JP4139536B2 - インバート型枠を用いたコンクリート打設装置 - Google Patents

インバート型枠を用いたコンクリート打設装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトンネル内に設置された架台に対して昇降自在に設けられたインバート型枠を用いて、トンネルのインバート部にコンクリートを打設するコンクリート打設装置およびその工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トンネル覆工工事において、トンネルのアーチ部分を覆工した後に、残ったインバート(トンネル底の暗渠)部にコンクリートを打設して覆工する場合がある。
【0003】
かかる場合において、インバート表面の平坦状が重視される覆工では、型枠(インバート型枠という)を用いてコンクリートを打設する工法が一般的に行われている。このコンクリート打設工法は、(1) 覆工するインバート部にインバート型枠を設置する。(2) インバート型枠側からコンクリートを流し込み、流し込んだコンクリートをバイブレータでインバート部の隅々まで行き渡らせる共にコンクリート自体を締め固める。(3) インバート型枠を次回の覆工部位に移動させる、の(1)〜(3)の手順で行う。
【0004】
ところで、打設用コンクリートはAE剤等の混和剤を混入し、コンクリートの流動性を高めたものを使用する場合が多い。そして、従来は、手順(2) において打設したコンクリートをバイブレータを用いてインバート部の隅々まで行き渡らせる作業を行っている。従って、打設時にコンクリートに含まれるエアは、AE剤等の混和剤の混入によるエアに加え、コンクリート練り混ぜ中または流し込み中に自然に混入するものもあり、その比率はコンクリート体積比の約4%以上になっている。このようにコンクリートにエアが所定値を越えて含まれるとコンクリートを脆弱化する原因になる。そこで、従来は、コンクリート打設中にバイブレータを用いてコンクリート内の余分なエアをコンクリート表面に浮き上がらせて取り除き、コンクリートを締め固めていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のインバート型枠を用いたコンクリート打設方法では、(a) バイブレータを用いてコンクリートをインバート部の隅々まで行き渡らせる必要性と、(b) コンクリート内の余分なエアを取り除き締め固める必要性があり、バイブレータを過度に使用せざるを得なかった。
【0006】
その結果、コンクリート内のエアが大量に抜かれて、浮き出たエアが気泡となったままコンクリート表面で凝固し、インバート表面に無数のエアーアバタが発生してしまうといった問題が生じた。
【0007】
また、エアーアバタによる凹凸を平坦化する補修作業を行わなければならないといった問題も生じた。
更に、従来の工法では、バイブレータを過度に使用せざるをえず、バイブレータを操作する作業員を多数必要とするなど、省力化やコンクリート打設サイクルの短縮化ができなかった。
【0008】
以上から本発明は前記問題点に鑑みて創案されたものであり、インバート表面に生じるエアーアバタを低減させると共に、省力化や工期短縮を図るインバート型枠を用いたコンクリート打設装置およびその工法を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のインバート型枠を用いたコンクリート打設装置は、トンネルのインバート部にインバート型枠を用いてコンクリートを打設するコンクリート打設装置において、
前記インバート部を跨いで前記トンネル下縁に接地して構築され、前記トンネルの掘進方向に移動自在である移動式架台と、この移動式架台に昇降自在に設けられると共に下降時に前記インバート部との間に密閉されたライニング空間を形成するインバート型枠と、前記インバート型枠に設けられ、前記ライニング空間側に開口する前記コンクリートの供給口と、この供給口より前記コンクリートを前記ライニング空間に圧入するコンクリート圧入手段と、コンクリート圧入時に、前記トンネルの壁面と前記インバート型枠との間を係合し、コンクリート圧入時に生じる前記インバート型枠の浮き上がり力を抑止する浮力抑止手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
以上の構成により、インバート型枠の供給口よりコンクリートを圧入することで、ライニング空間内をインバート型枠に沿ってコンクリートを滑動させることができ、コンクリートをインバート部の隅々まで行き渡らせるためにバイブレータを多用するといった問題は生じない。従って、インバート表面に気泡が浮き出ることが少なくなり、エアーアバタの発生を低減できる。
