JP4157049B2 - フライヤーの保護サーモ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒータにより油を加熱して天ぷらや揚げ物等の調理を行う電気式のフライヤーにおいて、油温が過昇するのを防止する保護サーモの取付構造に関するものである。
通常、ヒータにより油を加熱して天ぷらや揚げ物等の調理を行う電気式のフライヤーにおいては、油温が高くなり過ぎると、油の劣化や火災の危険があるため、サーモスタットを設置して油温を検知し、油温の異常昇温を防止するようにしている。而して、従来のサーモスタットを設置する技術としては、特許文献1に記載されたような発明がある。この特許文献1の発明は、油を入れる加熱容器の外側の側面から底面へかけた部分に、ブラケット(受熱部)を介してサーモスタットを取り付けている。このサーモスタットは、油温が所定温度以上になったことを感知して、発熱体(ヒータ)への通電を遮断し、油温の異常昇温を防止するものである。
また従来の電気式フライヤーにおいては、図3及び図4に示すように、油槽タンク1内にヒータ2をスイングアップ自在に装着し、油槽タンク1の前面側の側面にヒータ2への通電を遮断する二つの保護サーモ3A,3Bをブラケット4を介して取り付けたものが既に市販されて公知である。ブラケット4は、各保護サーモ3A及び3Bの取付片4A,4Bを有し、各保護サーモ3A及び3Bはその対向する外周面に設けられたフランジ5の部分が前記取付片4A,4Bにネジ固定されている。またこれらの取付片4A,4Bの上部側には、共通する取付基部4Cが一体的に設けられており、その三カ所(図4参照)が溶接により油槽タンク1の側面に取り付けられている。
更に、このような電気式フライヤーにおいて、ヒータを3本使用する場合は、3相デルタ結線されたヒータ回路を使用するため、これをサーモを使って保護しようとすると、どうしてもサーモは2つ必要となる。また、保護用であるため、ヒータはできるかぎり3本同時に遮断させる必要があるので、2つのサーモはできるだけ同じ温度を拾えるように近接して取り付ける必要がある。そこで従来は、図4のように取り付けていた。
更にまた、図4及び図5に示す従来の保護サーモの取付構造にあっては、取付片4A,4Bはその解放側を油槽タンク1側に向かって僅かに傾斜させて取り付けることで、多少の油槽タンク1の歪みなら吸収できるようにバネ性を備えるようにしている。
特開平2−180215号公報
ところが、前記特許文献1の電気式フライヤーにあっては、油温の変化に対応して加熱容器に熱歪みが発生し、繰り返し履歴により加熱容器が変形して受熱部が加熱容器の表面側から離れて浮き上がるようになり、正確な油温を検知することができなくなるという問題があった。
また既に市販されて公知の電気式フライヤーにあっても、油温の変化に対応して油槽タンク1が熱歪みを発生し、繰り返し履歴により油槽タンク1に反り等の変形が生じていた。そのため、図5の図(A)に示す取り付け状態から図(B)に示すように、保護サーモ3A,3Bが油槽タンク1の外壁面から浮き上がって離れるようになり、正確な油温の検知ができないという欠点があった。
更に、前述した通り、図4及び図5に示す取付片4A,4Bは、油槽タンク1の多少の歪みならこれを吸収できるようにバネ性が付与されて取り付けられているものの、油槽タンク1の側面は一枚板でつくられているために歪みの発生が大きく、図5に示すような縦方向の歪みによる保護サーモ3A,3Bの剥離のみではなく、横方向においても取付基部4Cを曲げてしまうほどの歪みが発生する虞があった。
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、加熱容器(油槽タンク)の熱歪みが発生してもこれに対処することのできる保護サーモの取付構造を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、非常時に油槽タンク内のヒータをON/OFF制御するための保護サーモを、油槽タンクの外側面にブラケットを介して取り付けたフライヤーにおいて、油槽タンクの外側面に二つのブラケットを横方向に並設すると共に、各ブラケットに保護サーモをそれぞれ取り付け、各ブラケットの縦方向の端縁とこれに連続する横方向の端縁の二つの端縁を取付フランジを介して油槽タンクの外側面に溶接し、各ブラケットの対向する側の端縁は開放したことを特徴とするフライヤーの保護サーモ取付構造である。
