JP2004519190A - スイッチング電源 - Google Patents
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Abstract
スイッチング電圧電源において、シリーズレギュレータ回路は、スイッチング電源の入力電圧部を出力電圧部と相互に接続する。レギュレータ回路は、レギュレータ素子として機能するnチャネルMOSFETトランジスタを有する。ゲート回路は、トランジスタ内に電流導通状態および電流遮断状態を生成するために、ドレイン端子を基準として、ゲート電圧をゲート端子に印加する。バイアス回路は、電流導通状態の間、ドレイン端子を基準として、ゲート端子のオフセット電位を生成するために、ゲート回路をドレイン端子と相互に接続する。オフセット電位は、ドレイン端子とソース端子の間の電圧降下を小さくし、これに対応して、レギュレータ素子の電力消費を減らすためにゲート−ソース閾値電圧を打ち消す。
Description
【0001】
発明の背景
本発明は、シリーズパスレギュレータを有するスイッチング電源に関し、特に、動作の効率を上げるために、レギュレータに印加される電圧の調節に関する。
【0002】
スイッチング電圧DC電源は、効率の良いスイッチング電源を容易に実現することにおいて、著しい進歩を示している。たいていの電子用途は、正電圧の逓降レギュレータを必要としている。このようなレギュレータは、MOSFETトランジスタ(MOSFET)、特にMOSFETとして構成される。このようなトランジスタは、pチャネルまたはnチャネルのMOSFETとして構成される。pチャネルMOSFETのシリーズパスレギュレータは、nチャネルMOSFETよりも、電源のより効率的な動作を可能にするが、このようなトランジスタは、電圧および電流の処理能力の両方の観点において、選択が限定されている。技術的理由によって、高い電圧性能と高い電流性能点で、さまざまなnチャネルMOSFETのシリーズパスレギュレータが入手可能である。したがって、nチャネルMOSFETは、シリーズパスレギュレータで用いられる好ましい候補であるように思われる。
【0003】
しかし、nチャネルMOSFETは、シリーズパスレギュレータとして機能するMOSFET内で好ましくないほど大きな量の電力が浪費されることに起因する問題がある。通常、MOSFETがレギュレータとして動作する時には、MOSFETは、ソース端子とドレイン端子の間で、全く電流が流れない遮断状態、または、最大電流が流れる飽和状態のいずれかで動作する。飽和状態では、5ボルトまたはそれよりも大きい、ゲート端子とソース端子の間の最小閾値電圧が存在する。飽和電流と閾値電圧の積は、当該MOSFET内で消費される電力の重要な量を表す。それに対して、pチャネルMOSFETの場合、消費電力はnチャネルMOSFETの場合よりもずっと少なく、これは、抵抗が0.1オームより小さい、ソース端子とドレイン端子の間の抵抗による電力損失によるものである。このように、nチャネルMOSFETの利用は、レギュレータ素子内の過大な電力消費という問題を生じる。
【0004】
発明の要約
上記の問題は、トランジスタのドレイン端子が電源の入力電圧部と接続し、トランジスタのソース端子が電源の出力電圧部と接続するnチャネルMOSFETを有するシリーズレギュレータ素子を備えたスイッチング電圧DC電源によって解決され、他の利点が得られる。MOSFETは、ゲート−ソース閾値電圧と関連する、ドレイン端子とソース端子の間の電圧差を減らすために、本発明によって、ゲート端子とドレイン端子の間の電圧レベルにオフセットを与える他の電圧バイアス回路と組み合わさって動作する。その結果、ドレイン端子とソース端子の間を流れる電流と、ドレイン端子とソース端子の間の電圧降下の積は著しく小さくなり、これによって、シリーズレギュレータ素子内で消費される電力を減少させることができる。
【0005】
本発明の3つの実施態様が与えられる。各実施態様において、ドレイン端子とゲート端子の間の電圧は、一方の電圧レベルがレギュレータ素子を通る電流の導通を終了させ、他方の電圧レベルがレギュレータ素子を通る電流の導通を生じさせるという、2つの電圧レベルの間で切り替えられる。ゲート端子に印加される電圧は、ゲート端子とドレイン端子の間に設定され、ゲート端子とドレイン端子の間の電圧レベルに所望のオフセットを与えるバイアス電圧を含む。本発明の第1の実施態様では、バイアス電圧は入力AC電力ラインから入力DC電圧を得るときに利用されるトランス上の付加巻き線から得られる。本発明の第2の実施態様においては、バイアス電圧は、バイアス電圧を生成するための付加巻き線素子を含む出力誘導性フィルタ素子を調節することによって得られる。本発明の第3の実施態様においては、出力誘導性フィルタ素子の両端の電圧のパルスがバイアス電圧を生成するために用いられる。
【0006】
発明の詳細な説明
本発明の前記の態様および他の特徴を添付の図面と関連して、以下の記述において説明する。
【0007】
異なる図の中に現れている同一の符号が付けられた要素は同一の要素を指しているが、全ての図に対する説明において参照されるわけではない。
【0008】
本発明の説明を容易にするために、従来技術によるスイッチング電圧電源のシリーズレギュレータ回路の構成を再検討してみることは有益である。2つのこのような電源が図1および図2の回路に示されており、各回路は、図1におけるMOSFETがpチャネルで構成されているのに対して、図2におけるMOSFETがnチャネルで構成されている点を除いて、シリーズレギュレータ素子として機能するMOSFETを含む同一の部品を有する。
【0009】
図1および2を参照すると、電源20Aおよび20Bの回路がそれぞれ示されている。電源20Aは、ソースS、ドレインD、ゲートGを有するpチャネルMOSFETの携帯のシリーズパスレギュレータトランジスタQ1aを有する。トランジスタQ1aのソース端子は電源20Aの入力端子22に接続され、電源20Aは入力端子22とグラウンド24の間でDC(直流)入力電圧Vinを入力する。端子22はグラウンドに対して正である。トランジスタQ1aのドレイン端子はインダクタLを介して電源20Aの出力端子26に接続している。端子26は、グラウンドに対して正である出力電圧Voutを出力する。ダイオードD1はグラウンドとトランジスタQ1aのドレイン端子の間に接続し、ダイオードD1のアノードは接地され、ダイオードD1のカソードはドレイン端子に接続している。キャパシタC1は端子26とグラウンドの間に接続している。ダイオードD1は、インダクタLおよびキャパシタC1とともに、電源20Aの出力フィルタ28を構成している。電源20A内には、トランジスタQ1aをソース端子とドレイン端子の間で飽和電流導通状態と電流非導通状態に交互におくために、抵抗Rbを介してパルス幅変調信号をトランジスタQ1aのゲート端子に加えるドライバ30の回路も含まれている。抵抗Raは、トランジスタQ1aのソース端子とゲート端子を相互に接続する。
