JP4157086B2 - ズームレンズユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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    • H02N1/004Electrostatic motors in which a body is moved along a path due to interaction with an electric field travelling along the path

Description

本発明は、静電アクチュエータを用いてレンズを駆動するズームレンズユニットおよび撮像装置に関し、特に複数の可動子を別々に制御することができるものに関する。
近年、携帯電話等のモバイル機器にズーム機能を有するカメラユニットを組み込むことが検討されている。このようなカメラユニットではレンズを駆動することで焦点を調節して、最終的にセンサに結像させる。このようにレンズを光軸方向に駆動する駆動源としては、静電アクチュエータが用いられる場合がある。
ズームレンズユニットは、複数のレンズを駆動することでズーム倍率を調整するものである。静電アクチュエータは、固定子と、第1の可動子および第2の可動子とを備えており、第1の可動子および第2の可動子はそれぞれレンズを保持している。
固定子は、固定子枠の対向する内面にそれぞれ取付けられた駆動用電極基板と保持用電極基板とを備えている。また、第1の可動子および第2の可動子は、一対の電極基板の間を数μmのギャップをもってレンズの軸方向に沿って往復動可能となるように配置されている。保持用電極基板には、第1の可動子を保持するための保持電極と、第2の可動子を保持するための保持電極との、2種類の保持電極を有している。
このような構成をしたズームレンズユニットにおいては、固定子の一対の電極基板の電極にスイッチング回路を用いて所定の順序で電圧を供給することで、第1可動子および第2可動子を静電気力で駆動するようにしている。(特許文献1)
特開2004−126009公報 図2および図3
従来のズームレンズユニットは、一方の可動子を保持用電極基板により保持した状態で、駆動用電極基板に所定の順序で電圧を供給することで他方の可動子を駆動するため、複数の可動子をそれぞれ交互に動かすことができるのみであった。
ズームレンズユニットにおいて、それぞれのレンズは、ズーム倍率を変化させるために、所定のレンズ設計に基づいたズーム曲線をトレースする必要がある。
このズーム曲線をトレースする場合に、各群のレンズを交互に駆動することは、あまり好ましくない。レンズを交互に駆動すると、ズーム動作中に複数の可動子の位置がズーム曲線から一時的にずれてしまうことが避けられない。すなわち、ズーム動作中のピントが狂ってしまい、結像した像がボケてしまう。
本発明は、このような事情を鑑みてされたもので、ズーム動作中のピントの狂いを軽減したズームレンズユニットおよび撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のズームレンズユニットは、固定子と、前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、前記固定子に設けられた2つの基板と、一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のズームレンズユニットは、固定子と、前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、前記固定子に設けられた2つの基板と、一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のズームレンズユニットは、固定子と、前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、前記固定子に設けられた2つの基板と、一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、他方の前記基板に設けられ、少なくとも前記第1の可動子、前記第2の可動子のいずれか一方を駆動するために、前記所定方向に一定のピッチで設けられた第3の駆動用電極と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、固定子と、前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、前記固定子に設けられた2つの基板と、一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、固定子と、前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、前記固定子に設けられた2つの基板と、一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、固定子と、前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、前記固定子に設けられた2つの基板と、一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、他方の前記基板に設けられ、少なくとも前記第1の可動子、前記第2の可動子のいずれか一方を駆動するために、前記所定方向に一定のピッチで設けられた第3の駆動用電極と、を有することを特徴とする。
