JP6415974B2 - ベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベア - Google Patents

ベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベア Download PDF

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Description

本発明はベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベアに関し,とくに様々な粒径の混在する地盤材料を搬送するベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベアに関する。
ダム,防潮堤その他の土木構造物を構築する工事において,材料・施工の合理化を図る観点から,工事現場付近の地山や河床等の採取場で調達した様々な粒径の粘土,砂,礫等の粒状材が混在する地盤材料Sを原材料とした構造材料を使用することがある。例えばCSG(Cemented Sand and Gravel),セメント改良土等の構造材料は,現場付近で調達した地盤材料S(CSG材,セメント改良土母材等と呼ばれる)に水及びセメントを混合してそのまま施工するものであり,大量且つ高速な施工を可能とする利点を有している。現場付近で調達した地盤材料を骨材としたコンクリートを構造材料として使用する場合もある。
CSG材,セメント改良土母材,骨材等の地盤材料Sは,図8に示すように,採取場1等で調達したのち破砕装置1a等で適当に破砕することはあるが,基本的に人為的な粒度調整を施さずそのまま用いるものであり,粒度や含水率の変動によって構造物の品質(とくに強度)に変動を生じさせる。そのため,採取場1からストックヤード2経由でトラック等の運搬機械3によって工事現場に順次搬入される地盤材料Sを適宜抜き取って粒度,含水率等を確認し,地盤材料Sと混合する水Wの給水量及びセメントCの添加量を調整して構造材料の品質を適切に管理することが求められる。
地盤材料Sの粒度(例えば粒径加積曲線)を求める基本的な方法は篩い分けであるが,地盤材料Sの篩い分けは非常に手間がかかるため,画像解析技術を用いて地盤材料Sの粒度を迅速に求める方法が開発されている。例えば特許文献1及び2は,地盤材料Sを薄く撒き出して画像Gを撮影し,その撒き出し画像Gからコンピュータ(画像解析プログラム)により各粒状材の輪郭を抽出して粒径加積曲線を作成する方法を開示している。このような画像解析技術を用いることにより,採取場1から工事現場に搬入される地盤材料Sの粒度を15分〜30分に1回程度の頻度で確認することができる。ただし,地盤材料Sを人力(人工)で撒き出して画像Gを作成する時間が必要であり,確認する頻度を1回/15分以上に高めることは困難である。
これに対して,様々な粒径の粒状材を載置して振動させながら搬送する振動コンベアが開発されており(特許文献3〜6参照),例えば特許文献6が開示するように,振動コンベア上に載置した粒状材を搬送しながら展開させ,或いは,分散させることができる。このような振動コンベアを用いて,地盤材料Sを搬送しながら展開・分散させて従来の撒き出しと同様の画像Gを作成することができれば,地盤材料Sを撒き出す手間を省略することができ,地盤材料Sの粒度の確認に要する時間を短縮することができる。大量の地盤材料Sを用いたた土木構造物の高速施工では,例えば15分未満の短時間で地盤材料Sの粒度が急激に変動する事例も報告されており,地盤材料Sの粒度の変動を1回/15分未満の短時間で確認することができれば,地盤材料Sを用いた土木構造物の品質管理精度を高めることができる。
特開2010−249553号公報 特開2011−163836号公報 特開平2−214580号公報 特開2002−326057号公報 特開2009−095779号公報 特開2013−227112号公報
しかし,従来の振動コンベアは,トラフと呼ばれる搬送台(載置台)全体を振動させるものであり,トラフ上で地盤材料Sを搬送しながら振動させて展開・分散させることはできるが,分散させた後の地盤材料Sを搬送しながら静かに観察し又は撮影することができない問題点がある。すなわち,従来の振動コンベアを用いて地盤材料Sを搬送しながら展開・分散させた場合は,載置台上の地盤材料Sを振動させながら画像Gを撮影せざるを得ないので,撮影のたびに地盤材料S中の各粒状材が異なる形として写り込み,画像Gから測定する粒度の精度が低下するおそれがある。地盤材料Sを用いた土木構造物の品質管理では,単に粒度の測定時間を短縮するだけでなく,粒度を精度よく測定することが不可欠であり,振動させて展開・分散させた状態の地盤材料Sを振動させずに観察し又は撮影できる振動コンベアが必要である。
