JP2002054571A - 往復動式圧縮機 - Google Patents

往復動式圧縮機

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JP2002054571A
JP2002054571A JP2000247059A JP2000247059A JP2002054571A JP 2002054571 A JP2002054571 A JP 2002054571A JP 2000247059 A JP2000247059 A JP 2000247059A JP 2000247059 A JP2000247059 A JP 2000247059A JP 2002054571 A JP2002054571 A JP 2002054571A
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JP
Japan
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piston
suction
reciprocating compressor
valve
disk
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JP2000247059A
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Kenji Sato
健二 佐藤
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Original Assignee
Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】往復動式圧縮機において、圧縮効率を向上する
とともに吸入弁の耐久性を確保する。 【解決手段】ピストン16の第1および第2円盤部74
a、74bに、該ピストン16の軸心から所定距離で離
間してかつ互いに近接するように貫通形成された流路9
3a〜93cの排気口95a〜95c同士を溝97bに
よって相互に連通する。同様に、吸気口94a〜94c
同士を溝97aによって相互に連通する。すなわち、吸
気口94a〜94cおよび排気口95a〜95cを、通
路部96a〜96cの断面積に比して大きく開口させ
る。溝97bを開閉自在に覆う開閉部100を有する吸
入弁98の固定部104は、一端が第1および第2ルー
プ状アーム部102a、102bに連結されており、他
端は自由端である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復動式圧縮機に
関し、一層詳細には、圧縮効率に優れ、しかも、吸入弁
の耐久性を確保することが可能な往復動式圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用空調装置は、通常、凝縮器、蒸
発器および圧縮機等を備えている。外部から導入された
エアは、蒸発器へと送られ、該蒸発器のチューブ内を流
通する液状冷媒と互いに熱交換される。その結果、エア
は潜熱を奪われることにより冷却され、この冷却された
エアが自動車の車内冷房に供される。一方、液状冷媒は
気化してガス状冷媒となる。
【0003】ガス状冷媒は、次いで、圧縮機により圧縮
されて高温・高圧状態にされる。その後、凝縮器へと送
気され、該凝縮器にて冷却されることにより凝縮して液
状冷媒となる。ガス状冷媒が圧縮機により高温・高圧状
態にされることにより、凝縮器における該ガス状冷媒の
凝縮が比較的容易に起こるようになる。そして、液状冷
媒が蒸発器に送液された後、上記のサイクルが繰り返さ
れることにより自動車の車内冷房が連続的に行われる。
【0004】上記したような作用を営む圧縮機として
は、往復動式圧縮機が例示されるが、その中でも特に、
斜板に連結されたピストンが前記斜板の回転動作に伴い
シリンダ内を往復動作する、いわゆる斜板式圧縮機が広
汎に使用されている。
【0005】斜板式圧縮機としては、図13および図1
4に示すように、該斜板式圧縮機の内部に導入されたガ
ス状冷媒をシリンダ1の圧縮室1aに送気するために複
数個の流路2をピストン3の円盤部3aに設け、かつ溝
4によって各流路2の排気口同士を連通したものが知ら
れている。この場合、排気口は、溝4を開閉自在に覆う
円環部5aと、該円環部5aの直径方向に橋架された橋
架部5bとを有する吸入弁5により覆われている。な
お、該吸入弁5は、橋架部5bの略中央部に設けられた
貫通孔6を通る固定部材7が円盤部3aに嵌合されるこ
とにより該円盤部3aに連結されている。
【0006】この往復動式圧縮機において、ガス状冷媒
が流路2を介して圧縮室1aに導入される際には、図1
5に示すように、吸入弁5の円環部5aが撓んで溝4か
ら離間する。この際、溝4の容積分だけガス状冷媒の圧
縮室への導入量を増加させることができるので、圧縮効
