JP4155492B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるブリッジ型のスイッチング回路を備えたスイッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のスイッチング電源装置として、図4に示す電源装置51が従来から知られている。この電源装置51は、第1ドライブ回路2、第2ドライブ回路3、コンデンサC1、コンデンサC2、第1ドライブ用トランス4、第2ドライブ用トランス5、第1スイッチング素子群6、第2スイッチング素子群7、メイントランス8、整流平滑回路9および制御回路10を備えている。なお、コンデンサCiは入力直流Viに重畳する高周波ノイズを低減するバイパスコンデンサとして機能する。
【0003】
この電源装置51では、制御回路10が、整流平滑回路9によって生成された出力電圧Voの電圧レベルを検出すると共に、検出した電圧レベルに基づいてパルス幅制御を施した第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2を同一周期で交互に生成して第1ドライブ回路2および第2ドライブ回路3に出力することにより、出力電圧Voの電圧レベルを所定レベルに維持する。
【0004】
具体的には、この電源装置51では、制御回路10が第1制御信号Ss1(図5参照)を出力する。この際には、抵抗11bを介して第1ドライブ回路2の第1前段トランジスタ11aに駆動電源Vdに基づく電流が流れるため、第1前段トランジスタ11aがオン状態に制御される。次いで、第1トランジスタ11cと共にコンプリメンタリ回路を構成する第2トランジスタ11dがオン状態に移行する。これにより、第2トランジスタ11dが、先に第1トランジスタ11cのオン状態のときに駆動電源Vdによって充電されたコンデンサC1を第1ドライブ用トランス4の一次巻線4aを介して短絡する。この際に、コンデンサC1の蓄積電荷が放電されることにより、第1ドライブ用トランス4の一次巻線4aを電流I1がS方向に流れる結果、図5に示すように、第1ドライブ用トランス4の2つの二次巻線4b,4cに第1ドライブ信号Sd1,Sd2が正電圧のパルス信号としてそれぞれ同じタイミングで誘起する。この場合、第1ドライブ信号Sd1,Sd2は、図4に示すように、第1スイッチング素子群6を構成する一対のFET6a,6bの各ゲート端子に抵抗6cおよび抵抗6eを介してそれぞれ印加される。その結果、図5に示すように各FET6a,6bの各ゲート電圧Vg1,Vg2がしきい値電圧Vthを超えて、各FET6a,6bは同時にオン状態に移行する。
【0005】
また、この期間では、第2制御信号Ss2が生成されないため、第2ドライブ回路3の第2前段トランジスタ21aはオン状態からオフ状態に移行し、第4トランジスタ21dと共にコンプリメンタリ回路を構成する第3トランジスタ21cがオフ状態からオン状態に移行する。したがって、コンデンサC2は、第2ドライブ用トランス5の一次巻線5aを介して駆動電源Vdによって充電される。この際に、一次巻線5aをV方向に電流I2が流れる結果、図5に示すように、第2ドライブ用トランス5の2つの二次巻線5b,5cに第2ドライブ信号Sd3,Sd4が負電圧のパルス信号としてそれぞれ誘起する。この場合、第2ドライブ信号Sd3,Sd4は、図4に示すように、第2スイッチング素子群7を構成する一対のFET7a,7bの各ゲート端子に抵抗7cおよび抵抗7eを介してそれぞれ印加される。その結果、図5に示すように、各FET7a,7bの各ゲート電圧Vg3,Vg4がしきい値電圧Vth未満となるため、各FET7a,7bは同時にオフ状態に移行する。以上のように、第1スイッチング素子群6がオン状態に移行し、第2スイッチング素子群7がオフ状態に移行する結果、入力直流Viが、直流カット用のコンデンサCcuとメイントランス8の一次巻線8aの直列回路に印加される。この入力直流Viの印加によって一次巻線8aを電流I3がW方向に流れ、これにより、メイントランス8の二次巻線8bに交流電圧Vacが誘起する。次いで、整流平滑回路9のダイオードブリッジ9aが交流電圧Vacを整流し、この整流した直流をコンデンサCoが平滑することにより、出力電圧Voが生成される。
【0006】
