JP4143248B2 - 往復動式圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復動式圧縮機に関し、一層詳細には、ピストンに連結されるとともに該ピストンの軸心から所定距離で離間して設けられた吸入口を開閉する吸入弁を備えた往復動式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空調装置は、通常、凝縮器、蒸発器および圧縮機等を備えている。外部から導入されたエアは、蒸発器へと送られ、該蒸発器のチューブ内を流通する液状冷媒と互いに熱交換する。その結果、エアは潜熱を奪われることにより冷却され、この冷却されたエアが自動車の車内冷房に供される。一方、液状冷媒は気化してガス状冷媒となる。
【0003】
ガス状冷媒は、次いで、圧縮機により高温・高圧状態にされる。その後、凝縮器へと送気され、該凝縮器にて冷却されることにより凝縮して液状冷媒となる。ガス状冷媒が圧縮機により高温・高圧状態にされることにより、凝縮器における該ガス状冷媒の凝縮が比較的容易に起こるようになる。そして、液状冷媒が蒸発器に送液された後、上記のサイクルが繰り返されることにより自動車の車内冷房が連続的に行われる。
【0004】
上記したような作用を営む圧縮機としては、往復動式圧縮機が例示されるが、その中でも特に、斜板に嵌合されたピストンが前記斜板の回転動作に伴いシリンダ内を往復動作する、いわゆる斜板式圧縮機が広汎に使用されている。
【0005】
近年、このピストンとして、図15に示すように、円盤部1の中心から一端部側に吸気口2、2が偏在して設けられたものが提案されている(例えば、特開昭58−14683号公報および特開昭58−14684号公報参照)。これら吸気口2、2は、ピン3等でピストン4に連結された吸入弁5により開閉される。
【0006】
吸入弁5としては、例えば、実開平5−21185号公報の図2に示されるものが挙げられる。この吸入弁5は、吸気口2、2を覆う開閉部5aと、該開閉部5aの両端から延在した2本のアーム部5b、5bと、取付孔6が形成された固定部5cと、アーム部5b、5bと固定部5cとを橋架する連結部5dと、固定部5cから連結部5dに亘って形成された溝5eとを有する。そして、該吸入弁5は、ピン3によってピストン4に連結されるとともに、ピストン4に嵌合する際にピン3が塑性変形されて形成された縁部3aで押圧されることにより回り止めがなされている。
【0007】
図示しない蒸発器から送気されてシリンダ内に導入されたガス状冷媒は、吸気口2、2内に貯留され、該吸気口2、2内で圧力が所定値に達すると吸入弁5を押圧する。この押圧に伴ってアーム部5b、5bが撓むことにより、開閉部5aがピストン4から離間する。すなわち、吸入弁5が開き、その結果、ピストン4とシリンダウォールとの間にガス状冷媒が導入される。
【0008】
このガス状冷媒は、斜板の回転動作に伴いピストン4がシリンダ内を前進動作することにより圧縮される。この圧縮によってガス状冷媒の圧力が所定値以上となることに伴い図示しない吐出弁が開き、その結果、圧縮されたガス状冷媒がシリンダから導出される。このガス状冷媒は、斜板式圧縮機の導出ポート(図示せず)を介して凝縮器へと送気される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した吸入弁5には、図15に示されるように、アーム部5b、5bの内周部の長さが短く、このために開閉部5aがピストン4から離間する距離が短くガス状冷媒の吸入効率が小さいという不具合がある。
【0010】
開閉部5aのピストン4からの離間距離を大きくして吸入効率を向上するためには、アーム部5b、5bの幅を細くするかまたは吸入弁5の厚みを薄くすること等によりアーム部5b、5bの可撓性を向上させることが想起される。
【0011】
しかしながら、前記したいずれの場合においてもアーム部5b、5bの剛性が低下する。したがって、長期間に亘る吸入弁5の使用に伴い、該吸入弁5が損傷することが懸念される。すなわち、アーム部5b、5bの幅を細くした場合や吸入弁5の厚みを薄くした場合には、吸入弁5の耐久性が乏しくなるという不具合が惹起される。
【0012】
