JP4151418B2 - 美顔器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的刺激を付与して筋肉を引締める美顔器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的刺激を利用した美顔器として、従来から、一対の電極部を備えた手持ち式のものがある。このものにおいては、施療者が目の周囲部分に電極部を当てて電流を流すことで皮下組織内の神経に電気的刺激を付与し、目の周りの筋肉を鍛えて張りを持たせることができる。しかしながら、上記のような手持ち式の美顔器においては、電極部を適切な位置に当てることが困難であったり、また、手が疲れてしまって長時間の施療が困難であるといった問題を有していた。
【0003】
これに対して、使用者の頬や顎と当たる部分に電極部を備えたマスク型の美顔器(特許文献1参照)も提案されているが、これは顔全体の表情筋を鍛えて顔痩せ効果等を得ることが目的のものであって、目の周りに関しては特に美容効果がないものであった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−159340号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、施療者が手持ちの状態で保持し続けなくとも、正確な位置に電気的刺激を付与して目の周りの筋肉を鍛えることのできる、使い勝手に優れた美顔器を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る美顔器を、使用者の顔面40に着脱自在に装着される保持部1と、保持部1に保持されていて該保持部1の装着時に顔面40の目近傍と当接する一対以上の電極部4と、電極部4を介して顔面40の皮下組織内の神経に電気的刺激を付与する電気信号出力手段32とを備えた美顔器において、電極部4を、顔面40との当接側を底部4aとした有底円筒状の弾性体とし、電極部4内には、該電極部4の底部4aに顔面40側への付勢力を付与するとともに該電極部4を電気信号発生手段32と電気的に接続させるばね部材17を設け、電極部4の底部4aとばね部材17との接触箇所に、電極部4の底部4aとの当接側が凸状の導電性の球面板18を介在させることで該球面板18を介してばね部材17の顔面40側への付勢力を電極部4の底部4aに付与するように設け、電極部4の底部4aを、顔面40との当接側が凸の略球形状に形成するとともに、球面板18の曲率半径を電極部4の底部4aの曲率半径よりも小さく設け、電極部4の底部4aの内面には、球面板18よりも大径のリング状にリブ24を突設し、該リブ24内に球面板18を位置させ、電極部4の底部4aと球面板18との間に導電性グリス19を介在させたものとする。
【0007】
このようにすることで、使用者は保持部1を顔面40に装着するだけで電極部4を目近傍にある所望の刺激箇所に当てておくことができ、手に持ちながら刺激箇所に電極部4を当てておく等の煩わしい作業を要さずに、電気的刺激を正確な箇所に長時間付与して美容効果を得ることができるので、使い勝手に優れた美顔器となる。また、ばね部材17の付勢力により、顔面40の凹凸に応じて電極部4の底部4aが変形し、電極部4の底部4aと顔面40との高い密着性が確保されるとともに、ばね部材17を介した電気的接続により電気信号発生手段32から顔面40までの抵抗値が軽減される。更に、電極部4の底部4aよりも曲率半径の小さな球面板18を介在させていることで、ばね部材17が電極部4の底部4aを傷付けることが防止されるとともに、球面板18の押付けにより電極部4の底部4aと顔面40との高い密着性が確保される。加えて、電極部4の底部4aの内面に立設したリブ24内に球面板18を位置させ、電極部4の底部4aと球面板18との間に導電性グリス19を介在させていることで、電極部4の底部4aと球面板18の両対向面の粗度に影響を受けることなく、しかも、仮に顔面40の大きな凹凸部分に当たって電極部4の底部4aが大きく変形した場合にも影響を受けることなく、低抗値が安定的に低く確保される。なお、リブ24は、球面板18の位置ずれ防止用、及び、導電性グリス19の飛散防止用の部材として用いられる。
【0008】
また、上記電極部4が複数対であることも好ましい。目近傍には、例えば目下や目尻といった複数箇所に所謂経穴が存在するので、このようにすることで、目近傍にある複数の経穴に同時に電気的刺激を付与して高い美容効果が得られるものである。
【0009】