率を向上することができる。また、流路2を大径とする
場合に比して円盤部3aの剛性が高いので、ピストン3
の耐久性を確保することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、吸入弁5においては、橋架部5bの略中央部が固
定部材7を介して円盤部3aに連結されている。すなわ
ち、橋架部5bが固定部材7により堅牢に支持されてい
るので、円環部5aにおける橋架部5bとの連結箇所近
傍は、他の部位に比して撓み難い。このため、円環部5
aと橋架部5bとの連結箇所に大きな応力が作用する。
したがって、吸入弁5の耐久性を確保することが困難と
なることが懸念される。
【0008】また、円環部5a自体が短く、したがっ
て、該円環部5aが撓み難いので、吸入弁5を使用した
場合には、ガス状冷媒の吸入効率が低い往復動式圧縮機
となるという不具合がある。
【0009】このような不都合を回避するためには、図
16に示すように、円環部5aを一部切り欠き、かつ橋
架部5bの一端を自由端とすることが想起される(特開
昭64−45980号公報参照)。しかしながら、この
場合、円環部5aの円盤部3aからの離間距離がその部
位によって異なるようになり、したがって、ガス状冷媒
が所定量で吸入されなくなることがあるという不具合を
招く。
【0010】また、円環部5aにおいて切り欠かれた部
位近傍は、他の部位に比して円盤部3aから容易に離間
する。このため、ガス状冷媒を圧縮している最中であっ
ても溝4が開放されてしまうことが懸念される。このよ
うな事態が生じた場合、ガス状冷媒を効率よく圧縮する
ことができなくなる。
【0011】換言すれば、円環部5aの一部を切り欠い
た場合、吸入弁5の挙動が不安定となるので、溝4(流
路2の排気口)を確実に閉塞することができなくなると
いう懸念が惹起される。
【0012】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、吸入口の開口部を確実に開放または閉塞
することができ、このために圧縮効率を向上することが
可能で、しかも、吸入弁の耐久性を確保することが可能
な往復動式圧縮機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、シリンダ内をピストンが往復動作する
ことにより流体を圧縮する往復動式圧縮機において、前
記ピストンには、前記流体を吸入する吸入口と、前記流
体を排出する排出口と、前記吸入口と前記排出口とを連
通する通路部とからなる複数の流路が前記ピストンの軸
心から所定距離で離間しかつ互いに近接して設けられて
おり、前記排出口は前記通路部の断面積よりも大きく開
口していることを特徴とする。
【0014】このような構成とすることにより、流路の
通路部と排出口とが等径な場合に比してガス状冷媒を多
量に圧縮室に導入することができる。すなわち、1回の
圧縮行程におけるガス状冷媒の圧縮量を増加させること
ができるので、圧縮効率を向上することができる。
【0015】さらに、前記吸入口も前記通路部の断面積
よりも大きく開口していることが好ましい。この場合、
1回の吸入行程における流体の吸入量を増加させること
ができるので、結局、流体の圧縮効率をさらに向上する
ことができるからである。
【0016】吸入口または排出口の少なくともいずれか
一方を通路部の断面積に比して大きく開口させるには、
例えば、前記ピストンの表面に連通路を設け、該連通路
で吸入口同士または排出口同士を相互に連通させるよう
にすればよい。
【0017】なお、前記ピストンに連結された吸入弁と
しては、吸入口を開閉自在に覆う開閉部と、前記開閉部
から延在してかつ互いに連結された2本のアーム部と、
固定手段により前記ピストンに連結されるとともに一端
が前記2本のアーム部の連結箇所に連結されてかつ他端
が自由端である固定部とを有するものであることが好ま
しい。
【0018】この吸入弁において、吸気口の出口側開口
部が開放される際、第1および第2アーム部は固定部に
束縛されることなく円盤部から離間することができる。
このため、開閉部に大きな応力が作用することがないの
で、吸入弁の耐久性を確保することができる。
【0019】さらに、前記ピストンを、前記排出口が設
けられた円盤部と、該ピストンを往復動作させる駆動機
構を構成する部材を嵌合するための嵌合部と、前記円盤
部と前記嵌合部との間に設けられた傾斜支持部とを有す
るように構成し、かつ前記吸入口を前記傾斜支持部に設
けることが好ましい。この場合、吸入口が傾斜支持部に
設けられるので、吸入口が垂直面に設けられる場合に比
して開口面積が大きくなるとともに通路部の全長が短く
なる。このため、流体の流動抵抗が低下するので、該流
体の吸入効率を一層向上することができるからである。
【0020】しかも、この場合、円盤部が傾斜支持部で
支持される。したがって、ピストンの剛性が高くなるの
