JP4140793B2 - 溶融金属排出装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は溶融金属排出装置に係わり、特に溶融金属通過孔に不活性ガスを吹込み溶融金属の凝固により溶融金属通過孔が閉塞されるのを防止しかつモールド製品の品質低下をきたさない溶融金属排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に連続鋳造設備では、溶融金属を収納する取鍋あるいはタンディッシュの底部に溶融金属の流量を調整する溶融金属排出装置が設けられている。
【0003】
この溶融金属排出装置は耐火物製で別個に形成され溶融金属通過孔が設けられた固定盤と、連通孔が設けられた摺動盤とで構成されている。
【0004】
この摺動盤は固定盤の一面に摺動自在に取り付けられ、摺動盤を摺動させることにより固定盤の溶融金属通過孔を適宜開閉し、溶融金属の流量を調整するものである。
【0005】
このような溶融金属排出装置においては、固定盤の溶融金属通過孔の周壁部に小孔を設け不活性ガスを吹込み溶融金属をガス撹拌することが行われている。
【0006】
このガス撹拌には2つの目的がある。
【0007】
第1のガス撹拌の目的は閉塞防止であり、鋳込み中溶融金属の凝固、酸化物の付着による溶融金属通過孔の閉塞を防止するもので、溶融金属通過孔に小孔から不活性ガスを吹込むものである。
【0008】
第2のガス撹拌の目的はガス開孔であり、このガス開孔は溶融金属通過孔を摺動盤で閉塞し溶融金属を溶融金属通過孔内およびタンディッシュに溜めている間、溶融金属通過孔内で溶融金属や溶融金属中に含まれる他の金属の酸化物の凝固により溶融金属通過孔が閉塞されるので、溶融金属通過孔に小孔から不活性ガスを吹込むものである。
【0009】
上述した第1の目的の閉塞防止は、溶融金属通過孔が開孔した鋳込み中にも行われるので、過剰なガス吹込み量あるいは小孔の開孔位置によっては鋳込み中に気泡が侵入し溶鋼等にピンホールと呼ばれる不具合が発生する場合がある。従って、この閉塞防止の場合にはガス量と小孔の設置位置を適切に設定する必要があり、5〜10 l/minと比較的少量のガス量が必要とされている。
【0010】
上述した第2の目的のガス開孔は、溶融金属通過孔を閉塞した状態で溶融金属排出装置の任意の場所に設置されたガス吹込み用小孔より不活性ガスを吹込み溶融金属が凝固しないようにガス撹拌を行い、溶融金属通過孔を開放したとき溶融金属がスムーズに排出されるようにしたものである。
【0011】
このガス開孔は特にタンディッシュやインゴット鋳造で行われ、タンディッシュでは鋳片中に異物が混入することによる製品の品質低下や、インゴット鋳造においては溶融金属通過孔の全閉、全開を安全にするため、あるいは生産歩留を向上させるために行われている。従って、このガス開孔を目的としたガス撹拌には、一般的に80〜150 l/minと大量のガス量が必要とされている。
【0012】
従来よりガス撹拌のために固定盤の溶融金属通過孔に小孔から不活性ガスを吹込む方法は種々なされている。
【0013】
例えば図6に示すように固定盤60の内部に溶融金属通過孔61の周方向に沿って設けられたリング形状の均圧帯62を設け、この均圧帯62の連通し溶融金属通過孔61に開孔する複数個の不活性ガス吹出用の小孔63を溶融金属通過孔61の周壁部64の全体に設けた溶融金属排出装置65がある。この溶融金属排出装置65は溶融金属通過孔61の全周壁64から不活性ガスを吹き出すものであり、上述したガス開孔の場合には効率よく溶融金属は攪拌されるが、不活性ガスが溶融金属に過剰に供給され、鋳片中に気泡が侵入したピンホールが発生する問題がある。
【0014】