また、上記保持部1が顔面40に沿うように湾曲させた弾性体であることも好ましく、このようにすることで、使用者毎に異なる顔面形状に応じて保持部1が変形して密着し、電極部4と顔面40との高い密着性が確保されるものである。
【0010】
また、上記保持部1が眼鏡形状であることも好ましく、このようにすることで、使用者の視界を確保しながら施療が行われて使い勝手が良いものである。
【0011】
また、上記保持部1が鼻と当たる部分を切り欠いたゴーグル形状であることも好ましく、このようにすることで、保持部1延いては電極部4が高い密着性で確実に顔面40に保持されるので使い勝手が良いものである。
【0012】
また、上記保持部1の左右両端側を連結して後頭部に掛けられるバンド部5を備え、該バンド部5の後頭部との接触面に滑り止め部25を設けていることも好ましく、このようにすることで、保持部1の装着後にバンド部5が徐々にずれ落ちることがなく、保持部1延いては電極部4が顔面40の所望箇所に確実に保持されるので使い勝手が良いものである。
【0013】
また、上記保持部1の顔面40との当接側にクッション部12を設けていることも好ましく、このようにすることで、電極部4に局所的に大きな押付け力が生じることが防止されるものである。
【0014】
また、上記クッション部12の額との当接部分12aを硬質弾性体で形成し、クッション部12の他の部分12bを軟質弾性体で形成していることも好ましく、このようにすることで、目下や目尻にある経穴に電気的刺激を付与することに特化したものにおいて、電極部4を備えた部分12bには軟質弾性体による十分なクッション性が確保されるとともに、電極部4を備えない部分である額との当接部分12aにおいては硬質弾性体による保持部1の確実な位置決めが行われるものである。
【0015】
また、上記保持部1に視界確保用の窓部3を設けるとともに、保持部1の顔面40との当接側と逆側の面に該窓部3を覆う透明板23を配し、透明板23の外周部に保護用の弾性体6を突設させていることも好ましく、このようにすることで、使用者は施療中にも窓部3と透明板23を介して視界を確保して他の作業を行うことができ、加えて、保持部1を机等に置く際には保護用の弾性体6により透明板23が傷つくことが防止されるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1、図2には本発明の実施の形態における一例の美顔器の全体を示している。本例の美顔器は、使用者の顔面40に着脱自在に装着される保持部1と、この保持部1に電気コード8を介して接続されるコントローラ7とで主体を構成している。
【0017】
保持部1は、曲面を成す顔面40に沿うように湾曲させた弾性体のものであって、装着時に顔面40の鼻と当たる部分を切り欠くとともに、両目前方となる部分を開口させて視界確保用の窓部3とし、保持部1の左右両端側を連結して後頭部に掛けられるバンド部5を備えて、所謂ゴーグル形状としている。バンド部5は、保持部1の左右両端にそれぞれの一端27a,28a側を接続させた一対のバンド27,28と、両バンド27,28の他端27b,28b側にそれぞれ接続した互いに着脱自在のバックル部材29,30と、両バンド27,28の中央部分にそれぞれ設けた長さ調整用のアジャスター31,32とを備えている。また、上記バンド部5のバックル部材29の後頭部と当たる部分には弾性体から成る滑り止め部25を設けている。
【0018】
保持部1の湾曲した内側である顔面40との当接側には、弾性体から成るクッション部12を設けている。このクッション部12のうち、装着時における額との当接部分12aは硬質弾性体を用いて形成しており、他の部分12bは上記硬質弾性体より柔軟な軟質弾性体を用いて保持部1から着脱自在に形成している。また、保持部1の顔面40との当接側とは逆側である外側の面には、少なくとも窓部3の全体を覆うように外乱光等を遮る透明板23を配している。透明板23の外周部には、縁全体から外側(即ち装着時の前側)に向けて、透明板23が傷付くことを防止する保護用の弾性体6を突設している。
【0019】
しかして、両目の前側が窓部3で開放されて透明板23のみが存在し、鼻が切欠き部分に納まる状態となるように、上記保持部1を顔面40に当て、後頭部にまわしたバンド部5のバックル部材29,30を連結させると、保持部1は顔面40の所定位置に支持されることとなる。このとき、顔面40の額部分にはクッション部12の硬質弾性体から成る部分12aが当接して保持部1の厚み方向の位置決めが確実に行われるとともに、顔面40の両目の周囲であって額を除く部分にはクッション部12の軟質弾性体から成る部分12bが当接して、保持部1が位置決めされる同時にそのクッション性により保持部1の押付け力が略均一に分散され、良好な肌当たりが確保される。なお、硬質弾性体から成る部分12aにおいても、額部分に長時間当てていても痛みを伴わない程度の柔軟性や面積を有している。