【0011】
なお、本発明はインバート型枠内にコンクリートを圧送するので、型枠内では高い圧力がインバート型枠に作用し、この圧力はインバート型枠を押し上げる力(浮力)として作用する。そこで、本発明は、インバート型枠をトンネルの壁面に係合することで、インバート型枠に浮力が作用してもトンネルの壁面から反力が得られるように、浮力抑止手段を設けている。
【0012】
また、本発明の浮力抑止手段は、前記移動式架台と前記インバート型枠との間に直立/転倒自在な転倒式支材を設けると共に、前記移動式架台と前記トンネル壁面との間に伸縮自在な浮力受けジャッキを設け、コンクリート圧入時に、前記転倒式支材を直立させて前記移動式架台と前記インバート型枠とを係合すると共に、前記浮力受けジャッキを伸長させて前記移動式架台と前記トンネル壁面とを係合し、前記インバート型枠が上昇する時には、前記転倒式支材を転倒させて前記係合を解除する構成のものも例示できる。更に、コンクリート圧入時、トンネル下縁に固設したアンカーボルトに直接インバート型枠を螺合することで、浮力抑止手段とすることも例示できる。
【0013】
更に、本発明の前記供給口は前記インバート型枠の一端から他端にかけて複数設けられ、前記一の供給口から前記ライニング空間に前記コンクリートを圧入し、前記ライニング空間の一部の充填が終了したら、別の前記供給口から前記ライニング空間の他の部分にコンクリートを充填する構成のものも例示できる。
【0014】
この例示によれば、ライニング空間に圧入されるコンクリートを短時間でライニング空間の隅々まで行き渡らせることができ、インバート表面に気泡が浮き出ることが一層少なくなり、エアーアバタの発生もより低減できる。
【0015】
また、本発明は、トンネルのインバート部にインバート型枠を用いてコンクリートを打設するコンクリート打設工法において、
前記インバート型枠用いて前記トンネルのインバート部との間に密閉されたライニング空間を形成する手順と、前記ライニング空間に前記コンクリートを圧入する手順と、前記トンネルの壁面と前記インバート型枠との間を係合して前記インバート型枠の浮き上がり力を抑止する手順と、を含むことを特徴とする。
【0016】
以上の構成により、密閉されたライニング空間にコンクリートを圧入することで、エアーアバタの発生を低減できる。また、コンクリート圧入時にインバート型枠をトンネルの壁面に係合してインバート型枠に作用する浮力を抑えると共に、インバート型枠を上昇させる時には、インバート型枠とトンネルの壁面との係合を解除することで、インバート型枠を用いたコンクリート圧入作業を円滑にできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態にかかるインバート型枠を用いたコンクリート打設装置およびその工法を図1〜図6に基づき説明する。
【0018】
[インバート型枠を用いたコンクリート打設装置の全体構成]
インバート型枠を用いたコンクリート打設装置1は、図1の側面図に示すように、トンネル内を掘進方向に移動可能なガントリー(移動式架台)2と、このガントリー2に昇降自在に設けられたインバート型枠3と、このインバート型枠3よりコンクリートをインバート部(ライニング空間)Uに圧入するコンクリート圧入手段4と、コンクリート圧入時にインバート型枠3の浮き上がりを抑止する浮上抑止手段5とを備えている。
【0019】
[ガントリー2]
ガントリー2は、図2および図4に示すように、インバート部Uを跨いでトンネルT下縁に接地して構築されており、架台11と、架台11を掘進方向へ移動する自走車12と、架台11の左右方向の揺れを防止するサイドローラ13と、インバート型枠3を昇降自在とするチェーン巻取機14と、操作盤15とを備えている。
【0020】
架台11は、その頂部が平面をなす作業台20と、作業台20よりトンネルの側壁最下部に下ろした4本の脚部21と、を備えている。
4本の脚部21の下端部にはそれぞれ自走車12が設けられており、この自走車12がトンネルの側壁最下部を走行することにより、ガントリー2はトンネル内を掘進方向に移動する。また、4本の脚部21の中部側面にはサイドローラ13が4個所設けられている。このサイドローラ13はその回転部(ローラ)がトンネルの側壁に接地するように4本の脚部21に固定されている。このサイドローラ13はトンネルの側壁に接地することで架台11の左右方向の揺れを防止すると共に、ガントリー2が移動する際にローラでトンネルの側壁を倣うことで掘進方向へのガイドの役割を果たしている。
【0021】
インバート型枠3は、図2および図5に示すように、インバート側に面したフォーム部3aと、このフォーム部3aの背面に設けられた補強板3bと、インバート側に開口しコンクリートを供給する供給ノズル(供給口)31と、を備えている。
