JP4141644B2 - 画像領域に応じて印刷モードを変更する双方向印刷 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主走査を往復で双方向に行いつつ印刷媒体上に画像を印刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インク滴を吐出することにより、印刷媒体上にインクドットを形成して画像を印刷する印刷装置(以下、インクジェット式印刷装置)は、コンピュータ等で作成した画像の出力装置として広く使用されている。インクジェット式印刷装置の中には、主走査の往動時のみで印刷を行う単方向印刷と、主走査の往復動時の双方で印刷を行う双方向印刷とが可能なものも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、単方向印刷は、主走査方向のインクドットの形成位置ずれが小さいため、印刷画像のざらつきが小さいという利点があるが、印刷速度が遅いという欠点もある。これに対して、双方向印刷は、印刷速度が早いという利点があるが、インクドットの形成位置ずれが大きくなって、印刷画像のざらつきが大きくなりやすいという欠点もある。
【0004】
このため、従来から、単方向印刷と双方向印刷の双方の利点を併せ持つような印刷技術が望まれていた。
【0005】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ざらつきによる印刷画像の劣化を抑制しつつ、印刷速度を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の態様では、単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するための印刷制御装置であって、
印刷対象画像を表す画像データの画素値のばらつきの程度を表す散布度を算出する散布度計算部と、
前記散布度の大きさに応じて、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定する印刷モード決定部と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の第1の態様では、画素値のばらつきの小さい領域をざらつきが目立つ領域とし、画素値のばらつきの大きい領域をざらつきが目立たない領域とし、画像を2種類の領域に分ける。そして、ざらつきが目立つ領域の印刷にざらつきが生じ難いが印刷速度が遅い単方向印刷モードを採用し、ざらつきが目立たない領域の印刷にざらつきが生じやすいが印刷速度が速い双方向印刷モードを採用する。このようにすることで、単方向印刷と双方向印刷の双方の利点を活かした印刷を行うことができる。
【0008】
上記印刷制御装置において、
印刷対象画像を表す画像データから、明度を表す明度データを生成する明度データ生成部を備え、
前記散布度計算は、前記明度データを用いて前記散布度を算出するようにするるのが好ましい。
【0009】
こうすれば、人間の視覚感度が特に高い明度を基準として、ざらつきが目立つ領域であるか否かを判定することができるという利点がある。
【0010】
上記印刷制御装置において、
前記散布度計算部は、前記印刷対象画像を主走査方向と平行な区分線で複数の領域に分割して、各領域毎に前記散布度を算出し、
前記印刷モード決定部は、各領域毎に、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定するようにしても良い。
【0011】
こうすれば、複数の主走査ラインで表現する領域毎に、印刷対象画像を分割して、各領域毎にその領域を記録する印刷モードを決定することができる。
【0012】
上記印刷制御装置において、
前記散布度計算部は、前記各領域をそれぞれ複数の画素を含む矩形状の複数の画素ブロックにさらに分割して、各画素ブロック毎に前記散布度を算出し、
前記印刷モード決定部は、前記複数の画素ブロックにおける前記散布度の分布に応じて、各領域において、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定するようにしても良い。
【0013】
このような決定の方法の例として、たとえば、ざらつきの目立つ画素ブロックであって所定の数だけ連続するものを含む領域は、単方向印刷モードを採用するというようなものがある。
【0014】
上記印刷制御装置において、
前記散布度計算部は、各画素ブロック毎に前記散布度を算出するとともに、前記散布度があらかじめ定めた第1の閾値よりも小さい画素ブロックの、各領域に占める割合があらかじめ定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判定し、
前記印刷モード決定部は、前記領域毎に、前記判定に応じて、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定するようにしても良い。
【0015】
こうすれば、ざらつきの目立つ画素ブロックの割合が多い領域の印刷には単方向印刷モードが採用され、他の領域には双方向印刷モードが採用される。この結果、領域の一部に散布度が大きいブロックがあるために、その領域の全体の散布度が大きくなるような場合であっても、ざらつきの目立つ画素ブロックの割合が多い領域を確実に単方向印刷モードで記録することができる。
【0016】
上記印刷制御装置において、
前記印刷モード決定部は、前記単方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを少なくとも一つ形成する主走査の印刷には単方向印刷モードを採用し、前記単方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを形成しない主走査の印刷には双方向印刷モードを採用するようにしても良く、
前記印刷モード決定部は、前記双方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを少なくとも一つ形成する主走査の印刷には双方向印刷モードを採用し、前記双方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを形成しない主走査の印刷には単方向印刷モードを採用するようにしても良い。
