JP4147308B2 - アンカーボルト施工治具及びアンカーボルトの固定方法 - Google Patents

アンカーボルト施工治具及びアンカーボルトの固定方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物ユニットが設置される基礎のL字形部分又はT字形部分に埋設されるアンカーボルトを、基礎を形成する型枠内の所定位置に、コンクリートを打設するのに先立って保持するアンカーボルト施工治具及びそれを用いたアンカーボルトの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ユニット住宅等のユニット建物を建造するに際し、ユニット建物を構成する建物ユニットが設置される基礎のL字形部分又はT字形部分の所定位置に、アンカーボルトを埋設する必要がある。
尚、建物ユニットが設置される基礎には、アンカーボルトの埋設位置等の仮想基準線として、「モジュール芯」が定められており、実作業的には、該モジュール芯上に糸を張設し、該糸をモジュール芯の代わりに基準線とし、該糸の交差点を基準点としている。また、ユニット建物における基礎のL字形部分又はT字形部分に埋設されるアンカーボルトの埋設位置は、一般的に規格化されており、モジュール芯の交差点(前記糸の交差点)からのアンカーボルト埋設位置までの距離が、1〜3種類程度の所定距離となっている。
【0003】
従来、建物ユニットが設置される基礎のL字形部分又はT字形部分にアンカーボルトを埋設する場合には、基礎形成用の型枠を設置し、該型枠内にコンクリートを打設した後コンクリートの硬化前に、前記糸(モジュール芯)上の所定位置に、いわゆる田植え方式でアンカーボルトを埋設していた。このような方法でアンカーボルトを基礎に埋設する場合、一応、基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置を決めることができる。
しかし、上述の田植え方式では、糸の交差点(基準点)から、基礎の長手方向におけるアンカーボルトの埋設位置を採寸して求めているため、かかるアンカーボルトの埋設位置を正確に決めるのは容易ではない。また、アンカーボルトを硬化前のコンクリートに鉛直に埋設することは容易ではなく、仮にアンカーボルトを鉛直に埋設したとしても、コンクリートが硬化するまでの間に、アンカーボルトが傾いてしまうことがあった。
【0004】
特開2002−88775号公報には、基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置を決めることのできるアンカーボルト施工治具が記載されている。
しかし、前記公報に記載のアンカーボルト施工治具を用いた場合においても、基礎の長手方向におけるアンカーボルトの埋設位置は、前述の田植え方式と同様に、モジュール芯上に張設した糸の交差点(基準点)から採寸して求めており、基礎の長手方向におけるアンカーボルトの埋設位置を正確に決めるのは容易ではない。また、前記公報に記載のアンカーボルト施工治具では、コンクリートの硬化中におけるアンカーボルトの鉛直保持能が充分ではなかった。
【0005】
従って、本発明の目的は、基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置及び基礎の長手方向におけるアンカーボルトの埋設位置を簡便に且つ高精度で決めることができると共に、コンクリートの硬化中にアンカーボルトを容易に鉛直に保持することができるアンカーボルト施工治具及びそれを用いたアンカーボルトの固定方法を提供することにある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−88775号公報
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物ユニットが設置される基礎のL字形部分又はT字形部分に埋設されるアンカーボルトを、基礎を形成する型枠内における前記L字形部分又はT字形部分のモジュール芯の交差点を基準点とした所定位置に、コンクリートを打設するのに先立って保持する、アンカーボルト施工治具であって、前記基礎の幅方向における前記型枠の内側縁からのアンカーボルトの埋設位置を決める幅方向位置決め部と、前記基礎の長手方向における前記基準点からのアンカーボルトの埋設位置を決める長手方向位置決め部とからなり、前記幅方向位置決め部を横部材とし前記長手方向位置決め部を縦部材として両者が一体的に連結されてT字形に形成されている、実質的に同一形状の少なくとも第1及び第2の略T字形板状部材からなり、前記長手方向位置決め部の所定位置に、前記第1及び第2略T字形板状部材を直交させて結合する直交結合孔が形成されており、また、前記幅方向位置決め部に、アンカーボルトを挿通し得る挿通孔が前記直交結合孔から、前記基準点と前記アンカーボルトの埋設位置との規格化された所定間隔と同一の間隔を置いて形成されており、更に、前記幅方向位置決め部に、前記挿通孔を前記モジュール芯上に配置した状態で前記略T字形板状部材を前記型枠に固定する固定手段が一体として備えられているアンカーボルト施工治具を提供することにより、上記目的と達成したものである。