次に、制御回路10が第2制御信号Ss2(図5参照)を出力する。この際には、抵抗21bを介して第2ドライブ回路3の第2前段トランジスタ21aに駆動電源Vdに基づく電流が流れるため、第2前段トランジスタ21aがオン状態に制御される。したがって、第1制御信号Ss1の出力時とは逆に、第1ドライブ用トランス4の各二次巻線4b,4cには、図5に示すように、第1ドライブ信号Sd1,Sd2が負電圧のパルス信号としてそれぞれ誘起し、一対のFET6a,6bは同時にオフ状態に移行する。一方、第2ドライブ用トランス5の各二次巻線5b,5cには、同図に示すように、第2ドライブ信号Sd3,Sd4が正電圧のパルス信号としてそれぞれ誘起し、一対のFET7a,7bがオン状態に移行する。したがって、入力直流Viは、オン状態に移行している一対のFET7a,7bを介してメイントランス8の一次巻線8aとコンデンサCcuとの直列回路に印加され、これにより、一次巻線8aを電流I3がX方向に流れて、メイントランス8の二次巻線8bに交流電圧Vacが誘起する。次いで、整流平滑回路9が、この交流電圧Vacを整流平滑して出力電圧Voを生成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の電源装置51には、以下の問題点がある。すなわち、一対のFET6a,6bがオン状態に移行した際には、その瞬間に、図4に示すように、オフ状態の各FET7a,7bの各ゲート・ドレイン間寄生容量Cdg3,Cdg4を介して抵抗7d,7fに電流I4,I5がそれぞれ流れ、これにより、各FET7a,7bの各ゲート電圧Vg3,Vg4が一時的に上昇する(図5のA部分参照)。同様にして、各FET7a,7bがオン状態に移行したときも、図4に示すように、各FET6a,6bの各ゲート・ドレイン間寄生容量Cdg1,Cdg2を介してそれぞれの抵抗6d,6fに電流I6,I7がそれぞれ流れ、これにより、各FET6a,6bの各ゲート電圧Vg1,Vg2が一時的に上昇する(図5のB部分参照)。これらの場合、図5に示すように、第1ドライブ信号Sd1,Sd2および第2ドライブ信号Sd3,Sd4のデューティ比が大きい(50%に近い)場合には、ゲート電圧Vg1,Vg2およびゲート電圧Vg3,Vg4の各平均レベルVave(ゼロ電位)と負電圧Vneとの電圧差Vdefが大きいために、各FET6a,6bの各ゲート電圧Vg1,Vg2および各FET7a,7bの各ゲート電圧Vg3,Vg4が正電圧まで達することがなく、オン状態に移行するためのしきい値電圧Vthには到達しない。
【0008】
ところが、図6に示すように、第1制御信号Ss1,Ss2(つまり、第1ドライブ信号Sd1,Sd2および第2ドライブ信号Sd3,Sd4)のデューティ比が小さい場合、ゲート電圧Vg1,Vg2およびゲート電圧Vg3,Vg4の各平均レベルVave(ゼロ電位)と負電圧Vneとの電圧差Vdefが小さくなる。このため、一方のスイッチング素子群(例えば第1スイッチング素子群6)のFET6a,6bがオン状態に移行したときに発生する他方のスイッチ素子群(例えば第2スイッチング素子群7)のFET7a,7bに生じる上記ゲート電圧Vg3,Vg4の一時的な上昇がゼロボルトを超えてしきい値電圧Vthを超える事態も発生する。このような場合には、各FET7a,7bが短時間ではあるがオン状態に移行する。このため、第1スイッチング素子群6と第2スイッチング素子群7とが同時にオン状態になって入力直流Viが短絡する結果、第1スイッチング素子群6(一対のFET6a,6b)および第2スイッチング素子群7(FET7a,7b)の異常発熱およびこれに起因する損失が増加して、電源装置51の効率が低下するという問題が生じる。
【0009】
なお、上記問題は、第1制御信号Ss1,Ss2のデューティ比が小さくなることに起因して生じている。このため、整流平滑回路9におけるコンデンサCoの両端間にダミー抵抗(図示せず)を接続して最低出力電流を確保することで、第1制御信号Ss1,Ss2のデューティ比の極端な低下を回避して上記問題を解決することができる。しかしながら、ダミー抵抗を使用した場合、電源装置51の効率が却って低下すると共にダミー抵抗に対する放熱処理が必要となるという他の問題が発生する。
【0010】
本発明は、かかる問題点を解決すべくなされたものであり、変換効率を向上し得るスイッチング電源装置を提供することを主目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係るスイッチング電源装置は、互いのエミッタ端子が接続された一対のトランジスタで構成されると共に当該一対のトランジスタのうちの一方のトランジスタのコレクタ端子が正電圧ラインに接続され、かつ他方のトランジスタのコレクタ端子がグランドラインに接続されたコンプリメンタリ回路をそれぞれ備えた第1および第2ドライブ回路と、第1および第2ドライブ用トランスと、一端が前記第1ドライブ 