【0017】
このように、主走査が形成する複数の主走査ラインが、単方向印刷モードで記録を行う領域と、双方向印刷モードで記録を行う領域とに含まれている場合に、その主走査の印刷に、いずれの印刷モードを採用するかの決定方法には種々の方法がある。たとえば、ある特定のノズルが形成する主走査ラインがいずれの領域に含まれるかを基準として定めても良い。
【0018】
本発明の第2の態様では、単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するための印刷制御装置であって、
印刷対象画像を表す画像データから、明度を表す明度データを生成する明度データ生成部と、
前記明度データの高さに応じて、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定する印刷モード決定部と、
を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明の第2の態様では、明度の高い領域をざらつきが目立つ領域とし、明度の低い領域をざらつきが目立たない領域とし、印刷対象画像を2種類の領域に分ける。明度の高い領域(ハイライト領域)はざらつきが目立つという性質があるので、このようにしても、単方向印刷と双方向印刷の双方の利点を活かした印刷を行うことができる。
【0020】
なお、本発明は、印刷装置、それらの方法または装置の機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の種々の形態で実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の構成:
B.本発明の実施例におけるドット記録方法:
C.変形例:
【0022】
A.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての印刷システムの構成を示すブロック図である。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピュータ90と、印刷部としてのカラープリンタ20と、を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュータ90の組み合わせを、広義の「印刷装置」と呼ぶことができる。
【0023】
コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、カラープリンタ20に転送するための印刷データPDが出力されることになる。アプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示する。
【0024】
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをカラープリンタ20に供給するための印刷データPDに変換する。図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、散布度計算部101と、印刷モード決定部102と、色変換テーブルLUTと、が備えられている。なお、散布度計算部101は、明度データ生成部103を備えている。
【0025】
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95が扱っているカラー画像データの解像度(即ち、単位長さ当りの画素数)を、プリンタドライバ96が扱うことができる解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3色からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換テーブルLUTを参照しつつ、各画素ごとに、RGB画像データを、カラープリンタ20が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
【0026】
色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、インクドットを分散して形成することにより、カラープリンタ20でこの階調値を表現するためのハーフトーン処理を実行する。ハーフトーン処理された画像データは、ラスタライザ100によりカラープリンタ20に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとして出力される。なお、印刷データPDは、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。なお、散布度計算部101および印刷モード決定部102の役割については後述する。
【0027】
なお、プリンタドライバ96は、印刷データPDを生成する機能を実現するためのプログラムに相当する。プリンタドライバ96の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給される。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0028】
図2は、カラープリンタ20の概略構成図である。カラープリンタ20は、紙送りモータ22によって印刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動させる主走査送り機構と、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモータ24,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えている。制御回路40は、コネクタ56を介してコンピュータ90に接続されている。
【0029】
印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、紙送りモータ22の回転をプラテン26と用紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図示省略)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位置センサ39とを備えている。
【0030】
