JP4148490B2 - 偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置 - Google Patents

偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶プロジェクタ装置等の、ライトバルブにより出力光を所定の映像情報に応じて変調して用いる照明光学系に好適な偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置に関し、特に、光源部から射出された光束の偏光方向を所定の方向に統一するために、光源部からライトバルブの間に配設される偏光ビームスプリッタの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、液晶プロジェクタ装置等の照明光学系においては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、あるいはハロゲンランプ等のように配光特性にバラツキを有する光源を用いた場合においても、その光源の配光特性によるムラを除去し得る、インテグレータ方式と称される、レンズアレイやレンチキュラー板を用いた方法が知られている。
【0003】
このような照明光学系の光源部から偏光ビームスプリッタまでの概略を図10および図11の(A)に示し、ライトバルブ側からこれを見た図を図10および図11の(B)に示す。
【0004】
すなわち、この照明光学系は、発光体904およびリフレクタ901よりなる光源部910の後段に、第1のインテグレータ板(一般には第2フライアイ等と称する)911A、第2のインテグレータ板(一般には第1フライアイ等と称する)911B、偏光ビームスプリッタ911Cおよびフィールドレンズ(図示せず)をこの順に付加してなる。第1のインテグレータ板911Aは、複数のレンズを2次元的に配列して構成する。第2のインテグレータ板911Bも同様に、複数のレンズを2次元的に配列して構成する。第1のインテグレータ板911Aは、凹面鏡よりなるリフレクタ901から射出される明るさムラの大きな単一光束を、第1のインテグレータ板911Aのレンズの数と同数の部分光束に分割する。分割後の部分光束の明るさムラは、分割前の単一光束に比較して小さい。この各部分光束は、第2のインテグレータ板911Bにより各々被照明領域方向に射出され、フィールドレンズが被照明領域上でこれら各部分光束を重畳させるので、明るさムラの小さな照明を実現することができる。
【0005】
さらに、光源部910からの光による2次光源が形成される第2のインテグレータ板911Bと投影レンズの瞳が共役関係となるように、また第1のインテグレータ板911Aを構成する複数のレンズとライトバルブが共役関係となるように各部材を配置することにより、液晶プロジェクタ装置等の投射型表示装置とすることができる。
【0006】
ここで用いられている偏光ビームスプリッタ911Cは、光源の像ができる第2のインテグレータ板911B付近に配設され、偏光方向を一定方向に統一するためのものである。この偏光ビームスプリッタ911Cは、その内部に偏光分離膜971と反射膜972が交互に一列に(図10)、あるいは光軸に対して左右対称な傾斜角度となるように交互に一列に(図11)、配列されたプリズム合成体と、偏光分離膜971により分離された一方の偏光が射出される面にのみ配されたλ/2位相差板963とからなる。図10および図11においては、偏光分離膜971を直進透過した偏光が射出される面にのみλ/2位相差板963が配されている。
【0007】
例えば、特開平8−304739号公報記載のものは、このようなレンズアレイによるインテグレータ板を用い、ライトバルブへの照明光の照明ムラを小さくするとともに明るくコンパクトな照明光学系として知られている。
【0008】
すなわち、インテグレータ板と偏光ビームスプリッタをこのように組み合わせることにより、光源部から放射されたランダムな偏光をほとんど一つの方向の偏光に統一した状態で照明領域に照射することができ、その変換過程においては光損失をほとんど伴わないため、光源光の利用効率が高い。
【0009】
また、2次光源像が、偏光ビームスプリッタの内部の偏光分離膜近傍に位置するように光源、偏光ビームスプリッタおよびその他の部材を配置することにより、偏光を紙面左右方向に分離するにもかかわらず光束の幅が広がらず、コンパクトな光学系を実現し得るものとなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ここで用いられた偏光ビームスプリッタは、内部に偏光分離膜と反射膜が交互に一方向に、あるいは光軸に対して左右対称な傾斜角度となるように交互に一方向に、配列されているものであるため、光源部やインテグレータ板の構成によっては、照明効率の低い部分が生じてしまったり、かなり細かい構成のビームスプリッタを製造する必要が生じることがある。
【0011】
例えば、第2のインテグレータ板にできる光源像の形状が光軸付近と周辺部というようなレンズアレイ素子の位置により大きく異なる場合は、一方向にのみ配列された偏光ビームスプリッタでは光量が無駄になり照明効率の低い部分が生じてしまうことがある。
【0012】
また、第2のインテグレータ板の各レンズアレイ素子形状が一様でない場合、特に、各レンズアレイ素子が偏光分離膜と反射膜の配列方向と同一方向において比較的細かいピッチで配列されている部分がある場合は、これに対応する部分の偏光ビームスプリッタは照明効率やコンパクト化の要請とも相俟ってさらに細かいピッチで偏光分離膜と反射膜が配列されたプリズム合成体としなければならないことになる。
【0013】
実際に、本出願人が既に特願平11―108909号明細書において開示している照明光学系においては、複数光源を用いることで光源部からの光束が大きな強度分布を有し、これにより第2のインテグレータ板の各レンズアレイ素子の形状が大きく異なっている。また、単一の光源であっても、光源からの光束が大きな強度分布を持っているためにこれら素子の形状が大きく異なる場合もある。
【0014】
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、製作の容易な部材を用いた簡易な構成でありながら、第2のインテグレータ板にできる光源像の形状がレンズアレイ素子の位置により大きく異なっていたり、第2のインテグレータ板の各レンズアレイの形状が異なっていたりした場合でも、効率よく偏光方向が統一された照明光を得ることができる偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置は、光源部と、
