JP4148396B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD-Rドライブに代表されるランドプリピットにアドレス情報が書き込まれた記録型光ディスクを記録/再生する光ディスク装置に関し、特に、シーク時のレンズオフセットのためLPP信号に基づくアドレス取得失敗によるシーク時間の遅延を防ぐことのできる光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコンへの記録型光ディスク装置の標準搭載が急速に進み、パソコンの標準機能として認知されつつある。当初は記録型光ディスク装置の中でもCD-ROMと互換性があり、書き込みや書き換えが可能なCD−R/RWドライブがその大半を占めていたが、昨今はより高容量のDVD-ROMと互換性のあるDVD−Rドライブや、DVD−RWドライブ、ランダムアクセス可能なDVD-RAMドライブがパソコンに標準搭載される動きもあり、さらにはこれらの複合ドライブが市場に登場するなど、光ディスクドライブの高性能、高機能化はとどまるところを知らない。
【0003】
この記録型光ディスク装置のひとつである、DVD−Rドライブの構成図例を図9に示す。
図9において、ディスク101はスピンドルモータ102によって一定線速度あるいは一定角速度で回転制御される。この回転するディスク101に対してピックアップ103が、ディスクの内周側から外周側に半径方向に移動しながらレーザ光をディスク面上に照射して、その反射光の変化からディスク面上の情報を読み取っていく。ディスク面には、ディスク101の回転速度を制御するための回転速度制御情報に対応した周波数でウォブリングされた、情報を記録するための情報トラックと、前記情報トラックに隣接したランドトラックとが螺旋状に形成されている。前記情報トラックの外周方向に隣接したランドトラックには、前記情報トラックのアドレス情報がプリピットの形で記録されている。前記レーザー光は、情報トラックと両側に隣接したランドトラックに対して照射され、その反射光から情報トラックに記録された情報、ランドプリピット(LPP)に記録されたアドレス情報などを読み取っていく。ディスク面から読み出したデータは、アナログフロントエンドIC904に送られる。続いて、デジタルシグナルプロセッサIC905、デコーダIC906を経由して、ホスト908にデータが転送される。前述の通り、情報は螺旋状に記録されているため、時間の経過と共にピックアップ103は内周から外周に移動しなければならない。ピックアップ103の移動には2種類の方法があり、レンズ104をピックアップ103のハウジング内で動かしていく方法と、ピックアップ103が固定されているフィード901を動かす方法とがある。通常はまずレンズ104を動かしてトラックに追従させ、レンズ104がハウジングの中心より一定位置以上移動した時点で、フィード901を動かしてレンズ104をハウジングの中央に戻すという方法が用いられている。外部等からの命令で、ディスク面上の任意位置の情報を読み取る時はシーク処理を行う。シーク処理とは、目標位置のアドレス情報と、前記ランドトラックに形成されたランドプリピットから得られる現在位置のアドレス情報から、目的位置までのトラック数を計算し、この本数分だけピックアップ103を移動させる処理である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記シーク処理の直後は、ハウジング内でレンズが中心位置からシフトしている場合がある。このとき生成されるPP信号とレンズのシフト状態とを図2に示す。
図2(a)はレンズがピックアップ内の中心に位置している場合を示しており、照射されたビームスポット203は反射光の受け手であるフォトディテクタ204の中心に位置している。フォトディテクタ204はA、B、C、Dの4つに分割されており、PP信号は
(A+D)−(B+C)
という演算によって生成される。
【0005】
反射光はフォトディテクタ204のA、B、C、Dに均等に受光され、理想的には、上記の演算を行うことでトラック201に記録されたマークによる反射光量の変化(RF成分)はキャンセルされて、PP信号はトラックのウォブリング成分と隣接したランドトラックのLPP信号とだけになるが、実際にはRF成分のすべてをキャンセルすることが出来ず、図2(b)に示すようにある程度の幅を持った信号に外周側LPP信号205が重畳された信号が生成される。
図2(c)はレンズがピックアップ内でディスクの外周方向にシフトしている場合を示しており、照射されたビームスポット203は反射光の受け手であるフォトディテクタ204のA、D側に偏って位置している。
【0006】
反射光はフォトディテクタ204のA、Dに偏って受光される。特にトラック201に記録されたマークによる反射光量の変化(RF成分)のほとんどをA、Dで受光するため、上記の演算を行ってもRF成分はほとんどキャンセルされず、図2(d)に示すように外周側LPP信号205がRF成分からのノイズに埋もれた信号が生成される。図2(c)、(d)に示すようにレンズがハウジング内で外周方向にシフトしていた場合、外周方向に隣接したランドトラックのLPP信号が、ウォブリング信号に混入した情報トラックに記録されたほかの信号からのノイズの影響を受けて検出できない状態になることがある。そのため、レンズシフトを解消し、外周側LPP信号が検出できるようになるまでの間、アドレス情報が取得できずに次のシーク処理に遅延が発生してしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、短時間でシーク処理を終了させて目的のアドレスに到達することのできる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の光ディスク装置は、記録媒体の回転速度制御情報に対応した周波数で、情報を記録すべき情報トラックをウォブリングさせることにより前記回転速度制御情報が記録されている前記情報トラックと、前記情報トラックの外周方向に隣接し、該情報トラックのアドレス情報がプリピットの形で記録されているランドトラックとが螺旋状に形成されている、前記記録媒体を再生可能な光ディスク装置において、前記情報トラック及び前記情報トラックに隣接したランドトラックに対して光ビームを同時に照射し、当該光ビームの前記情報トラック及び前記ランドトラックからの反射光に基づいてPP信号を生成するPP信号生成手段と、前記PP信号に基づいて、該PP信号に含まれている前記ランドトラックからのプリピット信号であるLPP信号のうち、前記情報トラックの外周方向に隣接したランドトラックからのプリピット信号を検出する外周側LPP検出手段と、前記PP信号に基づいて、該PP信号に含まれているLPP信号のうち、前記情報トラックの内周方向に隣接したランドトラックからのプリピット信号を検出する内周側LPP検出手段と、前記外周側LPP検出手段により検出したLPP信号をもとに前記情報トラックのアドレス情報を取得する、もしくは前記内周側LPP検出手段により検出したLPP信号をもとに前記情報