【0010】
図1における、電源20Aの部品のトランジスタQ1aへの接続に関する前記の説明は、図2においても、ソース端子とドレイン端子の位置が回路内で入れ替わっている点を除いて、電源20Bの対応する部品の、nチャネルMOSFETの携帯のシリーズパスレギュレータトランジスタQ1との接続にも当てはまる。
【0011】
図1と図2の回路の動作において、フィードバック信号が信号線32を介して出力端子26からドライバ30に出力される。ドライバ30においては、信号線32によって入力された出力電圧は、この出力電圧を基準36の手動調整可能な電圧と比較するセンサ34によって検出される。ドライバ30内には、センサ34の出力信号によって制御される変調器38によってパルス幅変調を受けるパルス生成器も含まれている。変調器38は、トランジスタQ1a(図1)およびQ1(図2)のゲートGにゲート制御電圧を印加するために、入力端子22とグラウンドの間の抵抗RaとRbの直列接続にパルス電流を流すドライバトランジスタQdのベースを駆動する。ドライバ30によって出力されるパルス幅変調信号の平均値は、出力端子26に所望のレベルの電圧を維持するように、ドライバ30によって調節される。シリーズレギュレータトランジスタQ1aおよびQ1の電流パルスは、出力フィルタ28のインダクタLとキャパシタC1の内部のエネルギー蓄積によって平滑化される。ダイオードD1は、シリーズレギュレータトランジスタQ1aおよびQ1の電流パルス間にインダクタLを経る電流経路を与える。ドライバトランジスタQdのベース端子およびコレクタ端子における電流波形は、それぞれ参照番号40および42で示されている。
【0012】
図1において、ドライバトランジスタQdが電流を導通しないときには、ソースとゲートの間の抵抗Raの両端には、無視し得るゲート電流と関連した無限小の電圧降下以外には電圧降下は生じない。ゲートとソースの電位は等しい。したがって、トランジスタQ1a内には電流は流れない。ドライバトランジスタQdが導通すると、トランジスタQ1aのゲートの電位はソースに対して低下し、トランジスタQ1a内を電流が流れ始める。逆の状況が図2に見られ、ドライバトランジスタQdが電流を導通しないときには、無視し得るゲート電流と関連する無限小の電圧降下以外には、ドレインとゲートの間の抵抗Raの両端に電圧降下は生じない。ゲートとドレインの電位は等しく、ソースに対して正である。したがって、飽和電流がトランジスタQ1内を流れる。ドライバトランジスタQdが導通すると、ソースに対するトランジスタQ1のゲートの電位は、ゲートとソースの間の導通閾値電圧よりも小さい値に低下し、その結果、nチャネルトランジスタQ1内の電流の流れが終了する。
【0013】
pチャネルトランジスタQ1aとnチャネルトランジスタQ1の動作における重要な点は、各トランジスタで消費される電力の量である。いずれかのトランジスタ内で電流通電の状態の間、飽和電流がトランジスタ内の不要な電力消費をできるだけ少なくするために使用されることに注意すべきである。pチャネルトランジスタQ1aの場合には、トランジスタ内で消費される電力の最小値は、トランジスタのドレインとソースの間の内部抵抗によって決まる。nチャネルトランジスタQ1の場合には、トランジスタ内で消費される電力の最小値は、図2の、電位がドレインの電位より低いかまたは等しいゲートと、電位がドレインの電位よりも低いソースの間の導通電圧閾値の大きさによって決まる。
【0014】
図3は、電力消費の、ゲートとソース間の導通電圧閾値の大きさへの依存性を取り除くことによって、図2の回路構成の欠点を克服した、本発明の好ましい実施形態の電気回路を示している。本発明のすべての実施形態の実施において、シリーズパスレギュレータトランジスタ内で消費される電力は、それがpチャネルトランジスタQ1aであれ、nチャネルトランジスタQ1であれ、トランジスタの電流にドレインとソース間の電圧降下を乗算した積であることが分かる。図2の回路において、ドレインとソース間の電圧降下はゲート−ソース閾値電圧よりも大きいかまたは等しい。図3に開示されている本発明の実施形態において、図5および図7の実施形態におけるのと同様に、ドレインとソース間の電圧降下は閾値電圧よりも実質的に小さいので、ソースの電位はドレインの電位に概ね等しい値に上昇する。
【0015】
図3を参照すると、電源20Bは、図2を参照して前述した部品、すなわち、電源20Bの入力電圧部44と出力電圧部の間を接続するnチャネルシリーズパスレギュレータトランジスタQ1を含む部品を備えている。電源20Bの出力電圧部は、図2を参照して説明した出力フィルタ28によって構成されている。入力電圧部44は、入力端子22において電圧Vinを出力し、また、端子46に、ドライバ30によってトランジスタQ1のゲートGに出力されるゲート電圧に加えられる付加バイアス電圧Vaddを出力する。電源20Bには、信号線32に沿ってフィードバック信号を入力する前述のドライバ30も設けられ、さらに、3つの抵抗R1、R2、R3とゲートトランジスタQ2が設けられている。ゲートトランジスタQ2は、抵抗R3とともに、トランジスタQ1のゲートにゲート電圧を印加するゲート回路48を構成しているp−n−pバイポーラートランジスタである。抵抗R1およびR2はバイアス回路50を構成し、ドライバ30とトランジスタQ2の端子を端子46と接続して、ゲート回路48の電圧に付加バイアス電圧Vaddを印加する。グラウンドに対する、端子46における電圧の大きさはV2と表されている。バイアス電圧Vaddは端子46と端子22の間で測定される。
【0016】
入力部44は、入力巻き線54と、第1の出力巻き線56と、第2の出力巻き線58を有するトランス52を備えている。トランス52を介して接続されたAC(交流)電圧をDC電圧、すなわち、キャパシタ62の両端に現れる、端子22における電圧Vinに変換するダイオードブリッジ整流器60が、第1の出力巻き線56の両端に接続されている。第2の出力巻き線58によって出力された電流はダイオード64によって整流され、DC電圧、すなわち、キャパシタ66の両端に現れる、端子46におけるバイアス電圧Vaddとして現れる。入力巻き線54は入力電力ラインと接続し、トランス52は、第1の出力巻き線56を用いて電圧Vinを生成し、第2の出力巻き線58を用いて電圧V2を生成するために、入力電力ライン電圧を下げている。