ズーム動作中のピントの狂いを軽減したズームレンズユニットおよび撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズユニットを用いた撮像装置10を一部切欠して示す斜視図、図2は撮像装置10を示す分解斜視図、図3(a)は駆動用電極基板42(他方の基板)、第1の可動子50、第2の可動子60を模式的に示す図、図3(b)は保持用電極基板43(一方の基板)を模式的に示す平面図、図3(c)は第1の可動子および第2の可動子のズーム曲線を示す図、図4はズームレンズユニット30を模式的に示す縦断面図である。これらの図中矢印XYZは互いに直交する三方向を示しており、特に矢印Xは貫通部の貫通方向(所定方向)であり、すなわち第1および第2の可動子50、60の移動方向(光軸方向)である。また、実施の形態の説明において、図1に示すZの矢印方向を仮に上方向として説明する。
撮像装置10は、撮像素子部20と、ズームレンズユニット30とを備えている。撮像素子部20は、基板21と、この基板21上に配置されたCCD等のセンサ22および制御用の電子部品23とを備えている。電子部品23には、駆動制御回路24が組み込まれている。
ズームレンズユニット30は、筒状のカバー31と、固定子40と、第1の可動子50と、第2の可動子60とを備えている。第1の可動子50、第2の可動子60は、互いに離間して光軸方向Xに沿って移動可能に固定子枠41(後述)内に挿入されている。
固定子40は、貫通部を有する中空の直方体形状の枠体なる固定子枠41を備えている。この固定子枠41は、上方内面41aおよび下方内面41bを有している。上方内面41aには、第1および第2の可動子50、60を駆動するための駆動用電極基板42が取付けられている。さらに、下方内面41bには、可動子50、60をその位置に保持するための保持用電極基板43が取付けられている。
駆動用電極基板42は、図3に示すように絶縁性材料基板表面に所望の形状にパターニングして形成され、移動方向Xに対して直交するY方向に延伸する複数の電極群からなる駆動用電極42a〜42dが並列されている。絶縁性材料基板には、例えばガラス板や、表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハ、アラミドやガラスエポキシなどのプリント配線板用の絶縁基板を用いることができる。なお、各電極の幅は数μmから数十μm程度であり、各電極間の間隔は数μmから数十μm程度であり、電極は、一定のピッチで配列されている。ここで一定のピッチとは、加工の際に生じる加工誤差を含んでいる。
また、駆動用電極基板42には、移動方向Xに対して直交するY方向に延伸する複数の電極群からなる駆動用電極42e〜42hが並列されている。なお、各電極の幅は数μmから数十μm程度であり、各電極間の間隔は数μmから数十μm程度であり、電極は、一定のピッチで配列されている。
電極のピッチが細かいほど、第1および第2の可動子50、60の最小移動分解能を細かくする事が出来るが、あまり細かすぎると第1および第2の可動子50、60や駆動用電極42a〜42hの加工に高い精度が求められ、コストアップの要因となってしまう。例えば、駆動用電極基板42に表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハを用いる場合、駆動用電極42a〜42bは幅12μm、間隔4μm、ピッチ16μm前後とすることができる。
駆動用基板42の、第1の可動子50の可動範囲に対応する領域に、駆動用電極42a〜42dは設けられている。また、駆動用基板42の、第2の可動子60の可動範囲に対応する領域に、駆動用電極42e〜42hは設けられている。
駆動用電極42a〜42hは、電子部品23の駆動制御回路24に接続され、駆動制御回路24からの制御電圧信号が入力されて駆動される。すなわち、電圧信号は、各グループの駆動用電極42a〜42hに独立して印加される。例えば、駆動用電極42aに電圧が印加される場合には、駆動用電極基板42上の全てのグループの駆動用電極42aに対応する凸部に電圧信号が印加される。ここで駆動用電極42aはチャンネル1(ch1)、駆動用電極42bはチャンネル2(ch2)、駆動用電極42cはチャンネル3(ch3)、駆動用電極42dはチャンネル4(ch4)、駆動用電極42eはチャンネル5(ch5)、駆動用電極42fはチャンネル6(ch6)、駆動用電極42gはチャンネル7(ch7)、駆動用電極42hはチャンネル8(ch8)に該当する。ここで、駆動用電極42a〜42dは、第1の可動子50を駆動するための第1の駆動用電極、駆動用電極42e〜42hは、第2の可動子60を駆動するための第2の駆動用電極である。
