JP4153343B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触通信システムに対応した携帯電話機等の携帯可能な携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の携帯可能な通信機器の普及、及び非接触で近距離通信を行うBluetoothや無線タグ、無線LAN、赤外線通信(IrDAなど)等の非接触通信システムの普及に伴い、非接触通信システムに対応した携帯端末装置が市場から要求されている。従来の非接触通信システムに対応した携帯端末装置は、携帯電話等の移動体通信システムによる通話またはデータ通信を行うと共に、非接触通信システムによる非接触通信を行えるようになっている。
【0003】
図10は従来の非接触通信システムに対応した携帯端末装置の構成例を示した図である。この従来例の携帯端末装置は、第1の筐体51と第2の筐体52とを有し、これらの2つの筐体が折り畳み可能に構成されている。そして、携帯電話等の移動体通信システムにおける通話またはデータ通信等の無線通信を行う機能を有している。また、外部の非接触通信用カード57との間で非接触通信を行う機能も有している。
【0004】
上記携帯端末装置の第1の筐体51には、移動体通信システムにおける無線通信を行うための移動体通信用アンテナ53と、前記無線通信を行うための電子部品が実装され無線通信回路が構成された回路基板54と、回路基板54に移動体通信用アンテナ53を接続するためのアンテナ給電点55と、非接触通信を行うための非接触通信用アンテナ56とが設けられている。また、非接触通信を行う際の相手側となる非接触通信用カード57は、非接触通信を行うためのアンテナ58を備えている。
【0005】
このような非接触通信システムに対応した携帯端末装置は、移動体通信用アンテナ53を介して図示しない移動体通信システムの基地局との通話またはデータ通信等の無線通信中に、装置内の非接触通信用アンテナ56と非接触通信用カード57のアンテナ58との間で非接触通信を行う。
【0006】
また、携帯電話機等の携帯端末装置において、ICカード等のカード型媒体を装着可能にしたものが種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−230694号公報
【特許文献2】
特開2002−342720号公報
【特許文献3】
特開平10−065357号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末装置において、移動体通信システムの無線通信と非接触通信とを同時に行う場合、図10に示した上記従来例のような構成では、非接触通信の通信相手である外部の非接触通信用カード57のアンテナ58の開口部の直下に移動体通信用アンテナ53及びアンテナ給電点55が位置してしまう。このため、通話またはデータ通信等の移動体通信システムの無線通信を行うと同時に、非接触通信を行うと、移動体通信の送信電波と非接触通信システムの電波とが相互干渉を起こし、スプリアス成分を発生してしまい、通話またはデータ通信が正常できなくなったり、非接触通信が正常にできなくなったりするおそれがある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、携帯電話等の無線通信と非接触通信とを同時に行った際に生じる通信信号の相互干渉を軽減することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯端末装置は、移動体通信を行う移動体通信部と、近距離の非接触通信を行う非接触通信部とを有する携帯端末装置であって、前記移動体通信に用いられる第1のアンテナと、前記第1のアンテナのアンテナ給電点と、前記非接触通信部に用いられる開口部を有する第2のアンテナと、前記非接触通信部により外部の非接触通信用カードとの間で非接触通信を行う際に、前記非接触通信用カードを携帯端末装置の筐体面の所定位置に位置決めするガイド手段と、を有し、前記第2のアンテナの開口部の位置と前記第1のアンテナ及び前記アンテナ給電点の位置とが積層方向で互いにずれた位置関係となっており、前記ガイド手段は、前記第2のアンテナの開口部と前記アンテナ給電点との間に設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
