JP4143998B2 - コンクリート用骨材判別装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は生コンクリートの製造においてトラックにより運搬されてきたコンクリート用骨材をコンクリート用骨材貯蔵槽に貯蔵させる際に用いるコンクリート用骨材判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生コンクリートを製造するには、原料としてセメント、水、混和剤、砂利、砂を使用するが、これらの入庫管理は人手に頼っているというのが実状である。この場合、セメント及び混和剤は、種別毎に貯蔵槽へ直接搬入するので特別な管理は必要としないが、コンクリート用骨材の砂利と砂は、通常、粒径が5mm以上のものを砂利、5mm未満のものを砂として区別されているが、コンクリート用骨材は、その粒度(径)に応じ細骨材と粗骨材に分けて種別毎に貯蔵槽に貯蔵させる必要があり、搬入のためにコンベヤや台車等の搬送機を経由させる必要があるので、これまでは、専任の管理者が搬入先に間違いがないように搬送機を操作するようにしていた。
【0003】
しかし、近年では、コンクリート用骨材の粒度分けが細分化してきているため、上記のように専任の管理者が判別するには熟練を要するだけでなく多大な労力を要することになる。
【0004】
そのため、近年、図5に一例を示す如く、コンクリート用骨材aを受け取って搬送するベルトコンベヤbの上方にCCDカメラcを配置して、該CCDカメラcで撮像したコンクリート用骨材aの映像を画像処理手段dで画像データ化し、その出力信号をコンピュータeで演算処理してディスプレイ装置fに表示させることにより、コンクリート用骨材aの粒度を客観的に判別することができるようにしたコンクリート用骨材判別装置が提案されている(特開平6−180279号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記図5に示すようなコンクリート用骨材判別装置の場合、太陽光や撮像距離、振動等の外的要因の影響を受け易いため、その都度処理条件を調整する必要があり、又、運搬されてくる骨材は乾燥状態が異なるため、殊に、砂の塊を砂利と判別する等、判別精度の面で問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、画像処理を行うコンクリート用骨材判別装置において、外的要因の影響を受けることがないようにして粒度判別精度を向上させることができるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、搬送ベルトコンベヤの上流側の搬送面の上方部に、受け入れたコンクリート用骨材を下端部の排出口から排出させるようにしてある受入ホッパを設置し、該受入ホッパの排出口部に、該受入ホッパからコンベヤ搬送面上に排出されて搬送されるコンクリート用骨材の高さを均一化して一定の高さに保つようにする流量調整板を、コンベヤ搬送面との間に所要の高さ空間が形成されるように備え、且つ上記受入ホッパの設置位置よりも下流側位置のコンベヤ搬送面を計測領域に設定して、該計測領域を覆うように遮蔽フードを左右の両側板がコンベヤ搬送面よりも下方まで延びるようにして設け、該遮蔽フードの下流側となる後面板に、上記コンベヤ搬送面上に排出されて搬送されてきたコンクリート用骨材の先端部位置が上記計測領域を通過したことを検知するための材料流動検知器を設置すると共に、該遮蔽フードに、計測領域の照明を行う照明装置と、計測領域に搬送されたコンクリート用骨材を撮像してその映像を画像処理装置へ送るようにしてある撮像カメラとを設置し、更に、上記材料流動検知器の検知信号に基づいて搬送ベルトコンベヤの駆動停止指令の出力と、上記照明装置に計測領域を照明できるようにする指令を行い、且つ搬送ベルトコンベヤが停止している状態で計測領域にあるコンクリート用骨材が撮像カメラで撮像されてその映像が画像処理装置へ送られると、上記受入ホッパに受け入れたコンクリート用骨材の指示信号と上記画像処理装置の画像処理データとを比較してコンクリート用骨材を判別するようにしてある制御装置を備えた構成とする。
