JP2003189609A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2003189609A
JP2003189609A JP2001382415A JP2001382415A JP2003189609A JP 2003189609 A JP2003189609 A JP 2003189609A JP 2001382415 A JP2001382415 A JP 2001382415A JP 2001382415 A JP2001382415 A JP 2001382415A JP 2003189609 A JP2003189609 A JP 2003189609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換効率を向上し得るスイッチング電源装置
を提供する。 【解決手段】 トランス4の一次巻線4aの一端および
ドライブ回路2の間に接続されて一次巻線4aを介して
充放電されるコンデンサC1と、トランス5の一次巻線
5aの一端およびドライブ回路3の間に接続されて一次
巻線5aを介して充放電されるコンデンサC2と、コン
デンサC1の放電時に一次巻線4aに流れる電流に基づ
いてその二次巻線4b,4cに誘起するドライブ信号S
d1によってオンするスイッチング素子群6およびコン
デンサC2の放電時に一次巻線5aに流れる電流に基づ
いてその二次巻線5b,5cに誘起するドライブ信号S
d2によってオンするスイッチング素子群7とを備え、
一次巻線4aの他端と一次巻線5aの一端との間に接続
されたコンデンサC3と、一次巻線4aの一端と一次巻
線5aの他端との間に接続されたコンデンサC4とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるブリッジ
型のスイッチング回路を備えたスイッチング電源装置に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種のスイッチング電源装置として、
図4に示す電源装置51が従来から知られている。この
電源装置51は、第1ドライブ回路2、第2ドライブ回
路3、コンデンサC1、コンデンサC2、第1ドライブ
用トランス4、第2ドライブ用トランス5、第1スイッ
チング素子群6、第2スイッチング素子群7、メイント
ランス8、整流平滑回路9および制御回路10を備えて
いる。なお、コンデンサCiは入力直流Viに重畳する
高周波ノイズを低減するバイパスコンデンサとして機能
する。 【0003】この電源装置51では、制御回路10が、
整流平滑回路9によって生成された出力電圧Voの電圧
レベルを検出すると共に、検出した電圧レベルに基づい
てパルス幅制御を施した第1制御信号Ss1および第2
制御信号Ss2を同一周期で交互に生成して第1ドライ
ブ回路2および第2ドライブ回路3に出力することによ
り、出力電圧Voの電圧レベルを所定レベルに維持す
る。 【0004】具体的には、この電源装置51では、制御
回路10が第1制御信号Ss1(図5参照)を出力す
る。この際には、抵抗11bを介して第1ドライブ回路
2の第1前段トランジスタ11aに駆動電源Vdに基づ
く電流が流れるため、第1前段トランジスタ11aがオ
ン状態に制御される。次いで、第1トランジスタ11c
と共にコンプリメンタリ回路を構成する第2トランジス
タ11dがオン状態に移行する。これにより、第2トラ
ンジスタ11dが、先に第1トランジスタ11cのオン
状態のときに駆動電源Vdによって充電されたコンデン
サC1を第1ドライブ用トランス4の一次巻線4aを介
して短絡する。この際に、コンデンサC1の蓄積電荷が
放電されることにより、第1ドライブ用トランス4の一
次巻線4aを電流I1がS方向に流れる結果、図5に示
すように、第1ドライブ用トランス4の2つの二次巻線
4b,4cに第1ドライブ信号Sd1,Sd2が正電圧
のパルス信号としてそれぞれ同じタイミングで誘起す
る。この場合、第1ドライブ信号Sd1,Sd2は、図
4に示すように、第1スイッチング素子群6を構成する
一対のFET6a,6bの各ゲート端子に抵抗6cおよ
び抵抗6eを介してそれぞれ印加される。その結果、図
5に示すように各FET6a,6bの各ゲート電圧Vg
1,Vg2がしきい値電圧Vthを超えて、各FET6
a,6bは同時にオン状態に移行する。 【0005】また、この期間では、第2制御信号Ss2
が生成されないため、第2ドライブ回路3の第2前段ト
ランジスタ21aはオン状態からオフ状態に移行し、第
4トランジスタ21dと共にコンプリメンタリ回路を構
成する第3トランジスタ21cがオフ状態からオン状態
に移行する。したがって、コンデンサC2は、第2ドラ
イブ用トランス5の一次巻線5aを介して駆動電源Vd
によって充電される。この際に、一次巻線5aをV方向
に電流I2が流れる結果、図5に示すように、第2ドラ
イブ用トランス5の2つの二次巻線5b,5cに第2ド
ライブ信号Sd3,Sd4が負電圧のパルス信号として