図3は、制御回路40を中心としたカラープリンタ20の構成を示すブロック図である。制御回路40は、CPU41と、プログラマブルROM(PROM)43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備えた算術論理演算回路として構成されている。この制御回路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフェースを専用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ22およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回路54と、スキャナ80を制御するスキャナ制御回路55とを備えている。I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56を介してコンピュータ90から供給される印刷データPDを受け取ることができる。カラープリンタ20は、この印刷データPDに従って印刷を実行する。なお、RAM44は、ラスタデータを一時的に格納するためのバッファメモリとして機能する。
【0031】
印刷ヘッドユニット60は、印刷ヘッド28を有しており、また、インクカートリッジを搭載可能である。なお、印刷ヘッドユニット60は、1つの部品としてカラープリンタ20に着脱される。すなわち、印刷ヘッド28を交換しようとする際には、印刷ヘッドユニット60を交換することになる。
【0032】
図4は、印刷ヘッド28の下面におけるノズル配列を示す説明図である。印刷ヘッド28の下面には、ブラックインクを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群CD と、淡シアンインクを吐出するための淡シアンインクノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、イエローインクを吐出するためのイエローインクノズル群YD とが形成されている。
【0033】
なお、各ノズル群を示す符号における最初のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクであることを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであることを、それぞれ意味している。
【0034】
各ノズル群の複数のノズルは、副走査方向SSに沿って一定のノズルピッチk・Dでそれぞれ整列している。ここで、kは整数であり、Dは副走査方向における印刷解像度に相当するピッチ(「ドットピッチ」と呼ぶ)である。本明細書では、「ノズルピッチはkドットである」とも言う。このときの単位[ドット]は、印刷解像度のドットピッチを意味している。副走査送り量に関しても同様に、[ドット]の単位を用いる。
【0035】
各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてのピエゾ素子(図示せず)が設けられている。印刷時には、印刷ヘッド28が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク滴が吐出される。
【0036】
なお、各ノズル群の複数のノズルは、副走査方向に沿って一直線上に配列されている必要はなく、例えば千鳥状に配列されていてもよい。なお、ノズルが千鳥状に配列されている場合にも、副走査方向に測ったノズルピッチk・Dは、図4の場合と同様に定義することができる。この明細書において、「副走査方向に沿って配列された複数のノズル」という文言は、一直線上に配列されたノズルと、千鳥状に配置されたノズルと、を包含する広い意味を有している。
【0037】
以上説明したハードウェア構成を有するカラープリンタ20は、紙送りモータ22により用紙Pを搬送しつつ、キャリッジ30をキャリッジモータ24により往復動させ、同時に印刷ヘッド28のピエゾ素子を駆動して、各色インク滴の吐出を行い、インクドットを形成して用紙P上に多色多階調の画像を形成する。
【0038】
B.本発明の実施例におけるドット記録方法:
図5は、本発明の実施例における印刷データ生成処理の方法を示すフローチャートである。ステップS101では、散布度計算部101が備える明度データ生成部103が明度データを生成する。明度データを生成するのは、明度に対する人間の視覚感度が高いので、これを印刷画像のざらつきが目立つか否かの判定に利用するためである。明度データの生成は、たとえば、解像度変換モジュール97(図1)により解像度変換された画像データの表色系を変更する色変換処理により行なうことができる。具体的には、与えられた画像データがRGB表色系のときは、これを明度を含む表色系(たとえばYCbCr表色系)に変換して、明度Yを取り出すことにより行うことができる。
【0039】
ステップS102では、散布度計算部101は、この明度データに基づいて散布度計算処理を行う。なお、散布度計算処理は、必ずしも明度データに基づいて行う必要はなく、印刷対象画像の画像データのR,G,Bの画素値に基づいて算出しても良い。
【0040】
図6は、散布度計算処理の方法を示すフローチャートである。ステップS201では、散布度計算部101は、画像データを一定の範囲の画素ブロック毎に分割する。具体的には、画像データを主走査ラインに平行な区分線で複数の領域に区分し、さらに、この領域を主走査ラインに垂直な区分線で複数の画素ブロックに分割する。ここで、複数の画素ブロックに分割するのは、印刷画像のざらつきが目立つ領域を抽出し、各領域全体に占めるざらつきが目立つ領域の割合を求めるためである。なお、画像データの画素値(明度データを含む)のばらつきが小さい領域は、印刷画像のざらつきが目立つ性質があることが知られている。
【0041】
ステップS202では、散布度計算部101は、各画素ブロックの明度の散布度Sを算出する。この散布度Sの算出は、分割された各画素ブロックに含まれる画素の明度データに基づいて各画素ブロック毎に行われる。
【0042】
なお、散布度Sは、画像データの画素値のばらつきを表す統計量であれば良く、標準偏差や変動係数を用いても良い。また、フーリエ解析によって求めても良い。印刷画像のざらつきが目立つ領域であるかどうかの判断は、明度の高さに基づいて判断しても良く、さらに明度の高さと画素値の散布度Sと組み合わせて判断しても良い。