【0008】
また、本発明は、前記アンカーボルト施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のL字形部分に固定するアンカーボルトの固定方法であって、基礎形成用の型枠を所定位置に所定形態で設置し、該型枠の設置後、該型枠を介して形成すべき基礎のモジュール芯上にそれぞれ糸を張設した後、先ず、形成すべき基礎のL字形部分用の型枠内に張設された第1及び第2の糸の交差点を基準点として、第1の前記略T字形板状部材を、その前記直交結合孔を該基準点に合わせ且つその前記挿通孔を前記第1の糸に合わせて配して、該第1の略T字形板状部材を、その前記固定手段により前記型枠に固定し、次いで、第2の前記略T字形板状部材を、その前記直交結合孔を前記第1の略T字形板状部材の直交結合孔に一致させて該第1の略T字形板状部材に該直交結合孔で回動自在に結合し且つ該第1の略T字形板状部材の長手方向位置決め部材を該第2の略T字形板状部材の長手方向位置決め部材に直交させた後、該第2の略T字形板状部材の前記挿通孔を前記第2の糸に合わせて配して、該第2の略T字形板状部材を、その前記固定手段により前記型枠に固定し、その後、前記第1及び第2の略T字形板状部材それぞれの前記挿通孔にアンカーボルトをそれぞれ挿通固定するアンカーボルトの固定方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のアンカーボルト施工治具(以下単に「施工治具」ともいう)を、その好ましい一実施形態の施工治具について、図1及び図2を参照して説明する。尚、図1においては、モジュール芯上に張設された糸の図示を省略してある。
本実施形態のアンカーボルト施工治具は、建物ユニットが設置される基礎のL字形部分又はT字形部分に埋設されるアンカーボルト7を、基礎を形成する型枠8内の所定位置に、コンクリートを打設するのに先立って保持するものである。
本実施形態のアンカーボルト施工治具は、前記基礎の幅方向におけるアンカーボルト7の埋設位置を決める幅方向位置決め部2と、前記基礎の長手方向におけるアンカーボルト7の埋設位置を決める長手方向位置決め部3とからなり、前記幅方向位置決め部2を横部材とし前記長手方向位置決め部3を縦部材として両者が一体的に連結されてT字形に形成されている、実質的に同一形状の少なくとも第1及び第2の略T字形板状部材1,1からなる。
【0010】
本実施形態のアンカーボルト施工治具においては、前記長手方向位置決め部3の所定位置に、前記第1及び第2略T字形板状部材1,1を直交させて結合する直交結合孔31が形成されている。また、前記幅方向位置決め部2に、アンカーボルト7を挿通し得る挿通孔21が前記直交結合孔31から所定間隔S1を置いて形成されている。更に、前記幅方向位置決め部2に、前記略T字形板状部材1を前記型枠8に固定する固定手段4が備えられている。
【0011】
また、本実施形態のアンカーボルト施工治具においては、前記長手方向位置決め部3に、前記略T字形板状部材1,1同士をそれぞれの前記長手方向位置決め部3を直列させて結合する長手方向結合孔32が、前記直交結合孔31に対して端部33寄りに所定間隔S2を置いて形成されている。
また、前記幅方向位置決め部2の両側部に、前記略T字形板状部材1,1同士をそれぞれの前記幅方向位置決め部2を直列させて結合するための幅方向結合孔22,23が、それぞれ前記挿通孔から所定間隔S3,S4を置いて形成されている。
尚、本発明のアンカーボルト施工治具における孔部同士の間隔(直交結合孔31と挿通孔21との間隔等)及び孔部と部材の端部との間隔(直交結合孔31と端部33との間隔等)は、各孔部の中心を基準とした間隔である。
【0012】
本実施形態のアンカーボルト施工治具は、前記略T字形板状部材1及び前記固定手段4からなるが、先ず、板状部材1について更に詳述する。
板状部材1は、図1及び図2に示すように、平面視で略T字形の金属板材に、所定の折曲加工や穿孔加工を施して形成されているものである。
T字形の縦部材である長手方向位置決め部3には、前記直交結合孔31が形成されている。該直交結合孔31は、後述するように、糸(モジュール芯)の交差点(基準点)Pに位置合わせする位置決め孔としての役割と、他の施工治具における直交結合孔31と一致させて、施工治具同士を直交させて結合する際の結合孔としての役割を有している。