【0020】
ここで、クッション部12の軟質弾性体から成る部分12bには、左右両側の対称な位置に、貫通穴31をそれぞれ二対ずつ設けている。各貫通穴31からは保持部1の電極取付板20に保持させている電極部4の先端(即ち後述の底部4a)がそれぞれ露出しており、保持部1を装着した際に各電極部4が顔面40の目近傍と当接するようになっている。
【0021】
電極部4は、導電性の弾性体を用いて、顔面40との当接側が底部4aとなるような有底円筒状に形成したものであり(図3参照)、該電極部4内において、電極取付板20に突設した取付ボス21にばね部材17の一端側を圧入固定している。また、ばね部材17の上記一端側には、通電用のリード線22をかしめ固定により接続させている。このように、ばね部材17はその一端側において機械的固定及び電気的接続された状態で電極部4内に圧縮配設したものであり、ばね部材17の他端側には球面板18を当接させて、球面板18を介して底部4aに顔面40側への付勢力を付与するようにしている。電極部4の底部4aは顔面40との当接側が凸の略球形状となるように形成したものであるが、球面板18としては、底部4aよりも小さな曲率半径で顔面40との当接側が凸となるように形成したものを配置している。また、底部4aの内面には、球面板18よりも若干大径のリング状にリブ24を突設しており、このリブ24内に球面板18を位置させるとともに、底部4aと球面板18との間に導電性グリス19を塗布しておくことで、リブ24を球面板18の位置ずれ防止用、及び、導電性グリス19の飛散防止用の部材として用いている。
【0022】
そして、上記のように、電極部4の底部4aとばね部材17との接触箇所に導電性を有した凸状の球面板18を介在させていることで、薄肉に形成される底部4aをばね部材17により傷付けることが防止されるとともに、顔面40の大きな凹凸を有する部分に対しても底部4aの密着性を確保することができるようになっている。また、本例においては更に底部4aと球面板18との接触箇所に導電性グリス19を介在させているので、底部4aと球面板18の両対向面の粗度に影響を受けることなく、しかも、仮に顔面40の大きな凹凸を有する部分に当たって底部4aが大きく変形した場合にも影響を受けることなく、低抗値が安定的に低く確保されるものである。
【0023】
保持部1に左右二対ずつの都合四対保持させてある電極部4は、保持部1を装着した際に左右両目の目下と目尻にある刺激箇所(経穴)に一対ずつが当接する位置となっている(図4参照)。但し、いずれの電極部4も、瞼に覆われる部分から1cm以内の領域A(図中の点線内領域)には位置しないようにする。というのも上記領域Aには肌の下に骨がないからであり、このように電極部4を瞼に覆われる部分から1cmより大きく離れて接触するように設けることで、後述の電気信号出力手段32から電極部4を介して加えた電気的刺激が薄い皮膚を通って眼球に直接付与されることが防止される。
【0024】
コントローラ7には、電源部である電池34や電気信号出力手段32やレベル調整手段33が内蔵されており、電気信号出力手段32が電池34により駆動されて出力する電気信号を、レベル調整手段33により強弱レベル調整した後に電気コード8を介して保持部1に伝達させ、更に、保持部1においてリード線22、ばね部材17、球面板18、導電性グリス19を順に介して各電極部4にまで伝達させるものである。ここで、ばね部材17は、電極部4の底部4aに顔面40側への付勢力を付与するとともに該電極部4を電気信号発生手段32と低い抵抗値で電気的に接続させるものとなっている。
【0025】
なお、図中の9は電源ランプ、10は顔面40に通電される電流が所定値以上の場合に点灯する通電ランプ、11はレベル調整手段33を制御して電気的刺激を調整する為のダイヤル、26は電池カバーである。
【0026】