そこで本発明の目的は,地盤材料を振動させて分散させると共に分散させた地盤材料を振動させずに観察又は撮影できるベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベアを提供することにある。
図1(A)及び図2の実施例を参照するに,本発明によるベルトコンベアの振動方法は,地盤材料Sを搬送するベルトコンベアの環状ベルト14の載置面下方に複数のキャリアローラ15,16を搬送方向に沿って並べ,載置面の上流部又は中間部のキャリアローラ15の荷重を第1支持体21で支持すると共に他のキャリアローラ16の荷重を第1支持体21から縁切りされた第2支持体17で支持し,第1支持体21の直上の載置面と対向させて地盤材料Sの敷き均し板28(図2参照)を設け,第1支持体21のみを振動させて載置面上の地盤材料Sを分散させてなるものである。
或いは図1(B)に示すように,地盤材料Sを搬送するベルトコンベアの環状ベルト14の載置面下方に複数のキャリアローラ15,16を搬送方向に沿って並べ,載置面の上流部又は中間部のキャリアローラ15の荷重を第1支持体21で支持し,第1支持体21から縁切りされた搬送方向下流側の第3支持体23で当該下流側のキャリアローラ15の荷重を支持し,他のキャリアローラ16の荷重を第1支持体21及び第3支持体23から縁切りされた第2支持体17で支持し,第1支持体21及び第3支持体23を振動させて載置面上の地盤材料Sを分散させるように,本発明のベルトコンベアの振動方法を構成してもよい。
また,図1(A)及び図2の実施例を参照するに,本発明による振動ベルトコンベアは,地盤材料Sを搬送するベルトコンベアの環状ベルト14の載置面下方に搬送方向に沿って並べた複数のキャリアローラ15,16,その載置面の上流部又は中間部のキャリアローラ15の荷重を支持する第1支持体21,第1支持体21から縁切りされて他のキャリアローラ16の荷重を支持する第2支持体17,第1支持体21の直上の載置面と対向させて設けた地盤材料Sの敷き均し板28(図2参照),及び第1支持体21を振動させる振動装置22を備え,第1支持体21のみを振動させて載置面上の地盤材料Sを分散させてなるものである。
或いは図1(B)に示すように,地盤材料Sを搬送するベルトコンベアの環状ベルト14の載置面下方に搬送方向に沿って並べた複数のキャリアローラ15,16,その載置面の上流部又は中間部のキャリアローラ15の荷重を支持する第1支持体21,第1支持体21から縁切りされて搬送方向下流側に設けられ当該下流側のキャリアローラ15の荷重を支持する第3支持体23,第1支持体21及び第3支持体23から縁切りされて他のキャリアローラ16の荷重を支持する第2支持体17,並びに第1支持体21及び第3支持体23を振動させて載置面上の地盤材料Sを分散させる振動装置22,24を備えるように,本発明の振動ベルトコンベアを構成してもよい。
好ましくは,図1(C)に示すように,第2支持体17を載置面の全長にわたして設け,第1支持体21及び第3支持体23を第2支持体17上に振動吸収部材25を介して設置することができる。
図1に白矢印で示すように,第1支持体21の直上の載置面を地盤材料Sの投入位置とすることができる。また,図1に示すように,第1支持体21の搬送方向下流側の第2支持体17の直上の載置面に分散後の地盤材料Sを撮影する撮像機5を設けることができる。
本発明によるベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベアは,地盤材料Sを搬送するベルトコンベアの環状ベルト14の載置面下方の複数のキャリアローラ15のうち,載置面の上流部又は中間部のキャリアローラ15の荷重を第1支持体21で支持すると共に,他のキャリアローラ16の荷重を第1支持体21から縁切りされた第2支持体17で(又は,第1支持体21から縁切りされた第3支持体23と,第1支持体21及び第3支持体から縁切りされた第2支持体17とで)支持し,第1支持体21のみを振動させて(又は,第1支持体21と第3支持体23とを振動させて)載置面上の地盤材料Sを分散させるので,次の効果を奏する。
(イ)ベルトコンベアの複数のキャリアローラ15,16を相互に縁切りされた第1支持体21及び第2支持体17(又は,第1支持体21と第3支持体23と第2支持体17)で支持するので,第1支持体21(又は,第1支持体21及び第3支持体23)の直上の載置面を振動させた時に第2支持体17の直上の載置面を振動しない静止状態とすることができ,ベルトコンベアの載置面上に搬送方向に沿って振動区間と無振動区間とを形成することができる。
(ロ)従って,ベルトコンベアに投入された地盤材料Sを,搬送しながら,第1支持体21(又は,第1支持体21及び第3支持体23)の直上の振動区間で振動させて分散させたのち,第2支持体17の直上の無振動区間において振動させずに観察し又は撮影することができる。