【0013】
長手方向位置決め部3には、前記長手方向結合孔32が、前記直交結合孔31から長手方向位置決め部3の長手方向に沿って所定間隔S2を置いて形成されている。
該長手方向結合孔32は、後述するように、他の施工治具における長手方向結合孔32と一致させて、略T字形板状部材1,1同士をそれぞれの前記長手方向位置決め部3を直列させて結合する際の結合孔としての役割を有している。
前記所定間隔S2は、基礎の幅広部分(いわゆるダブルグリッド部分)における平行する2本のモジュール芯(糸)の間隔の半分となっており、図4及び図5に示す施工治具の用い方のように、2個の施工治具をそれぞれの長手方向結合孔32と一致させて、略T字形板状部材1,1同士をそれぞれの前記長手方向位置決め部3を直列させて結合したときに、2個の施工治具における長手方向結合孔32の間隔が、基礎のダブルグリッド部分における平行する2本のモジュール芯(糸)の間隔と一致するようになっている。
長手方向位置決め部3の端部33と直交結合孔31との長手方向位置決め部3の長手方向に沿った間隔は、所定間隔S7となっている。該所定間隔S7は、外型枠81の内側縁とモジュール芯(糸)Mとの間隔と同一となっている(図3及び図4参照)。
【0014】
T字形の横部材である幅方向位置決め部2には、前記挿通孔21が、前記直交結合孔31から長手方向位置決め部3の長手方向に沿って所定間隔S1を置いて形成されている。
該挿通孔21は、後述するように、アンカーボルト7の位置決め孔としての役割を有している。挿通孔21の内径は、アンカーボルト7の外形より若干大きく形成されている。前記所定間隔S1は、糸の交差点(基準点)Pとアンカーボルトの埋設位置(設計値)Qとの間隔と同一となっている(図3〜図5参照)。
幅方向位置決め部2における長手方向位置決め部3側の幅方向端部29と直交結合孔31との長手方向位置決め部3の長手方向に沿った間隔は、所定間隔S8となっている。該所定間隔S8は、内型枠82の内側縁(外型枠81側の側縁)とモジュール芯(糸)Mとの間隔と同一となっている(図3〜図5参照)。
【0015】
幅方向位置決め部2には、一方の前記幅方向結合孔22が、前記挿通孔21から幅方向位置決め部2の長手方向に沿って所定間隔S3を置いて形成されている。
該幅方向結合孔22は、後述するように、他の施工治具における幅方向結合孔22と一致させて、略T字形板状部材1,1同士をそれぞれの前記幅方向位置決め部2を直列させて結合するための結合孔としての役割を有している。
前記所定間隔S3は、基礎のダブルグリッド部分における平行する2本のモジュール芯(糸)の間隔の半分となっており、2個の施工治具をそれぞれの幅方向結合孔22と一致させて、略T字形板状部材1,1同士をそれぞれの前記幅方向位置決め部3を直列させて結合したときに、2個の施工治具における幅方向結合孔22の間隔が、基礎のダブルグリッド部分における平行する2本のモジュール芯(糸)M2,M3の間隔と一致するようになっている(図4及び図5参照)。
また、幅方向位置決め部2には、他方の前記幅方向結合孔23が、前記挿通孔21から幅方向位置決め部2の長手方向に沿って前記幅方向結合孔22とは反対側に所定間隔S4を置いて形成されている。
【0016】
幅方向位置決め部2の一方の端部27の近傍は折曲されて固定手段配設部25を形成し、該端部27の近傍には、該幅方向位置決め部2の上面から固定手段配設部25に亘って、折曲した長孔状の固定手段配設孔26が形成されている。
前記幅方向位置決め部2に、前記型枠8の内側縁へ当接する当接部24が設けられており、該当接部24を該型枠8の内側縁へ当接させることにより基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置を決めるようになしてある。詳細には、当接部24は、幅方向位置決め部2における、挿通孔21と固定手段配設部25との間(幅方向結合孔23と固定手段配設部25との間)において、幅方向位置決め部2の一部を切断し、下方に折曲して形成されている。
【0017】
当接部24の突き当て面と挿通孔21との幅方向位置決め部3の長手方向に沿った間隔は、所定間隔S5となっている。該所定間隔S5は、外型枠81の内側縁とモジュール芯(糸)Mとの間隔と同一となっている(図1及び図3〜図5参照)。
幅方向位置決め部2の他方の端部28と挿通孔21との幅方向位置決め部2の長手方向に沿った間隔は、所定間隔S6となっている。該所定間隔S6は、内型枠82の内側縁(外型枠81側の側縁)とモジュール芯(糸)Mとの間隔と同一となっている(図3及び図4参照)。