それぞれ誘起する。この場合、第2ドライブ信号Sd
3,Sd4は、図4に示すように、第2スイッチング素
子群7を構成する一対のFET7a,7bの各ゲート端
子に抵抗7cおよび抵抗7eを介してそれぞれ印加され
る。その結果、図5に示すように、各FET7a,7b
の各ゲート電圧Vg3,Vg4がしきい値電圧Vth未
満となるため、各FET7a,7bは同時にオフ状態に
移行する。以上のように、第1スイッチング素子群6が
オン状態に移行し、第2スイッチング素子群7がオフ状
態に移行する結果、入力直流Viが、直流カット用のコ
ンデンサCcuとメイントランス8の一次巻線8aの直
列回路に印加される。この入力直流Viの印加によって
一次巻線8aを電流I3がW方向に流れ、これにより、
メイントランス8の二次巻線8bに交流電圧Vacが誘
起する。次いで、整流平滑回路9のダイオードブリッジ
9aが交流電圧Vacを整流し、この整流した直流をコ
ンデンサCoが平滑することにより、出力電圧Voが生
成される。 【0006】次に、制御回路10が第2制御信号Ss2
(図5参照)を出力する。この際には、抵抗21bを介
して第2ドライブ回路3の第2前段トランジスタ21a
に駆動電源Vdに基づく電流が流れるため、第2前段ト
ランジスタ21aがオン状態に制御される。したがっ
て、第1制御信号Ss1の出力時とは逆に、第1ドライ
ブ用トランス4の各二次巻線4b,4cには、図5に示
すように、第1ドライブ信号Sd1,Sd2が負電圧の
パルス信号としてそれぞれ誘起し、一対のFET6a,
6bは同時にオフ状態に移行する。一方、第2ドライブ
用トランス5の各二次巻線5b,5cには、同図に示す
ように、第2ドライブ信号Sd3,Sd4が正電圧のパ
ルス信号としてそれぞれ誘起し、一対のFET7a,7
bがオン状態に移行する。したがって、入力直流Vi
は、オン状態に移行している一対のFET7a,7bを
介してメイントランス8の一次巻線8aとコンデンサC
cuとの直列回路に印加され、これにより、一次巻線8
aを電流I3がX方向に流れて、メイントランス8の二
次巻線8bに交流電圧Vacが誘起する。次いで、整流
平滑回路9が、この交流電圧Vacを整流平滑して出力
電圧Voを生成する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
電源装置51には、以下の問題点がある。すなわち、一
対のFET6a,6bがオン状態に移行した際には、そ
の瞬間に、図4に示すように、オフ状態の各FET7
a,7bの各ゲート・ドレイン間寄生容量Cdg3,C
dg4を介して抵抗7d,7fに電流I4,I5がそれ
ぞれ流れ、これにより、各FET7a,7bの各ゲート
電圧Vg3,Vg4が一時的に上昇する(図5のA部分
参照)。同様にして、各FET7a,7bがオン状態に
移行したときも、図4に示すように、各FET6a,6
bの各ゲート・ドレイン間寄生容量Cdg1,Cdg2
を介してそれぞれの抵抗6d,6fに電流I6,I7が
それぞれ流れ、これにより、各FET6a,6bの各ゲ
ート電圧Vg1,Vg2が一時的に上昇する(図5のB
部分参照)。これらの場合、図5に示すように、第1ド
ライブ信号Sd1,Sd2および第2ドライブ信号Sd
3,Sd4のデューティ比が大きい(50%に近い)場
合には、ゲート電圧Vg1,Vg2およびゲート電圧V
g3,Vg4の各平均レベルVave(ゼロ電位)と負
電圧Vneとの電圧差Vdefが大きいために、各FE
T6a,6bの各ゲート電圧Vg1,Vg2および各F
ET7a,7bの各ゲート電圧Vg3,Vg4が正電圧
まで達することがなく、オン状態に移行するためのしき
い値電圧Vthには到達しない。 【0008】ところが、図6に示すように、第1制御信
号Ss1,Ss2(つまり、第1ドライブ信号Sd1,
Sd2および第2ドライブ信号Sd3,Sd4)のデュ
ーティ比が小さい場合、ゲート電圧Vg1,Vg2およ
びゲート電圧Vg3,Vg4の各平均レベルVave
(ゼロ電位)と負電圧Vneとの電圧差Vdefが小さ
くなる。このため、一方のスイッチング素子群(例えば
第1スイッチング素子群6)のFET6a,6bがオン
状態に移行したときに発生する他方のスイッチ素子群
(例えば第2スイッチング素子群7)のFET7a,7
bに生じる上記ゲート電圧Vg3,Vg4の一時的な上
昇がゼロボルトを超えてしきい値電圧Vthを超える事
態も発生する。このような場合には、各FET7a,7
bが短時間ではあるがオン状態に移行する。このため、
第1スイッチング素子群6と第2スイッチング素子群7
とが同時にオン状態になって入力直流Viが短絡する結
果、第1スイッチング素子群6(一対のFET6a,6
b)および第2スイッチング素子群7(FET7a,7
b)の異常発熱およびこれに起因する損失が増加して、
電源装置51の効率が低下するという問題が生じる。 【0009】なお、上記問題は、第1制御信号Ss1,
Ss2のデューティ比が小さくなることに起因して生じ
ている。このため、整流平滑回路9におけるコンデンサ