しかして、本例の保持部1を既述のように顔面40に装着した状態で、目の周囲にある刺激箇所に当接した電極部4に電気信号発生手段32から電気信号を伝達させると、電極部4を介して顔面40の皮下組織内の神経に電気的刺激が付与され、目の周りの筋肉が鍛えられることから美容効果が得られるものである。そして、電極部4は顔面40に装着した保持部1に保持されて正確な刺激箇所に当たるようになっているので、手で器具類を保持しておく必要なく効果的な施療が可能な、使い勝手の良いものである。また、保持部1を湾曲させた弾性体としてベルト部5を備え、更に、電極部4を有底円筒状で薄肉の弾性体としてばね部材17や球面板18を配したことで、使用者により異なる頭部形状に対しても、電極部4の刺激箇所への高い密着性が確保されるようになっている。
【0027】
また、本例の保持部1を装着した状態では、両目の前には窓部3が開口していて透明板23だけがあるので、施療中においても使用者の視界が確保されるとともに、外乱光等は遮断されるものである。透明板23には、弾性体からなる保持部1に或る程度の剛性を付加するといった作用もある。なお、図中14は窓部3内と外部とを連通させて外部空気を取り入れる為の通風孔であり、これにより保持部1を装着した際の透明板23の内面に生じる曇りが防止される。
【0028】
クッション部12は使用する程に汚れが付着するものであり、また、電極部4の密着性を更に高める為には電極部4と顔面40の刺激箇所との間に導電性のジェル(図示せず)を塗布することが好ましくこの場合にはクッション部12にジェルが付着して更に汚れがひどくなるが、クッション部12の軟質弾性体から成る部分12bが着脱自在であることから一旦取り外して洗浄すればよく、清潔に保つことができる。
【0029】
以上、本例の美顔器においては、電極部4を四対設けて両目の目下と目尻に当接するように配置しているが、電極部4を当接させる部分は顔面40の他の部分であってもよい。更に、設置する電極部4の数も四対に限定されず一対以上であればよいが、複数対とした方が複数部位を同時に施療できて都合が良い。また、保持部1の形状についてもゴーグル形状には限定されず眼鏡形状であればよく、特に、つるにより装着する一般の視力矯正用眼鏡のような形状とした場合には使用者に与える圧迫感を低減させることができる。
【0030】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、使用者は保持部を顔面に装着するだけで電極部を目近傍にある所望の刺激箇所に当てておくことができ、手に持ちながら刺激箇所に電極部を当てておく等の煩わしい作業を要さずに、電気的刺激を正確な箇所に長時間付与して美容効果を得ることができるものであるから、使い勝手に優れた美顔器になるといった効果がある。また、ばね部材の付勢力により、顔面の凹凸に応じて電極部の底部が変形し、電極部の底部と顔面との高い密着性が確保されるとともに、ばね部材を介した電気的接続により電気信号発生手段から顔面までの抵抗値が軽減されるという効果がある。更に、電極部の底部よりも曲率半径の小さな球面板を介在させていることで、ばね部材が電極部の底部を傷付けることが防止されるとともに、球面板の押付けにより電極部の底部と顔面との高い密着性が確保されるという効果がある。加えて、電極部の底部の内面に立設したリブ内に球面板を位置させ、電極部の底部と球面板との間に導電性グリスを介在させていることで、電極部の底部と球面板の両対向面の粗度に影響を受けることなく、しかも、仮に顔面の大きな凹凸部分に当たって電極部の底部が大きく変形した場合にも影響を受けることなく、低抗値が安定的に低く確保されるという効果や、リブが球面板の位置ずれ防止用、及び、導電性グリスの飛散防止用の部材になるという効果がある。
【0031】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、目近傍にある複数の経穴に同時に電気的刺激を付与して高い美容効果が得られるという効果がある。
【0032】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、使用者毎に異なる顔面形状に応じて保持部が変形して密着し、電極部と顔面との高い密着性が確保されるという効果がある。
【0033】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項1〜3のいずれか記載の発明の効果に加えて、使用者の視界を確保しながら施療されて使い勝手に優れるという効果がある。
【0034】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項記載の発明の効果に加えて、保持部延いては電極部が高い密着性で確実に顔面に保持されるので使い勝手に優れるという効果がある。