【0018】
本実施形態のアンカーボルト施工治具は、上述のように構成された板状部材1に、以下に説明するように固定手段4が設けられて構成されている。
固定手段配設部25の固定手段配設孔26には、前記固定手段4が配設されている。固定手段4は、ボルト部材41と該ボルト部材41と螺合するナット部材42とからなり、該ナット部材42は、固定手段配設部25の内面に固定されており、ボルト部材41は、幅方向位置決め部2の長手方向に配置している。
【0019】
次に、前記実施形態の施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のL字形部分に固定する本発明のアンカーボルトの固定方法を、その実施態様に基づいて、図3を参照しながら説明する。
尚、図3〜図5においては、略T字形板状部材1を型枠8に固定する固定手段4、アンカーボルト保持具5及び結合ボルト6、アンカーボルト7の図示を省略し、また、板状部材1においても、当接部24及び固定手段配設孔26の図示を省略して、本発明のアンカーボルトの用い方を模式的に図示している。また、第1〜第5の略T字形板状部材に係る符号については、該符号の末尾にそれぞれ「A」〜「E」を付してある。
【0020】
以下に、本実施態様のアンカーボルトの固定方法を、その固定順序に従って説明する。
図3(a)に示すように、基礎形成用の型枠8(外型枠81、内型枠82)を所定位置に所定形態で設置し、該型枠8の設置後、該型枠8を介して形成すべき基礎のモジュール芯上にそれぞれ糸を張設する。
【0021】
その後、図3(a)及び(b)に示すように、先ず、形成すべき基礎のL字形部分用の型枠8内に張設された第1の糸M1及び第2の糸M2の交差点P1を基準点として、第1の前記略T字形板状部材1Aを、その前記直交結合孔31Aを該基準点P1に合わせ且つその前記挿通孔21Aを前記第1の糸M1に合わせて配して、該第1の略T字形板状部材1Aを、その前記固定手段4(図1参照)により前記型枠8の外型枠81に固定する。
固定手段4による第1の略T字形板状部材1Aの外型枠81への固定について図1を参照して詳述すると、幅方向位置決め部2の当接部24を外型枠81の内側縁に当接させ、その状態で、ボルト部材41を外型枠81の外側縁に向けてナット部材42にネジ込み、当接部24の当接面とボルト部材41の頂部とで外型枠81を挟持することにより、第1の略T字形板状部材1を外型枠81に固定する。
【0022】
次いで、図3(b)及び(c)に示すように、第2の前記略T字形板状部材1Bを、その前記直交結合孔31Bを前記第1の略T字形板状部材1Aの直交結合孔31Aに一致させて該第1の略T字形板状部材1Aに該直交結合孔31Aで回動自在に結合する。更に、該第1の略T字形板状部材1Aの長手方向位置決め部材3Aを該第2の略T字形板状部材1Bの長手方向位置決め部材3Bに直交させる。そして、該第2の略T字形板状部材1Bの前記挿通孔21Bを前記第2の糸M2に合わせて配して、該第2の略T字形板状部材1Bを、その前記固定手段4(図1参照)により前記型枠8の外型枠81に固定する。
第1の略T字形板状部材1Aと第2の略T字形板状部材1Bとの結合は、結合ボルト6を用いて行う(図1参照)。また、固定手段4による第2の略T字形板状部材1Bの外型枠81への固定は、第1の略T字形板状部材1Aの場合と同じである。
【0023】
その後、前記第1及び第2の略T字形板状部材1A,1Bそれぞれの前記挿通孔21A,21Bにアンカーボルト7(図1参照)をそれぞれ挿通固定する。図1を参照して詳細に説明すると、本実施態様においては、ハット状の外形を有し且つ上下方向に貫通してアンカーボルト7を螺合し得る雌ネジが形成されているアンカーボルト保持具5を用いている。そして、アンカーボルト7をアンカーボルト保持具5に螺合結合し、その状態でアンカーボルト7を幅方向位置決め部2の挿通孔21(図2参照)に上方から挿入する。このように挿入すると、アンカーボルト保持具5のつば部が幅方向位置決め部2の上面に掛止し、アンカーボルト7が所定の高さで保持される。必要に応じ、アンカーボルト保持具5が幅方向位置決め部2に掛止した後、アンカーボルト保持具5に対するアンカーボルト7の位置を調整してもよい。
【0024】
前記交差点P1から所定距離S1離間した第1のモジュール芯M1上に第1のアンカーボルト埋設位置Q1が定められており、前記交差点P1から所定距離S1離間した第2のモジュール芯M2上に第2のアンカーボルト埋設位置Q2が定められているが、前記実施態様によりアンカーボルトを固定すれば、第1及び第2のアンカーボルト埋設位置Q1,Q2に、アンカーボルト7,7の固定位置が一致する。
【0025】