Coの両端間にダミー抵抗(図示せず)を接続して最低
出力電流を確保することで、第1制御信号Ss1,Ss
2のデューティ比の極端な低下を回避して上記問題を解
決することができる。しかしながら、ダミー抵抗を使用
した場合、電源装置51の効率が却って低下すると共に
ダミー抵抗に対する放熱処理が必要となるという他の問
題が発生する。 【0010】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、変換効率を向上し得るスイッチング電
源装置を提供することを主目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るスイッチング電源装置は、第1および第2ド
ライブ回路と、第1および第2ドライブ用トランスと、
前記第1ドライブ用トランスにおける一次巻線の一端お
よび前記第1ドライブ回路の間に接続されて当該第1ド
ライブ回路によって当該一次巻線を介して充放電される
第1蓄電素子と、前記第2ドライブ用トランスにおける
一次巻線の一端および前記第2ドライブ回路の間に接続
されて当該第2ドライブ回路によって当該一次巻線を介
して充放電される第2蓄電素子と、前記第1蓄電素子の
放電時に前記第1ドライブ用トランスの前記一次巻線に
流れる電流に基づいて当該第1ドライブ用トランスの二
次巻線に誘起する第1ドライブ信号によってオン状態に
移行する第1スイッチング素子群および前記第2蓄電素
子の放電時に前記第2ドライブ用トランスの前記一次巻
線に流れる電流に基づいて当該第2ドライブ用トランス
の二次巻線に誘起する第2ドライブ信号によってオン状
態に移行する第2スイッチング素子群を有するブリッジ
型スイッチング回路とを備えたスイッチング電源装置で
あって、前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次
巻線の他端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記
一次巻線の前記一端との間に接続された第3蓄電素子
と、前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線
の前記一端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記
一次巻線の他端との間に接続された第4蓄電素子とを備
えている。この発明において、ブリッジ型のスイッチン
グ回路には、フルフルブリッジ型スイッチング回路、ハ
ーフブリッジ型スイッチング回路、および非対称ブリッ
ジ型スイッチング回路が含まれる。また、スイッチング
素子群には、1または複数のスイッチング素子で構成さ
れる素子群や、スイッチング素子とコンデンサとで構成
される素子群が含まれる。 【0012】この場合、本発明に係るスイッチング電源
装置としては、交互に入力される第1および第2制御信
号のうちの当該第1制御信号が入力されたときに第1ド
ライブ用トランスの一次巻線に電流を導通させることに
よって当該第1ドライブ用トランスの二次巻線に第1ド
ライブ信号を誘起させる第1ドライブ回路と、前記第2
制御信号が入力されたときに第2ドライブ用トランスの
一次巻線に電流を導通させることによって当該第2ドラ
イブ用トランスの二次巻線に第2ドライブ信号を誘起さ
せる第2ドライブ回路と、前記第1ドライブ用トランス
における前記一次巻線の一端にその一端が接続された第
1蓄電素子と、前記第2ドライブ用トランスにおける前
記一次巻線の一端にその一端が接続された第2蓄電素子
と、前記誘起した第1ドライブ信号を入力してオン状態
に移行する第1スイッチング素子群および前記誘起した
第2ドライブ信号を入力してオン状態に移行する第2ス
イッチング素子群が交互にオン状態に移行することによ
ってメイントランスの一次巻線に入力直流を供給して当
該メイントランスの二次巻線に交流電圧を誘起させるブ
リッジ型のスイッチング回路とを備え、前記第1ドライ
ブ回路は、前記第1制御信号の無入力時に前記第1ドラ
イブ用トランスにおける前記一次巻線の他端側から当該
一次巻線を介して前記第1蓄電素子を蓄電する第1スイ
ッチ素子と、前記第1ドライブ用トランスの前記一次巻
線および前記第1蓄電素子の直列回路に並列接続される
と共に前記第1制御信号の入力時に当該第1蓄電素子の
蓄積電荷に基づく電流を当該一次巻線に導通させること
によって当該第1ドライブ用トランスの前記二次巻線に
前記第1ドライブ信号を誘起させる第2スイッチ素子と
を備えて構成され、前記第2ドライブ回路は、前記第2
制御信号の無入力時に前記第2ドライブ用トランスにお
ける前記一次巻線の他端側から当該一次巻線を介して前
記第2蓄電素子を蓄電する第3スイッチ素子と、前記第
2ドライブ用トランスの前記一次巻線および前記第2蓄
電素子の直列回路に並列接続されると共に前記第2制御
信号の入力時に当該第2蓄電素子の蓄積電荷に基づく電
流を当該一次巻線に導通させることによって当該第2ド
ライブ用トランスの前記二次巻線に前記第2ドライブ信
