JP4139591B2 - カセット蓋着脱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体用のウェーハを密閉した状態で収納するカセットの蓋を着脱するカセット蓋着脱装置に関し、特に、収納されたウェーハの状態を検出する機能を備えたカセット蓋着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体用の複数のウェーハを密閉した状態で持ち運ぶためのカセットとして、FOUP(Front Open Unified Pod)カセットが知られている。このカセット1は、図7に示すように、ケース本体2と、前面の開口2aを密閉し得る蓋3とにより形成されている。蓋3には、ケース本体2を密閉した状態でロックするためのロック機構3aが設けられ、又、その内側には、密閉した状態でウェーハWを押圧して固定するための弾性変形可能な付勢アーム4が設けられている。
【0003】
このようなカセット1を、半導体を製造する内部空間を画定する隔壁に隣接させて配置し、隔壁に着脱自在に設けられた遮蔽ドアを開け、内部空間に向けてウェーハWを取り出すための装置として、遮蔽ドアと共に蓋3を着脱するカセット蓋着脱装置が知られている。このタイプのカセット蓋着脱装置としては、例えば、特開平11−145244号公報、特開平11−214483号公報等に記載されたものが知られている。
これらの公報に開示の装置においては、収納されたウェーハWの外周縁を検出し得る反射型の光センサが設けられている。この反射型光センサは、カセット1内に所定枚数のウェーハWが収納されているか否か、すなわちウェーハWの有無を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記装置により蓋3を後退させて開ける際に、付勢アーム4に密着した状態でウェーハWが引っ張り出される場合がある。したがって、ウェーハWがカセット1から飛び出した状態で、移送ロボットの移送動作あるいは遮蔽ドアの昇降動作等が行なわれると、ウェーハWを破損させる虞がある。
【0005】
また、ウェーハWとしては、一般には不透明体のシリコンウェーハが用いられるため、光センサとして透過型光センサを用いることができるものの、透明体の石英ウェーハが用いられる場合は、殆んどの光が石英ウェーハを透過するため、透過型光センサで石英ウェーハを検出するのは困難である。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、カセット内に収納されたウェーハの飛び出し等の位置ずれを、簡単な構造にて、高精度に検出でき、ウェーハの破損等を防止できるカセット蓋着脱装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のカセット蓋着脱装置は、ウェーハを上下方向に配列して収納するカセットの蓋を対面させる開口部を画定する隔壁部と、開口部を開閉すると共に蓋を保持し得る遮蔽ドアと、蓋を保持した状態で蓋及び遮蔽ドアの着脱を行なうべく遮蔽ドアを進退させると共に昇降させる駆動機構とを備えたカセット蓋着脱装置であって、上記開口部の上縁部側に配置されてウェーハの主面に投光する反射型の上側光センサと、前記開口部の下縁部側に配置されてウェーハの主面に投光する反射型の下側光センサとを含み、上側光センサ及び下側光センサは、各々の光軸がウェーハの主面に沿う方向において離隔する位置に配置され、上側光センサは、主として開口部の中央水平面よりも上側領域にあるウェーハを検出するように配置され、下側光センサは、主として開口部の中央水平面よりも下側領域にあるウェーハを検出するように配置されている、ことを特徴としている。

【0008】
この構成によれば、駆動機構が蓋を保持した状態にある遮蔽ドアを後退させて、蓋及び遮蔽ドアを離脱させる行程において、カセット内に収納されたウェーハが、例えば蓋に密着して引っ張り出されると、反射型の光センサが、所定の収納位置から飛び出したウェーハを検出する。特に、反射型の光センサで検出するため、ウェーハが不透明体又は透明体のいずれであっても、ウェーハが光路上にあれば確実に検出される。また、反射型の光センサによる投光は、ウェーハの外周縁ではなく平坦な主面に対して行なわれるため、より高精度な検出が行なえる。このように、ウェーハの位置ずれが検出されることで、移送ロボットその他の移動体等が、飛び出したウェーハに衝突するのを未然に防止でき、ウェーハの破損等を防止できる。