トラックよりも1本内周方向の情報トラックのアドレス情報を取得するLPPアドレス検出手段と、前記外周側LPP検出手段と、前記内周側LPP検出手段との動作を切替えるLPP検出切替手段と、前記情報トラックの外周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、前記PP信号ホールド手段によりピークホールドされたピークホールドPP信号のレベルと、前記ピーク値検出手段により検出された外周側LPP信号のピーク値とを比較する信号レベル比較器と、を備え、通常は前記外周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得し、シーク処理におけるトラック着地時に前記信号レベル比較器によって比較された前記ピークホールドPP信号のレベルと前記外周側LPP信号のピーク値との差が所定の閾値より小さい場合は、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得し、アドレス取得後に再び前記外周側LPP検出手段に戻すことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、レンズがピックアップ内で偏りのない状態において、前記PP信号ホールド手段によりピークホールドして取得したピークホールドPP信号のレベルを格納するピークホールドPP信号レベル格納手段と、を備え、前記ピークホールドPP信号レベル格納手段により格納されるピークホールドPP信号レベルに所定の値を加えたものを第2の閾値とし、シーク処理におけるトラック着地時のピークホールドPP信号レベルが前記第2の閾値より大きい場合にも、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得することを特徴とするものである。
【0012】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、前記情報トラックの外周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、前記PP信号ホールド手段によりピークホールドされたピークホールドPP信号のレベルと、前記ピーク値検出手段により検出された外周側LPP信号のピーク値とを比較する第1の信号レベル比較器と、前記情報トラックの内周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のボトム値を検出するボトム値検出手段と、前記PP信号ホールド手段によりボトムホールドされたボトムホールドPP信号のレベルと、前記ボトム値検出手段により検出された内周側LPP信号のボトム値とを比較する第2の信号レベル比較器と、を備え、前記第2の信号レベル比較器によって比較された前記ボトムホールドPP信号のレベルと内周側LPP信号のボトム値との差に所定の値を加えたものを第3の閾値とし、シーク処理におけるトラック着地時に前記第1の信号レベル比較器によって比較された前記ピークホールドPP信号のレベルと前記外周側LPP信号のピーク値との差が前記第3の閾値よりも小さい場合にも、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得することを特徴とするものである。
【0013】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、前記PP信号からピックアップ内のレンズの位置情報信号を生成するレンズポジション信号生成手段を備え、シーク処理におけるトラック着地時に前記レンズポジション信号生成手段によって生成されたレンズポジション信号のレベルが所定の第4の閾値より大きい場合にも、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得することを特徴とするものである。
【0014】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記LPP検出切替手段により前記内周側LPP検出手段へ切替えた後、前記内周側LPP検出手段からアドレス情報が取得出来なかった場合、前記LPP検出切替手段は前記外周側LPP検出手段に切替え、かつ、アドレスの取得完了までの間、それ以上の切替えを行わないことを特徴とするものである。
【0015】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、ジャンプするトラックの本数を補正するジャンプ本数補正手段を備え、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記ジャンプ本数補正手段によって次シークのジャンプトラック本数を補正してから、次のシーク処理を行うことを特徴とするものである。
【0016】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、現在アドレス情報を補正するアドレス補正手段を備え、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記アドレス補正手段によって現在アドレス情報を補正してから、次のシーク処理を行うことを特徴とするものである。
【0017】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、シーク時にジャンプするトラックの本数を算出するジャンプ本数算出手段によって算出されたジャンプトラック本数が、所定の値以下であった場合、シーク処理におけるトラック着地後のアドレス取得完了までの間、前記LPP検出切替手段による切替えを行わず、前記外周側LPP信号からアドレスを取得することを特徴とするものである。
【0018】
本発明の請求項に記載の光ディスク装置は、請求項に記載の光ディスク装置において、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記内周側LPP検出手段から得られたアドレス情報がシーク目的位置であってもシーク完了とせずに、再度シーク処理を実行することを特徴とするものである。
【0019】
本発明の請求項1に記載の光ディスク装置は、請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記内周側LPP検出手段から得られたアドレス情報がシーク目的位置であった場合、前記LPP検出切替手段によって前記外周側LPP検出手段側に切替えて、前記外周側LPP検出手段からアドレスを取得し、シーク処理を続行することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による光ディスク装置について、図1、図2を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0021】
