JP4143038B2 - Dramセルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、DRAMセルの製造方法に係り、特に、不純物の固相拡散による導電性領域の形成に関する。
1つのMOSトランジスタと1つのキャパシタによりメモリセルが構成されるDRAMのメモリセル構造として、半導体基板にトレンチを形成し、その内壁をキャパシタとして用いるトレンチ型セルが知られている。このようなトレンチ型DRAMセルでは、MOSトランジスタのソース/ドレインとキャパシタの一方の電極とを接続する必要がある。
従来、MOSトランジスタのソース/ドレインとキャパシタの一方の電極とを接続する技術として、深いトレンチ内にキャパシタのAsドープポリシリコンを埋め込み、トレンチ上部の側壁からAsドープポリシリコン中のAsを固相拡散させ、半導体基板にAs拡散領域を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このような方法で形成された高濃度As拡散領域の接合リーク電流を低減するため、As拡散領域を低濃度のP拡散領域で包む構造が考えられる。
このような構造は、トレンチ内に埋め込まれたAsドープポリシリコン中にイオン注入によりPをドープしたポリシリコンからのAs及びPの固相拡散により得ることが出来る。しかし、イオン注入によるPのドープでは、垂直方向に所定の深さへの導入に限られるため、種々の問題が生ずる。例えば、数10KeVの高い加速電圧を用い、トレンチの深い領域にPをイオン注入した場合には、固相拡散に要する距離が長いため、長期間の熱処理が必要となり、拡散領域の制御を良好に行うことが出来ない。そのため、拡散したPはトレンチの端部から500A離れた隣接するトランジスタにも影響を与え、トランジスタパンチスルー等の問題が発生する。
このような現象を抑制するため、例えば5KeV以下の低い加速電圧を用い、トレンチの浅い領域にPをイオン注入した場合には、Asドープのポリシリコン層の表層部にPの拡散領域を形成して、Asドープのポリシリコン層の上をP拡散領域で覆うことは可能であるが、1000A程度の深さにPを拡散させて、Asドープのポリシリコン層の底部をP拡散領域でカバーすることは困難となる。そのため、As拡散領域を低濃度のP拡散領域で包むことが出来ず、As拡散領域の接合リーク電流を低減することが困難である。
米国特許第5,360,758号 米国特許第6,110,792号
本発明は、以上のような事情の下になされ、拡散領域の接合リーク電流を効果的に低減したDRAMセルの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、半導体基板に形成された、トレンチ内に一方の電極を有するトレンチキャパシタの一方の電極と、前記半導体基板に形成されたMOSトランジスタのソース又はドレイン領域とを、底部が低濃度の第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の第1の不純物を含む領域により接続する構造を有するDRAMセルの製造方法において、前記一方の電極上の前記トレンチ内にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第1の半導体膜を形成する工程、前記第1の半導体膜表面に第1の不純物を吸着させる工程、前記第1の不純物が吸着された第1の半導体膜表面に第2の不純物を吸着させる工程、前記第1及び第2の不純物が吸着された第1の半導体膜表面にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第2の半導体膜を形成する工程、並びに前記トレンチ内に形成された前記第1及び第2の半導体膜に隣接する半導体基板の領域への前記第1の不純物及び第2の不純物の固相拡散により、前記底部が低濃度の前記第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の前記第1の不純物を含む領域を形成する工程を具備し、前記第1の不純物及び第2の不純物は、As、P、Sb、B、Al、Ga、及びInからなる群から選択され、前記第2の不純物は、第1の不純物よりも大きい拡散係数を有し、かつ前記第1の不純物と同一導電型であることを特徴とするDRAMセルの製造方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、半導体基板に形成された、トレンチ内に一方の電極を有するトレンチキャパシタの一方の電極と、前記半導体基板に形成されたMOSトランジスタのソース又はドレイン領域とを、底部が低濃度の第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の第1の不純物を含む領域により接続する