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、可撓性が優れたアーム部を有し、このために流体の吸入効率が優れ、かつ耐久性が優れた吸入弁を備える往復動式圧縮機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、3個の吸入口が軸心から所定距離で離間して貫通形成されたピストンがシリンダ内を往復動作して流体を圧縮する往復動式圧縮機において、
前記吸入口を開閉する吸入弁は、前記吸入口を覆う開閉部と、前記開閉部の両端から延在して該開閉部よりも幅狭のループ状アーム部と、固定部材が通る孔部が設けられて前記ピストンに連結される固定部と、前記ループ状アーム部と前記固定部とを橋架する連結部とを有し、
前記連結部の幅が前記固定部に比して小さく、
かつ前記開閉部、前記ループ状アーム部、前記固定部および前記連結部が一体的に構成され、
さらに、前記ループ状アーム部中の前記開閉部側の幅が前記連結部の幅よりも小さく設定され
前記吸入弁の前記固定部に設けられた孔が前記開閉部に臨む側に開口し、
前記固定部材が塑性変形されて前記孔に圧入されることで前記吸入弁の回り止めがなされていることを特徴とする。
【0014】
このような構成とすることにより、ループ状アーム部および連結部の連結箇所と固定部とを互いに大きく離間させることができる。このため、ループ状アーム部と連結部との連結強度が比較的小さくなるので、ループ状アーム部の可撓性が向上する。すなわち、開閉部がピストンから容易に離間するようになるので、ガス状冷媒等の流体の吸入効率を向上することができる。
【0015】
前記吸入弁は、前記ループ状アーム部の幅が前記開閉部から前記連結部側に指向して広くなっていることが好ましい。ループ状アーム部は該連結箇所を起点として撓むので、この場合、ループ状アーム部が撓むことに伴って発生する応力に対して充分な強度を確保することができる。すなわち、肉厚が薄い場合であっても、吸入弁の耐久性を確保することができる。
【0016】
また、吸入弁の固定部に設けられた孔部が前記開閉部に臨む側に開口していることが好ましい。これにより、吸入弁を製造する際の打ち抜き加工を容易に行うことができるようになるからである。
【0017】
いずれの場合においても、吸入弁の開閉部がピストンから離間した際に該開閉部を固定部材に設けられたストッパ部に当接させることが好ましい。これによりループ状アーム部が必要以上に撓むことが回避されるので、吸入弁が変形することを回避することができる。すなわち、吸入弁の耐久性を一層向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る往復動式圧縮機につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
本実施の形態に係る往復動式圧縮機の概略横断面図を図1に示す。この往復動式圧縮機10においては、所定の角度で傾斜した状態で回転軸12に固定された円盤状の斜板14が回転動作することに伴い該斜板14に嵌合されたピストン16がシリンダ18内を往復動作する。すなわち、この往復動式圧縮機10はいわゆる斜板式圧縮機であり、自動車用空調装置においてガス状冷媒を蒸発器から凝縮器へと送気するためのものとして好適に使用される。
【0020】
この往復動式圧縮機10のケーシングは、リアハウジング20、リアシリンダブロック22、フロントシリンダブロック24およびフロントハウジング26が図1における左方からこの順序で連結されてなり、リアハウジング20とリアシリンダブロック22との間、およびフロントシリンダブロック24とフロントハウジング26との間にはバルブプレート28、28がそれぞれ介装されている。そして、両バルブプレート28、28とリアシリンダブロック22およびフロントシリンダブロック24とにより、図1のII−II線矢視概略断面図である図2に示すように、72°の角度で互いに離間した5本のシリンダ18がケーシングの内部に形成される。勿論、ピストン16は全てのシリンダ18内に配置されている。
【0021】
フロントハウジング26(図1参照)の一端面の中央には中空円筒部30が突出形成されており、該中空円筒部30の外周壁部には電磁クラッチ32がベアリング33を介して回転自在に嵌合されている。また、リアシリンダブロック22には導入ポート34および導出ポート36が形成されており、かつリアシリンダブロック22とフロントシリンダブロック24には、流路38を介して導出ポート36に連通する室40が形成されている。
【0022】