用トランスの一次巻線の一端に接続されると共に他端が前記グランドラインに接続され、前記第1ドライブ回路における前記他方のトランジスタの前記エミッタ端子に他端が接続された当該一次巻線を介して当該第1ドライブ回路によって充放電される第1蓄電素子と、一端が前記第2ドライブ用トランスの一次巻線の一端に接続されると共に他端が前記グランドラインに接続され、前記第2ドライブ回路における前記他方のトランジスタの前記エミッタ端子に他端が接続された当該一次巻線を介して当該第2ドライブ回路によって充放電される第2蓄電素子と、前記第1ドライブ用トランスの二次巻線に誘起する第1ドライブ信号によってオン状態に移行する第1スイッチング素子群および前記第2ドライブ用トランスの二次巻線に誘起する第2ドライブ信号によってオン状態に移行する第2スイッチング素子群を有するブリッジ型スイッチング回路とを備え、前記第1ドライブ回路の前記他方のトランジスタは、交互に入力される第1および第2制御信号のうちの当該第1制御信号の入力時に前記第1蓄電素子の蓄積電荷に基づく電流を前記第1ドライブ用トランスの前記一次巻線に導通させることによって当該第1ドライブ用トランスの前記二次巻線に前記第1ドライブ信号を誘起させ、前記第1ドライブ回路の前記一方のトランジスタは、前記第1制御信号の無入力時に前記第1ドライブ用トランスの前記一次巻線を介して前記第1蓄電素子を蓄電し、前記第2ドライブ回路の前記他方のトランジスタは、前記第2制御信号の入力時に前記第2蓄電素子の蓄積電荷に基づく電流を前記第2ドライブ用トランスの前記一次巻線に導通させることによって当該第2ドライブ用トランスの前記二次巻線に前記第2ドライブ信号を誘起させ、前記第2ドライブ回路の前記一方のトランジスタは、前記第2制御信号の無入力時に前記第2ドライブ用トランスの前記一次巻線を介して前記第2蓄電素子を蓄電するスイッチング電源装置であって、前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の他端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の前記一端との間に接続された第3蓄電素子と、前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の前記一端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の他端との間に接続された第4蓄電素子とを備えているスイッチング電源装置。この発明において、ブリッジ型のスイッチング回路には、フルフルブリッジ型スイッチング回路、ハーフブリッジ型スイッチング回路、および非対称ブリッジ型スイッチング回路が含まれる。また、スイッチング素子群には、1または複数のスイッチング素子で構成される素子群や、スイッチング素子とコンデンサとで構成される素子群が含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るスイッチング電源装置の好適な実施の形態について説明する。なお、従来の電源装置51と同一の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0013】
スイッチング電源装置(以下、「電源装置」ともいう)1は、第1ドライブ回路2、第2ドライブ回路3、第1蓄電素子としてのコンデンサC1、第2蓄電素子としてのコンデンサC2、第3蓄電素子としてのコンデンサC3、第4蓄電素子としてのコンデンサC4、第1ドライブ用トランス4、第2ドライブ用トランス5、第1スイッチング素子群6、第2スイッチング素子群7、メイントランス8、整流平滑回路9および制御回路10を備えている。
【0014】
第1ドライブ回路2は、第1前段トランジスタ(npn型トランジスタ)11a、抵抗11b、第1スイッチ素子としての第1トランジスタ(npn型トランジスタ)11c、および第2スイッチ素子としての第2トランジスタ(pnp型トランジスタ)11dを備えている。この場合、第1前段トランジスタ11aは、そのエミッタ端子が駆動電源Vdのグランドラインに接続され、そのコレクタ端子が抵抗11bを介して駆動電源Vdの正電圧ラインに接続されている。第1トランジスタ11cは、第2トランジスタ11dと共にコンプリメンタリ回路を構成し、そのコレクタ端子が駆動電源Vdの正電圧ラインに接続されている。また、第2トランジスタ11dのコレクタ端子は、駆動電源Vdのグランドラインに接続されている。さらに、各トランジス11c,11dのベース端子は、第1前段トランジスタ11aのコレクタ端子に接続されて、各トランジス11c,11dのエミッタ端子は、第1ドライブ用トランス4における一次巻線4aの他端にそれぞれ接続されている。この構成により、第2トランジスタ11dは、一次巻線4aおよびコンデンサC1の直列回路に並列接続される。コンデンサC1は、その一端が第1ドライブ用トランス4における一次巻線4aの一端に接続され、その他端が駆動電源Vdのグランドラインに接続されている。なお、以下、各トランスの各巻線に関しては、「・」が付されている側の端部を一端と呼称し、「・」が付されていない側の端部を他端と呼称するものとする。
【0015】