図1において、PP信号生成手段(PP信号検出手段)105は、ピックアップ103によって検出された光ディスク101からの戻り光に基づいてPP信号を生成し、LPP検出切替手段106は前記PP信号を外周側LPP検出手段107に送り、また外周側LPP信号によりアドレスの取得が難しい場合、内周側LPP検出手段108に送る。外周側LPP検出手段107と内周側LPP検出手段108とは、それぞれPP信号からヴォブリング信号に重畳された情報トラックの外側、又は内側のLPP信号を検出し、LPPアドレス検出手段109は外周側LPP検出手段107若しくは内周側LPP検出手段108からのLPP信号を元に、それぞれ光の照射している情報トラックのアドレス、もしくは前記情報トラックの1本内側の情報トラックのアドレスを検出するものである。
【0022】
通常は、LPP検出切替手段106は前記PP信号を外周側LPP検出手段107に送り、LPPアドレス検出手段109は外周側LPP検出手段107から得られる外周側LPP信号を用いて、レーザー光の照射している情報トラックのアドレスを取得しているが、図2(c)に示すように、シーク処理におけるトラック着地時にピックアップ103内でレンズ104がディスクの外周方向に偏っている場合、照射されたビームスポット203は、反射光の受け手であるフォトディテクタ204のA、D側に偏って位置しており、反射光はフォトディテクタ204のA、Dに偏って受光される。特に、トラック201に記録されたマークによる反射光量の変化(RF成分)のほとんどをA、Dで受光するため、PP信号生成のための演算
(A+D)−(B+C)
を行ってもRF成分はほとんどキャンセルされず、図2(d)に示すように、外周側LPP信号205がRF成分からのノイズに埋もれてしまい、アドレスが検出できない状態になることがある。
【0023】
このような、外周側LPP検出手段107からの信号の元に、LPPアドレス検出手段109はアドレスが取得できなかった場合、LPP検出切替手段106は内周側LPP検出手段108へ切替える。このときの内周側のLPP信号はB、Cで受光されているので、内周側LPP信号206はレンズがピックアップ内の中心に位置している場合と同様の信号が得られるため、レーザー光の照射している情報トラックよりも1つ内周側の情報トラックのアドレス情報を取得することができる。
【0024】
次に、上記のような構成を有する光ディスク装置の動作について説明する。
まず、ディスク面からの戻り光からPP信号生成手段105によってPP信号が生成される。生成されたPP信号は、LPP検出切替手段106によって、外周側LPP検出手段107へ送られる。
前記PP信号が外周側LPP検出手段107に送られると、外周側LPP検出手段107は、前記PP信号から、レーザー光の照射している情報トラックの外周側に隣接したランドトラックにあるプリピットにより得られるLPP信号を検出し、LPPアドレス検出手段109へ送る。LPPアドレス検出手段109は、外周側LPP検出手段107により得られたLPP信号から、レーザー光の照射している情報トラックのアドレス情報を検出する。
【0025】
上記ステップで情報トラックのアドレス情報を検出できなかった場合、LPP検出切替手段106は内周側LPP検出手段108に切り替えて、PP信号を内周側LPP検出手段108に送る。
【0026】
このように、前記PP信号が内周側LPP検出手段108に送られると、内周側LPP検出手段108は、PP信号から、レーザー光の照射している情報トラックより、1つ内周側の情報トラックの外周側に隣接したランドトラックにあるプリピットにより得られるLPP信号を検出し、LPPアドレス検出手段109へ送る。LPPアドレス検出手段109は、内周側LPP検出手段108から得られたLPP信号から、レーザー光の照射している情報トラックよりも、1つ内周側の情報トラックのアドレス情報を検出する。
【0027】
上記のようにして、トラック着地時のアドレスを取得できれば、目標アドレスと比較して、次のシークに移る。
もし、LPP検出切替手段106によって内周側LPP検出手段108へ切替えてもなお、アドレスの取得が出来なかった場合は、LPP検出切替手段106によって再度外周側LPP検出手段107への切替えを行うが、アドレスが取得できるまでこれ以上のLPP検出切替手段106による切替えは行わない。これは、一度内周側LPP検出手段108でアドレスの取得が出来なかった場合に、外周側LPP検出手段107と内周側LPP検出手段108とのこれ以上の切替えを繰り返すことを防ぐためである。
【0028】
このように、本実施の形態1では、外周側LPP検出手段と、内周側LPP検出手段と、LPP検出切替手段とを設けるようにしたので、外周側LPP検出手段を用いてアドレスの取得が出来なかった場合に、LPP検出切替手段が内周側LPP検出手段に切り替え、内周側LPP信号からアドレスを取得することにより、レンズのピックアップ内での偏りが解消されるまで待つことなく次のシークが行えるため、シーク時間の遅延を最小に抑えることが出来る。
【0029】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2による光ディスク装置について、図3、図4を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態2による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0030】
図3において、ピーク値検出手段301は、光ディスクからの戻り光を元に生成されたPP信号402に含まれる、レーザー光の照射されている情報トラックのアドレスを示す外周側LPP信号401のピーク値403を検出するもので、同様にボトム値検出手段302は、PP信号402に含まれる、レーザー光の照射されている情報トラックよりも1つ内周側の情報トラックのアドレスを示す内周側LPP信号409のボトム値410を検出するものである。そして、PP信号ホールド手段303は、PP信号402のピークホールドまたはボトムホールドを行い、ピークホールドPP信号404またはボトムホールドPP信号411を生成するものである。また、演算手段1(304)は、外周側LPP信号のピーク値403とピークホールドPP信号404とを比較し、そのレベル差405を算出し、演算手段2(305) は、内周側LPP信号のボトム値410とボトムホールドPP信号411を比較し、そのレベル差412を算出するものである。なお、閾値発生手段306は、それぞれの比較判定方法に対応する閾値を生成するもので、レベル比較器307は、それぞれの比較判定方法に対応するレベル差と、前記閾値とを比較し、その比較結果をLPP検出切替手段106の切り替えの判断基準とするものである。
【0031】
なお、その他の構成は、前述した実施の形態1と同様なため、同じ符号を付しており、その説明を省略する。
次に、上記のような構成を有する本実施の形態2による光ディスク装置の動作について、図面を参照しながら説明する。
まず、ディスク面からの戻り光からPP信号検出手段105によってPP信号402が生成される。生成されたPP信号402は、ピーク値検出手段301、ボトム値検出手段302、PP信号ホールド手段303、及びLPP検出切替手段106へ送られる。