多数のレンズアレイ素子が配列されたフライアイレンズを少なくとも1つ備え前記光源部から射出された光の光量均一化を図るインテグレータ部と、
該インテグレータ部からの出力光を所定の映像情報に応じて変調するライトバルブと、
該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投影する投影レンズと、
2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイおよび該2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイの各々の射出面側に配設されたλ/2位相差板からなり、光源部からの光束の偏光方向を所定の方向に統一する偏光ビームスプリッタであって、該2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイのうち少なくとも1つの櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面と、他の櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように構成されている偏光ビームスプリッタと、を備え、
前記フライアイレンズのうち前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズは、前記多数のレンズアレイ素子のうち、該フライアイレンズ上において光軸と直交するように設定されたX軸の方向に長い矩形状をなすレンズアレイ素子が配される領域と、該光軸および該X軸と直交するように設定されたY軸の方向に長い矩形状をなすレンズアレイ素子が配される領域とを有し、
前記偏光ビームスプリッタは、前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズの近傍に配されるとともに、前記2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイの各内部の偏光分離膜と反射膜とが交互に配される方向が、対応する前記領域毎の前記レンズアレイ素子の長手方向と一致するように構成されていることを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置は、前記光源部として、前記光軸を挟んで前記X軸の方向と平行な方向に並設された2つの光源部を備え、該2つの光源部からの各光束が、前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズ上の前記Y軸の付近において互いに一部重なるように構成されており、
前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズは、前記多数のレンズアレイ素子のうち前記Y軸の付近に配されたレンズアレイ素子が、該Y軸の方向に長い矩形状をなすものとすることができる。
また、本発明の偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置は、前記光源部として、出力光束の光量分布が前記光軸付近で大となる1つの光源部を備え、
前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズは、前記多数のレンズアレイ素子のうち前記光軸の付近に配されたレンズアレイ素子が、該レンズアレイ素子の周囲に配された他のレンズアレイ素子と比較して大きく、かつ前記X軸の方向に長い矩形状をなすものとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、実施例1に係る偏光ビームスプリッタの図面を参照しつつ説明する。図1は実施例1に係る偏光ビームスプリッタの構成を示す図であり、図2は本実施形態に係る偏光ビームスプリッタを備えた投射型表示装置の構成を示す図である。
【0018】
図2に示すように、この投射型表示装置は、光源部10と、この光源部10から発せられた光束をミキシングして、光量分布の均一化を図るためのインテグレータ部11と、インテグレータ部11により均一光とされた光束に画像情報を担持せしめてスクリーンに投射するための投射部12とからなる。
【0019】
上記光源部10は、図2に示すごとく、キセノンランプやメタルハライドランプ等の放電管からなりランダムな偏光方向の光を射出する発光体4と、放物面鏡よりなるリフレクタ1とからなる。このリフレクタ1は発光体4の発光源を焦点位置とするものであり、発光体4から発せられ光源部10の光軸の後方および外方へ向かう光束の一部を該光軸に略平行な光束として反射させるものである。なお、後述するように実施例1においては2つの光源部110A、110Bを配置しているが、本実施形態の説明においては光源は単一であっても複数であってもよいので光源部10として総称する。
【0020】
インテグレータ部11は、光源部10からの光束に対して作用する第2フライアイ11Aと、第2フライアイ11Aからの各光束による光スポットを後述する液晶パネル上に重畳せしめる第1フライアイ11Bと、第1フライアイ11Bからの各光束の偏光方向を所定の方向に統一する偏光変換手段としての偏光ビームスプリッタ(PBS)11Cと、凸のフィールドレンズ11Dとを備えてなる。なお、第2フライアイ11Aは、複数のレンズアレイ素子を2次元的に配列して構成され、各レンズアレイ素子は後述する液晶パネルに略対応する形状をなしている。第1フライアイ11Bも同様に、複数のレンズアレイ素子を2次元的に配列して構成される。すなわち、第1フライアイ11Bの各レンズアレイ素子毎に、光源部10の像が形成されることになる。
【0021】
一方、投射部12は、インテグレータ部11により均一化された光束をB成分LBとGR成分LG、LRとに分離するためのB/GR分離用ダイクロイックミラー21と、ダイクロイックミラー21により分離されたGR成分LG、LRを、G成分LGと、R成分LRとに分離するためのG/R分離用ダイクロイックミラー22と、B成分用の画像が表示される液晶パネル23B(1対の偏光板により狭持されてなる;液晶パネル23G、23Rにおいて同じ)と、G成分用の画像が表示される液晶パネル23Gと、R成分用の画像が表示される液晶パネル23Rと、各液晶パネル23B、23G、23Rを透過して画像情報が担持された光束の成分LB、LG、LRを合成する3色合成プリズム24と、3色合成プリズム24により合成された光束をスクリーン上に結像させるための投影レンズ25とを備えてなる。また、B/GR分離用ダイクロイックミラー21により分離されたB成分LBを液晶パネル23Bに向けて反射する全反射ミラー27と、全反射ミラー27により反射されたB成分LBを平行光とするためのフィールドレンズ28Bと、G/R分離用ダイクロイックミラー22により分離されたG成分LGを平行光とするためのフィールドレンズ28Gと、G/R分離用ダイクロイックミラー22により分離されたR成分LRを液晶パネル23Rに向けて反射するための全反射ミラー29、30と、G/R分離用ダイクロイックミラー22により分離されたR成分LRを平行光とするためのフィールドレンズ28Rとを備えてなる。
