JP4145310B2 - ソイルセメントスラリーの流動化方法 - Google Patents

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Description

本発明はソイルセメントスラリーの流動化方法に関する。ソイルセメントを利用する山留め工事、地下止水工事、軟弱地盤改良工事等では、工事現場において、セメントミルクと原位置の土壌とを攪拌混合して硬化させるソイルセメント壁工法が広く採用されている。かかる工法では、1)一定の作業時間内における応力負担材(H鋼)の挿入性を確保しつつ、地中へのセメントミルクの注入率を下げて廃棄することとなる建設汚泥の発生量を抑えるため、セメントミルクと土壌とを混合したソイルセメントスラリーに充分な流動性及び流動保持性を持たせること、2)起泡性を抑え、セメントミルクと土壌との均一混合を促して、ソイルセメント壁に充分な止水性及び強度等を発現させることが要求されている。本発明はかかる要求に応えるソイルセメントスラリーの流動化方法に関する。
従来、ソイルセメントスラリーの流動化方法として、ソイルセメントスラリーの調製時にベントナイトを用いたり、各種の流動化剤を添加する方法が知られている(例えば特許文献1〜5参照)。しかし、これらの従来法では、ソイルセメント壁工法における前記した要求に充分に応えることができないという問題がある。
特開平10−95976号公報 特開平11−254425号公報 特開2001−172629号公報 特開2002−3843号公報 特開2002−114550号公報
本発明が解決しようとする課題は、ソイルセメントスラリーに充分な流動性及び流動保持性を持たせることができ、同時に該ソイルセメントスラリーを硬化させたソイルセメント壁に充分な止水性及び強度等を発現させることができるソイルセメントスラリーの流動化方法を提供する処にある。
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、特定の3成分から成る流動化剤を、土壌に対して所定割合となるよう、セメントミルクに含有させて用いる方法が正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、下記のA成分、B成分及びC成分から成り、該A成分を50〜97質量%、該B成分を2〜49質量%及び該C成分を0.01〜3質量%含有して成る流動化剤を、土壌1m当たり0.5〜25kgの割合となるよう、セメントミルクに含有させて用いることを特徴とするソイルセメントスラリーの流動化方法に係る。
A成分:イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物をアルカリ加水分解した質量平均分子量2000〜50000の水溶性ビニル共重合体
B成分:糖類、オキシカルボン酸及びオキシカルボン酸の塩から選ばれる一つ又は二つ以上
C成分:下記の化1で示されるポリエーテル系消泡剤


Figure 0004145310
化1において、
R:炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基
A:分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され、且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に付加したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
本発明に係るソイルセメントスラリーの流動化方法(以下単に本発明の流動化方法という)では、セメントミルクと土壌を混合してソイルセメントスラリーとするときに、該セメントミルクに流動化剤を含有させて用いる。かかるセメントミルクにおいて、セメントとしては、普通ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント等が挙げられるが、なかでも高炉セメントB種が好ましい。セメントの使用量は、セメントミルクと土壌を混合してソイルセメントスラリーとするときに、土壌1m当たり通常は100〜500kgとなるようにするが、好ましくは200〜400kgとなるようにする。セメントミルクの調製時には、セメントの他に、セメントミルクの分離防止やソイルセメントスラリーの水分逸散防止等の目的で更にベントナイトを用いるのが好ましいが、この場合、その使用量は、土壌1m当たり通常は1〜50kgとなるようにし、好ましくは3〜30kgとなるようにする。セメントミルクの水/セメント比は、これと混合する土壌の性状によっても異なるが、70〜150%にすることができる。
本発明の流動化方法において、以上説明したようなセメントミルクに含有させて用いる流動化剤はA成分、B成分及びC成分から成るものである。A成分は、イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物をアルカリ加水分解した質量平均分子量2000〜50000の水溶性ビニル共重合体である。ここで質量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ法(以下単にGPC法という)で測定したプルラン換算の質量平均分子量を意味する。
イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物のアルカリ加水分解は、公知の方法で行なうことができる。例えば、溶媒としてエチルベンゼン、無水マレイン酸、ラジカル連鎖移動剤及びラジカル開始剤をオートクレーブに仕込み、反応系を窒素置換した後、イソブチレンを圧入し、温度60〜120℃で圧力2〜5kg/cmの条件下に2〜10時間ラジカル重合させて、共重合物を沈殿物として得た後、この共重合物をアルカリ水溶液で加水分解する方法が挙げられる。
所望の共重合物を得るためには、ラジカル開始剤やラジカル連鎖移動剤の種類及び使用量、溶媒の種類及び使用量、重合温度、重合時間等を適宜選択する。ここで用いるラジカル開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系開始剤、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、クメンハイドロパーオキサイド等の非水系の開始剤等が挙げられる。
イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物において、双方の共重合比率は、イソブチレン/無水マレイン酸=45〜55/55〜45(モル比)となるようにするのが好ましく、できるだけ50/50(モル比)に近い比率となるようにするのがより好ましい。
イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物をアルカリ加水分解するときのアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物が好ましく、工業的見地から安価な水酸化ナトリウムの水溶液がより好ましい。アルカリ加水分解は、結果として部分中和物が得られる場合であっても又は完全中和物が得られる場合であってもよい。
A成分は、イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物をアルカリ加水分解した質量平均分子量2000〜50000の水溶性ビニル共重合体であるが、質量平均分子量5000〜35000の水溶性ビニル共重合体とするのが好ましい。
B成分は、糖類、オキシカルボン酸及びオキシカルボン酸の塩から選ばれる一つ又は二つ以上である。糖類としては、ショ糖、グルコース、フラクトース、ガラクトース、オリゴ糖、糖蜜類等が挙げられる。またオキシカルボン酸としては、グルコン酸、クエン酸等が挙げられ、かかるオキシカルボン酸の塩としては、グルコン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム塩等が挙げられる。なかでもB成分としては、A成分との溶解安定性や腐敗防止性の観点から、ショ糖が好ましい。
C成分は、化1で示されるポリエーテル系消泡剤である。化1中のRとしては、1)オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イソオクタデシル基、イコシル基等の炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基が挙げられるが、なかでも炭素数10〜20の脂肪族炭化水素基が好ましく、炭素数12〜18の不飽和脂肪族炭化水素基がより好ましい。
化1中のAは、分子中にオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に付加したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である。Aを構成するオキシエチレン単位及びオキシプロピレン単位の繰り返し数は合計で23〜70とするが、25〜60とするのが好ましい。以上説明した化1で示されるポリエーテル化合物は、炭素数8〜20の脂肪族アルコール1モルに対してエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドを合計で23〜70モルの割合でブロック状に付加させる公知の方法で合成できる。
本発明の流動化方法において、セメントミルクに含有させて用いる流動化剤は、以上説明したA成分、B成分及びC成分から成るものである。A成分、B成分及びC成分の含有割合は、A成分50〜97質量%、B成分2〜49質量%及びC成分0.01〜3質量%(A成分、B成分及びC成分の合計100質量%)とするが、A成分60〜90質量%、B成分9〜39質量%及びC成分0.1〜2質量%(A成分、B成分及びC成分の合計100質量%)とするのが好ましい。流動化剤中のA成分、B成分及びC成分の含有割合は、以上のような含有割合の範囲内にて、それを含有させたセメントミルクと混合する土壌の性状との関係で適宜選択するのが好ましい。
以上説明した流動化剤は、その水溶液がアルカリ領域でより優れた効果を発揮する。したがって、流動化剤は、その固形分濃度1質量%水溶液のpHが7〜11の範囲で使用するのが好ましく、7.5〜10の範囲で使用するのがより好ましい。かかる流動化剤のpHの調整は例えばアルカリ金属水酸化物を用いて行なうことができる。