【0032】
ピーク値検出手段301は、PP信号402に含まれる外周側LPP信号401のピーク値403を検出する。同様にボトム値検出手段302は、PP信号402に含まれる内周側LPP信号409のボトム値410を検出する。PP信号ホールド手段303は、PP信号402のピークホールドまたはボトムホールドを行い、ピークホールドPP信号404またはボトムホールドPP信号411を生成する。
【0033】
ピーク値403とピークホールドPP信号404とは演算手段1(304)に送られ、そのレベル差405が算出される。同様にボトム値410とボトムホールドPP信号411とは演算手段2(305)に送られ、そのレベル差412が算出される。ピークホールドPP信号404、レベル差405、及びレベル差412は、条件判定の方法に応じて必要とされるものがレベル比較器307もしくは、閾値発生手段306に送られ、LPP検出切替えの条件判定に使用される。
【0034】
図4(a) は、第1種の条件判定を示すものであり、ピークホールドPP信号404と外周側LPP信号のピーク値403とのレベル差405と、閾値発生手段306から得られる所定の閾値とをレベル比較器307に送られ、シーク処理におけるトラック着地時のレベル差405がレベル比較器307によって比較される。該レベル差405が閾値よりも小さい場合は、外周側LPP信号の検出ができない状態にあると判断し、LPP検出切替手段106によって、内周側LPP検出手段108へ切替える。
【0035】
また、図4(b)、図4(c) は第2種の条件判定を示すものであり、予めレンズ104がピックアップ内に偏りのない状態で、図4(b)に示すようなピークホールドPP信号404と基準電位406とのレベル差407を取得する。レベル差407は閾値発生手段306へ送られ、所定の値が足された後、閾値として閾値発生手段に格納される。シーク処理におけるトラック着地時、レベル比較器307は、図4(c)に示すように、ピークホールドPP信号404と基準電圧406とのレベル差408を計算して、閾値発生手段306に格納された閾値と比較を行う。該レベル差408が閾値よりも大きい場合は、情報トラックにより生成された信号からのノイズが増大して外周側LPP信号の検出ができない状態であると判断し、LPP検出切替手段106によって、内周側LPP検出手段108へ切替える。
【0036】
図4(d) は、第3種の条件判定を示すものであり、シーク処理におけるトラック着地時に、ボトムホールドPP信号411と内周側LPP信号のボトム値410とのレベル差412は閾値発生手段306へ送られ、所定の値が引かれた後、閾値として閾値発生手段306に格納される。ここで所定の値とは、事前にレンズの偏りを起こして外周側LPP信号からアドレスが取得できなくなるときのレベル差412とレベル差405との差を求めることで決定する。格納された閾値と、ピークホールドPP信号404と外周側LPP信号のピーク値403とのレベル差405とはレベル比較器307によって比較し、レベル差405が閾値よりも小さい場合は内周側LPP信号に比べて外周側LPP信号の検出が困難な状態にあると判断し、LPP検出切替手段106によって、内周側LPP検出手段108へ切替える。
【0037】
このように、通常は外周側LPP検出手段107を用いて、レーザー光の照射している情報トラックのアドレス情報を取得するが、上記の第1種の条件、第2種の条件、または第3種の条件を満たした場合、LPP検出切替手段106により内周側LPP検出手段108に切り替え、内周側LPP検出手段108を用いて、レーザー光の照射している情報トラックの1本内側の情報トラックのアドレス情報を取得する。
また、LPP検出切替手段106により切り替えを行った以降の動作、前述した実施の形態1ですでに述べたことと同様であるため、ここではその説明を省略する。
このように、本実施の形態2による光ディスク装置では、LPP信号のピーク値検出手段と、LPP信号のボトム値検出手段と、PP信号ホールド手段と、レベル比較器と、内周側LPP検出手段などとを設けるようにしたので、所定の条件を満たした場合に内周側LPP検出手段により生成された内周側LPP信号からアドレスを取得することで、レンズのピックアップ内での偏りが解消されるまで待つことなく次のシークが行え、シーク時間の遅延を最小に抑えることが出来る。
【0038】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3による光ディスク装置について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態3による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図5において、レンズポジション信号検出手段501は光ディスクからの戻り光を用いて、レンズがピックアップ103のハウジング内の位置を示す信号601を検出するもので、閾値発生手段502は、ピックアップ103のハウジング内でレンズ位置が外周側に偏っているため外周側LPP信号を検出できない限界値を、レンズの偏り閾値602として生成するものである。
なお、その他の構成は、前述した実施の形態1と同様なため、同じ符号を付しており、その説明を省略する。
【0039】
次に、上記のような構成を有する本実施の形態3による光ディスク装置の動作について、図面を参照しながら説明する。
まず、ディスク面からの戻り光に基づいて、PP信号生成手段105によってPP信号が生成され、またレンズポジション信号検出手段501によってレンズの位置を示すレンズポジション信号601が生成される。
生成されたレンズポジション信号601は、閾値発生手段502によって得られる閾値602とレベル比較器503によって比較される。
【0040】
通常、PP信号は外周側LPP検出手段107へ送られているが、シーク処理におけるトラック着地時に、レンズポジション信号601が前記閾値602を超えた場合は、レンズ104がピックアップ103内で外周側に偏ってしまい、外周側LPP信号の検出ができない状態にあると判断し、LPP検出切替手段106によって内周側LPP検出手段108へ切替える。
【0041】
このように、通常は外周側LPP検出手段107を用いて、レーザー光の照射している情報トラックのアドレス情報を取得するが、トラック着地時においてレンズの位置の偏りが閾値を超えた場合は、LPP検出切替手段106により内周側LPP検出手段108に切り替え、内周側LPP検出手段108を用いて、レーザー光の照射している情報トラックの1本内側の情報トラックのアドレス情報を取得する。
【0042】
また、LPP検出切替手段106により切り替えを行った以降の動作、前述した実施の形態1ですでに述べたことと同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0043】