一方、リアシリンダブロック22、フロントシリンダブロック24およびフロントハウジング26には貫通孔42、44、46がそれぞれ形成されており、回転軸12はこれら貫通孔42、44、46を通ることによりケーシング内に収容されている。なお、リアシリンダブロック22およびフロントシリンダブロック24の各貫通孔42、44と回転軸12との間にはラジアルベアリング48、48がそれぞれ介装されており、回転軸12はこれらラジアルベアリング48、48を介してリアシリンダブロック22およびフロントシリンダブロック24に回転自在に支持されている。また、フロントハウジング26の貫通孔46と回転軸12との間は、シール部材50によりシールがなされている。
【0023】
フロントハウジング26の貫通孔46は、該貫通孔46に比して小径な小貫通孔52を介して中空円筒部30の中空部と連通している。回転軸12の一端部は、この小貫通孔52を通って中空円筒部30の外部に突出することによりフロントハウジング26に支持されている。この突出した回転軸12の一端部にはボルト穴54が形成されており、該ボルト穴54に螺着されたボルト56により回転軸12と電磁クラッチ32を構成するハブ58とが互いに連結されている。
【0024】
回転軸12の中央部には第1〜第4ディスク60、62、64、66が嵌合されており、かつ第1ディスク60と第2ディスク62との間には第1スラストベアリング68、第2ディスク62と第3ディスク64との間には斜板14、第3ディスク64と第4ディスク66との間には第2スラストベアリング70がそれぞれ介装されるとともに回転軸12に嵌合されている。
【0025】
斜板14の円盤部は、リアシリンダブロック22、フロントシリンダブロック24および両バルブプレート28、28により形成されるシリンダ18内まで延在している。そして、この円盤部には半球状シュー72、72を介してピストン16が嵌合されており、後述するように、斜板14が回転動作することに伴ってピストン16がシリンダ18内を往復動作する。
【0026】
ピストン16は、図3に示されるように、略左右対称である。このピストン16は、第1および第2円盤部74a、74bと、該第1および第2円盤部74a、74bからそれぞれ延在してテーパ状に縮径したテーパ部76、76および半球状溝77、77が形成されたシュー受部78、78を有する第1および第2吸気部80a、80bと、シュー受部78、78同士を連結する連結部82とが一体的に構成されてなる。なお、第1吸気部80aと第2吸気部80bとは、シュー受部78、78同士が互いに対向しかつ所定の間隔で離間するように配置されている。
【0027】
連結部82の最大高さは、斜板14の逃げを確保するために、各シュー受部78の半球状溝77の図3における中心よりやや下方となるように設定されている。
【0028】
この連結部82からは、図4に示すように、第1および第2円盤部74a、74bの直径方向と平行にウェブ部84が突出しており、該ウェブ部84は、第1円盤部74aから第2円盤部74bに亘って橋架されている。すなわち、第1および第2円盤部74a、74bはウェブ部84を介して互いに一体的に連結されており、これにより連結部82の剛性が向上されている。
【0029】
ウェブ部84の高さは、連結部82と同一高さに設定されている(図3参照)。ウェブ部84を連結部82に比して高くした場合、斜板14の逃げを確保するために、該ウェブ部84におけるシュー受部78、78同士の間の部位を切り欠く等の後加工が必要となるからである。
【0030】
第1および第2円盤部74a、74bの側周壁部には溝86、86がそれぞれ設けられており(図3参照)、該溝86、86にはリング状シール部材88、88が嵌合されている。第1および第2円盤部74a、74bの厚みは、このリング状シール部材88、88よりやや大きい程度である。
【0031】
第1および第2円盤部74a、74bは、テーパ部76、76によって支持される。この場合、第1および第2円盤部74a、74bの厚みが大きい場合に比してピストン16の重量を小さくすることができる。なお、第1および第2吸気部80a、80bのテーパ部76、76の上方は、第1および第2円盤部74a、74bからシュー受部78、78に指向して縮径する途中で鈍角的に屈曲されることにより屈曲部90が設けられている。
【0032】
すなわち、このピストン16は、第1および第2円盤部74a、74bがテーパ部76、76で支持され、かつウェブ部84(図4参照)が設けられることによって軽量化がなされるとともに剛性が向上されている。
【0033】