保持用電極基板43は、図3に示すように絶縁性材料基板表面に所望の形状にパターニングして形成され、第1の可動子50の第1可動子電極53(後述)に対応するストライプ電極43a(第1の保持用電極)と、第2の可動子60の第2可動子電極63(後述)に対応するストライプ電極43b(第2の保持用電極)が並行に形成されている。絶縁性材料基板には、例えばガラス板や、表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハ、アラミドやガラスエポキシなどのプリント配線板用の絶縁基板を用いることができる。ここで第2可動子用ストライプ電極43bはチャンネル9(ch9)、第1可動子用ストライプ電極43aはチャンネル10(ch10)に該当する。また、これらストライプ電極43a、43bは、第1および第2の可動子50、60を独立して制御されるように電気的に独立して配置される。
第1の可動子50は、中空部を有する導電材料で形成された略直方体の支持体51とを備えている。支持体51は、例えば導電性材料を物理的な研削により、または化学的なエッチングにより形成することができる。また、導電性樹脂を射出成型して成型して形成することもできる。この支持体51の上面には可動子側駆動用電極52が形成され、下面には第1可動子電極53が形成されている。さらに、中空部にはレンズ54が固定されている。
可動子側駆動用電極52は、第1の可動子50の移動方向Xに直交するように突起状の複数のストライプが延出され、移動方向Xに並列されて凹凸部が形成されている。その間隔は例えば32μm程度であり、凸部の高さは凹部内の面から高さ10μm程度を有している。この高さは最低10μmあればよく、それ以上深くても構わない。すなわち、可動子側駆動用電極52の凸の幅は、駆動用電極基板42a〜42hのピッチの倍に等しく、また、可動子側駆動用電極52の凹の底面は、駆動用電極基板42a〜42hのピッチの倍と等しい幅を有している。例えば、駆動用電極基板42に表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハを用いる場合、可動子側駆動用電極52の凹或いは凸は、ほぼ64μmのピッチで配列されている。
支持体51の可動子側駆動用電極52の設けられた面には、凹部55(第1の凹部)が設けられている。凹部55は駆動用電極42e〜42hと対向する部分に設けられている。凹部55の深さは可動子側駆動用電極52の凸部から10μm程度を有している。この深さは最低10μmあればよく、それ以上深くても構わない。
第1可動子電極53は、第1の可動子50の移動方向に延出され、Y方向に並列されるようにエッチングにより突起状の複数のストライプが形成されている。ここで第1可動子電極53はチャンネル11(ch11)に該当する。
第2の可動子60は、中空部を有する導電材料で形成された略直方体の支持体61とを備えている。支持体61は、例えば導電性材料を物理的な研削により、または化学的なエッチングにより形成することができる。また、導電性樹脂を射出成型して成型して形成することもできる。この支持体61の上面には可動子側駆動用電極62が形成され、下面には第2可動子電極63が形成されている。さらに、中空部にはレンズ64が固定されている。
可動子側駆動用電極62は、第2の可動子60の移動方向Xに直交するようにエッチングにより突起状の複数のストライプが延出され、移動方向Xに並列されて凹凸部が形成されている。その間隔は例えば32μm程度であり、凸部の高さは凹部内の面から高さ10μm程度を有している。この高さは最低10μmあればよく、それ以上深くても構わない。すなわち、可動子側駆動用電極62の凸の幅は、駆動用電極基板42a〜42hのピッチの倍に等しく、また、可動子側駆動用電極62の凹の底面は、駆動用電極基板42a〜42hのピッチの倍と等しい幅を有している。例えば、駆動用電極基板42に表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハを用いる場合、可動子側駆動用電極62の凹或いは凸は、ほぼ64μmのピッチで配列されている。
支持体61の可動子側駆動用電極62の設けられた面には、凹部65(第2の凹部)が設けられている。凹部65は駆動用電極42a〜42dと対向する部分に設けられている。凹部65の深さは可動子側駆動用電極62の凸部から10μm程度を有している。この深さは最低10μmあればよく、それ以上深くても構わない。
第2可動子電極63は、第1の可動子50の移動方向に延出され、Y方向に並列されるようにエッチングにより突起状の複数のストライプが形成されている。ここで第2可動子電極63はチャンネル12(ch12)に該当する。
また、上述した第1の可動子50のレンズ54および第2の可動子60のレンズ64の配置が変えられることによって両者で構成されるレンズ系は、ワイドおよびテレ間でズームされ、このズームされた焦点距離に応じて被写体に対して焦点が合わせられる。
図5に第1の可動子50のズーム曲線を示す。また、図6に第2の可動子60のズーム曲線を示す。ワイドおよびテレ間でズームされる際、第1の可動子50および第2の可動子60は図5および図6に示すズーム曲線に従って移動する。なお、図5および図6に示すズーム曲線に従って第1の可動子50および第2の可動子60を移動させることが理想的であるが、簡易的に移動量を計算するための近似式を用いることもできる。図5に第1の可動子50の移動量を計算するための近似式の例を2種類、図6に第2の可動子60の移動量を計算するための近似式の例を2種類、および図5、図6に近似式から算出された移動ステップ数を示す。