【0022】
フォーム部3aは、図3に示すように、作業用窓32を複数設けている。この作業用窓32は開閉自在であり、打設したコンクリートを締め固める際には、バイブレータの投入口となる。
【0023】
また、フォーム部3aの一端には、図1に示すように、ライニング空間Uの一端部を塞ぐ妻止め金具33が設けられている。妻止め金具33は圧入されたコンクリートがライニング空間Uより外部に漏れないように妻止めの役割を果たしている。
【0024】
供給ノズル31は、先端部がフォーム部3aの表面側より開口して接続され、他端側がフォーム部3aの背面側に伸びている。この供給ノズル31はフォーム部3aの掘進方向に沿って3個設けられている。そして、供給ノズル31の他端側にはワンタッチジョイント31eが形成されている。
【0025】
そして、インバート型枠3は4本のチェーンおよびチェーン巻取機14を介して作業台20に懸架されている。インバート型枠3はチェーン巻取機14が4本のチェーンを降ろすとトンネル底部との間でライニング空間Uを形成し、ガントリー2を移動する際はチェーン巻取機14を用いて4本のチェーンを引き上げることで上昇する。
【0026】
操作盤15は自走車12の走行/停止の操作やチェーン巻取機14の巻下ろし/巻き上げ操作等を行うための操作スイッチを有している。
[コンクリート圧入手段4]
コンクリート圧入手段4は、生コンクリートを混練するアジテータカー41と、アジテータカー41より排出された生コンクリートを打設位置まで移送する配管42と、配管42内の生コンクリートを圧送するポンプ車43と、を備えている。なお、アジテータカー41にて混練する生コンクリートは、AE剤等の混和剤を混入したものを使用する。
【0027】
配管42は、図2に示すように、コンクリートホース42aと、直管42bと、ベント管42cと、を備えている。コンクリートホース42aはフレキシブルなホースであり、ポンプ車43からガントリー2まで配管されている。直管42bとベント管42cは鋼管であり、ガントリー2あるいはインバート型枠3に設けられたUボルト42d等で所定位置に固定されている。また、ベント管42cの先端部にはワンタッチジョイント42eが形成されており、打設の際に供給ノズル31のワンタッチジョイント31eと結合する。なお、前述のように供給ノズル31は3個所あり、ベント管42cは注入の進行度合いに応じて所望の供給ノズル31に順次接続される。
【0028】
ポンプ車43は、搭載された油圧機構が生成する吐出力によってコンクリートを配管42側に圧送する。そして、ポンプ車43の吐出力は、コンクリートがライニング空間U内をインバート型枠3に沿って滑動しながら圧入するに十分なものである。
【0029】
[浮力抑止手段5]
浮力抑止手段5は、図1と図5に示すように、架台11の作業台20に立設したクランプ台51と、クランプ台51上にあってトンネル頂部に接地可能なように伸縮自在な浮力受けジャッキ52と、架台11とインバート型枠3との間に直立/転倒自在な転倒式支材53,54と、を備えている。
【0030】
クランプ台51は作業台20上に6本立設した門形柱51aと、この門形柱51a間をその上部において連結する連結プレート51bと、を備えている。門形柱51aは作業台20上に掘進方向に沿って所定間隔で6本立設している。また、門形柱51aのそれぞれに浮力受けジャッキ52が1個ずつ計6個設置されている(図1参照)。
【0031】
転倒式支材53,54は、門形柱51aの直下において作業台20(架台11)とインバート型枠3との間に配設された転倒式支材53と、作業台20の両側とインバート型枠3の両側との間に所定間隔をおいて配設された転倒式支材54と、を備えている。そして、転倒式支材53,54はそれぞれ一端がインバート型枠3側にヒンジ連結し、他端が作業台20下部側に着脱自在に係合する。また、転倒式支材53の他端側は伸縮自在なジャッキ構造になっており、他端を作業台20下部側に装着した後、ジャッキを伸長させて係合状態をより強固なものにする。なお、この他端はインバート型枠3が下降してコンクリートを圧入するときにのみ作業台20下部側に装着し、インバート型枠3を上昇させる時には作業台20下部側より離脱させて転倒式支材53,54をインバート型枠3上に転倒させておく。
【0032】
また、インバートを鉄筋コンクリート造とする場合は、図4に示すように、先工程のアーチコンクリートにインバート部の鉄筋を予め埋め込んで固定しておくと共に、この鉄筋にアンカーボルト55を多数溶接する。そして、かかるアンカーボルト55の先端に対応してインバート型枠3側に挿入穴を設けておき、コンクリート圧入時に、アンカーボルト55とインバート型枠3を螺合して、インバート型枠3に生じる浮力を直接アーチコンクリートで抑止する。