第2ドライブ回路3は、第2前段トランジスタ(npn型トランジスタ)21a、抵抗21b、第3スイッチ素子としての第3トランジスタ(npn型トランジスタ)21c、および第4スイッチ素子としての第4トランジスタ(pnp型トランジスタ)21dを備え、第1ドライブ回路2と同一に構成されている。この場合、コンデンサC2は、その一端が第2ドライブ用トランス5における一次巻線5aの一端に接続され、その他端が駆動電源Vdのグランドラインに接続されている。
【0016】
コンデンサC3は、第1ドライブ用トランス4における一次巻線4aの他端と第2ドライブ用トランス5における一次巻線5aの一端との間に接続されている。一方、コンデンサC4は、第1ドライブ用トランス4における一次巻線4aの一端と第2ドライブ用トランス5における一次巻線5aの他端との間に接続されている。
【0017】
第1ドライブ用トランス4は、一次巻線4aおよび2つの二次巻線4b,4cを備えて形成され、第2ドライブ用トランス5は、一次巻線5aおよび2つの二次巻線5b,5cを備えて形成されている。
【0018】
第1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7は、コンデンサCcuと共にブリッジ型のスイッチング回路(一例としてフルブリッジ型スイッチング回路)を構成し、交互にオン状態に移行する。この場合、第1スイッチング素子群6は、第5スイッチ素子としてのFET6a、第6スイッチ素子としてのFET6b、および抵抗6c,6d,6e,6fを備えている。また、第2スイッチング素子群7は、第7スイッチ素子としてのFET7a、第8スイッチ素子としてのFET7b、および抵抗7c,7d,7e,7fを備えている。また、FET6aおよびFET7b、並びにFET7aおよびFET6bはそれぞれ直列接続され、これらの直列接続されたFET6a,7bとFET7a,6bとが入力直流Viの正電圧ラインとグランドラインとの間に並列に接続されている。なお、各FETは、すべてnチャネル型のFETで構成されている。
【0019】
また、FET6aのソース端子は第1ドライブ用トランス4の二次巻線4bの他端に接続され、FET6bのソース端子は第1ドライブ用トランス4の二次巻線4cの他端に接続されている。抵抗6cは、その一端が一次巻線4aに電流I1がS方向に流れたときに正電圧が誘起する二次巻線4bの一端に接続され、その他端がFET6aのゲート端子に接続されている。抵抗6dは、その一端がFET6aのゲート端子に接続され、その他端がFET6aのソース端子に接続されている。同様にして、抵抗6eは、その一端が一次巻線4aに電流I1がS方向に流れたときに正電圧が誘起する二次巻線4cの一端に接続され、その他端がFET6bのゲート端子に接続されている。抵抗6fは、その一端がFET6bのゲート端子に接続され、その他端がFET6bのソース端子に接続されている。
【0020】
また、FET7bのソース端子は第2ドライブ用トランス5の二次巻線5bの他端に接続され、FET7aのソース端子は第2ドライブ用トランス5の二次巻線5cの他端に接続されている。抵抗7cは、その一端が一次巻線5aに電流I2がU方向に流れたときに正電圧が誘起する二次巻線5cの一端に接続され、その他端がFET7aのゲート端子に接続されている。抵抗7dは、その一端がFET7aのゲート端子に接続され、その他端がFET7aのソース端子に接続されている。同様に、抵抗7eは、その一端が一次巻線5aに電流I2がU方向に流れたときに正電圧が誘起する二次巻線5bの一端に接続され、その他端がFET7bのゲート端子に接続されている。抵抗7fは、その一端がFET7bのゲート端子に接続され、その他端がFET7bのソース端子に接続されている。さらに、FET6bのドレイン端子に接続されたFET7aのソース端子は、メイントランス8における一次巻線8aの一端に接続されている。また、FET7bのドレイン端子に接続されたFET6aのソース端子は、コンデンサCcuを介して一次巻線8aの他端に接続されている。
【0021】
メイントランス8は、一次巻線8aおよび二次巻線8bを備えている。整流平滑回路9は、全波整流型のダイオードスタック9aとコンデンサCoとを備えて構成されている。この場合、ダイオードスタック9aはメイントランス8における二次巻線8bの両端間に誘起する交流電圧Vacを全波整流し、コンデンサCoは整流された直流電圧を平滑して出力電圧Voを生成する。制御回路10は、出力電圧Voの電圧レベルを検出すると共に検出した電圧レベルに基づき、パルス幅制御を施した第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2を同一周期で交互に生成して、第1前段トランジスタ11aのベース端子および第2前段トランジスタ21aのベース端子にそれぞれ出力する。