(ハ)振動区間における振動周波数,振幅,起振出力,振動時間,搬送速度等を調整することにより,ベルトコンベア上の地盤材料Sを従来の人力(人工)による撒き出しと同程度の面密度で分散させることが可能であり,無振動区間において従来の撒き出し画像Gと同程度の品質の画像を作成することできる。
(ニ)本発明の振動ベルトコンベアで地盤材料Sを搬送しながら撒き出し画像Gを作成することにより,地盤材料Sの粒度測定に必要な画像Gの作成を半自動化することができ,地盤材料Sの粒度測定時間を1回/15分未満(例えば5分未満)に短縮することができる。
(ホ)また,採取場1から工事現場に搬入される地盤材料Sの全量を本発明の振動ベルトコンベアによって搬送し,地盤材料Sの粒度を連続的に測定することにより,地盤材料Sの粒度の変動確認の更なる迅速化を図り又は変動を連続的に確認することが可能となる。
以下,添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
本発明の振動ベルトコンベアの一実施例のブロック図である。 本発明の振動ベルトコンベアの他の実施例の説明図である。 地盤材料Sを用いて構造材料を製造する工事現場に本発明の振動ベルトコンベアを適用した一実施例の説明図である。 地盤材料Sを用いて構造材料を製造する工事現場に本発明の振動ベルトコンベアを適用した他の実施例の説明図である。 本発明の振動ベルトコンベアにおける地盤材料Sの最適な投入位置を確認した実験の説明図である。 本発明の振動ベルトコンベアにおける地盤材料Sの最適な搬送速度(機速)を確認した実験結果の説明図である。 本発明の振動ベルトコンベアにおける地盤材料Sの最適な搬送速度(機速)を確認した他の実験結果の説明図である。 地盤材料Sを用いて構造材料を製造する従来方法の流れ図である。
図3は,工事現場付近で調達した地盤材料Sを原材料として構造材料(CSG,セメント改良土,コンクリート等)を製造する工事現場に本発明の振動ベルトコンベア10を適用して地盤材料Sの粒度を測定する実施例を示す。図8を参照して上述したように,現場付近で調達した地盤材料Sは運搬機械3によって工事現場に搬入されて母材ホッパー4に投入され,母材ホッパー4から混合装置9(ミキサー等)に搬送して水及びセメントと混合することにより構造材料とする。図示例では,ホッパー4と混合装置9との間に本発明の振動ベルトコンベア10を配置し,ホッパー4から振動ベルトコンベア10に地盤材料Sを投入する搬入ベルトコンベア43と,振動ベルトコンベア10から混合装置9に地盤材料Sを取り出す搬出ベルトコンベア44とを直列に接続して地盤材料Sの搬送路としている。
図示例の振動ベルトコンベア10には,その載置面の下流部と対向させて撮像機5が設けられており,その撮像機5により振動ベルトコンベア10上の地盤材料Sの分散画像Gを撮影してコンピュータ30に入力する。特許文献1及び2を参照して上述したように,コンピュータ30において地盤材料Sの分散画像Gから画像解析技術により各粒状材の輪郭を抽出して粒径加積曲線を作成し,地盤材料Sの粒度を測定することができる。図示例のように,ホッパー4から混合装置9への搬送路に振動ベルトコンベア10を配置して分散画像Gを作成することにより,工事現場に搬入される地盤材料Sの粒度を全量且つ連続的に測定することができ,地盤材料Sの粒度の変動を確実に検出することができる。
図1(A)は,振動ベルトコンベア10の一実施例の拡大図を示す。図示例の振動ベルトコンベア10は,通常のベルトコンベアと同様に駆動プーリ11とテールプーリ13との間に環状ベルト14を架け渡し,駆動装置12により駆動プーリ11を駆動して駆動プーリ11とテールプーリ13との間でベルト14を回転させることにより,ベルト14の上面(以下,載置面という)に載置した地盤材料Sを搬送するものである。図1の符号18は,駆動プーリ11に巻き付けるベルト14の角度を変更して張力を調整するスナッププーリを示す。
載置面の下方には,搬送方向に沿って複数のキャリアローラ15,16が並べられており,載置面の上流部のキャリアローラ15は第1支持体21によって連結支持され,他のキャリアローラ16は第1支持体21から縁切りされた第2支持体17によって連結支持されている。第1支持体21は支持脚21aによって工事現場の基盤上に支持され,第2支持体17は支持脚17aによって工事現場の基盤上に支持されている。なお,載置面だけでなく,必要に応じて戻り面にも適当なリターンローラ19(図2参照)を設けることができる。