また、上側光センサと下側光センサとでそれぞれセンシングを行なうことで、より高精度な検出が行なえる。特に、カセットに収納された複数のウェーハのうち、主に上側半分のウェーハを上側光センサに検出させ、主に下側半分のウェーハを下側光センサに検出させるため、検出距離も略半分の領域となり、より高精度で安定した検出が可能となる。
さらに、上側光センサの光軸と下側光センサの光軸とがお互いにずれた位置にあるため、相互の干渉が防止され、高精度な検出が行なえる。特に、光センサとして相互干渉防止機能の無いものを用いる場合に好適である。
【0011】
上記構成において、開口部を含む隔壁部の上半分は、導電性の樹脂カバーにより覆われ、樹脂カバーには、上側光センサ及び下側光センサの領域を覆うと共に光の透過を許容する透明窓が一体的に成形されている、構成を採用できる。
この構成によれば、装置の洗浄を行なう際の洗浄剤あるいはごみ等が上側光センサ及び下側光センサに直接付着するのを防止でき、安定した検出機能を確保できる。
【0012】
上記構成において、反射型の上側光センサ及び下側光センサによる検出タイミングは、駆動機構により蓋及び遮蔽ドアが昇降動作を行なう前に設定されている、構成を採用できる。
この構成によれば、蓋及び遮蔽ドアが昇降動作を開始する前に、検出動作が行なわれるため、上側光センサ及び下側光センサから出射された光が蓋の外縁部等により反射されるのを防止でき、これにより誤検出を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき説明する。
図1ないし図5は、本発明に係るカセット蓋着脱装置の一実施形態を示すものであり、図1は斜視外観図、図2は縦断面図、図3は開口部の近傍を示す縦断面図、図4は半導体の製造を行なう内部空間側から見た背面図、図5は開口部の近傍を示す横断面図である。
【0014】
この装置は、図1及び図2に示すように、半導体の製造を行なう内部空間と外部空間とを仕切る隔壁Sの一部をなす隔壁部10、隔壁部10に形成されウェーハWの出し入れを行なう略矩形の開口部11、外部空間に位置するテーブル20、テーブル20において往復動自在に支持されカセット1を載置する載置プレート21、載置プレート21を水平方向Hに往復動させる駆動機構22、開口部11を開閉し得る遮蔽ドア30、遮蔽ドア30を水平方向Hに進退させる進退駆動機構40、カセット1の開口2a近傍を上下方向Vに走査してウェーハWの有無を検出するマッピングセンサ50及びその駆動機構60、進退駆動機構40及び駆動機構60を保持する昇降部材70、昇降部材70を上下方向Vに昇降させる昇降駆動機構80、開口部11の縁部に配置された反射型光センサ90(91,92)等を備えている。
【0015】
載置プレート21は、載置されたカセット1を位置決めして水平方向Hに搬送し、蓋3が開口部11(遮蔽ドア30)に対面するように、隔壁部10の前面にカセット1を密接させるものである。駆動機構22は、図2に示すよに、サーボモータ22a、載置プレート21の雌ネジ部21aに螺合するリードスクリュー22b、載置プレート21のガイド孔21bに挿入されたガイドシャフト22c等により形成されている。
【0016】
遮蔽ドア30は、開口部11を開閉するものであり、又、蓋3を保持する保持機構(不図示)が設けられている。
進退駆動機構40は、図2に示すように、遮蔽ドア30を支持する支持部材41、サーボモータ42、支持部材41の雌ネジ部に螺合するリードスクリュー43、支持部材41を水平方向Hに案内するガイドレール44等により形成されている。
【0017】
マッピングセンサ50は、透過型の光センサであり、水平方向においてウェーハWを挟むように配置された発光素子及び受光素子を有する。
駆動機構60は、図2に示すように、マッピングセンサ50を保持する保持アーム61、サーボモータ62、保持アーム61の雌ネジ部に螺合するリードスクリュー63、保持アーム61を水平方向Hに案内するガイドレール64等により形成されている。
【0018】
昇降部材70は、遮蔽ドア30、駆動機構40、マッピングセンサ50、駆動機構60等を一体的に保持し、上下方向Vに昇降させられる。
昇降駆動機構80は、図2に示すように、サーボモータ81、昇降部材70の雌ネジ部に螺合するリードスクリュー82、昇降部材70のガイド孔に挿入されるガイドシャフト83等により形成されている。
【0019】
反射型光センサ90は、図1ないし図3に示すように、開口部11の上縁部11a側に配置された上側光センサ91と、開口部11の下縁部11b側に配置された下側光センサ92と、により構成されている。