【0022】
次に、電源装置1の動作について、図1〜3を参照して説明する。
【0023】
この電源装置1では、制御回路10が、出力電圧Voの電圧レベルに基づき、パルス幅を制御しつつ第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2を同一周期で交互に生成して出力する。
【0024】
最初に、第1制御信号Ss1が出力された際の動作について説明する。この際には、第1ドライブ回路2が、コンデンサC1に蓄積された電荷に対する放電動作を実行し、第2ドライブ回路3が、コンデンサC2に対する電荷の蓄積動作を実行する。
【0025】
具体的には、第1ドライブ回路2では、第1制御信号Ss1(図2参照)を入力した際に、第1前段トランジスタ11aがオン状態に制御され、それに伴い、第1トランジスタ11cがオフ状態に移行すると共に第2トランジスタ11dがオン状態に移行する。この場合、コンデンサC1は、第1制御信号Ss1が出力されていない期間(本発明における第1制御信号の無入力時)において、オン状態に移行していた第1トランジスタ11cを介して駆動電源Vdに基づく電流で既に充電されている。したがって、第2トランジスタ11dが一次巻線4aを介してコンデンサC1を短絡することにより、コンデンサC1の蓄積電荷に基づく電流I1が、一次巻線4aをS方向に向かって流れる(導通する)。この際に、第1ドライブ用トランス4の各二次巻線4b,4cには、正電圧のパルス信号としての第1ドライブ信号Sd1,Sd2(図2参照)がそれぞれ同じタイミングで誘起する。この場合、第1ドライブ信号Sd1,Sd2は、抵抗6c,6dおよび抵抗6e,6fによってそれぞれ分圧されて、各FET6a,6bの各ゲート端子にそれぞれ印加される。したがって、図2に示すように、第1ドライブ信号Sd1,Sd2の印加によって各FET6a,6bの各ゲート電圧Vg1,Vg2がしきい値電圧Vthを超えるため、各FET6a,6bは同時にオン状態に制御される。この際に、入力直流Viに基づく電流が、FET6a、コンデンサCcu、メイントランス8の一次巻線8a、およびFET6bからなる経路を流れる。つまり、電流I3が一次巻線8aをW方向の向きで流れ、これにより、二次巻線8bに交流電圧Vacが誘起する。
【0026】
一方、第2ドライブ回路3では、第2制御信号Ss2が出力されていないため、第2前段トランジスタ21aがオフ状態に制御され、それに伴い、第3トランジスタ21cがオン状態に移行し、第4トランジスタ21dがオフ状態に移行している。したがって、オン状態の第3トランジスタ21cおよび一次巻線5aを介してコンデンサC2が駆動電源Vdによって充電され、この際には、電流I2が一次巻線5aをV方向の向きで流れる。この結果、第2ドライブ用トランス5では、この電流I2が一次巻線5aをV方向に流れることに起因して、負電圧のパルス信号としての第2ドライブ信号Sd3,Sd4(図2参照)がそれぞれ同じタイミングで各二次巻線5b,5cに誘起する。この際には、第2ドライブ信号Sd3,Sd4は、抵抗7c,7dおよび抵抗7e,7fによってそれぞれ分圧されて、各FET7a,7bの各ゲート端子にそれぞれ印加される。したがって、各FET7a,7bは、第2ドライブ信号Sd3,Sd4の印加によって各ゲート電圧Vg3,Vg4(図2参照)がゼロボルト以下(すなわちしきい値電圧Vth未満)に維持されるため、確実にオフ状態に制御される。
【0027】
一方、各FET6a,6bがオン状態に制御された場合、その瞬間に、オフ状態に制御されている各FET7a,7bの各ドレイン・ゲート間寄生容量Cdg3,Cdg4を介して抵抗7d,7fに電流I4,I5がそれぞれ流れる。このため、各FET7a,7bのゲート電圧Vg3,Vg4が上昇しようとする。その一方、この電源装置1では、第1ドライブ回路2における第2トランジスタ11dのエミッタ端子と第2ドライブ回路3における一次巻線5aの一端とがコンデンサC3を介して接続されている。このため、第1制御信号Ss1の入力に従って第1ドライブ回路2によるコンデンサC1の放電動作が開始された際には、図1に示すように、電流If1が、第2ドライブ回路3の第3トランジスタ21c、第2ドライブ用トランス5の一次巻線5a、コンデンサC3および第1ドライブ回路2の第2トランジスタ11dからなる経路で流れる。したがって、駆動電源Vdから第3トランジスタ21cを介して一次巻線5aを流れる電流が、従来の電源装置51の場合と比較して電流If1分だけ増加する。このため、図2のCに示すように、第2ドライブ用トランス5の各二次巻線5b,5cに誘起する第2ドライブ信号Sd3,Sd4の負電圧レベルが一時的に低下する。したがって、各FET7a,7bの各ドレイン・ゲート間寄生容量Cdg3,Cdg4を流れる電流に起因する各ゲート電圧Vg3,Vg4の上昇が抑制される結果、各FET7a,7bは確実にオフ状態を維持する。