【0008】
流量調整板で厚みが均一化されたコンクリート用骨材が計測領域に到着したことが材料流動検知器で検知したときに該材料流動検知器の検知信号に基づいて制御装置からの指令で搬送ベルトコンベヤを停止させて、照明装置により計測領域の照明を行い、外的要因の影響を排除した状態で撮像カメラにてコンクリート用骨材を撮像し、その映像を画像処理装置で画像処理させて指示信号と比較させる。これにより、コンクリート用骨材の粒度判別を正確に行うことができる。
【0010】
更に、受入ホッパと遮蔽フードとの間の位置に、コンクリート用骨材の指示信号が砂であるときにだけ整粒ローラがコンベヤ搬送面付近の高さ位置まで下降させられて砂の塊を崩せるようにした整粒装置を配置した構成とすることにより、コンクリート用骨材が砂であるときに、整粒ローラが下降して砂の塊を押し崩すことができ、搬送ベルトコンベヤが停止した状態において計測領域にて撮像カメラで撮像できて砂と砂利とを判別することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1及び図2は本発明の実施の一形態を示すもので、骨材貯蔵槽側へコンクリート用骨材1を搬送するための受入ベルトコンベヤ(図示せず)の上流側に、搬送ベルトコンベヤ2を配置して、該搬送ベルトコンベヤ2の搬送方向(矢印X方向)の上流側の近傍位置に、トラック等にて運搬されてきたコンクリート用骨材1の種別を選択して指示できるようにしてある材料別指示器3を設け、更に、運搬されて来たコンクリート用骨材1を受入れるための、下端の排出口4a部に排出ゲート5を装備させ且つ外壁部にバイブレータ6を取り付けた受入ホッパ4を、上記搬送ベルトコンベヤ2の上流側位置の上方部に設置し、該受入ホッパ4内に受け入れられたコンクリート用骨材1を、排出ゲート5を開くことにより排出口4aより落下排出させて搬送ベルトコンベヤ2の搬送面2a上に供給させられるようにする。上記受入ホッパ4には、排出口4a部の周囲を取り囲むように防塵カバー8を取り付けて、該防塵カバー8のコンベヤ搬送方向の下流側となる後壁の下端面の高さを、コンベヤ搬送面2aとの間に所要の高さ空間Hが形成されるようにして流量調整板8aとし、受入ホッパ4から搬送ベルトコンベヤ2上に落下させられたコンクリート用骨材1の高さを流量調整板8aにより一定の高さ(厚み)に保つようにして下流へ搬送させるようにする。
【0014】
又、上記搬送ベルトコンベヤ2の受入ホッパ4の設置位置よりも所要量下流側に位置する搬送面2aの所要領域を計測領域Aに設定して、該計測領域Aを太陽光から遮蔽するようにした遮蔽フード7を固定設置する。
【0015】
上記遮蔽フード7は、下面部のみを開口させるように、上記計測領域Aの大きさに対応させて矩形に形成した上面板7aと、該上面板7aの4辺から垂下させた前面板7b、後面板7c、左右の各側板7dとからなり、搬送ベルトコンベヤ2を跨ぐように配置されて支柱9にて設置するようにしてあり、該遮蔽フード7の前面板7bと後面板7cは、コンベヤ搬送面2aとの間に上記流量調整板8aの高さ空間Hよりもやや大きい高さ空間Hが形成されるように下端面をアーチ形状とし、一方、左右の側板7dはコンベヤ搬送面2aよりも下方まで延びる長さにし、太陽光が直接照射されることがないようにしてある。
【0016】
上記遮蔽フード7の後面板7dには、光センサーの如き非接触式センサーである材料流動検知器10を、コンベヤ搬送面2aから所要の高さ位置に配置されるように取付部材11により取り付けて、コンベヤ搬送面2a上に供給されて搬送されてきたコンクリート用骨材1の先端部位置が計測領域Aを通過したことを検知してその信号を後述する図3に示す制御装置30へ送るようにする。又、上記遮蔽フード7の上面板7aには、コンベヤ搬送方向の上流側寄り位置に適数個(図では2個)の窓孔12を設け、該窓孔12に、上記制御装置30からの指令でON・OFFされるようにした照明装置13を配置して保持部材14に保持させ、該照明装置13により計測領域Aを一定の照度で照明できるようにする。