号を誘起させる第4スイッチ素子とを備えて構成された
スイッチング電源装置であるのが好ましい。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るスイッチング電源装置の好適な実施の形態につ
いて説明する。なお、従来の電源装置51と同一の構成
要素については、同一の符号を付して重複した説明を省
略する。 【0014】スイッチング電源装置(以下、「電源装
置」ともいう)1は、第1ドライブ回路2、第2ドライ
ブ回路3、第1蓄電素子としてのコンデンサC1、第2
蓄電素子としてのコンデンサC2、第3蓄電素子として
のコンデンサC3、第4蓄電素子としてのコンデンサC
4、第1ドライブ用トランス4、第2ドライブ用トラン
ス5、第1スイッチング素子群6、第2スイッチング素
子群7、メイントランス8、整流平滑回路9および制御
回路10を備えている。 【0015】第1ドライブ回路2は、第1前段トランジ
スタ(npn型トランジスタ)11a、抵抗11b、第
1スイッチ素子としての第1トランジスタ(npn型ト
ランジスタ)11c、および第2スイッチ素子としての
第2トランジスタ(pnp型トランジスタ)11dを備
えている。この場合、第1前段トランジスタ11aは、
そのエミッタ端子が駆動電源Vdのグランドラインに接
続され、そのコレクタ端子が抵抗11bを介して駆動電
源Vdの正電圧ラインに接続されている。第1トランジ
スタ11cは、第2トランジスタ11dと共にコンプリ
メンタリ回路を構成し、そのコレクタ端子が駆動電源V
dの正電圧ラインに接続されている。また、第2トラン
ジスタ11dのコレクタ端子は、駆動電源Vdのグラン
ドラインに接続されている。さらに、各トランジス11
c,11dのベース端子は、第1前段トランジスタ11
aのコレクタ端子に接続されて、各トランジス11c,
11dのエミッタ端子は、第1ドライブ用トランス4に
おける一次巻線4aの他端にそれぞれ接続されている。
この構成により、第2トランジスタ11dは、一次巻線
4aおよびコンデンサC1の直列回路に並列接続され
る。コンデンサC1は、その一端が第1ドライブ用トラ
ンス4における一次巻線4aの一端に接続され、その他
端が駆動電源Vdのグランドラインに接続されている。
なお、以下、各トランスの各巻線に関しては、「・」が
付されている側の端部を一端と呼称し、「・」が付され
ていない側の端部を他端と呼称するものとする。 【0016】第2ドライブ回路3は、第2前段トランジ
スタ(npn型トランジスタ)21a、抵抗21b、第
3スイッチ素子としての第3トランジスタ(npn型ト
ランジスタ)21c、および第4スイッチ素子としての
第4トランジスタ(pnp型トランジスタ)21dを備
え、第1ドライブ回路2と同一に構成されている。この
場合、コンデンサC2は、その一端が第2ドライブ用ト
ランス5における一次巻線5aの一端に接続され、その
他端が駆動電源Vdのグランドラインに接続されてい
る。 【0017】コンデンサC3は、第1ドライブ用トラン
ス4における一次巻線4aの他端と第2ドライブ用トラ
ンス5における一次巻線5aの一端との間に接続されて
いる。一方、コンデンサC4は、第1ドライブ用トラン
ス4における一次巻線4aの一端と第2ドライブ用トラ
ンス5における一次巻線5aの他端との間に接続されて
いる。 【0018】第1ドライブ用トランス4は、一次巻線4
aおよび2つの二次巻線4b,4cを備えて形成され、
第2ドライブ用トランス5は、一次巻線5aおよび2つ
の二次巻線5b,5cを備えて形成されている。 【0019】第1スイッチング素子群6および第2スイ
ッチング素子群7は、コンデンサCcuと共にブリッジ
型のスイッチング回路(一例としてフルブリッジ型スイ
ッチング回路)を構成し、交互にオン状態に移行する。
この場合、第1スイッチング素子群6は、第5スイッチ
素子としてのFET6a、第6スイッチ素子としてのF
ET6b、および抵抗6c,6d,6e,6fを備えて
いる。また、第2スイッチング素子群7は、第7スイッ
チ素子としてのFET7a、第8スイッチ素子としての
FET7b、および抵抗7c,7d,7e,7fを備え
ている。また、FET6aおよびFET7b、並びにF
ET7aおよびFET6bはそれぞれ直列接続され、こ
れらの直列接続されたFET6a,7bとFET7a,
6bとが入力直流Viの正電圧ラインとグランドライン
との間に並列に接続されている。なお、各FETは、す
べてnチャネル型のFETで構成されている。 【0020】また、FET6aのソース端子は第1ドラ
イブ用トランス4の二次巻線4bの他端に接続され、F
ET6bのソース端子は第1ドライブ用トランス4の二
次巻線4cの他端に接続されている。抵抗6cは、その
一端が一次巻線4aに電流I1がS方向に流れたときに
正電圧が誘起する二次巻線4bの一端に接続され、その
他端がFET6aのゲート端子に接続されている。抵抗
6dは、その一端がFET6aのゲート端子に接続さ
れ、その他端がFET6aのソース端子に接続されてい
