JP4141414B2 - 同軸ケーブル用ピアシング端子 - Google Patents

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Description

この発明は、ピアシング端子に関し、詳しくは、同軸ケーブルとの接続をとる場合に好適なピアシング端子に関する。
従来から知られるピアシング端子としては、複数本の素線を撚り合わせてなる芯線を絶縁被覆材で被覆してなる電線に対して、前記ピアシング端子の先端部のピアス刃を突刺挿入し、該ピアシング端子と前記芯線とを電気的に接続することが、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
また、特許文献3では、図18に示すように、同軸ケーブルに対するピアシング端子100に関し、内部導体芯線151と、当該内部導体芯線151を被覆する絶縁被覆材152と、該絶縁被覆材152を覆うように設けられた網目状の外部導体網シールド153及び第2の絶縁被覆材154とからなる同軸ケーブル150に対して、前記第2の絶縁被覆材154及び絶縁被覆材152を突き破った時に、前記内部導体芯線151に接触しないように位置決めした状態で、鋲状のピアシング端子100の突き刺し用尖部101が前記絶縁被覆材154,152を突き破って挿入され、該ピアシング端子100と前記外部導体網シールド153との電気的接続をとるようにしている。
特開2003−168497号 特開2003−264013号 特開2001−223039号
しかしながら、上記特許文献3のピアシング端子100では、図18に示すように、前記内部導体芯線151と前記外部導体網シールド153間の距離Lと、内部導体芯線151と外部導体網シールド153に対して電気的に接続されたピアシング端子100との距離L1とを比較した場合、距離LとL1との関係がL>L1となって、前記同軸ケーブル150の軸方向における前記内部導体芯線151と前記外部導体網シールド153間のインピーダンスにバラツキが生じてしまうといった問題があった。
このような問題は、上記引用文献1、2のピアシング端子を同軸ケーブルに適用した場合でも、当該同軸ケーブルや前記内部導体芯線が断面円状を呈しており、前記ピアシング端子のピアス刃(前記突き刺し用尖部)が直線状を呈している関係から、同じような問題が発生することが予測される。
本発明は、以上のような課題に鑑み、ピアシング端子と同軸ケーブルとを電気的接続をとった場合でも、その接続部分と同軸ケーブル上の他の部位における前記内部導体芯線と外部導体ケーブルとの間でのインピーダンスのバラツキを生じ難くすることを目的とするものである。
以上のような課題を解決するために、この発明では以下のような構成のピアシング端子を採用している。
すなわち、本発明は、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆層、該内部絶縁被覆層を覆う外部導体シールド及び該外部導体シールドを覆う外部絶縁被覆層を有する同軸ケーブルに突刺挿入することにより前記外部導体シールドに対して電気的に接続可能なピアシング端子であって、前記ピアシング端子は、前記内部導体芯線の外径よりも大きく、前記内部絶縁被覆層の外径よりも小さい間隔を隔てて平行に対向配置した一対の挟み込み片を備え、前記挟み込み片の夫々の先端部には、先端が尖ったピアス刃を形成するとともに、中途部には、前記挟み込み片の内側面に当該挟み込み片の幅方向両端にわたって窪ました凹部を形成してなることを特徴とする。
この発明のピアシング端子によれば、当該ピアシング端子を、前記内部導体芯線の外径よりも大きく、前記内部絶縁被覆層の外径よりも小さい間隔を隔てて平行に配置した一対の挟み込み片から構成するとともに、これらの先端部にピアス刃を設ける一方、当該ピアス刃から後端側へ所定距離離間した中途部の内側面に、前記挟み込み片の幅方向両端に連続する凹部を形成するようにしているので、当該凹部が前記内部導体芯線を同心として当該内部導体芯線と前記凹部とを、前記内部導体芯線と外部導体シールドとの間の距離と略同一距離隔てた状態で、前記同軸ケーブルの外部導体シールドと前記ピアシング端子との電気的接続状態を保持することができ、その結果、前記内部導体芯線と前記外部導体シールドとのインピーダンスと、前記内部導体芯線と前記ピアシング端子とのインピーダンスのバラツキが生じることを軽減できるようになる。