構造を有するDRAMセルの製造方法において、前記一方の電極上の前記トレンチ内にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第1の半導体膜を形成する工程、前記第1の半導体膜表面に第1の不純物を吸着させる工程、前記第1の不純物を吸着させる工程の途中から前記第1の半導体膜表面に第2の不純物を吸着させる工程、前記第1及び第2の不純物が吸着された第1の半導体膜表面にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第2の半導体膜を形成する工程、並びに前記トレンチ内に形成された前記第1及び第2の半導体膜に隣接する半導体基板の領域への前記第1の不純物及び第2の不純物の固相拡散により、底部が低濃度の前記第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の前記第1の不純物を含む領域を形成する工程を具備し、前記第1の不純物及び第2の不純物は、As、P、Sb、B、Al、Ga、及びInからなる群から選択され、前記第2の不純物は、第1の不純物よりも大きい拡散係数を有し、かつ前記第1の不純物と同一導電型であることを特徴とするDRAMセルの製造方法を提供する。
以上のように構成される本発明によると、高濃度の不純物を含む領域の接合リーク電流を効果的に低減したDRAMセルを得ることが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法では、第1の半導体膜表面に第1の不純物及び第2の不純物を順次吸着させており、他の実施形態に係る半導体装置の製造方法では、第1の半導体膜表面に第1の不純物を吸着させ、その吸着の途中から第1の不純物とともに第2の不純物を吸着させている。このような半導体装置の製造方法によれば、まず第1の不純物を吸着させた第1の半導体膜表面に第2の不純物を吸着させるので、第1の不純物の吸着量が高濃度、第2の不純物の吸着量が低濃度となるように、第1の不純物と第2の不純物の吸着量を容易に制御することが出来る。
これらの吸着工程は、間に半導体膜を形成する工程を挟んで、複数サイクル繰り返すことが好ましい。サイクル数は、必要な不純物の吸着量、膜厚等を考慮して、適宜決定することが出来る。この場合、第1の不純物の吸着量と第2の不純物の吸着量の差を所望の値にするために複数サイクルのうち少なくとも1サイクルは、第2の不純物を吸着させる工程を含まないものとすることが出来る。
また、第2の不純物は、第1の不純物よりも大きい拡散係数を有するものであることが好ましい。これら第1及び第2の不純物は、例えばAs、P、Sb、B、Al、Ga、Inの中から同一導電型のものを適宜選定することが出来る。
このように、第2の不純物として第1の不純物よりも大きい拡散係数を有するものを用いることにより、後の熱工程によって第2の不純物は第1の不純物よりも深く拡散し、底部が低濃度の記第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の第1の不純物を含む領域を確実に形成することが出来る。
第1の不純物を含む領域の第1の不純物の濃度は、第2の不純物を含む領域の第2の不純物の濃度の5〜10000倍であることが望ましい。これは、本願発明をDRAMセルに適用した場合に、キャパシタ電極とMOSFETのソース又はドレイン電極とを接続する埋め込みストラップを、底部が低濃度の第2の不純物を含む領域でカバーされた高濃度の第1の不純物を含む領域により構成する上で、特に望ましい。
第1の不純物を含む領域の第1の不純物の濃度が、第2の不純物を含む領域の第2の不純物の濃度の5倍未満の場合には、第2の不純物を含む領域の第2の不純物の濃度が高すぎて、第2の不純物の拡散係数の大きさによってはトランジスタパンチスルー等の問題が発生し、逆に10000倍を越えると、第2の不純物を含む領域の第2の不純物の濃度が低すぎて、第1の不純物を含む領域の接合リーク電流を低減する効果が得にくくなる。
半導体膜表面への第1の不純物及び第2の不純物の吸着は、それぞれ半導体膜を第1の不純物を含むガス及び第2の不純物を含むガス雰囲気にさらすことにより行うことが出来る。この場合、第1の不純物と第2の不純物の吸着量は、第1の不純物を含むガスと第2の不純物を含むガスの分圧をコントロールすることにより制御することが出来る。
特に、第1の不純物を吸着させる工程の途中に第2の不純物を吸着させる際に、第1の不純物を含むガスと第2の不純物を含むガスの分圧比を適切な値にコントロールすることにより、第1及び第2の不純物の吸着量を所望の値に制御することが可能であり、それによって、第1の不純物を含む領域の不純物濃度と第2の不純物を含む領域の不純物濃度を適切な値とすることが出来る。