上記構成により、ガイド手段の案内に沿って非接触通信用カードを携帯端末装置の筐体面に載置すると、非接触通信用カードは携帯端末装置の所定の位置に正しく位置決めされる。これにより、携帯電話等の無線通信の通信信号と非接触通信の通信信号との干渉が少ない位置に非接触通信用カードが位置決めすることができ、携帯電話等の無線通信による通話またはデータ通信等と同時に非接触通信を行った際に生じる通信信号の相互干渉を軽減することができる。
【0016】
また、上記いずれかの携帯端末装置であって、前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に形成された段差部を含んで構成されるものを含む。
上記構成により、段差部に非接触通信カードの一端部を当接させて携帯端末装置の筐体面に載置すると、非接触通信用カードは携帯端末装置の所定の位置に正しく位置決めされる。この場合、非接触通信用カードを段差部に合わせるだけで容易かつ確実な位置決めを行うことができる。
【0017】
また、上記いずれかの携帯端末装置であって、前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に形成された凸部を含んで構成されるものを含む。
上記構成により、凸部に非接触通信カードの一端部を当接させて携帯端末装置の筐体面に載置すると、非接触通信用カードは携帯端末装置の所定の位置に正しく位置決めされる。この場合、非接触通信用カードを凸部に合わせるだけで容易かつ確実な位置決めを行うことができる。
【0018】
また、上記携帯端末装置であって、前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に形成された溝に着脱可能に挿入され前記凸部を形成するガイド部材を含んで構成されるものを含む。
上記構成により、ガイド部材に非接触通信カードの一端部を当接させて携帯端末装置の筐体面に載置すると、非接触通信用カードは携帯端末装置の所定の位置に正しく位置決めされる。また、ガイド手段が不要な場合はガイド部材を取り外すことで、携帯端末装置の筐体面は出っ張りがなくなり、筐体の厚さを薄くできる。
【0019】
また、上記いずれかの携帯端末装置であって、前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に設けられたガイド表示を含んで構成されるものを含む。
上記構成により、ガイド表示に非接触通信カードの一端部を合わせて携帯端末装置の筐体面に載置すると、非接触通信用カードは携帯端末装置の所定の位置に正しく位置決めされる。また、携帯端末装置の筐体面は最初から出っ張りも段差もなく、薄型にできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図である。本実施形態の携帯端末装置は、携帯電話の移動体通信システムとBluetoothや無線タグ、無線LAN等の非接触通信システムとに対応したものである。
【0021】
第1の実施形態の携帯端末装置は、無線通信回路等を備えたメイン側筐体である第1の筐体11と、LCD表示部等を備えたLCD側筐体である第2の筐体12とを有し、これらの2つの筐体11、12がヒンジ部25により回動可能に構成された、いわゆる折り畳み型の筐体構成となっている。
【0022】
上記携帯端末装置の第1の筐体11は、移動体通信システムにおける無線通信を行うための移動体通信用アンテナ13と、前記無線通信を行うための電子部品が実装され無線通信回路が構成された回路基板14と、回路基板14に移動体通信用アンテナ13を接続するためのアンテナ給電点15と、非接触通信を行うための非接触通信用アンテナ16とを備えている。
【0023】
この携帯端末装置は、携帯電話の無線通信を行う携帯電話機能を実現する携帯電話部と、近距離の非接触通信を行う非接触通信機能を実現する非接触通信部とを有している。非接触通信部は、非接触通信用アンテナ16を介して外部の非接触通信用カード17との間で非接触通信を行うようになっている。
【0024】
前記第1の筐体11の外表面の一部を構成する背面部26には、段差形状のガイド19が第1の筐体11の短手方向にわたって形成されている。この段差部によるガイド19が非接触通信用カード17の位置を決めるためのガイド手段として機能する。また、非接触通信を行う際の相手側となる非接触通信用カード17は、非接触通信を行うためのアンテナ18を備えている。
【0025】
次に本実施形態の動作について説明する。携帯電話による通話またはデータ通信等の無線通信を行う場合は、携帯端末装置の回路基板14に実装された携帯電話部の無線通信回路(図示せず)により、アンテナ給電点15に接続される移動体通信用アンテナ13を介して移動体通信システムの基地局(図示せず)との間で通信信号を送受信する。