図示例の振動ベルトコンベア10において,載置面の荷重はキャリアローラ15,16を介して第1支持体21及び第2支持体17により支持されるが,両支持体21,17は相互に縁切りされているので,第1支持台21にはキャリアローラ15の荷重のみが伝達され,他のキャリアローラ16の荷重は伝達されない。また,振動ベルトコンベア10は第1支持体21を振動させる振動装置22を有しているが,第1支持体21及び第2支持体17が相互に縁切りされているので,振動装置22の振動は第2支持体17に伝達されることはなく,第1支持体21とそれに連結されたキャリアローラ15のみを振動させることができる。
すなわち,図1(A)の振動ベルトコンベア10は,振動装置22を振動させることにより,第2支持体17及びキャリアローラ16により支持された載置面の中間部及び下流部を振動させることなく,第1支持体21及びキャリアローラ15により支持された載置面の上流部のみを振動させ,載置面上を搬送方向に沿って振動する区間(振動区間)と振動しない区間(無振動区間)とに区分けすることができる。このため,載置面の上流部に投入された地盤材料Sを,振動区間において振動させて分散させたのち,無振動区間において振動させずに観察することができ,載置面の下流部と対向させた撮像機5により分散させた地盤材料Sの分散画像Gを搬送しながら振動させずに撮影することができる。
図1(A)の振動ベルトコンベア10において,載置面上の振動区間の長さ(搬送方向長さ)は,粒度の測定に適した地盤材料Sの分散が得られるように適宜選択することができ,例えば長さを1m以上とすることができる。なお,図示例では載置面の上流部のキャリアローラ15を第1支持体21により支持しているが,載置面の中間部のキャリアローラを第1支持体21により支持し,他のキャリアローラ16(上流部及び下流部のキャリアローラ)を第2支持体17により支持することも可能である。この場合も,上述した説明と同様に,載置面上を搬送方向に沿って振動区間と無振動区間とに区分けすることができ,載置面の下流部と対向させた撮像機5により分散させた地盤材料Sの分散画像Gを搬送しながら撮影することができる。
図1(B)は,本発明の振動ベルトコンベア10の他の実施例を示す。図示例の振動ベルトコンベア10は,上述した第1支持体21と搬送方向下流側の第2支持体17との間に両支持体21,17から縁切りされてキャリアローラ15の荷重を支持する第3支持体23を設けると共に,その第3支持体23を振動させる振動装置24を設けたものである。第3支持体23は支持脚23aによって工事現場の基盤上に支持されている。振動装置22によって第1支持体21を振動させると同時に,振動装置24によって第3支持体23を振動させる。この振動ベルトコンベア10においても,各支持体21,23,17は相互に縁切りされているので,第3支持台23の直上のキャリアローラ15の荷重が他の支持台21,17に伝達されることはなく,第3支持体23の振動が他の支持体21,27に伝達されることもない。第3支持体23は,第1支持体21と同じ振動条件(例えば振動周波数,振幅,起振出力が何れも同じ条件)で振動させてもよいが,第1支持体21と異なる振動条件(例えば振動周波数,振幅,起振出力の何れかが異なる条件)で振動させることができる。
すなわち,図1(B)の振動ベルトコンベア10においても,振動装置22,24を振動させることにより,第1支持体21及び第3支持体23で支持された載置面のみを振動させ,載置面上を搬送方向に沿って振動区間と無振動区間とに区分けすることができる。従って,載置面の上流部に投入された地盤材料Sを,振動区間において振動させて分散させたのち,載置面の下流部と対向させた撮像機5により分散させた地盤材料Sの分散画像Gを搬送しながら振動させずに撮影することができる。
しかも,図1(B)の振動ベルトコンベア10は,振動装置22,24を異なる振動条件で振動させることにより,地盤材料Sの性状や撒き出し状況に応じて振動を変化させることができ,粒度の測定に適した地盤材料Sの分散画像Gを作成することできる。なお,図1(B)の振動ベルトコンベア10においても,載置面上の振動区間の長さ(第1支持体21及び第3支持体23の搬送方向長さ)は,粒度の測定に適した地盤材料Sの分散が得られるように適宜選択することができ,例えば第1支持体21及び第3支持体23の長さを1m以上とすることができる。
図1(C)は,図1(B)と同様に第1支持体21と第2支持体17との間に第3支持体23を設けた本発明の振動ベルトコンベア10の更に他の実施例を示す。図示例の振動コンベア10は,第2支持体17をベルトコンベア10の載置面の全長にわたして設け,第1支持体21及び第3支持体23を第2支持体17上に振動吸収部材25を介して設置したものである。振動吸収材25の一例は弾性バネ又は弾性ゴムである。図1(C)の振動ベルトコンベア10においても,上述した図1(B)の場合と同様に載置面上を搬送方向に沿って振動区間と無振動区間とに区分けすることができ,振動装置22,24を異なる振動条件で振動させて地盤材料Sを性状や撒き出し状況に応じて分散させることができる。