このように構成された撮像装置10は、次のようにして第1および第2の可動子50、60の駆動が行われる。
第1の可動子50は、駆動用電極42a〜42dと可動子側電極52の間に、またストライプ電極43aと第1可動子電極53との間に電位差を設ける。すると駆動用電極42a〜42dと可動子側電極52の間に、またストライプ電極43aと第1可動子電極53との間に静電気力により吸引方向の力が生じる。公知の手順(例えば特開2004−126009号公報 段落0037乃至0049)にて、電位差を設ける駆動用電極42a〜42d、ストライプ電極43aを切り替えることにより、第1の可動子50の位置を移動させることができる。
一方、第2の可動子60は、駆動用電極42e〜42hと可動子側電極62の間に、またストライプ電極43bと第2可動子電極63との間に電位差を設ける。すると駆動用電極42e〜42hと可動子側電極62の間に、またストライプ電極43bと第2可動子電極63との間に静電気力により吸引方向の力が生じる。第1の可動子50と同様、公知の手順にて、電位差を設ける駆動用電極42e〜42h、ストライプ電極43bを切り替えることにより、第2の可動子60の位置を移動させることができる。
また、第1の可動子50を保持する場合、ストライプ電極43aと第1可動子電極53との間に電位差を設ける。ストライプ電極43aと第1可動子電極53との間に静電気力により吸引方向の力が生じ、第1の可動子50を保持することができる。第2の可動子60を保持する場合、第1の可動子50と同様にストライプ電極43bと第2可動子電極63との間に電位差を設ける。
このようにしてできた撮像装置10およびズームレンズユニット30は、凹部55を有しているため、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間の距離が遠い。よって、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力が、可動子側電極52と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力に比べて非常に小さい。また、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力が、ストライプ電極43aと第1可動子電極53との働く吸引力に比べて非常に小さい。従って、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力によって、第1の可動子50の移動や保持が阻害されることが無い。
同時に、凹部65を有しているため、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間の距離が遠い。よって、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力が、可動子側電極62と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力に比べて非常に小さい。また、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力が、ストライプ電極43bと第2可動子電極63との働く吸引力に比べて非常に小さい。従って、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力によって、第1の可動子50の移動や保持が阻害されることが無い。
すなわち、第1の可動子50と第2の可動子60は互いに独立して制御することができる。ここで、独立して制御できるとは、第1の可動子50と第2の可動子60を異なる方向へ移動、異なる速度で移動、異なる加速度で速度を変化、いずれか一方のみを移動させることができることをいう。図5、図6に示すズーム曲線または、ズーム曲線を近似した近似式に従って、第1の可動子50と第2の可動子60を移動させることができ、ズーム動作中のピントの狂いを軽減することができる。
(第2の実施の形態)
図7(a)は本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズユニットを用いた撮像装置10の電極基板142(他方の基板)、第1の可動子50、第2の可動子60を模式的に示す図である。また、図7(b)は本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズユニットを用いた撮像装置10の電極基板143(一方の基板)、第1の可動子50、第2の可動子60を模式的に示す図である。図中矢印XYは互いに直交する二方向を示しており、特に矢印Xは貫通部の貫通方向(所定方向)であり、すなわち第1および第2の可動子50、60の移動方向(光軸方向)である。なお、図1に示す第1の実施の形態の各部と同一部分は、同一符号で示し、その説明を省略する。