本発明の流動化方法では、予め流動化剤を含有させておいたセメントミルクを調製しておき、かかるセメントミルクと土壌とを混合して、ソイルセメントスラリーとする。この場合、流動化剤の使用量は、土壌1m当たり0.5〜25kgの割合となるようにするが、1〜10kgの割合となるようにするのが好ましい。
本発明の流動化方法では、流動化剤の使用に際して、合目的的に他の剤を併用することができる。かかる他の剤としては、防腐剤、凝結促進剤、防水剤等が挙げられる。
本発明の流動化方法によると、ソイルセメントスラリーに充分な流動性及び流動保持性を持たせることができ、同時に該ソイルセメントスラリーを硬化させたソイルセメント壁に充分な止水性及び強度等を発現させることができる。これらの効果は、土壌が粘土分やシルト分を多く含む粘性のものであっても発揮される。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(A成分としての水溶性ビニル共重合体の合成)
・水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成
無水マレイン酸98g(1モル)、溶媒としてエチルベンゼン640g、分子量調節剤として3−メルカプトプロピオン酸0.4g及び重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル2gをオートクレーブに仕込み、攪拌しながら均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換した。次に、イソブチレン59g(1.05モル)を圧入した後、反応系の温度を85℃まで加温し、85℃に保ちながらラジカル重合反応を6時間継続して反応を完結した。重合反応終了後、反応系の温度を室温まで冷却し、脱気後、攪拌を止めて沈殿した共重合物を取り出し、濾過乾燥して、淡黄色粉末状の共重合物144gを得た。この共重合物を分析したところ、無水マレイン酸/イソブチレン=50/50(モル比)の割合で共重合したものであった。この共重合物50g、30%水酸化ナトリウム水溶液51g及び水道水102gを攪拌装置及び冷却コンデンサーのついたフラスコに入れ、攪拌ながら加温して、共重合物をアルカリ加水分解した水溶性ビニル共重合体(a−1)の30%水溶液を得た。この水溶性ビニル共重合体をGPCで分子量測定したところ、質量平均分子量が20300(プルラン換算)であった。
・水溶性ビニル共重合体(a−2)、(a−3)及び(ar−1)〜(ar−3)の合成
水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成と同様にして、水溶性ビニル共重合体(a−2)、(a−3)及び(ar−1)〜(ar−3)を合成した。以上で合成した各水溶性ビニル共重合体の内容を表1に示した。
Figure 0004145310
試験区分2(流動化剤の調製)
・流動化剤(P−1)の調製
A成分として試験区分1で合成した水溶性ビニル共重合体(a−1)の30%水溶液250部、B成分としてショ糖(b−1)の30%水溶液80部及びC成分としてポリエーテル系消泡剤(c−1)の30%水懸濁液3.3部を混合して流動化剤(P−1)の30%水溶液を調製した。流動化剤(P−1)の固形分濃度1%水溶液のpHを測定したところ、8.5であった。
・流動化剤(P−2)〜(P−7)及び(R−1)〜(R−7)の調製
流動化剤(P−1)の調製と同様にして、流動化剤(P−2)〜(P−7)及び(R−1)〜(R−7)を調製した。以上で調製した各流動化剤の内容を表2にまとめて示した。
Figure 0004145310
表2において、
*1:固形分濃度1%水溶液のpH
a−1〜a−3,ar−1〜ar−3:試験区分1で合成した水溶性ビニル重合体
b−1:ショ糖
b−2:グルコース
b−3:グルコン酸ナトリウム
b−4:グルコン酸
c−1:α−オレイル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(6モル)ポリオキシプロピレン(32モル)
c−2:α−ラウリル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(3モル)ポリオキシプロピレン(32モル)
試験区分3(ソイルセメントスラリーの調製)
高炉セメントB種(密度=3.04g/cm)277g、水693g及びベントナイト5gをホバートミキサーに入れて均一に混合し、セメントミルクを調製した。このセメントミルクに表4に記載の物性値を有する掘削土1590g(1m)を加えて混合し、ソイルセメントスラリーを調製した。調製したソイルセメントスラリーは、試験区分4の物性評価におけるフロー値が200mm以上のもので、流動化剤を添加しなくても施工現場でH鋼が挿入可能な流動性を有するソイルセメントスラリーであった。
・実施例1〜10及び比較例2〜10
高炉セメントB種(密度=3.04g/cm)250g、水325g、ベントナイト5g及び表5に記載の使用量となる量の流動化剤をホバートミキサーに入れて均一に混合し、セメントミルクを調製した。このセメントミルクに表4に記載の物性値を有する掘削土1590g(1m)を加えて混合し、ソイルセメントスラリーを調製した。