る。同様にして、抵抗6eは、その一端が一次巻線4a
に電流I1がS方向に流れたときに正電圧が誘起する二
次巻線4cの一端に接続され、その他端がFET6bの
ゲート端子に接続されている。抵抗6fは、その一端が
FET6bのゲート端子に接続され、その他端がFET
6bのソース端子に接続されている。 【0021】また、FET7bのソース端子は第2ドラ
イブ用トランス5の二次巻線5bの他端に接続され、F
ET7aのソース端子は第2ドライブ用トランス5の二
次巻線5cの他端に接続されている。抵抗7cは、その
一端が一次巻線5aに電流I2がU方向に流れたときに
正電圧が誘起する二次巻線5cの一端に接続され、その
他端がFET7aのゲート端子に接続されている。抵抗
7dは、その一端がFET7aのゲート端子に接続さ
れ、その他端がFET7aのソース端子に接続されてい
る。同様に、抵抗7eは、その一端が一次巻線5aに電
流I2がU方向に流れたときに正電圧が誘起する二次巻
線5bの一端に接続され、その他端がFET7bのゲー
ト端子に接続されている。抵抗7fは、その一端がFE
T7bのゲート端子に接続され、その他端がFET7b
のソース端子に接続されている。さらに、FET6bの
ドレイン端子に接続されたFET7aのソース端子は、
メイントランス8における一次巻線8aの一端に接続さ
れている。また、FET7bのドレイン端子に接続され
たFET6aのソース端子は、コンデンサCcuを介し
て一次巻線8aの他端に接続されている。 【0022】メイントランス8は、一次巻線8aおよび
二次巻線8bを備えている。整流平滑回路9は、全波整
流型のダイオードスタック9aとコンデンサCoとを備
えて構成されている。この場合、ダイオードスタック9
aはメイントランス8における二次巻線8bの両端間に
誘起する交流電圧Vacを全波整流し、コンデンサCo
は整流された直流電圧を平滑して出力電圧Voを生成す
る。制御回路10は、出力電圧Voの電圧レベルを検出
すると共に検出した電圧レベルに基づき、パルス幅制御
を施した第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2
を同一周期で交互に生成して、第1前段トランジスタ1
1aのベース端子および第2前段トランジスタ21aの
ベース端子にそれぞれ出力する。 【0023】次に、電源装置1の動作について、図1〜
3を参照して説明する。 【0024】この電源装置1では、制御回路10が、出
力電圧Voの電圧レベルに基づき、パルス幅を制御しつ
つ第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2を同一
周期で交互に生成して出力する。 【0025】最初に、第1制御信号Ss1が出力された
際の動作について説明する。この際には、第1ドライブ
回路2が、コンデンサC1に蓄積された電荷に対する放
電動作を実行し、第2ドライブ回路3が、コンデンサC
2に対する電荷の蓄積動作を実行する。 【0026】具体的には、第1ドライブ回路2では、第
1制御信号Ss1(図2参照)を入力した際に、第1前
段トランジスタ11aがオン状態に制御され、それに伴
い、第1トランジスタ11cがオフ状態に移行すると共
に第2トランジスタ11dがオン状態に移行する。この
場合、コンデンサC1は、第1制御信号Ss1が出力さ
れていない期間(本発明における第1制御信号の無入力
時)において、オン状態に移行していた第1トランジス
タ11cを介して駆動電源Vdに基づく電流で既に充電
されている。したがって、第2トランジスタ11dが一
次巻線4aを介してコンデンサC1を短絡することによ
り、コンデンサC1の蓄積電荷に基づく電流I1が、一
次巻線4aをS方向に向かって流れる(導通する)。こ
の際に、第1ドライブ用トランス4の各二次巻線4b,
4cには、正電圧のパルス信号としての第1ドライブ信
号Sd1,Sd2(図2参照)がそれぞれ同じタイミン
グで誘起する。この場合、第1ドライブ信号Sd1,S
d2は、抵抗6c,6dおよび抵抗6e,6fによって
それぞれ分圧されて、各FET6a,6bの各ゲート端
子にそれぞれ印加される。したがって、図2に示すよう
に、第1ドライブ信号Sd1,Sd2の印加によって各
FET6a,6bの各ゲート電圧Vg1,Vg2がしき
い値電圧Vthを超えるため、各FET6a,6bは同
時にオン状態に制御される。この際に、入力直流Viに
基づく電流が、FET6a、コンデンサCcu、メイン
トランス8の一次巻線8a、およびFET6bからなる
経路を流れる。つまり、電流I3が一次巻線8aをW方
向の向きで流れ、これにより、二次巻線8bに交流電圧
Vacが誘起する。 【0027】一方、第2ドライブ回路3では、第2制御
信号Ss2が出力されていないため、第2前段トランジ
スタ21aがオフ状態に制御され、それに伴い、第3ト
ランジスタ21cがオン状態に移行し、第4トランジス
タ21dがオフ状態に移行している。したがって、オン
状態の第3トランジスタ21cおよび一次巻線5aを介