更に、上記上面板7aのコンベヤ搬送方向の下流側寄り位置の中央部には、所要の大きさの開口15を設けて、該開口15部に立てたケーシング台16の上端部に、計測領域Aへ向けて撮像カメラとしてのCCDカメラ17を設置し、計測領域Aに停止位置させられたコンクリート用骨材1を一定の高さ位置から撮像してその映像を図3に示す画像表示器18を経由させて画像処理装置35へ電送させるようにする。更に又、上記遮蔽フード7の前面板7bには、計測領域Aへ向けて搬送されるコンクリート用骨材1の種別が砂であると指示されたときにだけ制御装置30からの指令で整粒ローラ19が下降させられるようにした整粒装置20を装備させる。
【0017】
上記整粒装置20は、図2に詳細を示す如く、ヘッド部に取り付けた電磁弁29の切り換えでピストンロッド21が伸縮作動させられるようにしたエアシリンダの如き流体圧シリンダ22を、遮蔽フード7の前面板7bの左右方向中央部に取付座23を介して下向きに設置して、上記ピストンロッド21の先端部に、左右方向となるコンベヤ幅方向に向けた中実の整粒ローラ19を、ハンガー状の支持フレーム24を介して回転自在に取り付け、且つ上記支持フレーム24の左右両端部に、三角形状に形成した補強フレーム25の1つの頂角部を連結すると共に、該補強フレーム25の他の2つの頂角部にガイドローラ26をそれぞれ取り付けて、これらガイドローラ26を、前面板7bに固設した上下方向のローラガイド27に係合させてガイド機構28を構成し、ピストンロッド21の伸縮作動がガイド機構28により安定して行われるようにし、更に、上記ピストンロッド21の伸長により整粒ローラ19が下降したときに、該整粒ローラ19とコンベヤ搬送面2aとの間に形成される高さ空間Hが、上記流量調整板8aによる高さ空間Hよりも小さくなるように設定して、整粒ローラ19で砂の塊を崩せるようにしてある。
【0018】
上記制御装置30は、図3に示す如く、材料別指示器3や材料流動検知器10、整粒装置20、照明装置13等との信号のやりとりをI/O部31を介して行う中央処理部32と、画像処理装置35の画像処理データの認識信号と材料別指示器3の指示信号とを比較してその結果を中央処理部32、画像処理装置35、動力制御部33へ出力する比較演算部34とを有する。上記中央処理部32では、入力、出力の状態信号、比較演算部34からの判定信号、動力制御部33の動力状態信号を連続監視し、その信号に応じてパターン処理するようにしてある。更に、上記動力制御部33では、搬送ベルトコンベヤ2やその下流の受入ベルトコンベヤ、移動台車等の搬送機の駆動、停止を制御するようにしてある。なお、上記画像処理装置35は計測開始と終了の信号を別装置から受信するようにしてある。
【0019】
今、トラック等にて運搬されてきたコンクリート用骨材1が砂利である場合において、該コンクリート用骨材1が受入ホッパ4内に投入されると、トラック等の運転手は、投入したコンクリート用骨材1の種別を、材料別指示器3から選択して指示するようにする。これにより、材料別指示器3の指示信号は制御装置30の中央処理部32へ送られることになる。中央処理部32では、指示信号に基づき、材料流動検知器10、照明装置13にON指令を送ると共に、動力制御部33を介して搬送ベルトコンベヤ2に駆動指令を送ることになる。なお、この場合、材料別指示器3で選択された指示信号が砂利であるため、整粒装置20は整粒ローラ19が上昇して待機している非作動状態のままである。
【0020】
かかる状態において、受入ホッパ4の排出ゲート5が開かれると、排出口4aから搬送ベルトコンベヤ2の搬送面2a上にコンクリート用骨材1が落下排出させられるため、該コンクリート用骨材1は下流へ向けて搬送されることになる。この際、コンクリート用骨材1は防塵カバー8の流量調整板8aの下側を通過することになり、このとき、流量調整板8aとコンベヤ搬送面2aとの間の高さ空間Hに対応する量と厚みに均一化されることになる。コンクリート用骨材1の先端部位置が計測領域Aを通過すると、材料流動検知器10により検知され、その信号が中央処理部32に送られることにより、中央処理部32は搬送ベルトコンベヤ2の駆動停止指令を出力することになる。