ピストン16の正面図である図5に示されるように、第1および第2円盤部74a、74bから第1および第2吸気部80a、80bのテーパ部76、76の上方に至るまで、ケーシング(図1参照)の導入ポート34から導入されたガス状冷媒をバルブプレート28、28に形成された吐出口92、92へと送気するための3個の吸気口94a〜94cが貫通形成されている。これら吸気口94a〜94cの第1および第2円盤部74a、74b側の開口には、吸入弁98が配設されている。
【0034】
この吸入弁98は、図6に示すように、吸気口94a〜94cを開閉する開閉部100と、該開閉部100の両端部から延在して第1および第2円盤部74a、74bの外周に沿い湾曲した第1および第2ループ状アーム部102a、102bと、該第1および第2ループ状アーム部102a、102bの連結箇所から立ち上がった連結部104と、該連結部104の先端部に配置されてU字状孔106が設けられた略U字型の固定部107とを有し、このため、該吸入弁98には、開閉部100、固定部107、第1および第2ループ状アーム部102a、102bに囲繞された孔部108が形成されている。
【0035】
連結部104は、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの連結箇所から固定部107に亘り橋架されている。また、固定部107が略U字型であるので、該固定部107における開閉部100に臨む側には、開口109が形成された形態となっている。
【0036】
連結部104の幅W1は、固定部107の幅W2に比して小さく設定されている。このため、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの内周部の長さは、従来技術に係る吸入弁5のアーム部5b、5bの内周部に比して著しく長い。これにより、後述するように、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの可撓性を向上することができる。
【0037】
また、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの幅は、連結部104に指向するにつれて広がっている。すなわち、図6に示されるように、第1および第2ループ状アーム部102a、102bにおける連結部104側の幅t1は、開閉部100側の幅t2に比して広く設定されている。このような構成とすることにより、吸入弁98の耐久性が確保される。
【0038】
吸入弁98は、U字状孔106に胴部が通された固定部材としてのリベット110(図1、図3、図4および図5参照)がピストン16に設けられたリベット穴112(図1および図3参照)に嵌合されることによりピストン16の両側壁部に連結されている。そして、吸入弁98はリベット110の塑性変形された頭部により第1および第2円盤部74a、74bに指向して常時押圧されており、これにより該吸入弁98の回り止めがなされている。
【0039】
ここで、図7に示されるように、リベット110の頭部の側周壁部にはストッパ部114が突出形成されている。そして、該ストッパ部114において開閉部100が当接する側の端面の隅部は、湾曲形成されている。
【0040】
該リベット110は、図5から諒解されるように、ストッパ部114が吸入弁98の開閉部100に対向するようにリベット穴112に嵌合されている。開閉部100が開いた場合、後述するように、該開閉部100はストッパ部114に当接する。
【0041】
第1および第2吸気部80a、80bのシュー受部78、78の半球状溝77、77(図3参照)には半球状シュー72、72の半球部が収容されており、該半球状シュー72、72の平面部同士は斜板14の円盤部を介して対向している(図1参照)。すなわち、斜板14は2個の半球状シュー72、72で挟持されており、これによりピストン16が斜板14に嵌合されている。
【0042】
両バルブプレート28、28には、上記したように、シリンダ18内で圧縮されたガス状冷媒を吐出するための吐出口92、92がそれぞれ形成されている。各シリンダ18とフロントハウジング26およびリアハウジング20の各室40とは、これら吐出口92により連通されている。
【0043】
図8に示されるように、各吐出口92は、シリンダ18から室40に指向してテーパ状に縮小している。また、各吐出口92の形状は、シリンダ18側または室40側のいずれにおいてもリベット110の頭部と相似形であり、かつ該頭部に比してやや大きく形成されている。すなわち、ピストン16が死点に到達した場合、図9に示すように、リベット110の頭部は遊びがある状態で吐出口92に挿入される。
