JP4141931B2 - 光コネクタ固定構造 - Google Patents

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本発明は、回路基板に設けられている光入出端に対して、光ファイバ先端に設けられている光コネクタを、前記光入出端と光接続可能な位置に位置決めして実装できる光コネクタ固定構造に関する。
現在、光ラン(LAN)システム等で用いられている光トランシーバは、半導体レーザ等の発光素子、あるいはフォトダイオード等の光チップモジュールの光軸を回路基板の方向に沿わせ、これら光素子が搭載された回路基板あるいはリードフレームの端部に光コネクタを取り付けて、外部の光ファイバと接続する方式が一般に用いられている。ここで用いられる光コネクタのフェルールとしては、周知の単心光フェルール(MU型(MU:Miniature-unit Coupling optical fiber connector。JIS C 5983に制定される光コネクタに用いられるもの等)、SC型フェルール(SC:Single fiber Coupling optical fiber connector。JIS C 5973に制定される光コネクタに用いられるもの等)など)、多心光フェルール(MT型フェルール(MT:Mechanically Transferable。JIS C 5981に制定されるもの等)、いわゆるMINI−MT型フェルールなど)が用いられており、いずれのフェルールを用いた光トランシーバも既に規格化されている。ところで、近時、光電複合回路、光電気混載基板の要求が高まるに連れ、このような方式の光トランシーバは、光コネクタの取付位置に各種制約があるため、光接続経路や回路基板設計の自由度が制限されてしまい、さらに、基板の小型化ができないという問題が生じている。公知の光トランシーバとしては、以下の特許文献1等がある。
特開平6−273641号公報
本発明は、前記課題に鑑みて、光素子が実装された回路基板に光コネクタを取り付ける為の構造を小型化でき、回路基板上での光コネクタの取り付けが容易で、取付位置の設計自由度が向上し、さらに、光素子に対する光コネクタ位置決めが容易かつ位置決め精度が長期にわたって安定に維持でき、しかも種々の光コネクタにも対応できる光コネクタ固定構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を提供するものである。
この発明では、光ファイバ先端に組み立てられている光コネクタと、前記光コネクタを、光入出端が設けられる回路基板上に保持するべく、前記回路基板に取り付けられるコネクタホルダとを有し、前記コネクタホルダには、光コネクタを前記光入出端と光接続可能な位置に位置決め保持する係止手段が設けられており、前記係止手段には、前記光コネクタが、回路基板に向かって押圧するようにして押し込まれるようになっており、前記係止手段は、該係止手段に押し込まれるとともに位置決め手段によって前記光入出端と光接続可能な位置に位置決めされた光コネクタを、前記回路基板に向かって押さえ込むようにして保持するようになっており、更に、前記係止手段は、接合面に光ファイバが露出している第2の光コネクタを前記光入出端に対して光接続可能に支持するための変換アダプタを、前記光コネクタに代えて保持できるようになっていることを特徴とする光コネクタ固定構造を提供する。
また、本発明では、前記コネクタホルダは、前記光コネクタを前記回路基板上にて前記係止手段によって係合保持するコネクタ保持部を有し、このコネクタ保持部には、前記光コネクタの前記光入出端に対面される底面から該底面に対向する上面に向けて前記光コネクタに穿設されている溝状又は孔状の位置決め用凹所が挿入されるガイド片が、前記コネクタホルダから立ち上げるようにして突設されており、前記位置決め用凹所によって前記ガイド片に挿入した前記光コネクタを、前記ガイド片に沿って光入出端に向けて移動することで、前記ガイド片によって前記光入出端に対して前記光ファイバの光接続が可能な位置に位置決めした状態で、前記光コネクタを前記コネクタ保持部の係止手段に係合保持させることができるようになっており、前記変換アダプタについても、前記変換アダプタの前記光入出端に対面される底面から該底面に対向する上面に向けて溝状又は孔状の位置決め用凹所が穿設されており、前記位置決め用凹所によって前記ガイド片に挿入した前記変換アダプタを、前記ガイド片に沿って光入出端に向けて移動することで、前記ガイド片によって前記光入出端に対して前記光ファイバの光接続が可能な位置に位置決めした状態で、前記変換アダプタを前記コネクタ保持部の係止手段に係合保持させることができるようになっている構成も採用可能である。
係止手段としては、前記コネクタホルダに突設された2以上の弾性片であり、前記光入出端の光軸方向に沿って押し込まれた前記光コネクタあるいは前記変換アダプタが前記弾性片と係合して保持されるようになっている構成も採用可能である。