【0017】
抵抗R1およびR2は、端子46とドライバ30のトランジスタQdのコレクタ端子との間に直列に接続されている。抵抗R1は、ゲートトランジスタQ2のエミッタ端子とベース端子の間に接続されている。抵抗R2は、トランジスタQ2のベース端子とドライバトランジスタQdのコレクタ端子の間に接続されている。抵抗R3は、レギュレータトランジスタQ1のゲート端子とグラウンド24の間に接続されている。ゲートトランジスタQ2のコレクタ端子は、抵抗R3とレギュレータトランジスタQ1のゲート端子の接続点に接続されている。
【0018】
動作時、ドライバトランジスタQdは、抵抗R1およびR2を介して端子46から電流を引き込むために、図2を参照して説明した導通状態と非導通状態に交互におかれる。抵抗R1およびR2を介した電流の引き込みは、トランジスタQ2を導通状態にし、抵抗R3を通る電流を駆動する電圧を、トランジスタQ2のベース−エミッタ間に生成する。抵抗R3に電流が流れていないときには、トランジスタQ1におけるゲート電圧は接地されている。抵抗R3を流れる電流は、トランジスタQ1のソースに対するトランジスタQ1のゲート電圧を、ゲート−ソース閾値電圧に等しい値またはこれよりも大きい値だけ上昇させ、それによって、トランジスタQ1内に通電状態を引き起こす。図3には、トランジスタQ1のドレインとソース間およびゲートとソース間の電圧とその極性も示されている。トランジスタQ1が導通している場合およびトランジスタQ1が非導通の場合のインダクタ両端の電圧極性も示されている。
【0019】
本発明の特徴によると、ゲートトランジスタQ2のエミッタ端子は、電圧Vinを入力する端子22に接続するのではなく、電圧V2を入力する端子46に接続しており、これによって、トランジスタQ2はトランジスタQ1のゲートGの電圧をトランジスタQ1のドレイン電圧よりも高いレベルに上昇させることができる。トランジスタQ1の動作時、ソースSの電圧レベルは、閾値電圧に等しい値だけゲートGの電圧レベルに追随するので、トランジスタQ1は、図2を参照して前述したように、通常通り電流を導通させ、ソースSの電圧レベルは図2の回路の場合に可能であるよりも、ドレインDに対してずっと高いレベルまで上昇する。実際、本発明によると、ゲート電圧を付加バイアス電圧Vaddに等しい量だけ上げることによって、トランジスタQ1のソースSの電圧レベルは、ドレインDの電圧レベルに概ね等しいレベルにまで上昇させることができる。ソースの電圧は、ドレインの電圧より高い値に上昇しない。その結果、電流とドレインとソース間の電圧降下の積に等しい、レギュレータトランジスタQ1における電力消費は著しく減少する。
【0020】
図4は、図3の回路に存在する、電圧を時間の関数として記述している波形を示している。図4の上段のグラフは、ドライバ30によってトランジスタQ2に出力される電圧を示している。波形は電源がアイドル状態のときに始まり、そして波形の最初の部分と、その先の部分を示している。図4の第2および第3のグラフは、第1のグラフと時間が合わせられている。第2のグラフは、トランジスタQ1のゲートとソースの間の電圧の波形を示している。ゲート−ソース閾値と付加バイアスVaddの両方がグラフ中に示されている。第3のグラフはドレイン端子とソース端子間のトランジスタQ1の両端の電圧降下を示している。第1および第3の両グラフはトランジスタQ1の飽和電圧レベルを示している。
【0021】
図5は、多くの点で図3の実施形態と似ている、本発明による電源の第2の実施形態の電源20B’を示している。図3の入力電圧部44に関して、図5においては、これは単に端子22になっており、ある種の入力DC電圧源、おそらくバッテリが使用されることが仮定されている。フィードバック信号線32、ドライバ30、トランジスタQ1およびQ2、抵抗R1、R2、R3が、図3と同様に図5に示されている。図5の出力フィルタ28Aは、図5において、タップ付きインダクタTの一次巻き線が図3のインダクタLの機能を果たすという点で、図3の出力フィルタ28と異なる。タップ付きインダクタTは、キャパシタC2の両端に付加バイアスVaddを出力するためにダイオードD2によって整流された電圧を出力する2次巻き線を有する。図5の付加バイアスVaddは、図3を参照して上記したのと同じ機能を果たすが、図3におけるように入力トランス52の巻き線によって生成されるのではなく、図5においては、タップ付き出力インダクタTからの巻き線によって生成されている。
【0022】
図3の回路の説明において、インダクタLを通って流れる電流のパルスは、インダクタの両端の電圧降下の極性の変化を生じることを述べたが、図5の回路の動作においても同様に、グラフ68に描かれているように、タップ付きインダクタTの1次巻き線の両端に現れる電圧パルスの極性に変化が起こる。図5における極性のパルスは、タップ付きインダクタTの2次巻き線に電圧をも誘起してバイアス電圧Vaddを得る。タップ付きインダクタTの巻き線を通る電流のパルスは、電源20B’の動作が開始されるまでは得られないことがわかる。したがって、入力端子22と、端子22に存在することがある電圧のパルスで充電する他のキャパシタC3の間に接続された他のダイオードD3を使用することが有利であり、これによって、一時的な、そしておそらくより小さいバイアス電圧Vaddの電源が得られる。キャパシタC3はグランドに接続されているが、キャパシタC2はトランジスタQ1のソースとタップ付きインダクタTの端子の接続点に接続されている。
【0023】
図6は、図5の回路に現れる電圧を説明する一組のグラフを示している。図6に描かれている電圧の組は、図4に描かれている電圧の組と同じである。3つのグラフは、各波形の開始部分のグラフの各々に示されている指示線に時間が合わせられている。
【0024】