【0021】
次に、搬送ベルトコンベヤ2が停止している状態で、CCDカメラ17により、計測領域Aにあるコンクリート用骨材1が撮像され、その映像が画像表示器18を介して画像処理装置35に送られることになる。この際、計測領域AでCCDカメラ17により撮像される被写体としてのコンクリート用骨材1は、予め流量調整板8aによりその量と高さが均一化されているため、CCDカメラ17による撮像を一定距離で行うことができる。画像処理装置35では、画像表示器18からの映像データを画像変換し、その結果を、予め登録されている複数の基本のパターンデータと比較し、その識別結果を比較演算器34に出力する。比較演算器34では、画像処理データの認識信号と材料別指示器3からの指示信号とを比較し、その結果を中央処理部32、動力制御部33、画像処理装置35へ出力する。したがって、画像処理データの認識信号と材料別指示器3からの指示信号とが一致していれば、搬送ベルトコンベヤ2及びその下流の受入コンベヤ等が駆動され、目的とする貯蔵槽へコンクリート用骨材1が搬送されて貯蔵されることになる。
【0022】
一方、受入ホッパ4にコンクリート用骨材1として砂が投入されて、材料別指示器3で砂が指示された場合は、制御装置30の中央処理部32から整粒装置20の電磁弁29に切換指令が送られることにより、流体圧シリンダ22のピストンロッド21が伸長作動させられる。これにより、ピストンロッド21の先端部に取り付けられている整粒ローラ19は、コンベヤ搬送面2aとの間に、流量調整板8aによる高さ空間H1よりも小さく設定されている高さ空間H3が形成される位置まで下降させられる。そのため、砂であるコンクリート用骨材1が整粒ローラ19の位置を通過するときに、該整粒ローラ19によってコンクリート用骨材1を整粒することができる。すなわち、砂の塊があるような場合でも、その塊を整粒ローラ19で押し崩すことができる。したがって、上述した砂利の場合と同様に、計測領域AでCCDカメラ17により砂を撮像して画像処理を行った場合に、砂を砂利と間違えることがなく、これにより、砂利の貯蔵槽へ砂を貯蔵させてしまうような誤納入の発生を未然に防ぐことができる。
【0023】
上記において、CCDカメラ17による撮像は、搬送ベルトコンベヤ2を停止させて振動を排除した状態で行うようにしてあるので、静止画像データを取り込ませることができること、更に、この際、CCDカメラ17で撮像された映像は、外光、特に太陽光が直接照射されるか否かで画像判定に大きな影響を及ぼすが、計測領域Aは遮蔽フード7により遮蔽されており、しかも、照明装置13により一定の照度に照明が行われているので、撮像条件を一定にすることができることから、画像処理の精度を極めて高いものとすることができる。したがって、コンクリート用骨材1の粒度判別精度の信頼性を高いものとすることができる。
【0024】
次に、図4(イ)(ロ)は整粒装置20の他の形態を示すもので、図1及び図2に示した整粒装置20における中実の整粒ローラ19に代えて、籠状の整粒ローラ19aとしたものである。すなわち、ローラ軸36上に、該ローラ軸方向に所要間隔を隔てて多数のリング部材37を配置し、且つこれらリング部材37を、ローラ軸36と平行に周方向に配列した多数の丸棒部材38により連結して、両端に位置するリング部材37を、上記ローラ軸36にリム部材39により取り付けた構成とした整粒ローラ19aを、ピストンロッド21の先端部に取り付けた支持フレーム24に回転自在に支持させるようにしたものである。
【0025】
図4(イ)(ロ)に示すような籠状の整粒ローラ19aを備えた整粒装置20とした場合、リング部材37と丸棒部材38によって、砂の塊をより効果的に掻き崩すことができるので、粒度判別精度の更なる向上を図ることができる。
【0026】