さらに、前記挟み込み片の内側面を窪ませて凹部を形成しているので、挟み込み片全体としては直線状の平板とできるので、剛性強度が必要以上に低下することを防止できるとともに、同軸ケーブルに突刺挿入する場合の力を突刺方向の一方向に作用させることができて、挟み込み片が変形することも軽減できるのである。
また、本発明は、細線の同軸ケーブルを用いる場合に生じやすい、同軸ケーブルの内部導体芯線とピアシング端子との間に外部導体シールドの破断部が押し込まれることによるショートの問題、更には細線の同軸ケーブルを高密度配線において用いる場合に、上述したピアシング端子をより薄肉の金属板を用いて形成する必要があり、この場合に前記凹部を形成することによる剛性の問題を解消しようとするものである。
つまり、細線の同軸ケーブルを用いる場合は、必然的に内部導体芯線と外部導体シールドとが近接されることになり、この細線の同軸ケーブルにピアシング端子の一対の挟み込み片を突刺挿入した場合、挟み込み片は、外部絶縁被覆層及び外部導体シールドを突き破り、その後内部絶縁被覆層を突き抜くようにして接続される。このとき、同軸ケーブルの内部において内部導体芯線は挟み込み片の突刺方向側へ押し上げられるとともに、外部導体シールドは挟み込み片の内外側へ押し上げられながら押し分けられることになる。このとき、挟み込み片に変形が生じるなどして、挟み込み片間の距離が狭くなって接続されると、挟み込み片間に押し込められた外部導体シールドが挟み込み片と内部導体芯線との間に入り込み、内部導体芯線と挟み込み片とを短絡(ショート)させる可能性があるのである。また、接続状態で同軸ケーブルの内部導体芯線との距離を、内部導体芯線と外部導体シールド間の距離と同程度に保つために挟み込み片に凹部を設けて部分的に一対の挟み込み片間の距離を拡げるようにしたとしても、内部導体芯線が押し上げられることにより対向する挟み込み片の凹部間の中央部から上方側(突刺方向側)へ偏り、一対の挟み込み片に近接した状態で接続されることも考えられ、この場合には上記のようにショートの問題が生じる危険性があるのである。さらに、細線の同軸ケーブルを高密度配線において用いる場合には、ピアシング端子の挟み込み片を肉薄にする必要があり、このようにピアシング端子の挟み込み片を薄型化すれば剛性が低下し、同軸ケーブルに突刺挿入したときに座屈変形が生じやすくなる問題がある。上記第1の発明では、挟み込み片の中途部に凹部を設けるようにしているので、当該座屈変形が生じる場合には、肉厚が薄い前記凹部において主に生じることになる。本発明は、このようなショート、座屈変形などの問題が発生することを防止することをも目的とするものである。
この目的を達成するために、本発明では、前記挟み込み片の中途部の内側面に設ける凹部の底面を平面に形成するようにして、断面視略台形状の凹部とする。このような構成に凹部を形成することにより、凹部の底面は挟み込み片の外側面と平行となり、挟み込み片を前記外部絶縁被覆層に突刺挿入する場合に、凹部の底面は突刺方向と平行する面となり、座屈変形の発生をより軽減乃至解消できるのである。また、挟み込み片に変形が生じ難くなるので、上記ショートの発生をも顕著に防止できるのである。
さらに、本発明において、前記凹部の深さ寸法を前記外部導体シールドの厚み寸法と略同一に形成することが好ましい。このようにすることにより、ピアシング端子を同軸ケーブルに突刺挿入したときに同軸ケーブルの外部導体シールドの押しよけられた部分が凹部に収容されるなどして、内部導体芯線との離間を保持でき前記ショートの問題、さらにはインピーダンスのバラツキの問題などを効果的に防止できるのである。また、前記一対の挟み込み片の厚み寸法を前記外部導体シールドの厚み寸法の2倍程度以上にすることが好ましく、このようにすることにより、適度な剛性を保持でき、突刺挿入時の挟み込み片の座屈変形を効果的に防止できるとともに、同軸ケーブルを狭ピッチで配線する場合にも対応できるのである。