図7は、タップ付きインダクタTの代わりにインダクタLを置き換えた点を除いて、図5の回路とほぼ同じであり、DC−DC電圧変換を行う本発明の電源の他の実施形態20”の回路を示している。図7において、インダクタLの両端の電圧パルスは、バイアス電圧を生成するために直接ダイオードD2およびキャパシタC2とともに使用されている。キャパシタC2の両端に現れる電圧は、キャパシタC3に接続されているダイオードD4を用いることによって、倍電圧器の方式の他の整流段を経て印加される。ダイオードD3は、電源20B”の動作の初期段階の間に付加バイアス電圧を生成するためにキャパシタC3にスタートアップ電圧を印加する入力端子22に接続されている。本発明のこの実施形態のその他の特徴として、キャパシタC3の両端に現れる付加バイアスの電圧が、トランジスタQ1のメーカー仕様を越えるという意味で、過大になることがあるということがわかっている。したがって、本実施形態は、抵抗R4とツェナダイオードZD1を有し、ツェナダイオードの電圧レベルがトランジスタQ1のメーカー仕様内にあるような電圧保護回路70を備えている。付加バイアスVaddは、抵抗R4とツェナダイオードの接続点において、抵抗R4を介してキャパシタC3から得られる。電圧保護回路70の部品である抵抗R4とダイオードZD1は、電圧保護回路70が、トランジスタQ1の許容電圧範囲内に入るVaddの値に対して省略され得、この場合、ダイオードZD1は省略され、抵抗R4はショートされることを示すために、点線で示されている。図7の回路の動作をさらに説明するのを容易にするために、回路のノードの3つが、ノード1、ノード2、ノード3とされている。
【0025】
図8は、図7の回路に現れる波形を表した、相互に時間が合わされた4つのグラフの組を示している。第1のグラフはノード1に現れる電圧を示している。第2のグラフはキャパシタC2の両端に現れる電圧を示している。第3のグラフはノード2に現れる電圧を示している。第4のグラフはノード3に現れる電圧を示している。時間の開始期間もグラフに示されている。Vin、Vadd、V2に対応する電圧レベルもまた示されている。
【0026】
上述した本発明の実施形態は例示にすぎず、その変更は当業者にとって想到されることが理解されるべきである。したがって、本発明は、本明細書に開示された実施形態に限定されるとみなされるべきではなく、添付の請求項によって定められる限りで限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術による、pチャネルMOSFETを有するシリーズレギュレータ素子を有するスイッチング電圧DC電源の電気回路の概要図である。
【図2】
シリーズレギュレータ素子がnチャネルMOSFETである場合の、従来技術のスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図3】
バイアス電圧がレギュレータ素子のゲート端子に印加された、本発明の第1の実施形態によるスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図4】
図3の回路に現れる電圧を説明する一連のグラフである。
【図5】
バイアス電圧がレギュレータ素子のゲート端子に印加された、本発明の第2の実施形態によるスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図6】
図5の回路に現れる電圧を説明する一連のグラフである。
【図7】
バイアス電圧がレギュレータ素子のゲート端子に印加された、本発明の第3の実施形態によるスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図8】
図7の回路に現れる電圧を説明する一連のグラフである。
発明の背景
本発明は、シリーズパスレギュレータを有するスイッチング電源に関し、特に、動作の効率を上げるために、レギュレータに印加される電圧の調節に関する。
【0002】
スイッチング電圧DC電源は、効率の良いスイッチング電源を容易に実現することにおいて、著しい進歩を示している。たいていの電子用途は、正電圧の逓降レギュレータを必要としている。このようなレギュレータは、MOSFETトランジスタ(MOSFET)、特にMOSFETとして構成される。このようなトランジスタは、pチャネルまたはnチャネルのMOSFETとして構成される。pチャネルMOSFETのシリーズパスレギュレータは、nチャネルMOSFETよりも、電源のより効率的な動作を可能にするが、このようなトランジスタは、電圧および電流の処理能力の両方の観点において、選択が限定されている。技術的理由によって、高い電圧性能と高い電流性能点で、さまざまなnチャネルMOSFETのシリーズパスレギュレータが入手可能である。したがって、nチャネルMOSFETは、シリーズパスレギュレータで用いられる好ましい候補であるように思われる。
【0003】
しかし、nチャネルMOSFETは、シリーズパスレギュレータとして機能するMOSFET内で好ましくないほど大きな量の電力が浪費されることに起因する問題がある。通常、MOSFETがレギュレータとして動作する時には、MOSFETは、ソース端子とドレイン端子の間で、全く電流が流れない遮断状態、または、最大電流が流れる飽和状態のいずれかで動作する。飽和状態では、5ボルトまたはそれよりも大きい、ゲート端子とソース端子の間の最小閾値電圧が存在する。飽和電流と閾値電圧の積は、当該MOSFET内で消費される電力の重要な量を表す。それに対して、pチャネルMOSFETの場合、消費電力はnチャネルMOSFETの場合よりもずっと少なく、これは、抵抗が0.1オームより小さい、ソース端子とドレイン端子の間の抵抗による電力損失によるものである。このように、nチャネルMOSFETの利用は、レギュレータ素子内の過大な電力消費という問題を生じる。
【0004】
発明の要約
上記の問題は、トランジスタのドレイン端子が電源の入力電圧部と接続し、トランジスタのソース端子が電源の出力電圧部と接続するnチャネルMOSFETを有するシリーズレギュレータ素子を備えたスイッチング電圧DC電源によって解決され、他の利点が得られる。MOSFETは、ゲート−ソース閾値電圧と関連する、ドレイン端子とソース端子の間の電圧差を減らすために、本発明によって、ゲート端子とドレイン端子の間の電圧レベルにオフセットを与える他の電圧バイアス回路と組み合わさって動作する。その結果、ドレイン端子とソース端子の間を流れる電流と、ドレイン端子とソース端子の間の電圧降下の積は著しく小さくなり、これによって、シリーズレギュレータ素子内で消費される電力を減少させることができる。
【0005】
本発明の3つの実施態様が与えられる。各実施態様において、ドレイン端子とゲート端子の間の電圧は、一方の電圧レベルがレギュレータ素子を通る電流の導通を終了させ、他方の電圧レベルがレギュレータ素子を通る電流の導通を生じさせるという、2つの電圧レベルの間で切り替えられる。ゲート端子に印加される電圧は、ゲート端子とドレイン端子の間に設定され、ゲート端子とドレイン端子の間の電圧レベルに所望のオフセットを与えるバイアス電圧を含む。本発明の第1の実施態様では、バイアス電圧は入力AC電力ラインから入力DC電圧を得るときに利用されるトランス上の付加巻き線から得られる。本発明の第2の実施態様においては、バイアス電圧は、バイアス電圧を生成するための付加巻き線素子を含む出力誘導性フィルタ素子を調節することによって得られる。本発明の第3の実施態様においては、出力誘導性フィルタ素子の両端の電圧のパルスがバイアス電圧を生成するために用いられる。