【0026】
また、非接触通信を行う場合は、携帯端末装置に設けられた非接触通信部により、携帯端末装置内蔵の非接触通信用アンテナ16と非接触通信用カード17内にあるアンテナ18との間で信号を送受する。
【0027】
携帯端末装置において携帯電話による通話中またはデータ通信中に同時に非接触通信を行う際には、使用者は第1の筐体11に形成された段状のガイド19に非接触通信用カード17の一端部を合わせて第1の筐体11の背面部26に載置する。これにより、非接触通信用カード17が第1の筐体11の背面部26上で所定位置に位置決めされて固定された状態で、非接触通信が行われる。このとき、携帯端末装置と非接触通信用カード17とは、携帯端末装置の移動体通信用アンテナ13及びアンテナ給電点15に対して、非接触通信用カード17のアンテナ開口部が重なって近傍に位置しないように、積層方向で一致しないよう互いにずれた配置となっている。
【0028】
このように第1の実施形態では、携帯電話による通話またはデータ通信を行うと同時に非接触通信を行う際に、非接触通信用カード17の位置をガイド19に合わせて位置決めして第1の筐体11に載置することで、非接触通信用カード17のアンテナ開口部の直下に移動体通信用アンテナ13及びアンテナ給電点15が重なって位置しないように位置規制することができる。これにより、携帯電話部の送信電波と非接触通信部における非接触通信信号(電波等)との結合度が減少し、その結果として両者の相互干渉を軽減できる。したがって、通話またはデータ通信と同時に非接触通信を行う際のスプリアス成分の発生を抑制し、双方の通信を良好に行うことが可能となる。
【0029】
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図である。なお、図1に示した第1の実施形態と同様の部分には同一符号を付している。
【0030】
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に非接触通信用カード17の位置決めを行うためのガイド20が設けられている。このガイド20は、形状が携帯端末装置の第1の筐体11の背面から突出した構造になっている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0031】
図3は、第2の実施形態の携帯端末装置における第1の筐体11の背面側の構成を示す平面図である。第1の筐体11の背面部26には、第1の筐体11の短手方向にわたって直線状の凸部によるガイド20が突出形成されている。
【0032】
上記第2の実施形態の携帯端末装置において、携帯電話部により通話またはデータ通信を行うと同時に、非接触通信部により非接触通信を行う際には、使用者は第1の筐体11に突出形成されたガイド20に非接触通信用カード17の一端部を合わせて第1の筐体11の背面部26に載置する。これにより、非接触通信用カード17が第1の筐体11の背面部26上で所定位置に位置決めされて固定された状態で、非接触通信が行われる。
【0033】
図4は、第2の実施形態の携帯端末装置における第1の筐体11の背面側の他の構成を示す平面図である。この変形例は、第1の筐体11の背面部26に、真ん中が途切れて2つに分割されたガイド20a、20bが形成されている。このような構成のガイド20a、20bを設けた場合も、図3の例と同様に非接触通信用カード17を所定の位置に案内して位置決めする機能を実現できる。
【0034】
このように第2の実施形態では、携帯電話による通話またはデータ通信を行うと同時に非接触通信を行う際に、非接触通信用カード17の位置をガイド20に合わせて位置決めして第1の筐体11に載置することで、第1の実施形態と同様に、非接触通信用カード17のアンテナ開口部の直下に移動体通信用アンテナ13及びアンテナ給電点15が重なって位置しないように位置規制することができる。これにより、携帯電話部の送信電波と非接触通信部における非接触通信信号との結合度が減少し、その結果として両者の相互干渉を軽減できる。したがって、通話またはデータ通信と同時に非接触通信を行う際のスプリアス成分の発生を抑制し、双方の通信を良好に行うことが可能となる。
【0035】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図である。なお、図2に示した第2の実施形態と同様の部分には同一符号を付している。
【0036】