このように、本実施の形態3による光ディスク装置では、レンズポジション信号検出手段と、閾値発生手段と、内周側LPP検出手段などとを設けるようにしたので、シーク処理におけるトラック着地時にレンズポジション信号を測定して、レンズの偏りにより外周側LPP検出手段からアドレス情報を取得出来ない状態であるかどうかを事前に検知し、できない場合、内周側LPP検出手段からアドレス情報を取得することで、前記ハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく、次のシーク処理に移行することができる。
【0044】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4による光ディスク装置について、図7、図8を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態4による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図7において、ジャンプ本数算出手段703は、シーク処理におけるジャンプするトラックの本数を算出するもので、ジャンプ本数比較手段705は、前記ジャンプ本数算出手段703により算出されたジャンプするトラックの本数と所定のトラックの本数とを比較するものである。
【0045】
また、アドレス補正手段702は、アドレスが内周側LPP検出手段108より取得された場合、前記アドレスに対して補正を行うものである。具体的には、アドレス補正手段702は、隣接したトラックの円周はほぼ同じであることを利用して次の式のように近似する。
補正アドレス=取得アドレス+(取得したアドレスにおける円周の長さ/セクタ長)
また、ジャンプ本数補正手段704は、アドレスが内周側LPP検出手段108より取得された場合、ジャンプ本数算出手段703により算出した目標のアドレスまでのジャンプするトラックの本数に対して補正を行うものである。具体的には、ジャンプ本数補正手段704は、取得したアドレスがレーザー光の照射されている情報トラック802よりも1つ内周側の情報トラック801のアドレスであることから、実際の着地点は取得したアドレスよりも1つ外周側になることを考慮してジャンプ本数を内周向きシークなら+1、外周向きシークなら−1することで補正を行う。
なお、その他の構成について、前述した実施の形態1と同様なため、同様な符号を付しており、その説明を省略する。
【0046】
次に、上記のような構成を有する光ディスク装置の動作について、図8を参照しながら説明する。
まず、ディスク面からの戻り光に基づいて、PP信号生成手段105によってPP信号が生成され、通常は生成されたPP信号は外周側LPP検出手段107に送られる。外周側LPP検出手段107は、レーザー光の照射している情報トラックの外周側に隣接したランドトラックにあるプリピットにより形成されたランドプリピット(LPP)信号を検出し、LPPアドレス検出手段109へ送る。LPPアドレス検出手段109は、外周側LPP検出手段107から得られたLPP信号から、アドレス情報を検出する。
【0047】
前記検出されたアドレス情報と目標位置アドレス701とを元に、ジャンプ本数算出手段703は、シーク処理におけるトラックのジャンプ本数を算出し、シーク処理を実行する。このときジャンプ本数比較手段705は、算出されたジャンプ本数と所定の本数とを比較し、ジャンプ本数が所定の本数以下(例えば100本以下)の場合、シーク目標位置に達する可能性が高いため、シーク目標位置に到達したかどうかの判断に内周側LPP信号から得られるアドレスを使用することを防ぐために、LPP検出切替手段106は、目標位置アドレスに到達するまでの間は、外周側LPP検出手段107に切り替えて固定し、シーク処理におけるトラック着地時には外周側LPP信号からアドレスを取得する。
【0048】
また、トラックのジャンプ本数が所定の本数以上の場合、シーク処理におけるトラック着地時に、前述した実施の形態1、実施の形態2、及び実施の形態3で述べた条件に応じて、LPP検出切替手段106は、外周側LPP検出手段107と内周側LPP検出手段108とを切替え、LPPアドレス検出手段109は外周側LPP信号または内周側LPP信号からアドレスを取得する。取得したアドレスが目標位置かどうかを判定し、目標位置に達していない場合は再度シーク処理を行う。
【0049】
なお、上記再度シーク処理をしようとする際、LPP検出切替手段106によって内周側LPP検出手段に切替えられていた場合、図8に示すように、レーザー光の照射されている情報トラック802の内周側ランドトラック810上のLPP806からアドレスを取得するので、取得されたアドレスはレーザー光の照射されている情報トラック802よりも1つ内周側の情報トラック801のアドレスである。そこで、アドレス補正手段702によりアドレスを補正してからジャンプ本数算出手段703はトラックのジャンプ本数を算出し、もしくはジャンプ本数算出手段703により算出したジャンプ本数にジャンプ本数補正手段704が補正をかけた後に、シーク処理を実行する。
【0050】
一方、取得したアドレスが目標位置であった場合は、LPP検出切替手段106によって内周側LPP検出手段に切替えられていたかどうかを判定し、もし、内周側LPP検出手段に切替えられていた場合は、再度シーク処理を行う(経路1)か、LPP検出切替手段106によって外周側LPP検出手段に切替えてアドレスを再取得してシーク処理を続行するか(経路2)を選択し、シーク完了とはしない。取得したアドレスが目標位置であり、かつ、LPP検出切替手段106によって外周側LPP検出手段に切替えられていた場合は目標位置に到達したと判断し、シーク完了とする。
【0051】
このように、本実施の形態4による光ディスク装置では、アドレス補正手段と、ジャンプ本数算出手段と、ジャンプ本数補正手段と、ジャンプ本数比較手段と、内周側LPP検出手段などとを設けるようにしたので、より速く、正確なアドレス、及びジャンプ本数を求めることで、目的アドレスに速く到達することができる。また、短距離のシークと長距離のシークとを区別するようにし、短距離シークのときはシーク目標位置に達する可能性が高いため、内周側LPP検出手段を使用せずに外周側LPP検出手段を使用し、長距離のシークで内周側LPP信号からアドレスを取得した場合はアドレスおよびジャンプ本数の補正を行い、かつ、内周側LPP信号から取得したアドレスがシーク目的位置であってもシーク完了と判断せずに内周側LPP検出手段を用いて再度シークを行うか、又は外周側LPP信号からアドレスを取得し直すことで内周側LPP信号を使用しつつ正確なシーク処理を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る光ディスク装置によれば、情報トラックの外周方向に隣接したランドトラックのLPP信号検出を検出する外周側LPP検出手段とは別に、情報トラックの内周方向に隣接したランドトラックのLPP信号を検出する内周側LPP検出手段を設け、これらを切替えて使用するようにしたので、外周側LPP検出手段からLPP信号を検出できないとき、内周側LPP検出手段からのLPP信号を用いてアドレス情報を取得することで、ピックアップハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく、着地地点のおおよそのアドレスを元に次のシーク処理に移ることが出来るため、従来技術における次のシーク処理までの遅延を解消し、アクセスタイムの向上を図ることができるという効果がある。