電極基板142は、図7(b)に示すように絶縁性材料基板表面に所望の形状にパターニングして形成され、移動方向Xに対して直交するY方向に延伸する複数の電極群からなる駆動用電極42a〜42dが並列されている。図1に示す駆動用電極基板42と同様に絶縁性材料基板には、例えばガラス板や、表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハ、アラミドやガラスエポキシなどのプリント配線板用の絶縁基板を用いることができる。なお、各電極の幅は数μmから数十μm程度であり、各電極間の間隔は数μmから数十μm程度であり、電極は、一定のピッチで配列されている。
また、電極基板142には駆動用電極42a〜42dに加えて、第2の可動子60の第2可動子電極63に対応するストライプ電極43b(第2の保持用電極)が並行に形成されている。
電極基板143は、図7(a)に示すように絶縁性材料基板表面に所望の形状にパターニングして形成され、移動方向Xに対して直交するY方向に延伸する複数の電極群からなる駆動用電極42e〜42hが並列されている。図1に示す駆動用電極基板42と同様に、絶縁性材料基板には、例えばガラス板や、表面に熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハ、アラミドやガラスエポキシなどのプリント配線板用の絶縁基板を用いることができる。なお、各電極の幅は数μmから数十μm程度であり、各電極間の間隔は数μmから数十μm程度であり、電極は、一定のピッチで配列されている。
また、電極基板143には駆動用電極42e〜42hに加えて、第1の可動子50の第1可動子電極53に対応するストライプ電極43a(第1の保持用電極)が並行に形成されている。駆動用電極42a〜42h、ストライプ電極43aおよびストライプ電極43bは、図1に示す第1の実施の形態と構造、使用する方法、作用は同一で、設けられている位置、大きさのみが異なる。
このようにしてできた撮像装置10およびズームレンズユニット30は、凹部55を有しているため、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間の距離が遠い。よって、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力が、可動子側電極52と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力に比べて非常に小さい。また、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力が、ストライプ電極43aと第1可動子電極53との働く吸引力に比べて非常に小さい。従って、可動子側電極52および支持体51と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力によって、第1の可動子50の移動や保持が阻害されることが無い。
同時に、凹部65を有しているため、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間の距離が遠い。よって、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力が、可動子側電極62と、駆動用電極42e〜42hとの間に働く吸引力に比べて非常に小さい。また、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力が、ストライプ電極43bと第2可動子電極63との働く吸引力に比べて非常に小さい。従って、可動子側電極62および支持体61と、駆動用電極42a〜42dとの間に働く吸引力によって、第1の可動子50の移動や保持が阻害されることが無い。
すなわち、第1の可動子50と第2の可動子60は互いに独立して制御することができる。ここで、独立して制御できるとは、第1の可動子50と第2の可動子60を異なる方向へ移動、異なる速度で移動、異なる加速度で速度を変化、いずれか一方のみを移動させることができることをいう。図5に示すズーム曲線または、ズーム曲線を近似した近似式に従って、第1の可動子50と第2の可動子60を移動させることができ、ズーム動作中のピントの狂いを軽減することができる。
また、第1の実施の形態に比べ、駆動用電極42a〜42hの面積が大きくなるようにレイアウトすることができる。これは、ストライプ電極43a、43bより導電部分の密度の低い駆動用電極42a〜42hを、全て同一の基板に設ける場合より、駆動用電極42a〜42dとストライプ電極43bを一方の基板、駆動用電極42e〜42hとストライプ電極43aを他方の基板に設けたほうが、電極基板142、143の駆動用電極42e〜42hが配置可能な面積が大きくなるためである。なぜならば、理想的にはチャンネルごとの駆動用電極42a〜42hの面積と、チャンネルごとのストライプ電極43a、43bの面積の比は1:1となる。駆動用電極42a〜42hは、電極部と、間隔部より構成される。ラインアンドスペース(電極部:間隔部)が仮に3:1とすると、ストライプ電極43a、43bと同じ面積の駆動用電極42a〜42hを設けるためには、駆動用電極42a〜42h側には約1.3倍の専有面積を必要とする。従って、配置可能な面積が大きくなる。