【0022】
なお、上記投射部12においては、3色合成プリズム24に至るまでの光路長はR成分LRのみが異なるが、G/R分離用ダイクロイックミラー22と全反射ミラー29との間にはフィールドレンズ31が、全反射ミラー29と全反射ミラー30との間にはリレーレンズ32がそれぞれ配設されており、このフィールドレンズ31とリレーレンズ32とにより、R成分LRの結像関係がB成分LBおよびG成分LGと見かけ上同等となるように補正されるものである。
【0023】
また、上記3色合成プリズム24はクロスプリズムであり、B成分LBに対して反射するダイクロイック面24Bと、R成分LRに対して反射するダイクロイック面24Rとを有するものである。
【0024】
さらに、インテグレータ部11からの光束の光路を投射部12の方向に折り曲げる全反射ミラー20が配設されている。
【0025】
さて、本実施形態では上述したように第1フライアイ11Bの投射部12側に、第2フライアイ11Aと第1フライアイ11Bにより均一化された光束をP偏光とS偏光とに分離した後、両偏光を一方の偏光にそろえるとともに、両者を平行光として出力する、光量低下防止を目的として配された偏光変換手段としての偏光ビームスプリッタ11Cが設けられている。
【0026】
図1はこの偏光ビームスプリッタ11Cの代表例として実施例1に係るものであり、(A)はこの偏光ビームスプリッタ111Cを投射部12側から見た構成図であり、(B)は(A)を紙面下側から見た平面図である。
【0027】
この偏光ビームスプリッタ111Cは、図1(B)に示すように、光軸方向への厚み(紙面上下方向高さ)が互いに異なる2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152、および該2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152の各々の射出面側に配設されたλ/2位相差板161、162からなる。
【0028】
ここで、櫛形偏光分離プリズムアレイ151は、入射光束のうち一方の偏光を透過させるとともに他方の偏光を正反射させる偏光分離膜171が内部に形成された第1のプリズムと、この正反射された偏光を上記偏光分離膜171を透過した偏光の射出方向に正反射させ射出せしめる反射膜172が内部に形成された第2のプリズム182とからなるプリズムペアを、Y軸と平行な方向に隙間なく多数個配列してなるもので、丁度櫛型形状をなすものである。なお、λ/2位相差板161は、櫛形偏光分離プリズムアレイ151を直進透過する偏光の射出面、すなわち第1のプリズムの射出面に配されている。
【0029】
なお、図1(A)において櫛形偏光分離プリズムアレイ151の中央側に位置し、かつX軸の両側に対称的に配された櫛形偏光分離プリズムアレイ152についても、櫛形偏光分離プリズムアレイ151を構成するプリズムペアとは幅と厚みが異なるものの、略同様の構成となっている。すなわち、この櫛形偏光分離プリズムアレイ152は、偏光分離膜(図示せず)が内部に形成された第1のプリズム183と反射膜(図示せず)が内部に形成された第2のプリズムとからなるプリズムペアを、X軸と平行な方向に隙間なく多数個配列してなる。また、λ/2位相差板162は、反射膜により反射され射出される偏光の射出面、すなわち第2のプリズムの射出面に配されている。
【0030】
本実施形態による偏光ビームスプリッタ111Cは、この2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152のうち少なくとも1つの櫛形偏光分離プリズムアレイ(例えば151)内の偏光分離膜171により分離された2つの光束により形成される面と、他の櫛形偏光分離プリズムアレイ(例えば152)内の偏光分離膜(図示せず)により分離された2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように構成されている。
【0031】
すなわち、この構成は、図1(A)において櫛形偏光分離プリズムアレイ151のプリズム境界線191と櫛形偏光分離プリズムアレイ152のプリズム境界線192とが互いに直交していることによっても示されている。
【0032】
このような構成により、偏光ビームスプリッタ111Cから射出された光束は、櫛形偏光分離プリズムアレイ151の偏光分離膜171により分離された2つの光束と、櫛形偏光分離プリズムアレイ152の偏光分離膜により分離された2つの光束とが、全て偏光方向を所定の方向に統一されたものとなる。
【0033】
本実施形態の偏光ビームスプリッタ11Cが、偏光ビームスプリッタ111Cを例として上述したような構成とされているのは、第1フライアイ11Bの形状に対応しているものである。すなわち、図1の偏光ビームスプリッタ111Cは実施例1の第1フライアイ111Bに対応したものである。
【0034】
この第1フライアイ111Bについては後に詳述するが、各レンズアレイ素子141、142は図4に示すように配設された構成とされている。第2フライアイ11Aでは液晶パネル23B、23G、23Rに略対応する形状のレンズアレイ素子が配列されているのに対し、この第1フライアイ111BではY軸付近の各レンズアレイ素子142はY軸方向に長い矩形状とされ、一方その両側の各レンズアレイ素子141はX軸方向に長い矩形状とされている。また、Y軸付近の各レンズアレイ素子142のX軸方向ピッチ(幅)はその両側の各レンズアレイ素子141のX軸方向ピッチよりも小さい。
【0035】
偏光ビームスプリッタ111Cは、この第1フライアイ111Bに対応したものであって、2つの櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152が、図1(A)に示すように、Y軸付近の各レンズアレイ素子142のX軸方向ピッチが相対的に小さい領域においてはY軸方向にプリズムペアが配列された櫛形偏光分離プリズムアレイ152が配設され、その両側の各レンズアレイ素子141のX軸方向ピッチが相対的に大きい領域においてはX軸方向にプリズムペアが配列された櫛形偏光分離プリズムアレイ151が配設されている。したがって、櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152の内部の偏光分離膜と反射膜が交互に配列される方向は、それらの各領域に対応する第1フライアイ111Bの各レンズアレイ素子141、142の矩形の長手方向と一致している。