【0053】
また、本発明によれば、上記光ディスク装置において、外周側LPP検出手段により得られるLPP信号からのアドレス取得が出来なかった場合、内周側LPP検出手段に切り替えるようにしたので、ピックアップハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく、着地地点のおおよそのアドレスを元に次のシーク処理に移ることが出来るため、従来技術における次のシーク処理までの遅延を解消し、アクセスタイムの向上を図ることができるという効果がある。
【0054】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、情報トラックの外周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のピーク値を検出するピーク値検出手段と、PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段とを設け、ピークホールドされたPP信号と外周側LPP信号のピーク値との差が所定の閾値よりも小さい場合に、内周側LPP検出手段に切り替えるようにしたので、ピークホールドPP信号のレベルと前記外周側LPP信号のピーク値との差を取得することでアドレス情報を取得出来ない状態であることを事前に検知し、内周側LPP検出手段からアドレス情報を取得することで、ピックアップハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく、着地地点のおおよそのアドレスを元に次のシーク処理に移ることが出来るため、従来技術における次のシーク処理までの遅延を解消し、アクセスタイムの向上を図ることができるという効果がある。
【0055】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、レンズに偏りのない状態でのピークホールドPP信号レベルとシーク処理におけるトラック着地時でのピークホールドPP信号レベルとを比較し、所定の閾値を超えた場合、内周側LPP検出手段に切り替えるようにしたので、外周側LPP検出手段からアドレス情報を取得出来ない状態であることを事前に検知し、内周側LPP検出手段からアドレス情報を取得することで、ハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく次のシーク処理を可能にすることができるという効果がある。
【0056】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、前記情報トラックの外周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、前記PP信号ホールド手段によりピークホールドされたピークホールドPP信号のレベルと、前記ピーク値検出手段により検出された外周側LPP信号のピーク値とを比較する第1の信号レベル比較器と、前記情報トラックの内周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のボトム値を検出するボトム値検出手段と、前記PP信号ホールド手段によりボトムホールドされたボトムホールドPP信号のレベルと、前記ボトム値検出手段により検出された内周側LPP信号のボトム値とを比較する第2の信号レベル比較器と、を備え、前記第2の信号レベル比較器によって比較された前記ボトムホールドPP信号のレベルと内周側LPP信号のボトム値との差に所定の値を加えたものを閾値とし、前記第1の信号レベル比較器によって比較された前記ピークホールドPP信号のレベルと前記外周側LPP信号のピーク値との差が前記閾値よりも小さい場合、内周側LPP検出手段に切り替えるようにしたので、外周側LPP信号と内周側LPP信号とのレベル差を比較することで、外周側LPP検出手段からアドレス情報を取得出来ない状態であることを事前に検知し、内周側LPP検出手段からアドレス情報を取得することで、ハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく、次のシーク処理を可能にすることができるという効果がある。
【0057】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、PP信号からピックアップ内のレンズの位置情報信号を生成するレンズポジション信号生成手段を備え、前記レンズポジション信号生成手段によって生成されたレンズポジション信号のレベルが所定の閾値を超えた場合、内周側LPP検出手段に切り替えるようにしたので、レンズポジション信号のレベルを取得することで外周側LPP検出手段からアドレス情報を取得出来ない状態であることを事前に検知し、内周側LPP検出手段からアドレス情報を取得することで、ハウジング内でのレンズオフセットが解消されるまで待機することなく、次のシーク処理を可能にすることができるという効果がある。
【0058】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、LPP検出切替手段により内周側LPP検出手段へ切替えた後、前記内周側LPP検出手段からアドレス情報が取得出来なかった場合、前記LPP検出切替手段は前記外周側LPP検出手段に切替え、なお、アドレスの取得完了までの間、それ以上の切替えを行わないようにしたので、内周側LPP検出手段からアドレス情報が取得出来なかった場合に、外周側LPP検出手段のみを使用することで、LPP検出手段の切替えが繰り返されることによる遅延や、遅延が発生したときにレーザー光の照射されている情報トラックよりも、1つ内周側の情報トラックのアドレス情報を取得することを防ぐことができるという効果がある。
【0059】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、ジャンプするトラックの本数を補正するジャンプ本数補正手段を備え、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記ジャンプ本数補正手段によって次シークのジャンプトラック本数を補正してから、次のシーク処理を行うようにしたので、取得したアドレス情報がレーザー光の照射されている情報トラックよりも、1つ内周側の情報トラックのアドレス情報であることを考慮してジャンプ本数の補正を行うことで、正確なシーク処理を行い、シーク処理完了までの時間を短縮することができるという効果がある。