【0028】
次いで、第2制御信号Ss2が出力された際には、第1制御信号Ss1の出力時とは逆に、第1ドライブ回路2が、コンデンサC1に対する電荷の蓄積動作を実行し、第2ドライブ回路3が、コンデンサC2に蓄積された電荷に対する放電動作を実行する。
【0029】
具体的には、第2ドライブ回路3では、第2制御信号Ss2(図2参照)を入力した際に、第2前段トランジスタ21aがオン状態に制御され、それに伴い、第3トランジスタ21cがオフ状態に移行すると共に第4トランジスタ21dがオン状態に移行する。この場合、コンデンサC2は、第2制御信号Ss2が出力されていない期間(本発明における第2制御信号の無入力時)において、オン状態に移行していた第3トランジスタ21cを介して駆動電源Vdに基づく電流で既に充電されている。したがって、第4トランジスタ21dが一次巻線5aを介してコンデンサC2を短絡することにより、コンデンサC2の蓄積電荷に基づく電流I2が、一次巻線5aをU方向に向かって流れる(導通する)。この際に、第2ドライブ用トランス5の各二次巻線5b,5cには、正電圧のパルス信号としての第2ドライブ信号Sd3,Sd4(図2参照)がそれぞれ同じタイミングで誘起する。この場合、第2ドライブ信号Sd3,Sd4は、抵抗7c,7dおよび抵抗7e,7fによってそれぞれ分圧されて、各FET7a,7bの各ゲート端子にそれぞれ印加される。したがって、図2に示すように、第2ドライブ信号Sd3,Sd4の印加によって各FET7a,7bの各ゲート電圧Vg3,Vg4がしきい値電圧Vthを超えるため、各FET7a,7bは同時にオン状態に制御される。この際に、入力直流Viに基づく電流が、FET7a、メイントランス8の一次巻線8a、コンデンサCcu、およびFET7bからなる経路を流れる。つまり、電流I3が一次巻線8aをX方向の向きで流れ、これにより、第1制御信号Ss1の出力時とは逆極性の交流電圧Vacが二次巻線8bに誘起する。
【0030】
一方、第1ドライブ回路2では、第1制御信号Ss1が出力されていないため、第1前段トランジスタ11aがオフ状態に制御され、それに伴い、第1トランジスタ11cがオン状態に移行し、第2トランジスタ11dがオフ状態に移行している。したがって、オン状態の第1トランジスタ11cおよび一次巻線4aを介してコンデンサC1が駆動電源Vdによって充電され、この際には、電流I1が一次巻線4aをT方向の向きで流れる。この結果、第1ドライブ用トランス4では、この電流I1が一次巻線4aをT方向に流れることに起因して、負電圧のパルス信号としての第1ドライブ信号Sd1,Sd2(図2参照)がそれぞれ同じタイミングで各二次巻線4b,4cに誘起する。この際には、第1ドライブ信号Sd1,Sd2は、抵抗6c,6dおよび抵抗6e,6fによってそれぞれ分圧されて、各FET6a,6bの各ゲート端子にそれぞれ印加される。したがって、各FET6a,6bは、第1ドライブ信号Sd1,Sd2の印加によって各ゲート電圧Vg1,Vg2(図2参照)がゼロボルト以下(すなわちしきい値電圧Vth未満)に維持されるため、確実にオフ状態に制御される。
【0031】
また、各FET7a,7bがオン状態に制御された場合、その瞬間に、オフ状態に制御されている各FET6a,6bの各ドレイン・ゲート間寄生容量Cdg1,Cdg2を介して抵抗6f,6dに電流I6,I7がそれぞれ流れる。このため、各FET6a,6bのゲート電圧Vg1,Vg2が上昇しようとする。その一方、この電源装置1では、第2ドライブ回路3における第4トランジスタ21dのエミッタ端子と第1ドライブ回路2における一次巻線4aの一端とがコンデンサC4を介して接続されている。このため、第2ドライブ回路3の入力に従って第2ドライブ回路3によるコンデンサC4の放電動作が開始された際には、図1に示すように、電流If2が、第1ドライブ回路2の第1トランジスタ11c、第1ドライブ用トランス4の一次巻線4a、コンデンサC4および第2ドライブ回路3の第4トランジスタ21dからなる経路で流れる。したがって、駆動電源Vdから第1トランジスタ11cを介して一次巻線4aを流れる電流が、従来の電源装置51の場合と比較して電流If2分だけ増加する。このため、図2のDに示すように、第1ドライブ用トランス4の各二次巻線4b,4cに誘起する第1ドライブ信号Sd1,Sd2の負電圧レベルが一時的に低下する。したがって、各FET6a,6bの各ドレイン・ゲート間寄生容量Cdg1,Cdg2を流れる電流に起因する各ゲート電圧Vg1,Vg2の上昇が抑制される結果、各FET6a,6bは確実にオフ状態を維持する。
【0032】
