JP4155702B2 - プリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はマザーボードのようなプリント回路板の試験を行うプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来電子機器などに使用するマザーボードのようなプリント回路板には、多数のコネクタが実装されており、このプリント回路板をプリント回路板試験機を使用して導通試験などを行う場合、従来では試験すべきプリント回路板を水平に位置決め保持し、かつプリント回路板の上方に位置させた複数のインターフェイスカードのオスコネクタを、プリント回路板のメスコネクタに油圧シリンダなどの駆動源を使用して同時に圧入することにより、プリント回路板と試験機本体を電気的に接続している。
【0003】
また別の方法としては図11に示すように、上面及び下面の互いに対向する面にガイドレールaが設けられたラックbの奥に、試験を行うプリント回路板cを装着し、またラックbのインターフェイスカード挿抜口fよりガイドレールaに沿って挿入したインターフェイスカードdを手作業で順次押圧して、インターフェイスカードdに設けられたオスコネクタeを、プリント回路板cのメスコネクタgに圧入することにより、各インターフェイスカードdと試験機本体hをケーブルiにより電気的に接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前者の試験機のように、駆動源を使用して複数のインターフェイスカードをプリント回路板のコネクタに同時に挿入する接続方法では、複数のインターフェイスカードを同時に各コネクタに位置決めするのに高精度の位置決め保持手段を必要とする上、高荷重に耐える能力の大きな駆動源を必要とするため、装置が高価となる問題がある。
【0005】
また後者の試験機のように、インターフェイスカードdを手作業で順次挿入する接続方法では、インターフェイスカードdを挿抜する作業に多くの工数を必要として作業能率が悪いと共に、インターフェイスカードdを挿抜するのに大きな力を必要とするため、作業者が早期に疲労するなどの問題もある。
【0006】
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、特別な駆動源を必要とせず、かつインターフェイスカードの挿抜が短時間で能率よく行えるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明のプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置は、複数のコネクタが実装されたプリント回路板をラックに装着し、かつラックに複数のインターフェイスカードを挿入してプリント回路板のコネクタに接続することにより、プリント回路板の試験を行うプリント回路板試験機であって、ラックのインターフェイスカード挿抜口に、インターフェイスカードの端部に設けられたカムフォロアをインターフェイスカードの挿抜方向へ移動させるガイド溝を有するシャトルと、カムフォロアカバーを介してシャトルをインターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向へ移動させるハンドルとより構成してなる挿抜手段を設け、ハンドルの移動操作によって、インターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向にシャトルを移動させて、シャトルによりインターフェイスカードを順次プリント回路板へ挿抜するものである。
【0008】
前記構成により、インターフェイスカードをプリント回路板のコネクタへ挿抜するのに大きな力を必要としないので、油圧シリンダのような特別の駆動源を必要とせずにインターフェイスカードの挿抜が行えると共に、複数のインターフェイスカードを順次プリント回路板のコネクタへ順次挿抜するようにしたことにより、複雑でかつ高精度の位置決め保持手段が不要となるため、インターフェイスカード挿抜装置が安価に得られるようになる。
【0010】
また、前記構成により、ハンドルを押し引きしてシャトルをインターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向へ移動させることにより、各インターフェイスカードを順次プリント回路板のコネクタへ挿抜することができるため、従来の手作業で1枚ずつインターフェイスカードを挿抜するものに比べてインターフェイスカードの挿抜作業が短時間で可能となり、これによって作業能率が格段に向上すると共に、インターフェイスカードの挿抜に大きな力を必要としないので、作業者が早期に疲労することもない。
【0011】