【0060】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、現在アドレス情報を補正するアドレス補正手段を備え、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記アドレス補正手段によって現在アドレス情報を補正してから、次のシーク処理を行うようにしたので、取得したアドレス情報がレーザー光の照射されている情報トラックよりも、1つ内周側の情報トラックのアドレス情報であることを考慮して現在アドレスの補正を行うことで、正確なシーク処理を行い、シーク処理完了までの時間を短縮することができるという効果がある。
【0061】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、シーク時にジャンプするトラックの本数を算出するジャンプ本数算出手段によって算出されたジャンプトラック本数が、所定の値以下であった場合、シーク処理におけるトラック着地後のアドレス取得完了までの間、前記LPP検出切替手段による切替えを行わず、前記外周側LPP信号からアドレスを取得するようにしたので、シーク目標位置に達する可能性の高い短距離のシークにおいて内周側LPP信号からアドレスを取得しないことで、トラック着地点よりも1つ内周側のトラックのアドレスを取得することを防ぎ、正確にシーク目標位置に到達することができるという効果がある。
【0062】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、LPP検出切替手段によって内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記内周側LPP検出手段から得られたアドレス情報がシーク目的位置であってもシーク完了とせずに、再度シーク処理を実行するようにしたので、内周側LPP検出手段から取得したアドレス情報がシーク目的位置であってもシーク完了と判断せずに内周側LPP検出手段を用いて再度シークを行うことで、目標位置よりも1つ外周のトラックに着地した状態でシーク処理を完了することを防ぐことができるという効果がある。
【0063】
本発明によれば、上記光ディスク装置において、LPP検出切替手段によって内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記内周側LPP検出手段から得られたアドレス情報がシーク目的位置であった場合、前記LPP検出切替手段によって外周側LPP検出手段側に切替えて、前記外周側LPP検出手段からアドレスを取得し、シーク処理を続行するようにしたので、レーザー光の照射されている情報トラックよりも1つ内周側の情報トラックのアドレス情報が目標位置となった時に、レーザー光の照射されている情報トラックのアドレスを取得し直すことで、目標位置よりも1つ外周のトラックに着地した状態で、シーク処理を完了することを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるレンズのシフト量と生成されるPP信号及びLPP信号との関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるPP信号及びLPP検出切替えの条件を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3におけるレンズのシフト量とレンズポジション信号との相関図である。
【図7】本発明の実施の形態4における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態4における着地トラックと取得されるアドレスを示す概念図である。
【図9】本発明の属する光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ディスク
102 スピンドルモータ
103 ピックアップ
104 レンズ
105 PP信号検出手段
106 LPP検出切替手段
107 外周側LPP検出手段
108 内周側LPP検出手段
109 LPPアドレス検出手段
201 情報トラック
202 ランドプリピット(LPP)
203 ビームスポット
204 フォトディテクタ
205 外周側LPP信号
206 内周側LPP信号
301 ピーク値検出手段
302 ボトム値検出手段
303 PP信号ホールド手段
304 演算手段1
305 演算手段2
306 閾値発生手段
307 レベル比較器
401 外周側LPP信号
402 PP信号
403 外周側LPP信号のピーク値
404 ピークホールドPP信号
405 外周側LPP信号のピーク値とピークホールドPP信号との差
406 基準電圧
407 レンズの偏りのない状態での基準電圧からのピークホールドPP信号レベル
408 レンズが外周側に偏った状態での基準電圧からのピークホールドPP信号レベル
409 内周側LPP信号
410 内周側LPP信号のボトム値
411 ボトムホールドPP信号
412 内周側LPP信号のボトム値とボトムホールドPP信号との差
501 レンズポジション信号検出手段
502 閾値発生手段
503 レベル比較器
601 レンズポジション信号
602 閾値
701 目標位置アドレス
702 アドレス補正手段
703 ジャンプ本数算出手段
704 ジャンプ本数補正手段
705 ジャンプ本数比較手段
801 情報トラック1
802 情報トラック2
803 情報トラック3
804 情報トラック4
805 ビームスポット
806 情報トラック1に対するLPP
807 情報トラック2に対するLPP
808 情報トラック3に対するLPP
809 情報トラック4に対するLPP
810 情報トラック2の内周側ランドラック
811 情報トラック2の外周側ランドラック
901 フィード
902 フィードモータ
903 ドライバIC
904 アナログフロントエンドIC
905 デジタルシグナルプロセッサIC
906 デコーダIC
907 CPU
908 ホスト

Claims (10)

  1. 記録媒体の回転速度制御情報に対応した周波数で、情報を記録すべき情報トラックをウォブリングさせることにより前記回転速度制御情報が記録されている前記情報トラックと、前記情報トラックの外周方向に隣接し、該情報トラックのアドレス情報がプリピットの形で記録されているランドトラックとが螺旋状に形成されている、前記記録媒体を再生可能な光ディスク装置において、
    前記情報トラック及び前記情報トラックに隣接したランドトラックに対して光ビームを同時に照射し、当該光ビームの前記情報トラック及び前記ランドトラックからの反射光に基づいてプッシュプル(以下、PPと称す)信号を生成するPP信号生成手段と、
    前記PP信号に基づいて、該PP信号に含まれている前記ランドトラックからのプリピット信号であるランドプリピット(以下、LPPと称す)信号のうち、前記情報トラックの外周方向に隣接したランドトラックからのプリピット信号を検出する外周側LPP検出手段と、
    前記PP信号に基づいて、該PP信号に含まれているLPP信号のうち、前記情報トラックの内周方向に隣接したランドトラックからのプリピット信号を検出する内周側LPP検出手段と、
    前記外周側LPP検出手段により検出したLPP信号をもとに前記情報トラックのアドレス情報を取得する、もしくは前記内周側LPP検出手段により検出したLPP信号をもとに前記情報トラックよりも1本内周方向の情報トラックのアドレス情報を取得するLPPアドレス検出手段と、