また、図7に示すように特許第1685493号(特開平3−38017号)公報には摺動盤70の溶融金属通過孔71の反溶融金属通過孔閉塞方向側A(図7中溶融金属通過孔71の右側)の壁面部72のみに複数個の不活性ガス吹出用の小孔73aが設けられた溶融金属排出装置74が開示されている。
【0015】
この溶融金属排出装置74は摺動盤70の反溶融金属通過孔閉塞方向側Aの壁面部72にのみ複数個の小孔73aが設けられているので、鋳片中に気泡が侵入したピンホールなどの不具合が発生する可能性は少ないが、不活性ガスの吹き出しは反溶融金属通過孔閉塞方向側Aの壁面部72からのみで溶融金属通過孔71の周壁部72全体から吹き出されず、ガス開孔の場合に効率よく溶融金属は撹拌されない。
【0016】
さらに、図8に示すように特許第1713543号(特開昭61−33757号)公報には、小孔81から吹き出される不活性ガスにより効率的にガス撹拌を行うために、不活性ガスが旋回流をなして溶融金属通過孔82に吹き出すように小孔81が径方向に対し傾斜して溶融金属通過孔82の周壁部83の全周に穿設された溶融金属排出装置84が開示されている。
【0017】
この溶融金属排出装置84は小孔81が溶融金属通過孔82の周壁部83全体に径方向に対し傾斜して設けられており、上述した第1の従来例と同様に摺動盤85の溶融金属通過孔閉塞方向側Cにもガス供給用の小孔81cが設けられているので、鋳片中に気泡が侵入したピンホールなどの不具合が発生する可能性が高くなっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、溶融金属のガス撹拌が行われる溶融金属排出装置において、溶融金属の凝固による溶融金属通過孔の閉塞防止とモールド製品の品質低下防止が可能な溶融金属排出装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本願請求項1の発明は、溶融金属を収納する容器の底部に取付けられ溶融金属通過孔が設けられた緻密質耐火物の固定盤と、この固定盤の一面に摺動自在に設けられ前記溶融金属通過孔を開閉する摺動盤を有する溶融金属排出装置において、前記固定盤には、その内部に前記溶融金属通過孔の周壁部に沿って、その全周に渡ってリング形状のガス均圧帯が設けられ、前記ガス均圧帯は、前記摺動盤の溶融金属通過孔閉塞方向側に位置する閉塞方向側ガス均圧帯と、前記摺動盤の反溶融金属通過孔閉塞方向側に位置する反閉塞方向側ガス均圧帯とに隔壁によって分割され、前記閉塞方向側ガス均圧帯および反閉塞方向側ガス均圧帯には、不活性ガスを導入するガス導入路と、前記溶融金属通過孔と連通する複数のガス供給用の小孔とが設けられ、前記摺動盤による前記溶融金属通過孔が全開および半開状態では、前記反閉塞方向側ガス均圧帯の前記小孔から不活性ガスを前記溶融金属通過孔に不活性ガスが吹き込まれ、前記摺動盤による前記溶融金属通過孔の閉塞状態では、前記閉塞方向側ガス均圧帯および前記反閉塞方向側ガス均圧帯の前記小孔から不活性ガスを前記溶融金属通過孔に不活性ガスが吹き込まれることを特徴とする溶融金属排出装置であることを要旨としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる溶融金属排出装置の一実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0021】
図1に示すような本発明に係わる溶融金属排出装置1は、平板形状で溶融金属通過孔2が設けられた上固定盤3と連通孔4が設けられた摺動盤5と溶融金属通過孔6が設けられた下固定盤7で構成されている。
【0022】