一方、整流平滑回路9では、ダイオードブリッジ9aが交流電圧Vacを整流し、この整流した直流をコンデンサCoが平滑することにより、出力電圧Voが生成される。また、制御回路10は、出力電圧Voの電圧レベルに応じて、第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅を制御することにより、出力電圧Voを所定の電圧に安定化する。
【0033】
このように、この電源装置1によれば、第1ドライブ回路2と第2ドライブ回路3との間に2個のコンデンサC3,C4を接続するという簡易な構成要素を追加することにより、第1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7の一方がオン状態に制御された際における他方のスイッチング素子群を構成する各スイッチ素子のゲート電圧(Vg1,Vg2またはVg3,Vg4)の上昇を抑制することができる。このため、図2に示すように、第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅が広く制御されているときは勿論のこと、図3に示すように、第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅が狭く制御されて平均レベルVave(ゼロ電位)と負電圧Vneとの電圧差Vdefが小さい場合であっても、同図C,Dに示すように、第1ドライブ信号Sd1,Sd2の負電圧レベルを一時的にさらに低下させることで、各FET(FET6a,6bまたはFET7a,7b)のゲート電圧(Vg1,Vg2またはVg3,Vg4)を確実にしきい値電圧Vth未満に抑えることができる。したがって、他方のスイッチング素子群が瞬間的にオン状態に移行するのを有効に防止することができる。この結果、第1スイッチング素子群6と第2スイッチング素子群7との同時オン状態による入力直流Viの短絡に起因する第1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7の異常発熱、およびこれに基づく損失の発生を確実に回避することができる。また、2つのコンデンサC3,C4を追加するだけでよく、部品追加による製品コストの上昇も最低限に抑えることができる。したがって、高効率かつ安価なスイッチング電源装置を構成することができる。
【0034】
なお、本発明は、上記した電源装置1の構成に限らず、その構成を適宜変更することができる。例えば、各コンデンサC3,C4は、それぞれ1個のコンデンサで構成することもできるし、必要な耐圧や容量を確保するために、複数のコンデンサを直列または並列に接続して構成することもできる。また、一例として第1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7をそれぞれ2つのスイッチ素子で構成することによってフルブリッジ型スイッチング回路を構成した例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、第1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7をそれぞれ1つのスイッチ素子と1つのコンデンサとで構成してハーフブリッジ型スイッチング回路を構成することもできるし、第1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7をそれぞれ1つのスイッチ素子で構成して非対称ブリッジ型スイッチング回路を構成することもできる。また、第1ドライブ回路2および第2ドライブ回路3は、トランジスタに代えてFETを用いた構成を採用してもよい等、各回路構成や構成部品を適宜変更することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るスイッチング電源装置によれば、第1ドライブ用トランスにおける一次巻線の他端と第2ドライブ用トランスにおける一次巻線の一端との間に第3蓄電素子を接続し、第1ドライブ用トランスにおける一次巻線の一端と第2ドライブ用トランスにおける一次巻線の他端との間に第4蓄電素子を接続したことにより、簡易な構成でありながら、第1スイッチング素子群および第2スイッチング素子群の一方がオン状態に制御された際に他方がオン状態に移行するのを確実に防止することができる。このため、第1スイッチング素子群と第2スイッチング素子群とが共にオン状態となって入力直流を短絡することに起因する第1スイッチング素子群および第2スイッチング素子群の異常発熱、およびこれに基づく損失の発生を確実に回避することができる。また、簡易な構成であるため、部品追加による製品コストの上昇も最低限に抑えることができる。したがって、高効率かつ安価なスイッチング電源装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る電源装置1の回路図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る電源装置1における各部の信号波形図である(第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅が広い場合)。