で、該ピストンの耐久性を確保することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る往復動式圧縮
機につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
て詳細に説明する。
【0022】本実施の形態に係る往復動式圧縮機を図1
に示す。この往復動式圧縮機10においては、所定の角
度で傾斜した状態で回転軸12に固定された円盤状の斜
板14が回転動作することに伴い、該斜板14に嵌合さ
れたピストン16がシリンダ18内を往復動作する。す
なわち、この往復動式圧縮機10はいわゆる斜板式圧縮
機であり、自動車用空調装置においてガス状冷媒(流
体)を図示しない蒸発器から凝縮器へと送気するための
ものとして好適に使用される。
【0023】この往復動式圧縮機10のケーシングは、
リアハウジング20、リアシリンダブロック22、フロ
ントシリンダブロック24およびフロントハウジング2
6が図1における左方からこの順序で連結されてなり、
リアハウジング20とリアシリンダブロック22との
間、およびフロントシリンダブロック24とフロントハ
ウジング26との間にはバルブプレート28、28がそ
れぞれ介装されている。そして、両バルブプレート2
8、28とリアシリンダブロック22およびフロントシ
リンダブロック24とにより、図1のII−II線矢視
概略断面図である図2に示すように、72°の角度で互
いに離間した5本のシリンダ18がケーシングの内部に
形成される。勿論、ピストン16は全てのシリンダ18
内に配置されている。
【0024】フロントハウジング26(図1参照)の一
端面の中央には中空円筒部30が突出形成されており、
該中空円筒部30の外周壁部には電磁クラッチ32がベ
アリング33を介して回転自在に嵌合されている。ま
た、リアシリンダブロック22には導入ポート34およ
び導出ポート36が形成されており、かつリアシリンダ
ブロック22とフロントシリンダブロック24には、流
路38を介して導出ポート36に連通する室40が形成
されている。
【0025】一方、リアシリンダブロック22、フロン
トシリンダブロック24およびフロントハウジング26
には貫通孔42、44、46がそれぞれ形成されてお
り、回転軸12はこれら貫通孔42、44、46を通る
ことによりケーシング内に収容されている。なお、リア
シリンダブロック22およびフロントシリンダブロック
24の各貫通孔42、44と回転軸12との間にはラジ
アルベアリング48、48がそれぞれ介装されており、
回転軸12はこれらラジアルベアリング48、48を介
してリアシリンダブロック22およびフロントシリンダ
ブロック24に回転自在に支持されている。また、フロ
ントハウジング26の貫通孔46と回転軸12との間
は、シール部材50によりシールがなされている。
【0026】フロントハウジング26の貫通孔46は、
該貫通孔46に比して小径な小貫通孔52を介して中空
円筒部30の中空部と連通している。回転軸12の一端
部は、この小貫通孔52を通って中空円筒部30の外部
に突出することによりフロントハウジング26に支持さ
れている。この突出した回転軸12の一端部にはボルト
穴54が形成されており、該ボルト穴54に螺着された
ボルト56により回転軸12と電磁クラッチ32を構成
するハブ58とが互いに連結されている。
【0027】回転軸12の中央部には第1〜第4ディス
ク60、62、64、66が嵌合されており、かつ第1
ディスク60と第2ディスク62との間には第1スラス
トベアリング68、第2ディスク62と第3ディスク6
4との間には斜板14、第3ディスク64と第4ディス
ク66との間には第2スラストベアリング70がそれぞ
れ介装されるとともに回転軸12に嵌合されている。
【0028】斜板14の円盤部は、リアシリンダブロッ
ク22、フロントシリンダブロック24および両バルブ
プレート28、28により形成されるシリンダ18内ま
で延在している。そして、この円盤部には半球状シュー
72、72を介してピストン16が嵌合されており、後
述するように、斜板14が回転動作することに伴ってピ
ストン16がシリンダ18内を往復動作する。
【0029】ピストン16は、図3に示されるように、
略左右対称である。このピストン16は、第1および第
2円盤部74a、74bと、該第1および第2円盤部7
4a、74bからそれぞれ延在してテーパ状に縮径した
テーパ部(傾斜支持部)76、76および半球状溝7
7、77が形成されたシュー受部78、78を有する第
1および第2吸気部80a、80bと、シュー受部7
8、78同士を連結する連結部82とが一体的に構成さ
れてなる。なお、第1吸気部80aと第2吸気部80b
とは、シュー受部78、78同士が互いに対向しかつ所
定間隔で離間するように配置されている。
【0030】連結部82の最大高さは、斜板14の逃げ
を確保するために、各シュー受部78の半球状溝77の