【0035】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項記載の発明の効果に加えて、保持部の装着後にバンド部が徐々にずれ落ちることがなく、保持部延いては電極部が顔面の所望箇所に確実に保持されるので使い勝手に優れるという効果がある。
【0036】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項1〜6のいずれか記載の発明の効果に加えて、電極部に局所的に大きな押付け力が生じることが防止されるという効果がある。
【0037】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項記載の発明の効果に加えて、目下や目尻にある経穴に電気的刺激を付与することに特化したものにおいて、電極部を備えた部分には軟質弾性体による十分なクッション性が確保されるとともに、電極部を備えない部分である額との当接部分においては硬質弾性体による保持部の確実な位置決めが行われるという効果がある。
【0038】
また、請求項記載の発明にあっては、請求項3〜8のいずれか記載の発明の効果に加えて、使用者は施療中にも窓部と透明板を介して視界を確保して他の作業を行うことができ、加えて、保持部を机等に置く際には保護用の弾性体により透明板が傷つくことが防止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における一例の美顔器全体を示す背面斜視図である。
【図2】 同上の美顔器全体を示す前面斜視図である。
【図3】 同上の電極部の断面図である。
【図4】 同上の電極部の配設箇所を示す説明図である。
【図5】 同上の美顔器の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 保持部
3 窓部
4 電極部
4a 底部
5 バンド部
6 弾性体
12 クッション部
17 ばね部材
18 球面板
19 導電性グリス
23 透明板
25 滑り止め部
32 電気信号出力手段
40 顔面

Claims (9)

  1. 使用者の顔面に着脱自在に装着される保持部と、保持部に保持されていて該保持部の装着時に顔面の目近傍と当接する一対以上の電極部と、電極部を介して顔面の皮下組織内の神経に電気的刺激を付与する電気信号出力手段とを備えた美顔器において、電極部を、顔面との当接側を底部とした有底円筒状の弾性体とし、電極部内には、該電極部の底部に顔面側への付勢力を付与するとともに該電極部を電気信号発生手段と電気的に接続させるばね部材を設け、電極部の底部とばね部材との接触箇所に、電極部の底部との当接側が凸状の導電性の球面板を介在させることで該球面板を介してばね部材の顔面側への付勢力を電極部の底部に付与するように設け、電極部の底部を、顔面との当接側が凸の略球形状に形成するとともに、球面板の曲率半径を電極部の底部の曲率半径よりも小さく設け、電極部の底部の内面には、球面板よりも大径のリング状にリブを突設し、該リブ内に球面板を位置させ、電極部の底部と球面板との間に導電性グリスを介在させたことを特徴とする美顔器。
  2. 電極部が、複数対であることを特徴とする請求項1に記載の美顔器。
  3. 保持部が、顔面に沿うように湾曲させた弾性体であることを特徴とする請求項1又は2記載の美顔器。
  4. 保持部が、眼鏡形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の美顔器。
  5. 保持部が、鼻と当たる部分を切り欠いたゴーグル形状であることを特徴とする請求項4記載の美顔器。
  6. 保持部の左右両端側を連結して後頭部に掛けられるバンド部を備え、該バンド部の後頭部との接触面に滑り止め部を設けていることを特徴とする請求項5記載の美顔器。
  7. 保持部の顔面との当接側にクッション部を設けていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の美顔器。
  8. クッション部の額との当接部分を硬質弾性体で形成し、クッション部の他の部分を軟質弾性体で形成していることを特徴とする請求項7記載の美顔器。
  9. 保持部に視界確保用の窓部を設けるとともに、保持部の顔面との当接側と逆側の面に該窓部を覆う透明板を配し、透明板の外周部に保護用の弾性体を突設させていることを特徴とする請求項3〜8のいずれか記載の美顔器。
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