【図3】 本発明の実施の形態に係る電源装置1における各部の信号波形図である(第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅が狭い場合)。
【図4】 従来の電源装置51の回路図である。
【図5】 電源装置51における各部の信号波形図である(第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅が広い場合)。
【図6】 電源装置51における各部の信号波形図である(第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパルス幅が狭い場合)。
【符号の説明】
1 電源装置
2 第1ドライブ回路
3 第2ドライブ回路
4 第1ドライブ用トランス
4a 一次巻線
4b,4c 二次巻線
5 第2ドライブ用トランス
5a 一次巻線
5b,5c 二次巻線
6 第1スイッチング素子群
7 第2スイッチング素子群
8 メイントランス
9 整流平滑回路
10 制御回路
11c 第1トランジスタ(第1スイッチ素子)
11d 第2トランジスタ(第2スイッチ素子)
21c 第3トランジスタ(第3スイッチ素子)
21d 第4トランジスタ(第4スイッチ素子)
C1,C2,C3,C4 コンデンサ
Ss1 第1制御信号
Ss2 第2制御信号
Sd1,Sd2 第1ドライブ信号
Sd3,Sd4 第2ドライブ信号
Claims (1)
- 互いのエミッタ端子が接続された一対のトランジスタで構成されると共に当該一対のトランジスタのうちの一方のトランジスタのコレクタ端子が正電圧ラインに接続され、かつ他方のトランジスタのコレクタ端子がグランドラインに接続されたコンプリメンタリ回路をそれぞれ備えた第1および第2ドライブ回路と、第1および第2ドライブ用トランスと、一端が前記第1ドライブ用トランスの一次巻線の一端に接続されると共に他端が前記グランドラインに接続され、前記第1ドライブ回路における前記他方のトランジスタの前記エミッタ端子に他端が接続された当該一次巻線を介して当該第1ドライブ回路によって充放電される第1蓄電素子と、一端が前記第2ドライブ用トランスの一次巻線の一端に接続されると共に他端が前記グランドラインに接続され、前記第2ドライブ回路における前記他方のトランジスタの前記エミッタ端子に他端が接続された当該一次巻線を介して当該第2ドライブ回路によって充放電される第2蓄電素子と、前記第1ドライブ用トランスの二次巻線に誘起する第1ドライブ信号によってオン状態に移行する第1スイッチング素子群および前記第2ドライブ用トランスの二次巻線に誘起する第2ドライブ信号によってオン状態に移行する第2スイッチング素子群を有するブリッジ型スイッチング回路とを備え、前記第1ドライブ回路の前記他方のトランジスタは、交互に入力される第1および第2制御信号のうちの当該第1制御信号の入力時に前記第1蓄電素子の蓄積電荷に基づく電流を前記第1ドライブ用トランスの前記一次巻線に導通させることによって当該第1ドライブ用トランスの前記二次巻線に前記第1ドライブ信号を誘起させ、前記第1ドライブ回路の前記一方のトランジスタは、前記第1制御信号の無入力時に前記第1ドライブ用トランスの前記一次巻線を介して前記第1蓄電素子を蓄電し、前記第2ドライブ回路の前記他方のトランジスタは、前記第2制御信号の入力時に前記第2蓄電素子の蓄積電荷に基づく電流を前記第2ドライブ用トランスの前記一次巻線に導通させることによって当該第2ドライブ用トランスの前記二次巻線に前記第2ドライブ信号を誘起させ、前記第2ドライブ回路の前記一方のトランジスタは、前記第2制御信号の無入力時に前記第2ドライブ用トランスの前記一次巻線を介して前記第2蓄電素子を蓄電するスイッチング電源装置であって、
前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の他端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の前記一端との間に接続された第3蓄電素子と、前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の前記一端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の他端との間に接続された第4蓄電素子とを備えているスイッチング電源装置。
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