【0006】
発明の詳細な説明
本発明の前記の態様および他の特徴を添付の図面と関連して、以下の記述において説明する。
【0007】
異なる図の中に現れている同一の符号が付けられた要素は同一の要素を指しているが、全ての図に対する説明において参照されるわけではない。
【0008】
本発明の説明を容易にするために、従来技術によるスイッチング電圧電源のシリーズレギュレータ回路の構成を再検討してみることは有益である。2つのこのような電源が図1および図2の回路に示されており、各回路は、図1におけるMOSFETがpチャネルで構成されているのに対して、図2におけるMOSFETがnチャネルで構成されている点を除いて、シリーズレギュレータ素子として機能するMOSFETを含む同一の部品を有する。
【0009】
図1および2を参照すると、電源20Aおよび20Bの回路がそれぞれ示されている。電源20Aは、ソースS、ドレインD、ゲートGを有するpチャネルMOSFETの携帯のシリーズパスレギュレータトランジスタQ1aを有する。トランジスタQ1aのソース端子は電源20Aの入力端子22に接続され、電源20Aは入力端子22とグラウンド24の間でDC(直流)入力電圧Vinを入力する。端子22はグラウンドに対して正である。トランジスタQ1aのドレイン端子はインダクタLを介して電源20Aの出力端子26に接続している。端子26は、グラウンドに対して正である出力電圧Voutを出力する。ダイオードD1はグラウンドとトランジスタQ1aのドレイン端子の間に接続し、ダイオードD1のアノードは接地され、ダイオードD1のカソードはドレイン端子に接続している。キャパシタC1は端子26とグラウンドの間に接続している。ダイオードD1は、インダクタLおよびキャパシタC1とともに、電源20Aの出力フィルタ28を構成している。電源20A内には、トランジスタQ1aをソース端子とドレイン端子の間で飽和電流導通状態と電流非導通状態に交互におくために、抵抗Rbを介してパルス幅変調信号をトランジスタQ1aのゲート端子に加えるドライバ30の回路も含まれている。抵抗Raは、トランジスタQ1aのソース端子とゲート端子を相互に接続する。
【0010】
図1における、電源20Aの部品のトランジスタQ1aへの接続に関する前記の説明は、図2においても、ソース端子とドレイン端子の位置が回路内で入れ替わっている点を除いて、電源20Bの対応する部品の、nチャネルMOSFETの携帯のシリーズパスレギュレータトランジスタQ1との接続にも当てはまる。
【0011】
図1と図2の回路の動作において、フィードバック信号が信号線32を介して出力端子26からドライバ30に出力される。ドライバ30においては、信号線32によって入力された出力電圧は、この出力電圧を基準36の手動調整可能な電圧と比較するセンサ34によって検出される。ドライバ30内には、センサ34の出力信号によって制御される変調器38によってパルス幅変調を受けるパルス生成器も含まれている。変調器38は、トランジスタQ1a(図1)およびQ1(図2)のゲートGにゲート制御電圧を印加するために、入力端子22とグラウンドの間の抵抗RaとRbの直列接続にパルス電流を流すドライバトランジスタQdのベースを駆動する。ドライバ30によって出力されるパルス幅変調信号の平均値は、出力端子26に所望のレベルの電圧を維持するように、ドライバ30によって調節される。シリーズレギュレータトランジスタQ1aおよびQ1の電流パルスは、出力フィルタ28のインダクタLとキャパシタC1の内部のエネルギー蓄積によって平滑化される。ダイオードD1は、シリーズレギュレータトランジスタQ1aおよびQ1の電流パルス間にインダクタLを経る電流経路を与える。ドライバトランジスタQdのベース端子およびコレクタ端子における電流波形は、それぞれ参照番号40および42で示されている。
【0012】
図1において、ドライバトランジスタQdが電流を導通しないときには、ソースとゲートの間の抵抗Raの両端には、無視し得るゲート電流と関連した無限小の電圧降下以外には電圧降下は生じない。ゲートとソースの電位は等しい。したがって、トランジスタQ1a内には電流は流れない。ドライバトランジスタQdが導通すると、トランジスタQ1aのゲートの電位はソースに対して低下し、トランジスタQ1a内を電流が流れ始める。逆の状況が図2に見られ、ドライバトランジスタQdが電流を導通しないときには、無視し得るゲート電流と関連する無限小の電圧降下以外には、ドレインとゲートの間の抵抗Raの両端に電圧降下は生じない。ゲートとドレインの電位は等しく、ソースに対して正である。したがって、飽和電流がトランジスタQ1内を流れる。ドライバトランジスタQdが導通すると、ソースに対するトランジスタQ1のゲートの電位は、ゲートとソースの間の導通閾値電圧よりも小さい値に低下し、その結果、nチャネルトランジスタQ1内の電流の流れが終了する。
【0013】
pチャネルトランジスタQ1aとnチャネルトランジスタQ1の動作における重要な点は、各トランジスタで消費される電力の量である。いずれかのトランジスタ内で電流通電の状態の間、飽和電流がトランジスタ内の不要な電力消費をできるだけ少なくするために使用されることに注意すべきである。pチャネルトランジスタQ1aの場合には、トランジスタ内で消費される電力の最小値は、トランジスタのドレインとソースの間の内部抵抗によって決まる。nチャネルトランジスタQ1の場合には、トランジスタ内で消費される電力の最小値は、図2の、電位がドレインの電位より低いかまたは等しいゲートと、電位がドレインの電位よりも低いソースの間の導通電圧閾値の大きさによって決まる。
【0014】
図3は、電力消費の、ゲートとソース間の導通電圧閾値の大きさへの依存性を取り除くことによって、図2の回路構成の欠点を克服した、本発明の好ましい実施形態の電気回路を示している。本発明のすべての実施形態の実施において、シリーズパスレギュレータトランジスタ内で消費される電力は、それがpチャネルトランジスタQ1aであれ、nチャネルトランジスタQ1であれ、トランジスタの電流にドレインとソース間の電圧降下を乗算した積であることが分かる。図2の回路において、ドレインとソース間の電圧降下はゲート−ソース閾値電圧よりも大きいかまたは等しい。図3に開示されている本発明の実施形態において、図5および図7の実施形態におけるのと同様に、ドレインとソース間の電圧降下は閾値電圧よりも実質的に小さいので、ソースの電位はドレインの電位に概ね等しい値に上昇する。