【0036】
このような構成の偏光ビームスプリッタ11Cを用いることにより得られる作用効果について以下に述べる。
【0037】
偏光ビームスプリッタ11Cは第1フライアイ11Bの射出面近傍に位置し、その構成上、第1フライアイ11Bにおいて対応する1つのレンズアレイ素子より射出される全光量のうち、レンズアレイ素子の射出面積のうち1/2相当分からの光量しか偏光方向の揃った射出光とすることができない。これは、プリズムペアを構成する2つのプリズムのうち、内部に偏光分離膜が形成された第1のプリズムに入射する光量しか利用されないためである。
【0038】
したがって、光の利用効率を向上させるためには、光源像の形状に対応してレンズアレイ素子の射出面積のうちできるだけ光量の多い部分からの光を偏光ビームスプリッタ11Cに入射させる必要がある。これはまた、レンズアレイ素子の射出面積のうち偏光ビームスプリッタ11Cで利用可能となる部分からの射出光の光量が大きくなるように、第1フライアイ11Bのレンズアレイ素子を構成することでもある。
【0039】
このように、レンズアレイ素子射出面のどの2分の1部分からの光束を利用するかが重要となるのは、第1フライアイ11Bのレンズアレイ素子の全面に亘り均等に光線が入射するのでなく、レンズアレイ素子上において光量が多く集まる部分が生じるためである。
【0040】
図5は、第1フライアイ11Bを構成するレンズアレイ素子のうちの1つについて、その面積を二等分する場合の2つの方法を示している。レンズアレイ素子の一般形状として横長矩形を例とした場合、(A)、(B)の同面積のレンズアレイ素子41に対し、斜線部はその2分の1の面積を示す。
【0041】
ここで、このレンズアレイ素子41の中心部に光量が多く集まるとした場合、同じ面積からの光量しか利用できないのならば、この横長矩形のレンズアレイ素子41においては(A)のような縦長矩形の斜線部からの光束を利用するのが効率的ということになる。すなわち、横長矩形のレンズアレイ素子41に対しては、(A)のようにレンズアレイ素子41長辺の中心側2分の1が短辺となるような縦長矩形部分からの光束が、後段の偏光ビームスプリッタ11Cのプリズムペアのうち内部に偏光分離膜が形成された第1のプリズムに入射するような構成が、光の利用効率上望ましいことになる。
【0042】
また、発光体4が、例えばアーク灯のように発光分布が小さな範囲にまとまったものである場合、光量の大きい範囲は光軸と直交する面においてほぼ円形状となるので、この光量の大きい範囲をできるだけ利用することが利用効率上望ましい。図5(A)、(B)を比較すると、それぞれの斜線部の外接円の面積に対し斜線部面積の割合が大きいのは明らかに(A)である。したがって、光量の大きい円形状の範囲をより効率的に利用し得る(A)のような面積の分割の仕方が望ましい。
【0043】
このような理由により、第1フライアイ111Bのように、Y軸付近の各レンズアレイ素子142のX軸方向のピッチをその両側の各レンズアレイ素子141のX軸方向のピッチよりも小さく構成している場合には、偏光ビームスプリッタ111Cの各櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152のサイズおよび配列を図1(A)の如く構成することにより、偏光ビームスプリッタ111Cの光束透過効率を上げることが可能となり、スクリーン上の投影像を明るいものとすることができる。
【0044】
この第1フライアイ111Bのように各レンズアレイ素子141、142の形状がそれぞれ大きく異なっている場合、従来からある偏光ビームスプリッタのように、プリズムペアが一方向にのみ配列された櫛型偏光分離プリズムアレイによるものであると、光量の大きいY軸付近の各レンズアレイ素子142からの光を有効に利用することができず、照明効率の低下を招いてしまう。本実施形態のようにレンズアレイ素子形状に応じて偏光ビームスプリッタを、互いにサイズの異なる櫛形偏光分離プリズムアレイの配列方向を略90度回転させて組み合わせれば、照明効率を向上させることができる。
【0045】
このような構成の偏光ビームスプリッタ11Cは、第1フライアイ11Bの各レンズアレイ素子形状がより多種類のものとなっていても有効である。その場合、必要に応じて櫛型偏光分離プリズムアレイの種類を増やすことができる。
【0046】
照明効率の点のみからいえば、最も効率的な偏光ビームスプリッタは、各レンズアレイ素子形状と各レンズアレイ素子による光源像の位置に対応して個々に偏光ビームスプリッタの形状を設計されたものの筈ではある。しかしながら、これでは部品のコストアップや組立精度による効率ダウンが発生することになる。
【0047】
本発明によれば、2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイのうち少なくとも1つの櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面と、他の櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように偏光ビームスプリッタを構成することにより、2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイを一方向にのみ配列させ前記2つの面が略平行となる偏光ビームスプリッタよりも光の利用効率がよく、かつ、コストや組立精度が考慮された偏光ビームスプリッタを得ることができる。
【0048】
なお、本実施形態の偏光ビームスプリッタは、光源部の発光体が点光源である場合よりも、むしろ光量の大きい部分が光軸と直交する面において面積的広がりを持つような光源であったり、レンズアレイ素子による光源像においても光量の大きい部分が面積的広がりを持つような場合に特に効果を有する。このような光源として例えば、発光体のワット数を大きくする場合や安価な発光体を用いる場合等があることから、本実施形態の偏光ビームスプリッタは、投射型表示装置の効率化やコスト低減にも寄与し得るものである。
【0049】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施例(本発明の比較例としての実施例3を含む)を説明する。なお、各実施例における符号は、上記実施形態および下記実施例において同様なものを示す場合はそれぞれ下2桁を一致させている。
【0050】
<実施例1>
実施例1に係る偏光ビームスプリッタおよびこれを用いた投射型表示装置は、略実施形態において説明したものである。
ただし、本実施例1においては、光源部110は、発光体104と放物面鏡よりなるリフレクタ101とからなる2つの光源部110A、110Bを光軸対称に、かつ互いに内側を向くように傾けて配設してなる。図3は、この投射型表示装置の光源部から偏光ビームスプリッタまでの構成を示している。