なお、上記実施の形態では、材料流動検知器10として非接触式センサーを用いるようにした場合を示したが、接触式センサーであってもよいこと、又、整粒装置20は遮蔽フード7に取り付けるようにした場合を示したが、受入ホッパ4や、あるいは、別の固定部材に取り付けるようにしてもよいこと、更に、整粒装置20における整粒ローラ19,19aを昇降させる手段としてはシリンダ以外のものであってもよいこと、更に又、上記実施の形態では、専任の管理者を不要とするために、判別作業をすべて自動的に行わせるようにした場合について示したが、搬送ベルトコンベヤ2の駆動、停止や照明装置13のON・OFFは手動で行うようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明のコンクリート用骨材判別装置によれば、搬送ベルトコンベヤの上流側の搬送面の上方部に、受け入れたコンクリート用骨材を下端部の排出口から排出させるようにしてある受入ホッパを設置し、該受入ホッパの排出口部に、該受入ホッパからコンベヤ搬送面上に排出されて搬送されるコンクリート用骨材の高さを均一化して一定の高さに保つようにする流量調整板を、コンベヤ搬送面との間に所要の高さ空間が形成されるように備え、且つ上記受入ホッパの設置位置よりも下流側位置のコンベヤ搬送面を計測領域に設定して、該計測領域を覆うように遮蔽フードを左右の両側板がコンベヤ搬送面よりも下方まで延びるようにして設け、該遮蔽フードの下流側となる後面板に、上記コンベヤ搬送面上に排出されて搬送されてきたコンクリート用骨材の先端部位置が上記計測領域を通過したことを検知するための材料流動検知器を設置すると共に、該遮蔽フードに、計測領域の照明を行う照明装置と、計測領域に搬送されたコンクリート用骨材を撮像してその映像を画像処理装置へ送るようにしてある撮像カメラとを設置し、更に、上記材料流動検知器の検知信号に基づいて搬送ベルトコンベヤの駆動停止指令の出力と、上記照明装置に計測領域を照明できるようにする指令を行い、且つ搬送ベルトコンベヤが停止している状態で計測領域にあるコンクリート用骨材が撮像カメラで撮像されてその映像が画像処理装置へ送られると、上記受入ホッパに受け入れたコンクリート用骨材の指示信号と上記画像処理装置の画像処理データとを比較してコンクリート用骨材を判別するようにしてある制御装置を備えた構成としてあるので、次の如き優れた効果を発揮する。
(1) 流量調整板により高さが均一化されたコンクリート用骨材の先端部位置が計測領域を通過したことを材料流動検知器で検知することにより制御装置からの指令で搬送ベルトコンベヤの駆動停止させられ、搬送ベルトコンベヤが停止した状態で遮蔽フードで覆われた計測領域にて一定の高さ位置から撮像カメラで撮像することができることから、太陽光や振動等の外的要因の影響を受けることなく画像データを取り込むことができ、これにより画像処理精度を高めることができて、コンクリート用骨材の粒度判別精度の信頼性を高いものとすることができ、又、撮像カメラによる非接触式計測のため安定して計測を行うことができる。
(2) 遮蔽フードの後面板に、計測領域にコンクリート用骨材の先端部位置が通過したことを検知する材料流動検知器を設置し、該材料流動検知器の検知信号に基づいて制御装置により搬送ベルトコンベヤの駆動を制御するようにした構成としてあるので搬送ベルトコンベヤを停止した状態でコンクリート用骨材を計測領域で撮像することを自動化することができ、専任の管理者を不要にできる。
(3) 受入ホッパと遮蔽フードとの間の位置に、コンクリート用骨材の指示信号が砂であるときだけに整粒ローラがコンベヤ搬送面付近の高さ位置まで下降させられるようにした整粒装置を配置した構成とすることにより、コンクリート用骨材が砂である場合において、砂に塊があっても、その塊を整粒ローラで押し崩すことができるので、判別精度をより高めることができ、これにより、砂を砂利と間違えて貯蔵してしまうような事態の発生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート用骨材判別装置の実施の一形態を示す概要図である。
【図2】図1の装置で用いる整粒装置の一例を示す詳細図である。
【図3】図1の装置で用いる制御装置のブロック図である。
【図4】整粒装置の他の例を示すもので、(イ)は整粒ローラ部分の正面図、(ロ)は(イ)の側面図である。