【0015】
図3を参照すると、電源20Bは、図2を参照して前述した部品、すなわち、電源20Bの入力電圧部44と出力電圧部の間を接続するnチャネルシリーズパスレギュレータトランジスタQ1を含む部品を備えている。電源20Bの出力電圧部は、図2を参照して説明した出力フィルタ28によって構成されている。入力電圧部44は、入力端子22において電圧Vinを出力し、また、端子46に、ドライバ30によってトランジスタQ1のゲートGに出力されるゲート電圧に加えられる付加バイアス電圧Vaddを出力する。電源20Bには、信号線32に沿ってフィードバック信号を入力する前述のドライバ30も設けられ、さらに、3つの抵抗R1、R2、R3とゲートトランジスタQ2が設けられている。ゲートトランジスタQ2は、抵抗R3とともに、トランジスタQ1のゲートにゲート電圧を印加するゲート回路48を構成しているp−n−pバイポーラートランジスタである。抵抗R1およびR2はバイアス回路50を構成し、ドライバ30とトランジスタQ2の端子を端子46と接続して、ゲート回路48の電圧に付加バイアス電圧Vaddを印加する。グラウンドに対する、端子46における電圧の大きさはV2と表されている。バイアス電圧Vaddは端子46と端子22の間で測定される。
【0016】
入力部44は、入力巻き線54と、第1の出力巻き線56と、第2の出力巻き線58を有するトランス52を備えている。トランス52を介して接続されたAC(交流)電圧をDC電圧、すなわち、キャパシタ62の両端に現れる、端子22における電圧Vinに変換するダイオードブリッジ整流器60が、第1の出力巻き線56の両端に接続されている。第2の出力巻き線58によって出力された電流はダイオード64によって整流され、DC電圧、すなわち、キャパシタ66の両端に現れる、端子46におけるバイアス電圧Vaddとして現れる。入力巻き線54は入力電力ラインと接続し、トランス52は、第1の出力巻き線56を用いて電圧Vinを生成し、第2の出力巻き線58を用いて電圧V2を生成するために、入力電力ライン電圧を下げている。
【0017】
抵抗R1およびR2は、端子46とドライバ30のトランジスタQdのコレクタ端子との間に直列に接続されている。抵抗R1は、ゲートトランジスタQ2のエミッタ端子とベース端子の間に接続されている。抵抗R2は、トランジスタQ2のベース端子とドライバトランジスタQdのコレクタ端子の間に接続されている。抵抗R3は、レギュレータトランジスタQ1のゲート端子とグラウンド24の間に接続されている。ゲートトランジスタQ2のコレクタ端子は、抵抗R3とレギュレータトランジスタQ1のゲート端子の接続点に接続されている。
【0018】
動作時、ドライバトランジスタQdは、抵抗R1およびR2を介して端子46から電流を引き込むために、図2を参照して説明した導通状態と非導通状態に交互におかれる。抵抗R1およびR2を介した電流の引き込みは、トランジスタQ2を導通状態にし、抵抗R3を通る電流を駆動する電圧を、トランジスタQ2のベース−エミッタ間に生成する。抵抗R3に電流が流れていないときには、トランジスタQ1におけるゲート電圧は接地されている。抵抗R3を流れる電流は、トランジスタQ1のソースに対するトランジスタQ1のゲート電圧を、ゲート−ソース閾値電圧に等しい値またはこれよりも大きい値だけ上昇させ、それによって、トランジスタQ1内に通電状態を引き起こす。図3には、トランジスタQ1のドレインとソース間およびゲートとソース間の電圧とその極性も示されている。トランジスタQ1が導通している場合およびトランジスタQ1が非導通の場合のインダクタ両端の電圧極性も示されている。
【0019】
本発明の特徴によると、ゲートトランジスタQ2のエミッタ端子は、電圧Vinを入力する端子22に接続するのではなく、電圧V2を入力する端子46に接続しており、これによって、トランジスタQ2はトランジスタQ1のゲートGの電圧をトランジスタQ1のドレイン電圧よりも高いレベルに上昇させることができる。トランジスタQ1の動作時、ソースSの電圧レベルは、閾値電圧に等しい値だけゲートGの電圧レベルに追随するので、トランジスタQ1は、図2を参照して前述したように、通常通り電流を導通させ、ソースSの電圧レベルは図2の回路の場合に可能であるよりも、ドレインDに対してずっと高いレベルまで上昇する。実際、本発明によると、ゲート電圧を付加バイアス電圧Vaddに等しい量だけ上げることによって、トランジスタQ1のソースSの電圧レベルは、ドレインDの電圧レベルに概ね等しいレベルにまで上昇させることができる。ソースの電圧は、ドレインの電圧より高い値に上昇しない。その結果、電流とドレインとソース間の電圧降下の積に等しい、レギュレータトランジスタQ1における電力消費は著しく減少する。
【0020】
図4は、図3の回路に存在する、電圧を時間の関数として記述している波形を示している。図4の上段のグラフは、ドライバ30によってトランジスタQ2に出力される電圧を示している。波形は電源がアイドル状態のときに始まり、そして波形の最初の部分と、その先の部分を示している。図4の第2および第3のグラフは、第1のグラフと時間が合わせられている。第2のグラフは、トランジスタQ1のゲートとソースの間の電圧の波形を示している。ゲート−ソース閾値と付加バイアスVaddの両方がグラフ中に示されている。第3のグラフはドレイン端子とソース端子間のトランジスタQ1の両端の電圧降下を示している。第1および第3の両グラフはトランジスタQ1の飽和電圧レベルを示している。
【0021】
図5は、多くの点で図3の実施形態と似ている、本発明による電源の第2の実施形態の電源20B’を示している。図3の入力電圧部44に関して、図5においては、これは単に端子22になっており、ある種の入力DC電圧源、おそらくバッテリが使用されることが仮定されている。フィードバック信号線32、ドライバ30、トランジスタQ1およびQ2、抵抗R1、R2、R3が、図3と同様に図5に示されている。図5の出力フィルタ28Aは、図5において、タップ付きインダクタTの一次巻き線が図3のインダクタLの機能を果たすという点で、図3の出力フィルタ28と異なる。タップ付きインダクタTは、キャパシタC2の両端に付加バイアスVaddを出力するためにダイオードD2によって整流された電圧を出力する2次巻き線を有する。図5の付加バイアスVaddは、図3を参照して上記したのと同じ機能を果たすが、図3におけるように入力トランス52の巻き線によって生成されるのではなく、図5においては、タップ付き出力インダクタTからの巻き線によって生成されている。