【0051】
実施形態における説明に加え、この投射型表示装置の光源部110、第1フライアイ111Bおよび偏光ビームスプリッタ111Cの関係について述べる。
【0052】
図3に示すように、2つの光源部110A、110Bからの光束は、インテグレータ部111の第2フライアイ111A上において互いに一部が重なるようにして1つのスポットを形成する。すなわち、第2フライアイ111Aの光軸付近(図3奥行方向)のレンズアレイ素子1個に対しそれぞれ光源部110A、110Bの左右2灯分の光量が重なって入射している。この2灯は光軸に対し角度を持って重なって入射しているので、後段の第1フライアイ111B上においても光源部110A、110Bからの光束はその一部が互いに重なる。そのため、図3および図4に示すように、第1フライアイ111Bの光軸付近(図4のY軸付近に相当する)では、その両側のレンズアレイ素子141の幅1ピッチに相当する部分に左右に2灯分の光量が集まる。
【0053】
ここで、もし、第1フライアイ111Bの構成が第2フライアイ111Aと同様に全て同一形状のレンズアレイ素子で、第1フライアイ111Bと第2フライアイ111Aで互いにレンズアレイ素子が1対1で対応しているとすれば、第1フライアイ111BのY軸付近のレンズアレイ素子では1つの素子につき左右2ヵ所に光源像が結像される。
【0054】
本実施例1では、このY軸付近の光量を有効に利用するために、第1フライアイ111Bにおいては、Y軸付近の各レンズアレイ素子142におけるX軸方向(光源部配列方向)のピッチを、その両側の各レンズアレイ素子141におけるX軸方向(光源部配列方向)のピッチよりも小さくし、第2フライアイ111Aのレンズアレイ素子1個に対しピッチの小さい2個のレンズアレイ素子142が対応している。すなわち、第1フライアイ111BのY軸付近のレンズアレイ素子142が、図4のようにその両側のレンズアレイ素子141に比べ2分の1の幅とされ、1つのレンズアレイ素子につき1つの光源像が結像されるように構成されている。これにより、2つの光源部110A、110Bからの光束が互いに重なり合う領域において、それぞれの光源像の中心部の明るい部分をできるだけ有効に活用し、光の利用効率を良好にすることができる。
【0055】
なお、Y軸付近の各レンズアレイ素子142はY軸方向(光源部配列方向に直交する方向)に長い矩形状とされ、一方その両側の各レンズアレイ素子141はX軸方向(光源部配列方向)に長い矩形状とされている。
【0056】
このように、第1フライアイ111Bは光源部110からの光量を効率よく利用できる構成とされており、さらに、図1のような偏光ビームスプリッタ111Cを用いることにより、照明効率が向上する。
【0057】
すなわち、この偏光ビームスプリッタ111Cは、実施形態において説明したように、2種類の櫛形偏光分離プリズムアレイ151、152が、図1(A)に示すように組み合わされている。すなわち第1フライアイ111Bにおいて2つの光源部110A、110Bからの光束が互いに重なり合うY軸付近の各レンズアレイ素子142からの光束は、Y軸方向(光源部配列方向に直交する方向)にプリズムペアが配列された櫛型偏光分離アレイ152に入射し、2つの光源部110A、110Bからの光束が互いに重なり合わない各レンズアレイ素子141からの光束は、櫛型偏光分離アレイ152の両側の、X軸方向(光源部配列方向)にプリズムペアが配列された櫛型偏光分離アレイ151に入射するように構成されている。
【0058】
そして、偏光ビームスプリッタ111Cに入射した光束は、この櫛形偏光分離プリズムアレイ151においては、内部の偏光分離膜171により、直進透過しλ/2位相差板161により偏光方向を変換されて射出される光束と、Y軸から遠ざかる方向に分離反射され反射膜172により反射されて射出される光束とに分離される。また、櫛形偏光分離プリズムアレイ152においては、内部の偏光分離膜(図示せず)により、直進透過し射出される光束と、図1(A)紙面上方向に分離反射され反射膜(図示せず)により反射されλ/2位相差板162により偏光方向を変換されて射出される光束とに分離される。櫛形偏光分離プリズムアレイ151内の偏光分離膜171により分離される2つの光束により形成される面と、他の櫛形偏光分離プリズムアレイ152内の偏光分離膜(図示せず)により分離される2つの光束により形成される面とは、互いに略直交する。
【0059】
また、図1(B)に示すように櫛形偏光分離プリズムアレイ152の各プリズムペアのピッチは、上記両側の領域における櫛形偏光分離プリズムアレイ151のプリズムペアのピッチよりも小さく形成されており、ピッチと厚みが比例するというこれらのプリズムペアの特性により、櫛形偏光分離プリズムアレイ152の光軸方向への厚みは、櫛形偏光分離プリズムアレイ151の光軸方向への厚みよりも薄く形成されている。
【0060】
このように本実施例に係る偏光ビームスプリッタ111Cは、櫛形偏光分離プリズムアレイ151により分離される2つの光束により形成される面と、櫛形偏光分離プリズムアレイ152により分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように構成されており、2つの光源部110A、110Bとそれに対応した第1フライアイ111Bとを備えた実施例1の投射型表示装置において光の利用効率がよく、かつ、コストや組立精度が考慮されたものである。
【0061】
なお、実施例1においては、光源部110を2つの発光体104およびリフレクタ101により構成しているが、光源部における発光体の数としては3つ以上とすることも可能である。さらに、本実施例は、光源部110に複数の発光体104が配設され、インテグレータ部111の光源部110からの光束が入射する位置において、光源部110から射出された有効光束のうち少なくとも一部の光束について、これら一部の光束の少なくとも一部断面領域が互いに重なり合うように構成されているが、必ずしも重なり合わなくてもよい。
【0062】
このように複数の発光体が配設された光源部110とされた場合は、光源部110に応じて第1フライアイ111Aの各レンズアレイ素子形状や構成も異なり、これに応じて、偏光ビームスプリッタ111Bについても配列方向が互いに異なる櫛型偏光分離プリズムアレイを適宜組合せることにより、光の利用効率を上げることができる。
【0063】
<実施例2>
実施例2に係る偏光ビームスプリッタおよびこれを用いた投射型表示装置は、上述した実施形態と大略同様の構成とされている。