またプリント回路板のコネクタより抜出されたインターフェイスカードのカムフォロアは、カムフォロアカバーによって移動が規制されるため、次にインターフェイスカードを挿抜する際、カムフォロアがシャトルと干渉してインターフェイスカードが損傷されるなどの虞れもない。
【0012】
前記目的を達成するため本発明のプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置は、挿抜手段を、プリント回路板に縦方向に実装されたコネクタへインターフェイスカードを挿抜する第1挿抜手段と、プリント回路板に横方向に実装されたコネクタへインターフェイスカードを挿抜する第2挿抜手段とより構成したものである。
【0013】
前記構成により、プリント回路板に縦方向に実装されたコネクタと、横方向に実装されたコネクタに同時にインターフェイスカードを挿入して試験が行えるため、これらを別個に試験する場合に比べて、試験時間を大幅に短縮することができると共に、試験が可能なプリント回路板の種類が多くなるため、汎用性も向上する。
【0014】
前記目的を達成するため本発明のプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置は、シャトルに形成されたガイド溝の両端にテーパ部を設けたものである。
【0015】
前記構成により、インターフェイスカードの挿抜作業中にプリント回路板のコネクタより万一抜けたインターフェイスカードがあっても、テーパ部によりカムフォロアがガイド溝へ案内されるため、カムフォロアがシャトルと干渉してインターフェイスカードが損傷されるなどの虞れもない
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図10に示す図面を参照して詳述する。
【0017】
図1はインターフェイスカード挿抜装置の斜視図、図2は正面図、図3は縦断面図、図4は図2のX方向からの矢視図、図5は図2のY−Y線に沿う断面図、図6ないし図10は作用説明図である。
【0018】
導通試験を行うマザーボードのようなプリント回路板1は、縦方向に設けられた複数のコネクタ2aと、その上方に横方向に設けられた複数のコネクタ2bよりなるコネクタ群2が実装されており、ラック3の奥側に挿抜できるようになっている。
【0019】
ラック3の奥側には、左右に離間して一対の支柱4が立設されており、これら支柱4間にブラケット4bを介して横架された一対のガイドレール4a間に前記プリント回路板2が実装できるようになっている。
【0020】
ラック3は左右に配置された側板3aと、上下に配置された上面板3b及び下面板3cにより箱状に形成されていて、手前側にインターフェイスカード挿抜口3dが開口されていて、このインターフェイスカード挿抜口3dにインターフェイス挿抜装置本体(以下単に装置本体という)5が設置されている。
【0021】
装置本体5は、プリント回路板1に縦方向に設けられたコネクタ2aにインターフェイスカード6を挿抜する第1挿抜手段7と、プリント回路板1に横方向に設けられたコネクタ2bにインターフェイスカード6′を挿抜する第2挿抜手段12よりなる。
【0022】
なおプリント回路板1に横方向のコネクタ2bがない場合は、第2挿抜手段12を省略してもよい。
【0023】
第1挿抜手段7は、上下に離間し、かつ互いに水平方向に平行する一対のスライドレール7a,7bと、これらスライドレール7a,7b内を移動するスライダ7c,7d及びこれらスライダ7c,7dの対向面に固着された一対のシャトル8を有している。
【0024】
前記各シャトル8の対向面には図5に示すように、インターフェイスカード6の後端側上下部にブラケット6bを介して回転自在に支承されたローラ状のカムフォロワ6aが転動するガイド溝8aが上下対称となるように形成されている。
【0025】
ガイド溝8aの一端側はシャトル8の端面側に順次幅広となるテーパ通路8bと、これらテーパ通路8bに対して前後方向に位置をずらして形成され、かつスライドレール7a,7bと中心線が一致するよう形成された直線通路8c及びこれらテーパ通路8bと直線通路8cを接続する傾斜通路8dより形成されており、直線通路8cの先端部には、順次端部側へ幅広となるテーパ8eが形成されている。
【0026】
また前記各スライドレール7a,7b内には、上下スライダ7c,7dを介して各シャトル8を同時に移動させると共に、カムフォロア6aの移動領域を制限するカムフォロアカバー7e,7fが摺動自在に収容されている。
【0027】
カムフォロアカバー7e,7fは、チャンネル状に形成されていて、一端側にスライダ7c,7dが固着されており、他端側には、スライドレール7a,7bに沿ってスライダ7c,7dを摺動させるハンドル7gが取付けられている。
【0028】