図1(C)に示すように,振動ベルトコンベア10の載置面の下流部に遮光板及び遮光カーテンで覆われた撮影建屋36を設け,その撮影建屋36内に照明装置(図示せず)と共に撮像機5を配置することができる。載置面上の地盤材料Sは,搬送されながら撮影建屋36の内部に進入し,照明装置により所定照度に維持された状態で撮像装置5により分散画像Gを撮影する。図示例の撮像機5はコンピュータ30に接続されており,撮影された分散画像Gをコンピュータ30に入力して地盤材料Sの粒度を測定する。また図示例コンピュータ30には,振動装置22,24の振動を制御する振動制御装置31,32と,駆動装置12の駆動を制御する駆動制御装置33とが接続されており,必要に応じてコンピュータ30により振動装置22,24の振動の振動条件(例えば振動周波数,振幅,起振出力のうち1以上の条件)を切り替え,又は駆動装置12による環状ベルトの搬送速度(機速)を切り替えることができる。
[実験例1]
本発明の振動ベルトコンベア10による効果を確認するため,図1(C)に示すように第1支持体21と第2支持体17との間に第3支持体23を設けた振動ベルトコンベア10を試作した。試作した振動ベルトコンベア10を図2に示す。図2の振動コンベア10は,ベルトコンベア10の長さ方向両側にそれぞれ全長にわたる一対のH鋼を延在させて第2支持体17とし,その一対のH鋼上に振動吸収部材(弾性バネ)25を介して第1支持体21及び第3支持体23を設置し,各支持体21,23,17上にキャリアローラ15,16を同じ高さとなるように取り付けて環状ベルト14の載置面を支持したものである。図2(A)は試作した振動ベルトコンベア10の側面図を示し,図2(B)は環状ベルト14を一部切欠いた振動ベルトコンベア10の上面図を示す。また図2(C)及び(D)は,図2(B)の線C−C,線D−Dにおける断面図を示す。
試作した振動ベルトコンベア10は,図2(A)〜(D)に示すように,キャリアローラ15,16によって環状ベルト14の載置面を水平に支持し,その載置面上にベッセル状のサイドプレート27を取り付けて地盤材料Sを積載可能としている。振動区画である第1支持体21及び第3支持体23のサイドプレート27と,無振動区画である第2支持体17のサイドプレート27とは剛結合せず,それぞれ独立に振動可能とした。ただし,振動ベルトコンベア10の載置面は必ずしも水平に限られるわけではなく,図2(E)に示すように,キャリアローラ15,16によって環状ベルト14の載置面を,地盤材料Sを積載可能な断面凹型に支持することも可能である。この場合は,載置面上のサイドプレート27の取り付けを省略することができる。
また,試作した振動ベルトコンベア10には,載置面上で地盤材料Sが均等な厚さで分散されるように,第3支持体23の直上の載置面と対向させて地盤材料Sの敷き均し板28を設けている。本発明の振動ベルトコンベア10は,上述したように第1支持体21及び第3支持体23を振動させて載置面上の地盤材料Sを分散させるが,地盤材料Sには様々な粒径の粒状材が混在しているので,振動させるだけでは分散させた地盤材料Sの厚さが不均一なものとなりうる。図示例のように,載置面の振動区画に敷き均し板28を設け,載置面上の地盤材料Sを振動させつつ,敷き均し板28で載置面全体に広げることにより,分散させた地盤材料Sを均等な厚さとすることができる。なお,地盤材料Sの敷き均し板28は,第3支持体23に代えて又は加えて第1支持体21の直上の載置面と対向させて設けることもできる。また,地盤材料Sの厚さに代えて,載置面上の地盤材料Sの面密度(=載置面の単位面積当たりの地盤材料Sの質量)が均等となるように敷き均し板28を機能させることも可能である。ただし,敷き均し板28は本発明の振動ベルトコンベア10に必須のものではない。
図2の振動ベルトコンベア10を用いて,先ず載置面の振動区画と地盤材料Sの投入位置との関係を確認する実験を行った。本実験では,図5に示すように,(A)第1支持体21の直上載置面(振動区画)の上流側の離れた位置を地盤材料Sの投入位置とした場合,(B)第1支持体21の直上載置面(振動区画)の上流側の近い位置を地盤材料Sの投入位置とした場合,(C)第1支持体21の直上載置面(振動区画)を地盤材料Sの投入位置とした場合の各々について,撮像装置5の直下載置面における地盤材料Sの面密度のバラツキ(=載置面の単位面積当たりの地盤材料Sの質量の時間的変化)を計測した。
本実験の結果,(A)及び(B)の場合は面密度のバラツキが大きくなるのに対して,(C)の場合は面密度のバラツキが比較的小さく,載置面の振動によって地盤材料Sを効率的に分散できたことが確認できた。この理由は,載置面の振動区画に地盤材料Sを投入した場合,地盤材料Sが載置面に着床すると同時に落下エネルギーと振動エネルギーとが加算されて均一に分散すると考えられる。本実験結果から,本発明の振動ベルトコンベア10において,地盤材料Sを均等に分散させるためには,第1支持体21の直上の載置面を地盤材料Sの投入位置とすることが有効であることが分かる。