【0043】
図7は、散布度計算部101が分散を基準として散布度計算処理を行う様子を示す図である。図7は、分割された画素ブロックに含まれる画素毎の明度データと各画素ブロック毎の明度データの分散を示している。主走査ラインの各マスは画素を表し、その中の数字は明度データである。たとえば、図7(a)に示す領域の一番上側の主走査ラインにおける第1番目の画素の明度データは2であり、この領域の1番目の画素ブロックの散布度S(明度データの分散値)77.2である。
【0044】
なお、この例では、説明を容易にするために、各領域は3本の主走査ラインを含むものであり、5列の画素毎に画素ブロックを分割している。ただし、領域や画素ブロックの区分は、この例に限られず自由に設定して良い。たとえば、各領域は主走査ラインを1本のみ含むものであるとしても良いし、各画素ブロックへの分割は必ずしも行わなくても良い。
【0045】
ステップS203では、散布度計算部101は、各画素ブロックの散布度Sとあらかじめ定めた所定の閾値THSとを比較する。この結果、散布度Sが閾値THSよりも小さいときは、印刷画像のざらつきが目立ちやすい画素ブロックとしてカウントされ(ステップS204)、散布度Sが閾値THS以上のときは、印刷画像のざらつきが目立ち難い画素ブロックとしてカウントされる(ステップS205)。たとえば、図7(a)に示す領域の場合、1番目の画素ブロックは閾値THS(この例では10)よりも大きいのでざらつきが目立たない画素ブロックとしてカウントされ、2〜5番目の画素ブロックは閾値THSよりも小さいのでざらつきが目立つ画素ブロックとしてカウントされる。このような処理が、画像データの全画素ブロックについて終了すると、ステップS207に進む(ステップS206)。
【0046】
ステップS207では、散布度計算部101は、各領域におけるざらつきが目立つ画素ブロックの割合Rを求める。ざらつきが目立つ画素ブロックの割合Rがあらかじめ定めた所定の閾値THRよりも大きいか否かで、この領域が印刷画像のざらつきが目立ちやすいものであるか否かを判定する。たとえば、閾値THRを70%と仮定すると、図7(a)に示す領域は、ざらつきが目立つ画素ブロックの割合Rが80%であるので、ざらつきが目立つ領域であると判定され、図7(b)に示す領域は、ざらつきが目立つ画素ブロックの割合Rが60%であるので、ざらつきが目立たない領域であると判定される(ステップS208)。
【0047】
図8は、本発明の実施例における記録方法の決定の例を示す図である。この図には、1ページ分の印刷画像と、説明のために区分された4つの領域Z1、Z2、Z3、Z4とが示されている。
【0048】
印刷画像のざらつきが目立つか否かの決定は、たとえば、以下のように行われる。領域Z1は、青空と雲を表現しているが、その両者とも階調変化が緩やかなので明度データの分散が小さい。この結果、領域Z1を形成する複数の領域は、印刷画像のざらつきが目立つやすい領域であると判定される。また、領域Z3も、青空と椰子の木の幹を表現しているが、領域Z3の大部分が階調変化が緩やかな青空である。このため、明度データの分散が比較的小さい青空の部分の割合が大きい。この結果、領域Z3を形成する複数の領域も、印刷画像のざらつきが目立ちやすい領域であると判定される。
【0049】
一方、領域Z2は、多くの部分が階調変化が激しい椰子の葉で占められており、領域Z4も、階調変化の激しい地面と海面で占められているので、明度データの分散も大きい。この結果、領域Z2、Z4を形成する複数の領域は、ざらつきが目立ち難い領域であると判定される。
【0050】
ステップS103(図5)では、印刷モード決定部102が、各主走査ラインがざらつきが目立ちやすい領域に含まれるか否かに応じて、双方向印刷方式での記録を許容するか否かの決定を行う。具体的には、印刷画像のざらつきが目立ちやすい領域に含まれる主走査ラインは双方向印刷での記録が許容されないが、他の主走査ラインは双方向印刷での記録が許容される。
【0051】
印刷モード決定部102は、上記の決定に基づいて、ハーフトーンデータに識別を行う。具体的には、双方向印刷モードでの記録が許容されない主走査ラインのハーフトーンデータには、双方向印刷不可の識別を行い(ステップS104)、他の主走査ラインには双方向印刷可の識別を行う(ステップS105)。このような識別処理がハーフトーンデータの全データについて終了すると、ステップS106に進み、ラスタライザ100によるラスタライズ処理が行われる。
【0052】
図9は、ラスタライズ処理の方法を示すフローチャートであり、図10および図11は、本発明の実施例におけるドット記録方式を示す説明図である。ここでは、説明を容易にするため、各ノズル列のノズル数が3、副走査送り量L=3との例を用いる。なお、実線で示されているパスは、ドットを形成するパスであり、点線で示されているパスは主走査のみを行い、ドットを形成しないパスである。
【0053】
ステップS301では、ラスタライザ100は、ハーフトーンデータから各パスで形成される主走査ライン毎の識別を読みとる。ラスタライザ100は、パスが形成する主走査ラインの識別の少なくとも一つに、双方向印刷不可の識別がなされているときは、往動時または復動時の一方だけで印刷を行い、復動時には印刷を行わないように設定する。逆に、パスが形成するすべての主走査ラインの識別に、双方向印刷可の識別がなされているときは、往動時および復動時の双方で印刷を行うように設定する。ラスタライザ100は、このような設定に基づいて印刷データPDを生成する。
【0054】
具体的には、たとえば、図10に示すように、1番〜5番の主走査ラインは、双方向印刷不可の識別が成されているので、その主走査ラインを記録するパス1〜パス3では往動時にのみ印刷を行い、復動時には記録を行わない。6番〜24番の主走査ラインは、双方向印刷可の識別が成されているので、その主走査ラインを記録するパス4〜パス7では往動時においても復動時においても記録が行われる。25番〜33番の主走査ラインは、双方向印刷不可の識別が成されているので、その主走査ラインを記録するパス8〜パス11では復動時にのみ印刷を行い、往動時には記録を行わない。
【0055】