このように、前記実施形態のアンカーボルト施工治具を用いた本実施態様のアンカーボルトの固定方法によれば、基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置がモジュール芯上に張設された糸に合わせて決められ、基礎の長手方向におけるアンカーボルトの埋設位置が基準点(糸の交差点)からの挿通孔の形成位置で決められるため、アンカーボルトの埋設位置を簡便に且つ高精度で決めることができる。
また、アンカーボルトを挿通孔及びアンカーボルト保持具で鉛直に保持するので、コンクリートの硬化中にアンカーボルトを容易に鉛直に保持することができる。
更に、アンカーボルトをアンカーボルト保持具にネジ込み固定し、この状態でアンカーボルトを幅方向位置決め部の挿通孔に挿通しているので、アンカーボルトの高さも簡便に且つ高精度で決めることができる。
【0026】
また、本実施態様のアンカーボルトの固定方法によれば、前記実施形態のアンカーボルト施工治具における略T字形板状部材1の外形形状が前述の所定寸法に設定されているため、長手方向位置決め部3の端部33が外型枠81の内側縁と一致し、幅方向位置決め部2における幅方向端部29が内型枠82の内側縁(外型枠81側の側縁)と一致し、幅方向位置決め部2の他方の端部28が内型枠82の内側縁(外型枠81側の側縁)と一致し、施工治具の型枠への固定位置について簡便な目視チェックをすることができる。
【0027】
そして、本発明のアンカーボルト施工治具等を用いて所定のアンカーボルトのすべての固定を終えた後、型枠内にコンクリートを流し込めば、アンカーボルトの埋設された基礎を形成することができる。基礎が大きい場合等においては、必要に応じ、所定のアンカーボルトの一部の固定を終えた段階で、型枠内にコンクリートを流し込んで、アンカーボルトの埋設された基礎の一部を形成することもできる。
【0028】
前記実施形態のアンカーボルト施工治具は、図4及び図5に示す態様で用いることもできる。尚、図4及び図5に示す用い方の説明において特に説明しない点については、前記実施態様についての説明が適宜適用される。
図4に示す基礎のT字形部分は、図3に示す基礎のL字形部分をその一辺同士で結合したような形態を有している。図4に示す基礎のT字形部分においては、図4(a)に示すように、基礎のT字形部分におけるT字の横部分に沿う1本のモジュール芯M1上に第1の糸が張設されており、該T字形部分におけるT字の縦部分に沿う2本の平行するモジュール芯M2,M3上にそれぞれ第2及び第3の糸が張設されている。
また、第1のモジュール芯M1及び第2のモジュール芯M2の交差点P1から所定距離S1離間した第1のモジュール芯M1上に第1のアンカーボルト埋設位置Q1が定められており、第1のモジュール芯M1及び第3のモジュール芯M3の交差点P2から所定距離S1離間した第1のモジュール芯M1上に第2のアンカーボルト埋設位置Q2が定められている。
また、前記交差点P1から所定距離S1離間した第2のモジュール芯M2上に第3のアンカーボルト埋設位置Q3が定められており、前記交差点P2から所定距離S1離間した第3のモジュール芯M3上に第4のアンカーボルト埋設位置Q4が定められている。
このような図4(a)に示す基礎のT字形部分において、アンカーボルトを所定位置に固定するには、前記実施態様のアンカーボルトの固定方法を2回繰り返せばよい。
【0029】
また、前記実施形態の施工治具を4個用いて、図4(a)〜図4(c)に示す順序で、アンカーボルトを、形成すべき基礎のT字形部分に固定することもできる。
先ず、図4(a)及び(b)に示すように、形成すべき基礎のT字形部分用の型枠8内に張設された第1の糸M1及び第2の糸M2の交差点を第1の基準点P1として、第1の略T字形板状部材1Aを、その直交結合孔31Aを該第1の基準点P1に合わせ且つその挿通孔21Aを第1の糸M1に合わせて配して、該第1の略T字形板状部材1Aを、その固定手段4により型枠8の外型枠81に固定する。
また、形成すべき基礎のT字形部分用の型枠8内に張設された第1の糸M1及び第3の糸M3の交差点を第2の基準点P2として、第2の略T字形板状部材1Bを、その直交結合孔31Bを該第2の基準点P2に合わせ且つその挿通孔21Bを第1の糸M1に合わせて配して、該第2の略T字形板状部材1Bを、その固定手段4により型枠8の外型枠81に固定する。
【0030】
次いで、図4(b)及び(c)に示すように、第3の略T字形板状部材1Cを、その直交結合孔31Cを第1の略T字形板状部材1Aの直交結合孔31Aに一致させて該第1の略T字形板状部材1Aに該直交結合孔31Aで回動自在に結合する。