[実験例2]
次に,振動装置22,24によって第1支持体21及び第3支持体23をそれぞれ異なる振動条件で振動させながら,上述した実験例1のように第1支持体21の直上載置面に投入した地盤材料Sの面密度(=載置面の単位面積当たりの地盤材料Sの質量)を撮像装置5の直下載置面で計測する実験を行った。先ず,(A)第1支持体21の振動装置22の振動周波数を一定にして第3支持体23の振動装置24の振動周波数を変化させた場合は,地盤材料Sの面密度のバラツキに大きな変化は見られず,第1支持体21の振動周波数が一定である限り,地盤材料Sの分散に対する第3支持体23の振動周波数の影響は小さいことが確認された。なお,振動装置22,24の振動周波数は市販のインバータ制御機器(振動制御装置31,32)を用いて適宜調整可能である。
逆に,(B)第3支持体23の振動周波数を一定にして第1支持体21の振動周波数を変化させたところ,第1支持体21の振動周波数の大きさにほぼ比例して地盤材料Sの面密度のバラツキが小さくなる傾向が確認された。本実験の結果から,第1支持体21の振動周波数を大きくすることで地盤材料Sを均一に分散させることができること,及び,第3支持体23による振動も地盤材料Sの分散に補助的な役割を担っているが,第3支持体23の振動周波数は相対的に小さくても足りることが確認できた。例えば,第1支持体21の振動周波数を60Hz程度とし,第3支持体23の振動周波数を40Hz程度とすることにより,地盤材料Sを均等に分散させることができる。
[実験例3]
次に,第1支持体21及び第3支持体23をそれぞれ異なる振幅で振動させながら,実験例2と同様に第1支持体21の直上載置面に投入した地盤材料Sの面密度を撮像装置5の直下載置面で計測する実験を行った。第3支持体23を起振出力2.2kwの振幅が小さい振動装置24で振動させ,第1支持体21を起振出力3.7kwの振幅が大きい振動装置22で振動させ,インバータ制御機器を用いて振動装置22の起振出力を変化させたところ,実験例2の実験結果と同様に,第1支持体21の振幅が大きいほど地盤材料Sの面密度のバラツキが小さくなる傾向が確認された。本実験の結果から,第1支持体21の振動振幅を大きくすることで地盤材料Sを均一に分散させることができること,及び,第3支持体23の振動振幅は相対的に小さくても足りることが確認できた。
[実験例4]
更に,駆動装置12による環状ベルト14の搬送速度(機速)を変えながら,上述した実験例1〜3のように第1支持体21の直上載置面に投入した地盤材料Sの面密度を撮像装置5の直下載置面で計測する実験を行った。本実験では,第1支持体21の直上載置面に投入する地盤材料Sの量が(A)多い,(B)中程度,(C)少ない,の3段階の各々について,それぞれ環状ベルト14の搬送速度(機速)を変化させたときの地盤材料Sの面密度を計測した。同様の実験を繰り返した結果を図6及び図7のグラフに示す。なお,駆動装置12の搬送速度(機速)も市販のインバータ制御機器(駆動制御装置33)を用いて適宜調整可能である。
図6に示す実験結果のグラフから分かるように,地盤材料Sの投入量が(A)多い,(B)中程度,(C)少ない,の何れの場合も,環状ベルト14の搬送速度(機速)を増やしていくと面密度は徐々に小さくなるが,搬送速度(機速)の増加に対する面密度の減少率(傾き)は2段階に変化しており,搬送速度(機速)が小さい時は比較的急激に面密度が減少するのに対し,搬送速度(機速)が大きくなると面密度は緩やかに減少してほぼ一定値をとるようになる。本発明者は,この実験から,搬送速度(機速)の増加に対する面密度の減少率(傾き)が変化するとき,すなわち図6のグラフの変曲点において地盤材料Sが最も均等に分散されることを見出した。
図7に示す他の実験結果のグラフでは,搬送速度(機速,図7の表記では移動速度)が大きくなると変曲点を境に面密度のバラツキが大きくなっている。これは搬送速度(機速)の増大に伴い地盤材料Sが不均一(まばら)に環状ベルト14上に撒き出されたためと推定される。環状ベルト14上の任意の単位面積(観察領域)における地盤材料Sの質量を面密度の定義としているため,撒き出しが不均一になると,図7のような面密度のバラツキを生じる場合がある。しかし,図7のグラフからも,搬送速度(機速)の増加に対する面密度の減少率(傾き)がほぼ2段階に変化していることを読み取ることができ,この実験からも,搬送速度(機速)の増加に対する面密度の減少率(傾き)が変化するとき(図7のグラフの変曲点)に地盤材料Sが最も均等に分散されることを確認できた。