すなわち、この投射型表示装置は、図2のように、光源部10と、この光源部10から発せられた光束をミキシングして、光量分布の均一化を図るためのインテグレータ部11と、インテグレータ部11により均一光とされた光束に画像情報を担持せしめてスクリーンに投射するための投射部12とからなる。
【0064】
ここで、実施例1との相違点は、光源部10が1つの発光体4とリフレクタ1よりなる1灯式の光源とされたことにある。この発光体4は丸いランプであるので、放物面鏡1を用いた光源部10からの光量は光軸付近で大となる。照明ムラを小さくするために第2フライアイ11Aを介し第1フライアイ11Bに入射した場合でも、その光量分布は変わらないので、なるべくその部分の光を利用することが効率的ということになる。
【0065】
実施例2はこのように光源部10からの光束が強度分布を持っている場合の例である。したがって、この光源部10に対応して第1フライアイ11Bの形状も実施例1と異なり、偏光ビームスプリッタ11Cの構成も異なっている。図6に実施例2に係る第1フライアイ211Bを示し、図7に実施例2に係る偏光ビームスプリッタ211Cを示す。
【0066】
第1フライアイ211は、図6に示すように3種類のレンズアレイ素子241、242、243から構成されている。光軸付近の第1フライアイ211中央部は、長辺がX軸と平行な比較的大きい横長矩形のレンズアレイ素子242が配され、その周囲は比較的小さいレンズアレイ素子241、243が配されて、強度の大きい光軸付近の光を効率よく利用できる構成とされている。
【0067】
なお、実施例2の第2フライアイのレンズアレイ素子形状と構成は図示していないが、その各素子はライトバルブと共役関係にあるように設計されているため各素子は互いに同形状、同寸法のものが配列されている。ただし、この第2フライアイと第1フライアイ211Bの各レンズアレイ素子は1対1で対応し、第1フライアイ211Bのレンズアレイ素子241、242、243それぞれが1つの光源像を結ぶ。すなわち、第2フライアイの各レンズアレイ素子は必要な偏心操作を行なっている。
【0068】
この偏心操作により、図6において、第1フライアイ211Bの横長矩形の各レンズアレイ素子242は中央部分でなくそれぞれ射出面のよりY軸に近い部分に光源像を結ぶ。また、レンズアレイ素子242の紙面上下部分に配された横長矩形の各レンズアレイ素子243はそれぞれ射出面中央部分に光源像を結ぶ。また、レンズアレイ素子242の紙面左右部分に配された縦長矩形の各レンズアレイ素子241は、それぞれ中央部分でなくよりX軸に近い部分に光源像を結ぶ。
【0069】
偏光ビームスプリッタ211Cはこの第1フライアイ211Bの後段に配されるものであって、図7のように構成される。ここで、(A)はこの偏光ビームスプリッタ211Cを投射部側から見た構成図であり、(B)は(A)を紙面下側から見た平面図である。
【0070】
この偏光ビームスプリッタ211Cは、第1フライアイ211Bのレンズアレイ素子242から射出される光束が中央部の櫛型偏光分離プリズムアレイ252に、レンズアレイ素子241から射出される光束が櫛型偏光分離プリズムアレイ252の図7(A)紙面左右部分に配された櫛型偏光分離プリズムアレイ251に、レンズアレイ素子243から射出される光束が櫛型偏光分離プリズムアレイ252の図7(A)紙面上下部分に配された櫛型偏光分離プリズムアレイ253に、それぞれ入射するように構成されている。なお、各櫛型偏光分離プリズムアレイ251、252、253を構成するプリズムペアのピッチに比例し、各アレイの光軸方向への厚みは厚い方から順に櫛型偏光分離プリズムアレイ252、櫛型偏光分離プリズムアレイ251、櫛型偏光分離プリズムアレイ253となっている。
【0071】
このようにして、各レンズアレイ素子242のY軸側の2分の1面積から射出された光束が偏光ビームスプリッタ211Cの櫛型偏光分離プリズムアレイ252に入射し、内部の偏光分離膜273により、直進透過しλ/2位相差板262により偏光方向を変換されて射出される光束と、Y軸から遠ざかる方向に分離反射され反射膜274により反射されて射出される光束とに分離される。
【0072】
また、各レンズアレイ素子243の中央部分2分の1面積から射出された光束は偏光ビームスプリッタ211Cの櫛型偏光分離プリズムアレイ253に入射し、内部の偏光分離膜275において、直進透過しλ/2位相差板263により偏光方向を変換されて射出される光束と、分離反射され反射膜276により反射されて射出される光束とに分離される。その分離反射方向は、図7(A)で紙面上部の櫛型偏光分離プリズムアレイ253ではX軸と平行に紙面右方向であり、図7(A)で紙面下部の櫛型偏光分離プリズムアレイ253ではX軸と平行に紙面左方向である。
【0073】
また、各レンズアレイ素子241のX軸側の2分の1面積から射出された光束は偏光ビームスプリッタ211Cの櫛型偏光分離プリズムアレイ251に入射し、内部の偏光分離膜(図示せず)により、直進透過し射出される光束と、X軸から遠ざかる方向に分離反射され反射膜(図示せず)により反射されλ/2位相差板261により偏光方向を変換されて射出される光束とに分離される。
【0074】
すなわち、各レンズアレイ素子241、242、243からの光束は、各レンズアレイ素子241、242、243の長辺方向にプリズムペアを配列した櫛型偏光分離プリズムアレイ251、252、253に入射することになり、実施形態において図5を用いて説明したとおり、外接円に対する面積比率が大きく、効率よく光を透過することができる。
【0075】
なお、図5においては便宜的に光源像を中央部としているが、レンズアレイ素子241から櫛型偏光分離プリズムアレイ251に入射する場合のように、必ずしも素子の中心を基準に断面を分割していなくとも、照明効率的に不利というわけではない。
【0076】
このようにして、櫛形偏光分離プリズムアレイ251により分離される2つの光束により形成される面と、櫛形偏光分離プリズムアレイ252および253により分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように偏光ビームスプリッタ211Cを構成することにより、光の利用効率がよく、かつ、コストや組立精度が考慮された偏光ビームスプリッタおよびこれを用いた投射型表示装置を得ることができる。
【0077】
なお、本実施例の偏光ビームスプリッタ211Cは、光量の大きい光軸付近の光束を有効に利用するとともに、周辺部も含む各レンズアレイ素子241、242、243からの入射光束も各素子の射出光のうち光量の大きい部分を利用することになるので、効率のよいものとすることができる。
【0078】
<実施例3>
本発明の比較例としての実施例3に係る偏光ビームスプリッタおよびこれを用いた投射型表示装置も、実施形態と大略同様の構成とされている。