また、本発明において、前記対向配置した一対の挟み込み片の先端部のピアス刃を、当該挟み込み片の外側角部を面取りしてテーパ面を設けてもよく、このようにすることにより当該テーパ面が作用して前記一対の挟み込み片間の間隔が、前記挟み込み片を前記外部絶縁被覆層に突刺挿入する際に広がってしまうことを防止できる。
加えて、前記凹部の前記挟み込み片の延出方向の開口幅寸法を、その開口縁が、前記同軸ケーブルに突刺挿入することにより前記外部導体シールドに対して電気的に接続させた場合に、前記同軸ケーブルの前記外部導体シールドの外周縁と略一致する寸法に形成するようにしてもよい。このようにした場合には、前記インピーダンスのバラツキの問題をより一層防止することができる。
なお、本発明のピアシング端子に接続される前記同軸ケーブルの前記外部導体シールドとしては、細線状の導体素線を網目状にして前記内部絶縁被覆層の外周を覆うようにしたタイプ、細線状の複数本の導体素線を前記内部絶縁被覆層の外周に巻きつけていった、所謂「横巻きシールド線」と呼ばれるタイプ、細線状の複数本の導体素線を束状にして前記内部絶縁被覆層の外周を覆うようにしたタイプなどを広く挙げることができるが、なかでも前記横巻きシールド線を用いた同軸ケーブルは、本発明のピアシング端子を突刺挿入したときに前記シールド線が切断されずに接続でき、本発明のピアシング端子をより好ましく適用することができる。
上記発明によれば、前記同軸ケーブルにおける内部導体芯線と外部導体ケーブルとの距離を一定に保ってインピーダンスのバラツキが生じないように接続可能なピアシング端子を提供することができる。
以下、図面に基づいてこの発明を適用した一実施の形態について説明する。なお、この実施の形態に本発明が限定されるものではなく、種々の他の形態に設計変更可能なものである。
(ピアシング端子)
図1〜図3に基づいて、本発明に係るピアシング端子の構成について説明する。図1はフープ状態で複数のピアシング端子が連結された製造過程での(A)正面図及び(B)側面図であり、図2はピアシング端子の(A)正面図、(B)側面図、(C)背面図、(D)上面図、(E)下面図及び(F)断面図、並びに図3はピアシング端子の斜視図である。
ピアシング端子1は、材料となる帯状の導電性の薄い金属平板をプレス打ち抜き加工、コイニング加工及びプレス曲げ加工を行い、図1に示すように帯状の繋ぎ桟2、これらか所定間隔で延出する複数の連結バー2A,・・・2Aの各々にぶら下がるように、複数のピアシング端子1,・・・,1が連結されて形成される。
そして、ピアシング端子1は、図4に示すように、同軸ケーブル50を第1のハウジング部品10と第2のハウジング部品20とで形成されるハウジング内に保持した状態で、第1のハウジング部品10に外方から圧接挿入される。この挿入によって、前記ピアシング端子1は同軸ケーブル50に対して電気的に接続されるのである。
前記ピアシング端子1は、図1〜図3に示すように、所定間隔で平行に延出するようにして対向する一対の挟み込み片3,4、及び両端縁がこれら一対の挟み込み片3,4の後端部の一端縁と連結するとともに、後端縁が連結バー2Aの先端縁と連結する連結片5を備え、一対の挟み込み片3,4とこれらを連結する連結片5とで上面視略コ字状形状を呈している。挟み込み片3,4の先端部は、先端が尖ったピアス刃3A,4Aが形成されており、また挟み込み片3,4の中途部であって、連結片5との連結部分よりも先端側の内側面には凹部3B,4Bがそれぞれ対向して形成されており、ピアス刃3A,4Aを同軸ケーブル50に突刺挿入されることにより、後述するように同軸ケーブル50を凹部3B及び凹部4B間に収納するように挟み込んで同軸ケーブル50の内部絶縁被覆層52の外周に複数本の細線状導体素線を巻きつけて被覆した外部導体シールド53と電気的に接続される(図7参照)。なお、前記外部導体シールド53としては、例えば網目状、束状等として内部絶縁被覆層52を被覆するものであってもよい。