振動ベルトコンベア10に対する地盤材料Sの投入量が(A)多い,(B)中程度,(C)少ない,の何れのグラフにおいても,変曲点より搬送速度(機速)が小さい時は地盤材料Sが重層的に重なって分散が不十分となり,逆に変曲点より搬送速度(機速)が大きい時は地盤材料Sの分散時に隙間が生じてしまう。つまり,搬送速度を大きくすると地盤材料Sが分散するので地盤材料の部分の面密度は一定になるが,地盤材料のない部分(隙間)が生じてしまうので,観察領域全体としての面密度のバラツキが大きくなってしまう。この場合,分散後の地盤材料Sの画像を撮影しても地盤材料の粒度,粒度分布を正確に分析して測定することができない。図6及び図7の変曲点となるような搬送速度(機速)で振動ベルトコンベア10を駆動することにより,粒度の測定に適した地盤材料Sの均等な分散を得ることが可能となる。また,そのような分散後の地盤材料Sの画像から粒度,粒度分布を正確に分析して測定することが可能となる。
具体的には,振動ベルトコンベア10に対して適当な地盤材料Sの投入量を選択したうえで,上述した図6及び図7の場合と同様に,環状ベルト14の搬送速度(機速)を増やしながら地盤材料Sの面密度の減少率(傾き)を計測し,その傾きが変化する変曲点の搬送速度(機速)を実験的に見出すことができる。例えば,駆動制御装置33により振動ベルトコンベア10の振動速度を5m/min単位で増やしながら変曲点の搬送速度(機速)を検出するが,同様の実験を繰り返して規準化された搬送速度(機速,図7の表記では規準移動速度)を検出することができる。また,異なる投入量に対して変曲点が得られる搬送速度(機速)を結ぶ曲線(図7の規準移動速度の曲線)を予め作成し,振動ベルトコンベア10に対する地盤材料Sの投入量の変化に応じて変曲点が得られる搬送速度(機速)を切り替えることも可能である。
更に,振動ベルトコンベア10の実際の搬送速度(機速)は,上述した変曲点の搬送速度(機速)と一致するように設定することが望ましいが,工事現場の進捗状況等に応じて変曲点の搬送速度(機速)を多少変動させて設定することも可能である。本発明者の更なる実験によれば,変曲点の搬送速度(機速)を−25%〜+15%の範囲内で変動させて振動ベルトコンベア10に設定した場合でも,粒度の測定に適した地盤材料Sの均等な分散を得ることができる。好ましくは,振動ベルトコンベア10の設定値を変曲点の搬送速度(機速)の−15%〜+5%の範囲内とし,更に好ましくは,振動ベルトコンベア10の設定値を変曲点の搬送速度(機速)の−10%〜+0%の範囲内とする。
こうして本発明の目的である「地盤材料を振動させて分散させると共に分散させた地盤材料を振動させずに観察又は撮影できるベルトコンベアの振動方法及び振動ベルトコンベア」の提供を達成できる。
なお,図3の実施例において,上述したように搬入ベルトコンベア43によって振動ベルトコンベア10の第1支持体21の直上載置面に地盤材料Sを投入すると共に,第1支持体21の振動周波数を適切に選択し,環状ベルト14の搬送速度(機速)を適切に選択することにより,載置面の下流部の撮像機5によって粒度の測定に適した地盤材料Sの分散画像Gを撮影することができるが,図3(B)に示すように,本発明の振動ベルトコンベア10の幅を搬入ベルトコンベア43の幅に対して大きくすることにより,載置面の下流部における地盤材料Sの厚さ又は面密度を調整することもできる。
すなわち,図3の実施例では工事現場に搬入される地盤材料Sの全量を振動ベルトコンベア10に通して粒度を連続的に測定できるが,地盤材料Sの搬入量が多い場合は振動ベルトコンベア10の下流部において地盤材料Sを適当な厚さに分散させることが難しい場合がある。図3(B)に示すように,搬入ベルトコンベア43の幅W43に対して振動ベルトコンベア10の幅W10を相対的に大きくし,搬入ベルトコンベア43からの地盤材料Sの投入量に対して振動ベルトコンベア10の載置面の面積を大きくすることにより,搬入量が多い場合にも地盤材料Sを粒度の測定に適した厚さに分散させることができる。
また,図3(B)に示すように,振動ベルトコンベア10から地盤材料Sを取り出す搬出ベルトコンベア44の幅W44は,振動ベルトコンベア10の幅W10に比して相対的に小さくすることができる。すなわち,地盤材料Sを分散させる振動ベルトコンベア10の幅W10を大きくすれば足り,地盤材料Sを搬送すれば足りる搬入ベルトコンベア43及び搬出コンベア44の幅は従来と同程度に小さく抑えることができる。幅W10の大きい振動ベルトコンベア10のから幅W44の小さい搬出ベルトコンベア44に地盤材料Sを直接移載することが難しい場合は,ホッパーその他の適当な移載装置を介在させることも可能である。