例えば、第1の不純物をAsとし、第2の不純物をPとした場合、第1の不純物を含むガスとしてAsH、第2の不純物を含むガスとしてPHを用い、その分圧比(AsH/PH)を1〜50の範囲の適切な値に選択することにより、第1の不純物を含む領域の第1の不純物の濃度と、第2の不純物を含む領域の第2の不純物の濃度とが所望の値(例えば、第1の不純物の濃度が第2の不純物の濃度の5〜10000倍)となるように、第1及び第2の不純物の吸着量を適切に制御することが出来る。
図1及び2は、本発明の一実施形態に係るDRAMトレンチセルの製造方法を工程順に示す断面図である。
まず、図1(a)に示すように、単結晶シリコン基板1に、トレンチ2を形成し、このトレンチ2の下部の内面からAsをドープして、高As濃度拡散領域からなるプレート電極3を形成する。
次いで、トレンチ2の内面を窒化及び酸化し、SiN膜/SiO膜を形成する。その後、トレンチ2内をAsドープポリシリコンで埋め込む。
次に、反応性イオンエッチングを施し、埋め込まれたAsドープポリシリコン層の上部をリセスエッチングし、更に、露出するトレンチ2の内面のSiN膜/SiO膜をウエットエッチング(エッチャント:HPO)により除去する。その結果、図1(b)に示すように、トレンチ2の下部内面に残されたSiN膜/SiO膜からなるキャパシタ絶縁膜4が形成され、トレンチ2の下部に残されたAsドープポリシリコンからなるストレージノード電極5が形成される。
その後、トレンチ2の上部内面にSiO膜を形成した後、反応性イオンエッチングを施すことによりSiO膜の底部及び上部を除去して、カラー酸化膜6を形成する(図1(b))。
次いで、トレンチ2内のストレージノード電極5上に、図3に示すガスシーケンスに従った手順でポリシリコンの成膜及びAs及びPの吸着を行い、As及びPを含むポリシリコンを埋め込む。なお、ポリシリコンの成膜及びAs及びPの吸着は、温度範囲450〜650℃、圧力範囲0.05〜5Torrの条件下にて行う。
まず、SiHガスを流してポリシリコンを成膜する。次いで、このようにして成膜されたポリシリコン膜7上に、AsHガスを流して、第1の不純物としてAsを吸着させる。引き続き、Asが吸着されたポリシリコン膜7上に、PHガスを流して、第2の不純物としてPを吸着させる。図2(a)において、参照符号8は、As及びPの吸着層を示す。
更に、As及びPの吸着層8を表面に有するポリシリコン又はアモルファスシリコン膜7上にSiHガスを流して、ポリシリコン膜9を成膜する。このようにして、トレンチ内の上部に、As及びPがドープされたポリシリコンで埋め込まれた構造が得られる。
なお、As及びPの所定の吸着量を得るため、必要に応じて、これらの工程は複数回繰り返される。この場合、後工程において形成されるAs不純物領域の濃度をP不純物領域の濃度の5〜10000倍とするために、Pの吸着工程を適宜省略することが望ましい。例えば、Asの吸着工程2回に対し、Pの吸着工程1回の割合とすることが出来る。
トレンチ2内のストレージノード電極5上へのポリシリコンの成膜及びAs及びPの吸着は、図4に示すガスシーケンスに従った手順で行うことも可能である。このガスシーケンスでは、まず、SiHガスを流してポリシリコン膜7を成膜した後、AsHガスを流し、その途中からPHガスを流す。即ち、最初にAsHガスを流してAsを吸着させ、次いでAsHガスを流しつつPHガスをも流して、AsとPを同時に吸着させている。AsHガス及びPHガスの停止後は、図3に示すガスシーケンスと同様、SiHガスを流すことによりポリシリコン膜9が成膜される。
このようなガスシーケンスによると、AsHガスとPHガスの流量比(分圧比)を適宜制御することにより、AsとPの吸着量を適切な値にコントロールすることが出来る。
これらの工程が複数回繰り返されてもよいこと、Pの吸着工程を適宜省略し得ることは、図3に示すガスシーケンスの場合と同様である。
なお、図3に示すガスシーケンスにおけるAs及びPの吸着工程と、図4に示すガスシーケンスにおけるAs及びPの吸着工程とを適宜組合せることも可能である。例えば、第1のサイクルでAs及びPの吸着を別々に行い、第2のサイクルでAsの吸着中にPの吸着を行うことが出来る。また場合によっては、Asの吸着及びPの吸着の間にSiHによるポリシリコン膜の成膜を行う工程を挟んだサイクルを組合せてもよい。
このようにして成膜されたポリシリコン膜中のAs及びPの濃度(吸着量)を下記表に示す。下記表において、試料No.1はAsのみを吸着させた例、試料No.2はPのみを吸着させた例、試料No.3及び4は、図3に示すガスシーケンスに従って、Asの吸着とPの吸着を順に行った例、試料No.5〜8は、図4に示すガスシーケンスに従って、Asの吸着に引き続きAsとPの吸着を行った例をそれぞれ示す。
Figure 0004143038