前記ラック3内には、上面板3bと下面板3cの対向面に、インターフェイスカード6の上下縁をガイドする複数のガイドレール3eが左右方向に等間隔で敷設されている。
【0029】
これらガイドレール3eは、インターフェイスカード6の先端部に実装されたコネクタ6cを、プリント回路板1に実装されたコネクタ2aに位置決めできるよう、コネクタ2aと同一間隔で敷設されていると共に、インターフェイスカード6の後端部には、インターフェイスカード6をガイドレール3eへ挿抜する際把持する取手6cと、インターフェイスカード6と試験機本体10を接続するケーブル11が取付けられている。
【0030】
一方プリント回路板1に横方向に実装されたコネクタ2bにインターフェイスカード6を挿抜する第2挿抜手段12も、第1挿抜手段7と同様なスライドレール12aを有している。
【0031】
このスライドレール12aは、第1挿抜手段7の上側のスライドレール7a上に、これと平行するようブラケット12bにより連結されていると共に、スライドレール12a内には、第1挿抜手段7のシャトル8と同一構造のシャトル13がスライダ12cを介して移動自在に収容されている。
【0032】
プリント回路板1に横方向に実装されたコネクタ2bに挿抜するインターフェイスカード6′は、ラック3の上面板3bの上方に、図3に示すように水平に設けられていて、ラック3を構成する側板3aの対向面に敷設されたガイドレール3fに両側縁がガイドされるようになっており、このインターフェイスカード6の後端側中央部に回転自在に支承されたカムフォロア6aが前記シャトル13のガイド溝13aに嵌入されて、シャトル13の移動に伴い、インターフェイスカード6の挿抜が行われるようになっている。
【0033】
また第2挿抜手段12のシャトル13と、第1挿抜手段7のシャトル8は連結部材14により互いに連結されていて、第1挿抜手段7のハンドル7gを操作することにより、第1挿抜手段7のシャトル8と、第2挿抜手段12のシャトル13が同時に移動できるようになっている。
【0034】
なおシャトル13のガイド溝13aもシャトル8と同様、図4に示すようにテーパ通路3bと直線通路13c、傾斜通路13d及びテーパ部13eにより形成されている。
【0035】
次に前記構成されたインターフェイスカード挿抜装置の作用を説明する。
【0036】
まず試験すべきプリント回路板1を、コネクタ群2が手前側となるようにしてガイドレール4aにガイドさせながらラック3の奥側に挿入する。
【0037】
次に試験するコネクタ群2の数に応じたインターフェイスカード6を、ラック3の手前側開口されたインターフェイスカード挿抜口3dより、ガイドレール3eにガイドさせながらラック3内へと挿入する。
【0038】
プリント回路板1に横方向に設けられたコネクタ2bの試験も同時に行う場合は、ラックの側板3a上部に設けられたガイドレール3f間にもインターフェイスカード6′を水平に挿入する。
【0039】
そして図2及び図3に示すように所定数のインターフェイスカード6,6′を所定位置にセットしたら、この状態でハンドルを図6に示す矢印A方向へ引くと、ハンドル7gにカムフォロアカバー7e,7fを介して連結された第1挿抜手段7のスライダ7c,7dがシャトル8とともに矢印A方向へと移動され、これによって図6の一番左側に位置するインターフェイスカード6に設けられたカムフォロア6aが図7に示すように、カムフォロアカバー7e,7f内を移動して、シャトル8の直線通路8c内に進入する。
【0040】
この状態でさらにハンドル7gを矢印A方向に引くと、シャトル8の直線通路8cに進入したカムフォロア6aは、直線通路8cより傾斜通路8dに達し、シャトル8の移動に伴い傾斜通路8dの壁面8fによりカムフォロア6aがインターフェイスカード6の挿入方向Cへ押圧されるため、まず図6の一番左側に位置するインターフェイスカード6が、図8の(イ)に示すようにプリント回路板1方向へ移動されて、インターフェイスカード6の先端に設けられたコネクタが、図8の(ロ)を経て図8の(ハ)に示すようにプリント回路板1のコネクタ2aに挿入される。
【0041】
さらにハンドルを矢印A方向へ引くと、前記動作により各インターフェイスカード6が順次プリント回路板1の挿入方向Cへ移動されて、インターフェイスカード6のコネクタ6cがプリント回路板1のコネクタ2aへ挿入されると共に、シャトル8の傾斜通路8dを通過したカムフォロア6aは、テーパ通路8bよりシャトル8外へ排出される。
【0042】
そしてシャトル8が図6の一番右側に位置するインターフェイスカード6のカムフォロア6aを通過することにより、縦方向にセットされた全てのインターフェイスカード6がプリント回路板1に接続される。
【0043】