駆動用電極42a〜42hの面積を大きくレイアウトした場合、駆動用電極42a〜42dと可動子側電極52および駆動用電極42e〜42hと可動子側電極62との間に働く吸引力を、より小さい電位差で発生させることができる。従って、撮像装置10およびズームレンズユニット30の消費電力を削減することができる。
(第3の実施の形態)
図8(a)は本発明の第3の実施の形態に係るズームレンズユニットを用いた撮像装置10の駆動用電極基板242(他方の基板)、第1の可動子50、第2の可動子60を模式的に示す図である。また、図8(b)は本発明の本発明の第3の実施の形態に係るズームレンズユニットを用いた撮像装置10の保持用電極基板43(一方の基板)を模式的に示す図である。また、図8(c)は本発明の第3の実施の形態に係るズームレンズユニットを用いた撮像装置10の駆動用電極基板242の動作を模式的に示す図である。図中矢印XYは互いに直交する三方向を示しており、特に矢印Xは貫通部の貫通方向(所定方向)であり、すなわち第1および第2の可動子50、60の移動方向(光軸方向)である。なお、図1に示す第1の実施の形態および第2の実施の形態の各部と同一部分は、同一符号で示し、その説明を省略する。
駆動用電極基板242は、図8に示すようにガラス板表面に所望の形状にパターニングして形成され、移動方向Xに対して直交するY方向に延伸する複数の電極群からなる駆動用電極242a〜242lが並列されている。なお、各電極の幅は数μmから数十μm程度であり、各電極間の間隔は数μmから数十μm程度であり、電極は、一定のピッチで配列されている。
ここで、駆動用電極242a〜242lの並列パターンについて説明する。駆動用電極242a〜242lは、センサ22側から遠い順に、まず駆動用電極242a〜242dが順に(242a、242b、242c、242d、242a、242b・・・)配列されている。次に、駆動用電極242e〜242hが順に(242e、242f、242g、242h、242e、242f・・・)配列されている。最後に駆動用電極242i〜242lが順に(242i、242j、242k、242l、242i、242j・・・)配列されている。
駆動用電極242a〜242dは、第1の可動子を駆動50するための第1の駆動用電極、駆動用電極242i〜242lは、第2の可動子を駆動60するための第2の駆動用電極、駆動用電極242e〜242hは、第1の可動子または第2の可動子を駆動するための第3の駆動用電極である。
第1の可動子50は、図5に示すズーム曲線に従って、駆動用電極242a〜242hを用いて移動させることができる。第2の可動子60は、図6に示すズーム曲線に従って、駆動用電極242e〜242lを用いて移動させることができる。
第1の可動子50と第2の可動子60を図5、図6に示すズーム曲線に従って移動させた際、駆動用電極242e〜242hに対応する位置に第1の可動子50と第2の可動子60が同時に位置することがないように、駆動用電極242e〜242hは配列されている。ここで、同時に位置することがないとは、駆動用電極242e〜242hに対応する位置に第1の可動子50の少なくとも一部または第2の可動子60の少なくとも一部のいずれか一方のみが位置する場合、または駆動用電極242e〜242hに対応する位置にある第1の可動子50、第2の可動子60のいずれか一方の可動子側電極52、62が設けられている面の面積が3割未満で他方の可動子側電極52、62が設けられている面の面積が3割以上である場合のことをいう。
ワイドおよびテレ間でズームされる際、第1の可動子50および第2の可動子60は図5、図6に示すズーム曲線に従って移動する。ワイド〜中間領域(ミドル)の間でズームされる際、第1の可動子50は駆動用電極242a〜242hを用いて移動させる。また、第2の可動子60は駆動用電極242i〜242lを用いて移動させる。
一方、中間領域(ミドル)〜テレの間でズームされる際、第1の可動子50は駆動用電極242a〜242dを用いて移動させる。また、第2の可動子60は駆動用電極242e〜242lを用いて移動させる。
なお、駆動用電極242a〜242lは、図1に示す第1の実施の形態における駆動用電極42a〜42hと構造、使用する方法、作用は同一で、設けられている位置、大きさのみが異なる。
このようにしてできた撮像装置10およびズームレンズユニット30は、第1の可動子50と第2の可動子60が図5、図6に示すズーム曲線に従って移動させた際、駆動用電極242e〜242hに対応する位置に第1の可動子50と第2の可動子60が同時に位置することがないように、駆動用電極242e〜242hは配列されているので、可動子側電極52および支持体51と、第2の可動子60を駆動する駆動用電極(駆動用電極242e〜242lまたは駆動用電極242i〜242l)との間の距離が遠い。よって、可動子側電極52および支持体51と、第2の可動子60を駆動する駆動用電極との間に働く吸引力が、可動子側電極52と、第1の可動子50を駆動する駆動用電極(駆動用電極242a〜242dまたは駆動用電極242a〜242h)との間に働く吸引力に比べて非常に小さい。