【0044】
吐出口92の室40側の開口には、図10に示すように、吐出弁116が配置されている。この吐出弁116は、円環部118と該円環部118からそれぞれ延在してかつ互いに72°離間した5本の枝部120と、各枝部120の先端部に形成された円状部122とを一体的に有する。円環部118の中央には大貫通孔124が形成されており、フロントハウジング26側の吐出弁116における該大貫通孔124には回転軸12が通されている。また、該大貫通孔124の周囲にはピン125(図1参照)を通すためのピン孔126が設けられている。一方、各円状部122は各シリンダ18の吐出口92を開閉自在に覆っている。
【0045】
吐出弁116の外側には、図11に示すように、吐出弁用バルブストッパ128が配置されている。該吐出弁用バルブストッパ128は、小円環部130と、該小円環部130から一体的に延在して互いに72°離間した5本の枝部132とを有し、吐出弁116の枝部120(図10参照)は、バルブプレート28、28と吐出弁用バルブストッパ128の枝部132との間に介装されている。
【0046】
各枝部132は、吐出弁116の枝部120と円状部122との境界に対応する位置からフロントハウジング26またはリアハウジング20の室40側に指向して屈曲し、かつ円状部122の端部に対応する位置からバルブプレート28、28側に指向して屈曲した屈曲部134を有する(図1および図11参照)。後述するように、吐出弁116の円状部122がバルブプレート28、28から離間した際、該円状部122は吐出弁用バルブストッパ128の屈曲部134に当接して支持される。この支持により、吐出弁116が変形することが回避される。
【0047】
また、吐出弁用バルブストッパ128の枝部132同士は、該枝部132と一体的な大円環部136により互いに全て連結されている(図11参照)。この大円環部136には、ボルト孔137が設けられた複数個の固定部138が突出形成されている。すなわち、フロントシリンダブロック24とフロントハウジング26との間またはリアシリンダブロック22とリアハウジング20との間に介装された吐出弁用バルブストッパ128は、ボルト孔137を通ってフロントハウジング26からリアハウジング20までを連結する図示しないボルトによりケーシングに位置決め固定される。
【0048】
さらに、吐出弁用バルブストッパ128の小円環部130には、吐出弁116の円環部118のピン孔126に対応する位置にピン孔140が設けられている。これら両ピン孔126、140を通ったピン125(図1参照)がフロントシリンダブロック24とフロントハウジング26、またはリアシリンダブロック22とリアハウジング20に螺着されることにより、吐出弁116がケーシングに位置決め固定される。
【0049】
リアハウジング20の各室40およびフロントハウジング26の各室40は流路38に連通しており、かつ該流路38は導出ポート36に連通している。すなわち、各室40は流路38を介して導出ポート36に連通しており、導入ポート34から往復動式圧縮機10内に導入されたガス状冷媒は、シリンダ内にてピストン16で圧縮された後、吐出口92、室40を介して導出ポート36から導出される。
【0050】
フロントハウジング26の中空円筒部30の外周壁部に嵌合された電磁クラッチ32(図1参照)は、回転軸12を回転動作または回転停止させるための機器である。
【0051】
この電磁クラッチ32は、上記したハブ58と、該ハブ58にボルト141を介して連結されたクラッチ板142と、ロータ144と、該ロータ144内に収容された電磁石コイル146とを具備して構成されている。このうち、ロータ144の側周壁部には図示しないベルトが装着されており、該ベルトは自動車用内燃機関(図示せず)を構成する駆動軸(図示せず)にも装着されている。また、ハブ58には、上記したように、ボルト56を介して回転軸12が連結されている。
【0052】
電磁石コイル146への通電または通電停止は、自在に設定することができる。後述するように、電磁石コイル146へ通電または通電停止することにより、回転軸12を回転動作または停止させることができる。
【0053】
本実施の形態に係る往復動式圧縮機10は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用について説明する。