また水平にセットしたインターフェイスカード6′も、第1挿抜手段7のシャトル8と連結された第2挿抜手段12のシャトル13に押圧されてプリント回路板1方向へと移動され、インターフェイスカード6′の先端に設けられたコネクタ6cがプリント回路板1に設けられたコネクタ2bに挿入される。
【0044】
以上のようにした各インターフェイスカード6,6′をプリント回路板1に接続することにより、プリント回路板1と試験機本体10がインターフェイスカード6,6′及びケーブル11を介して電気的に接続されるため、この状態で試験機本体10によりプリント回路板1の導通試験を実施する。
【0045】
一方プリント回路板1の試験が終了したら、ハンドル7gを図6の矢印B方向へ押圧する。
【0046】
これによって図6の一番右側に位置するインターフェイスカード6に設けられたカムフォロア6aが、図9に示すように第1挿抜手段7に設けられたシャトル8のテーパ通路8bよりシャトル8内へ進入する。
【0047】
このときインターフェイスカード6のコネクタ6cがプリント回路板1のコネクタ2aに挿入されているため、カムフォロア6aの位置が動くことはないが、万一コネクタ6cが抜けて、図9の仮想線で示すようにカムフォロア6aの位置がずれた場合でも、ガイド溝8aの入口はテーパ通路8bとなっている上、角部8gが鋭角となっているため、シャトル8がカムフォロア6aに干渉して、インターフェイスカード6を損傷するなどの虞がない。
【0048】
またテーパ通路8bよりシャトル8内に進入したカムフォロア6aは、傾斜通路8dに達して、傾斜通路8dの壁面8hによりカムフォロア6aがインターフェイスカード6の抜出方向Dへ押圧されるため、まず図6の一番右側に位置するインターフェイスカード6が図10の(イ)に示すようにプリント回路板1と離間する方向Dへ移動されて、インターフェイスカード6の先端に設けられたコネクタ6cが、図10の(ロ)を経て図10の(ハ)に示すようにプリント回路板1のコネクタ2aより抜出される。
【0049】
さらにハンドル7gを押圧すると、前記動作により各インターフェイスカード6が順次プリント回路板1より離間する方向Dへ移動されて、インターフェイスカード6のコネクタ6cがプリント回路板1のコネクタ2aより抜出されると共に、シャトル8の傾斜通路8dを通過したカムフォロア6aは直線通路8cよりカムフォロアカバー7e,7f内へ排出される。
【0050】
そしてシャトル8が図6の一番左側に位置するインターフェイスカード6のカムフォロア6aを通過することにより、縦方向にセットされた全てのインターフェイスカード6がプリント回路板1より抜出される。
【0051】
また水平にセットしたインターフェイスカード6′も、第1挿脱手段7のシャトル8と連結された第2挿抜手段12のシャトル13に押圧されてプリント回路板1と離間する方向Dへと移動され、インターフェイスカード6′の先端に設けられたコネクタ6cがプリント回路板1に設けられたコネクタ2bより抜出される。
【0052】
以上のようにして各インターフェイスカード6,6′をプリント回路板1より抜出したら、ラック3より試験の終了したプリント回路板1を取出して、次に試験するプリント回路板1をラック3に挿入し、前記操作を繰返すもので、プリント回路板1より抜出されたインターフェイスカード6のカムフォロア6aは、カムフォロアカバー7e,7fによって前後方向に移動が規制されるため、次にインターフェイスカード6を挿抜する際、カムフォロア6aがシャトル8,13と干渉してインターフェイスカード6が損傷されることがない。
【0053】
なお前記実施の形態では、シャトル8,13にほぼZ形のガイド溝8a,13aを形成したが、正弦曲線などによりガイド溝8a,13aを形成してもよく、要はインターフェイスカード6がより少ない力で挿抜できれば、ガイド溝8a,13aの形状に限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、ラックのインターフェイスカード挿抜口に、インターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向にシャトルを移動させて、シャトルによりインターフェイスカードを順次プリント回路板へ挿抜する挿抜手段を設けたことから、インターフェイスカードをプリント回路板のコネクタへ挿抜するのに大きな力を必要としないので、油圧シリンダのような特別の駆動源を必要とせずにインターフェイスカードの挿抜が行えると共に、複数のインターフェイスカードを順次プリント回路板のコネクタへ順次挿抜するようにしたことにより、複雑でかつ高精度の位置決め保持手段が不要となるため、インターフェイスカード挿抜装置が安価に得られるようになる。
【0055】