また、本発明では、前記変換アダプタには、コネクタ収納穴である貫通穴が設けられ、該コネクタ収容穴には、前記第2の光コネクタが、その底面を前記光入出端に向けた状態で収納されるようになっており、前記変換アダプタの対向する両側部には、前記コネクタ収納穴と繋がった窓部が設けられ、前記変換アダプタを前記回路基板に向かって押し込むと、前記窓部に入り込んだ前記弾性片のうち、前記コネクタ収納穴内に突出した部分が、前記コネクタ収納穴に挿入される前記第2の光コネクタの概略位置決めを行うガイドとして機能するようになっている構成も採用可能である。
変換アダプタに接続された第2の光コネクタとしては、位置決めピンを利用したピン嵌合方式の位置決め手段によって前記回路基板に対して位置決めされて、前記光入出端と光接続可能な位置に配置されるようになっている構成も採用可能である。
また、本発明では、前記変換アダプタには、前記第2の光コネクタの押し込み限界を定めるストッパ部が備えられた構成も採用可能である。
なお、本発明に係る光入出端とは、例えば、発光素子や受光素子である光素子(より詳しくは、発光素子の発光面や、受光素子の受光面)、光ファイバ先端、光フェルールや各種光コネクタ(より詳しくは、その突き合わせ接合用の接合端面)などのことを指す。光入出端は、光の出射(「発光」も含む)あるいは入射(「受光」も含む)の少なくともいずれか一方の機能を有するものを総称するものである。
本発明によれば、回路基板上の光コネクタの実装に係るスペースが、回路基板上での光電変換モジュールの実装に要するスペースと同じか、あるいは、それよりも若干大きい程度で済み、回路基板上での光電変換モジュールと光ファイバとの接続を、極めて省スペースで実現できる。
また、2種以上の光コネクタを選択的に保持でき、また、回路基板上での光コネクタや変換アダプタの取り付けや取り外しが容易である。このため、目的,用途に応じて光コネクタを別の種類の光コネクタに取り替えることができる。
また、光素子に対する光コネクタ位置決めが容易かつ位置決め精度が長期にわたって安定に維持できる。
更に、光コネクタの位置決めピン又はピン嵌合孔によって、光入出端を固定する固定部材に対するピン結合方式の位置決め手段を構成することで、光入出端に対する光コネクタ(詳細には、光コネクタに固定された光ファイバ)の位置決め精度の向上、位置決め作業性の向上を実現でき、しかも、位置決め精度の長期安定性も容易に確保できると利点がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光コネクタ固定構造を示す図である。
図1において、符号11は回路基板、12は光電変換モジュール、13はコネクタホルダ、14は光コネクタ、24は第2の光コネクタ、15は光ファイバである。
まず、光コネクタ14が保持された状態の光コネクタ固定構造10について以下に詳細に説明する。
光電変換モジュール12は、半導体レーザ(例えばレーザダイオード:LD)等の発光素子、あるいは、フォトダイオード(PD)等の受光素子である光素子16を搭載(あるいは内蔵)したチップ状あるいはアレイ状のモジュールである。この光電変換モジュール12の前記光素子16の光軸(受光面)は回路基板11に対して垂直の方向となっている。光電変換モジュール12は回路基板11上の回路等と電気的に接続されている。
図1等には、光電変換モジュール12の光素子16が、光電変換モジュール12の回路基板11に臨む底面12aと対向する面(以下、接合面12b)に形成された構成を例示している。また、接合面12bは、回路基板11に沿った方向に延在されている。なお、特に図示はしないが、光電変換モジュール12が搭載される回路基板11には、光電変換回路、制御処理部、光信号処理回路、光素子駆動回路、その他、回路基板上の電子部品の駆動制御等を行う種々の回路が構成されている。
この実施の形態において、光素子16(より詳細には光素子16の発光面又は受光面)は、光入出端として機能するものであり、以下、光素子16との記載箇所は、光入出端と読み替えることが可能である。また、光素子16の発光面又は受光面は、光入出端の端面として機能するものであり、以下、発光面又は受光面との記載箇所は、光入出端の端面と読み替えることが可能である。
この実施形態において、光コネクタ固定構造10は、回路基板11上に実装した光電変換モジュール12と、回路基板11上に固定されて、前記光電変換モジュール12を外側から取り囲むようにして配置された枠状のコネクタホルダ13とを有して構成されている。コネクタホルダ13は、光ファイバ15先端に組み立てられた光コネクタ14を、前記光電変換モジュール12上にて位置決め保持し、光電変換モジュール12に対して位置ずれしないように押さえ込む機能を果たす。光電変換モジュール12のマウント12m、回路基板11は固定部材として機能する。