【0054】
吸入弁98(図6参照)は、素材をプレス成形してU字状孔106および開口109の打ち抜き加工を行い、孔部108を形成することにより製造される。この際、開口109が存在するため、すなわち、固定部107が略U字型であるので、該固定部107と開閉部100とが離間している。このため、孔部108を容易に形成することができる。
【0055】
そして、リベット110の頭部を塑性変形してU字状孔106に圧入する。この圧入により、吸入弁98の回り止めがなされる。
【0056】
往復動式圧縮機10は、以下のように動作する。
【0057】
まず、図示しない自動車用内燃機関を付勢することにより該自動車用内燃機関を構成する駆動軸(図示せず)を回転動作させる。その結果、前記ベルトの作用によりロータ144(図1参照)が回転付勢される。
【0058】
ここで、電磁石コイル146への通電がなされていない場合、クラッチ板142がロータ144に引き寄せられることはない。このため、クラッチ板142とロータ144とが互いに離間した状態を維持するので、ロータ144が回転動作することに伴いクラッチ板142およびハブ58が回転動作することはない。したがって、回転軸12が回転動作することはない。
【0059】
一方、電磁石コイル146に通電がなされた場合、磁力の発生により該電磁石コイル146にクラッチ板142が引き寄せられ、その結果、クラッチ板142がロータ144に当接する。したがって、ロータ144の回転動作に伴ってクラッチ板142およびハブ58が回転動作し、これにより回転軸12が回転動作される。この場合、斜板14も回転動作し、これによりピストン16がシリンダ18内を往復動作するに至る。
【0060】
図示しない蒸発器から導入ポート34を介してケーシングの内部に導入されたガス状冷媒は、図示しない供給通路を介してシリンダ18内に供給され、テーパ部76、76に設けられた開口を介して吸気口94a〜94c内に到達する。
【0061】
吸気口94a〜94c内に貯留されたガス状冷媒は、ピストン16が後退動作することにより、第1または第2円盤部74a、74bとバルブプレート28、28の間、すなわち、圧縮室が負圧となると、その圧力差により吸入弁98を押圧する。
【0062】
この押圧に伴って吸入弁98の第1および第2ループ状アーム部102a、102b(図7参照)が撓み、その結果、開閉部100が第1または第2円盤部74a、74bから離間する。すなわち、吸気口94a〜94cの第1または第2円盤部74a、74b側の開口が開放され、ガス状冷媒が圧縮室に導入される。
【0063】
上記したように、連結部104の幅W1は固定部107の幅W2に比して小さく設定されている。このため、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの内周部が著しく長くなり、その結果、第1および第2ループ状アーム部102a、102bと連結部104との連結箇所と、固定部107とを従来技術に係る吸入弁5に比して互いに大きく離間させることができる。このため、第1および第2ループ状アーム部102a、102bと連結部104との連結強度が比較的小さくなるので、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの可撓性が向上する。すなわち、開閉部100が第1または第2円盤部74a、74bから容易に離間するようになるので、ガス状冷媒の吸入効率を向上することができる。
【0064】
しかも、この場合、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの幅が開閉部100から連結部104に指向して広くなっているので、第1および第2ループ状アーム部102a、102bが撓む際に該連結箇所に発生する応力に対して充分な強度を確保することができる。換言すれば、吸入弁98の耐久性を確保することができる。
【0065】
第1または第2円盤部74a、74bから離間した開閉部100は、図12に示されるように、リベット110のストッパ部114に当接して支持される。すなわち、このピストン16においては、リベット110のストッパ部114が吸入弁用バルブストッパとして作用する。この当接支持により開閉部100がそれ以上開くことが阻止され、これにより吸入弁98が変形することが回避される。このため、吸入弁98の耐久性を一層向上することができる。
【0066】