図1および図2に示すように、上記上固定盤3は緻密質耐火物で形成されており、その内部には溶融金属通過孔2の周壁部12に沿ってリング形状のガス均圧帯8が設けられている。このガス均圧帯8は複数個8a、8bに分割されており、例えば摺動盤5の移動方向と直交する溶融金属通過孔2の中心線Lにより2分割された半円弧形状で溶融金属通過孔閉塞時摺動盤5が移動する方向(矢印d)すなわち摺動盤5の先進方向に対して溶融金属通過孔2の溶融金属通過孔閉塞方向側C(図1中溶融金属通過孔2の左側)の閉塞方向側ガス均圧帯8cと、溶融金属通過孔閉塞方向側Cとは反対側の反溶融金属通過孔閉塞方向側Aすなわちすなわち摺動盤5の先進方向の反閉塞方向側ガス均圧帯8aに例えばモルタル製の隔壁9により分割されている。また、上固定盤3にはガス均圧帯8c、8aに各々連通するガス導入10c、10aが設けられ、ガス導入管11c、11aが接続されている。
【0023】
さらに、上固定盤3には溶融金属通過孔2の周壁部12に沿って開孔し、溶融金属通過孔2と閉塞方向側ガス均圧帯8c、反閉塞方向側ガス均圧帯8aを連通する小孔13c、13aが多数設けられている。
【0024】
図3に示すように、上記溶融金属排出装置1は、従来の溶融金属排出装置と同様に溶融金属Mを収納する容器例えばタンディッシュ14とモールド15間に設けられ下固定盤3の下方に浸漬ノズル16が取り付けられ溶融金属Mの流れを調整するために使用されるものである。
【0025】
本発明に係わる溶融金属排出装置1は以上のような構造になっているから、図4(a)に示すように連通孔4が溶融金属通過孔2に連通した溶融金属通過孔2の全開状態あるいは図4(b)に示すようにいわゆる絞り鋳込み時の半開状態のいずれも溶融金属通過孔2の開放状態では、溶融金属は溶融金属通過孔2、連通孔4および溶融金属通過孔6を介して流出する。
【0026】
このような溶融金属通過孔2の開放状態、すなわち鋳込み中にも溶融金属の凝固および酸化物の付着が発生することがあり、特に反閉塞方向側Aの周壁部12に発生し易い。
【0027】
このような溶融金属通過孔2の図4(a)に示す全開及び図4(b)に示す半開である開放状態、すなわち鋳込み中にも溶融金属の凝固および酸化物の付着が発生することがあり、特に図4(b)に示す半開状態では反閉塞方向側Aの周壁部12に発生し易い。
【0028】
このため閉塞防止の目的で、ガス導入10aを介して反閉塞方向側ガス均圧帯8aにのみ不活性ガスを供給し、さらにこの不活性ガスを小孔13aを介して反閉塞方向側Aの周壁部12の部位から溶融金属通過孔2に適量の5〜10 l/min供給する。
【0029】
この不活性ガスの吹込みにより、鋳込み中溶融金属の凝固、酸化物の付着による溶融金属通過孔の閉塞を防止できる。またガス導入10aを介して反閉塞方向側Aの周壁部12の部位からのみ不活性ガスを供給し、閉塞方向側Cからは不活性ガスを供給しないので、供給するガス量が過剰にモールド16内に巻き込まれることがなく、モールドパウダーを巻き込んだり、不活性ガスによるピンホールを発生させたりすることもない。
【0030】
図4(c)に示すように摺動盤5による溶融金属通過孔2の閉塞状態では溶融金属は溶融金属通過孔2およびタンディッシュ14に溜められている。
【0031】
このような溶融金属通過孔2の閉塞状態では、溶融金属通過孔2内で溶融金属や溶融金属中に含まれる他の金属の酸化物の凝固により溶融金属通過孔2が閉塞される虞がある。
【0032】
そこで溶融金属通過孔2内での溶融金属の凝固を防止し初期開孔を容易にするガス開孔の目的で、ガス導入10c、10aを介して両方のガス均圧帯8c、8aに不活性ガスを供給し、さらにこの不活性ガスを小孔13を介して周壁部12の全周から溶融金属通過孔2に適量の80〜150 l/min供給する。
【0033】
この周壁部2の全周から大量の不活性ガスの吹込みにより、溶融金属通過孔2内での溶融金属の凝固は確実に防止され、溶融金属通過孔2の初期開孔を極めて容易にすることができる。