また、可動子側電極52および支持体51と、第2の可動子60を駆動する駆動用電極との間に働く吸引力が、ストライプ電極43aと第1可動子電極53との働く吸引力に比べて非常に小さい。従って、可動子側電極52および支持体51と、第2の可動子60を駆動する駆動用電極との間に働く吸引力によって、第1の可動子50の移動や保持が阻害されることが無い。
同時に、第1の可動子50と第2の可動子60が図5、図6に示すズーム曲線に従って移動させた際、駆動用電極242e〜242hに対応する位置に第1の可動子50と第2の可動子60が同時に位置することがないように、駆動用電極242e〜242hは配列されているので、可動子側電極62および支持体61と、第1の可動子50を駆動する駆動用電極(駆動用電極242a〜242hまたは駆動用電極242a〜242d)との間の距離が遠い。よって、可動子側電極62および支持体61と、第1の可動子50を駆動する駆動用電極との間に働く吸引力が、可動子側電極62と、第2の可動子60を駆動する駆動用電極(駆動用電極242e〜242lまたは駆動用電極242i〜242l)との間に働く吸引力に比べて非常に小さい。
また、動子側電極62および支持体61と、第1の可動子50を駆動する駆動用電極との間に働く吸引力が、ストライプ電極43bと第2可動子電極63との働く吸引力に比べて非常に小さい。従って、可動子側電極62および支持体61と、第1の可動子50を駆動する駆動用電極との間に働く吸引力によって、第1の可動子50の移動や保持が阻害されることが無い。
すなわち、第1の可動子50と第2の可動子60は互いに独立して制御することができる。ここで、独立して制御できるとは、第1の可動子50と第2の可動子60を異なる方向へ移動、異なる速度で移動、異なる加速度で速度を変化、いずれか一方のみを移動させることができることをいう。図5、図6に示すズーム曲線または、ズーム曲線を近似した近似式に従って、第1の可動子50と第2の可動子60を移動させることができ、ズーム動作中のピントの狂いを軽減することができる。
また、第2の実施の形態に比べ、駆動用電極242a〜242lの面積が大きくなるようにレイアウトすることができる。これは、ストライプ電極43a、43bより導電部分の密度の低い駆動用電極242a〜242lを、ストライプ電極43a、43bと移動方向Xに直交するY方向に並べる必要がないためである。
駆動用電極242a〜42lの面積を大きくレイアウトした場合、駆動用電極242a〜242hと可動子側電極52および駆動用電極242e〜42lと可動子側電極62との間に働く吸引力を、より小さい電位差で発生させることができる。従って、撮像装置10およびズームレンズユニット30の消費電力を削減することができる。
また、第1の実施の形態および第2の実施の形態に比べ、凹部55、65が不要のため、第1および第2の可動子50、60の加工が容易となる。従って、撮像装置10およびズームレンズユニット30の量産性を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットを示す斜視図 本発明の第1の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットを示す分解斜視図 本発明の第1の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットを示す図 本発明の第1の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットを示す図 本発明の第1の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットのズーム曲線を示す図 本発明の第1の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットのズーム曲線を示す図 本発明の第2の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットを示す図 本発明の第3の実施の形態による撮像装置およびズームレンズユニットを示す図
符号の説明
10 撮像装置
20 撮像素子部
21 基板
22 センサ
23 電子部品
24 駆動制御回路
30 ズームレンズユニット
31 カバー
40 固定子
41 固定子枠
41a 上方内面
41b 下方内面
42 駆動用電極基板
42a、42b、42c、42d、42e、42f、42g、42h 駆動用電極
43 保持用電極基板
43a、43b ストライプ電極
50 第1の可動子
51 支持体
52 可動子側駆動用電極
53 第1可動子電極
54 レンズ
55 凹部
60 第2の可動子
61 支持体
62 可動子側駆動用電極
63 第2可動子電極
64 レンズ
65 凹部
142、143 電極基板
242 駆動用電極基板
242a、242b、242c、242d、242e、242f、242g、242h、242i、242j、242k、242l 駆動用電極

Claims (6)

  1. 固定子と、
    前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、