換言すれば、開閉部100がストッパ部114で確実に支持されるので、該開閉部100が第1および第2円盤部74a、74bから所定距離を超えて離間することがない。したがって、吸入弁98が可撓性の高い柔軟な材料から構成されている場合であっても、第1および第2ループ状アーム部102a、102bが変形することを回避することができる。すなわち、可撓性の高い柔軟な材料からなる吸入弁98を使用することができるので、往復動式圧縮機10の吸入効率を一層向上することができる。
【0067】
そして、リベット110においては、ストッパ部114における開閉部100に当接する側の端面の隅部が湾曲形成されている(図7参照)。このため、開閉部100が当接する際にストッパ部114の隅部により開閉部100が損傷することを回避することができる。
【0068】
圧縮室に導入されたガス状冷媒は、該圧縮室内でピストン16の前進動作により圧縮される。例えば、図1においては、リアシリンダブロック22側の圧縮室にガス状冷媒が導入されるとともにフロントシリンダブロック24側の圧縮室で圧縮されたガス状冷媒が導出されている状態が示されている。
【0069】
この圧縮に伴い、圧縮室内の圧力が第2円盤部74b側の吸気口94a〜94c内に比して高くなるので、第2円盤部74b側の吸入弁98の開閉部100が第2円盤部74bに指向して押圧される。その結果、第2円盤部74b側の吸気口94a〜94cの開口が開閉部100により閉塞される。
【0070】
すなわち、図1に示される場合、圧縮室にてガス状冷媒が圧縮される際、第2円盤部74bに形成された吸気口94a〜94cは吸入弁98の開閉部100により閉塞されている。このため、ガス状冷媒が吸気口94a〜94cを逆流することがないので、ガス状冷媒を効率よく圧縮することができる。
【0071】
なお、ピストン16が死点に到達した際、リベット110の頭部は吐出口92に遊びがある状態で挿入される。このため、リベット110の頭部のためにピストン16の死点を後退させる必要はない。したがって、リベット110が存在することにより圧縮効率が低下することはない。
【0072】
しかも、この場合、吐出口92がリベット110の頭部と相似形であるので、圧縮室内のガス状冷媒におけるバルブプレート28、28で遮られる量が最少となる。すなわち、シリンダ18内にて圧縮されたガス状冷媒が効率よく室40へ導出されるので、圧縮効率が一層向上する。
【0073】
図1において、シリンダ18のフロントシリンダブロック24側の圧縮室で圧縮されたガス状冷媒は、バルブプレート28に設けられた吐出口92から室40へ導出される。この際、吐出弁116がガス状冷媒に押圧されて開き、吐出弁用バルブストッパ128の枝部132の屈曲部134に当接する。
【0074】
ガス状冷媒は、さらに、流路38を介して導出ポート36へと送気され、次いで、該導出ポート36から図示しない凝縮器へと送気される。
【0075】
なお、図1において、フロントシリンダブロック24側の圧縮室に供給されたガス状冷媒が圧縮されて室40へと導出される一方で、次に圧縮・導出されるガス状冷媒がリアシリンダブロック22側の圧縮室に導入される。
【0076】
そして、斜板14が1/2回転動作すると、斜板14の円盤部は、図13に示されるように図1と逆位相となる。その結果、ピストン16が図13における右端へと移動し、これに伴いリアシリンダブロック22側の圧縮室に導入されたガス状冷媒が圧縮・導出されるとともに、次に圧縮・導出されるガス状冷媒がフロントシリンダブロック24側の圧縮室に導入される。すなわち、1本のシリンダ18においては、回転軸12が1回転することに伴ってガス状冷媒の吸入・排気が営まれる。
【0077】
なお、上記した実施の形態では、吸入弁98において、第1および第2ループ状アーム部102a、102bの幅を開閉部100側から連結部104側に指向して広くしているが、図14に示すように、第1および第2ループ状アーム部102a、102bを一定幅t3にしてその連結箇所から垂直に連結部104を立ち上げるようにしてもよい。
【0078】