前記コネクタホルダ13は具体的にはステンレス等の金属板を折り曲げ成形したものであり、回路基板11上に載置、当接される当接部13a(光電変換モジュール12の外周部に沿って設けられている枠状本体13dの下端部)の複数箇所から突設された固定片13bを回路基板11に貫通させて回路基板11の裏面(図示省略)にて回路基板11に固定することで、回路基板11にぐらつかないように固定される。
光コネクタ14は、プラスチック等の合成樹脂製のコネクタ本体14aを備えており、多心光ファイバテープ心線である光ファイバ15先端では、光ファイバ(単心の光ファイバ心線又は光ファイバ素線)が口出しされた状態で、コネクタ本体14aに精密に位置決め保持されている。
この光コネクタ本体14aには、光ファイバ15の先端と光素子16との間を光接続する光路を形成する光路形成手段が内蔵されている。この光路形成手段は、光コネクタ14に固定された光ファイバ15先端と光素子16との間に屈曲した光路を形成して、光コネクタ14と光素子16との間を接続する光路の光軸に対して横方向に延在する光ファイバ15と、光素子16との間の光接続を可能にするものである。
光コネクタ14は、該光コネクタ14と光素子16との間を接続する光路の光軸に対して横方向に延在する光ファイバ15を、光素子16に対して光接続する機能を果たす。
この光コネクタ14は、光電変換モジュール12とほぼ同じか、若干小さい程度のサイズの外観ブロック状に形成されており、光電変換モジュール12上に設置しても、光電変換モジュール12から外側に大きく突出することは無い。
なお、光ファイバ15としては、多心光ファイバテープ心線に限定されず、例えば、単心の光ファイバ心線等、各種構成が採用可能である。
本発明によれば、光コネクタ14を光電変換モジュール12上に設置し、コネクタホルダ13に保持させることで、光素子16と光ファイバ15の光線路(各光ファイバ15aによって形成される光線路)との光接続を実現できる。
また、光電変換モジュール12上に設置した光コネクタ14は、コネクタホルダ13の構造によって光電変換モジュール12に押さえ込まれて、光電変換モジュール12に対して位置ずれしないように安定保持される。
すなわち、図1に示すように、コネクタホルダ13は、光コネクタ14を光電変換モジュール12に押さえ込むための板バネ状の一対の押さえ片13cと、光コネクタ14を光素子16上面に対して前記光ファイバの光接続が可能な位置に位置決めするためのガイド片13fとを有している。これら、押さえ片13cとガイド片13fとは、いずれもコネクタホルダ13上(具体的には枠状本体13d上)に立ち上げるようにして突設された突片である。複数の押さえ片13cは、光素子16上面上に配置された光コネクタ14と係合して着脱可能に保持するコネクタ保持部13gを構成する。このコネクタ保持部13gには、光コネクタ14を、光電変換モジュール上面12bに直交する方向の移動によって、光電変換モジュール上面12bに押し付けるようにすることで、複数の押さえ片13cの間に押し込むことができ、これにより、コネクタ保持部13gの複数の押さえ片13cによって光コネクタ14が保持される。
押さえ片13cは、コネクタホルダ13の枠状本体13dから突出する舌片状の小片が湾曲成形されたものである。この押さえ片13cは、枠状本体13d上に立ち上げるようにして形成されており、この押さえ片13cの枠状本体13dからの突出中央部(コネクタ当接部13h)は、湾曲の外面側が枠状本体13dの中央開口13eに若干迫り出すように突出し、枠状本体13dからの突出先端は、前記中央開口13eの外側に向けて折り返すようにして湾曲成形されている。これら押さえ片13cは、コネクタ保持部13gに配置された光コネクタ14を保持するとともに、この光コネクタ14を、光電変換モジュール12の光素子16に向けて押さえ込む弾性片として機能するものである。
ガイド片13fは、光コネクタ14の前記光素子16上面に対面される底面(接合面)から該底面に対向する上面14bに向けて前記光コネクタ14に貫通して穿設されている孔状の位置決め用凹所14cが挿入されるものである。
光コネクタ14をコネクタ保持部13gに保持するには、光コネクタ14の接合面を光電変換モジュール12に向けた姿勢で、前記位置決め用凹所14cによってガイド片13fに挿入し、ガイド片13fに沿わせるようにして光電変換モジュール12上に押し付けるようにすれば良い。ガイド片13fに沿った移動によって、光コネクタ14が、一対の押さえ片13cの間に押し込まれると、光コネクタ14に形成されている係合部が、それぞれ押さえ片13cに位置決めされて、各係合部に押さえ片13cが挿入される。このとき、ガイド片13fは、係合部に対して押さえ片13cを位置決めする機能を果たし、光コネクタ14の光電変換モジュール12(詳細には光素子16)に対する位置決め精度の確保に寄与する。