【0022】
図3の回路の説明において、インダクタLを通って流れる電流のパルスは、インダクタの両端の電圧降下の極性の変化を生じることを述べたが、図5の回路の動作においても同様に、グラフ68に描かれているように、タップ付きインダクタTの1次巻き線の両端に現れる電圧パルスの極性に変化が起こる。図5における極性のパルスは、タップ付きインダクタTの2次巻き線に電圧をも誘起してバイアス電圧Vaddを得る。タップ付きインダクタTの巻き線を通る電流のパルスは、電源20B’の動作が開始されるまでは得られないことがわかる。したがって、入力端子22と、端子22に存在することがある電圧のパルスで充電する他のキャパシタC3の間に接続された他のダイオードD3を使用することが有利であり、これによって、一時的な、そしておそらくより小さいバイアス電圧Vaddの電源が得られる。キャパシタC3はグランドに接続されているが、キャパシタC2はトランジスタQ1のソースとタップ付きインダクタTの端子の接続点に接続されている。
【0023】
図6は、図5の回路に現れる電圧を説明する一組のグラフを示している。図6に描かれている電圧の組は、図4に描かれている電圧の組と同じである。3つのグラフは、各波形の開始部分のグラフの各々に示されている指示線に時間が合わせられている。
【0024】
図7は、タップ付きインダクタTの代わりにインダクタLを置き換えた点を除いて、図5の回路とほぼ同じであり、DC−DC電圧変換を行う本発明の電源の他の実施形態20”の回路を示している。図7において、インダクタLの両端の電圧パルスは、バイアス電圧を生成するために直接ダイオードD2およびキャパシタC2とともに使用されている。キャパシタC2の両端に現れる電圧は、キャパシタC3に接続されているダイオードD4を用いることによって、倍電圧器の方式の他の整流段を経て印加される。ダイオードD3は、電源20B”の動作の初期段階の間に付加バイアス電圧を生成するためにキャパシタC3にスタートアップ電圧を印加する入力端子22に接続されている。本発明のこの実施形態のその他の特徴として、キャパシタC3の両端に現れる付加バイアスの電圧が、トランジスタQ1のメーカー仕様を越えるという意味で、過大になることがあるということがわかっている。したがって、本実施形態は、抵抗R4とツェナダイオードZD1を有し、ツェナダイオードの電圧レベルがトランジスタQ1のメーカー仕様内にあるような電圧保護回路70を備えている。付加バイアスVaddは、抵抗R4とツェナダイオードの接続点において、抵抗R4を介してキャパシタC3から得られる。電圧保護回路70の部品である抵抗R4とダイオードZD1は、電圧保護回路70が、トランジスタQ1の許容電圧範囲内に入るVaddの値に対して省略され得、この場合、ダイオードZD1は省略され、抵抗R4はショートされることを示すために、点線で示されている。図7の回路の動作をさらに説明するのを容易にするために、回路のノードの3つが、ノード1、ノード2、ノード3とされている。
【0025】
図8は、図7の回路に現れる波形を表した、相互に時間が合わされた4つのグラフの組を示している。第1のグラフはノード1に現れる電圧を示している。第2のグラフはキャパシタC2の両端に現れる電圧を示している。第3のグラフはノード2に現れる電圧を示している。第4のグラフはノード3に現れる電圧を示している。時間の開始期間もグラフに示されている。Vin、Vadd、V2に対応する電圧レベルもまた示されている。
【0026】
上述した本発明の実施形態は例示にすぎず、その変更は当業者にとって想到されることが理解されるべきである。したがって、本発明は、本明細書に開示された実施形態に限定されるとみなされるべきではなく、添付の請求項によって定められる限りで限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術による、pチャネルMOSFETを有するシリーズレギュレータ素子を有するスイッチング電圧DC電源の電気回路の概要図である。
【図2】
シリーズレギュレータ素子がnチャネルMOSFETである場合の、従来技術のスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図3】
バイアス電圧がレギュレータ素子のゲート端子に印加された、本発明の第1の実施形態によるスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図4】
図3の回路に現れる電圧を説明する一連のグラフである。
【図5】
バイアス電圧がレギュレータ素子のゲート端子に印加された、本発明の第2の実施形態によるスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図6】
図5の回路に現れる電圧を説明する一連のグラフである。
【図7】
バイアス電圧がレギュレータ素子のゲート端子に印加された、本発明の第3の実施形態によるスイッチング電圧DC電源の概要図である。
【図8】
図7の回路に現れる電圧を説明する一連のグラフである。
Claims (21)
- スイッチング電圧電源内で動作するシリーズレギュレータ回路であって、
該シリーズレギュレータ回路のレギュレータ素子として機能し、ドレイン端子とソース端子とゲート端子を有し、前記ドレイン端子は前記電源の入力電圧部と接続し、前記ソース端子は前記電源の出力電圧部と接続するnチャネルMOSFETトランジスタと、
前記ゲート端子に前記ドレイン端子を基準としたゲート制御電圧を印加し、前記トランジスタの前記ドレイン端子と前記ソース端子の間を電流導通状態および電流遮断状態にするゲート回路と、
前記ゲート回路を前記ドレイン端子と相互に接続し、前記電流導通状態の間に前記ドレイン端子を基準とした、前記ゲート端子のオフセット電位を生成するバイアス回路であって、前記オフセット電位は、前記電流導通状態の間に前記ドレイン端子と前記ソース端子の間の電圧降下を減らし、これに対応して、前記スイッチング電源が動作している間、前記レギュレータ素子の電力消費を減らすために、ゲート−ソース閾値電圧を打ち消すバイアス回路を有するシリーズレギュレータ回路。 - 前記電流は、前記電流導通状態の間、飽和電流である、請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記レギュレータ素子の前記トランジスタはMOSFETである、請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記バイアス回路は、前記オフセット電位を生成するために、前記スイッチング電源の前記入力電圧部に直列に接続されたダイオードとエネルギー蓄積素子を含む、請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記スイッチング電源の前記出力電圧部は、誘導素子と静電容量素子を有する出力フィルタを有し、前記誘導素子は、該誘導素子から電圧を引き出すための巻き線部を含み、前記バイアス回路は、前記オフセット電位を生成するために、前記巻き線部の両端に直列に接続されたダイオードとエネルギー蓄積素子を含む、請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記バイアス回路の前記ダイオードは第1のダイオードであり、前記バイアス回路の前記エネルギー蓄積素子は第1のエネルギー蓄積素子であり、前記バイアス回路は、該バイアス回路の動作を開始させるために、前記スイッチング電源の前記入力電圧部に直列に接続された第2のダイオードと第2のエネルギー蓄積素子をさらに有する、請求項5に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記スイッチング電源の前記出力電圧部は、誘導素子と静電容量素子を有する出力フィルタを有し、前記バイアス回路は、前記オフセット電位を生成するために、前記誘導素子の両端に直列に接続されたダイオードとエネルギー蓄積素子を含む、請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記バイアス回路の前記ダイオードは第1のダイオードであり、前記バイアス回路の前記エネルギー蓄積素子は第1のエネルギー蓄積素子であり、前記バイアス回路は、該バイアス回路の動作を開始させるために、前記スイッチング電源の前記入力電圧部に直列に接続された第2のダイオードと第2のエネルギー蓄積素子をさらに有する、請求項7に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記バイアス回路は、前記オフセット電位の値を抑えるために、前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードを相互に接続する電圧保護回路をさらに有する、請求項8に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 入力電圧部と、出力電圧部と、前記入力電圧部を前記出力電圧部と接続するシリーズレギュレータ回路を含み、
前記シリーズレギュレータ回路は、
該シリーズレギュレータ回路のレギュレータ素子として機能し、ドレイン端子とソース端子とゲート端子を有し、前記ドレイン端子は前記スイッチング電源の前記入力電圧部と接続し、前記ソース端子は前記スイッチング電源の前記出力電圧部と接続するnチャネルMOSFETトランジスタと、
前記ゲート端子に前記ドレイン端子を基準としたゲート制御電圧を印加し、前記トランジスタの前記ドレイン端子と前記ソース端子の間を電流導通状態および電流遮断状態にするゲート回路と、
前記ゲート回路を前記ドレイン端子と相互に接続し、前記電流導通状態の間に前記ドレイン端子を基準とした、前記ゲート端子のオフセット電位を生成するバイアス回路であって、前記オフセット電位は、前記電流導通状態の間、前記ドレイン端子と前記ソース端子の間の電圧降下を減らし、これに対応して、前記スイッチング電源が動作している間、前記レギュレータ素子の電力消費を減らすために、ゲート−ソース閾値電圧を打ち消すバイアス回路を有するスイッチング電圧電源。 - 前記入力電圧部と前記出力電圧部はグラウンド端子を共有し、前記ゲート回路は、前記ゲート端子を前記グラウンド端子に接続する抵抗と、前記バイアス回路を、前記抵抗と前記ゲート端子の接続点に接続するゲートトランジスタを含む、請求項10に記載のスイッチング電源。
- 前記電流は、前記電流導通状態の間、飽和電流である、請求項10に記載のスイッチング電源。
- 前記レギュレータ素子の前記トランジスタはMOSFETである、請求項10に記載のスイッチング電源。
- 前記バイアス回路は、前記オフセット電位を生成するために、前記スイッチング電源の前記入力電圧部に直列に接続されたダイオードとエネルギー蓄積素子を含む、請求項10に記載のスイッチング電源。
- 前記スイッチング電源の前記出力電圧部は、誘導素子と静電容量素子を有する出力フィルタを有し、前記誘導素子は、該誘導素子から電圧を引き出すための巻き線部を含み、前記バイアス回路は、前記オフセット電位を生成するために、前記巻き線部の両端に直列に接続されたダイオードとエネルギー蓄積素子を含む、請求項10に記載のスイッチング電源。
- 前記バイアス回路の前記ダイオードは第1のダイオードであり、前記バイアス回路の前記エネルギー蓄積素子は第1のエネルギー蓄積素子であり、前記バイアス回路は、該バイアス回路の動作を開始させるために、前記スイッチング電源の前記入力電圧部に直列に接続された第2のダイオードと第2のエネルギー蓄積素子をさらに有する、請求項15に記載のスイッチング電源。
- 前記電源の前記出力電圧部は、誘導素子と静電容量素子を有する出力フィルタを有し、前記バイアス回路は、前記オフセット電位を生成するために、前記誘導素子の両端に直列に接続されたダイオードとエネルギー蓄積素子を含む、請求項10に記載のスイッチング電源。
- 前記バイアス回路の前記ダイオードは第1のダイオードであり、前記バイアス回路の前記エネルギー蓄積素子は第1のエネルギー蓄積素子であり、前記バイアス回路は、該バイアス回路の動作を開始させるために、前記スイッチング電源の前記入力電圧部に直列に接続された第2のダイオードと第2のエネルギー蓄積素子をさらに有する、請求項17に記載のスイッチング電源。
- 前記バイアス回路は、前記オフセット電位の値を制限するために、前記第1のダイオードおよび第2のダイオードを相互に接続する電圧保護回路をさらに有する、請求項18に記載のスイッチング電源。
- 前記入力電圧部と前記出力電圧部はグラウンド端子を共有し、前記ゲート回路は、前記ゲート端子を前記グラウンド端子と接続する抵抗と、前記バイアス回路を、前記抵抗と前記ゲート端子の接続点に接続するゲートトランジスタを含む、請求項19に記載のスイッチング電源。
- パルス幅変調信号で前記ゲートトランジスタを駆動する、前記出力電圧部の出力電圧に応答するドライバと、該ドライバを、前記ゲートトランジスタのベース端子、および、前記ゲートトランジスタと前記バイアス回路の接続点に相互に接続する直列抵抗回路をさらに有する、請求項20に記載のスイッチング電圧電源。
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