更に、該第1の略T字形板状部材1Aの長手方向位置決め部材3Aを該第3の略T字形板状部材1Cの長手方向位置決め部材3Cに直交させる。そして、該第3の略T字形板状部材1Cの挿通孔21Cを第2の糸M2に合わせて配して、該第3の略T字形板状部材1Cを、その固定手段4により型枠8の内型枠82に固定する。
【0031】
その後、第4の略T字形板状部材1Dを、その直交結合孔31Dを第2の略T字形板状部材1Bの直交結合孔31Bに一致させて該第2の略T字形板状部材1Bに該直交結合孔31Bで回動自在に結合する。
更に、該第2の略T字形板状部材1Bの長手方向位置決め部材3Bを該第4の略T字形板状部材1Dの長手方向位置決め部材3Dに直交させる。そして、該第4の略T字形板状部材1Dの挿通孔21Dを前記第3の糸M3に合わせて配して、該第4の略T字形板状部材1Dを、その固定手段4により型枠8の内型枠83に固定する。
図4(a)〜図4(c)に示す順序のアンカーボルトの固定方法においても、前記実施態様の固定方法と同様の効果が得られる。
【0032】
また、前記実施形態の施工治具を5個用いて、図5(a)〜図5(d)に示す順序で、アンカーボルトを、形成すべき基礎のT字形部分に固定することもできる。
先ず、図5(a)及び(b)に示すように、形成すべき基礎のT字形部分用の型枠8内に張設された第1の糸M1及び第2の糸M2の交差点P1から所定距離(2×S2)離間した第2のモジュール芯M2上の点P3を第3の基準点として、第1の略T字形板状部材1Aを、その直交結合孔31Aを該第3の基準点P3に合わせ且つその挿通孔21Aを第2の糸M2に合わせて配して、該第1の略T字形板状部材1Aを、その固定手段4により型枠8の内型枠82に固定する。
【0033】
また、形成すべき基礎のT字形部分用の型枠8内に張設された第1の糸M1及び第3の糸M3の交差点P2から所定距離(2×S2)離間した第3のモジュール芯M3上の点P4を第4の基準点として、第2の略T字形板状部材1Bを、その直交結合孔31Bを該第4の基準点P4に合わせ且つその挿通孔21Bを第3の糸M3に合わせて配して、該第2の略T字形板状部材1Bを、その固定手段4により型枠8の外型枠81に固定する。
【0034】
次いで、図5(b)及び(c)に示すように、前記交差点P1を第1の基準点として、第3の略T字形板状部材1Cを、その直交結合孔31Cを該第1の基準点P1に合わせ且つその挿通孔21Cを第2の糸M2に合わせて配して、該第3の略T字形板状部材1Cを、その固定手段4により型枠8の内型枠83に固定する。
また、前記交差点P2を第2の基準点として、第4の略T字形板状部材1Dを、その直交結合孔31Dを該第2の基準点P2に合わせ且つその挿通孔21Dを第3の糸M3に合わせて配して、該第2の略T字形板状部材1Dを、その固定手段4により型枠8の外型枠81に固定する。
【0035】
その後、図5(c)及び(d)に示すように、第5の略T字形板状部材1Eを、その直交結合孔31Eを第3の略T字形板状部材1Cの直交結合孔31Cに一致させて該第3の略T字形板状部材1Cに該直交結合孔31Cで回動自在に結合する。
更に、該第3の略T字形板状部材1Cの長手方向位置決め部材3Cを該第5の略T字形板状部材1Eの長手方向位置決め部材3Eに直交させる。そして、該第5の略T字形板状部材1Eの挿通孔21Eを第1の糸M1に合わせて配して、該第5の略T字形板状部材1Eを、その固定手段4により型枠8に固定する。
図5(a)〜図4(d)に示す順序のアンカーボルトの固定方法においても、前記実施態様の固定方法と同様の効果が得られる。
【0036】
尚、図5に示す基礎のT字形部分は、T字の横部分がいわゆるダブルグリッド部分で、2本の平行するモジュール芯が定められ、T字の縦部分には、1本のモジュール芯が定められているものである。
図5に示す基礎のT字形部分においては、図5(a)に示すように、基礎のT字形部分におけるT字の縦部分に沿う1本のモジュール芯M1上に第1の糸が張設されており、該T字形部分におけるT字の横部分に沿う2本の平行するモジュール芯M2,M3上にそれぞれ第2及び第3の糸が張設されている。
また、第1のモジュール芯M1及び第2のモジュール芯M2の交差点P1から所定距離(S1+2×S2)離間した第2のモジュール芯M2上に第1のアンカーボルト埋設位置Q1が定められており、第1のモジュール芯M1及び第3のモジュール芯M3の交差点P2から所定距離(S1+2×S2)離間した第3のモジュール芯M3上に第2のアンカーボルト埋設位置Q2が定められている。
また、前記交差点P1から所定距離S1離間した第2のモジュール芯M2上に第3のアンカーボルト埋設位置Q3が定められており、前記交差点P2から所定距離S1離間した第3のモジュール芯M3上に第4のアンカーボルト埋設位置Q4が定められている。