    前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、
    前記固定子に設けられた2つの基板と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、
    前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、
    前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、
    を有することを特徴とするズームレンズユニット。
  2. 固定子と、
    前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、
    前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、
    前記固定子に設けられた2つの基板と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、
    前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、
    前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、
    を有することを特徴とするズームレンズユニット。
  3. 固定子と、
    前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、
    前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、
    前記固定子に設けられた2つの基板と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、少なくとも前記第1の可動子、前記第2の可動子のいずれか一方を駆動するために、前記所定方向に一定のピッチで設けられた第3の駆動用電極と、
    を有することを特徴とするズームレンズユニット。
  4. 固定子と、
    前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、
    前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、
    前記固定子に設けられた2つの基板と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、
    前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、
    前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  5. 固定子と、
    前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、
    前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、
    前記固定子に設けられた2つの基板と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、
    前記第1の可動子に設けられ、第2の駆動用電極と対向する部分に設けられた第1の凹部と、
    前記第2の可動子に設けられ、第1の駆動用電極と対向する部分に設けられた第2の凹部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 固定子と、
    前記固定子に設けられ、前記固定子に案内されて所定方向に移動可能に設けられた第1および第2の可動子と、
    前記第1および第2の可動子のそれぞれに設けられ、被写体の像を結像させるためのレンズと、
    前記固定子に設けられた2つの基板と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を吸引保持するための第1の保持用電極と、
    一方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を吸引保持するための第2の保持用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第1の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第1の駆動用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、前記第2の可動子を駆動するために前記所定方向に一定のピッチで設けられた第2の駆動用電極と、
    他方の前記基板に設けられ、少なくとも前記第1の可動子、前記第2の可動子のいずれか一方を駆動するために、前記所定方向に一定のピッチで設けられた第3の駆動用電極と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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