上側光センサ91及び下側光センサ92は、図3に示すように、検出光を発光する発光素子91a,92aと、ウェーハWの主面WSにより反射された反射光を受光する受光素子91b,92bとが、それぞれユニットとして一体的に形成されたものであり、カセット1内において上下方向に配列されたウェーハWの主面WSに対して略直交する方向に検出光を投光する。
このように、検出光を投光する部分が、ウェーハWの外周縁ではなく平坦な幅広い面積をもつ主面WSであるため、反射面が広く確保される。したがって、誤検出等が防止され、安定した検出が行なえる。
【0020】
上側光センサ91と下側光センサ92とは、図4及び図5に示すように、ウェーハWの中心C(開口部11の中心)を通る中央垂直面VSから水平方向に等しい距離Dだけ離れた位置に配置されている。すなわち、上側光センサ91と下側光センサ92とは、各々の光軸が、ウェーハWの主面WSに沿う方向において距離2Dだけ離隔する位置に配置されている。このように離隔した位置に配置されることで、上側光センサ91及び下側光センサ92の相互の干渉を防止でき、高精度な検出が可能となる。
【0021】
また、図4に示すように、上側光センサ91には、主として中央水平面HSよりも上側領域UにあるウェーハWを検出させ、下側光センサ92には、主として中央水平面HSよりも下側領域LにあるウェーハWを検出させることができる。したがって、センシングも略半分の領域を行なえばよいため、より高精度で安定した検出が可能となる。
尚、上記の構造においては、センサの能力が許す限り、上側光センサ91が上側半分の領域に限らず下側半分の領域までも検出することは可能であり、一方、下側光センサ92が下側半分の領域に限らず上側半分の領域までも検出することは可能である。
【0022】
ここで、上側光センサ91と下側光センサ92との間隔については、距離Dの値が小さくなるに連れて、ウェーハWを検出できるポイントがウェーハWの中央寄りで取り出し方向前方側になる、すなわち、ウェーハWの飛び出し量が僅かでも位置ずれを検出できるようになる。一方、ウェーハWの破損等を生じないような僅かの位置ずれ(飛び出し)でも検出するようにすると、その度に装置の動作を止めて確認作業が必要になり、スループットが低下する。
したがって、距離Dの設定に際しては、上側光センサ91と下側光センサ92との相互干渉が生じない範囲で、かつ、支障のない程度の位置ずれ(飛び出し)は検出しないような値に設定するのが好ましい。
【0023】
テーブル20及び開口部11を含む隔壁部10の上半分は、図1及び図3に示すように、樹脂材料の型成形からなる樹脂カバー100により覆われている。
樹脂カバー100は、イソプロピルアルコール等の洗浄剤による清掃(拭き取り)に対しても劣化することなく、半永久的に帯電防止性能が確保される導電性のポリマーアロイ(多成分系高分子)型の樹脂材料、例えば、リサイクル性、着色性、耐衝撃性に優れたABS樹脂(アルキルベンゼンスルホン酸塩樹脂)等により形成されている。ここで、帯電を防止するために、電気抵抗値が1010Ω〜
1013Ωの範囲、より好ましくは105Ω以下の抵抗値をもつ導電性材料が好ましい。尚、火災防止の観点から、さらに好ましくは難燃性の樹脂材料が用いられる。
【0024】
樹脂カバー100は、図1に示すように、載置プレート21を挟む両側が段差をなす窪み部110をもつように形成されている。したがって、カセット1を自動搬送して載置プレート21に載置するにあたり、カセット1の下面を支持する搬送ロボットのハンドが、窪み部110に入り込んでカセット1を載置プレート21に載置した後、若干下降して後退することにより、カセット1の載置動作を容易に行なうことができる。
【0025】
また、上記樹脂カバー100には、図1、図3及び図4に示すように、反射型光センサ90(91,92)の領域を覆うと共に光の透過を許容する透明窓101,102が一体的に成形されている。この透明窓101,102は、導電性のアクリル樹脂等により形成されている。
したがって、洗浄剤あるいはごみ等が光センサ90(91,92)に直接付着するのを防止でき、安定した検出機能を確保することができる。
【0026】
次に、上記装置の動作について説明する。尚、上記装置は、種々の制御を司る制御部(マイクロコンピュータ)、種々の動作の切り替えタイミングを検出し、そ
の検出情報を制御部に送るセンサ等を備え、種々の動作は制御部から発せられる制御信号に基づいて行なわれる。
先ず、複数のウェーハWを収納したカセット1が、載置プレート21に載置され位置決めされると、駆動機構22が作動して、カセット1を隔壁部10に近づけて密接させる。このとき、図2に示すように、蓋3は遮蔽ドア30(開口部11)と対面した状態にある。
【0027】