    前記外周側LPP検出手段と、前記内周側LPP検出手段との動作を切替えるLPP検出切替手段と、
    前記情報トラックの外周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、
    前記PP信号ホールド手段によりピークホールドされたピークホールドPP信号のレベルと、前記ピーク値検出手段により検出された外周側LPP信号のピーク値とを比較する信号レベル比較器と、を備え、
    通常は前記外周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得し、シーク処理におけるトラック着地時に前記信号レベル比較器によって比較された前記ピークホールドPP信号のレベルと前記外周側LPP信号のピーク値との差が所定の閾値より小さい場合は、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得し、アドレス取得後に再び前記外周側LPP検出手段に戻す、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、
    レンズがピックアップ内で偏りのない状態において、前記PP信号ホールド手段によりピークホールドして取得したピークホールドPP信号のレベルを格納するピークホールドPP信号レベル格納手段と、を備え、
    前記ピークホールドPP信号レベル格納手段により格納されるピークホールドPP信号レベルに所定の値を加えたものを第2の閾値とし、
    ーク処理におけるトラック着地時のピークホールドPP信号レベルが前記第2の閾値より大きい場合にも、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得する、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記情報トラックの外周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記PP信号のピークまたはボトムをホールドするPP信号ホールド手段と、
    前記PP信号ホールド手段によりピークホールドされたピークホールドPP信号のレベルと、前記ピーク値検出手段により検出された外周側LPP信号のピーク値とを比較する第1の信号レベル比較器と、
    前記情報トラックの内周側に隣接したランドトラックからのLPP信号のボトム値を検出するボトム値検出手段と、
    前記PP信号ホールド手段によりボトムホールドされたボトムホールドPP信号のレベルと、前記ボトム値検出手段により検出された内周側LPP信号のボトム値とを比較する第2の信号レベル比較器と、を備え、
    前記第2の信号レベル比較器によって比較された前記ボトムホールドPP信号のレベルと内周側LPP信号のボトム値との差に所定の値を加えたものを第3の閾値とし、
    シーク処理におけるトラック着地時に前記第1の信号レベル比較器によって比較された前記ピークホールドPP信号のレベルと前記外周側LPP信号のピーク値との差が前記第3の閾値よりも小さい場合にも、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得する、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  4. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記PP信号からピックアップ内のレンズの位置情報信号を生成するレンズポジション信号生成手段を備え、
    シーク処理におけるトラック着地時に前記レンズポジション信号生成手段によって生成されたレンズポジション信号のレベルが所定の第4の閾値より大きい場合にも、前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段に切替えて前記内周側LPP検出手段を通じてアドレス情報を取得する、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記LPP検出切替手段により前記内周側LPP検出手段へ切替えた後、前記内周側LPP検出手段からアドレス情報が取得出来なかった場合、前記LPP検出切替手段は前記外周側LPP検出手段に切替え、かつ、アドレスの取得完了までの間、それ以上の切替えを行わない、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    ジャンプするトラックの本数を補正するジャンプ本数補正手段を備え、
    前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記ジャンプ本数補正手段によって次シークのジャンプトラック本数を補正してから、次のシーク処理を行う、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    現在アドレス情報を補正するアドレス補正手段を備え、
    前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記アドレス補正手段によって現在アドレス情報を補正してから、次のシーク処理を行う、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    シーク時にジャンプするトラックの本数を算出するジャンプ本数算出手段によって算出されたジャンプトラック本数が、所定の値以下であった場合、シーク処理におけるトラック着地後のアドレス取得完了までの間、前記LPP検出切替手段による切替えを行わず、前記外周側LPP信号からアドレスを取得する、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  9. 請求項に記載の光ディスク装置において、
    前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記内周側LPP検出手段から得られたアドレス情報がシーク目的位置であってもシーク完了とせずに、再度シーク処理を実行する、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
  10. 請求項1から請求項のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記LPP検出切替手段によって前記内周側LPP検出手段側に切替えられている場合、前記内周側LPP検出手段から得られたアドレス情報がシーク目的位置であった場合、前記LPP検出切替手段によって前記外周側LPP検出手段側に切替えて、前記外周側LPP検出手段からアドレスを取得し、シーク処理を続行する、
    ことを特徴とした光ディスク装置。
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