而して、請求項1の発明にあっては、並設されたブラケットの二つの端縁側を溶接し、向き合う端縁側を開放端としている。そのため、ブラケットは縦方向と横方向の取付強度が強固なものとなり、油槽タンクの縦方向及び横方向の熱歪みに対しても強くなる。その結果、保護サーモが油槽タンクの外側面から浮き上がるようなことはなくなり、正確な温度検知が可能きである。また二つのブラケットの向き合う端縁側を解放端とすることで、両者間に僅かな隙間部分が形成され、該隙間部分が取付強度の弱い部分となる。このようにブラケット間に意図的に強度の弱い部分を形成することで、油槽タンクの側面に熱歪みが発生したとき、熱歪みを強度の弱い部分で吸収させることにより、他の保護サーモを取り付けた部分への影響を少なくすることができ、この事によっても保護サーモの浮き上がりを防止するようにしている。
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1及び図2は本発明の一実施の形態に係るものであり、図1の図(A)はブラケット6,7を介して保護サーモTH3及びTH4を油槽タンク1の前面壁1Aへ取り付けた状態を示す正面図、図(B)はブラケット6及び7の斜視図である。図2は三相200Vの電源を使用する業務用電気式フライヤーの電気回路図である。
同図に示す如く、油槽タンク1の中と外との間をスイング方式で自由に移動できるように配設された三つのヒータH1,H2,H3は、昇降装置に取り付けられており、デルタ結線されている。これらのヒータH1〜H3への通電は、漏電遮断器ELBを介して開始される。油温サーモTH1は、油槽タンク1内にあり、油温を検知している。そして、油温が設定温度以下であると電磁接触器XをONさせる。油温サーモTH1がONであっても、保護装置である過昇防止サーモTH2又は空炊き防止スイッチS1の少なくともいずれか一つがOFFであれば、電磁接触器XはON動作しない。電磁接触器XがON動作することでヒータH1〜H3に通電が開始され、油槽タンク1内の油を加熱する。そして、油の温度が設定温度に到達すると、油温サーモTH1がこれを検知して電磁接触器XをOFF動作させるようになっている。
前記空炊き防止スイッチS1は、ヒータH1〜H3の昇降装置に取り付けられており、ヒータH1〜H3が油槽タンク1から出た状態(スイングアップ時)を検知し、電磁接触器XをOFF動作させるようになっている。また過昇防止サーモTH2は、油槽タンク1内に油が入ってない状態で電源が投入された場合には空炊き状態となるので、これを防止すべくヒータH1〜H3に抱かせ、ヒータ温度が一定温度以上になると動作し、電磁接触器XをOFF動作させるようになっている。しかも、この過昇防止サーモTH2は、空炊き防止機能に加えて、油槽に油がある状態のときに油の温度が異常昇温した際にもこれを検知して動作し、電磁接触器XをOFF動作させるようになっている。保護サーモTH3及びTH4は、過昇防止サーモTH2が故障した場合のフエールセーフとして機能するものであり、過昇防止サーモTH2よりも高い温度域で動作するように設定されている。
この保護サーモTH3及びTH4は、薄型の円柱状を成し、その両端側外周面に取付用のフランジ8が形成されている。ブラケット6及び7へは、フランジ8をビスでネジ込むことにより取り付けられる。ブラケット6は、四角形状の本体の下部側に保護サーモTH3を取り付けるための半円形状の凹部9が設けられており、左側の端縁と上側の端縁とに起立片10A,10Bを介して取付用のフランジ11A,11Bが形成されている。またブラケット7は、四角形状の本体の下部側に保護サーモTH4を取り付けるための半円形状の凹部12が設けられており、右側の端縁と上側の端縁とに起立片13A,13Bを介して取付用のフランジ14A,14Bが形成されている。なお、図2において、L1は電源ランプ、L2はヒータ通電ランプである。