上記表から、Asの吸着とPの吸着を順に行った試料No.3及び4では、高濃度のAsの吸着、低濃度のPの吸着を行うことが出来ることがわかる。また、Asの吸着に引き続きAsとPの吸着を行った試料No.5〜8では、AsHガスとPHガスの分圧比を適宜調整することにより、約1×1015のAs濃度(吸着量)、1×1011〜5×1012のP濃度(吸着量)を得ることが出来ることがわかる。即ち、As濃度に対し1/100以下にP濃度を制御することが可能となる。
以上のようにして、トレンチ内の上部がAs及びPがドープされたポリシリコンで埋め込まれた図2(a)に示す構造を得た後、基板1の表面のポリシリコン層7,9が除去され、その後、周知のプロセスにより、図2(b)に示すように、MOSFETのゲート絶縁膜11、ゲート電極12、ソース/ドレインP拡散領域13及びビット線コンタクトプラグ14等を形成して、DRAMセルが完成する。この場合、周知のDRAMセル製造プロセスは必ず熱工程を伴うが、この熱工程において、トレンチ内の上部のポリシリコン膜7,9からAs及びPが横方向に拡散し、As拡散領域10及びP拡散領域11が形成される。Pの拡散係数はAsの拡散係数より高いので、As拡散領域10の下に、それを包むようにP拡散領域11が形成される。
このようにして形成されたAs拡散領域10によって、MOSFETとキャパシタの埋め込み電極とが接続される。この場合、As拡散領域10はP拡散領域11で包まれているため、As拡散領域10の接合リークを効果的に防止することが出来る。
As拡散領域10及びP拡散領域11の濃度分布の一例を図5に示す。図5から明らかなように、シリコン基板の表面における濃度は、Asが約1×1020/cmであるのに対し、Pが約1×1018/cmと100倍もの濃度差が存在するとともに、Pが深い領域まで分布しており、高濃度のAs拡散領域が低濃度のP拡散領域により包まれている2重構造となっている。このような構造を採用することにより、As拡散領域10の接合リーク電流を約1/10に低減することが可能である。
実施例
下記に示す種々の吸着条件で不純物を吸着し、熱工程で固相拡散することにより形成されたAs拡散領域を有する、下記の6種のDRAMセル試料を作成し、それぞれの接合リークを調べるため、セル−Pウェル電流を測定した。
DRAMセル試料No.1:トレンチ内面に形成されたポリシリコン膜上に7×1014/cmのAsを吸着させ、その上にポリシリコン膜を形成した後、更に7×1014/cmのAsを吸着させ、最後にポリシリコンを埋め込んだ後、5KeVの加速電圧で5×1013/cmのPをイオン注入した。
DRAMセル試料No.2:トレンチ内面に形成されたポリシリコン膜上に7×1014/cmのAsを、次いで8×1012/cmのPを吸着させ、その上にポリシリコン膜を形成した後、更に7×1014/cmのAsを吸着させ、最後にポリシリコンを埋め込んだ。
DRAMセル試料No.3:トレンチ内面に形成されたポリシリコン膜上に7×1014/cmのAsを、次いで4×1013/cmのPを吸着させ、その上にポリシリコン膜を形成した後、更に7×1014/cmのAsを吸着させ、最後にポリシリコンを埋め込んだ。
DRAMセル試料No.4:トレンチ内面に形成されたポリシリコン膜上に7×1014/cmのAsを、次いで8×1013/cmのPを吸着させ、その上にポリシリコン膜を形成した後、更に7×1014/cmのAsを吸着させ、最後にポリシリコンを埋め込んだ。
DRAMセル試料No.5:トレンチ内面に形成されたポリシリコン膜上に7×1014/cmのAsを吸着させ、その上にポリシリコン膜を形成した後、更に7×1014/cmのAsを、次いで8×1012/cmのPを吸着させ、最後にポリシリコンを埋め込んだ。
DRAMセル試料No.6:トレンチ内面に形成されたポリシリコン膜上に7×1014/cmのAsを吸着させ、その上にポリシリコン膜を形成した後、更に7×1014/cmのAsを、次いで4×1013/cmのPを吸着させ、最後にポリシリコンを埋め込んだ。
以上のDRAMセル試料についてのセル−Pウェル電流の測定結果を図6に示す。
図6から、Asに加え、Pを吸着させることにより、リーク電流及びそのバラツキが明らかに低下していることがわかる。また、Pの濃度を所定の範囲で増加させることにより、特にリーク電流及びそのバラツキが低下していることがわかる。なお、イオン注入によりPをドープしたDRAMセル試料No.1は、高いリーク電流を示している。
以上、トレンチ内を埋める半導体膜としてポリシリコンを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ポリシリコンの代わりにアモルファスシリコンを用いても同様の効果を得ることが出来る。