第3の実施形態は、非接触通信用カード17の位置決めを行うための着脱可能なガイド部材21が設けられている。このガイド部材21は、第2の実施形態と同様に携帯端末装置の第1の筐体11の背面部26から突出した構造になっており、第1の筐体11とは別部材である細長い角柱状の部材で構成され、第1の筐体11の背面部26に形成された溝22に挿入固定されている。その他の構成は第1及び第2の実施形態と同様である。
【0037】
図6は、第3の実施形態の携帯端末装置における第1の筐体11の背面側の構成を示す平面図である。第1の筐体11の背面部26には、第1の筐体11の短手方向にわたって直線状のガイド部材21が溝に挿入されて固定され、突出している。
【0038】
上記第3の実施形態の携帯端末装置において、携帯電話部により通話またはデータ通信を行うと同時に、非接触通信部により非接触通信を行う際には、使用者は第1の筐体11に突設されたガイド部材21に非接触通信用カード17の一端部を合わせて第1の筐体11の背面部26に載置する。これにより、非接触通信用カード17が第1の筐体11の背面部26上で所定位置に位置決めされて固定された状態で、非接触通信が行われる。
【0039】
第3の実施形態の第1変形例として、ガイド部材21は、第1の筐体11の背面部26の溝22に対して着脱可能に構成することも可能である。
図7は、ガイド部材21を携帯端末装置の第1の筐体11の溝22から取り外した状態を示す図である。非接触通信を行わないときには、図7のように溝22からガイド部材21を取り外すことにより、携帯端末装置の第1の筐体11からガイド手段の出っ張りを無くすことができ、装置筐体を薄型化できる。そして、第1の筐体11の溝22にガイド部材21を挿入して固定することにより、ガイド手段の機能を持たせることができる。
【0040】
図8は、第3の実施形態の携帯端末装置における第1の筐体11の背面側の他の構成を示す平面図である。この第2変形例は、第1の筐体11の背面部26に、真ん中が途切れて2つに分割されたガイド部材21a、21bが設けられ、それぞれが対応する溝に挿入固定されている。このような構成のガイド部材21a、21bを設けた場合も、図6の例と同様に非接触通信用カード17を所定の位置に案内して位置決めする機能を実現できる。
【0041】
このように第3の実施形態では、携帯電話による通話またはデータ通信を行うと同時に非接触通信を行う際に、非接触通信用カード17の位置をガイド部材21に合わせて位置決めして第1の筐体11に載置することで、第1及び第2の実施形態と同様に、非接触通信用カード17のアンテナ開口部の直下に移動体通信用アンテナ13及びアンテナ給電点15が重なって位置しないように位置規制することができる。これにより、携帯電話部の送信電波と非接触通信部における非接触通信信号との結合度が減少し、その結果として両者の相互干渉を軽減できるため、通話またはデータ通信と同時に非接触通信を行う際のスプリアス成分の発生を抑制し、双方の通信を良好に行うことが可能となる。
【0042】
また、図7に示したように携帯端末装置の第1の筐体11からガイド部材21を取り外し可能にすれば、ガイド部材21が不要なときには取り外すことで第1の筐体11の背面部から26出っ張りを無くすことができる。これにより、携帯端末装置を薄型にすることができるとともに、ポケットやカバンなどに対して携帯端末装置を円滑に出し入れ可能にすることができる。
【0043】
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図である。なお、図1に示した第1の実施形態と同様の部分には同一符号を付している。
【0044】
第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に非接触通信用カード17の位置決めを行うためのガイド表示23が設けられている。このガイド表示23は、第1の筐体11の背面部26にシルク印刷等による塗料等の塗布、シール等の貼付などによって設けられる。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0045】
上記第4の実施形態の携帯端末装置において、携帯電話部により通話またはデータ通信を行うと同時に、非接触通信部により非接触通信を行う際には、使用者は第1の筐体11に示されたガイド表示23に非接触通信用カード17の一端部を合わせて第1の筐体11の背面部26に載置する。これにより、非接触通信用カード17が第1の筐体11の背面部26上で所定位置に位置決めされて固定された状態で、非接触通信が行われる。
【0046】
