがない。もって、減速装置の機械的な信頼性を高いものとすることができる。
【0029】
請求項2記載の立軸渦巻ポンプにあっては、減速装置の減速歯車列の出力段の歯車をポンプ軸に固定するので、従来装置のごときポンプ軸と減速装置の出力軸を軸継手などを介して連結するものに比べて、部品点数が少なく、それだけ組み付けが容易である。
【0030】
請求項3記載の立軸渦巻ポンプにあっては、ポンプ軸に対して、出力段の歯車を固定した筒状シャフトを上方から吊り降ろして挿入嵌合しさらに連結して組み付けることができ、減速装置の組立が容易である。そこで、予め製造工場などで渦巻ケーシングに減速装置のケーシングおよびポンプ軸などを組み付け、これを現場に据え付け、その後で、据え付け現場で筒状シャフトをポンプ軸に組み付けて減速装置の組立を完了させるならば、据え付け現場における作業を大幅に少なくすることができ、作業効率を高いものとすることができる。
【0031】
請求項4記載の立軸渦巻ポンプにあっては、筒状シャフトを伝わって下に滴下する潤滑油が、筒状部材により隔壁を貫通するポンプ軸を伝わって減速装置のケーシング外に漏出することがなく、潤滑油が外部に漏れて減少する虞がない
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の立軸渦巻ポンプの第1実施例の要部である渦巻ケーシングおよび減速装置の断面図である。
【図2】 図1の本発明の立軸渦巻ポンプの設置構造を示す図である。
【図3】 図1の筒状シャフトの下端部の構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の立軸渦巻ポンプの第2実施例の要部である渦巻ケーシングおよび減速装置の断面図である。
【図5】 本発明の立軸渦巻ポンプの第3実施例における減速装置の潤滑油の冷却機構を説明する図である。
【図6】 本発明の立軸渦巻ポンプの第4実施例の要部である渦巻ケーシングおよび減速装置の断面図である。
【図7】 従来の立軸渦巻ポンプを設置したポンプ場の構造図である。
【符号の説明】
10 第1の床
12、30、86 渦巻ケーシング
12a、30a、86a 吸込口
18 羽根車
24、32、72、92 減速装置
26 駆動装置
28、38 ポンプ軸
30c 開口部
34、94 ケーシング
34a、86b 貫通孔
34b、86c 軸受軸封部
40、90 グランドパッキン
42、96 空間部
44 潤滑油溜まり
46、98 隔壁
48 筒状シャフト
50 軸継手
54、102 大歯車
58、100 蓋体
62 軸受部材
64 入力軸
70 筒状部材
70a フランジ部
80 ファン
82 空気管

Claims (4)

  1. 渦巻ケーシング内に羽根車を収容し、この渦巻ケーシングよりポンプ軸が突出する立軸渦巻ポンプにおいて、前記渦巻ケーシングの外壁に減速装置を付設し、前記渦巻ケーシングから突出する前記ポンプ軸と前記減速装置を連結し、前記渦巻ケーシングから突出する前記ポンプ軸をパッキングで突出部を水密構造とし、さらにその上方に設けた隔壁を貫通させ前記パッキングと前記隔壁の間に空間部を形成し、前記隔壁を含んで前記減速装置のケーシングを形成し、前記空間部をその側方で外方と連通するように構成したことを特徴とする立軸渦巻ポンプ。
  2. 請求項1記載の立軸渦巻ポンプにおいて、前記渦巻ケーシングの外壁から突出する前記ポンプ軸に、前記ケーシング内で前記減速装置の減速歯車列の出力段の歯車を固定配設して構成したことを特徴とする立軸渦巻ポンプ。
  3. 請求項1記載の立軸渦巻ポンプにおいて、前記減速装置の減速歯車列の出力段の歯車を筒状シャフトに固定配設し、前記ケーシング内で前記筒状シャフトを前記ポンプ軸に上方から挿入嵌合させるとともに連結して構成したことを特徴とする立軸渦巻ポンプ。
  4. 請求項3記載の立軸渦巻ポンプにおいて、前記筒状シャフトの下端を前記隔壁に臨ませるとともに前記ポンプ軸との間に同軸心筒状の隙間を形成し、この隙間に同軸心状で筒状部材を遊嵌挿入するとともにその下端部を前記隔壁に水密構造に固定配設して構成したことを特徴とする立軸渦巻ポンプ。
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