なお、ラスタライザ100による単方向か双方向かの設定は、主走査ラインの識別に応じてなされていれば良く、たとえば、パスが形成するすべての主走査ラインの識別に双方向印刷不可の識別がなされているときにのみ、往動時のみで印刷を行い、復動時には印刷を行わないように設定するようにしても良い。
【0056】
このように、双方向印刷不可の識別がなされている主走査ラインが形成する領域は、往動時または復動時のいずれか一方においてのみ印刷が行われる。この結果、隣接する主走査ラインのドット形成位置がずれることによって生ずるざらつきを抑制することができる。一方、双方向印刷可の識別がなされている主走査ラインは、往動時および復動時の双方において印刷が行われるので、印刷速度を向上させることができる。このようにすることで、単方向印刷と双方向印刷の双方の利点を活かした印刷を行うことができる。
【0057】
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0058】
C−1.上記実施例においては、一つの主走査ラインを1回の主走査で形成しているが、複数回の主走査で形成する場合にも適用できる。
【0059】
C−2.上記実施例においては、単方向印刷モードか双方向印刷モードかの情報を印刷データPDに含めることにより、カラープリンタ20を制御する方式を採用しているが、所定の領域毎に印刷モードを変更できるような制御方法であれば方式は問わない。
【0060】
この発明はカラー印刷だけでなくモノクロ印刷にも適用できる。また、1画素を複数のドットで表現することにより多階調を表現する印刷にも適用できる。また、ドラムプリンタにも適用できる。尚、ドラムプリンタでは、ドラム回転方向が主走査方向、キャリッジ走行方向が副走査方向となる。また、この発明は、インクジェットプリンタのみでなく、一般に、複数のノズル列を有する記録ヘッドを用いて印刷媒体の表面に記録を行うドット記録装置に適用することができる。
【0061】
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1に示したプリンタドライバ96の機能の一部または全部を、プリンタ20内の制御回路40が実行するようにすることもできる。この場合には、印刷データを作成する印刷制御装置としてのコンピュータ90の機能の一部または全部が、プリンタ20の制御回路40によって実現される。
【0062】
本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として印刷システムの構成を示すブロック図。
【図2】プリンタの構成を示す説明図。
【図3】カラープリンタ20における制御回路40の構成を示すブロック図。
【図4】印刷ヘッド28の下面におけるノズル配列を示す説明図。
【図5】本発明の実施例における印刷データ生成処理の方法を示すフローチャート。
【図6】散布度計算処理の方法を示すフローチャート。
【図7】分散を基準として散布度計算処理を行う様子を示す図。
【図8】本発明の実施例において処理の対象とする画像データの一例。
【図9】ラスタライズ処理の方法を示すフローチャート。
【図10】本発明の実施例におけるドット記録方式を示す説明図。
【図11】本発明の実施例におけるドット記録方式を示す説明図。
【符号の説明】
20…カラープリンタ
21…CRT
22…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
26…プラテン
28…印刷ヘッド
30…キャリッジ
32…操作パネル
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置センサ
40…制御回路
41…CPU
44…RAM
50…I/F専用回路
52…ヘッド駆動回路
54…モータ駆動回路
55…スキャナ制御回路
56…コネクタ
60…印刷ヘッドユニット
80…スキャナ
90…コンピュータ
91…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
98…色変換モジュール
99…ハーフトーンモジュール
100…ラスタライザ
101…散布度計算部
102…印刷モード決定部
103…明度データ生成部

Claims (13)

  1. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するための印刷制御装置であって、
    印刷対象画像を表す画像データの画素値のばらつきの程度を表す散布度を算出する散布度計算部と、
    前記散布度が予め設定された第1の閾値よりも大きい領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも高いときには前記単方向印刷モードでの印刷実行を、前記散布度が予め設定された第1の閾値よりも大きい領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも低いときには前記双方向印刷モードでの印刷実行を決定する印刷決定部と
    を備える印刷制御装置。
  2. 請求項1記載の印刷制御装置であって、さらに、
    印刷対象画像を表す画像データから、明度を表す明度データを生成する明度データ生成部を備え、
    前記散布度計算部は、前記明度データを用いて前記散布度を算出する、印刷制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の印刷制御装置であって、
    前記散布度計算部は、前記印刷対象画像を主走査方向と平行な区分線で複数の領域に分割して、各領域毎に前記散布度を算出し、
    前記印刷モード決定部は、各領域毎に、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定する、印刷制御装置。
  4. 請求項3記載の印刷制御装置であって、
    前記散布度計算部は、前記各領域をそれぞれ複数の画素を含む矩形状の複数の画素ブロックにさらに分割して、各画素ブロック毎に前記散布度を算出し、
    前記印刷モード決定部は、前記複数の画素ブロックにおける前記散布度の分布に応じて、各領域において、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定する、印刷制御装置。
  5. 請求項4記載の印刷制御装置であって、