ここで、前記光コネクタ14の係合部とは、光コネクタ14が光素子16上面上に配置された際、押さえ片13cと係合して着脱可能に保持されるように機能するものであり、押さえ片13cと係合すると、この押さえ片13cによって、光コネクタ14が光素子16に向けて押さえ込まれるようになっている。この係合部としては、各種構成が採用可能であり、例えば、凸部,傾斜面,溝部などが挙げられる。
上述したように、光コネクタ14をコネクタ保持部13gに押し込んで、コネクタ保持部13gの押さえ片13cによって保持させる作業においては、まず、光コネクタ14を、位置決め用凹所14cによって前記ガイド片13fに挿入し、このガイド片13fによって光コネクタ14の位置ずれを規制した状態でコネクタ保持部13gに押し込んで、コネクタ保持部13gの押さえ片13cによって保持させるので、係合部に対する押さえ片13cの位置決め・係合、光素子16に対する光コネクタ14の位置決めを非常に簡単に効率良く行えるといった利点がある。光コネクタ14が押さえ片13cと接触したり、押さえ片13cの弾性力が光コネクタ14に作用する状況下でも、ガイド片13fによって、コネクタ保持部13gへの光コネクタ14の押し込みを円滑に行え、光素子16に対する光コネクタ14の位置決めも簡単に行える。
また、光コネクタ14の係合部に当接させた、コネクタホルダ13の押さえ片13cによって、光コネクタ14を光素子16に向けて押さえ込む構成であるので、押さえ片13cによって光コネクタ14を保持したときには、押さえ片13cの、光コネクタ14上に突出する部分が非常に小さくて済み、また、光コネクタ14上への押さえ片13cの突出を無くすことも可能であるため、実質的に、回路基板11に対する光コネクタ14の実装高さを小さくできる。
また、前記押さえ片13cは、湾曲成形によって円弧板状に形成された部分(コネクタ当接部13h)によって、係合部に対して線接触するため、例えば押さえ片が球状等に成形された部分によって光コネクタに点接触する場合等に比べて、押さえ片13cから光コネクタ14に与えられる押圧力によって光コネクタ14に局所的な応力集中が生じることを回避でき、光コネクタ14の光特性の安定維持や、破損防止を実現できるといった利点もある。弾性片(押さえ片)13cのコネクタ当接部13hや、光コネクタ14の係合部の形状は、光コネクタ14の特性安定性の点で、係合部に対するコネクタ当接部13hの当接範囲(面積)を出来るだけ大きく確保する構成であることが好ましく、この点、コネクタ当接部13hと係合部とが面接触する構成であることがより好ましい。
なお、光コネクタ14や押さえ片13c(弾性片)等の具体的形状は、光コネクタ14のコネクタ保持部13gへの押し込み、押さえ片13cによる係合保持(押さえ込み)が可能であれば良く、各種構成が採用可能である。コネクタ保持部13gとしては、必ずしも、対向する両側から光コネクタ14と係合する一対の弾性片(押さえ片)13cを備えた構成に限定されず、弾性片13cの本数は、1本、あるいは、3本以上であっても良い。また、ガイド片13fが挿入される位置決め用凹所14cとしては、必ずしも光コネクタ14を貫通する構成に限定されず、光コネクタ14の上面側には開口していない形状であっても良い。また、光コネクタ14の側部に形成された溝であっても良い。
前述した光コネクタ固定構造10によれば、回路基板11上の光コネクタ14の実装に係るスペースが、回路基板11上での光電変換モジュール12の実装に要するスペースと同じか、あるいは、それよりも若干大きい程度で済み、回路基板11上での光電変換モジュール12(詳細には光素子16)と光ファイバ15との接続を、極めて省スペースで実現できる。
なお、回路基板11に設ける光入出端としては、前述の光素子に限定されず、例えば、光ファイバの端部を回路基板に引き込んで固定したもの等、各種構成が採用可能である。
本発明で用いる光コネクタ14は表面実装型光コネクタと言うことができ、本発明に係る光コネクタ固定構造10とは、この基板実装型光コネクタを受容して保持する構造自体のことである。例えば、光入出端が固定される回路基板11等の固定部材が無くても(例えばコネクタホルダ13が固定部材を兼ねる構成)、受発光素子や光ファイバといった光入出端に表面実装型光コネクタが対峙する構成であれば、本発明に係る光コネクタ固定構造10を構成していると言うことができるものとする。
次に、変換アダプタ18について以下に詳細に説明する。
変換アダプタ18は、コネクタホルダ13に取り付けることで、光コネクタ24(第2の光コネクタ。後述)を光素子16に対して光接続可能に位置決め支持する機能を果たすものである。
この変換アダプタ18は、前記光コネクタ24が挿入されるスリーブ状(具体的には角筒状)のアダプタ本体18aに、前記光コネクタ24をアダプタ本体18a内に押さえ込むための弾性爪18mを突設した概略構造になっている。また、このアダプタ本体18aは、ここではプラスチック製の一体成形品であるが、本発明では、これに限定されず、複数部材を結合した構成も採用可能である。