してコンデンサC2が駆動電源Vdによって充電され、
この際には、電流I2が一次巻線5aをV方向の向きで
流れる。この結果、第2ドライブ用トランス5では、こ
の電流I2が一次巻線5aをV方向に流れることに起因
して、負電圧のパルス信号としての第2ドライブ信号S
d3,Sd4(図2参照)がそれぞれ同じタイミングで
各二次巻線5b,5cに誘起する。この際には、第2ド
ライブ信号Sd3,Sd4は、抵抗7c,7dおよび抵
抗7e,7fによってそれぞれ分圧されて、各FET7
a,7bの各ゲート端子にそれぞれ印加される。したが
って、各FET7a,7bは、第2ドライブ信号Sd
3,Sd4の印加によって各ゲート電圧Vg3,Vg4
(図2参照)がゼロボルト以下(すなわちしきい値電圧
Vth未満)に維持されるため、確実にオフ状態に制御
される。 【0028】一方、各FET6a,6bがオン状態に制
御された場合、その瞬間に、オフ状態に制御されている
各FET7a,7bの各ドレイン・ゲート間寄生容量C
dg3,Cdg4を介して抵抗7d,7fに電流I4,
I5がそれぞれ流れる。このため、各FET7a,7b
のゲート電圧Vg3,Vg4が上昇しようとする。その
一方、この電源装置1では、第1ドライブ回路2におけ
る第2トランジスタ11dのエミッタ端子と第2ドライ
ブ回路3における一次巻線5aの一端とがコンデンサC
3を介して接続されている。このため、第1制御信号S
s1の入力に従って第1ドライブ回路2によるコンデン
サC1の放電動作が開始された際には、図1に示すよう
に、電流If1が、第2ドライブ回路3の第3トランジ
スタ21c、第2ドライブ用トランス5の一次巻線5
a、コンデンサC3および第1ドライブ回路2の第2ト
ランジスタ11dからなる経路で流れる。したがって、
駆動電源Vdから第3トランジスタ21cを介して一次
巻線5aを流れる電流が、従来の電源装置51の場合と
比較して電流If1分だけ増加する。このため、図2の
Cに示すように、第2ドライブ用トランス5の各二次巻
線5b,5cに誘起する第2ドライブ信号Sd3,Sd
4の負電圧レベルが一時的に低下する。したがって、各
FET7a,7bの各ドレイン・ゲート間寄生容量Cd
g3,Cdg4を流れる電流に起因する各ゲート電圧V
g3,Vg4の上昇が抑制される結果、各FET7a,
7bは確実にオフ状態を維持する。 【0029】次いで、第2制御信号Ss2が出力された
際には、第1制御信号Ss1の出力時とは逆に、第1ド
ライブ回路2が、コンデンサC1に対する電荷の蓄積動
作を実行し、第2ドライブ回路3が、コンデンサC2に
蓄積された電荷に対する放電動作を実行する。 【0030】具体的には、第2ドライブ回路3では、第
2制御信号Ss2(図2参照)を入力した際に、第2前
段トランジスタ21aがオン状態に制御され、それに伴
い、第3トランジスタ21cがオフ状態に移行すると共
に第4トランジスタ21dがオン状態に移行する。この
場合、コンデンサC2は、第2制御信号Ss2が出力さ
れていない期間(本発明における第2制御信号の無入力
時)において、オン状態に移行していた第3トランジス
タ21cを介して駆動電源Vdに基づく電流で既に充電
されている。したがって、第4トランジスタ21dが一
次巻線5aを介してコンデンサC2を短絡することによ
り、コンデンサC2の蓄積電荷に基づく電流I2が、一
次巻線5aをU方向に向かって流れる(導通する)。こ
の際に、第2ドライブ用トランス5の各二次巻線5b,
5cには、正電圧のパルス信号としての第2ドライブ信
号Sd3,Sd4(図2参照)がそれぞれ同じタイミン
グで誘起する。この場合、第2ドライブ信号Sd3,S
d4は、抵抗7c,7dおよび抵抗7e,7fによって
それぞれ分圧されて、各FET7a,7bの各ゲート端
子にそれぞれ印加される。したがって、図2に示すよう
に、第2ドライブ信号Sd3,Sd4の印加によって各
FET7a,7bの各ゲート電圧Vg3,Vg4がしき
い値電圧Vthを超えるため、各FET7a,7bは同
時にオン状態に制御される。この際に、入力直流Viに
基づく電流が、FET7a、メイントランス8の一次巻
線8a、コンデンサCcu、およびFET7bからなる
経路を流れる。つまり、電流I3が一次巻線8aをX方
向の向きで流れ、これにより、第1制御信号Ss1の出
力時とは逆極性の交流電圧Vacが二次巻線8bに誘起
する。 【0031】一方、第1ドライブ回路2では、第1制御
信号Ss1が出力されていないため、第1前段トランジ
スタ11aがオフ状態に制御され、それに伴い、第1ト
ランジスタ11cがオン状態に移行し、第2トランジス
タ11dがオフ状態に移行している。したがって、オン
状態の第1トランジスタ11cおよび一次巻線4aを介
してコンデンサC1が駆動電源Vdによって充電され、
この際には、電流I1が一次巻線4aをT方向の向きで
流れる。この結果、第1ドライブ用トランス4では、こ
の電流I1が一次巻線4aをT方向に流れることに起因
して、負電圧のパルス信号としての第1ドライブ信号S