【図5】最近提案されているコンクリート用骨材判別装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 コンクリート用骨材
2 搬送ベルトコンベヤ
2a 搬送面
4 受入ホッパ
4a 排出口
7 遮蔽フード
8a 流量調整板
10 材料流動検知器
13 照明装置
17 CCDカメラ(撮像カメラ)
19,19a 整粒ローラ
20 整粒装置
30 制御装置
35 画像処理装置
A 計測領域

Claims (2)

  1. 搬送ベルトコンベヤの上流側の搬送面の上方部に、受け入れたコンクリート用骨材を下端部の排出口から排出させるようにしてある受入ホッパを設置し、該受入ホッパの排出口部に、該受入ホッパからコンベヤ搬送面上に排出されて搬送されるコンクリート用骨材の高さを均一化して一定の高さに保つようにする流量調整板を、コンベヤ搬送面との間に所要の高さ空間が形成されるように備え、且つ上記受入ホッパの設置位置よりも下流側位置のコンベヤ搬送面を計測領域に設定して、該計測領域を覆うように遮蔽フードを左右の両側板がコンベヤ搬送面よりも下方まで延びるようにして設け、該遮蔽フードの下流側となる後面板に、上記コンベヤ搬送面上に排出されて搬送されてきたコンクリート用骨材の先端部位置が上記計測領域を通過したことを検知するための材料流動検知器を設置すると共に、該遮蔽フードに、計測領域の照明を行う照明装置と、計測領域に搬送されたコンクリート用骨材を撮像してその映像を画像処理装置へ送るようにしてある撮像カメラとを設置し、更に、上記材料流動検知器の検知信号に基づいて搬送ベルトコンベヤの駆動停止指令の出力と、上記照明装置に計測領域を照明できるようにする指令を行い、且つ搬送ベルトコンベヤが停止している状態で計測領域にあるコンクリート用骨材が撮像カメラで撮像されてその映像が画像処理装置へ送られると、上記受入ホッパに受け入れたコンクリート用骨材の指示信号と上記画像処理装置の画像処理データとを比較してコンクリート用骨材を判別するようにしてある制御装置を備えた構成を有することを特徴とするコンクリート用骨材判別装置。
  2. 搬送ベルトコンベヤの上流側の搬送面の上方部に、受け入れたコンクリート用骨材を下端部の排出口から排出させるようにしてある受入ホッパを設置し、該受入ホッパの排出口部に、該受入ホッパからコンベヤ搬送面上に排出されて搬送されるコンクリート用骨材の高さを均一化して一定の高さに保つようにする流量調整板を、コンベヤ搬送面との間に所要の高さ空間が形成されるように備え、且つ上記受入ホッパの設置位置よりも下流側位置のコンベヤ搬送面を計測領域に設定して、該計測領域を覆うように遮蔽フードを左右の両側板がコンベヤ搬送面よりも下方まで延びるようにして設け、該遮蔽フードと上記受入ホッパとの間の位置に、上記計測領域へ向けて搬送されるコンクリート用骨材の指示信号が砂であるときにだけ整粒ローラがコンベヤ搬送面付近の高さ位置まで下降させられて砂の塊を崩せるようにした整粒装置を装備させ、上記遮蔽フードの下流側となる後面板に、上記コンベヤ搬送面上に排出されて搬送されてきたコンクリート用骨材の先端部位置が上記計測領域を通過したことを検知するための材料流動検知器を設置すると共に、該遮蔽フードに、計測領域の照明を行う照明装置と、計測領域に搬送されたコンクリート用骨材を撮像してその映像を画像処理装置へ送るようにしてある撮像カメラとを設置し、更に、上記コンクリート用骨材の指示信号が砂であるときの整粒装置への指令の出力と、上記材料流動検知器の検知信号に基づいて搬送ベルトコンベヤの駆動停止指令の出力と、上記照明装置に計測領域を照明できるようにする指令を行い、且つ搬送ベルトコンベヤが停止している状態で計測領域にあるコンクリート用骨材が撮像カメラで撮像されてその映像が画像処理装置へ送られると、上記受入ホッパに受け入れたコンクリート用骨材の指示信号と上記画像処理装置の画像処理データとを比較してコンクリート用骨材を判別するようにしてある制御装置を備えた構成を有することを特徴とするコンクリート用骨材判別装置。
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