一対の挟み込み片3,4は、後述する同軸ケーブル50の内部導体芯線51の外径r1よりも大きく、且つ内部絶縁被覆層52の外径R2よりも小さい間隔を隔てて配設されている(図7参照)。
挟み込み片3,4の内側面に設けられた凹部3B,4Bは、挟み込み片3,4の幅方向両端にわたり、例えばコイニング加工により窪まして形成されており、その底面が平面とされた断面視略台形状を呈し、その深さ寸法は、接続する同軸ケーブル50の外部導体シールド53の厚み寸法と同一若しくはそれより僅かに大きくされている。
ピアシング端子1の各構成の具体的な寸法としては、例えば、内部導体芯線51の外径r1が0.075mm、内部絶縁被覆層52の外径R2が0.175mm、外部導体シールド(層)53の厚さが0.025mm、外部絶縁被覆層54の外径が0.03mmの同軸ケーブル50を用いた場合には、一対の挟み込み片3,4の板厚寸法が、0.06mm程度、これら挟み込み片3,4間の間隔hは、0.14mm程度と、内部絶縁被覆層52の外径R2よりも僅かに狭くされる。また、凹部3B,4Bの深さ寸法は、例えば0.03mm程度とされる。
凹部3B,4Bの、挟み込み片3,4の延出方向(後端から先端へ向かう方向)の開口幅は、先側及び後側の開口縁が、ピアシング端子1を同軸ケーブル50に突刺挿入することにより外部導体シールド53に対して電気的に接続させた場合に、同軸ケーブル50の外部導体シールド53の外周縁と略一致するような寸法に形成されている。
また、ビアス刃3A,4Aは、挟み込み片3,4の先端部の外側角部をテーパ状に面取りして形成されている。さらに、先端部の幅方向の両角が面取りされ、挟み込み片3,4の先端が略三角形状に尖らせられてピアス刃3A,4Aが形成されている。
挟み込み片3,4の外側面の幅方向中央部には、凹部3B,4Bよりも後端側及び凹部3B,4Bよりも前端側であってピアス刃3A,4Aに一部掛かる位置にそれぞれ2つの窪み部3C,3D,4C,4Dが形成されている。これら挟み込み片3,4の外側面に設けられた窪み部3C,3D,4C,4Dは、凹部3B,4Bと同様の断面視略台形状を呈し、その幅寸法は、後述するグランド端子40の外形保持用クシ刃41の幅寸法よりも大きくされ(図4参照)、例えばクシ刃41に挟み込み片3,4の外側面の2つの窪み部3C,3D,4C,4Dに対応するように係止用突起部を設けることにより、クシ刃41の係止孔として用いることもできる。また、窪み部3C,3D,4C,4Dは、内側面に凹部3B,4Bを設けることにより挟み込み片3,4を同軸ケーブルに突刺挿入する方向における内側の剛性が外側に対して低減しバランスが崩れるのを矯正し、挟み込み片3,4(ピアシング端子1)の良好な剛性バランスを図り、座屈変形の発生を軽減する。
このように、挟み込み片3,4は、全体として略長方形状の平板であり、その内側面は、その中途部に形成された凹部3B,4Bの部分以外は同一平面となっており、外側面は、凹部3B,4Bに対して板厚方向に重することなく先後端側に形成した窪み部3C,3D,4C,4D、及び先端部のピアス刃3A,4Aの部分以外は同一平面となっている。
(同軸ケーブル及びピアシング端子のハウジングへの組み付け構造)
図4〜図7に基づいて、ピアシング端子1及び同軸ケーブル50のハウジングへの組み付け構造について説明する。図4は、第1のハウジング部品10と第2のハウジング部品20とからなるハウジングに対して、前記ピアシング端子1、圧接コンタクト30、グランド端子40及び同軸ケーブル50を組み込んだ状態を示す側縦断面図であり、図5は図4の部分A−A断面図、図6は図4のB−B断面図、図7は図4の正面図である。
第1のハウジング部品10は、平面視長方形状を呈し、その底面11側から上面12側に渡ってピアシング端子1のコ字状挿入穴13が穿設してなる。
そして、前記コ字状挿入穴13は、所定間隔Hをおいて第1のハウジング部品10の長辺方向に沿って複数設けられる一方、当該ピアシング端子10のコ字状挿入穴13に対して第1のハウジング部品10の短辺方向で対向する夫々の位置には、底面11側から上面12側に渡って貫通した圧接コンタクト30の挿入穴14が形成してある。