【0033】
[インバート型枠を用いたコンクリート打設工法の説明]
本発明のインバート型枠を用いたコンクリート打設工法の一実施の形態は、トンネル覆工工事において、トンネルのアーチ部分を覆工した後に、残ったインバート部にコンクリートを打設して覆工する場合で説明する。なお、トンネル内において、一部のインバート部の覆工が終了しており、次に打設を行うインバート部までガントリー2が移動しているものとする。
【0034】
まず、作業者はコンクリート打設装置1の操作盤15を操作し、チェーン巻取機14の4本のチェーンを降ろすことでインバート型枠3を下降させ今回打設を行うインバート部である所定長さのライニング空間Uを形成する(図1参照)。このライニング空間Uは上下をインバート型枠3とトンネル底部とに塞がれると共に、4隅のうち左右両側はトンネル側壁最下部に塞がれ、一端側が妻止め金具33で塞がれ、他端側は前回打設したインバート部によって塞がれて密閉状態になっている。
【0035】
次に、作業者は、図5に示すように、転倒式支材53,54を直立させて作業台20下部側とインバート型枠3との間を係合し、転倒式支材53の他端に設けられたジャッキを伸長させて係合状態を強化する。そして、操作盤15を用いて浮力受けジャッキ52を伸長させクランプ台51とトンネル壁面Tとの間を係合する。すなわち、インバート型枠3は浮力抑止手段5によってガントリー2およびトンネル壁面Tと係合状態になっている。また、アンカーボルト55とインバート型枠3を直接螺合する。
【0036】
次に、作業者は形成したライニング空間Uにコンクリートを圧入する。すなわち、図1に示すように、コンクリートはアジテータカー41でトンネル坑内に運搬された後、ポンプ車43の吐出力により配管42を経由して供給ノズル41からライニング空間U内に圧送される。なお、コンクリートは前回打設したインバート部側から妻止め金具33側(図2の左から右)に向けて充填していく。そのため前回打設したインバート部側の供給ノズル31にベント管42cを接続し、ライニング空間Uの他端側からインバート型枠3に沿ってコンクリートを滑動させながら充填する。そして、作業者は作業用窓32を用いて注入進度を監視し、現在使用している供給ノズル31位置までコンクリートの充填が確認されれば、コンクリート圧入作業を一次中断する。そして、今使用していた供給ノズル31からベント管42c(配管42)を離脱させ、隣接する中側の供給ノズル31にベント管42cを装着させてコンクリート圧入作業を再開する。このように注入進度を作業用窓32で監視しながら、順次、供給ノズル31の装着位置を妻止め金具33側に切り替えてコンクリートを打設する。このように、ライニング空間Uの他端側から一端側へコンクリートを充填することで、打設中のコンクリートにエアを混入させずにライニング空間Uの隅々まで効率よくコンクリートを圧入できる。
【0037】
ところで、コンクリートを圧入する際に、コンクリートはポンプ車43の油圧機構で圧送されるため、ライニング空間U内では高い圧力がインバート型枠3に作用し、この圧力はインバート型枠3を押し上げる力(浮力)として作用する。しかし、インバート型枠3は浮力抑止手段5によってガントリー2およびトンネル壁面Tと係合状態にあるので、トンネル壁面Tからの反力により浮力を抑止することができる。また、アンカーボルト55とインバート型枠3を螺合しているので、インバート型枠3に生じる浮力を直接アーチコンクリートで抑止することができる。
【0038】
今回のライニング空間U部分への圧入が終了し、圧入したインバート部のコンクリートが所定の養生状態になると、作業者は、図6に示すように、転倒式支材53,54の他端部を作業台20下部側より離脱させて転倒式支材53,54をインバート型枠3上に転倒させ、作業台20下部とインバート型枠3との係合状態を解除する。また、アンカーボルト55とインバート型枠3との螺合状態も解除する。次に、操作盤15を操作してチェーン巻取機14の4本のチェーンを引き上げてインバート型枠3を上昇させる一方で、浮力受けジャッキ52を縮小させてトンネル側壁Tとガントリー2との係合状態を解除する。
【0039】
そして、トンネル側壁Tとガントリー2との係合状態が解除されれば、自走車12を走行させてガントリー2の移動が可能になる。そこで、ガントリー2を次回のインバート部の上部位置まで移動させて、上述したコンクリート打設作業を繰り返す。
【0040】