このように第4の実施形態では、携帯電話による通話またはデータ通信を行うと同時に非接触通信を行う際に、非接触通信用カード17の位置をガイド表示23に合わせて位置決めして第1の筐体11に載置することで、第1ないし第3の実施形態と同様に、非接触通信用カード17のアンテナ開口部の直下に移動体通信用アンテナ13及びアンテナ給電点15が重なって位置しないように位置規制することができる。これにより、携帯電話部の送信電波と非接触通信部における非接触通信信号との結合度が減少し、その結果として両者の相互干渉を軽減できるため、通話またはデータ通信と同時に非接触通信を行う際のスプリアス成分の発生を抑制し、双方の通信を良好に行うことが可能となる。
【0047】
特に、第4の実施形態の場合は第1の筐体11の背面部26には凹凸がないため、装置筐体を薄型化でき、ポケットやカバンなどに対して携帯端末装置を円滑に出し入れ可能にすることができる。
【0048】
なお、本発明は、上述した実施形態以外にも、種々の形態によって実施することができる。例えばガイド手段として設ける段差部、凸部、ガイド部材、ガイド表示などの形状は、非接触通信用カードを携帯端末装置に対して所定の位置に案内して位置決めできるものであれば、どのようなものであっても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、携帯電話等の無線通信と非接触通信とを同時に行った際に生じる通信信号の相互干渉を軽減することが可能な携帯端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図
【図3】第2の実施形態の携帯端末装置における第1の筐体の背面側の構成を示す平面図
【図4】第2の実施形態の変形例として携帯端末装置における第1の筐体の背面側の他の構成を示す平面図
【図5】本発明の第3の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図
【図6】第3の実施形態の携帯端末装置における第1の筐体の背面側の構成を示す平面図
【図7】第3の実施形態の第1変形例においてガイド部材を携帯端末装置の第1の筐体の溝から取り外した状態を示す図
【図8】第3の実施形態の第2変形例として携帯端末装置における第1の筐体の背面側の他の構成を示す平面図
【図9】本発明の第4の実施形態に係る携帯端末装置の概略構成を示す図
【図10】従来の非接触通信システムに対応した携帯端末装置の構成例を示した図
【符号の説明】
11 第1の筐体
12 第2の筐体
13 移動体通信用アンテナ
14 回路基板
15 アンテナ給電点
16 非接触通信用アンテナ
17 非接触通信用カード
18 アンテナ
19、20、20a、20b ガイド
21、21a、21b ガイド部材
22 溝
23 ガイド表示
26 背面部
Claims (5)
- 移動体通信を行う移動体通信部と、近距離の非接触通信を行う非接触通信部とを有する携帯端末装置であって、
前記移動体通信に用いられる第1のアンテナと、
前記第1のアンテナのアンテナ給電点と、
前記非接触通信部に用いられる開口部を有する第2のアンテナと、
前記非接触通信部により外部の非接触通信用カードとの間で非接触通信を行う際に、前記非接触通信用カードを携帯端末装置の筐体面の所定位置に位置決めするガイド手段と、を有し、
前記第2のアンテナの開口部の位置と前記第1のアンテナ及び前記アンテナ給電点の位置とが積層方向で互いにずれた位置関係となっており、
前記ガイド手段は、前記第2のアンテナの開口部と前記アンテナ給電点との間に設けられていることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に形成された段差部を含んで構成される携帯端末装置。 - 請求項1または2に記載の携帯端末装置であって、
前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に形成された凸部を含んで構成される携帯端末装置。 - 請求項3記載の携帯端末装置であって、
前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に形成された溝に着脱可能に挿入され前記凸部を形成するガイド部材を含んで構成される携帯端末装置。 - 請求項1ないし4のいずれか一項記載の携帯端末装置であって、
前記ガイド手段は、当該携帯端末装置の筐体外表面に設けられたガイド表示を含んで構成される携帯端末装置。
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