続いて、遮蔽ドア30に内蔵された保持機構が作動して、蓋3のロック機構3aを解除すると共に保持する。その後、進退駆動機構40が作動して、蓋3を保持した遮蔽ドア30を、図3に示すように後方Bへ移動(後退)させる。
この後退動作により、蓋3がカセット本体2から離脱させられてカセット1が開放されると共に、遮蔽ドア30が開口部11から離脱させられてカセット1の内部と半導体を製造する内部空間とが連通した状態となる。
【0028】
また、この後退動作の行程において、蓋3の付勢アーム4に密着した状態で、図3に示すように、ウェーハWが引っ張り出される場合がある。このように、ウェーハWが所定の収納位置から飛び出して位置ずれを生じると、上側光センサ91及び下側光センサ92が飛び出したウェーハWを検出する。この検出信号に基づいて、その後の動作が停止し、その事を作業者に知らせるための報知信号(報知ランプの点滅、報知ブザー等)が発せられる。
これにより、作業者は、位置ずれを生じたウェーハWを所定の位置に戻す作業を行なうことができる。この点検作業により、ウェーハWが飛び出した状態で動作が続行した場合に発生し得るウェーハWの破損等を未然に防止できる。
【0029】
ここで、反射型光センサ90(91,92)による検出のタイミングは、図3に示すように、遮蔽ドア30が後退動作を終了して昇降動作(ここでは下降動作)を行なう前に設定されている。
上記の検出タイミングとすることで、誤検出を防止でき、高精度な検出が可能となる。仮に、昇降駆動機構80が作動して、蓋3及び遮蔽ドア30が下降動作を開始した後に検出を行なうと、例えば、上側光センサ91から投光された検出光の一部が蓋3の外縁部3b等により反射させられて、その反射光を受光すると、ウェーハWの飛び出しが無いにも拘わらず有るものとの誤った検出を行なう。この誤検出の度に、処理動作が停止すると、スループット(生産性)の低下を招くことになる。これに対処すべく、上記の検出タイミングに設定することで、誤検出を防止でき、スループットを向上させることができる。
【0030】
反射型光センサ90(91,92)によりウェーハWの飛び出しが検出されなかった場合、あるいは、検出された後に手直し作業が行なわれた場合、駆動機構60がマッピングセンサ50をウェーハWに近づけ、センシングできる位置にセットする。
【0031】
続いて、駆動機構80が作動して昇降部材70を下方に移動(下降)させることで、蓋3及び遮蔽ドア30は開口部11から待避させられると共に、マッピングセンサ50が下向きに走査してウェーハWの有無を検出する。
その後、半導体を製造する内部空間に設置された移送ロボット(例えば、多関節ロボット)が開口部11に近づき、ウェーハWを取り出し、種々の処理工程に向けて移送する。
一方、昇降駆動機構80、駆動機構60、進退駆動機構40がそれぞれ逆向きに作動することにより、遮蔽ドア30が開口部11に取り付けられて開口部11を閉塞し、蓋3がカセット本体2に取り付けられて、カセット1を密閉する。
【0032】
上記のように、カセット1内に収納されたウェーハWが所定の収納位置から飛び出しているか否か等の位置ずれを検出するべく、反射型光センサ90を設けたことにより、透明なウェーハであっても確実に検出でき、高価なウェーハWの破損を防止でき、全体として歩留まりが向上し、又、スループットが向上する。
【0033】
図6は、本発明に係る装置の他の実施形態を示すものである。この実施形態においては、図6に示すように、反射型の光センサ90が、中央垂直面VS上に配置されている。
ここで、反射型光センサ90としては、開口部11の上縁部11a側に上側光センサ91を配置し、下縁部11b側に下側光センサ92を配置してもよい。この場合、両者の相互干渉を防止するべく、相互干渉防止機能付の光センサを用いるのが好ましい。
また、反射型の光センサ90のセンシング能力が高ければ(センシングできる範囲が広ければ)、上縁部11a側あるいは下縁部11b側の一方に、反射型の光センサ90を一つ設けてもよい。
【0034】
このように、中央垂直面VS上に反射型光センサ90を配置することで、ウェーハWが僅かに飛び出して位置ずれを生じた場合でも、検出が可能になる。したがって、ウェーハWの飛び出し量が僅かであっても、移送ロボットあるいはマッピングセンサ50の動作に支障を来たすような場合に、好適である。
【0035】