d1,Sd2(図2参照)がそれぞれ同じタイミングで
各二次巻線4b,4cに誘起する。この際には、第1ド
ライブ信号Sd1,Sd2は、抵抗6c,6dおよび抵
抗6e,6fによってそれぞれ分圧されて、各FET6
a,6bの各ゲート端子にそれぞれ印加される。したが
って、各FET6a,6bは、第1ドライブ信号Sd
1,Sd2の印加によって各ゲート電圧Vg1,Vg2
(図2参照)がゼロボルト以下(すなわちしきい値電圧
Vth未満)に維持されるため、確実にオフ状態に制御
される。 【0032】また、各FET7a,7bがオン状態に制
御された場合、その瞬間に、オフ状態に制御されている
各FET6a,6bの各ドレイン・ゲート間寄生容量C
dg1,Cdg2を介して抵抗6f,6dに電流I6,
I7がそれぞれ流れる。このため、各FET6a,6b
のゲート電圧Vg1,Vg2が上昇しようとする。その
一方、この電源装置1では、第2ドライブ回路3におけ
る第4トランジスタ21dのエミッタ端子と第1ドライ
ブ回路2における一次巻線4aの一端とがコンデンサC
4を介して接続されている。このため、第2ドライブ回
路3の入力に従って第2ドライブ回路3によるコンデン
サC4の放電動作が開始された際には、図1に示すよう
に、電流If2が、第1ドライブ回路2の第1トランジ
スタ11c、第1ドライブ用トランス4の一次巻線4
a、コンデンサC4および第2ドライブ回路3の第4ト
ランジスタ21dからなる経路で流れる。したがって、
駆動電源Vdから第1トランジスタ11cを介して一次
巻線4aを流れる電流が、従来の電源装置51の場合と
比較して電流If2分だけ増加する。このため、図2の
Dに示すように、第1ドライブ用トランス4の各二次巻
線4b,4cに誘起する第1ドライブ信号Sd1,Sd
2の負電圧レベルが一時的に低下する。したがって、各
FET6a,6bの各ドレイン・ゲート間寄生容量Cd
g1,Cdg2を流れる電流に起因する各ゲート電圧V
g1,Vg2の上昇が抑制される結果、各FET6a,
6bは確実にオフ状態を維持する。 【0033】一方、整流平滑回路9では、ダイオードブ
リッジ9aが交流電圧Vacを整流し、この整流した直
流をコンデンサCoが平滑することにより、出力電圧V
oが生成される。また、制御回路10は、出力電圧Vo
の電圧レベルに応じて、第1制御信号Ss1および第2
制御信号Ss2のパルス幅を制御することにより、出力
電圧Voを所定の電圧に安定化する。 【0034】このように、この電源装置1によれば、第
1ドライブ回路2と第2ドライブ回路3との間に2個の
コンデンサC3,C4を接続するという簡易な構成要素
を追加することにより、第1スイッチング素子群6およ
び第2スイッチング素子群7の一方がオン状態に制御さ
れた際における他方のスイッチング素子群を構成する各
スイッチ素子のゲート電圧(Vg1,Vg2またはVg
3,Vg4)の上昇を抑制することができる。このた
め、図2に示すように、第1制御信号Ss1および第2
制御信号Ss2のパルス幅が広く制御されているときは
勿論のこと、図3に示すように、第1制御信号Ss1お
よび第2制御信号Ss2のパルス幅が狭く制御されて平
均レベルVave(ゼロ電位)と負電圧Vneとの電圧
差Vdefが小さい場合であっても、同図C,Dに示す
ように、第1ドライブ信号Sd1,Sd2の負電圧レベ
ルを一時的にさらに低下させることで、各FET(FE
T6a,6bまたはFET7a,7b)のゲート電圧
(Vg1,Vg2またはVg3,Vg4)を確実にしき
い値電圧Vth未満に抑えることができる。したがっ
て、他方のスイッチング素子群が瞬間的にオン状態に移
行するのを有効に防止することができる。この結果、第
1スイッチング素子群6と第2スイッチング素子群7と
の同時オン状態による入力直流Viの短絡に起因する第
1スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群
7の異常発熱、およびこれに基づく損失の発生を確実に
回避することができる。また、2つのコンデンサC3,
C4を追加するだけでよく、部品追加による製品コスト
の上昇も最低限に抑えることができる。したがって、高
効率かつ安価なスイッチング電源装置を構成することが
できる。 【0035】なお、本発明は、上記した電源装置1の構
成に限らず、その構成を適宜変更することができる。例
えば、各コンデンサC3,C4は、それぞれ1個のコン
デンサで構成することもできるし、必要な耐圧や容量を
確保するために、複数のコンデンサを直列または並列に
接続して構成することもできる。また、一例として第1
スイッチング素子群6および第2スイッチング素子群7
をそれぞれ2つのスイッチ素子で構成することによって
フルブリッジ型スイッチング回路を構成した例を挙げて
説明したが、本発明はこれに限定されず、第1スイッチ
ング素子群6および第2スイッチング素子群7をそれぞ
れ1つのスイッチ素子と1つのコンデンサとで構成して
ハーフブリッジ型スイッチング回路を構成することもで