【0034】
上述のように本溶融金属排出装置1は溶融金属通過孔2の開放状態のときには、適量の不活性ガスを反閉塞方向側Aの周壁部12の部位の溶融金属通過孔2に供給することにより、溶融金属の凝固、酸化物の付着を防止し、さらに供給するガス量の過剰なモールド15内への巻き込みをなくし、モールドパウダーを巻き込んだり、不活性ガスによるピンホールを発生させることも防止できる。
【0035】
また、摺動盤3による溶融金属通過孔2の閉塞状態のときには、大量の不活性ガスを周壁部12の全周から溶融金属通過孔2に吹込み、溶融金属通過孔2内での溶融金属の凝固を確実に防止し溶融金属通過孔2の初期開孔を極めて容易にする。
【0036】
次に他の実施の形態について、図5を参照して説明する。
【0037】
本溶融金属排出装置30は溶融金属を収納する容器(図示せず)に取り付けられ平板形状で溶融金属通過孔31が設けられた上固定盤32と連通孔33が設けられた摺動盤34と溶融金属通過孔が設けられた下固定盤(図示せず)で構成されている。
【0038】
前記固定盤32には固定盤32の内部に溶融金属通過孔31の溶融金属流れ方向Dにおいて周壁部35に沿い全周に亘ってリング形状に設けられた全周ガス均圧帯36wと、周壁部35に沿ってその一部に設けられた部分ガス均圧帯36pが設けられている。この部分ガス均圧帯36pは溶融金属通過孔31の周壁部35の反閉塞方向側Aのほぼ半周に設けられている。
【0039】
これらガス均圧帯36w、36pにはガス均圧帯36w、36pに不活性ガスを導入するガス導入37w、37pが溶融金属通過孔31の反閉塞方向側Aに集中して設けられており、また均圧室36w、36pと溶融金属通過孔31を連通するガス供給用の小孔38w、38pが設けられている。
【0040】
本実施の形態の金属排出装置30は以上のような構造になっているから、溶融金属通過孔31の開放状態では、溶融金属は溶融金属通過孔31、連通孔33を介して流出する。
【0041】
このような状態では閉塞防止の目的で、ガス導入38pを介して部分ガス均圧帯36pにのみ不活性ガスを供給し、さらにこの不活性ガスを小孔38pを介して反閉塞方向側の周壁部35の部位から溶融金属通過孔31に適量の5〜10 l/min供給する。
【0042】
この不活性ガスの吹込みにより、鋳込み中溶融金属の凝固、酸化物の付着による溶融金属通過孔の閉塞を防止できる。また部分ガス均圧帯36pを介して反閉塞方向側Aの周壁部35の部位からのみ不活性ガスを供給し、閉塞方向側Cからは不活性ガスを供給はしないので、供給するガス量が過剰にモールド内に巻き込まれることがなく、モールドパウダーを巻き込んだり、不活性ガスによるピンホールを発生させたりすることもない。
【0043】
溶融金属通過孔31の閉塞状態では溶融金属は溶融金属通過孔31およびタンディッシュに溜められている。
【0044】
このような状態ではガス開孔の目的で、ガス導入37wを介して全周ガス均圧帯36wに不活性ガスを供給し、さらにこの不活性ガスを小孔38wを介して周壁部35の全周から溶融金属通過孔31に適量の80〜150 l/min供給する。
【0045】
この周壁部31の全周から大量の不活性ガスの吹込み、溶融金属通過孔31内での溶融金属の凝固は確実に防止され、溶融金属通過孔31の初期開孔を極めて容易にすることができる。なお、必要に応じガス開孔の目的でガス撹拌を行う場合には、全周ガス均圧帯36wと部分ガス均圧帯36pの両方のガス均圧帯36w、36pを介して不活性ガスを溶融金属通過孔31に供給してもよい。
【0046】