前記光コネクタ24は、接合面(接合端面)24aに光ファイバ15aが露出しているものであり、図2及び図3においては、MT形光コネクタ(MT:Mechanically Transferable。例えばJIS C 5981に制定される光コネクタ)を採用している。前記アダプタ本体18aの内側の貫通穴であるコネクタ収納穴18dは、光コネクタ24の鍔部24fよりも接合面24a側の部分(コネクタ体24g)を収納する断面長方形状に形成されている。
光コネクタ24には、接合面24aからこの接合面24aと対向した位置にある端面(以下、裏端面と言う。)24bまで貫通した位置決めピン穴24cが2本平行に形成されている。
後端面24b側には、2本の位置決めピン24dを固定したピンクランプ24eが備えられている。各位置決めピン24dは、位置決めピン穴24cに挿入されており、先端部が光コネクタの接合面24a側から突出した状態となっている。
変換アダプタ18は、アダプタ本体18aの軸方向(コネクタ収納穴18dの中心軸線方向)一端側の端面(符号18b。以下、底面)に対向する上面18c(軸方向他端側の端面)から、前記弾性爪(係合爪)18mが複数本(ここでは4本)突設された概略構成になっている。
前記複数本の弾性爪18mは、上面18cにおけるコネクタ収納穴18dの開口部の周囲に突設されており、これら複数本の弾性爪18mによって取り囲まれた内側の空間18uに光コネクタ24を接合面24a側から押し込んでいくと、複数本の弾性爪18mの間を押し広げるようにして、前記上面18cにおけるコネクタ収納穴18dの間を開口部からコネクタ収納穴18dへ光コネクタ24(具体的にはコネクタ本体24g)を挿入できるようになっている。
但し、変換アダプタ18への光コネクタ24の押し込み(コネクタ収納穴18dへのコネクタ本体24gの挿入)は、光コネクタ24の前記接合面24aに対向する側の端部(後端部)にフランジ状に突設されている鍔部24fが、アダプタ本体18aの上面18cに当接した所で限界となる。
より具体的には、コネクタ収納穴18dは、光コネクタ24のコネクタ本体18gよりも僅かに大きい断面形状になっており、前記鍔部24fは,コネクタ本体24gをコネクタ収納穴18dに挿入した時に、少なくとも対向する両側(具体的には、細長形状の後端面24bの長手方向両側)がコネクタ収納穴18dの外側にはみ出す大きさになっているため、コネクタ収納穴18dへ、光コネクタ24(具体的にはコネクタ本体24g)を挿入していくと、鍔部24fが、アダプタ本体18aの上面18cに当接し、それ以上の押し込みが不可能となる。
ここで、アダプタ本体18aにおいて上面18cを形成している部位は、アダプタ本体18aに挿入した光コネクタ24が、コネクタ収納穴18dを通ってアダプタ本体18aの底面18b側に抜けてしまうことを規制するストッパ部18nとして機能する。
なお、ストッパ部18nとしては、押し込み限界位置を設定できるものであれば、その形状、配置位置等は特に限定されず、例えば、コネクタ収納穴18dの内壁に設けられた突片や段差などでも構わない。
ところで、前記弾性爪18mは、アダプタ本体18aの上面18c側の端部から突出する延出部18tと、この延出部18tのアダプタ本体18aからの突出先端の側面に突出され、ピンクランプ24e(あるいは光コネクタ24)に係合される先端爪18pとを有する形状になっている。この弾性爪18mのアダプタ本体18aからの突出先端に形成されている傾斜面18sは、複数本の弾性爪18mによって囲まれる空間(符号18u)への光コネクタ24の押し込み、及びこの押し込みによる複数本の弾性爪18mの押し開きを円滑に実現するものであり、光コネクタ24の受け入れが円滑になされるように、空間18uをテーパ状に拡張するような形状になっている。
空間18uを介して、アダプタ本体18aへ押し込んでいった光コネクタ24の鍔部24f及びピンクランプ24eが先端爪18pを超えて、先端爪18pよりもアダプタ本体18aの側へ移動すると、弾性爪18mの先端爪18pが、弾性爪18mの弾性復元力によって、光コネクタ24に組み付けられているピンクランプ24eに係合する。このとき、弾性爪18mは、アダプタ収納穴18dのアダプタ本体18aの上面18cにおける開口部の側から、光コネクタ24が抜け出してしまうことを規制する機能を果たす。
なお、ここでは、ピンクランプ24e付きの光コネクタ24を例示したが、光コネクタ24として、ピンクランプ24eの設置を省略したものを採用した場合は、弾性爪18mとして、押し込み限界位置に達した光コネクタ24に直接係合し、例えば、後端面24bに係合して、光コネクタ24をアダプタ本体18aの底面18b側に向けて押圧することで変換アダプタ18における光コネクタ24の収納、保持を実現するものを採用する。
本発明によれば、光コネクタ24を収納、保持した変換アダプタ18を光電変換モジュール12上に設置してコネクタホルダ13に保持させると、光素子16と光コネクタ24の光ファイバ15の光線路(光ファイバ15aによって形成される光線路)との光接続を実現できる。