図3における中心よりやや下方となるように設定されて
いる。
【0031】この連結部82からは、図4に示すよう
に、第1および第2円盤部74a、74bの直径方向と
平行にウェブ部84が突出しており、該ウェブ部84
は、第1円盤部74aから第2円盤部74bに亘って橋
架されている。すなわち、第1および第2円盤部74
a、74bはウェブ部84を介して互いに一体的に連結
されており、これによりピストン16の剛性が向上され
ている。
【0032】ウェブ部84の高さは、連結部82と同一
高さに設定されている(図3参照)。ウェブ部84を連
結部82に比して高くした場合、斜板14の逃げを確保
するために、該ウェブ部84におけるシュー受部78、
78同士の間の部位を切り欠く等の後加工が必要となる
からである。
【0033】第1および第2円盤部74a、74bの側
周壁部には溝86、86がそれぞれ設けられており、該
溝86、86にはリング状シール部材88、88が嵌合
されている。第1および第2円盤部74a、74bの厚
みは、このリング状シール部材88、88よりやや大き
い程度である。
【0034】また、図3およびピストン16の正面図で
ある図5から諒解されるように、第1および第2吸気部
80a、80bのテーパ部76、76の上方から第1お
よび第2円盤部74a、74bに至るまで、ケーシング
(図1参照)の導入ポート34から導入されたガス状冷
媒をバルブプレート28、28に形成された吐出口9
2、92へと送気するための流路93a〜93cが貫通
形成されている。この場合、テーパ部76、76を避け
ることなく流路93a〜93cを設けることができるの
で、該流路93a〜93cの形状や位置を自在に設定す
ることができる。したがって、テーパ部76、76を設
けることに伴ってガス状冷媒のシリンダ18への吸入効
率が低下することはない。
【0035】流路93aは、テーパ部76に設けられた
吸気口(吸入口)94aと、第1または第2円盤部74
a、74bに設けられた排気口(排出口)95aと、吸
気口94aと排気口95aとを連通する通路部96aと
からなる。残余の流路93b、93cにおいても同様で
あり、したがって、流路93aと同一の構成要素には同
一の参照数字を付し、符号aに代えてbまたはcとして
いる。
【0036】このようにテーパ部76に設けられた吸気
口94a〜94cの開口面積は、従来技術に係る往復動
式圧縮機が備えるピストン3(図15参照)の円盤部3
aにおける垂直面に設けられた流路2の吸気口に比して
大きくなる。しかも、通路部96a〜96cの全長が流
路2の通路部に比して短くなる。
【0037】吸気口94a〜94cは、テーパ部76に
設けられた連通路としての溝97aにより相互に連通さ
れている(図3および図4参照)。その一方で、排気口
95a〜95cも同様に連通路としての溝97bにより
相互に連通されている(図5参照)。これら溝97a、
97bにより、吸気口94a〜94cおよび排気口95
a〜95cは、通路部96a〜96cの断面積に比して
大きく開口している。このため、吸気口94a〜94c
および排気口95a〜95cが通路部96a〜96cと
等径な場合に比してガス状冷媒の吸入量が増加するの
で、圧縮効率を向上することができる。
【0038】溝97bは、吸入弁98により開放または
閉塞される。すなわち、この吸入弁98は、図6に示す
ように、開閉部100と、該開閉部100の両端部から
延在して円盤部の外周に沿い湾曲した第1および第2ル
ープ状アーム部102a、102bと、該第1および第
2ループ状アーム部102a、102bの連結箇所から
立ち上がった固定部104を有し、溝97bは、開閉部
100により開閉自在に覆われている(図5参照)。
【0039】また、固定部104の先端部にはU字状孔
106が配置されており、吸入弁98は、U字状孔10
6に胴部が通されたリベット110(図1、図3、図4
および図6参照)がピストン16に設けられたリベット
穴112(図1および図3参照)に嵌合されることによ
り第1および第2円盤部74a、74bの両側壁部に連
結されている。そして、吸入弁98は、リベット110
の塑性変形された頭部113により第1および第2円盤
部74a、74bに指向して常時押圧されており、これ
により該吸入弁98の回り止めがなされている。
【0040】このように、流路93a〜93cをピスト
ン16の軸心から離間させるとともに互いに近接するよ
うに設け、かつ吸入弁98の固定部104の一端を自由
端とすることにより、後述するように、該吸入弁98の
耐久性を確保することができるとともにガス状冷媒の吸
入効率を向上することができる。
【0041】第1および第2吸気部80a、80b(図
3参照)のシュー受部78、78の半球状溝77、77
には半球状シュー72、72の半球部が収容されてお
り、該半球状シュー72、72の平面部同士は斜板14
の円盤部を介して対向している(図1参照)。すなわ