この実施の形態によれば、インバート型枠3の供給ノズル31よりコンクリートを圧入することで、ライニング空間U内をインバート型枠3に沿ってコンクリートを滑動させることができる。従って、従来のようにバイブレータを用いてコンクリートを隅々まで行き渡らせる作業が不要となるため、バイブレータの多用によるエアの発生が抑制でき、また、エアがインバート型枠3の下部に滞留することもない。結果として、インバート表面に気泡が浮き出ることが少なくなり、エアーアバタの発生を低減でき、平滑なコンクリート仕上がり面を確保できる。
【0041】
また、この実施の形態によれば、バイブレータを用いてコンクリートを隅々まで行き渡らせる作業やエアーアバタを補修する作業も不要となり、作業工数を削減できるので、経費削減や工期短縮が図れる。
【0042】
【発明の効果】
本発明により、以下の効果が得られる。
すなわち、(1) インバート型枠の供給口よりコンクリートを圧入することで、ライニング空間内をインバート型枠に沿ってコンクリートを滑動させることができる。従って、従来のようにバイブレータを用いてコンクリートを隅々まで行き渡らせる作業が不要となるため、バイブレータの多用によるエアの発生が抑制でき、また、エアがインバート型枠の下部に滞留することもない。結果として、インバート表面に気泡が浮き出ることが少なくなり、エアーアバタの発生を低減でき、平滑なコンクリート仕上がり面を確保できる。
【0043】
(2) また、バイブレータを用いてコンクリートを隅々まで行き渡らせる作業やエアーアバタを補修する作業が不要となり、作業工数を削減でき、経費削減や工期短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるインバート型枠を用いたコンクリート打設装置の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるインバート型枠を用いたコンクリート打設装置の一部拡大図である。
【図3】インバート型枠の一部平面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるインバート型枠を用いたコンクリート打設装置の正面図であり、移動式架台を示す。
【図5】本発明の実施の形態にかかるインバート型枠を用いたコンクリート打設装置の正面図であり、インバート型枠が下降しコンクリートを圧入する状態を示す。
【図6】本発明の実施の形態にかかるインバート型枠を用いたコンクリート打設装置の正面図であり、インバート型枠が上昇した状態を示す。
【符号の説明】
1…コンクリート打設装置
E…地山
T…トンネル側壁
U…ライニング空間
2…ガントリー(移動式架台)
3…インバート型枠
3a…フォーム部
3b…補強板
4…コンクリート圧入手段
5…浮力抑止手段
11…架台
12…自走車
13…サイドローラ
14…チェーン巻取機
15…操作盤
20…作業台
21…脚部
31…供給ノズル(供給口)
32…作業用窓
33…妻止め金具
41…アジテータカー
42…配管
42a…コンクリートホース
42b…直管
42c…ベント管
43…ポンプ車
51…クランプ台
52…浮力受けジャッキ
53,54…転倒式支材
55…アンカーボルト

Claims (2)

  1. トンネルのインバート部にインバート型枠を用いてコンクリートを打設するコンクリート打設装置において、前記インバート部を跨いで前記トンネル下縁に接地して構築され、前記トンネルの掘進方向に移動自在である移動式架台と、この移動式架台に昇降自在に設けられると共に下降時に前記インバート部との間に密閉されたライニング空間を形成するインバート型枠と、前記インバート型枠に設けられ、前記ライニング空間側に開口する前記コンクリートの供給口と、この供給口より前記コンクリートを前記ライニング空間に圧入するコンクリート圧入手段と、コンクリート圧入時に生じる前記インバート型枠の浮き上がり力を抑止する浮力抑止手段と、を備え、
    前記浮力抑止手段は、前記移動式架台と前記インバート型枠との間に直立/転倒自在な転倒式支材を設けると共に、前記移動式架台と前記トンネル壁面との間に伸縮自在な浮力受けジャッキを設け、コンクリート圧入時に、前記転倒式支材を直立させて前記移動式架台と前記インバート型枠とを係合すると共に、前記浮力受けジャッキを伸長させて前記移動式架台と前記トンネル壁面とを係合し、前記インバート型枠が上昇する時には、前記転倒式支材を転倒させて前記係合を解除することを特徴とするインバート型枠を用いたコンクリート打設装置。
  2. 前記供給口は前記インバート型枠の一端から他端にかけて複数設けられ、前記一の供給口から前記ライニング空間に前記コンクリートを圧入し、前記ライニング空間の一部の充填が終了したら、別の前記供給口から前記ライニング空間の他の部分にコンクリートを充填する請求項1記載のインバート型枠を用いたコンクリート打設装置。
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