また挿抜手段を、インターフェイスカードの端部に設けられたカムフォロアをインターフェイスカードの挿抜方向へ移動させるガイド溝を有するシャトルと、カムフォロアカバーを介して前記シャトルをインターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向へ移動させるハンドルとにより構成したことから、ハンドルを押し引きしてシャトルをインターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向へ移動させることにより、各インターフェイスカードを順次プリント回路板のコネクタへ挿抜することができるため、従来の手作業で1枚ずつインターフェイスカードを挿抜するものに比べてインターフェイスカードの挿抜作業が短時間で可能となり、これによって作業能率が格段に向上すると共に、インターフェイスカードの挿抜に大きな力を必要としないので、作業者が早期に疲労することもない。
【0056】
さらにプリント回路板のコネクタより抜出されたインターフェイスカードのカムフォロアは、カムフォロアカバーによって移動が規制されるため、次にインターフェイスカードを挿抜する際、カムフォロアがシャトルと干渉してインターフェイスカードが損傷されるなどの虞れもない。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置を示す断面図である。
【図4】図2のX方向からの矢斜視図である。
【図5】図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図6】本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置の作用説明図である。
【図7】本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置の作用説明図である。
【図8】(イ)ないし(ハ)は本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置の作用説明図である。
【図9】本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置の作用説明図である。
【図10】(イ)ないし(ハ)は本発明の実施の形態になるプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置の作用説明図である。
【図11】従来のプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置の説明図である。
【符号の説明】
1 プリント回路板
2 コネクタ
3 ラック
3d インターフェイスカード挿抜口
6,6′ インターフェイスカード
6a カムフォロア
7 第1挿抜手段
7e,7f カムフォロアカバー
7g ハンドル
8 シャトル
8a ガイド溝
8b テーパ部
12 第2挿抜手段
13 シャトル
13a ガイド溝
13b テーパ部
Claims (3)
- 複数のコネクタが実装されたプリント回路板をラックに装着し、かつ前記ラックに複数のインターフェイスカードを挿入して前記プリント回路板のコネクタに接続することにより、前記プリント回路板の試験を行うプリント回路板試験機であって、
前記ラックのインターフェイスカード挿抜口に、前記インターフェイスカードの端部に設けられたカムフォロアを前記インターフェイスカードの挿抜方向へ移動させるガイド溝を有するシャトルと、カムフォロアカバーを介して前記シャトルをインターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向へ移動させるハンドルとより構成してなる挿抜手段を設け、
前記ハンドルの移動操作によって、前記インターフェイスカードの挿抜方向と直交する方向にシャトルを移動させて、前記シャトルにより前記インターフェイスカードを順次プリント回路板へ挿抜することを特徴とするプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置。 - 前記挿抜手段を、前記プリント回路板に縦方向に実装されたコネクタへ前記インターフェイスカードを挿抜する第1挿抜手段と、前記プリント回路板に横方向に実装されたコネクタへ前記インターフェイスカードを挿抜する第2挿抜手段とより構成してなる請求項1記載のプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置。
- 前記シャトルに形成されたガイド溝の両端にテーパ部を設けてなる請求項2記載のプリント回路板試験機のインターフェイスカード挿抜装置。
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