・実施例11〜17及び比較例11、12
高炉セメントB種(密度=3.04g/cm)230g、水274g、ベントナイト3g及び表6に記載の使用量となる量の流動化剤をホバートミキサーに入れて均一に混合し、セメントミルクを調製した。このセメントミルクに表4に記載の物性値を有する掘削土1590g(1m)を加えて混合し、ソイルセメントスラリーを調製した。
・実施例18〜24及び比較例13、14
高炉セメントB種(密度=3.04g/cm)250g、水325g及び表6に記載の使用量となる量の流動化剤をホバートミキサーに入れて均一に混合し、セメントミルクを調製した。このセメントミルクに表4に記載の物性値を有する掘削土1590g(1m)を加えて混合し、ソイルセメントスラリーを調製した。
Figure 0004145310
Figure 0004145310
試験区分4(調製したソイルセメントスラリーの物性評価)
試験区分3で調製した各例のソイルセメントスラリーについて、フロー値、フロー残存率、空気量を次のように求め、結果を表5及び表6にまとめて示した。また各例のソイルセメントスラリーの硬化体について、透水比及び一軸圧縮強度を次のように求め、結果を表5及び表6にまとめて示した。
・フロー値:JIS−R5201に準拠し、練り混ぜ直後と180分後にフロー試験を行い、フロー値(mm)を測定した。
・フロー残存率:(3時間静置後のフロー値/練り混ぜ直後のフロー値)×100で求めた。
・空気量:JIS−A6201(1977年版)に準拠して求めた。
・透水比:JIS−A1404に準拠し、直径150mm×高さ40mmの金属製型枠にソイルセメントスラリーを充填した後、ポリエチレンフィルムで表面を覆って、温度20℃、湿度80%の恒温室で28日間養生し、脱型後に表面を平滑に仕上げして、試験体を作製した。この試験体の上下両面の中央に、直径5cmの円孔をもつ厚さ1cmのゴムガスケットを当て、均一に締め付けた後、上面から9.8kPaの水圧を1時間かけて透水試験を行った。透水の目安として、下記の透水比を算出した。ここで透水比の数値が小さいほど遮水性が優れていることを意味する。
透水比=各実施例又は比較例のソイルセメントスラリーから作製した試験体の透水量(g)/比較例1のソイルセメントスラリーから作製した試験体の透水量(g)
・一軸圧縮強度:JIS−A1108に準拠し、直径50mm×高さ100mmの型枠を用いて成形したソイルセメントスラリーの成形品について、材齢28日の圧縮強度(N/mm)を測定した。
Figure 0004145310









Figure 0004145310
表5及び表6において、
*2:土壌1m当たりの使用した流動化剤の固形分換算値(kg)
*3:材齢28日
R−8:ポリアクリル酸ナトリウム(質量平均分子量22000)

Claims (6)

  1. 下記のA成分、B成分及びC成分から成り、該A成分を50〜97質量%、該B成分を2〜49質量%及び該C成分を0.01〜3質量%含有して成る流動化剤を、土壌1m当たり0.5〜25kgの割合となるよう、セメントミルクに含有させて用いることを特徴とするソイルセメントスラリーの流動化方法。
    A成分:イソブチレンと無水マレイン酸との共重合物をアルカリ加水分解した質量平均分子量2000〜50000の水溶性ビニル共重合体
    B成分:糖類、オキシカルボン酸及びオキシカルボン酸の塩から選ばれる一つ又は二つ以上
    C成分:下記の化1で示されるポリエーテル系消泡剤
    Figure 0004145310
    (化1において、
    R:炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基
    A:分子中に合計23〜70個のオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位とで構成され且つ該オキシエチレン単位と該オキシプロピレン単位とがブロック状に付加したポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基)
  2. 流動化剤が、A成分を60〜90質量%、B成分を9〜39質量%及びC成分を0.1〜2質量%含有して成るものである請求項1記載のソイルセメントスラリーの流動化方法。
  3. A成分が、質量平均分子量5000〜35000の水溶性ビニル共重合体である請求項1又は2記載のソイルセメントスラリーの流動化方法。
  4. B成分が、ショ糖である請求項1〜3のいずれか一つの項記載のソイルセメントスラリーの流動化方法。
  5. セメントミルクが、セメントとして高炉セメントB種を用いたものである請求項1〜4のいずれか一つの項記載のソイルセメントスラリーの流動化方法。
  6. 更にベントナイトをセメントミルクに含有させて用いる請求項1〜5のいずれか一つの項記載のソイルセメントスラリーの流動化方法。
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