なお、コネクタホルダ13に保持させた変換アダプタ18に、光コネクタ24を挿入して保持させる手順でも、光コネクタ24側の光ファイバ15と光素子16との光接続を実現できる。
図2及び図3に示すように、変換アダプタ18をコネクタ保持部13gに保持させるには、変換アダプタ18を、その底面18bを光電変換モジュール12に向けた姿勢で、変換アダプタ18の本体側面の凸部に形成されている位置決め用凹所18eによってガイド片13fに挿入し、ガイド片13fに沿わせるようにして光電変換モジュール12上に押し付けるようにすれば良い。
コネクタホルダ13のコネクタ保持部13gへ変換アダプタ18を押し込んでいくと、変換アダプタ18に保持されている光コネクタ24の接合面24aから突出している位置決めピン24dが、光電変換モジュール12側のピン穴12cに挿入、嵌合されて光電変換モジュール12に対して光コネクタ24が高精度に位置決めされ、光ファイバ15が光素子16に対して光接続可能な位置に位置決めされる。
ガイド片13fに沿った移動によって、変換アダプタ18が、一対の押さえ片13cの間に押し込まれると、変換アダプタ18の対向する両側部18f(具体的には、アダプタ本体18aの両側部)に形成されている溝18gが、それぞれ押さえ片13cに位置決めされて、各溝18gに押さえ片13cが挿入される。このとき、ガイド片13fが、溝18gに対して押さえ片13cを位置決めする機能を果たす。
前記溝18gには、変換アダプタ18の上下方向(底面18b側を下、上面18c側を上とした場合の上下(図2,図3上下))中央部近傍から下側に、変換アダプタ18の両側部18fから底面(接合面)18bに向かって次第に変換アダプタ18のアダプタ本体18aに切り込んでいく形状の傾斜面18hが形成されており、更に変換アダプタ18の上下方向下側から中央部に向かって迫り上がるようにして延在する押さえ用傾斜面18iが形成されているから、光電変換モジュール12に対する変換アダプタ18の押し込みを継続すると、変換アダプタ18の両側の溝18gに挿入された押さえ片13cが、傾斜面18hによって、一対の押さえ片13cの間が押し広げられる。
そして、傾斜面18hと押さえ用傾斜面18iとの境界、すなわち、変換アダプタ18の両側の溝18gが最も浅くなっている部分(突部18j)が、両側の押さえ片13c同士の最も接近した部分(コネクタ当接部13h)の間を押し広げるようにして光電変換モジュール12の側に通過すると、押さえ片13cがそれぞれ押さえ用傾斜面18iに係合して、押さえ片13c自身の弾性によって、押さえ用傾斜面18iを光電変換モジュール12の上面12bに向けて押圧するようになり、これにより、変換アダプタ18が、両押さえ片13cと光電変換モジュール12との間に挟み込まれるようにして、光電変換モジュール12に押さえ込まれる。
前記傾斜面18hは、換言すれば、底面18bに対して傾斜させて変換アダプタ18の側面(底面18b以外の面)の一部として形成されている面であり、変換アダプタの底面18bに対向するところに形成された前記上部18cの側面として形成される構成に限定されず、例えば、変換アダプタの側部から窪んだ形状の凹所内に形成されているものなどであっても良い。
また、変換アダプタ18の両側部18fには、前記押さえ用傾斜面18iの上方に位置し前記コネクタ収納穴18dと繋がった窓部18kが備えられている。押さえ片13cがそれぞれ押さえ用傾斜面18iに係合した際、この押さえ片13cの突出中央部の一部(コネクタ当接部13h付近)が、窓部18kからコネクタ収納穴18dに若干突出するようにしてもよい。この場合、押さえ片13cのうち、コネクタ収納穴18d内に突出した部分が、前記光コネクタ24の概略位置決めを行うガイドとして機能し、光コネクタ24の位置決めピン24dの光電変換モジュール12側のピン穴12cに対する挿入を円滑に行えるようにすることが可能である。
すなわち、光コネクタ24を保持した変換アダプタ18をコネクタホルダ13への押し込みによってコネクタホルダ13に保持させる作業において、光コネクタ24は、コネクタ収納穴18dに向かって突出したコネクタ当接部13hの一部と接触しながら移動し、この突出したコネクタ当接部13hの一部によって概略位置決めされて、光コネクタ24の接合面24aに突出させた位置決めピン24dが光電変換モジュール12の上面のピン穴12cに挿入、嵌合される。これにより光コネクタ24の光素子16に対する位置決め精度が確保される。
また、コネクタホルダ13に変換アダプタ18を保持させると、光コネクタ24の接合面24aが光電変換モジュール12の接合面12bに突き当てられると共に、変換アダプタ18の弾性爪18mが、光コネクタ24を光電変換モジュール12に向けて押し込む機能を果たすことで、光コネクタ24が光電変換モジュール12に対してぐらつかないようにしっかりと保持される。