きるし、第1スイッチング素子群6および第2スイッチ
ング素子群7をそれぞれ1つのスイッチ素子で構成して
非対称ブリッジ型スイッチング回路を構成することもで
きる。また、第1ドライブ回路2および第2ドライブ回
路3は、トランジスタに代えてFETを用いた構成を採
用してもよい等、各回路構成や構成部品を適宜変更する
ことができる。 【0036】 【発明の効果】以上のように、本発明に係るスイッチン
グ電源装置によれば、第1ドライブ用トランスにおける
一次巻線の他端と第2ドライブ用トランスにおける一次
巻線の一端との間に第3蓄電素子を接続し、第1ドライ
ブ用トランスにおける一次巻線の一端と第2ドライブ用
トランスにおける一次巻線の他端との間に第4蓄電素子
を接続したことにより、簡易な構成でありながら、第1
スイッチング素子群および第2スイッチング素子群の一
方がオン状態に制御された際に他方がオン状態に移行す
るのを確実に防止することができる。このため、第1ス
イッチング素子群と第2スイッチング素子群とが共にオ
ン状態となって入力直流を短絡することに起因する第1
スイッチング素子群および第2スイッチング素子群の異
常発熱、およびこれに基づく損失の発生を確実に回避す
ることができる。また、簡易な構成であるため、部品追
加による製品コストの上昇も最低限に抑えることができ
る。したがって、高効率かつ安価なスイッチング電源装
置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る電源装置1の回路図
である。 【図2】本発明の実施の形態に係る電源装置1における
各部の信号波形図である(第1制御信号Ss1および第
2制御信号Ss2のパルス幅が広い場合)。 【図3】本発明の実施の形態に係る電源装置1における
各部の信号波形図である(第1制御信号Ss1および第
2制御信号Ss2のパルス幅が狭い場合)。 【図4】従来の電源装置51の回路図である。 【図5】電源装置51における各部の信号波形図である
(第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパル
ス幅が広い場合)。 【図6】電源装置51における各部の信号波形図である
(第1制御信号Ss1および第2制御信号Ss2のパル
ス幅が狭い場合)。 【符号の説明】 1 電源装置 2 第1ドライブ回路 3 第2ドライブ回路 4 第1ドライブ用トランス 4a 一次巻線 4b,4c 二次巻線 5 第2ドライブ用トランス 5a 一次巻線 5b,5c 二次巻線 6 第1スイッチング素子群 7 第2スイッチング素子群 8 メイントランス 9 整流平滑回路 10 制御回路 11c 第1トランジスタ(第1スイッチ素子) 11d 第2トランジスタ(第2スイッチ素子) 21c 第3トランジスタ(第3スイッチ素子) 21d 第4トランジスタ(第4スイッチ素子) C1,C2,C3,C4 コンデンサ Ss1 第1制御信号 Ss2 第2制御信号 Sd1,Sd2 第1ドライブ信号 Sd3,Sd4 第2ドライブ信号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1および第2ドライブ回路と、第1お
    よび第2ドライブ用トランスと、前記第1ドライブ用ト
    ランスにおける一次巻線の一端および前記第1ドライブ
    回路の間に接続されて当該第1ドライブ回路によって当
    該一次巻線を介して充放電される第1蓄電素子と、前記
    第2ドライブ用トランスにおける一次巻線の一端および
    前記第2ドライブ回路の間に接続されて当該第2ドライ
    ブ回路によって当該一次巻線を介して充放電される第2
    蓄電素子と、前記第1蓄電素子の放電時に前記第1ドラ
    イブ用トランスの前記一次巻線に流れる電流に基づいて
    当該第1ドライブ用トランスの二次巻線に誘起する第1
    ドライブ信号によってオン状態に移行する第1スイッチ
    ング素子群および前記第2蓄電素子の放電時に前記第2
    ドライブ用トランスの前記一次巻線に流れる電流に基づ
    いて当該第2ドライブ用トランスの二次巻線に誘起する
    第2ドライブ信号によってオン状態に移行する第2スイ
    ッチング素子群を有するブリッジ型スイッチング回路と
    を備えたスイッチング電源装置であって、 前記第1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の他
    端と前記第2ドライブ用トランスにおける前記一次巻線
    の前記一端との間に接続された第3蓄電素子と、前記第
    1ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の前記一端
    と前記第2ドライブ用トランスにおける前記一次巻線の
    他端との間に接続された第4蓄電素子とを備えているス
    イッチング電源装置。
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