更に、前記交差点P1から所定距離S1離間した第1のモジュール芯M1上に第5のアンカーボルト埋設位置Q5が定められている。
【0037】
本発明のアンカーボルト施工治具は、前記実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば以下に示すように適宜変更が可能である。
前記実施形態の施工治具においては、直交結合孔31と長手方向結合孔32とが別々に形成されているが、図6に示す他の実施形態の施工治具のように、直交結合孔31と長手方向結合孔32とが長孔で連通している形態とすることもできる。
固定手段は、略T字形板状部材を基礎の型枠に固定できれば、図1に示す実施形態の施工治具における構成に限定されない。
【0038】
当接部は、該当接部を型枠の内側縁へ当接させることにより基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置を決めることができれば、図1に示す実施形態の施工治具における構成に限定されず、例えば、略T字形板状部材に別体の部材を取り付けて、当接部を構成することもできる。固定手段が当接部に相当する構成を包含している場合には、当接部を設けなくてもよい。
アンカーボルト保持具は、アンカーボルトを保持できれば、図1に示す実施形態の施工治具における構成に限定されない。アンカーボルト保持具を設けずに、挿通孔でアンカーボルトを保持するようにしてもよい。
「実質的に同一形状の略T字形板状部材」は、物理的に同一形状のものに限定されず、本発明の機能を阻害しない限り、一部の形状が異なっていてもよい。
【0039】
長手方向位置決め部における長手方向結合孔又は幅方向位置決め部における幅方向結合孔は、適宜省略してもよい。図1に示す実施形態のアンカーボルト施工治具においては、略T字形板状部材の外形線が型枠の内側縁や外側縁と一致するように形成されているが、略T字形板状部材の外形線が一致する型枠の側縁は図1に示す実施形態の場合と異なっていてもよく、また、必ずしも、略T字形板状部材の外形線が型枠の側縁に一致するように形成されていなくてもよい。
本発明のアンカーボルト施工治具は、基礎のL字形部分又はT字形部分に限らず、基礎の直線部分や十字部分にも用いることができる。
【0040】
本発明のアンカーボルトの固定方法は、前記実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
略T字形板状部材を型枠へ固定する順序は適宜変更することができる。また、長手方向結合孔又は幅方向結合孔を利用して、複数個の略T字形板状部材を結合してから、略T字形板状部材を型枠に固定することもできる。また、略T字形板状部材同士の直交結合孔による結合は、ボルト以外の手段で行うこともできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明のアンカーボルト施工治具及びアンカーボルトの固定方法によれば、モジュール芯の交差点を基準点として、基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置及び基礎の長手方向におけるアンカーボルトの埋設位置を簡便に且つ高精度で決めることができると共に、コンクリートの硬化中にアンカーボルトを容易に鉛直に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のアンカーボルト施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のL字形部分に固定した状態を示す模式的斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態のアンカーボルト施工治具を構成する略T字形板状部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態のアンカーボルト施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のL字形部分に固定する本発明のアンカーボルトの固定方法の実施態様を模式的に示す平面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態のアンカーボルト施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のT字形部分に固定する方法を模式的に示す平面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態のアンカーボルト施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のT字形部分に固定する方法を模式的に示す平面図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施形態のアンカーボルト施工治具における略T字形板状部材の長手方向位置決め部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 略T字形板状部材