また、上記した吸入弁の構成は斜板式圧縮機に限定されて採用されるものではなく、その他の往復動式圧縮機、例えば、クランク式圧縮機にも採用することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る往復動式圧縮機によれば、吸入口を開閉する開閉部と、該開口部の両端から延在するループ状アーム部と、該ループ状アーム部と固定部材が通される固定部とを橋架する連結部とを有し、かつ前記連結部の幅が前記固定部に比して小さい吸入弁を使用するようにしている。このため、ループ状アーム部の内周部が著しく長くなり該ループ状アーム部と固定部とが互いに大きく離間するようになるので、該ループ状アーム部と連結部との連結強度が比較的小さくなる。これにより該ループ状アーム部の可撓性が向上するので、結局、ガス状冷媒等の流体の吸入効率を向上することができるという効果が達成される。
【0080】
また、開閉部から連結部に指向してループ状アーム部の幅を広げるようにしているので、吸入弁の肉厚が薄い場合であっても、ループ状アーム部が撓む際に発生する応力に対して充分な強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る往復動式圧縮機の縦断面概略構成図である。
【図2】図1のII−II線矢視概略断面図である。
【図3】図1の往復動式圧縮機が有するピストンの要部拡大一部縦断面図である。
【図4】図3に示すピストンの概略平面図である。
【図5】図3に示すピストンの概略正面図である。
【図6】前記ピストンに連結された吸入弁の概略正面図である。
【図7】図6の吸入弁を前記ピストンに連結するリベットの拡大説明図である。
【図8】図7のリベットと、前記ピストンが死点に到達した際に該リベットが挿入される吐出口の要部拡大説明図である。
【図9】図7のリベットが図8の吐出口に挿入された状態を示す要部拡大説明図である。
【図10】吐出口の開口に配置された吐出弁の全体構成説明図である。
【図11】図10の吐出弁が開いた際に該吐出弁の円状部に当接して支持する吐出弁用バルブストッパの全体構成説明図である。
【図12】図6の吸入弁の開閉部が開き、図7のリベットのストッパ部に当接して支持されている状態を示す要部拡大説明図である。
【図13】シリンダ内においてピストンが図1と逆位相となった状態を示す要部縦断面図である。
【図14】別の実施形態に係る吸入弁を示す概略全体構成図である。
【図15】従来技術に係る吸入弁がピストンに連結された状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
10…往復動式圧縮機 12…回転軸
14…斜板 16…ピストン
18…シリンダ 28…バルブプレート
32…電磁クラッチ 34…導入ポート
36…導出ポート 72…半球状シュー
74a、74b…円盤部 76…テーパ部
80a、80b…吸気部 84…ウェブ部
88…リング状シール部材 92…吐出口
94a〜94c…吸気口 98…吸入弁
100…開閉部 102a、102b…ループ状アーム部
106…U字状孔 107…固定部
108…孔部 109…開口
110…リベット 114…ストッパ部
116…吐出弁 120…枝部
122…円状部 128…吐出弁用バルブストッパ
142…クラッチ板 144…ロータ
146…電磁石コイル

Claims (3)

  1. 3個の吸入口が軸心から所定距離で離間して貫通形成されたピストンがシリンダ内を往復動作して流体を圧縮する往復動式圧縮機において、
    前記吸入口を開閉する吸入弁は、前記吸入口を覆う開閉部と、前記開閉部の両端から延在して該開閉部よりも幅狭のループ状アーム部と、固定部材が通る孔部が設けられて前記ピストンに連結される固定部と、前記ループ状アーム部と前記固定部とを橋架する連結部とを有し、
    前記連結部の幅が前記固定部に比して小さく、
    かつ前記開閉部、前記ループ状アーム部、前記固定部および前記連結部が一体的に構成され、
    さらに、前記ループ状アーム部中の前記開閉部側の幅が前記連結部の幅よりも小さく設定され
    前記吸入弁の前記固定部に設けられた孔が前記開閉部に臨む側に開口し、
    前記固定部材が塑性変形されて前記孔に圧入されることで前記吸入弁の回り止めがなされていることを特徴とする往復動式圧縮機。
  2. 請求項1記載の往復動式圧縮機において、前記吸入弁は、前記ループ状アーム部の幅が前記開閉部から前記連結部側に指向して広くなっていることを特徴とする往復動式圧縮機。
  3. 請求項1または2記載の往復動式圧縮機において、前記吸入弁の前記開閉部が前記ピストンから離間した際に該開閉部が前記固定部材に設けられたストッパ部に当接することを特徴とする往復動式圧縮機。
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