すなわち、この投射型表示装置は、図2のように、光源部10と、この光源部10から発せられた光束をミキシングして、光量分布の均一化を図るためのインテグレータ部11と、インテグレータ部11により均一光とされた光束に画像情報を担持せしめてスクリーンに投射するための投射部12とからなる。
【0079】
なお、実施例3も光源部10が1つの発光体4とリフレクタ1よりなる1灯式の光源である。
【0080】
実施例3の光源部10は発光分布の大きい発光体4を備えている。そのため、同形状、同寸法のレンズアレイ素子からなる第2フライアイ11A、および図8に示す同形状、同寸法のレンズアレイ素子341からなる第1フライアイ311Bにより結像される光源像は、図8の各レンズアレイ素子341上に示したように楕円形状が放射状に広がったようになる。一般的に、まとまりのよい光源、すなわち光源の発光分布が非常に小さな範囲にまとまっているものは、第1フライアイ上にできる光源像が円形に近い形をしているが、実施例3のように光源の発光分布が大きくなると光源像はこのようになる。
【0081】
偏光ビームスプリッタ311Cはこの第1フライアイ311Bの後段に配されるものであって、図9のように構成される。ここで、(A)はこの偏光ビームスプリッタ311Cを投射部側から見た構成図であり、(B)は(A)を紙面下側から見た平面図である。
【0082】
この偏光ビームスプリッタ311Cは、第1フライアイ311Bの最もX軸に近い各レンズアレイ素子341から射出される光束が櫛型偏光分離プリズムアレイ352に、また、これ以外の各レンズアレイ素子341から射出される光束が櫛型偏光分離プリズムアレイ352の図9(A)紙面上下部分に配された櫛型偏光分離プリズムアレイ351に、それぞれ入射するように構成されている。なお、各櫛型偏光分離プリズムアレイ351、352を構成するプリズムペアのピッチに比例し、各アレイの光軸方向への厚みは櫛型偏光分離プリズムアレイ352より櫛型偏光分離プリズムアレイ351が厚くなっている。
【0083】
このようにして、各レンズアレイ素子341のうち最もX軸側の各レンズアレイ素子341から射出された光束は偏光ビームスプリッタ211Cの櫛型偏光分離プリズムアレイ352に入射し、内部の偏光分離膜(図示せず)により、直進透過し射出される光束と、X軸から遠ざかる方向に分離反射され反射膜(図示せず)により反射されλ/2位相差板362により偏光方向を変換されて射出される光束とに分離される。
【0084】
また、これ以外の各レンズアレイ素子341から射出された光束は偏光ビームスプリッタ211Cの櫛型偏光分離プリズムアレイ351に入射し、内部の偏光分離膜371により、直進透過しλ/2位相差板361により偏光方向を変換されて射出される光束と、分離反射され反射膜372により反射されて射出される光束とに分離される。その分離方向は、図9(A)で紙面上部の櫛型偏光分離プリズムアレイ351はX軸と平行に紙面右方向であり、図9(A)で紙面下部の櫛型偏光分離プリズムアレイ351はX軸と平行に紙面左方向である。
【0085】
このようにして、最もX軸側の各レンズアレイ素子341から射出された光束については、X軸近傍に結像した楕円形状の光源像を担持した光束を有効に櫛型偏光分離プリズムアレイ352に入射させることができ、これ以外の各レンズアレイ素子341から射出された光束については、櫛型偏光分離プリズムアレイ351への入射光束に対する光源像部分の割合が多くなるように、各レンズアレイ素子341の長辺の中心側2分の1が短辺となるような縦長矩形部分からの光束を入射させることができる。
【0086】
したがって、実施例3に係る偏光ビームスプリッタ311Cは、楕円形状の光源像に合わせて光量の大きい部分を有効に利用し、効率よく光を透過することができる。
【0087】
実施形態において述べたように、光の利用効率の点のみからいえば、個々の各レンズアレイ素子341における楕円形状の光源像すべてに対応して、より細かい部材による偏光ビームスプリッタ311Cの形状を設計することが望ましい。しかしながら、これでは部品のコストアップや組立精度による効率ダウンが発生することになる。
【0088】
本実施例3のように、櫛形偏光分離プリズムアレイ351により分離される2つの光束により形成される面と、櫛形偏光分離プリズムアレイ352により分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように偏光ビームスプリッタ311Cを構成することにより、光の利用効率がよく、かつ、コストや組立精度が考慮された偏光ビームスプリッタおよびこれを用いた投射型表示装置を得ることができる。
【0089】
なお、光源部の発光分布が本実施例よりさらに大きく円形からはずれた場合、フライアイ素子のどの範囲の光が偏光ビームスプリッタに入射するのが最も効率的かは一概に規定することはできない。すなわち、図5を用いて上述したように、光源像が円形に近い形をしている場合は、図5(A)のように斜線部(偏光ビームスプリッタに入射する部分)の面積がその外接円の面積に占める割合が大きいほうが効率的であるが、光源部の発光分布が、例えば紙面横方向にのみ極端に長い楕円形のような場合は、(A)の斜線部面積から偏光ビームスプリッタに入射することが効率的とは限らなくなる。しかしながら、そのような光源部であっても、光軸に直交する面において光量分布に広がりがある場合は、本発明に係る偏光ビームスプリッタが有用である。
【0090】
なお、本実施形態において各櫛型偏光分離プリズムアレイのλ/2位相差板が配される面はこれに限定されるものではない。すなわち、この偏光ビームスプリッタから射出される光束の偏光方向が所定の方向に統一されていればよく、アレイを直進透過する偏光が射出される面に配されるλ/2位相差板がアレイ内部において分離反射後再反射された偏光が射出される面に配され、アレイ内部において分離反射後再反射された偏光が射出される面に配されるλ/2位相差板がアレイを直進透過する偏光が射出される面に配されるように構成することもできる。
【0091】
また、偏光分離プリズムアレイについて、一般に用いられているものに準じ、櫛型偏光分離プリズムアレイを直進透過し射出される偏光をP偏光とし、偏光分離膜により分離反射される偏光をS偏光として構成しているが、これに限定されるものではなく、両偏光を互いに逆にして偏光分離プリズムアレイを構成することもできる。
【0092】
なお、上記実施形態のものでは各光源部に放物面鏡からなるリフレクタを用いているが、平行光束を射出できるものであればこれに限られるものではない。
【0093】