上述したように、この光コネクタ固定構造10では、光コネクタ24を保持した変換アダプタ18を光素子16に向かってコネクタホルダ13に押し込むだけで、光素子16に対する光コネクタ24の位置決めとを非常に簡単に効率良く行える。
なお、変換アダプタ18の両側部の溝18gや傾斜面18hは必須では無い。変換アダプタ18に形成する押さえ用傾斜面18iは、変換アダプタ18の両側に形成することに限定されず、変換アダプタ18の一箇所、あるいは、3箇所以上に形成することも可能である。また、ガイド片13fが挿入される位置決め用凹所18eとしては、変換アダプタ18の上面18c側には開口していない形状であっても良い。また、変換アダプタ18の側部に形成された溝であっても良い。
また、回路基板11に固定した部材(例えば、前述の光電変換モジュール12)や、回路基板11自体に固定して突設させた嵌合ピンを、光コネクタ24に形成したピン嵌合孔に挿入、嵌合する方式も採用可能である。
また、光コネクタ24としては、接合面(底面)24aに光ファイバ15aが露出しているものであればMT形光コネクタに限定されず、各種構成のものが適用できる。例えば、光コネクタ24として、MU形光コネクタ(MU:Miniature-unit Coupling optical fiber connector。JIS C 5983に制定される光コネクタ等)、SC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling optical fiber connector。JIS C 5973に制定される光コネクタ等)、MPO形光コネクタ(MPO:Multi-fiber Push-On。JIS C 5982に制定される光コネクタ等)といったフェルールをハウジングに収納した構造の単心又は多心の光コネクタ(光コネクタプラグ)や、これら光コネクタに用いられるようなフェルールなども適用できる。また、例えばMT形光コネクタの設計を変更したもの(いわゆるMINI−MT形フェルールなど)も適用できる。
以上説明したように、本発明の光コネクタ固定構造10によると、回路基板11上の光コネクタ14,24の実装に係るスペースが、回路基板11上での光電変換モジュール12の実装に要するスペースと同じか、あるいは、それよりも若干大きい程度で済み、回路基板11上での光電変換モジュール12(詳細には光素子16)と光ファイバ15との接続を、極めて省スペースで実現できる。
また、2種以上の光コネクタ14,24を選択的に保持できる。更に、光コネクタ24を収納保持した変換アダプタ18をコネクタホルダ13から外した際、ストッパ部18nによって光コネクタ24を落ちないように保持でき、光コネクタ24と変換アダプタ18とを一括して離脱できる。
なお、この光コネクタ固定構造10では、押さえ片13cを工具などで押し広げることによって、光コネクタ14,変換アダプタ18のコネクタホルダ13からの取り外し作業を簡単に行えるようにすることも可能である。
光コネクタ24を収納保持した変換アダプタ18、並びに光コネクタ14は、コネクタホルダ13に対して迅速に着脱できる。すなわち、この迅速な着脱により、光素子16に対する光コネクタ14,24の切り替え接続を迅速に行える。
また、回路基板11上での光コネクタ14,24や変換アダプタ18の取り付けが容易であり、さらに、光素子16に対する光コネクタ位置決めが容易かつ位置決め精度が長期にわたって安定に維持できる。
なお、本発明は、上述の構成に限定されず、種々の改変が可能である。例えば、変換アダプタ18によって光素子16に光接続される光コネクタ24は、必ずしも光電変換モジュール12の接合面12bに突き合わせて接合される構成に限定されず、例えば、アダプタ本体18aのストッパ部18nに対する光コネクタ24の鍔部24fの当接位置によって、光コネクタ24が光電変換モジュール12の接合面12bに対して微小なクリアランスを介して光接続されるように位置決めされる構成なども採用可能である。
本発明の光コネクタ固定構造は、2種以上の光コネクタを選択的に保持でき、また容易に取り外しが可能であり、目的,用途に応じて光コネクタを別の種類の光コネクタに取り替えることができる。このため、本発明の光コネクタ固定構造を適用することによって、規格の異なる光コネクタを接続でき、光接続経路や回路基板設計の自由度が制限されること無く、多種多様のニーズに対応できる光集積回路基板、光電複合回路、光電気混載基板、光トランシーバなどに応用できる。
本発明に係る光コネクタ固定構造及びコネクタホルダを示す全体斜視図である。 本発明に係る光コネクタ固定構造及びコネクタホルダを示す図であって、(a)コネクタホルダに第2の光コネクタを固定する前の状態を示す正面図と、(b)コネクタホルダに第2の光コネクタを固定した状態を示す正面図である。 図2のコネクタホルダに第2の光コネクタを固定した状態の側面図である。
符号の説明