上記実施形態においては、開口部11の上縁部11a側及び下縁部11b側に、反射型光センサ90(91,92)をそれぞれ一つ設ける構成を示したが、これに限定されるものではなく、上縁部11a側及び下縁部11b側に、それぞれ複数個の反射型光センサ90を配置してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のカセット蓋着脱装置によれば、ウェーハを収納するカセットの蓋を対面させると共に遮蔽ドアにより閉塞される開口部の領域に、ウェーハの主面と略直交する方向に投光する反射型の光センサを設けたことにより、飛び出して位置ずれを生じたウェーハを検出することができる。これにより、移送ロボットその他の移動体等が、飛び出したウェーハに衝突するのを未然に回避でき、ウェーハの破損等を防止できる。
特に、反射型の光センサで検出するため、ウェーハが不透明体又は透明体のいずれであっても、確実に検出することができ、又、反射型の光センサによる投光がウェーハの平坦な主面に対して行なわれるため、安定したより高精度な検出を行なうことができる。
【0037】
また、反射型の光センサを、開口部の上下に配置することにより、上下両方からセンシングを行なうことで、より高精度な検出が行なえる。特に、カセットに収納された複数のウェーハのうち、主に上側半分のウェーハを上側光センサに検出させ、主に下側半分のウェーハを下側光センサに検出させることで、検出距離も略半分の領域となり、高精度で安定した検出を行なうことができる。
さらに、反射型の光センサを、光の透過を許容する導電性の樹脂カバーにより覆うことで、洗浄剤あるいはごみ等が光センサに直接付着するのを防止でき、安定した検出機能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカセット蓋着脱装置の一実施形態を示す斜視外観図である。
【図2】カセット蓋着脱装置の縦断面図である。
【図3】カセット蓋着脱装置の一部をなす隔壁部に形成された開口部の近傍を示す縦断面図である。
【図4】半導体の製造を行なう内部空間側から見たカセット蓋着脱装置の背面図である。
【図5】カセット蓋着脱装置の一部をなす隔壁部に形成された開口部の近傍を示す横断面図である。
【図6】反射型光センサの配置に係る他の実施形態を示すものであり、隔壁部に形成された開口部の近傍を示す横断面図である。
【図7】ウェーハを収納する密閉タイプのカセットを示すものであり、(a)は斜視外観図、(b)は蓋の内側を示す斜視図である。
【符号の説明】
W ウェーハ
S 隔壁
1 カセット
2 カセット本体
3 蓋
4 付勢アーム
10 隔壁部
11 開口部
11a 上縁部
11b 下縁部
20 テーブル
21 載置プレート
30 遮蔽ドア
40 進退駆動機構(駆動機構)
41 支持部材
42 サーボモータ
43 リードスクリュー
44 ガイドレール
50 マッピングセンサ
70 昇降部材
80 昇降駆動機構(駆動機構)
81 サーボモータ
82 リードスクリュー
83 ガイドシャフト
90 反射型の光センサ
91 上側光センサ
92 下側光センサ
100 樹脂カバー
101,102 透明窓
110 窪み部

Claims (3)

  1. ウェーハを上下方向に配列して収納するカセットの蓋を対面させる開口部を画定する隔壁部と、前記開口部を開閉すると共に前記蓋を保持し得る遮蔽ドアと、前記蓋を保持した状態で前記蓋及び遮蔽ドアの着脱を行なうべく前記遮蔽ドアを進退させると共に昇降させる駆動機構と、を備えたカセット蓋着脱装置であって、
    前記開口部の上縁部側に配置されてウェーハの主面に投光する反射型の上側光センサと、前記開口部の下縁部側に配置されてウェーハの主面に投光する反射型の下側光センサとを含み、
    前記上側光センサ及び下側光センサは、各々の光軸がウェーハの主面に沿う方向において離隔する位置に配置され、
    前記上側光センサは、主として前記開口部の中央水平面よりも上側領域にあるウェーハを検出するように配置され、
    前記下側光センサは、主として前記開口部の中央水平面よりも下側領域にあるウェーハを検出するように配置されている、
    ことを特徴とするカセット蓋着脱装置。
  2. 前記開口部を含む前記隔壁部の上半分は、導電性の樹脂カバーにより覆われ、
    前記樹脂カバーには、前記上側光センサ及び下側光センサの領域を覆うと共に光の透過を許容する透明窓が一体的に成形されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカセット蓋着脱装置。
  3. 前記反射型の上側光センサ及び下側光センサによる検出タイミングは、前記駆動機構により前記蓋及び遮蔽ドアが昇降動作を行なう前に、設定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカセット蓋着脱装置。
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