また、コ字状挿入穴13の複数が並列される方向の延長線上には、クシ刃長辺平板形状のグランド端子40を挿入するための挿入穴15を上面12側から底面11側に渡って貫通して形成している。
一方、第2のハウジング部品20には、第1のハウジング部品10と上下で組み付けた状態で、前述した挿入穴15と一致する位置に、その上面21側から底面22側に渡って貫通した挿入穴15と同一形状の挿入穴23を形成している。
しかして、第1のハウジング部品10上に同軸ケーブル50を配置した状態で、圧接コンタクト30を内包した第2のハウジング部品20を上方から圧接するとともに、挿入穴23及び15にグランド端子40を挿入し、且つ、コ字状挿入穴13にピアシング端子1を挿入してピアシング端子1をハウジングに組み付けている。この状態で、第1のハウジング部品10及び第2のハウジング部品20は絶縁性素材としているから、ピアシング端子1を同軸ケーブル50に突き刺すだけで、同軸ケーブル50の外部導体シールド53とグランド端子40とがピアシング端子1を介して電気的に接続されることになる。この接続構造については、詳しく後述する。
(第1のハウジング部品)
図8〜図11に基づいて第1のハウジング部品10について説明する。図8は、第1のハウジング部品10の一部を切り欠いた平面図であり、図9は図8の正面図、図10は図8のC−C端面図、図11は図8のD−D断面図である。
第1のハウジング部品10は、樹脂などを成形した絶縁性素材から構成されている。前述したように、第1のハウジング部品10は、平面視長方形状を呈し、その底面11側から上面12側に渡ってピアシング端子1のコ字状挿入穴13を穿設するとともに、該コ字状挿入穴13は、所定間隔Hをおいて第1のハウジング部品10の長辺方向に沿って複数設けられている。そして、ピアシング端子10のコ字状挿入穴13に対して短辺方向で対向する位置に、底面11側から上面12側に渡って貫通した圧接コンタクト30の挿入穴14が形成してある。
また、第1のハウジング部品10の上面12には、コ字状挿入穴13及び当該コ字状挿入穴13と対向する挿入穴14に跨って同軸ケーブル50の受け溝16を穿設している。この受け溝16に載置される同軸ケーブル50は、周知のものであって、図4に示すように、内部導体芯線51、該内部導体芯線51を覆う内部絶縁被覆層52、該内部絶縁被覆層52を覆う外部導体シールド53、該外部導体シールド53を覆う外部絶縁被覆層54から構成されている。
この同軸ケーブル50を受け溝16に載置するのであるが、同軸ケーブル50には、その先端から所定長さLだけ外部導体シールド53及び外部絶縁被覆層54を剥き取り、内部絶縁被覆層52を剥きだしの状態に処理を予め施してある。したがって、同軸ケーブル50は先端から所定長さLまでが直径R1で、途中からR1より大きい直径R2となる段付ケーブルを呈することになる。この関係から、受け溝16の形状は、挿入穴14を含む受け溝16の先端からLより短い長さまでを直径R1の断面円弧状の溝16Aとし、同先端からLより長い長さまでを直径R2の断面円弧状の溝16Bとする構成としている。
また、コ字状挿入穴13の複数が並列される方向の延長線上には、クシ刃長辺平板形状のグランド端子40の挿入穴15を上面12側から底面11側に渡って貫通して形成しているとともに、隣り合うコ字状挿入穴13,13間の上面12には、グランド端子40の同軸ケーブル50の外形保持用クシ刃41を挿入するための所定深さの挿入溝17をそれぞれ設けている。この外形保持用クシ刃41,41間に同軸ケーブル50の大径部分の外部絶縁被覆層54を挟み込み保持できるように、両外形保持用クシ刃41,41の間隔は、R2より小になるように設定している。
(グランド端子)
図12に基づいて、グランド端子40の構成について説明する。図12の(A)は、グランド端子40の正面図、同図(B)は、グランド端子40の側面図である。