ち、斜板14は2個の半球状シュー72、72で挟持さ
れており、これによりピストン16が斜板14に嵌合さ
れている。
【0042】両バルブプレート28、28には、上記し
たように、シリンダ18内で圧縮されたガス状冷媒を吐
出するための吐出口92、92がそれぞれ形成されてい
る。各シリンダ18とフロントハウジング26およびリ
アハウジング20の各室40とは、これら吐出口92、
92により連通されている。
【0043】各吐出口92の形状は、リベット110の
頭部に比してやや大きく形成されている。すなわち、ピ
ストン16が死点に到達した場合、図1に示すように、
リベット110の頭部は遊びがある状態で吐出口92に
挿入される。
【0044】吐出口92の室40側の開口には、図7に
示すように、吐出弁116が配置されている。この吐出
弁116は、円環部118と、該円環部118からそれ
ぞれ延在してかつ互いに72°離間した5本の枝部12
0と、各枝部120の先端部に形成された円状部122
とを一体的に有する。円環部118の中央には大貫通孔
124が形成されており、フロントハウジング26側の
吐出弁116における該大貫通孔124には回転軸12
が通されている。また、該大貫通孔124の周囲にはピ
ン125(図1参照)を通すためのピン孔126が設け
られている。一方、各円状部122は、各シリンダ18
の吐出口92を開閉自在に覆っている。
【0045】吐出弁116の外側には、図8に示すよう
に、吐出弁用バルブストッパ128が配置されている。
該吐出弁用バルブストッパ128は、小円環部130
と、該小円環部130からそれぞれ延在して互いに72
°離間した5本の枝部132とを一体的に有し、吐出弁
116の枝部120(図7参照)は、バルブプレート2
8、28と吐出弁用バルブストッパ128の枝部132
との間に介装されている。
【0046】この枝部132は、吐出弁116の枝部1
20と円状部122との境界に対応する位置からフロン
トハウジング26またはリアハウジング20の室40側
に指向して屈曲し、かつ円状部122の端部に対応する
位置からバルブプレート28、28側に指向して屈曲し
た屈曲部134を有する(図1および図8参照)。吐出
弁116の円状部122(図7参照)がバルブプレート
28、28から離間した際、該円状部122は、吐出弁
用バルブストッパ128(図8参照)の屈曲部134に
当接して支持される。
【0047】また、吐出弁用バルブストッパ128の枝
部132同士は、該枝部132と一体的な大円環部13
6により互いに全て連結されている。この大円環部13
6には、ボルト孔137が設けられた複数個の固定部1
38が突出形成されている。すなわち、フロントシリン
ダブロック24とフロントハウジング26との間または
リアシリンダブロック22とリアハウジング20との間
に介装された吐出弁用バルブストッパ128は、ボルト
孔137を通ってフロントハウジング26からリアハウ
ジング20までを連結する図示しないボルトによりケー
シングに位置決め固定される。
【0048】さらに、吐出弁用バルブストッパ128の
小円環部130には、吐出弁116の円環部118のピ
ン孔126に対応する位置にピン孔140が設けられて
いる。これら両ピン孔126、140を通ったピン12
5(図1参照)がフロントシリンダブロック24とフロ
ントハウジング26、またはリアシリンダブロック22
とリアハウジング20に螺着されることにより、吐出弁
116がケーシングに位置決め固定される。
【0049】リアハウジング20の各室40およびフロ
ントハウジング26の各室40は流路38に連通してお
り、かつ該流路38は導出ポート36に連通している。
すなわち、各室40は流路38を介して導出ポート36
に連通しており、導入ポート34から往復動式圧縮機1
0内に導入されたガス状冷媒は、シリンダ18内にてピ
ストン16で圧縮された後、吐出口92、室40を介し
て導出ポート36から導出される。
【0050】フロントハウジング26の中空円筒部30
の外周壁部に嵌合された電磁クラッチ32(図1参照)
は、回転軸12を回転動作または回転停止させるための
機器である。
【0051】この電磁クラッチ32は、上記したハブ5
8と、該ハブ58にボルト141を介して連結されたク
ラッチ板142と、ロータ144と、該ロータ144内
に収容された電磁石コイル146とを具備して構成され
ている。このうち、ロータ144の側周壁部には図示し
ないベルトが装着されており、該ベルトは自動車用内燃
機関(図示せず)を構成する駆動軸(図示せず)にも装
着されている。また、ハブ58には、上記したように、
ボルト56を介して回転軸12が連結されている。
【0052】電磁石コイル146への通電または通電停
止は、自在に設定することができる。後述するように、
電磁石コイル146へ通電または通電停止することによ
り、回転軸12を回転動作または停止させることができ