また、上記実施形態のものではインテグレータ部として2枚の別体とされたフライアイによるものを用いているが、2つのフライアイが光軸方向に一体化されたものを用いるようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置によれば、光量の大きい部分の光量を有効に利用するために第1フライアイのレンズアレイ素子の形状が同一形状でない場合や、また、第1フライアイのレンズアレイ素子の形状は同一でも光源の特性により円形の光源像が結像されない場合であっても、2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイのうち少なくとも1つの櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面と、他の櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように構成することにより光の利用効率がよく、かつコストや組立精度が考慮された偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1による偏光ビームスプリッタの構成を示す図
【図2】本実施形態の偏光ビームスプリッタを備えた投射型表示装置の構成を示す図
【図3】実施例1の光源部から偏光ビームスプリッタまでの構成を示す図
【図4】実施例1における第1フライアイの構成を示す概念図
【図5】第1フライアイのレンズアレイ素子上での偏光ビームスプリッタによる面積分割例
【図6】実施例2における第1フライアイの構成を示す概念図
【図7】実施例2による偏光ビームスプリッタの構成を示す図
【図8】実施例3における第1フライアイの構成を示す概念図
【図9】実施例3による偏光ビームスプリッタの構成を示す図
【図10】従来の照明光学系の光源部から偏光ビームスプリッタまでの概略図
【図11】従来の照明光学系の光源部から偏光ビームスプリッタまでの概略図
【符号の説明】
1、101、901 リフレクタ
4、104、904 発光体
10、110、110A、110B、910 光源部
11、111 インテグレータ部
11A、111A、911A 第2フライアイ
11B、111B、211B、311B、911B 第1フライアイ
11C、111C、211C、311C、911C 偏光ビームスプリッタ
11D、28B、28G、28R、31 フィールドレンズ
12 投射部
20、27、29、30 全反射ミラー
21、22 ダイクロイックミラー
23B、23G、23R 液晶パネル
24 3色合成プリズム
24B、24R ダイクロイック面
25 投影レンズ
32 リレーレンズ
41、141、142、241、242、243、341
レンズアレイ素子
151、152、251、252、253、351、352
櫛型偏光分離プリズムアレイ
161、162、261、262、263、361、362、963
λ/2位相差板
171、273、275、371、971 偏光分離膜
172、274、276、372、972 反射膜
182 第2のプリズム
183 第1のプリズム
191、192 プリズム境界線

Claims (3)

  1. 光源部と、
    多数のレンズアレイ素子が配列されたフライアイレンズを少なくとも1つ備え前記光源部から射出された光の光量均一化を図るインテグレータ部と、
    該インテグレータ部からの出力光を所定の映像情報に応じて変調するライトバルブと、
    該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投影する投影レンズと、
    2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイおよび該2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイの各々の射出面側に配設されたλ/2位相差板からなり、光源部からの光束の偏光方向を所定の方向に統一する偏光ビームスプリッタであって、該2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイのうち少なくとも1つの櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面と、他の櫛形偏光分離プリズムアレイにより分離される2つの光束により形成される面とが、互いに略直交するように構成されている偏光ビームスプリッタと、を備え、
    前記フライアイレンズのうち前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズは、前記多数のレンズアレイ素子のうち、該フライアイレンズ上において光軸と直交するように設定されたX軸の方向に長い矩形状をなすレンズアレイ素子が配される領域と、該光軸および該X軸と直交するように設定されたY軸の方向に長い矩形状をなすレンズアレイ素子が配される領域とを有し、
    前記偏光ビームスプリッタは、前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズの近傍に配されるとともに、前記2つ以上の櫛形偏光分離プリズムアレイの各内部の偏光分離膜と反射膜とが交互に配される方向が、対応する前記領域毎の前記レンズアレイ素子の長手方向と一致するように構成されていることを特徴とする偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置。
  2. 前記光源部として、前記光軸を挟んで前記X軸の方向と平行な方向に並設された2つの光源部を備え、該2つの光源部からの各光束が、前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズ上の前記Y軸の付近において互いに一部重なるように構成されており、
    前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズは、前記多数のレンズアレイ素子のうち前記Y軸の付近に配されたレンズアレイ素子が、該Y軸の方向に長い矩形状をなすものとされていることを特徴とする請求項1記載の偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置。
  3. 前記光源部として、出力光束の光量分布が前記光軸付近で大となる1つの光源部を備え、
    前記ライトバルブに最も近いフライアイレンズは、前記多数のレンズアレイ素子のうち前記光軸の付近に配されたレンズアレイ素子が、該レンズアレイ素子の周囲に配された他のレンズアレイ素子と比較して大きく、かつ前記X軸の方向に長い矩形状をなすものとされていることを特徴とする請求項1記載の偏光ビームスプリッタを用いた投射型表示装置。
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