グランド端子40は、導電性を有する金属製薄板から構成されており、両端側に挿入穴15に対して無理嵌め状に嵌め入れて保持するための保持用突部42が設けられている。この保持用突部42により、グランド端子40の厚みが、挿入穴23の穴幅より厚くなる結果、当該挿入穴23にグランド端子40を挿入すると当該グランド端子40が無理嵌め状に保持されることになる。このように無理嵌め状に保持されるため、第2のハウジング部品20から不用意に抜け落ちるなどの問題を回避できる。
さらに、両保持用突部42,42間には、前述した外形保持用クシ刃41が複数配設されている。図7には、この外形保持用クシ刃41,41間に同軸ケーブル50の大径部分を保持した状態を示している。
しかも、前述した外形保持用クシ刃41,41間には、外形保持用クシ刃42より短い長さに設定され、同軸ケーブル50の大径部分を上方から押さえ込む押圧突部43が形成している。
(第2のハウジング部品)
図13〜図15に基づいて、第2のハウジング部品20の構造について説明する。図13は第2のハウジング部品20の底面図、図14は図13のE−E断面図、図15は図14のF-F断面図である。
第1のハウジング部品20は、樹脂などを成形した絶縁性素材から構成されており、その内部に一方端31側が底面22側から外部に導出し、他方端32側が一側方24から外部に導出するように長尺状の圧接コンタクト30が固定されている。この圧接コンタクト30の一方端31側が同軸ケーブル50の内部導体芯線51に電気的に接続され、他方端32側が外部の回路基板の配線回路に半田付けや圧接によって電気的に接続される。
さらに、第1のハウジング部品20には、前記圧接コンタクト30を外部に導出する一側方24と対向する他側方25側から内方に向かって、同軸ケーブル50を載置する案内載置溝26が延設してある。
また、第2のハウジング部品20と前述した第1のハウジング部品10とを上下で組み付けた状態で、コ字状挿入穴13と上下に対向する位置であって、第2のハウジング部品20の底面には、ピアシング端子1の両挟み込み片3,4が挿入される挿入溝26A,26Bを形成している。
さらに、第2のハウジング部品20には、案内載置溝26が延びる延長線上の他側方25側であって、挿入穴14と上下に対向する位置に圧接コンタクト30の一方端31を導出する開口27を形成している。
(圧接コンタクト)
図16に基づいて、圧接コンタクト30の構造について説明する。図16(A)は複数の圧接コンタクト30,・・・,30を連結部Bに連結した状態を示す正面図、(B)は(A)の側面図である。
圧接コンタクト30の一方端31には、同軸ケーブル50の内部絶縁被覆層52を圧入することによって、内部絶縁被覆層52を突き破って内部導体芯線51と圧接コンタクト30とを電気的に接続するための、正面視V字状の圧接刃32を形成している。この圧接刃32の中央には、内部導体芯線51を導き固定する圧接溝32Aを形成しており、この圧接溝32Aの幅は、内部導体芯線51との電気的接続状態を良好に保つために、内部導体芯線51の外径よりも若干小さく形成してなる。
前記圧接コンタクト30は、各々連結部Bと分離され、第2のハウジング部品20を成形する場合に、当該第2のハウジング部品20内に一部分を封止される。
(ピアシング端子と同軸ケーブルとの接続とその作用効果)
以上、図1〜図16に基づいて、ピアシング端子1、第1及び第2のハウジング部品10,20、グランド端子40及び圧接コンタクト30の構造、並びに、これらの組み付け方法について説明したが、以下には、図17に示す複数の同軸ケーブル50を一挙に前記ハウジング(第1のハウジング部品10及び第2のハウジング部品20からなる)に設けるピアシング端子1と同軸ケーブル50との接続について更に詳述する。図17は、複数の同軸ケーブル50を樹脂性シートによってラミネート加工した状態を示し、前記同軸ケーブル50,・・・,50群は所定間隔Hごとに束ねたワイヤーハーネス状態を示す平面図である。