る。
【0053】本実施の形態に係る往復動式圧縮機10は
基本的には以上のように構成されるものであり、次にそ
の作用について説明する。
【0054】まず、図示しない自動車用内燃機関を付勢
することにより該自動車用内燃機関を構成する駆動軸
(図示せず)を回転動作させる。その結果、前記ベルト
の作用によりロータ144(図1参照)が回転付勢され
る。
【0055】ここで、電磁石コイル146への通電がな
されていない場合、クラッチ板142がロータ144に
引き寄せられることはない。このため、クラッチ板14
2とロータ144とが互いに離間した状態を維持するの
で、ロータ144が回転動作することに伴いクラッチ板
142およびハブ58が回転動作することはない。した
がって、回転軸12が回転動作することはない。
【0056】一方、電磁石コイル146に通電がなされ
た場合、磁力の発生により該電磁石コイル146にクラ
ッチ板142が引き寄せられ、その結果、クラッチ板1
42がロータ144に当接する。したがって、ロータ1
44の回転動作に伴ってクラッチ板142およびハブ5
8が回転動作し、これにより回転軸12が回転動作され
る。この場合、斜板14も回転動作し、これによりピス
トン16がシリンダ18内を往復動作するに至る。
【0057】図示しない蒸発器から導入ポート34を介
してケーシングの内部に導入されたガス状冷媒は、図示
しない供給通路を介してシリンダ18内に供給され、流
路93a〜93cの吸気口94a〜94cを介して通路
部96a〜96cに導入される。
【0058】この際、吸気口94a〜94c同士が溝9
7aによって相互に連通されているので、ガス状冷媒は
溝97aの容積分だけ多く通路部96a〜96cに導入
される。すなわち、1回の吸入行程におけるガス状冷媒
の吸入量を増加させることができる。
【0059】しかも、流路93a〜93cにおいては、
従来技術に係る往復動式圧縮機が備えるピストン3(図
15参照)の円盤部3aにおける垂直面に設けられた流
路2に比して吸気口94a〜94cの開口面積が大き
く、かつ通路部96a〜96cの全長が短い。したがっ
て、流路93a〜93cでは、流路2に比してガス状冷
媒の流動抵抗が小さくなる。このため、1回の吸入行程
におけるガス状冷媒の吸入量が一層増加する。
【0060】通路部96a〜96cに貯留されたガス状
冷媒は、ピストン16が後退動作することにより、第1
または第2円盤部74a、74bとバルブプレート2
8、28の間、すなわち、圧縮室が負圧となると、その
圧力差により吸入弁98を押圧する。この押圧によっ
て、吸入弁98の第1および第2ループ状アーム部10
2a、102b(図6参照)が撓み、その結果、図9に
示すように、開閉部100が第1または第2円盤部74
a、74bから離間する。すなわち、溝97b(排気口
95a〜95c)が開放され、ガス状冷媒が圧縮室に導
入される。
【0061】図5に示されるように、第1および第2円
盤部74a、74bには、開閉部100が当接または離
間する箇所以外に流路は設けられていない。すなわち、
第1および第2ループ状アーム部102a、102bと
固定部104との連結箇所近傍には流路が存在しない。
したがって、該連結箇所が第1および第2円盤部74
a、74bから離間することがないので、該連結箇所に
応力が作用することもない。
【0062】しかも、開閉部100と固定部104とは
互いに連結されていないので、第1および第2ループ状
アーム部102a、102bは固定部104に束縛され
ることなく第1または第2円盤部74a、74bから離
間することができる。このため、開閉部100に大きな
応力が作用することもない。
【0063】以上のようなことから、吸入弁98が損傷
することを回避することができる。換言すれば、該吸入
弁98の耐久性を確保することができる。
【0064】第1および第2ループ状アーム部102
a、102bが撓むことにより、ガス状冷媒が溝97b
から圧縮室へと導出される。この際におけるガス状冷媒
の導出量は、流路93a〜93cの通路部96a〜96
cと排気口95a〜95cとが等径な場合に比して多
い。排気口95a〜95c同士が溝97bによって連通
されており、したがって、該排気口95a〜95cは通
路部96a〜96cの断面積に比して大きく開口してい
るからである。すなわち、この場合、ガス状冷媒を効率
よく圧縮室に導入することができ、したがって、1回の
圧縮行程におけるガス状冷媒の圧縮量を増加させること
ができる。換言すれば、圧縮効率を向上することができ
る。
【0065】圧縮室に導入されたガス状冷媒は、該圧縮
室内でピストン16の前進動作により圧縮される。例え
ば、図1においては、リアシリンダブロック22側の圧
縮室にガス状冷媒が導入されるとともにフロントシリン
ダブロック24側の圧縮室で圧縮されたガス状冷媒が導
出されている状態が示されている。
【0066】この圧縮に伴い、圧縮室内の圧力が第2円