このように構成されたブラケット6及び7は、最低油量でも動作する位置において、起立壁の設けられていない開放端を対向配置させ、この状態で油槽タンク1の前面壁に対してフランジ11A,11B及び14A,14Bをそれぞれ三カ所ずつ溶接している。更に詳しく説明すると、ブラケット6は、起立片の設けられていない右側と下側を開放することで、図1の図(A)の右下に向けて保護サーモTH3の取り付け面を僅かだけ傾斜させ、従来同様バネ性を付与したまま、フランジ11Aと11Bとの溶接により縦方向と横方向とを補強するようにしている。一方、ブラケット7は、起立片の設けられていない左側と下側を開放することで、図1の図(A)の左下に向けて保護サーモTH4の取り付け面を僅かだけ傾斜させ、従来同様バネ性を付与したまま、フランジ14Aと114との溶接により縦方向と横方向とを補強するようにしている。ブラケット6とブラケット7との間には、僅かな隙間部分が形成され、該隙間部分が取付強度の弱い部分となる。
このようにブラケット6及び7間に意図的に強度の弱い部分を形成することで、油槽タンク1の側面に熱歪みが発生したとき、熱歪みを強度の弱い部分で吸収させることにより、保護サーモTH3,TH4を取り付けた部分への影響を少なくすることができる。そのため、本実施の形態における保護サーモの取付構造では、前記したバネ性の付与による熱歪みの吸収作用効果に加えて、この強度の弱い部分(ブラケット6及び7間の隙間部分)における熱歪みの吸収作用による相乗効果が得られ、保護サーモTH3,TH4の浮き上がりを防止することができる。実験結果によれば、実際に横方向の熱歪みが発生した場合は、前記ブラケット6及び7間の隙間部分を頂点としてくの字状に油槽タンク1の側面が曲がるので、保護サーモTH3,TH4の接触面への影響は少なくなり、前記した取付面のバネ性だけで対応が可能であった。
要するに、このようなブラケット6及び7の取付構造であれば、少なくともブラケット6及び7が溶接固定されている油槽タンク1の壁面領域にあっては、それによって強度アップが実現できる。すなわち、油槽タンク1の壁面における歪みに対する強度が、図1の図(A)に示すように、縦方向と横方向とに補強されることになり、縦方向及び横方向のいずれの方向の歪みに対しても強度が強くなり、当該ブラケット6及び7の取り付けられている壁面領域では壁面部分の熱歪みによる変形が防止される。また意図的に強度の弱い部分を形成して該部分に熱歪みを吸収させるようにしている。その結果、保護サーモTH3及びTH4が壁面から浮き上がるようなことがなくなり、正確な温度検知を確保することが可能である。
本発明の一実施の形態に係るものであり、図(A)は二つのブラケットを介して二つの保護サーモを油槽タンクの前面壁へ取り付けた状態を示す正面図、図(B)は二つのブラケットの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るものであり、三相200Vの電源を使用する業務用電気式フライヤーの電気回路図である。 電気式フライヤーの一般的な油槽タンクの一例を示す斜視図である。 従来技術に係るものであり、保護サーモをブラケットを介して油槽タンクの前面壁へ取り付けた状態を示す正面図である。 従来技術に係るものであり、図(A)は油槽タンクが熱歪みの影響を受けてない場合の側面図、図(B)は油槽タンクが熱歪みの影響を受けた場合の側面図である。
符号の説明
1…油槽タンク、2…ヒータ、6,7…ブラケット、8…保護サーモのフランジ、9… 凹部、10A,10B…起立片、11A,11B…取付用フランジ、13A,13B… 起立片、14A,14B…取付用フランジ、TH3,TH4…保護サーモ

Claims (1)

  1. 非常時に油槽タンク内のヒータをON/OFF制御するための保護サーモを、油槽タンクの外側面にブラケットを介して取り付けたフライヤーにおいて、油槽タンクの外側面に二つのブラケットを横方向に並設すると共に、各ブラケットに保護サーモをそれぞれ取り付け、各ブラケットの縦方向の端縁とこれに連続する横方向の端縁の二つの端縁を取付フランジを介して油槽タンクの外側面に溶接し、各ブラケットの対向する側の端縁は開放したことを特徴とするフライヤーの保護サーモ取付構造。
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