前記ハウジングに対して、複数の同軸ケーブル50を所定間隔H隔てて配置し、当該同軸ケーブル50,・・・,50の群の中央部55をラミネート加工して束ねる一方、当該中央部55の両端部56には、同軸ケーブル50における細線部分の内部絶縁被覆層52を外部に露出させるように剥き出した状態でテープ加工によって保持するようにしている。
そして、第1のハウジング部品10の受け溝16に対して、図17の同軸ケーブル50,・・・,50群を載置し、第2のハウジング部品20に一体的に固定される圧接コンタクト30の対応する圧接溝32Aに対して、それぞれ剥き出し状に形成される内部絶縁被覆層52を圧入して圧接コンタクト30と同軸ケーブル50の内部芯線51との電気的接続をとるために、第1のハウジング部品10に対して第2のハウジング部品20を上方から押圧する。
次に、第1のハウジング部品10の下方からコ字状挿入穴13,・・・,13に対してそれぞれピアシング端子1,・・・,1を圧入するとともに、上方からグランド端子40を圧入する。
前述したように、ピアシング端子1は、内部導体芯線51の外径r1よりも大きく、内部絶縁被覆層52の外径R2よりも小さい間隔を隔てて平行に対向配置した一対の挟み込み片3,4からなり、前記挟み込み片3,4の夫々の先端側には、テーパ状に面取りしたピアス刃3A,4Aを形成する一方、当該ピアス刃3A,4Aのそれぞれの後端側には、前記挟み込み片3,4の幅方向に連続する凹部3B,4Bを備える。
上述したようにピアシング端子1及びグランド端子40を圧入した状態を図4に示している。第1のハウジング部品10と第2のハウジング部品20との間に、同軸ケーブル50を挟み込んだ状態で、ピアシング端子1を下方から圧入すると、その圧入力によって、一対の挟み込み片3,4のピアス刃3A,4Aが同軸ケーブル50の外部絶縁被覆層54と外部導体シールド53を押しよけながら、内部絶縁被覆層52の外形を摺動若しくは突き破り、さらに、外部導体シールド53を押しよけながら外部絶縁被覆層54を突き破り外部にピアス刃3A,4Aが突出する。この時、挟み込み片3,4が座屈変形しないように、すなわち強い突刺し力に耐え得るようにするために、挟み込み片3,4を比較的肉厚の金属板材をプレス加工(コイニング加工)により凹部3B,4B及び窪み部3C,3D,4C,4Dを形成している。つまり、挟み込み片3,4の形成に曲げ加工を採用していないので、強度が低減するのを防止できるのである。なお、挟み込み片3,4の内方への広がりは、上方から圧入されるグランド端子40の押圧突部43を挟み込み片3,4で挟み込むことによって防止される。このため、押圧突部43の幅は、挟み込み片3,4の間隔と略同幅のものとしている。
また、挟み込み片3,4の間隔hは、内部導体芯線51の外径r1よりも大きく、内部絶縁被覆層52の外径R2よりも若干小さい間隔としている。したがって、挟み込み片3,4は、内部絶縁被覆層52の外形を摺動しつつ、内部絶縁被覆層52の外形と外部絶縁シールド53との間に滑り込み、外部へ突出させることができるから、挟み込み片3,4が内部導体芯線51と短絡したりする虞を回避できる。
さらに、同軸ケーブル50とピアシング端子1の圧接状態において、凹部3B,4Bが、挟み込み片3,4間で挟み込む同軸ケーブル50の直径部位に位置し、凹部3B,4Bの深さ寸法を同軸ケーブル50の外部絶縁シールド53の厚み寸法と略同一又はそれよりも僅かに大きくしているので、同軸ケーブル50の外部絶縁シールド53と内部導体芯線51間の距離を他の部分と略一定に保持することができ、外部絶縁シールド53と内部導体芯線51間のインピーダンス変化を少なく抑えることが可能となるとともに、外部絶縁シールド53が内部導体芯線51と挟み込み片3,4との間に押し込まれて内部導体芯線51とピアシング端子1とが短絡する虞を効果的に防止できる。
この発明に係る同軸ケーブル用ピアシング端子は、当該同軸ケーブル用ピアシング端子を同軸ケーブルの外部導体ケーブルに接続した場合に、内部導体芯線と外部導体ケーブルとの間のインピーダンスを同軸ケーブルと前記同軸ケーブル用ピアシング端子との電気的接続部位と他の部位とで変化を少なくでき、同軸ケーブル用ピアシング端子の電気的接続部分で、他の部分と比べてインピーダンス変化を少なくすることができる。また、突刺挿入時に座屈変形が生じ難いから、近年、狭ピッチ化が進む電気的接続コネクタ、すなわち外径寸法が0.3mm以下という極細線同軸ケーブルを高密度に配線した場合であって利用可能である。