本実施の形態の本溶融金属排出装置30にあっては、上述した溶融金属排出装置1と同様に溶融金属通過孔31内での溶融金属の凝固、酸化物の付着を防止し、さらに供給するガス量の過剰なモールド内への巻き込みをなくし、モールドパウダーを巻き込んだり、ガスによるピンホールを発生させることも防止できるとともに、ガス導入37w、37pが溶融金属通過孔31の反閉塞方向側Aに集中して設けられており、溶融金属排出装置30をコンパクトにすることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明に係わる溶融金属排出装置は、溶融金属通過孔の開放、閉塞状態に応じ、不活性ガスの供給量と吹出位置を変えることにより、開放時には溶融金属の凝固、酸化物の付着を防止するとともに不活性ガスの過剰なモールド内への巻き込みをなくし、モールドパウダーを巻き込みや不活性ガスによるピンホールの発生を防止することができる、開放時には溶融金属の凝固を確実に防止し溶融金属通過孔の初期開孔を極めて容易にすることができる。
【0048】
また、溶融金属通過孔の溶融金属流れ方向に全周ガス均圧帯と前記部分ガス均圧帯を各々設けた溶融金属排出装置にあっては、溶融金属の凝固、酸化物の付着を防止、ピンホールの発生の防止のほかに、ガス導入が溶融金属通過孔の反閉塞方向側に集中して設けられており、溶融金属排出装置をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる溶融金属排出装置の一実施形態を示す断面図。
【図2】 図1のX―X線に沿う断面図。
【図3】 本発明に係わる溶融金属排出装置の使用状態を示す説明図。
【図4】 本発明に係わる溶融金属排出装置の動作説明図。
【図5】 従来の溶融金属排出装置の断面図。
【図6】 従来の他の溶融金属排出装置の断面図。
【図7】 従来の他の溶融金属排出装置の断面図。
【図8】 従来の他の溶融金属排出装置の断面図。
【符号の説明】
1 溶融金属排出装置
2 溶融金属通過孔
3 下固定盤
4 連通孔
5 摺動盤
6 溶融金属通過孔
7 下固定盤
8 ガス均圧帯
8a 反閉塞方向側ガス均圧帯
8c閉塞方向側ガス均圧帯
9 隔壁
10a ガス導入
10c ガス導入
11a ガス導入管
11c ガス導入管
12 周壁部
13a 小孔
13c 小孔
14 タンディッシュ
15 モールド
16 浸漬ノズル
30 溶融金属排出装置
31 溶融金属通過孔
32 上固定盤
33 連通孔
34 摺動盤
35 周壁部
36w 全周ガス均圧帯
36p 部分ガス均圧帯
37w ガス導入
37p ガス導入
38w 小孔
38p 小孔

Claims (1)

  1. 溶融金属を収納する容器の底部に取付けられ溶融金属通過孔が設けられた緻密質耐火物の固定盤と、この固定盤の一面に摺動自在に設けられ前記溶融金属通過孔を開閉する摺動盤を有する溶融金属排出装置において、
    前記固定盤には、その内部に前記溶融金属通過孔の周壁部に沿って、その全周に渡ってリング形状のガス均圧帯が設けられ、
    前記ガス均圧帯は、前記摺動盤の溶融金属通過孔閉塞方向側に位置する閉塞方向側ガス均圧帯と、前記摺動盤の反溶融金属通過孔閉塞方向側に位置する反閉塞方向側ガス均圧帯とに隔壁によって分割され、
    前記閉塞方向側ガス均圧帯および反閉塞方向側ガス均圧帯には、不活性ガスを導入するガス導入路と、前記溶融金属通過孔と連通する複数のガス供給用の小孔とが設けられ、
    前記溶融金属通過孔が全開および半開状態では、前記反閉塞方向側ガス均圧帯の前記小孔から前記溶融金属通過孔に不活性ガスが吹き込まれ、
    前記溶融金属通過孔の閉塞状態では、前記閉塞方向側ガス均圧帯および前記反閉塞方向側ガス均圧帯の前記小孔から前記溶融金属通過孔に不活性ガスが吹き込まれる
    ことを特徴とする溶融金属排出装置。
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