図4は,地盤材料Sを原材料として構造材料を製造する工事現場に本発明の振動ベルトコンベア10を適用した他の実施例を示す。図4の実施例では,母材ホッパー4から混合装置9への地盤材料Sの搬送路を3台のベルトコンベア46,47,48により構成し,その搬送路と平行に振動ベルトコンベア10と搬入ベルトコンベア43と搬出ベルトコンベア44とを配置している。母材ホッパー4から混合装置9への搬送路の途中(例えばベルトコンベア47と48との間)から地盤材料Sの一部分を所定時間tおきに搬入ベルトコンベア43に抜き取って振動ベルトコンベア10に搬送して分散画像Gを作成し,作成後の地盤材料Sを搬出ベルトコンベア44経由で搬送路の途中(例えばベルトコンベア46と47との間)に戻す。
図4の実施例においても,振動ベルトコンベア10によって地盤材料Sを搬送しながら振動区間において分散させ,分散させた地盤材料Sを無振動区間において搬送しながら振動させずに撮影できるので,地盤材料Sの粒度測定時間を15分未満の所定時間t(例えば5分未満)に短縮することができる。また,図4の実施例では,地盤材料Sの全量ではなく一部分を抜き出して粒度を計測するので,図3(B)のように,振動ベルトコンベア10の幅W10を搬入ベルトコンベア43の幅W43及び搬出ベルトコンベア44の幅W44に比して相対的に大きくしなくても対応することが可能である。
1…採取場(地山) 1a…破砕装置
2…ストックヤード 3…運搬装置(トラック等)
4…母材ホッパー 5…撮像装置
7…重量計測器 8…含水率計測器
9…混合装置
10…振動ベルトコンベア 11…駆動プーリ(ドライブプーリ)
12…駆動装置 13…テールプーリ
14…コンベアベルト 15,16…キャリアローラ
17…第2支持体 18…スナッププーリ
19…リターンローラ
21…第1支持体 22…振動装置
23…第3支持体 24…振動装置
25…振動吸収部材 27…サイドプレート
28…敷き均し板 28a…支持部材
30…コンピュータ 31,32…振動制御装置
33…駆動制御装置 36…撮影建屋
41…水供給装置 42…セメント供給装置
43…搬入ベルトコンベア 44…搬出ベルトコンベア
45…移載装置 46,47,48…搬送ベルトコンベア
S…地盤材料 C…セメント
W…水 G…画像

Claims (7)

  1. 地盤材料を搬送するベルトコンベアの環状ベルトの載置面下方に複数のキャリアローラを搬送方向に沿って並べ,前記載置面の上流部又は中間部のキャリアローラの荷重を第1支持体で支持すると共に他のキャリアローラの荷重を第1支持体から縁切りされた第2支持体で支持し,前記第1支持体の直上の載置面と対向させて地盤材料の敷き均し板を設け,前記第1支持体のみを振動させて載置面上の地盤材料を分散させてなるベルトコンベアの振動方法。
  2. 地盤材料を搬送するベルトコンベアの環状ベルトの載置面下方に複数のキャリアローラを搬送方向に沿って並べ,前記載置面の上流部又は中間部のキャリアローラの荷重を第1支持体で支持し,前記第1支持体から縁切りされた搬送方向下流側の第3支持体で当該下流側のキャリアローラの荷重を支持し,他のキャリアローラの荷重を第1支持体及び第3支持体から縁切りされた第2支持体で支持し,前記第1支持体及び第3支持体を振動させて載置面上の地盤材料を分散させてなるベルトコンベアの振動方法。
  3. 地盤材料を搬送するベルトコンベアの環状ベルトの載置面下方に搬送方向に沿って並べた複数のキャリアローラ,前記載置面の上流部又は中間部のキャリアローラの荷重を支持する第1支持体,前記第1支持体から縁切りされて他のキャリアローラの荷重を支持する第2支持体,前記第1支持体の直上の載置面と対向させて設けた地盤材料の敷き均し板,及び前記第1支持体を振動させる振動装置を備え,前記第1支持体のみを振動させて載置面上の地盤材料を分散させてなる振動ベルトコンベア。
  4. 地盤材料を搬送するベルトコンベアの環状ベルトの載置面下方に搬送方向に沿って並べた複数のキャリアローラ,前記載置面の上流部又は中間部のキャリアローラの荷重を支持する第1支持体,前記第1支持体から縁切りされて搬送方向下流側に設けられ当該下流側のキャリアローラの荷重を支持する第3支持体,前記第1支持体及び第3支持体から縁切りされて他のキャリアローラの荷重を支持する第2支持体,並びに前記第1支持体及び第3支持体振動させて載置面上の地盤材料を分散させる振動装置を備えてなる振動ベルトコンベア。
  5. 請求項の振動ベルトコンベアにおいて,前記第2支持体を載置面の全長にわたして設け,前記第1支持体及び第3支持体を第2支持体上に振動吸収部材を介して設置してなる振動ベルトコンベア
  6. 請求項3から5の何れかの振動ベルトコンベアにおいて,前記第1支持体直上の載置面を地盤材料の投入位置としてなる振動ベルトコンベア。
  7. 請求項3から6の何れかの振動ベルトコンベアにおいて,第1支持体又は第3支持体の搬送方向下流側の第2支持体直上の載置面に分散後の地盤材料を撮影する撮像機を設けしてなる振動ベルトコンベア。
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