フープ状態で複数のピアシング端子が連結された製造過程での(A)正面図及び(B)側面図である。 ピアシング端子の(A)正面図、(B)側面図、(C)背面図、(D)上面図、(E)下面図及び(F)(B)のI−I断面図である。である。 ピアシング端子の斜視図である。 第1のハウジング部品10と第2のハウジング部品20とからなるハウジングに対して、前記ピアシング端子1、圧接コンタクト30、グランド端子40及び同軸ケーブル50を組み込んだ状態を示す側縦断面図である。 図4の部分A−A断面とした底面図である。 図4の部分B−B断面図である。 図4の正面図である。 第1のハウジング部品の一部を切り欠いた平面図である。 図8の正面図である。 図8のC−C断面図である。 図8のD−D断面図である。 (A)グランド端子40の正面図である。(B)グランド端子40の側面図である。 第2のハウジング部品の底面図である。 図13のE−E断面図である。 図14のF−F断面図である。 図16(A)は複数の圧接コンタクト30,・・・,30を連結部Bに連結した状態を示す正面図、(B)は(A)の側面図である。 複数の同軸ケーブルをラミネート加工により所定間隔Hで束ねてハーネス状とした状態を示す平面図である。 特許文献3を説明する説明図である。
符号の説明
1 ピアシング端子
3,4 挟み込み片
3A,4A ピアス刃
3B,4B 凹部
3C,4C,3D,4D 窪み部
5 連結片
10 第1のハウジング部品
11 底面
12 上面
13 コ字状挿入穴
14 圧接コンタクトの挿入穴
15 グランド端子の挿入穴
16 同軸ケーブルの受け溝
17 グランド端子の挿入溝
20 第2のハウジング部品
30 圧接コンタクト
40 グランド端子
50 同軸ケーブル
51 内部導体芯線
52 内部絶縁被覆層
53 外部導体シールド
54 外部絶縁被覆層

Claims (4)

  1. 内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆層、該内部絶縁被覆層を覆う外部導体シールド及び該外部導体シールドを覆う外部絶縁被覆層を有する同軸ケーブルに突刺挿入することにより前記外部導体シールドに対して電気的に接続可能なピアシング端子であって、
    前記ピアシング端子は、前記内部導体芯線の外径よりも大きく、前記内部絶縁被覆層の外径よりも小さい間隔を隔てて平行に対向配置した一対の挟み込み片を備え、
    前記挟み込み片の夫々の先端部には、先端が尖ったピアス刃を形成するとともに、中途部には、前記挟み込み片の内側面に当該挟み込み片の幅方向両端にわたって窪ました凹部を有し、
    前記凹部は、断面視略台形状に形成されており、
    前記挟み込み片の外側面の略中央部には、前記凹部の前端側及び後端側に一対の窪み部が形成されることを特徴とする同軸ケーブル用ピアシング端子。
  2. 前記凹部は、底面が平面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用ピアシング端子。
  3. 前記凹部は、深さ寸法が前記外部導体シールドの厚み寸法と略同一に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の同軸ケーブル用ピアシング端子。
  4. 前記凹部の前記挟み込み片の延出方向の開口幅寸法は、その開口縁が、前記同軸ケーブルに突刺挿入することにより前記外部導体シールドに対して電気的に接続させた場合に、前記同軸ケーブルの前記外部導体シールドの外周縁と略一致する寸法に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の同軸ケーブル用ピアシング端子。
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