    前記散布度計算部は、各画素ブロック毎に前記散布度を算出するとともに、前記散布度があらかじめ定めた第1の閾値よりも小さい画素ブロックの、各領域に占める割合があらかじめ定めた第2の閾値よりも大きいか否かを判定し、
    前記印刷モード決定部は、前記領域毎に、前記判定に応じて、前記単方向印刷モードと前記双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを決定する、印刷制御装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の印刷制御装置であって、
    前記印刷モード決定部は、前記単方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを少なくとも一つ形成する主走査の印刷には単方向印刷モードを採用し、前記単方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを形成しない主走査の印刷には双方向印刷モードを採用する、印刷制御装置。
  7. 請求項3ないし5のいずれかに記載の印刷制御装置であって、
    前記印刷モード決定部は、前記双方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを少なくとも一つ形成する主走査の印刷には双方向印刷モードを採用し、前記双方向印刷モードで印刷を実行する領域に含まれる主走査ラインを形成しない主走査の印刷には単方向印刷モードを採用する、印刷制御装置。
  8. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するための印刷制御装置であって、
    印刷対象画像を表す画像データから、明度を表す明度データを生成する明度データ生成部と、
    前記明度データが予め設定された第1の閾値よりも高い領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも高いときには前記単方向印刷モードでの印刷実行を、前記明度データが予め設定された第1の閾値よりも高い領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも低いときには前記双方向印刷モードでの印刷実行を決定する印刷決定部と
    を備える印刷制御装置。
  9. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を用いて印刷を行う印刷装置であって、
    請求項1ないし8のいずれかに記載の印刷制御装置を備える印刷装置。
  10. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するための印刷制御方法であって、
    印刷対象画像を表す画像データの画素値のばらつきの程度を表す散布度を算出する工程と、
    前記散布度が予め設定された第1の閾値よりも大きい領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも高いときには前記単方向印刷モードでの印刷実行を、前記散布度が予め設定された第1の閾値よりも大きい領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも低いときには前記双方向印刷モードでの印刷実行を決定する工程と
    を備える印刷制御方法。
  11. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するための印刷制御方法であって、
    印刷対象画像を表す画像データから、明度を表す明度データを生成する工程と、
    前記明度データが予め設定された第1の閾値よりも高い領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも高いときには前記単方向印刷モードでの印刷実行を、前記明度データが予め設定された第1の閾値よりも高い領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも低いときには前記双方向印刷モードでの印刷実行を決定する工程と
    を備える印刷制御方法。
  12. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    印刷対象画像を表す画像データの画素値のばらつきの程度を表す散布度を算出する機能と、
    前記散布度が予め設定された第1の閾値よりも大きい領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも高いときには前記単方向印刷モードでの印刷実行を、前記散布度が予め設定された第1の閾値よりも大きい領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも低いときには前記双方向印刷モードでの印刷実行を決定する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるプログラムを有するコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  13. 単方向印刷モードと双方向印刷モードを有する印刷部を制御するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    印刷対象画像を表す画像データから、明度を表す明度データを生成する機能と、
    前記明度データが予め設定された第1の閾値よりも高い領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも高いときには前記単方向印刷モードでの印刷実行を、前記明度データが予め設定された第1の閾値よりも高い領域の所定の領域に占める割合が予め設定された第2の閾値よりも低いときには前記双方向印刷モードでの印刷実行を決定する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるプログラムを有するコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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