盤部74b側の流路93a〜93cの通路部96a〜9
6c内に比して高くなるので、第2円盤部74b側の吸
入弁98の開閉部100が第2円盤部74bに指向して
押圧される。その結果、第2円盤部74b側の溝97b
が開閉部100により閉塞される。
【0067】すなわち、図1に示される場合、圧縮室に
てガス状冷媒が圧縮される際、第2円盤部74bに形成
された排気口95a〜95cは吸入弁98の開閉部10
0により閉塞されている。このため、ガス状冷媒が流路
93a〜93cを逆流することがないので、ガス状冷媒
を効率よく圧縮することができる。
【0068】なお、ピストン16が死点に到達した際、
リベット110の頭部は吐出口92に遊びがある状態で
挿入される。このため、リベット110の頭部のために
ピストン16の死点を後退させる必要はない。したがっ
て、リベット110が存在することにより圧縮効率が低
下することはない。
【0069】図1において、シリンダ18のフロントシ
リンダブロック24側の圧縮室に供給され、かつ圧縮さ
れたガス状冷媒は、バルブプレート28に設けられた吐
出口92から室40へ導出される。この際、吐出弁11
6がガス状冷媒に押圧されて開き、吐出弁用バルブスト
ッパ128の枝部132の屈曲部134に当接する。
【0070】ガス状冷媒は、さらに、流路38を介して
導出ポート36へと送気され、次いで、該導出ポート3
6から図示しない凝縮器へと送気される。
【0071】なお、図1において、フロントシリンダブ
ロック24側の圧縮室に供給されたガス状冷媒が圧縮さ
れて室40へと導出される一方で、次に圧縮・導出され
るガス状冷媒がリアシリンダブロック22側の圧縮室に
導入される。
【0072】そして、斜板14が1/2回転動作する
と、斜板14の円盤部は、図10に示されるように図1
と逆位相となる。その結果、ピストン16が図10にお
ける右端へと移動し、これに伴いリアシリンダブロック
22側の圧縮室に導入されたガス状冷媒が圧縮・導出さ
れるとともに、次に圧縮・導出されるガス状冷媒がフロ
ントシリンダブロック24側の圧縮室に導入される。す
なわち、1本のシリンダ18においては、回転軸12が
1回転することに伴ってガス状冷媒の吸入・排気が営ま
れる。
【0073】勿論、第1円盤部74a側においても、上
記第2円盤部74b側と同様に、溝97a、97bの存
在により圧縮効率を向上することができる。また、第1
円盤部74a側の吸入弁98も、上記第2円盤部74b
側の吸入弁98と同様に、該吸入弁98が傾動した後に
第1および第2ループ状アーム部102a、102bが
撓むことにより開閉部100が第1円盤部74aから離
間する。このため、該吸入弁98の耐久性を確保するこ
とができる。
【0074】なお、上記した実施の形態においては、溝
97a、97bを設けることにより流路93a〜93c
の両開口部の断面積を通路部96a〜96cに比して大
きくしているが、図11に示すように、通路部96a〜
96cの終端をテーパ状に拡径してテーパ部160a、
160bを設けることにより両開口部の断面積を大きく
するようにしてもよい。
【0075】また、この実施の形態では、吸入弁98の
開閉部100と固定部104とを第1および第2ループ
状アーム部102a、102bを介して連結したが、図
12に示すように、第1および第2直線状アーム部17
0a、170bで連結するようにしてもよい。さらに、
U字状孔106ではなく、貫通孔172にリベット11
0を通すようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る往復
動式圧縮機によれば、流路の吸入口または排出口の少な
くともいずれか一方を通路部の断面積に比して大きく開
口するようにしている。このため、1回の吸入・圧縮行
程における流体の吸入・圧縮量をともに増加することが
できるので、圧縮効率を向上することができるという効
果が達成される。
【0077】また、吸入口の開口部を開閉する吸入弁と
して、開閉部、2本のアーム部および固定部を有し、か
つ前記固定部は前記2本のアーム部の連結箇所に連結さ
れてかつ他端が自由端であるものを使用するようにした
ので、吸入弁の耐久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る往復動式圧縮機の縦断面概
略構成図である。
【図2】図1のII−II線矢視概略断面図である。
【図3】図1の往復動式圧縮機が有するピストンの要部
拡大一部縦断面図である。
【図4】図3に示すピストンの概略平面図である。
【図5】図3に示すピストンの概略正面図である。
【図6】前記ピストンに連結された吸入弁の概略正面図
である。
【図7】吐出口の開口に配置された吐出弁の全体構成説
明図である。
【図8】図7の吐出弁が開いた際に該吐出弁の円状部に
当接して支持する吐出弁用バルブストッパの全体構成説
明図である。
【図9】吸入弁のアーム部が撓むことにより吸気口が開