本発明の一実施形態に係るDRAMトレンチセルの製造方法を工程順に示す断面図。 本発明の一実施形態に係るDRAMトレンチセルの製造方法を工程順に示す断面図。 As及びPを含むポリシリコンの成膜に用いられるガスシーケンスの一例を示す図。 As及びPを含むポリシリコンの成膜に用いられるガスシーケンスの他の例を示す図。 本発明の一実施形態に係るDRAMトレンチセルにおけるAs拡散領域及びP拡散領域の濃度分布の一例を示す図。 本発明の実施例に係るDRAMトレンチセルのセル−Pウェル電流の測定結果を示す特性図。
符号の説明
1・・・単結晶シリコン基板、2・・・トレンチ、3・・・プレート電極、4・・・キャパシタ絶縁膜、5・・・ストレージノード電極、6・・・カラー酸化膜、7,9・・・ポリシリコン膜、8・・・As及びPの吸着層。

Claims (4)

  1. 半導体基板に形成された、トレンチ内に一方の電極を有するトレンチキャパシタの一方の電極と、前記半導体基板に形成されたMOSトランジスタのソース又はドレイン領域とを、底部が低濃度の第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の第1の不純物を含む領域により接続する構造を有するDRAMセルの製造方法において、
    前記一方の電極上の前記トレンチ内にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第1の半導体膜を形成する工程、
    前記第1の半導体膜表面に第1の不純物を吸着させる工程、
    前記第1の不純物が吸着された第1の半導体膜表面に第2の不純物を吸着させる工程、
    前記第1及び第2の不純物が吸着された第1の半導体膜表面にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第2の半導体膜を形成する工程、並びに
    前記トレンチ内に形成された前記第1及び第2の半導体膜に隣接する半導体基板の領域への前記第1の不純物及び第2の不純物の固相拡散により、前記底部が低濃度の前記第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の前記第1の不純物を含む領域を形成する工程
    を具備し、前記第1の不純物及び第2の不純物は、As、P、Sb、B、Al、Ga、及びInからなる群から選択され、前記第2の不純物は、前記第1の不純物よりも大きい拡散係数を有し、かつ前記第1の不純物と同一導電型であることを特徴とするDRAMセルの製造方法。
  2. 半導体基板に形成された、トレンチ内に一方の電極を有するトレンチキャパシタの一方の電極と、前記半導体基板に形成されたMOSトランジスタのソース又はドレイン領域とを、底部が低濃度の第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の第1の不純物を含む領域により接続する構造を有するDRAMセルの製造方法において、
    前記一方の電極上の前記トレンチ内にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第1の半導体膜を形成する工程、
    前記第1の半導体膜表面に第1の不純物を吸着させる工程、
    前記第1の不純物を吸着させる工程の途中から前記第1の半導体膜表面に第2の不純物を吸着させる工程、
    前記第1及び第2の不純物が吸着された第1の半導体膜表面にポリシリコン又はアモルファスシリコンからなる第2の半導体膜を形成する工程、並びに
    前記トレンチ内に形成された前記第1及び第2の半導体膜に隣接する半導体基板の領域への前記第1の不純物及び第2の不純物の固相拡散により、底部が低濃度の前記第2の不純物を含む領域によりカバーされた高濃度の前記第1の不純物を含む領域を形成する工程
    を具備し、前記第1の不純物及び第2の不純物は、As、P、Sb、B、Al、Ga、及びInからなる群から選択され、前記第2の不純物は、前記第1の不純物よりも大きい拡散係数を有し、かつ前記第1の不純物と同一導電型であることを特徴とするDRAMセルの製造方法。
  3. 前記第1の不純物を含む領域の第1の不純物の濃度は、前記第2の不純物を含む領域の第2の不純物の濃度の5〜10000倍であることを特徴とする請求項1又は2に記載のDRAMセルの製造方法。
  4. 前記第1の不純物及び第2の不純物の吸着を、前記第1の半導体膜を前記第1の不純物を含むガス及び第2の不純物を含むガスにさらすことにより行い、前記第1の不純物と第2の不純物の吸着量を、前記第1の不純物を含むガスと第2の不純物を含むガスの分圧をコントロールすることにより制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のDRAMセルの製造方法。
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