10…光コネクタ固定構造、11…回路基板、12…光電変換モジュール、12m…固定部材(マウント)、13…コネクタホルダ、13c…押さえ片、13f…ガイド片、13g…コネクタ保持部、13h…コネクタ当接部、14…光コネクタ、14b…上面、14c…位置決め用凹所、15,15a…光ファイバ、16…光入出端(光素子)、18…変換アダプタ、18b…底面、18c…上面、18d…コネクタ収納穴、18e…位置決め用凹所、18f…両側部、18k…窓部、18n…ストッパ部、24…第2の光コネクタ、24a…接合面、24d…位置決めピン

Claims (6)

  1. 光ファイバ(15)先端に組み立てられている光コネクタ(14、14A)と、前記光コネクタを、光入出端が設けられる回路基板(11)上に保持するべく、前記回路基板に取り付けられるコネクタホルダ(13)とを有し、
    前記コネクタホルダには、光コネクタを前記光入出端と光接続可能な位置に位置決め保持する係止手段が設けられており、
    前記係止手段には、前記光コネクタが、回路基板に向かって押圧するようにして押し込まれるようになっており、前記係止手段は、該係止手段に押し込まれるとともに位置決め手段によって前記光入出端と光接続可能な位置に位置決めされた光コネクタを、前記回路基板に向かって押さえ込むようにして保持するようになっており、
    更に、前記係止手段は、接合面(24a)に光ファイバが露出している第2の光コネクタ(24)を前記光入出端に対して光接続可能に支持するための変換アダプタ(18)を、前記光コネクタに代えて保持できるようになっていることを特徴とする光コネクタ固定構造。
  2. 前記コネクタホルダは、前記光コネクタを前記回路基板上にて前記係止手段によって係合保持するコネクタ保持部(13g)を有し、
    このコネクタ保持部には、前記光コネクタの前記光入出端に対面される底面から該底面に対向する上面(14b)に向けて前記光コネクタに穿設されている溝状又は孔状の位置決め用凹所(14c)が挿入されるガイド片(13f)が、前記コネクタホルダから立ち上げるようにして突設されており、
    前記位置決め用凹所によって前記ガイド片に挿入した前記光コネクタを、前記ガイド片に沿って光入出端に向けて移動することで、前記ガイド片によって前記光入出端に対して前記光ファイバの光接続が可能な位置に位置決めした状態で、前記光コネクタを前記コネクタ保持部の係止手段に係合保持させることができるようになっており、
    前記変換アダプタについても、前記変換アダプタの前記光入出端に対面される底面(18b)から該底面に対向する上面(18c)に向けて溝状又は孔状の位置決め用凹所(18e)が穿設されており、
    前記位置決め用凹所によって前記ガイド片に挿入した前記変換アダプタを、前記ガイド片に沿って光入出端に向けて移動することで、前記ガイド片によって前記光入出端に対して前記光ファイバの光接続が可能な位置に位置決めした状態で、前記変換アダプタを前記コネクタ保持部の係止手段に係合保持させることができるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ固定構造。
  3. 前記係止手段が、前記コネクタホルダに突設された2以上の弾性片であり、前記光入出端の光軸方向に沿って押し込まれた前記光コネクタあるいは前記変換アダプタが前記弾性片と係合して保持されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ固定構造。
  4. 前記変換アダプタには、コネクタ収納穴(18d)である貫通穴が設けられ、該コネクタ収容穴には、前記第2の光コネクタが、その底面を前記光入出端に向けた状態で収納されるようになっており、
    前記変換アダプタの対向する両側部(18f)には、前記コネクタ収納穴と繋がった窓部(18k)が設けられ、
    前記変換アダプタを前記回路基板に向かって押し込むと、前記窓部に入り込んた前記弾性片のうち、前記コネクタ収納穴内に突出した部分が、前記コネクタ収納穴に挿入される前記第2の光コネクタの概略位置決めを行うガイドとして機能するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の光コネクタ固定構造。
  5. 前記変換アダプタに接続された第2の光コネクタが、位置決めピン(24d)を利用したピン嵌合方式の位置決め手段によって前記回路基板に対して位置決めされて、前記光入出端と光接続可能な位置に配置されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光コネクタ固定構造。
  6. 前記変換アダプタには、前記第2の光コネクタの押し込み限界を定めるストッパ部(18n)が備えられたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光コネクタ固定構造。
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