放された状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図10】シリンダ内においてピストンが図1と逆位相
となった状態を示す要部縦断面図である。
【図11】別の形状のピストンの要部拡大縦断面図であ
る。
【図12】別の形状の吸入弁の概略全体構成図である。
【図13】従来技術に係る往復動式圧縮機が備えるピス
トンの要部拡大説明図である。
【図14】図13のピストンの概略正面図である。
【図15】図14の吸入弁の円環部が撓んだ状態を示す
要部拡大縦断面図である。
【図16】従来技術に係る往復動式圧縮機が備える吸入
弁の概略全体構成図である。
【符号の説明】 10…往復動式圧縮機 12…回転軸 14…斜板 16…ピストン 18…シリンダ 28…バルブプレ
ート 32…電磁クラッチ 34…導入ポート 36…導出ポート 72…半球状シュ
ー 74a、74b…円盤部 76…テーパ部
(傾斜支持部) 80a、80b…吸気部 84…ウェブ部 92…吐出口 93a〜93c…
流路 94a〜94c…吸気口(吸入口) 95a〜95c…
排気口(排出口) 96a〜96c…通路部 97a、97b…
溝(連通路) 98…吸入弁 100…開閉部 102a、102b…ループ状アーム部 104…固定部 106…U字状孔 116…吐出弁 128…吐出弁用
バルブストッパ 142…クラッチ板 144…ロータ 146…電磁石コイル 160a、160
b…テーパ部 170a、170b…直線状アーム部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内をピストンが往復動作すること
    により流体を圧縮する往復動式圧縮機において、 前記ピストンには、前記流体を吸入する吸入口と、前記
    流体を排出する排出口と、前記吸入口と前記排出口とを
    連通する通路部とからなる複数の流路が前記ピストンの
    軸心から所定距離で離間しかつ互いに近接して設けられ
    ており、 前記排出口は前記通路部の断面積よりも大きく開口して
    いることを特徴とする往復動式圧縮機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の往復動式圧縮機において、
    さらに、前記吸入口が前記通路部の断面積よりも大きく
    開口していることを特徴とする往復動式圧縮機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の往復動式圧縮機に
    おいて、前記吸入口同士または前記排出口同士の少なく
    ともいずれか一方が前記ピストンの表面に設けられた連
    通路によって相互に連通されていることを特徴とする往
    復動式圧縮機。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の往復
    動式圧縮機において、前記ピストンに連結された吸入弁
    は、前記吸入口を開閉自在に覆う開閉部と、前記開閉部
    から延在してかつ互いに連結された2本のアーム部と、
    固定手段により前記ピストンに連結されるとともに一端
    が前記2本のアーム部の連結箇所に連結されてかつ他端
    が自由端である固定部とを有することを特徴とする往復
    動式圧縮機。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の往復
    動式圧縮機において、 前記ピストンは、前記排出口が設けられた円盤部と、該
    ピストンを往復動作させる駆動機構を構成する部材を嵌
    合するための嵌合部と、前記円盤部と前記嵌合部との間
    に設けられた傾斜支持部とを有し、 かつ前記吸入口が前記傾斜支持部に設けられていること
    を特徴とする往復動式圧縮機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357626B2 (en) 2001-05-25 2008-04-15 Lg Electronics, Inc. Suction valve for reciprocating compressor
KR100855349B1 (ko) * 2002-05-20 2008-09-04 엘지전자 주식회사 왕복동식 압축기의 흡입밸브 고정장치
KR20110136212A (ko) * 2010-06-14 2011-12-21 한라공조주식회사 압축기
WO2023021809A1 (ja) * 2021-08-19 2023-02-23 日立Astemo株式会社 圧縮機
WO2023037672A1 (ja) * 2021-09-09 2023-03-16 日立Astemo株式会社 圧縮機

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