2 幅方向位置決め部
21 挿通孔
22、23 幅方向結合孔
24 当接部
25 固定手段配設部
26 固定手段配設孔
3 長手方向位置決め部
31 直交結合孔
32 長手方向結合孔
33 端部
4 固定手段
41 ボルト部
42 ナット部
5 アンカーボルト保持具
6 結合ボルト
7 アンカーボルト
8 型枠
81 外型枠
82、83 内型枠
M 糸(モジュール芯)
P 基準点(交差点)
Q アンカーボルト埋設位置(設計値)

Claims (6)

  1. 建物ユニットが設置される基礎のL字形部分又はT字形部分に埋設されるアンカーボルトを、基礎を形成する型枠内における前記L字形部分又はT字形部分のモジュール芯の交差点を基準点とした所定位置に、コンクリートを打設するのに先立って保持する、アンカーボルト施工治具であって、
    前記基礎の幅方向における前記型枠の内側縁からのアンカーボルトの埋設位置を決める幅方向位置決め部と、前記基礎の長手方向における前記基準点からのアンカーボルトの埋設位置を決める長手方向位置決め部とからなり、前記幅方向位置決め部を横部材とし前記長手方向位置決め部を縦部材として両者が一体的に連結されてT字形に形成されている、実質的に同一形状の少なくとも第1及び第2の略T字形板状部材からなり、
    前記長手方向位置決め部の所定位置に、前記第1及び第2略T字形板状部材を直交させて結合する直交結合孔が形成されており、また、前記幅方向位置決め部に、アンカーボルトを挿通し得る挿通孔が前記直交結合孔から、前記基準点と前記アンカーボルトの埋設位置との規格化された所定間隔と同一の間隔を置いて形成されており、更に、前記幅方向位置決め部に、前記挿通孔を前記モジュール芯上に配置した状態で前記略T字形板状部材を前記型枠に固定する固定手段が一体として備えられているアンカーボルト施工治具。
  2. 前記長手方向位置決め部に、前記略T字形板状部材同士をそれぞれの前記長手方向位置決め部を直列させて結合する長手方向結合孔が、前記直交結合孔に対して端部寄りに所定間隔を置いて形成されている請求項1記載のアンカーボルト施工治具。
  3. 前記直交結合孔と前記長手方向結合孔とが長孔で連通している請求項2記載のアンカーボルト施工治具。
  4. 前記幅方向位置決め部の一側部又は両側部に、前記略T字形板状部材同士をそれぞれの前記幅方向位置決め部を直列させて結合するための幅方向結合孔が、前記挿通孔から所定間隔を置いて形成されている請求項1〜3の何れかに記載のアンカーボルト施工治具。
  5. 前記幅方向位置決め部に、前記型枠の内側縁へ当接する当接部が設けられており、該当接部を該型枠の内側縁へ当接させることにより基礎の幅方向におけるアンカーボルトの埋設位置を決めるようになしてある請求項1〜4の何れかに記載のアンカーボルト施工治具。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のアンカーボルト施工治具を用いて、アンカーボルトを、形成すべき基礎のL字形部分に固定するアンカーボルトの固定方法であって、
    基礎形成用の型枠を所定位置に所定形態で設置し、該型枠の設置後、該型枠を介して形成すべき基礎のモジュール芯上にそれぞれ糸を張設した後、
    先ず、形成すべき基礎のL字形部分用の型枠内に張設された第1及び第2の糸の交差点を基準点として、第1の前記略T字形板状部材を、その前記直交結合孔を該基準点に合わせ且つその前記挿通孔を前記第1の糸に合わせて配して、該第1の略T字形板状部材を、その前記固定手段により前記型枠に固定し、
    次いで、第2の前記略T字形板状部材を、その前記直交結合孔を前記第1の略T字形板状部材の直交結合孔に一致させて該第1の略T字形板状部材に該直交結合孔で回動自在に結合し且つ該第1の略T字形板状部材の長手方向位置決め部材を該第2の略T字形板状部材の長手方向位置決め部材に直交させた後、該第2の略T字形板状部材の前記挿通孔を前記第2の糸に合わせて配して、該第2の略T字形板状部材を、その前記固定手段により前記型枠に固定し、
    その後、前記第1及び第2の略T字形板状部材それぞれの前記挿通孔にアンカーボルトをそれぞれ挿通固定するアンカーボルトの固定方法。
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